JP2017161298A - 打音判定装置、打音判定の基準判定装置、打音判定方法、打音判定の基準判定方法、及び、プログラム - Google Patents

打音判定装置、打音判定の基準判定装置、打音判定方法、打音判定の基準判定方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】打音検査の精度を高める。【解決手段】被験物の所定の箇所に外力を加えた際の外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程S1と、適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程S2と、被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、参照データを用いて生成する基準生成工程S3と、被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、基準に基づき、被験物における欠陥の有無を判定する判定工程S4と、を有する打音判定方法を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、打音判定装置、打音判定の基準判定装置、打音判定方法、打音判定の基準判定方法、及び、プログラムに関する。
橋梁等の建築物である被験物に打撃による外力を加え、反射波を測定・解析することで被験物中における欠陥の有無を判定する検査(打音検査)が広く利用されている。
関連する技術が特許文献1に開示されている。当該技術では、被験物の任意の点(箇所)を基準点とし、当該基準点に打撃を加えて音データ(打音信号の時系列データ)を収集する。そして、基準点での音データと他の箇所での音データとの間の相対的な差(残差)により、欠陥有無を判定する。基準点は必ずしも健全な部位である必要がないと述べられている。
特開2009−41978号公報
特許文献1に記載の技術は、音データに基づく相対的な評価のみに基づき健全性を評価している。このため、被験物の健全性を一意に評価できない。なぜならば、欠陥の有無を判別する基準点に健全でない部位が含まれた場合、欠陥の有無を判別する残差は小さくなり判定精度は低下する。
本発明は、打音検査の精度を高めるための新たな技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を有する打音判定方法が提供される。
また、本発明によれば、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
を有する基準判定方法が提供される。
また、本発明によれば、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する打音判定装置が提供される。
また、本発明によれば、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
を有する基準判定装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
として機能させるプログラムが提供される。
本発明によれば、打音検査の精度を高めるための新たな技術が実現される。
本実施形態の打音判定方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態のインパルス応答データの一例を模式的に示す図である。 本実施形態の基準判定方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の打音検査用打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の打音検査用打撃装置の付勢部の構造の一例を示す断面図である。 本実施形態の打音判定装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の打音判定装置及び基準判定装置の機能ブロック図の一例である。 本実施形態の参照データを収集する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の参照データを収集する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
<第1の実施形態>
図1のフローチャートは、本実施形態の打音判定方法の処理の流れの一例を示す。図示するように、参照データ収集箇所評価工程S1と、参照データ収集工程S2と、基準生成工程S3と、判定工程S4とを有する。
参照データ収集箇所評価工程S1では、被験物の所定の箇所に外力を加えた際の外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、その箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する。
被験物は、橋梁、トンネル、ビル等の建築物であってもよいし、その他であってもよい。欠陥は、例えばひび割れ、うき等である。
被験物への外力の付与は、ハンマー等、従来から当該検査において利用されている打撃力を計測できる打撃付与物を用いて被験物に打撃を与えることで実現できる。装置を用いて打撃付与物を動作させて上記打撃を実現してもよいし、人力で上記打撃付与物を動作させることで上記打撃を実現してもよい。以下の実施形態で、装置を用いた手段の一例を説明する。
上記インパルス応答データは、例えば力センサを用いた測定や所定の演算処理により得られる。インパルス応答データの測定方法は設計的事項であるが、例えば、力センサを打撃付与物の所定位置に設置して測定することができる。以下の実施形態で一例を示す。利用する力センサの種類、力センサの利用方法及び演算処理等の詳細は特段制限されない。
図2に、インパルス応答データの一例を模式的に示す。図示する例では、縦軸に外力の大きさを取り、横軸に時間を取ったグラフで、1回の打撃における外力の大きさの時間変化を示している。
ここで、「1回の打撃における加振力」について説明する。被験物に打撃付与物を衝突させると、被験物と打撃付与物が接触し、打撃付与物から被験物への外力の付与が開始する。その後、打撃付与物は、被験物からの押し返す力により被験物から離れる方向に変形等し、打撃付与物と被験物とは再び離れた状態となる。結果、打撃付与物から被験物への外力の付与が終了する。この接触した時点からその直後に離れる時点までの間に、接触点を介して打撃付与物から被験物に加わる外力が、1回の打撃における加振力である。
