JP2016114475A - 解析装置、解析方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、打音検査における信頼性を高めることを課題とする。【解決手段】検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃工程と、予備打撃工程の後、検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃工程と、本打撃により発生した音圧を測定する本打撃測定工程と、少なくとも本打撃測定工程で測定したデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、を有する解析方法。【選択図】図2

Description

本発明は、解析装置、解析方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1に、信号又はタイマーにより定期的に打音を発生するハンマー装置と、前記ハンマー装置で発生した打音を検出する振動検出センサと、前記振動検出センサで検出される振動波形を正常時の波形と比較し、この波形の振幅から被検査対象の劣化状況を判定するコンピュータと、から成る自動打音検査装置が開示されている。
特開2001−221783号公報
本発明者らは、装置を用いて検査対象物の検査対象箇所に所定の打撃を加える打音検査を検討した。そして、試験用の検査対象物の複数の検査対象箇所に、同一の装置設定(同一の力を発生させる設定)で打撃を加え、検査対象物に加えた力の大きさを測定した結果、当該力の大きさにばらつきが生じうることを新たに見出した。なお、試験用の検査対象物の複数の検査対象箇所は、同様な構成となっている。すなわち、同一な材料で、損傷の程度も同様に構成されている。
検査対象箇所に加える力の大きさがばらつくと、打撃により発生した振動波が検査対象物内を進行する距離等もばらつく。このように検査対象箇所毎に検査条件(打撃の力の大きさ)が異なるのは、検査結果の信頼性を確保する観点から好ましくない。
本発明は、装置を用いた打音検査における信頼性を高めるための新たな技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃工程と、
前記予備打撃工程の後、前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃工程と、
前記本打撃により発生した音圧を測定する本打撃測定工程と、
少なくとも前記本打撃測定工程で測定したデータに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を有する解析方法が提供される。
また、本発明によれば、
検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃部と、
前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃部と、
前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得部と、
少なくとも前記本打撃データ取得部が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する解析装置が提供される。
また、本発明によれば、
検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得部と、
複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類部と、
少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する解析装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃手段、
前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃手段、
前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得手段、
少なくとも前記本打撃データ取得手段が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得手段、
複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類手段、
少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、装置を用いた打音検査における信頼性を高めるための新たな技術が実現される。
本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の解析方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の解析方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の解析装置が取得するデータの一例を示す図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/又は無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の概要について説明する。本発明者は、試験用の検査対象物を用意し、当該検査対象物の複数の検査対象箇所に、同一の装置設定(同一の力を発生させる設定)で打撃を加え、検査対象物に加えた力の大きさを測定する試験を行った。なお、試験用の検査対象物の複数の検査対象箇所は、同一な材料で、損傷の程度も同様に構成されている。
試験の結果、各検査対象箇所における最初の数回(例:1回目)の打撃においては、同一の装置設定(同一の力を発生させる設定)で打撃を加えた場合であっても、検査対象物に加わる力の大きさが検査対象箇所ごとにばらつく場合があることを新たに見出した。すなわち、ある検査対象箇所で検査対象物に加えられる力の大きさと、他の検査対象箇所で検査対象物に加えられる力の大きさとが異なり得る。
この理由は明らかでないが、検査対象箇所の表面状態の違いによるのではと推測される。例えば、検査対象箇所の表面に凹凸が形成されており、当該表面の変形等により、打撃の力の一部が吸収されているのではと考えられる。そして、表面の状態が検査対象箇所毎に異なるため、吸収される力の大きさが異なるのではと考えられる。検査と関係ない要因により検査条件(力の大きさ)が異なるのは、検査の信頼性を保つうえで好ましくない。
