JP2017009575A - グラウト充填度評価方法及びシステム - Google Patents

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博 渡瀬
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Abstract

【課題】既設のPC鋼材のシース管に対してグラウト充填度を評価することができ、しかもシース管のかぶりが深い場合や、シース径が小さい場合においてもグラウト充填度を高精度に計測することが可能なグラウト充填度評価方法及びシステムを提供する。
【解決手段】PC構造物のシース管11内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、PC構造物の表面30からシース管11の表面に連続する孔3を削孔し、上記孔3に打撃導入具4を挿入し、打撃導入具4を介してシース管11の表面に直接打撃を加え、シース管11へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出し、検出された弾性波に基づいてシース管11内へのグラウトの充填度を評価する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法及びシステムに関するものである。
橋梁や高架橋、建築物等のPC構造物におけるPC鋼材のシース管内にはグラウトが充填される。このようなPC鋼材のシース管内においてグラウトの充填不良が生じた場合には、これに起因するPC鋼材の腐食、破断事故が生じる可能性がある。
このグラウトの充填度の調査方法としては、非破壊調査と、削孔調査とがある。このうち削孔調査は、シース管に対して実際に孔を開削し、CCDカメラやファイバースコープを削孔に挿入し、グラウトの充填状態及びPC鋼材の損傷状態を確認する方法である。しかし、この削孔調査におけるシース管の開削では、工具をテコの原理を使って開削するため、削孔深さに応じた一定以上の径の削孔が必要になることで、少なからず構造物への損傷程度が危惧される。
このため、グラウトの充填度の調査方法としては、非破壊調査で行うことが望ましい。この非破壊によるグラウトの充填度の調査方法として、従来より、放射線透過法、広域超音波法、衝撃弾性波法(打音振動法、インパクトエコー法)、電磁波レーダー法等の方法が利用されている。何れの方法においても、計測対象となるシース管に対して何らかの波動を加え、その反射波又は透過波を解析することにより、シース管内のグラウトの充填状況を確認するものである。
しかしながらこれら従来の非破壊調査方法によれば、例えば弾性波を入力する場合においてそのノイズに関する情報が未知であり、或いはシース管の深さが明確でないことから、シース管のかぶりが深い場合や、シース径が小さい場合においては、シース内に形成された空洞に関する有効な情報を受信波から取り出すことが難しく、適用範囲が狭くなるという問題点があった。
特開2011−185892号公報
なお、グラウトの充填度の他の非破壊調査方法としては、例えば特許文献1に示すように、PC表面から鋼製シースに向かって弾性波を入射すると共に反射波を受信して周波数解析することによりグラウト充填度を判定する方法が提案されている。しかしながら、この特許文献1の開示技術によれば、シース管のかぶりが深い場合や、シース径が小さい場合においてシース内に形成された空洞に関する有効な情報を受信波から取り出すことが困難であった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、PC鋼材のシース管内におけるグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法及びシステムにおいて、既設のPC鋼材のシース管に対してグラウト充填度を評価することができ、しかもシース管のかぶりが深い場合や、シース径が小さい場合においてもグラウト充填度を高精度に計測することが可能なグラウト充填度評価方法及びシステムを提供することにある。
第1発明に係るグラウト充填度評価方法は、PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、PC構造物の表面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、上記削孔工程において削孔された上記孔を介して上記シース管の表面に波動を直接印加する波動印加工程と、上記波動印加工程において上記シース管へ加えられた波動の伝搬挙動を検出する波動検出工程と、上記波動検出工程において検出された波動の伝搬挙動に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有することを特徴とする。