参照データ収集箇所評価工程S1では、上述のようなインパルス応答データに基づき、当該インパルス応答データを取得するために打撃を加えた箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する。欠陥等が存在している箇所は、剛性が低下している。このため、同様な打撃(力の大きさ等が同じ)を加えた場合、健全な箇所に比べて、「加わる外力の大きさが小さくなる」、「1回の打撃で外力が加わる時間が長くなる」等の傾向がみられる。本実施形態では、当該傾向に基づき、各箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する。以下、評価方法を具体的に説明する。
まず、インパルス応答データを解析し、1回の打撃で外力が継続する時間である継続時間t、及び、1回の打撃における外力の大きさFの内の少なくとも一方を特定する。
外力の大きさFは、1回の打撃で被験物に加わる外力の大きさの最大値Fとするのが好ましいが、これに準ずる値としてもよい。
継続時間tの定義は、例えば、次のようにできる。まず、打撃データの外力の大きさと所定の値とを時間軸に沿って順に大小比較し、最初に所定の値を超えた時点を、被験物に外力が加わる状態の開始時点として特定してもよい。また、その後に最初に所定の値を下回った時点を、被験物に外力が加わる状態の終了時点として特定してもよい。そして、特定した開始時点から終了時点までの時間を、継続時間tとして算出してもよい。上記所定の値は「0」であってもよいし、ノイズ成分を除去するために「0」より大きい任意の小さな値としてもよい。
このように定義した場合、コンピュータを用いたインパルス応答データの解析により、上記Fやtを特定することができる。なお、図2に示すようなインパルス応答データがディスプレイに表示されている状態で、オペレータが、Fとして特定する箇所を指定する入力や、tの開始時点及び終了時点を指定する入力を行ってもよい。
上記継続時間t、及び、1回の衝突における外力の大きさFの少なくとも一方を用いて、その箇所の健全性を評価することができる。例えば、評価値V(=F/t)が所定値以上である場合、その箇所は健全である(欠陥がない)と評価することができる。一方、評価値V(=F/t)が所定値未満である場合、その箇所は健全でない(欠陥がある)と評価することができる。
その他、Fが所定値以上である場合、その箇所は健全である(欠陥がない)と評価し、Fが所定値未満である場合、その箇所は健全でない(欠陥がある)と評価してもよい。その他、tが所定値未満である場合、その箇所は健全である(欠陥がない)と評価し、tが所定値以上である場合、その箇所は健全でない(欠陥がある)と評価してもよい。その他、Fが所定値以上であり、かつ、tが所定値未満である場合、その箇所は健全である(欠陥がない)と評価し、その他の場合、その箇所は健全でない(欠陥がある)と評価してもよい。所定値は、被験物の構成(材料、厚さ等)に応じて定めることができる。
なお、本実施形態では、インパルス応答データに基づいた健全性の評価結果を、被験物の健全性の最終的な評価結果とはしない。本実施形態では、インパルス応答データに基づいた健全性の評価結果を基に、音データを用いた健全性の評価(判定工程S4)を行うための参照データの収集箇所としての適性を評価する。
参照データ収集箇所評価工程S1では、インパルス応答データに基づき欠陥がないと判定された箇所を参照データ収集箇所として適正であると評価し、インパルス応答データに基づき欠陥があると判定された箇所を参照データ収集箇所として適正でないと評価する。これにより、欠陥がないと判定された箇所の音データが、参照データとして収集されることとなる。
図1に戻り、参照データ収集工程S2では、参照データ収集箇所として適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する。例えば、参照データ収集箇所として適正と評価された箇所に外力を加えた際に、所定位置のマイクロフォンで収集した音データを、参照データとして収集する。マイクロフォンは、被験物への打撃によって被験物に励起された振動が放射する音を収集することができる。
なお、インパルス応答データを収集するための打撃と、参照データ(音データ)を収集するための打撃とを同じ内容(打撃の強さ、打撃の加え方、打撃を加える道具など)にすることができる場合、インパルス応答データを収集するための打撃の際に、併せて、音データを収集しておいてもよい。
そして、参照データ収集箇所評価工程S1により、その箇所は参照データ収集箇所として適正と評価された場合、その箇所で収集した音データを参照データとして採用してもよい。一方、その箇所は参照データ収集箇所として適正と評価されなかった場合、その箇所で収集した音データを参照データとして採用しなくてもよい。参照データ収集箇所評価工程S1及び参照データ収集工程S2を繰り返すことで、所定数の参照データを収集することができる。当該処理のフローの一例を、図8に示す。
まず、所定箇所に打撃を加え、インパルス応答データ及び音データを取得する(S10)。その後、インパルス応答データに基づき、その箇所が参照データ収集箇所として適正か評価する(S11)。
適正である場合(S12のYes)、S10で取得した音データを参照データとする(S13)。一方、適正でない場合(S12のNo)、S10で取得した音データを参照データとしない(S14)。
所定数以上の参照データが収集された場合(S15のYes)、参照データの収集処理を終了する。一方、所定数以上の参照データが収集されていない場合(S15のNo)、他の箇所に打撃を加え、インパルス応答データ及び音データを取得する(S16)。そして、S11に戻り、同様の処理を繰り返す。
参照データ収集箇所での音データの収集方法の他の例として、インパルス応答データを収集するための打撃と、参照データとする音データを収集するための打撃とを別々に行うことができる。この例は、例えば、これら2つの打撃を異なる内容(打撃の強さ、打撃の加え方、打撃を加える道具など)にする場合等に採用することができる。
例えば、ある個所に打撃を加えてインパルス応答データを取得する。そして、参照データ収集箇所評価工程S1により、その箇所は参照データ収集箇所として適正と評価された場合、その箇所に再び打撃を加えて音データを収集し、参照データとする。一方、その箇所は参照データ収集箇所として適正と評価されなかった場合、その箇所では音データ(参照データ)を収集しない。参照データ収集箇所評価工程S1及び参照データ収集工程S2を繰り返すことで、所定数の参照データを収集することができる。当該処理のフローの一例を、図9に示す。