また、本発明者は、各検査対象箇所において所定回数(例:1回)の打撃を行った後の打撃においては、上記検査対象箇所ごとのばらつきが軽減されることを新たに見出した。この理由は明らかでないが、所定回数の打撃により、検査対象箇所の表面状態の違いが緩和されたのではと推測される。
本実施形態はこれらの事実に基づく。以下、本実施形態の構成について詳細に説明する。図2に、本実施形態の解析方法のフローチャートの一例を示す。図示するように、本実施形態の解析方法は、予備打撃工程S20と、本打撃工程+本打撃測定工程S21と、判定工程S22とを有する。
予備打撃工程S20では、検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える。予備打撃は、所定の打撃装置を用いて行う。検査対象物は、橋梁、ビルディング等の建造物が考えられるが、これらに限定されない。検査対象箇所は打撃を加えることが可能な箇所、すなわち、検査対象物の外表面のいずれかである。
予備打撃を加える回数は予め定まっていてもよい。例えば、1回、3回、5回等であってもよい。
他の例として、予備打撃を加える回数は、検査対象箇所毎に、予備打撃の内容に基づいて決定してもよい。例えば、図6のフローチャートに示すように、S20では、予備打撃工程と共に、予備打撃測定工程を行ってもよい。
予備打撃工程では、打撃装置を所定の設定にして(所定の大きさの力を発生させて)、所定の検査対象箇所に予備打撃を行う。予備打撃測定工程では、予備打撃により検査対象物に加えた力の大きさを少なくとも測定する。なお、予備打撃測定工程では、さらに、打撃時における打撃装置と検査対象の接触時間を測定してもよい。
そして、例えば、予備打撃測定工程で測定した力の大きさが所定の値に収束するまで、予備打撃を行ってもよい。所定の値に収束した状態は、例えば、直前の予備打撃との力の大きさの差が所定値以下となった予備打撃が所定回数連続した状態であってもよい。
ここで、図3乃至図5を用いて打撃装置の一例について詳細に説明する。なお、打撃装置はこれに限定されない。図3は、打撃装置の打撃ユニット1部分の全体像を示す。図3において、付勢部30、サスペンション機構750及び保持リンク741以外の部分については、部分的に断面図として内部構造を示しており、付勢部30については、その衝突部材31の一部分を除き、内部構造を示さない正面図となっている。図4は、図3に示す打撃ユニット1の打撃部100の一例を示した図である。図5は、打撃部100の付勢部30の一例を詳細に示す図である。
図3に示す打撃ユニット1は、打撃部材10と、衝突部材31(付勢部材)と、力センサ13と、マイク610とを備えている。
図3に示すように、打撃ユニット1は、検査対象物に打撃を加える打撃部100を備えている。図4に示すように、打撃部100は、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を保持するとともに、直進方向(図中、矢印A及びB方向)に案内する案内部20と、打撃部材10に衝突して打撃部材10を一方向(図中、矢印A方向)に付勢する付勢部30とを有する。
打撃部材10は、付勢部30によって付勢された後、案内部20により案内されて一方向(矢印A方向)に移動して、検査対象物を打撃する。
図4に示すように、打撃部材10は、例えば、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11と、被案内部11の先端側に設けられていて検査対象物を打撃する打撃チップ12と、打撃部材10に加わる力の大きさ、すなわち検査対象物に加えた力の大きさを検出する力センサ13と、を有している。
より具体的には、被案内部11は、例えば、円柱形状などの棒状の第1部分111と、第1部分111の基端側に設けられている第2部分112と、第1部分111の中間部にフランジ状に形成された鍔部113を有している。
第1部分111は、当該第1部分111の長手方向に亘ってほぼ一定の外径に形成されている。第2部分112は、第1部分111よりも小径に形成され、且つ、被案内部11の基端部を構成している。
より具体的には、例えば、第2部分112は、その基端側に向けて徐々に縮径する区間を有する棒状の形状をなしている。例えば、第2部分112の先端の外径は、第1部分111の外径と同等に設定されている。そして、第2部分112において第1部分111に対して隣接している所定の長さの区間は、基端側に向けて徐々に縮径している。第2部分112の基端側の面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
打撃チップ12は、先細形状(先端に向けて縮径する形状)に形成されており、その先端により検査対象物を打撃する。
より具体的には、例えば、打撃チップ12は、円柱状の基端部121と、円錐台状に形成されているとともに基端部121の先端側に設けられている先端部122と、を備えている。打撃チップ12の先端面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
例えば、基端部121の基端側の部分には雄ねじ(図示略)が形成されており、この雄ねじが力センサ13に螺入されることによって、打撃チップ12が力センサ13の先端側に固定されている。
力センサ13は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に打撃部材10に加わる力の大きさを検出するものである。力センサ13の方式は、特に限定されない。力センサ13は、例えば、圧電素子等を備えて構成された歪みセンサであることが挙げられる。力センサ13は、打撃チップ12と被案内部11との間に設けられている。
力センサ13は、本体部131と、本体部131における基端側の部分に形成された端子部132と、を備えている。力センサ13は、付勢部30が衝突する面112aよりも、検査対象物と衝突する面112aよりに位置する。
本体部131は、例えば、円柱形状に形成されており、その先端側の面は打撃チップ12からの圧力を受ける受圧面133となっている。受圧面133は、平面状に形成されており、打撃チップ12における基端側の面123は、受圧面133に対して面接触している。
打撃部材10を構成する被案内部11、力センサ13および打撃チップ12は、互いに同軸上に配置されており、一体の棒状部材を構成している。