第2発明に係るグラウト充填度評価方法は、PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、PC構造物の表面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、上記削孔工程において削孔された上記孔に打撃導入具を挿入する挿入工程と、上記挿入工程において挿入された上記打撃導入具を介して上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃工程と、上記打撃工程において上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出工程と、上記弾性波検出工程において検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有することを特徴とする。
第3発明に係るグラウト充填度評価方法は、第2発明において、上記挿入工程では、ワイヤー下端に磁性体が取り付けられ、さらにその磁性体の下側に鋼球がその磁力により取り付けられた打撃導入具を挿入し、上記打撃工程では、上記打撃導入具における磁性体と上記シース管内に配設されているPC鋼材との引力に基づいて上記鋼球によりシース管に打撃を加えることを特徴とする。
第4発明に係るグラウト充填度評価方法は、PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、PC構造物の側面又は底面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、上記削孔工程において削孔された上記孔に打撃導入具を挿入する挿入工程と、上記挿入工程において挿入された上記打撃導入具を介して上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃工程と、上記打撃工程において上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出工程と、 上記弾性波検出工程において検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有し、上記挿入工程では、バネの弾発力により鋼球を発射する打撃導入具を挿入し、上記打撃工程では、上記打撃導入具により前記鋼球を発射して上記シース管に直接前記鋼球を当接させて打撃を加えることを特徴とする。
第5発明に係るグラウト充填度評価方法は、第2ないし第4発明のいずれかの発明において、上記弾性波検出工程では、PC構造物の表面において上記シース管の長手方向に沿った複数箇所において上記弾性波を検出することを特徴とする。
第6発明に係るグラウト充填度評価システムは、PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、PC構造物の表面から上記シース管の表面に連続する孔と、上記孔に挿入され、上記シース管の表面に波動を直接印加する波動印加手段と、上記波動印加手段により上記シース管へ加えられた波動の伝搬挙動を検出する波動検出手段と、上記波動検出手段により検出された波動の伝搬挙動に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段とを備えることを特徴とする。
第7発明に係るグラウト充填度評価システムは、PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、PC構造物の表面から上記シース管の表面に連続する孔と、上記孔に挿入され、上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃導入手段と、上記打撃導入手段により上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出手段と、上記弾性波検出手段により検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段とを備えることを特徴とする。
第8発明に係るグラウト充填度評価システムは、第7発明において、上記打撃導入手段は、ワイヤー下端に取り付けられた磁性体と、上記磁性体の下側にその磁力により取り付けられた鋼球とを有し、上記磁性体と上記シース管内に配設されているPC鋼材との引力に基づいて上記鋼球によりシース管に打撃を加えることを特徴とする。
第9発明に係るグラウト充填度評価システムは、PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、PC構造物の側面又は底面から上記シース管の外表面に連続する孔と、上記孔に挿入され、上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃導入手段と、上記打撃導入手段により上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出手段と、上記弾性波検出手段により検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段と、を備え、上記打撃導入手段は、バネの弾発力により鋼球を発射して上記鋼球により上記シース管に打撃を加えることを特徴とする。