まず、所定箇所に打撃を加え、インパルス応答データを取得する(S20)。その後、インパルス応答データに基づき、その箇所が参照データ収集箇所として適正か評価する(S21)。
適正である場合(S22のYes)、その箇所で打撃を加えて音データを取得し、参照データとする(S23)。一方、適正でない場合(S22のNo)、その箇所では参照データを取得しない。
所定数以上の参照データが収集された場合(S24のYes)、参照データの収集処理を終了する。一方、所定数以上の参照データが収集されていない場合(S24のNo)、他の箇所に打撃を加え、インパルス応答データを取得する(S25)。そして、S21に戻り、同様の処理を繰り返す。
図1に戻り、基準生成工程S3では、S2で収集された参照データを用いて、被験物に加振力を与え収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を生成する。例えば、欠陥の無い場合の参照データについて特徴量を抽出する。そして、1つ又は複数の参照データ各々から抽出した特徴量に基づき、欠陥がない場合の基準を決定する。特徴量の種類、及び、基準の決定方法は設計的事項である。
判定工程S4では、被験物に加振力を与え収集した音データ、及び、基準生成工程S3で決定した基準に基づき、被験物における欠陥の有無を判定する。
具体的には、参照データを収集する時と同様にして、被験物の検査対象箇所に加振力を与え、音データを収集する。そして、当該音データを解析し、所定の特徴量を抽出する。当該特徴量と、基準生成工程S3で決定した欠陥がない場合の基準との差異の大きさに基づいて欠陥の有無を判定する。
なお、基準生成工程S3及び判定工程S4の構成は設計的事項であり、従来のあらゆる技術を採用できる。例えば、特許文献1に開示の技術を利用してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、インパルス応答データに基づきその打撃箇所の健全性を評価し、その評価結果に基づき、参照データ収集箇所としての適性を評価することができる。そして、適正と評価された箇所の音データのみを参照データとして収集し、音データに基づき健全性を判定するための基準を決定することができる。
このような本実施形態によれば、欠陥有無を判定するための基準の精度を良好にすることができる。このような基準に基づき欠陥の有無を判定することで、判定結果の精度が良好となる。本実施形態は、被験物の剛性に基づいた健全性の評価と、音データを用いた相対的な健全性の評価とを組み合わせることで、判定結果の精度を良好にすることができる。
<第2の実施形態>
図3のフローチャートは、本実施形態の基準判定方法の処理の流れの一例を示す。図示するように、参照データ収集箇所評価工程S1と、参照データ収集工程S2と、基準生成工程S3とを有する。参照データ収集箇所評価工程S1、参照データ収集工程S2及び基準生成工程S3の詳細は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によれば、インパルス応答データに基づきその打撃箇所の健全性を評価し、その評価結果に基づき、参照データ収集箇所としての適性を評価することができる。そして、適正と評価された箇所の音データのみを参照データとして収集し、音データに基づき健全性を判定するための基準を決定することができる。
このような本実施形態によれば、欠陥有無を判定するための基準の精度を良好にすることができる。このような基準に基づき欠陥の有無を判定することで、判定結果の精度が良好となる。本実施形態は、被験物の剛性に基づいた健全性の評価と、音データを用いた相対的な健全性の評価とを組み合わせることで、判定結果の精度を良好にすることができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、被験物に打撃を付与する装置の一例を示す。図4は本実施形態に係る打音検査用打撃装置100を示す図である。図5は打音検査用打撃装置100の付勢部30の構造の一例を示す断面図である。
なお、図4において、付勢部30以外の部分については、部分的に断面図として内部構造を示しており、付勢部30については、その衝突部材31の一部分を除き、内部構造を示さない正面図となっている。また、図5において、三方弁38及びガス源39についてはブロック構成を示している。
本実施形態に係る打音検査用打撃装置100は、検査対象物(第1及び第2の実施形態の被験物に相当。図示略。)に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を直進方向に案内する案内部20と、打撃部材10を直進方向(矢印A方向および矢印B方向)における一方向(矢印A方向)へ付勢し、打撃部材10を検査対象物に衝突させる付勢部30と、を備える。ここで、図4に示す矢印A方向と矢印B方向とは、互いに反対方向である。
打撃部材10は、付勢部30によって付勢された後、案内部20により案内されて一方向(矢印A方向)に移動して、検査対象物を打撃する。検査対象物は、特に限定されないが、例えば、橋梁やトンネル壁面といった設置構造物などであることが挙げられる。検査対象物の材料は、特に限定されないが、検査対象物は、例えばコンクリート構造物であることが挙げられる。なお、以下の説明において、打撃の際に打撃部材10が移動する方向(矢印A方向)を先端側と称し、その反対方向を基端側と称する場合がある。以下、詳細に説明する。
図4に示すように、打撃部材10は、例えば、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11と、被案内部11の先端側に設けられていて検査対象物を打撃する打撃チップ12と、打撃部材10と検査対象物との衝突により打撃部材10から検査対象物に加わる外力の大きさを検出する力センサ13と、を有している。より具体的には、被案内部11は、例えば、円柱形状などの棒状の第1部分111と、第1部分111の基端側に設けられている第2部分112と、を有している。
第1部分111は、以下に説明する突出部113の形成箇所を除き、当該第1部分111の長手方向に亘ってほぼ一定の外径に形成されている。第1部分111の長手方向における中間部の外周面には、外方に向けて突出している突出部113が設けられている。突出部113は、例えば、フランジ状に形成されている。