力センサ13の端子部132には、力センサ13による検出信号を送信する信号配線50の一端が電気的に接続されている。予備打撃測定工程で測定される力の大きさは、力センサ13により測定される。
被案内部11の第1部分111には、信号配線50を当該第1部分111の先端から基端側へ通すための通し孔11aと、通し孔11aと第1部分111の周囲の空間とを相互に連通させる導出孔11bとが形成されている。
また、案内部20の筒状部21において、導出孔11bと対応する箇所には、筒状部21の内部空間と外部空間とを相互に連通させる導出孔21bが形成されている。信号配線50は、通し孔11a、導出孔11bおよび導出孔21bをこの順に介して、打撃部100の外部空間へと導出されている。
案内部20は、打撃部材10の被案内部11を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する円筒形状などの筒状部21を有する。筒状部21は、被案内部11の第1部分111を直進方向に摺動案内する摺動案内部211を有する。
更に、筒状部21は、打撃部材10が所定の打撃待機位置(図4に示す打撃部材10の位置)よりも上記一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する移動規制部21aを有している。すなわち、案内部20は、移動規制部21aを有している。
移動規制部21aは、筒状部21の内面に形成された括れ状の部分である。すなわち、筒状部21の内空断面は、移動規制部21aにおいて部分的に小さくなっている。
例えば、移動規制部21aの内径は、先端側から基端側に向けて、徐々に縮小した後、徐々に拡大している。より具体的には、例えば、筒状部21の軸心に沿った断面において、移動規制部21aの内面は、筒状部21の中心に向けてアーチ状に膨出している。すなわち、移動規制部21aは、その内面が内方に向けて凸の曲面状に形成された括れ形状となっている。
移動規制部21aは、被案内部11の第1部分111よりも小径に形成されていて、移動規制部21aには第1部分111が侵入不能となっている。ただし、被案内部11の第2部分112の少なくとも一部分が移動規制部21aに挿入可能となるように、移動規制部21aの内径が設定されている。
具体的には、例えば、打撃部材10は、移動規制部21aの内面に対して第2部分112の先端部(基端側に向けて徐々に縮径している部分)が接する位置で、移動規制されるようになっている。つまり、この位置が打撃部材10の打撃待機位置となっている。
付勢部30は、移動規制部21aにより移動規制されて打撃待機位置に位置する打撃部材10を付勢するようになっている。より具体的には、付勢部30は、打撃部材10に衝突することによって打撃部材10を上記一方向(矢印A方向)へ付勢する衝突部材31を有している。
衝突部材31は、円柱形状などの棒状の第1ピストン部311を有している。一方、筒状部21における移動規制部21aよりも基端側の部分は、第1ピストン部311を直進方向に摺動案内するシリンダチューブ部213を構成している。第1ピストン部311の先端面311aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
また、打撃部100は、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を矢印B方向へ付勢して打撃待機位置に復帰させる第2付勢部40を有している。
第2付勢部40は、例えば、打撃部材10を矢印B方向に付勢する弾性体からなる。付勢部30は、第2付勢部40の付勢に抗して打撃部材10を矢印A方向へ付勢する。
より具体的には、第2付勢部40は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、被案内部11の第1部分111における鍔部113よりも先端側の部分に外挿されている。
筒状部21は、摺動案内部211よりも先端側に配置された収容部212を有する。収容部212は、その内空領域が摺動案内部211の内空領域よりも大径に形成されている。収容部212の内空領域において、被案内部11の第1部分111の周囲に位置する部分は、第2付勢部40と、被案内部11の鍔部113と、を収容する収容室212aを構成している。
案内部20は、筒状部21の先端に設けられたキャップ部22を有する。キャップ部22は、リング状に形成されており、キャップ部22には、被案内部11の第1部分111が挿通されている。
キャップ部22によって、第2付勢部40を構成するコイルバネの先端が基端側に押さえ付けられている。このコイルバネの基端は、被案内部11の鍔部113に接しているとともに、鍔部113を基端側に付勢している。すなわち、第2付勢部40を構成するコイルバネは、鍔部113とキャップ部22との間に圧縮状態で挟まれた状態で、収容室212aに収容されており、被案内部11を基端側に付勢している。
なお、キャップ部22は、被案内部11の第1部分111を摺動案内するガイドとしても機能する。
被案内部11の先端部、すなわち第1部分111の先端部は、案内部20の先端部すなわちキャップ部22よりも先端側に突出している。したがって、力センサ13および打撃チップ12も案内部20の先端部よりも先端側に突出している。
なお、筒状部21のシリンダチューブ部213、移動規制部21a、摺動案内部211および収容部212は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、且つ、互いに同軸上に配置されている。
また、打撃部材10の被案内部11と、衝突部材31とは、直進方向(矢印A方向および矢印B方向)に沿って互いに同軸に配置されている。
図5は、付勢部30の詳細の一例を示した図である。図5に示すように、衝突部材31は、第1ピストン部311の他に、保持部312と第2ピストン部313とを備えている。
保持部312は、第1ピストン部311よりも大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313は、保持部312よりも更に大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313、保持部312および第1ピストン部311は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、互いに同軸上に配置され、且つ、相互に一体的に形成されている。