第10発明に係るグラウト充填度評価システムは、第7ないし第9発明のいずれかの発明において、上記弾性波検出手段は、PC構造物の表面において上記シース管の長手方向に沿った複数箇所に配設されていることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、シース管内におけるグラウト充填度を非破壊調査で判別することが可能となる。即ち、シース管に孔を開ける必要がなくなるため、シースが深い位置に埋設されていても大口径で削孔する必要がなく、構造物への損傷を軽減できる。
これに加えて、本発明では孔をPC構造物の表面からシース管に向けて直接削孔し、この孔を介して打撃導入具によりシース管に直接打撃を加える。このため、シース管のかぶりが深い場合や、シース管の径が小さい場合においても孔をPC構造物の表面からシース管に連続させることにより、グラウト充填度を評価することが可能となる。
また、シース管のかぶり深さが不明な場合においても、周知の手段によりシース管の平面的な位置さえ把握できれば、孔をPC構造物の表面からシース管に連続させることにより、グラウト充填度を評価することが可能となる。
更に本発明によれば、シース管内のグラウト充填度を評価するためにPC構造物の新設時に特別な装置を配設する必要も無く、事後的にPC構造物の表面からシース管に向けて孔を削孔することにより、グラウトの充填度を評価することができる。このため既設のPC鋼材のシース管の殆どに対して、グラウトの充填度を評価することができる。また、PC構造物の新設時に、グラウト充填度を評価するための特別な装置を配設する必要も無くなり、PC構造物の施工、維持管理費用を抑えることが可能となる。
それに加え、本発明によれば、PC構造物の側面又は底面からシース管の外表面に連続する孔を削孔するとともに、打撃導入具により鋼球を発射してシース管に直接前記鋼球を当接させて打撃を加えるので、車両の通行止め等を行わないで橋として使用しながらシース管内におけるグラウト充填度を判別することが可能となる。
本発明を適用したグラウト充填度評価システムの構成を示す図である。 孔に挿入される打撃導入具の詳細について説明するための図である。 打撃導入具を介してシース管に打撃を加えた場合の挙動について説明するための図である。 シース管の長手方向に沿った複数箇所にAEセンサを設置する例を示す図である。 本発明を適用したグラウト充填度評価システムにおいてマイクロフォンにより弾性波を検出する例について説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る打撃導入具の構成を示す構成説明図であり、(a)が打撃導入具4’を係止軸の軸方向に沿って見た正面図、(b)が正面図方法と直交する方向から見た側面図である。 同上の打撃導入具を用いて鋼球を発射し、シース管の表面に直接打撃を加える打撃工程を示す工程説明図であり、(a)が同上の正面図、(b)が同上の側面図である。 本発明を適用したグラウト充填度評価システムにおいて波動を印加する構成について説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態として、PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したグラウト充填度評価システム1の構成を示している。このグラウト充填度評価システム1は、PC構造物2中に設けられたシース管11と、PC構造物の表面30に設けられたAE(Acoustic Emission)センサ12と、このAEセンサ12に接続された増幅アンプ13と、増幅アンプ13に接続された波形収録装置14と、波形収録装置14に接続された評価装置15と、PC構造物の表面30からシース管11の表面に連続する孔3と、孔3に挿入される打撃導入具4とを備えている。
シース管11は、内部にPC鋼棒又は多数のPC鋼線等を初めとするこの図示しないPC鋼材が緊張状態で、しかも当該シース管11の内壁面から離間する形で配設される。ちなみに、本実施の形態においては、ポストテンション方式のPC構造物2を対象としていることから、かかる場合にはPC構造物2中にシース管11を配置した後にコンクリートを充填並びに硬化させ、その後にシース管11内に図示しないPC鋼材を挿入して引張応力を負荷する。更にその後、シース管11内にグラウトを充填して硬化させる。
AEセンサ12は、測定対象物に対して発生したAEを検出し、これを電気信号に変換するセンサである。なお、このAEセンサ12の代替としては、測定対象物において生じている振動を検出し、その振動を電気信号に変換可能な、圧力センサ、加速度センサ、変位計等により代替されるものであってもよい。AEセンサ12は、変換した電気信号を増幅アンプ13へと出力する。