第2部分112は、第1部分111よりも小径に形成され、且つ、被案内部11の基端部を構成している。より具体的には、例えば、第2部分112は、その基端側に向けて徐々に縮径する区間を有する棒状の形状をなしている。例えば、第2部分112の先端の外径は、第1部分111の外径と同等に設定されている。そして、第2部分112において第1部分111に対して隣接している所定の長さの区間は、基端側に向けて徐々に縮径している。第2部分112の基端側の面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
打撃チップ12は、先細形状(先端に向けて縮径する形状)に形成されており、その先端により検査対象物を打撃する。より具体的には、例えば、打撃チップ12は、円柱状の基端部121と、円錐台状に形成されているとともに基端部121の先端側に設けられている先端部122と、を備えている。打撃チップ12の先端面12aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。例えば、基端部121の基端側の部分には雄ねじ(図示略)が形成されており、この雄ねじが力センサ13に螺入されることによって、打撃チップ12が力センサ13の先端側に固定されている。
力センサ13は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に打撃部材10に加わる外力(打撃部材10から検査対象物に加わる外力に相当)の大きさを検出するものである。力センサ13の方式は、特に限定されないが、力センサ13は、例えば、圧電素子等を備えて構成された歪みセンサであることが挙げられる。力センサ13は、打撃チップ12と被案内部11との間に設けられている。力センサ13は、本体部131と、本体部131における基端側の部分に形成された端子部132と、を備えている。
本体部131は、例えば、円柱形状に形成されており、その先端側の面は打撃チップ12からの圧力を受ける受圧面133となっている。受圧面133は、平面状に形成されており、打撃チップ12における基端側の面123は、受圧面133に対して面接触している。
打撃部材10を構成する被案内部11、力センサ13および打撃チップ12は、互いに同軸上に配置されており、一体の棒状部材を構成している。
力センサ13の端子部132には、力センサ13による検出信号を送信する信号配線50の一端が電気的に接続されている。被案内部11の第1部分111には、信号配線50を当該第1部分111の先端から基端側へ通すための通し孔11aと、通し孔11aと第1部分111の周囲の空間とを相互に連通させる導出孔11bとが形成されている。
また、案内部20の後述する筒状部21において、導出孔11bと対応する箇所には、筒状部21の内部空間と外部空間とを相互に連通させる導出孔21bが形成されている。信号配線50は、通し孔11a、導出孔11bおよび導出孔21bをこの順に介して、打音検査用打撃装置100の外部空間へと導出されている。
案内部20は、打撃部材10の被案内部11を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する円筒形状などの筒状部21を有する。
筒状部21は、被案内部11の第1部分111を直進方向に摺動案内する摺動案内部211を有する。更に、筒状部21は、打撃部材10が所定の待機位置(図5に示す打撃部材10の位置)よりも一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する移動規制部21aを有している。すなわち、案内部20は、移動規制部21aを有している。
移動規制部21aは、筒状部21の内面に形成された括れ状の部分である。すなわち、筒状部21の内空断面は、移動規制部21aにおいて部分的に小さくなっている。例えば、移動規制部21aの内径は、先端側から基端側に向けて、徐々に縮小した後、徐々に拡大している。より具体的には、例えば、筒状部21の軸心に沿った断面において、移動規制部21aの内面は、筒状部21の中心に向けてアーチ状に膨出している。すなわち、移動規制部21aは、その内面が内方に向けて凸の曲面状に形成された括れ形状となっている。
移動規制部21aは、被案内部11の第1部分111よりも小径に形成されていて、移動規制部21aには第1部分111が侵入不能となっている。ただし、被案内部11の第2部分112の少なくとも一部分が移動規制部21aに挿入可能となるように、移動規制部21aの内径が設定されている。具体的には、例えば、打撃部材10は、移動規制部21aの内面に対して第2部分112の先端部(基端側に向けて徐々に縮径している部分)が接する位置で、移動規制されるようになっている。つまり、この位置が打撃部材10の待機位置となっている。
付勢部30は、移動規制部21aにより移動規制されて待機位置に位置する打撃部材10を付勢するようになっている。より具体的には、付勢部30は、打撃部材10に衝突することによって打撃部材10を一方向(矢印A方向)へ付勢する衝突部材31を有している。
衝突部材31は、円柱形状などの棒状の第1ピストン部311を有している。一方、筒状部21における移動規制部21aよりも基端側の部分は、第1ピストン部311を直進方向に摺動案内するピストンシリンダ部213を構成している。第1ピストン部311の先端面311aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
また、打音検査用打撃装置100は、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を矢印B方向へ付勢して待機位置に復帰させる第2付勢部40を有している。第2付勢部40は、例えば、打撃部材10を矢印B方向に付勢する弾性体からなる。付勢部30は、第2付勢部40の付勢に抗して打撃部材10を矢印A方向へ付勢する。より具体的には、第2付勢部40は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、被案内部11の第1部分111における突出部113よりも先端側の部分に外挿されている。
筒状部21は、摺動案内部211よりも先端側に配置された収容部212を有する。収容部212は、その内空領域が摺動案内部211の内空領域よりも大径に形成されている。収容部212の内空領域において、被案内部11の第1部分111の周囲に位置する部分は、第2付勢部40と、被案内部11の突出部113と、を収容する収容室212aを構成している。