付勢部30は、衝突部材31の他に、例えば、衝突部材31を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する案内部32と、圧縮ガスを用いて衝突部材31を加圧することにより衝突部材31を矢印A方向に付勢する加圧部35と、を備えている。
案内部32は、例えば、円筒形状などの筒状の第1部材321と、第1部材321の先端側の端部に設けられた盤状の第2部材322と、を備えている。第1部材321の内空領域は、衝突部材31の第2ピストン部313を矢印A方向および矢印B方向に摺動案内する案内領域32aを構成している。
第2部材322が案内部20の基端部に対して固定されることにより、案内部20と案内部32とが相互に同軸となる状態で相互に固定されている。ここで、例えば、遮音部400の板状部412が付勢部30に対して直接的又は間接的に固定されることにより、遮音部400が打撃部100と一体的に設けられ、付勢部30が遮音部400の外部に突出している。
第2部材322には、第1ピストン部311を挿通させるとともに該第1ピストン部311を摺動案内する挿通孔322aが形成されている。すなわち、第1ピストン部311は、挿通孔322aおよびシリンダチューブ部213により摺動案内される。
加圧部35は、例えば、筐体部材351、蓋部材352およびバルブ部材353を備えて構成されている。筐体部材351は、例えば外周形状が円柱形状となっており、その先端側の面に、案内部32の基端部が固定されている。
筐体部材351の内部には、バルブ部材353を直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能に収容しているバルブ室351aと、圧縮ガスを貯留する蓄圧室351bと、蓄圧室351bの圧縮ガスが案内部32の案内領域32aに設けて放出される際の流路となる放出路351cと、が形成されている。
放出路351cは、案内領域32aに対して連通している。放出路351cは、衝突部材31の第2ピストン部313よりも小径に形成されており、筐体部材351の先端側の面は、矢印B方向への衝突部材31の移動を規制するようになっている。
放出路351cを介して案内領域32aに放出される圧縮ガスによって、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面が矢印A方向に付勢されて、衝突部材31が矢印A方向に勢いよく移動するようになっている。
なお、例えば、放出路351cは筐体部材351の中心に配置されており、放出路351cを介して放出される圧縮ガスは、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面の中央部を矢印A方向に付勢するようになっている。
蓄圧室351bは、例えば、放出路351cの周囲に配置されており、内空断面がドーナツ状に形成されている。蓄圧室351bと放出路351cとは、円筒形状などの筒状の仕切壁351eによって相互に仕切られている。ただし、バルブ部材353が基端側に位置する状態では、放出路351cの下端部と蓄圧室351bとが相互に連通するようになっている。
バルブ室351aは、放出路351cの基端側に配置されている。バルブ室351aは、内空断面が円柱形状などの筒状に形成されている。
バルブ部材353は、傘形バルブであり、直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能にバルブ室351a内に保持されている。
蓋部材352は、筐体部材351の基端側の面に固定されている。蓋部材352の中央部には、バルブ室351aの内空領域よりも小径の導入口352aが形成されている。蓋部材352における導入口352aの周囲の部分は、矢印B方向へのバルブ部材353の移動を規制する。
付勢部30は、更に、一端が加圧部35の導入口352aに接続されたガス導入管36と、ガス導入管36の他端に接続されたガス源39と、ガス導入管36の両端間の部位に設けられた打撃用バルブ38と、を備えている。ガス源39は、加圧部35に供給される圧縮ガス(高圧ガス)を貯留している。
なお、ガス源39は、マーキング部500が用いる圧縮ガス源を兼ねても良いし、マーキング部500が用いる圧縮ガス源とは別に、ガス源39を備えていても良い。また、ガス源39は、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給するようになっていても良いし、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給する圧縮ガス源は、ガス源39とは別に備えられていても良い。
打撃用バルブ38は、例えば、三方弁であり、ガス導入管36を介してガス源39から加圧部35の導入口352aに圧縮ガスが供給される状態と、その供給が遮断されるとともに導入口352aと打撃用バルブ38における放出側(矢印C方向側)とが相互に連通する状態と、の何れかの状態に切り替えが可能に構成されている。
更に、付勢部30は、加圧部35により付勢された後の衝突部材31を打撃待機位置(図5に示す位置)に復帰させるために衝突部材31を矢印B方向に付勢する付勢部材33を備えている。
付勢部材33は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、衝突部材31の保持部312に外挿されている。
付勢部材33は、衝突部材31の第2ピストン部313における先端側の面と、第2部材322における基端側の面と、の間に圧縮状態で挟まれており、衝突部材31を矢印B方向に付勢している。
以上説明した打撃部材10が付勢部30により付勢されると、打撃部材10は、打撃待機位置(図3において実線で示される位置)から図3において二点鎖線で示される位置に向けて移動することによって検査対象物に衝突して打撃を加える。より具体的には、打撃部材10は、図3に二点鎖線で示される位置よりも手前の位置で検査対象物に衝突する。
案内部20は、打撃部材10を打撃待機位置と図3に二点鎖線で示される位置との間で移動可能に保持している。
マイク610は、例えば屈曲した棒状のブラケットであるマイク保持部620を介して案内部20に設けられる。打撃部材10により検査対象物を打撃すると、検査対象物からの反射波である音波(打撃音)をマイク610が検出(集音)する。マイク610による検出結果は、制御部(不図示)に入力されるようになっている。例えば、複数のマイク610が打撃部100の打撃部材10及び案内部20等の周囲に配置(例えば等角度間隔で配置)されてもよい。例えば、4つのマイク610が90度間隔で配置されてもよい。予備打撃測定工程で測定される音圧は、マイク610により測定される。