増幅アンプ13は、このAEセンサから送られてくる電気信号を増幅し、これを波形収録装置14へと出力する。
波形収録装置14は、増幅アンプ13から送られてきた電気信号を受信し、これを記憶するための装置である。この波形収録装置14は、電気信号を記憶するためのサーバー、ハードディスク等のストレージ、CD、DVD等の記録媒体、メモリ等で構成されている。波形収録装置14は、AEセンサ12からの電気信号を受信してこれらを時系列的に記憶することにより、AEセンサ12により検出されたAE波形そのものを記憶することが可能となる。
評価装置15は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末等の電子機器で構成されている。この評価装置15は、波形収録装置14において記憶されているAE波形を解析することにより、シース管11内におけるグラウトの充填度を評価する。この評価装置15は、AE波形についてFFT(Fast Fourier Transform)変換を施すことにより、時間軸の波形データを周波数軸のスペクトラムデータに変換する。あるいは、ウェーブレット変換を施すことにより、時間―周波数軸のスペクトラムデータに変換する。これにより評価装置15は、所望の周波数領域におけるスペクトルの有無を介して、シース管11内におけるグラウト充填度の評価を行うことが可能となる。
この評価装置15は、例えば図示しないディスプレイ等からなる表示部を介して各データを表示することができる。また評価装置15は、これら各データをストレージ内に記録し、ユーザによる命令に基づいてこれらデータを表示部へ表示し、又は携帯型メモリにこれらデータを書き込むことができる。ユーザは、この携帯型メモリを評価装置15から取り外して自由に持ち運びすることが可能となる。更に評価装置15は、これら各データを公衆通信網を介して他の電子機器へ転送することも可能となる。
削孔3は、PC構造物の表面30からシース管11に至るまでほぼ鉛直方向に削孔された孔である。孔3の径は、打撃導入具4を挿入可能な程度まで拡径されている必要がある。
勿論、削孔3は、PC構造物2の外表面からシース管11に至るまでほぼ水平に削孔されるか、又はPC構造物2の下面からほぼ鉛直方向上向き削孔された孔であってもよい。また、削孔作業の時間短縮及びPC構造物の損傷軽減の観点からは、PC構造物2の外表面からシース管11に至るできるだけ最短距離となるルートで削孔された孔であることが望ましい。
孔3に挿入される打撃導入具4は、図2に示すようにワイヤー53と、ワイヤー53の下端に取り付けられた磁性体52と、磁性体52の下側に取り付けられた鋼球51とを有している。
磁性体52は、強磁性を帯びた永久磁石等で構成され、その磁力により鋼鉄を着脱自在に取り付け可能とされている。鋼球51は、球形とされた鉄製の球であり、磁性体52による磁場に基づく引力により、当該磁性体52の下側に取り付けられる。
次に、上述した構成からなるグラウト充填度評価システム1を利用して実際にグラウト充填度を評価する方法について説明をする。
先ず作業員は、孔3の削孔を行う。この孔3の削孔は、電磁波レーダー等の手法によりシース管11の埋設位置を確認し、そのシース管11の直上から略鉛直方向に向けて掘り進める。そして、位置を確認したシース管11の直上から孔3を削孔し、当該孔3がシース管11まで到達した段階で削孔を停止する。
なお、道路橋などの橋梁のPC構造物2では、車両の通行止め等を行わないで橋として使用しながらPC鋼材の腐食の有無やグラウト充填状況の確認をする必要がある。このため、電磁波レーダー等の手法によりシース管11の埋設位置を確認した後、シース管11の真横から略水平方向に向けて掘り進めることも有効である。また、シース管11及びそれに挿通されるPC鋼材は、PC構造物2に引張力が作用する箇所に設けられるため、上下に蛇行して設置される。このため、橋梁の端部側などPC構造物2における位置によっては、シース管11の埋設位置の直上からの削孔が困難な箇所もある。その場合は、PC構造物の外表面であるシース管11の直下の底面から略鉛直方向上向き掘り進めることも有効である。
また、PC構造物2が箱桁橋の場合は、桁上での通行を妨げずに削孔可能なため、箱桁の内部から外側へ向け、即ち、箱桁の内部から略鉛直上向き又は下向き、水平方向外側へ削孔してもよい。要するに、本発明に係る削孔工程では、PC構造物の外表面又は内表面からコンクリートの躯体内に削孔すればよい。さらに、橋として使用しながら短時間で削孔するには、電磁波レーダー等で確認したシース管11の埋設位置まで、PC構造物の外表面又は内表面からの距離が最短距離となる直近のPC構造物の表面から削孔することが望ましい。