案内部20は、筒状部21の先端に設けられたキャップ部22を有する。キャップ部22は、リング状に形成されており、キャップ部22には、被案内部11の第1部分111が挿通されている。キャップ部22によって、第2付勢部40を構成するコイルバネの先端が基端側に押さえ付けられている。このコイルバネの基端は、被案内部11の突出部113に接しているとともに、突出部113を基端側に付勢している。すなわち、第2付勢部40を構成するコイルバネは、突出部113とキャップ部22との間に圧縮状態で挟まれた状態で、収容室212aに収容されており、被案内部11を基端側に付勢している。なお、キャップ部22は、被案内部11の第1部分111を摺動案内するガイドとしても機能する。
被案内部11の先端部、すなわち第1部分111の先端部は、案内部20の先端部すなわちキャップ部22よりも先端側に突出している。したがって、力センサ13および打撃チップ12も案内部20の先端部よりも先端側に突出している。
なお、筒状部21のピストンシリンダ部213、移動規制部21a、摺動案内部211および収容部212は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、且つ、互いに同軸上に配置されている。また、打撃部材10の被案内部11と、衝突部材31とは、直進方向(矢印A方向およびB方向)に沿って互いに同軸に配置されている。
図5に示すように、衝突部材31は、第1ピストン部311の他に、保持部312と第2ピストン部313とを備えている。保持部312は、第1ピストン部311よりも大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313は、保持部312よりも更に大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313、保持部312および第1ピストン部311は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、互いに同軸上に配置され、且つ、相互に一体的に形成されている。
付勢部30は、衝突部材31の他に、例えば、衝突部材31を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する案内部32と、圧縮ガスを用いて衝突部材31を加圧することにより衝突部材31を矢印A方向に付勢する加圧部35と、を備えている。
案内部32は、例えば、円筒形状などの筒状の第1部材321と、第1部材321の先端側の端部に設けられた盤状の第2部材322と、を備えている。
第1部材321の内空領域は、衝突部材31の第2ピストン部313を矢印A方向およびB方向に摺動案内する案内領域32aを構成している。
第2部材322が案内部20の基端部に対して固定されることにより、案内部20と案内部32とが相互に同軸となる状態で相互に固定されている。第2部材322には、第1ピストン部311を挿通させるとともに該第1ピストン部311を摺動案内する挿通孔322aが形成されている。すなわち、第1ピストン部311は、挿通孔322aおよびピストンシリンダ部213により摺動案内される。
加圧部35は、例えば、筐体部材351、蓋部材352およびバルブ部材353を備えて構成されている。
筐体部材351は、例えば外周形状が円柱形状となっており、その先端側の面に、案内部32の基端部が固定されている。
筐体部材351の内部には、バルブ部材353を直線移動(例えば矢印A方向およびB方向に直線移動)可能に収容しているバルブ室351aと、圧縮ガスを貯留する蓄圧室351bと、蓄圧室351bの圧縮ガスが案内部32の案内領域32aに設けて放出される際の流路となる放出路351cと、が形成されている。
放出路351cは、案内領域32aに対して連通している。放出路351cは、衝突部材31の第2ピストン部313よりも小径に形成されており、筐体部材351の先端側の面は、矢印B方向への衝突部材31の移動を規制するようになっている。放出路351cを介して案内領域32aに放出される圧縮ガスによって、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面が矢印A方向に付勢されて、衝突部材31が矢印A方向に勢いよく移動するようになっている。なお、例えば、放出路351cは筐体部材351の中心に配置されており、放出路351cを介して放出される圧縮ガスは、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面の中央部を矢印A方向に付勢するようになっている。
蓄圧室351bは、例えば、放出路351cの周囲に配置されており、内空断面がドーナツ状に形成されている。蓄圧室351bと放出路351cとは、円筒形状などの筒状の仕切壁351eによって相互に仕切られている。ただし、バルブ部材353が基端側に位置する状態では、放出路351cの下端部と蓄圧室351bとが相互に連通するようになっている。
バルブ室351aは、放出路351cの基端側に配置されている。バルブ室351aは、内空断面が円柱形状などの筒状に形成されている。
バルブ部材353は、傘形バルブであり、直線移動(例えば矢印A方向およびB方向に直線移動)可能にバルブ室351a内に保持されている。
蓋部材352は、筐体部材351の基端側の面に固定されている。蓋部材352の中央部には、バルブ室351aの内空領域よりも小径の導入口352aが形成されている。
蓋部材352における導入口352aの周囲の部分は、矢印B方向へのバルブ部材353の移動を規制する。
付勢部30は、更に、一端が加圧部35の導入口352aに接続されたガス導入管36と、ガス導入管36の他端に接続されたガス源39と、ガス導入管36の両端間の部位に設けられた三方弁38と、を備えている。
ガス源39は、加圧部35に供給される圧縮ガス(高圧ガス)を貯留している。
三方弁38は、ガス導入管36を介してガス源39から加圧部35の導入口352aに圧縮ガスが供給される状態と、その供給が遮断されるとともに導入口352aと三方弁38における放出側(矢印C方向側)とが相互に連通する状態と、の何れかの状態に切り替えが可能に構成されている。
更に、付勢部30は、加圧部35により付勢された後の衝突部材31を待機位置(図6に示す位置)に復帰させるために衝突部材31を矢印B方向に付勢する付勢部材33を備えている。付勢部材33は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、衝突部材31の保持部312に外挿されている。付勢部材33は、衝突部材31の第2ピストン部313における先端側の面と、第2部材322における基端側の面と、の間に圧縮状態で挟まれており、衝突部材31を矢印B方向に付勢している。