遮音部400は、マイク610が環境音(暗騒音)を集音してしまうことを抑制するためのものである。遮音部400は、案内部20、打撃部材10及びマイク610等を囲む枠部410を有している。
枠部410は、筒状(例えば円筒状)に形成された筒状部411と、板状に形成されて筒状部411の一端部(基端部)を閉塞している板状部412と、を備えている。板状部412と対向する面は、開口している。板状部412には、孔416が設けられてもよい。筒状部411は、例えば、その軸心が打撃部材10の軸心と同軸に配置されている。
板状部412が打撃部100に固定されていることによって、枠部410、ひいては遮音部400が打撃部100と一体的に設けられている。
なお、図3の例では、打撃部100の付勢部30は、遮音部400の外部に突出している。ただし、付勢部30も遮音部400の内部に収容されていても良い。
筒状部411の他端部(先端部)には、環状の緩衝部材430が設けられている。打撃部100は、緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態で、検査対象物に打撃を加えるようになっている。緩衝部材430は、筒状部411の他端部を検査対象物に突き当てる際の衝撃を緩和する。接触センサ770は、緩衝部材430の周上において、等角度間隔で配置されている。
枠部410の内面及び案内部20の外周面には、ウレタン等の吸音材が設けられ、枠部410の内面及び案内部20の外周面での音の反射を抑制できるようになっていてもよい。
打撃ユニット1の基端部には固定部材760が固定されている。そして、固定部材760を介して、例えば、コイルスプリングからなるサスペンション機構750、及び、保持リンク741が固定されている。
図2及び図6に戻り、S21では、本打撃工程及び本打撃測定工程を行う。
本打撃工程は予備打撃工程の後に行われる。本打撃工程では、予備打撃が行われた検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える。本打撃測定工程では、本打撃により発生した音圧を測定する。なお、本打撃測定工程では、さらに、検査対象物に加えた力の大きさを測定してもよい。
本打撃は、所定の打撃装置を用いて行う。予備打撃を行う打撃装置と本打撃を行う打撃装置は同じであってもよい。本打撃工程では、打撃装置を所定の設定にして(所定の大きさの力を発生させて)、本打撃を行う。本打撃を行う回数は予め定まっていてもよい。例えば、1回、3回、5回、10回等であってもよい。
本実施形態では、オペレータが打撃装置を操作して、検査対象物の検査対象箇所に、所定回数分の本打撃を行わせる。
本打撃測定工程は、予備打撃測定工程と同様にして実現される。例えば、図3乃至図5を用いて説明した打撃装置を用いて本打撃を行う場合、力センサ13が力の大きさを測定し、マイク610が音圧を測定する。
判定工程S22では、少なくとも本打撃測定工程で測定したデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する。具体的には、本打撃測定工程で測定した音圧の経時データに基づいて、欠陥の有無を判定する。判定の手段は従来技術を適用して実現できる。例えば、特許文献1に開示されている手段を利用してもよい。判定工程は、コンピュータによる処理で実現される。
例えば、欠陥がないことが既知である箇所に打撃を加えた際の音圧データを分析し、その結果を基準データとして予め用意しておく。その後、検査対象物の検査対象箇所への本打撃で得られた音圧データの分析結果(測定データ)を取得すると、測定データから基準データを差し引き、評価結果とする。この評価結果が所定の閾値を超えた場合、欠陥ありと判定する。
参考までに、図10に、1回の本打撃で測定される音圧の経時データ(上側)、及び、力の大きさの経時データ(下側)の一例を示す。当該データは、図3乃至図5を用いて説明した打撃装置により得られたデータである。
力の大きさの経時データ(図10下側)を観察すると、3つのピーク(F1、C、F2)が存在する。ピークF1は、付勢部材33が打撃部材10に衝突したことに起因する。ピークCは、打撃部材10が検査対象物に衝突したことに起因する。ピークF2は、検査対象物に衝突した打撃部材10が反対方向に跳ね返り、付勢部材33等の部材に衝突したことに起因する。
音圧の経時データ(図10上側)を観察すると、力の大きさの3つのピーク(F1、C、F2)各々に対応して大きい音圧が測定され、ピークとなっていることが分かる。
図3乃至図5を用いて説明した打撃装置を用いて本打撃を行う場合、音圧の経時データの全てを用いて判定を行うのでなく、上記ピークに基づいて特定される所定の一部のデータのみを処理対象として、判定を行ってもよい。例えば、ピークCが検出されたタイミング、ピークCよりも所定時間前のタイミング、又は、ピークF1よりも所定時間後のタイミングを、開始位置としてもよい。そして、ピークCよりも所定時間後のタイミング、又は、ピークF2よりも所定時間前のタイミングを、終了位置としてもよい。そして、当該開始位置から当該終了位置までのデータを用いて、上記判定を行ってもよい。
このようにすれば、上記判定において不要なデータ(ノイズ成分)を除去することができる。結果、判定の精度が向上する。
なお、本打撃を複数回行った場合、複数の音圧の経時データをそれぞれ分析し、それらの分析結果の平均値を用いて判定を行ってもよい。または、複数の音圧の経時データの中から、任意の方法で1つの代表データを決定し、当該代表データに基づいて判定を行ってもよい。
また、判定工程では、本打撃測定工程で得られた音圧の経時データのみならず、予備打撃測定工程で得られた音圧の経時データの少なくとも一部をさらに用いて判定を行ってもよい。
複数回の予備打撃の中の最後の1回又は最後の複数回は、本打撃と同等の力の強さになっている場合がある。そこで、このような予備打撃で得られた音圧の経時データをも、判定に用いてもよい。データが複数ある場合、例えば、複数の音圧の経時データをそれぞれ分析し、それらの分析結果の平均値を用いて、判定を行ってもよい
なお、すべての予備打撃に対応する音圧の経時データを利用してもよい。このようにしても、予備打撃のデータのみで判定を行う場合に比べて、検査対象箇所毎のばらつきを軽減できる。