図示形態においては、次に、作業員は、打撃導入具4を孔3に挿入する。このような打撃導入具4を孔3に挿入する際には、作業員又は専用治具によりワイヤー53を把持し、鋼球51及び磁性体52を孔3の内部に挿入する。次にこの鋼球51及び磁性体52を孔3内部において徐々に下降させていく。
次に、この打撃導入具4により、シース管11の表面に直接打撃を加える。実際に打撃導入具4によりシース管11に打撃を加える際には、このワイヤー53の下端に取り付けられた磁性体52をシース管11に対して近接させる。その結果、磁性体52とシース管11内に配設されているPC鋼材との引力が作用し、磁性体52はシース管11に向けて引き寄せられる。そして、磁性体52の下端に取り付けられている鋼球51がシース管11に衝突することにより打撃が直接加えられることとなる。
このようにしてシース管11に対して打撃が加えられると、図3に示すように、シース管11を起点とした弾性波が発生することとなる。弾性波は、シース管11からPC構造物2中の伝搬し、AEセンサ12により検出されることとなる。弾性波は、AEセンサ12により検出され、更に電気信号に変換されることとなる。変換された電気信号は、増幅アンプ13へ送信されて増幅される。更にこの増幅された電気信号は、波形収録装置14へ送られ、記憶されることとなる。
評価装置15は、この波形収録装置14に記憶されている電気信号に基づく波形にFFT変換を施すことにより解析を行う。その結果、シース管11内のグラウトの充填率に応じて、解析した波形の高周波成分に差異が現れる。この高周波成分の差異を検出することにより、シース管11内のグラウトの充填率を判別することとなる。
シース管11内にグラウトが高い容積率を以って充填されている場合には、打撃導入具4により打撃を加えた場合においてもシース管11自体があまり振動しない。これに対して、シース管11内に充填されているグラウトの容積率が低い場合には、打撃導入具4により打撃を加えることによりシース管11自体がよく振動することとなる。このような打撃を加えることによるシース管11の振動の差異が弾性波の周波数成分の差異となって現れることになり、これをFFT変換した場合における高周波成分の特有のピークの有無、或いは特有のピークの高さとなって現れる。これを評価装置15により検出することにより、シース管11の振動の程度を把握することができ、更にはシース管11内におけるグラウトの充填度合についても同様に把握することが可能となる。
このようにして、本発明によれば、シース管11内におけるグラウト充填度を非破壊調査で判別することが可能となる。即ち、シース管に孔を開ける必要がなくなるため、シースが深い位置に埋設されていても大口径で削孔する必要がなく、構造物への損傷を軽減できる。
これに加えて、本発明では孔3をPC構造物の表面30からシース管11に向けて直接削孔し、この孔3を介して打撃導入具4によりシース管11に直接打撃を加える。このため、シース管11のかぶりが深い場合や、シース管11の径が小さい場合においても孔3をPC構造物の表面30からシース管11に連続させることにより、グラウト充填度を評価することが可能となる。
また、シース管11のかぶり深さが不明な場合においても、周知の手段によりシース管11の平面的な位置さえ把握できれば、孔3をPC構造物の表面30からシース管11に連続させることにより、グラウト充填度を評価することが可能となる。
更に本発明によれば、シース管11内のグラウト充填度を評価するためにPC構造物2の新設時に特別な装置を配設する必要も無く、事後的にPC構造物の表面30からシース管11に向けて孔3を削孔することにより、グラウトの充填度を評価することができる。このため既に地中に埋まっている既設のPC鋼材のシース管11の殆どに対して、グラウトの充填度を評価することができる。また、PC構造物2の新設時に、グラウト充填度を評価するための特別な装置を配設する必要も無くなり、PC構造物2の施工、維持管理費用を抑えることが可能となる。
図4は、シース管11の長手方向に沿った複数箇所にAEセンサ12を設置する例を示している。シース管11における打撃箇所から弾性波が各方向に伝搬することとなるが、これをシース管11の長手方向に沿った複数箇所にてAEセンサ12により検出することができる。これによりシース管11の長手方向においてグラウト充填度を評価することができる。
なお本発明は、弾性波を検出する手段として、AEセンサ12を用いる場合を例にとり説明をしたが、これに限定されるものではない。このAEセンサ12の代替として、例えばマイクロフォンにより弾性波を検出するようにしてもよい。図5は、マイクロフォン21により弾性波を検出するグラウト充填度評価システム1´の例を示している。このグラウト充填度評価システム1´において上述した図1に示すグラウト充填度評価システム1と同一の構成要素、部材については、同一の符号を付することにより、以下での説明を省略する。