上記の実施形態における各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていても良いし、一つの構成要素が複数の部材で形成されていても良いし、ある構成要素が他の構成要素の一部であっても良いし、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していても良い。
なお、図示しないが、上述した打音検査用打撃装置100を含むユニット内に、音データを収集するマイクが設置されてもよい。当該マイクにより、被験物に外力を加えた際の音データを収集することができる。
本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様な作用効果を実現できる。
<第4の実施形態>
図6に、本実施形態の打音判定装置70の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、打音判定装置70は、参照データ収集箇所評価部71と、参照データ収集部72と、基準生成部73と、判定部74とを有する。当該機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態では、例えば、第3の実施形態で説明した打音検査用打撃装置100及びマイクを含むユニットが、旋回、伸縮、起伏動作を可能なブームの先端に取り付けられる。オペレータはブームを操作し、ユニットを所定位置に移動させる。ここで、オペレータにより、打撃を加える操作がなされると、ユニットによる打撃が被験物に加えられる。この打撃に応じて、ユニットは、力センサ13及びマイクを介し、インパルス応答データ及び音データを収集する。そして、これらのデータは、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。
参照データ収集箇所評価部71には、上述のようにして打音判定装置70に入力されたインパルス応答データが入力される。参照データ収集箇所評価部71は、当該インパルス応答データに基づき、打撃を加えた箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する。評価の方法は、第1の実施形態で説明した通りである。参照データ収集箇所評価部71は、評価結果を、参照データ収集部72に入力する。
参照データ収集部72には、上述のようにして打音判定装置70に入力された音データが入力される。また、参照データ収集部72には、参照データ収集箇所評価部71による評価結果が入力される。評価結果が、「参照データ収集箇所として適正である」ことを示している場合、参照データ収集部72は、入力された音データを参照データとして記憶する。一方、評価結果が、「参照データ収集箇所として適正でない」ことを示している場合、参照データ収集部72は、入力された音データを参照データとして記憶しない。この場合、当該音データを削除してもよい。
所定箇所での打撃が終了すると、オペレータはブームを操作し、ユニットを他の位置に移動させる。そして、その位置で再び打撃を加える操作を行う。すると、ユニットによる打撃が被験物に加えられ、上記と同様に、インパルス応答データ及び音データが収集される。そして、これらのデータが、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。参照データ収集箇所評価部71及び参照データ収集部72は、新たに入力されたデータに基づき、上記と同様の処理を行う。
なお、参照データ収集部72は、収集した参照データの数をカウントし、最新のカウント値を記憶しておいてもよい。そして、収集した参照データの数が予め定められている所定数に達すると、その旨をオペレータに通知してもよい。通知は、スピーカー、ランプ、ディスプレイ等のあらゆる出力装置を介して実現できる。
参照データの収集が終了すると、基準生成部73は、参照データ収集部72により収集された参照データを用いて、被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を生成する。例えば、参照データ収集部72は、収集した参照データの数が所定数に達すると、その旨を基準生成部73に通知してもよい。そして、基準生成部73は、当該通知に応じて、それまでに収集された参照データを用いた基準の生成を開始してもよい。その他、オペレータが、所定の参照データを用いた基準の生成を開始する指示を、基準生成部73に入力してもよい。そして、基準生成部73は、当該入力に応じて、指定された所定の参照データを用いた基準の生成を開始してもよい。
参照データを用いた基準の生成方法は、第1の実施形態で説明した通りである。
基準生成部73による基準の生成が終了すると、打音判定装置70は、その旨をオペレータに通知する。オペレータは、当該通知に応じて、被験物の健全性の検査を開始する。
具体的には、オペレータは、ブームを操作し、ユニットを検査対象箇所に移動させる。そして、その位置で打撃を加える操作を行う。すると、ユニットによる打撃が被験物に加えられ、これに応じて音データが収集される。そして、当該音データが、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。
判定部74には、当該音データが入力される。又、基準生成部73により生成された基準を示すデータが入力される。判定部74は、当該音データ、及び、当該基準に基づき、被験物における欠陥の有無を判定する。打音判定方法は、第1の実施形態で説明した通りである。
以上説明した本実施形態の打音判定装置70によれば、第1乃至第3の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、第1の実施形態で説明した打音判定方法の一部を、コンピュータにより自動化させることができる。結果、オペレータの負担を軽減することができる。
<第5の実施形態>
図6に、本実施形態の打音判定装置70の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、打音判定装置70は、参照データ収集箇所評価部71と、参照データ収集部72と、基準生成部73と、判定部74とを有する。当該機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施形態では、例えば、第3の実施形態で説明した打音検査用打撃装置100及びマイクを含むユニットが、旋回、伸縮、起伏動作を可能なブームの先端に取り付けられる。オペレータはブームを操作し、ユニットを所定位置に移動させる。ここで、オペレータにより、インパルス応答データを収集するための打撃を加える操作がなされると、ユニットによる打撃が被験物に加えられる。この打撃に応じて、ユニットは、力センサ13を介し、インパルス応答データを収集する。そして、このデータは、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。