以上により、検査対象箇所毎に、判定工程の判定結果(欠陥の有無)を対応付けた判定結果データが得られる。なお、判定結果データは、本打撃により検査対象物に加えられた力の大きさ、予備打撃の回数、予備打撃により検査対象物に加えられた力の大きさ等をさらに含んでもよい。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本発明者は、各検査対象箇所における最初の数回(例:1回目)の打撃においては、同一の装置設定(同一の力を発生させる設定)で打撃を加えた場合であっても、検査対象物に加わる力の大きさが検査対象箇所ごとにばらつく場合あることを新たに見出した。また、本発明者は、各検査対象箇所において所定回数(例:1回)の打撃を行った後の打撃においては、上記検査対象箇所ごとのばらつきが軽減されることを新たに見出した。
本実施形態では、検査対象箇所に所定回数の予備打撃を行った後、当該検査対象箇所に本打撃を行う。そして、本打撃で得られた測定データを少なくとも利用して、当該検査対象箇所の欠陥の有無を判定する。
本打撃は、所定回数の予備打撃の後に行われる。このため、上記事実に基づけば、複数の検査対象箇所における本打撃の力の大きさのばらつきは軽減される。そして、本打撃で得られた測定データを利用して、検査対象箇所の欠陥の有無を判定する本実施形態によれば、複数の検査対象箇所に対して、同等の条件(同等の力の大きさ)で欠陥の有無の判定を行うことができる。結果、検査結果の信頼性を高めることができる。
<第2の実施形態>
図7に、本実施形態の解析装置1000の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、解析装置1000は、予備打撃部1011と、本打撃部1012と、本打撃データ取得部1013と、判定部1014とを有する。
予備打撃部1011は、打撃装置を制御し、検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える。そして、所定回数の予備打撃を終了すると、本打撃部1012にその旨を通知する。
本実施形態では、予備打撃の回数が予め定まっている。例えば、解析装置1000の出荷段階から、当該回数が予備打撃部1011に与えられていてもよい。又は、オペレータが予備打撃の回数を解析装置1000に予め入力してもよい。そして、予備打撃部1011は、打撃装置を制御し、予め定められた回数分の予備打撃を1つの検査対象箇所に対して行う。
本打撃部1012は、打撃装置を制御し、予備打撃が行われた検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える。本実施形態では、本打撃の回数が予め定まっている。例えば、解析装置1000の出荷段階から、当該回数が本打撃部1012に与えられていてもよい。又は、オペレータが本打撃の回数を解析装置1000に予め入力してもよい。そして、本打撃部1012は、打撃装置を制御し、予め定められた回数分の本打撃を1つの検査対象箇所に対して行う。
本打撃データ取得部1013は、本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する。なお、本打撃データ取得部1013は、さらに、本打撃により検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得してもよい。図3乃至図5を用いて説明した打撃装置を利用する場合、本打撃データ取得部1013は、力センサ13が測定した力の大きさの経時データや、マイク610が測定した音圧の測定データを取得する。
判定部1014は、少なくとも本打撃データ取得部1013が取得したデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する。判定部1014が行う処理は、コンピュータで実現される第1の実施形態の判定工程と同様である。
次に、本実施形態の解析装置1000の動作方法の一例を説明する。例えば、検査対象物の所定の検査対象箇所に打撃を加えることが可能な状態に打撃装置をセットすると、オペレータは、解析を開始する入力を解析装置1000に対して行う。
すると、解析装置1000の予備打撃部1011は打撃装置を制御し、検査対象箇所に対して所定回数の予備打撃を行わせる。そして、所定回数の予備打撃が終了すると、その旨を示す情報が本打撃部1012に入力される。
すると、本打撃部1012は、当該入力に応じて打撃装置を制御し、当該検査対象箇所に対する所定回数の本打撃を行わせる。そして、本打撃データ取得部1013は、当該本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する。
その後、判定部1014は、本打撃データ取得部1013が取得したデータに基づいて、欠陥の有無を判定する。そして、判定部1014は、結果データを出力する。結果データは第1の実施形態で説明した通りである。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、予備打撃、本打撃及び判定までの処理を、コンピュータにより実現することができる。結果、オペレータの労力を軽減することができる。
<第3の実施形態>
図8に、本実施形態の解析装置1000の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、解析装置1000は、予備打撃部1011と、本打撃部1012と、本打撃データ取得部1013と、判定部1014、予備打撃データ取得部1015とを有する。本打撃部1012、本打撃データ取得部1013及び判定部1014の構成は、第2の実施形態と同様である。
予備打撃データ取得部1015は、予備打撃により検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得する。なお、予備打撃データ取得部1015は、さらに、予備打撃により発生した音圧を測定したデータを取得してもよい。図3乃至図5を用いて説明した打撃装置を利用する場合、予備打撃データ取得部1015は、力センサ13が測定した力の大きさの経時データや、マイク610が測定した音圧の測定データを取得する。
予備打撃部1011は、予備打撃データ取得部1015が取得したデータに基づいて、予備打撃の回数を調整する。