マイクロフォン21は、波形収録装置14に直接接続される。マイクロフォン21は、音波を集音し、これを電気信号に変換して波形収録装置14へ送信する。波形収録装置14は、このマイクロフォン21から送信されてきた電気信号(波形)を記憶し、同様に評価装置15は、この波形収録装置14に記憶されている波形を解析していくこととなる。評価装置15による波形の解析方法は、上述と同様である。
このようにして弾性波の検出手段としてAEセンサ12以外のマイクロフォン21を用いた場合においても同様にシース管11内のグラウト充填の有無を判別することが可能となる。
なお、このマイクロフォン21を介して弾性波を検出する際においても、図4のAEセンサ12の例と同様に、シース管11の長手方向に沿った複数箇所にて行うことで、当該シース管11の長手方向におけるグラウトの充填度を高精度に評価できる。
なお、本発明を適用したグラウト充填度評価システム1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、孔3をPC構造物の表面30からシース管11に向けて直接削孔し、この孔3を介して打撃導入具4によりシース管11に直接打撃を加え、これに基づく弾性波を検出するものであればいかなる方法で具現化するものであってもよい。いわゆる衝撃弾性波法に加えて、超音波法等に基づいて弾性波を検出し、これを解析することでシース管11内のグラウト充填度を評価するようにしてもよい。
次に、図6、図7を用いて、前述の打撃導入具4とは別の実施形態に係る打撃導入具及びその打撃導入具を用いた打撃工程ついて説明する。先ず、図6を用いて、第2実施形態に係る打撃導入具4’の構成について説明する。図6は、第2実施形態に係る打撃導入具4’の構成を示す構成説明図であり、(a)が打撃導入具4’を係止軸の軸方向に沿って見た正面図、(b)が正面図方法と直交する方向から見た側面図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る打撃導入具4’は、導入具全体の筐体である導入具本体40’と、この導入具本体40’に装填された鋼製の球体である鋼球41’と、この鋼球41’に弾発力を付与するスプリング42’と、導入具の発射スイッチであるソレノイドスイッチ43’など、から構成されている。また、導入具本体40’は、鋼棒44’の先端に取り付けられている。
この導入具本体40’は、一端が閉塞された鋼製の円筒体からなり、この円筒体の開放された端部から切り込まれた一対の溝が形成されている。これらの溝は、円筒体の軸方向に沿ったガイド溝40a’と、このガイド溝40a’と連通し、円筒体の周方向に沿った停止溝40b’とからなる。この溝には、後述の鋼球41’の突出軸41a’が挿通される。
鋼球41’は、導入具本体40’の円筒体の内周面に丁度収まる大きさの球体であり、球体を貫通するように球体中心から両側へ突出する突出軸41a’が形成されている。この突出軸41a’は、軸芯が鋼球41’の球体中心を通るように形成されている。
スプリング42’は、鋼線がつる巻き状に曲げ加工されたいわゆるコイルバネであり、導入具本体40’の閉塞端と鋼球41’との間に介装されて、バネの弾発力で鋼球41’を発射する機能を有している。
ソレノイドスイッチ43’は、導電体のソレノイド(図示せず)と、ソレノイド内に挿通された磁石からなるピストン軸43a’を有している。このソレノイドスイッチ43’は、リード線43b’を通じて電源に電気的に接続され、ソレノイドへの通電をオン又はオフすることでピストン軸43a’を突出又は後退させる電磁作用を利用したスイッチである。
次に、この打撃導入具4’を用いた打撃工程ついて説明する。打撃導入具4’は、打撃前の状態においては、鋼球41’がスプリング42’の反発力に抗して導入具本体40’の閉塞端側へ押し込まれた上、停止溝40b’に突出軸41a’が掛け止められている。
そして、打撃導入具4’による打撃を開始する場合は、先ず、ソレノイドスイッチ43’に通電してピストン軸43a’を突出させる。すると、このピストン軸43a’の先端で突出軸41a’が押し出されて、停止溝40b’に沿って突出軸41a’がスライド移動するとともに、鋼球41’が導入具本体40’内で回転して行く。
次に、突出軸41a’がガイド溝40a’まで到達すると、図7に示すように、鋼球41’がスプリング42’の弾発力で押し出されて、突出軸41a’がガイド溝40a’に沿ってスライド移動していくこととなる。これにより、スプリング42’の弾発力で発射された鋼球41’がシース管11の外表面に直接衝突し、シース管11に打撃が加えられることとなる。なお、本打撃工程以降の弾性波検出工程等は、前述と同様である。
以上説明した2実施形態に係る打撃導入具4’によれば、スプリング42’の弾発力で鋼球41’を発射するので、前述の打撃導入具4と相違して任意の方向に打撃可能である。このため、削孔工程で削孔した孔3が水平方向へ開口していたり、鉛直方向下方にのみ開口したりしている場合であっても、所定の打撃力でシース管11の外表面を直接打撃することが可能である。