参照データ収集箇所評価部71には、上述のようにして打音判定装置70に入力されたインパルス応答データが入力される。参照データ収集箇所評価部71は、当該インパルス応答データに基づき、打撃を加えた箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する。評価の方法は、第1の実施形態で説明した通りである。参照データ収集箇所評価部71は、評価結果をオペレータに向けて通知する。通知は、スピーカー、ランプ、ディスプレイ等のあらゆる出力装置を介して実現できる。
通知内容が「参照データ収集箇所として適正である」ことを示している場合、オペレータは、その箇所で参照データ(音データ)を収集するための打撃を加える操作を行う。これに応じて、ユニットは被験物に打撃を加えるとともに、マイクを介して音データを収集する。このデータは、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。そして、参照データ収集部72は、このようにして打音判定装置70に入力された音データを、参照データとして収集する。なお、「参照データ(音データ)を収集するための打撃」及び「インパルス応答データを収集するための打撃」は、異なる指示としてユニットに入力される。
その後、オペレータはブームを操作し、ユニットを所定位置に移動させる。そして、その位置で、インパルス応答データを収集するための打撃を加える操作を再び行うこととなる。
一方、通知内容が「参照データ収集箇所として適正でない」ことを示している場合、オペレータは、その位置で参照データ(音データ)を収集するための打撃を行わせることなく、ブームを操作してユニットを所定位置に移動させる。そして、その位置で、インパルス応答データを収集するための打撃を加える操作を行うこととなる。
なお、参照データ収集部72は、収集した参照データの数をカウントし、最新の値を記憶しておいてもよい。そして、収集した参照データの数が予め定められている所定数に達すると、その旨をオペレータに通知してもよい。通知は、スピーカー、ランプ、ディスプレイ等のあらゆる出力装置を介して実現できる。
参照データの収集が終了すると、基準生成部73は、参照データ収集部72により収集された参照データを用いて、被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を生成する。例えば、参照データ収集部72は、収集した参照データの数が所定数に達すると、その旨を基準生成部73に通知してもよい。そして、基準生成部73は、当該通知に応じて、それまでに収集された参照データを用いた基準の生成を開始してもよい。その他、オペレータが、所定の参照データを用いた基準の生成を開始する指示を、基準生成部73に入力してもよい。そして、基準生成部73は、当該入力に応じて、指定された所定の参照データを用いた基準の生成を開始してもよい。
参照データを用いた基準の生成方法は、第1の実施形態で説明した通りである。
基準生成部73による基準の生成が終了すると、打音判定装置70は、その旨をオペレータに通知する。オペレータは、当該通知に応じて、被験物の健全性の検査を開始する。
具体的には、オペレータは、ブームを操作し、ユニットを検査対象箇所に移動させる。そして、その位置で打撃を加える操作を行う。すると、ユニットによる打撃が被験物に加えられ、これに応じて音データが収集される。そして、当該音データが、有線及び/又は無線での通信により、打音判定装置70に入力される。
判定部74には、当該音データが入力される。又、基準生成部73により生成された基準を示すデータが入力される。判定部74は、当該音データ、及び、当該基準に基づき、被験物における欠陥の有無を判定する。打音判定方法は、第1の実施形態で説明した通りである。
以上説明した本実施形態の打音判定装置70によれば、第1乃至第3の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、第1の実施形態で説明した打音判定方法の一部を、コンピュータにより自動化させることができる。結果、オペレータの負担を軽減することができる。
<第6の実施形態>
図7に、本実施形態の打音判定装置70及び基準判定装置80の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、打音判定装置70は、判定部74を有する。基準判定装置80は、参照データ収集箇所評価部71と、参照データ収集部72と、基準生成部73とを有する。
参照データ収集箇所評価部71、参照データ収集部72、基準生成部73及び判定部74の構成は、第4の実施形態と同様である。
本実施形態の基準判定装置80により、被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を生成することができる。当該基準は、任意の手段で、打音判定装置70に入力される。例えば、有線及び/又は無線での通信により、基準判定装置80から打音判定装置70に基準を示すデータが入力されてもよい。打音判定装置70は、基準判定装置80が生成した基準に基づき、被験物における欠陥の有無を判定する。
以上説明した本実施形態の打音判定装置70によれば、第1乃至第4の実施形態と同様な作用効果を実現できる。また、第2の実施形態で説明した基準判定方法の一部を、コンピュータにより自動化させることができる。結果、オペレータの負担を軽減することができる。
最後に、本実施形態の装置(打音判定装置70、基準判定装置80)のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされるプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット(あらかじめ装置を出荷する段階から格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムをも格納できる)、ネットワーク接続用インターフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図10は、本実施形態の装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。図1に示すように、装置は、プロセッサ1A、メモリ2A、入出力インターフェイス3A、周辺回路4A、バス5Aを有する。周辺回路には、様々なモジュールが含まれる。