例えば、予備打撃部1011は、複数回の予備打撃における力の大きさの時系列な変化を解析し、力の大きさが所定の値に収束するまで予備打撃を行ってもよい。所定の値に収束した状態は、例えば、直前の予備打撃との力の大きさの差が所定値以下となった予備打撃が所定回数連続した状態であってもよい。
次に、本実施形態の解析装置1000の動作方法の一例を説明する。例えば、検査対象物の所定の検査対象箇所に打撃を加えることが可能な状態に打撃装置をセットすると、オペレータは、解析を開始する入力を解析装置1000に対して行う。
すると、解析装置1000の予備打撃部1011は打撃装置を制御し、検査対象箇所に対して予備打撃を行わせる。予備打撃データ取得部1015は、当該予備打撃により検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得する。そして、予備打撃部1011は、予備打撃データ取得部1015が取得したデータに基づいて、予備打撃を継続するか否かを決定する。
例えば、予備打撃部1011は、予備打撃の都度、予備打撃データ取得部1015が取得し、蓄積されているデータを利用して、予備打撃を継続するか否かを判定する。例えば、予備打撃部1011は、予備打撃データ取得部1015で取得された力の大きさが所定の値に収束したと判定するまで、予備打撃を継続すると決定する。
予備打撃を継続すると決定した場合、予備打撃データ取得部1015は打撃装置を制御し、予備打撃を繰り返し実行する。一方、予備打撃を終了すると決定した場合、その旨を示す情報が本打撃部1012に入力される。
すると、本打撃部1012は、当該入力に応じて打撃装置を制御し、当該検査対象箇所に対する所定回数の本打撃を行わせる。そして、本打撃データ取得部1013は、当該本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する。
その後、判定部1014は、本打撃データ取得部1013が取得したデータに基づいて、欠陥の有無を判定する。そして、判定部1014は、結果データを出力する。結果データは第1の実施形態で説明した通りである。
以上説明した本実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、検査対象物に加わる力の大きさが所定の状態となるまで、予備打撃を行うことができる。結果、本打撃における力の大きさのばらつきをより確実に軽減することができる。
<第4の実施形態>
図9に、本実施形態の解析装置3000の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、解析装置3000は、データ取得部3031と、分類部3032と、判定部3033とを有する。
データ取得部3031は、検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、打撃各々により検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得する。なお、データ取得部3031は、打撃の都度、当該データを取得し、蓄積していってもよい。または、データ取得部3031は、複数回の打撃が行われた後に、複数回の打撃におけるデータをまとめて取得してもよい。
分類部3032は、複数回の打撃で得られたデータを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する。
例えば、分類部3032は、複数回の打撃における力の大きさの時系列な変化を解析する。そして、分類部3032は、力の大きさが所定の値に収束する前の打撃で得られたデータを、予備打撃で得られたデータに分類することができる。また、分類部3032は、力の大きさが所定の値に収束した後の打撃で得られたデータを、本打撃で得られたデータに分類することができる。所定の値に収束した状態は、第1の実施形態等で説明した通りである。
判定部3033は、少なくとも本打撃で得られたデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する。判定部3033の構成は、第2及び第3の実施形態の判定部1014と同様である。
次に、本実施形態の解析装置1000の動作方法の一例を説明する。例えば、検査対象物の所定の検査対象箇所に打撃を加えることが可能な状態に打撃装置をセットすると、オペレータは打撃装置を操作し、当該検査対象箇所に対して所定回数の打撃を行わせる。
その後、当該複数の打撃により得られたデータ(打撃により検査対象物に加えた力の大きさ、及び、打撃時における打撃装置と検査対象の接触時間の測定データ)が、解析装置1000に入力される。
データ取得部3031は、解析装置1000に入力された上記データを取得する。すると、分類部3032が当該データを処理し、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する。その後、判定部3033は、少なくとも本打撃で得られたデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する。
以上説明した本実施形態によれば、第1乃至第3の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、オペレータは、予備打撃及び本打撃を意識することなく、1つの検査対象箇所に対応して所定回数の打撃を行わせ、当該複数回の打撃に対応したデータを解析装置3000に入力すればよい。すると、解析装置3000が当該データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類し、少なくとも本打撃で得られたデータに基づいて、検査対象物における欠陥の有無を判定する。このような本実施形態によれば、オペレータの労力を軽減できて好ましい。
<実施例>
図3乃至図5に示した打撃装置を利用し、コンクリートで形成された構造物の所定の検査対象箇所に3回の打撃を行った。そして、力センサ13で、橋梁に加えた力の大きさ(ピーク値)を測定した。なお、3回の打撃の間、打撃装置の設定は同じにした。
結果、1回目の打撃時に測定された力の大きさは、760Nであった。2回目の打撃時に測定された力の大きさは、976Nであった。3回目の打撃時に測定された力の大きさは、976Nであった。すなわち、2回目以降、力の大きさが約976Nに収束した。当該例の場合、1回目の打撃を予備打撃とし、2回目及び3回目を本打撃とし、欠陥の有無を判定することができる。