また、本発明によれば、孔3をPC構造物の表面30からシース管11に連続させた上で、その孔3を介してシース管11に対して直接打撃を加える場合に限定されるものではない。この孔3を介してシース管11の表面に対して振動を直接印加し、その振動に基づいて発生する波動を検出するものであればよい。
図8は、その波動を印加する場合におけるグラウト充填度評価システム1のシステムブロック例を示している。このシステムブロックにおいて、上述した図1に示すシステムブロックと同一の構成要素、部材については、同一の符号を付することにより、以下での説明を省略する。
このグラウト充填度評価システム1のシステムブロックでは、PC構造物の表面30に設置された制御部81及び波動検出部83と、この制御部81に接続された波動印加部82とを更に有している。
制御部81は、印加すべき波動を生成するための各種制御を行う。この制御部81は、その波動の波長や強度、印加の開始タイミング、印加の終了タイミング等の制御を行う。なお、この制御部81を設ける代わりに、波形収録装置14にその役割を担わせるようにしてもよい。
波動印加部82は、制御部81により制御された波動をシース管11に対して印加する。この波動印加部82を介して印加される波動としては、例えば赤外線、電磁波、光、弾性波、その他いかなる振動、波動であってもよい。
このようにしてシース管11に印加された波動は、グラウトの充填度に応じてその伝搬挙動が変化することとなる。例えば、シース管11内のグラウトの充填度が高い場合には、波動に振動が多く加わることがなくなり、一方、シース管11内のグラウトの充填度が低い場合には、波動に振動が多く加わり、それぞれ伝搬挙動が変化することとなる。
このようにして、シース管11内のグラウト充填度に応じて伝搬挙動が変化した波動は、波動検出部83により検出される。波動検出部83は、印加される波動の種類に応じた検出機能を有するものであり、例えば波動印加部82から印加される波動が赤外線であれば、赤外センサとして具現化されるものであり、波動印加部82から印加される波動が光であれば光センサとして具現化されるものである。
このようにして波動検出部83を介して検出された波動は、波形収録装置14に格納され、評価装置15により解析されることとなる。この解析対象の波動は、シース管11内のグラウトの充填度に応じた伝搬挙動からなる波動であるため、例えばFFT変換等を施すことで、グラウトの充填度に応じた周波数成分の差異が現れる場合が多い。その差異を検出することでシース管11内のグラウト充填度を評価することが可能となる。
1 グラウト充填度評価システム
2 PC構造物
3 孔
4 打撃導入具
11 シース管
12 AEセンサ
13 増幅アンプ
14 波形収録装置
15 評価装置
21 マイクロフォン
30 PC構造物の表面
51 鋼球
52 磁性体
53 ワイヤー
81 制御部
82 波動印加部
83 波動検出部
4’ 打撃導入具
40’ 導入具本体
40a’ ガイド溝
40b’ 停止溝
41’ 鋼球
41a’ 突出軸
42’ スプリング
43’ ソレノイドスイッチ
43a’ ピストン軸
43b’ リード線
44’ 鋼棒

Claims (10)

  1. PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、
    PC構造物の表面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、
    上記削孔工程において削孔された上記孔を介して上記シース管の表面に波動を直接印加する波動印加工程と、
    上記波動印加工程において上記シース管へ加えられた波動の伝搬挙動を検出する波動検出工程と、
    上記波動検出工程において検出された波動の伝搬挙動に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有すること
    を特徴とするグラウト充填度評価方法。
  2. PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、
    PC構造物の表面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、
    上記削孔工程において削孔された上記孔に打撃導入具を挿入する挿入工程と、
    上記挿入工程において挿入された上記打撃導入具を介して上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃工程と、
    上記打撃工程において上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出工程と、
    上記弾性波検出工程において検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有すること
    を特徴とするグラウト充填度評価方法。