バス5Aは、プロセッサ1A、メモリ2A、周辺回路4A及び入出力インターフェイス3Aが相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1Aは、例えばCPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ2Aは、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリである。入出力インターフェイス3Aは、外部装置、外部サーバ、外部センサ等から情報を取得するためのインターフェイスなどを含む。プロセッサ1Aは、各モジュールに指令を出し、それらの演算結果をもとに演算を行う。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を有する打音判定方法。
2. 1に記載の打音判定方法において、
参照データ収集箇所評価工程では、前記インパルス応答データに基づき欠陥がないと判定された箇所を、前記参照データ収集箇所として適正であると評価する打音判定方法。
3. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
を有する基準判定方法。
4. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する打音判定装置。
5. 4に記載の打音判定装置において、
参照データ収集箇所評価部は、前記インパルス応答データに基づき欠陥がないと判定された箇所を、前記参照データ収集箇所として適正であると評価する打音判定装置。
6. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
を有する基準判定装置。
7. コンピュータを、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるプログラム。
8. コンピュータを、
被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
として機能させるプログラム。
1A プロセッサ
2A メモリ
3A 入出力I/F
4A 周辺回路
5A バス
10 打撃部材
11 被案内部
11a 通し孔
11b 導出孔
111 第1部分
112 第2部分
112a 面
113 突出部
12 打撃チップ
12a 先端面
121 基端部
122 先端部
123 面
13 力センサ
131 本体部
132 端子部
133 受圧面
20 案内部
21 筒状部
21a 移動規制部
21b 導出孔
211 摺動案内部
212 収容部
212a 収容室
213 ピストンシリンダ部
22 キャップ部
30 付勢部
31 衝突部材
311 第1ピストン部
311a 先端面
312 保持部
313 第2ピストン部
32 案内部
32a 案内領域
321 第1部材
322 第2部材
322a 挿通孔
33 付勢部材
35 加圧部
351 筐体部材
351a バルブ室
351b 蓄圧室
351c 放出路
351e 仕切壁
352 蓋部材
352a 導入口
353 バルブ部材
36 ガス導入管
38 三方弁
39 ガス源
40 第2付勢部
50 信号配線
70 打音判定装置
71 参照データ収集箇所評価部
72 参照データ収集部
73 基準生成部
74 判定部
80 基準判定装置
100 打音検査用打撃装置

Claims (8)

  1. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
    を有する打音判定方法。
  2. 請求項1に記載の打音判定方法において、
    参照データ収集箇所評価工程では、前記インパルス応答データに基づき欠陥がないと判定された箇所を、前記参照データ収集箇所として適正であると評価する打音判定方法。
  3. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価工程と、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集工程と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成工程と、
    を有する基準判定方法。
  4. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定部と、
    を有する打音判定装置。
  5. 請求項4に記載の打音判定装置において、
    参照データ収集箇所評価部は、前記インパルス応答データに基づき欠陥がないと判定された箇所を、前記参照データ収集箇所として適正であると評価する打音判定装置。
  6. 被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価部と、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集部と、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成部と、
    を有する基準判定装置。
  7. コンピュータを、
    被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データ、及び、前記基準に基づき、前記被験物における欠陥の有無を判定する判定手段、
    として機能させるプログラム。
  8. コンピュータを、
    被験物の所定の箇所に外力を加えた際の前記外力の大きさの時間変化を示すインパルス応答データに基づき、前記所定の箇所が参照データ収集箇所として適正であるか評価する参照データ収集箇所評価手段、
    適正と評価された箇所に外力を加えた際の音データを参照データとして収集する参照データ収集手段、
    前記被験物に外力を加えて収集した音データに基づき欠陥の有無を判定するための基準を、前記参照データを用いて生成する基準生成手段、
    として機能させるプログラム。
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