  3. 上記挿入工程では、ワイヤー下端に磁性体が取り付けられ、さらにその磁性体の下側に鋼球がその磁力により取り付けられた打撃導入具を挿入し、
    上記打撃工程では、上記打撃導入具における磁性体と上記シース管内に配設されているPC鋼材との引力に基づいて上記鋼球によりシース管に打撃を加えること
    を特徴とする請求項2記載のグラウト充填度評価方法。
  4. PC構造物のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価方法において、
    PC構造物の側面又は底面から上記シース管の外表面に連続する孔を削孔する削孔工程と、
    上記削孔工程において削孔された上記孔に打撃導入具を挿入する挿入工程と、
    上記挿入工程において挿入された上記打撃導入具を介して上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃工程と、
    上記打撃工程において上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出工程と、
    上記弾性波検出工程において検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価工程とを有し、
    上記挿入工程では、バネの弾発力により鋼球を発射する打撃導入具を挿入し、
    上記打撃工程では、上記打撃導入具により前記鋼球を発射して上記シース管に直接前記鋼球を当接させて打撃を加えること
    を特徴とするグラウト充填度評価方法。
  5. 上記弾性波検出工程では、PC構造物の表面において上記シース管の長手方向に沿った複数箇所において上記弾性波を検出すること
    を特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のグラウト充填度評価方法。
  6. PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、
    PC構造物の表面から上記シース管の表面に連続する孔と、
    上記孔に挿入され、上記シース管の表面に波動を直接印加する波動印加手段と、
    上記波動印加手段により上記シース管へ加えられた波動の伝搬挙動を検出する波動検出手段と、
    上記波動検出手段により検出された波動の伝搬挙動に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段とを備えること
    を特徴とするグラウト充填度評価システム。
  7. PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、
    PC構造物の表面から上記シース管の表面に連続する孔と、
    上記孔に挿入され、上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃導入手段と、
    上記打撃導入手段により上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出手段と、
    上記弾性波検出手段により検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段とを備えること
    を特徴とするグラウト充填度評価システム。
  8. 上記打撃導入手段は、ワイヤー下端に取り付けられた磁性体と、上記磁性体の下側にその磁力により取り付けられた鋼球とを有し、上記磁性体と上記シース管内に配設されているPC鋼材との引力に基づいて上記鋼球によりシース管に打撃を加えること
    を特徴とする請求項7記載のグラウト充填度評価システム。
  9. PC鋼材のシース管内へのグラウトの充填度を評価するためのグラウト充填度評価システムにおいて、
    PC構造物の側面又は底面から上記シース管の外表面に連続する孔と、
    上記孔に挿入され、上記シース管の表面に直接打撃を加える打撃導入手段と、
    上記打撃導入手段により上記シース管へ加えられた打撃に基づいて発生する弾性波を検出する弾性波検出手段と、
    上記弾性波検出手段により検出された弾性波に基づいて上記シース管内へのグラウトの充填度を評価する評価手段と、を備え、
    上記打撃導入手段は、バネの弾発力により鋼球を発射して上記鋼球により上記シース管に打撃を加えること
    を特徴とするグラウト充填度評価システム。
  10. 上記弾性波検出手段は、PC構造物の表面において上記シース管の長手方向に沿った複数箇所に配設されていること
    を特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のグラウト充填度評価システム。
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