ここでは、1回の打撃(予備打撃)の後の打撃(2回目及び3回目)では、力の大きさの差が所定の値に収束することを示した。本発明者は、複数回の打撃(予備打撃)の後の打撃で、力の大きさの差が所定の値に収束する場合も確認している。また、本発明者は、近接した同様の構成の検査対象箇所どうしの打撃の結果を比較すると、最初の数回の打撃時に測定された力の大きさはばらつくが、打撃を加えるごとにその差を小さくできることを確認している。
以上、所定回数の予備打撃により、検査対象箇所毎に検査対象物に加わる力の大きさがばらつく不都合を軽減できることが分かる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃工程と、
前記予備打撃工程の後、前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃工程と、
前記本打撃により発生した音圧を測定する本打撃測定工程と、
少なくとも前記本打撃測定工程で測定したデータに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を有する解析方法。
2. 1に記載の解析方法において、
前記予備打撃により前記検査対象物に加えた力の大きさを測定する予備打撃測定工程をさらに有し、
前記予備打撃測定工程で測定された前記力の大きさに基づいて、前記予備打撃工程における前記予備打撃の回数を調整する解析方法。
3. 検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃部と、
前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃部と、
前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得部と、
少なくとも前記本打撃データ取得部が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する解析装置。
4. 3に記載の解析装置において、
前記予備打撃により前記検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得する予備打撃データ取得部をさらに有し、
前記予備打撃部は、前記予備打撃データ取得部が取得した前記データに基づいて、前記予備打撃の回数を調整する解析装置。
5. 4に記載の解析装置において、
前記予備打撃部は、複数回の前記予備打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析し、前記力の大きさが所定の値に収束するまで前記予備打撃を行う解析装置。
6. 検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得部と、
複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類部と、
少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
を有する解析装置。
7. 6に記載の解析装置において、
前記分類部は、複数回の前記打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析し、前記力の大きさが所定の値に収束する前の前記打撃で得られた前記データを前記予備打撃で得られたデータに分類し、前記力の大きさが前記所定の値に収束した後の前記打撃で得られた前記データを前記本打撃で得られたデータに分類する解析装置。
8. コンピュータを、
検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃手段、
前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃手段、
前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得手段、
少なくとも前記本打撃データ取得手段が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラム。
8−2. 8に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータを、前記予備打撃により前記検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得する予備打撃データ取得手段としてさらに機能させ、
前記予備打撃手段に、前記予備打撃データ取得手段が取得した前記データに基づいて、前記予備打撃の回数を調整させるプログラム。
8−3. 8−2に記載のプログラムにおいて、
前記予備打撃手段に、複数回の前記予備打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析させ、前記力の大きさが所定の値に収束するまで前記予備打撃を行わせるプログラム。
9. コンピュータを、
検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得手段、
複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類手段、
少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラム。
9−2. 9に記載のプログラムにおいて、
前記分類部手段に、複数回の前記打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析させ、前記力の大きさが所定の値に収束する前の前記打撃で得られた前記データを前記予備打撃で得られたデータに分類させ、前記力の大きさが前記所定の値に収束した後の前記打撃で得られた前記データを前記本打撃で得られたデータに分類させるプログラム。
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 表示制御部
5A ディスプレイ
6A 操作受付部
7A 操作部
8A 通信部
9A 補助記憶装置
10A バス
1 打撃ユニット
10 打撃部材
11 被案内部
11a 通し孔
11b 導出孔
111 第1部分
112 第2部分
112a 面
113 鍔部
12 打撃チップ
121 基端部
122 先端部
123 面
13 力センサ
131 本体部
132 端子部
133 受圧面
20 案内部
21 筒状部
21a 移動規制部
211 摺動案内部
212 収容部
212a 収容室
213 シリンダチューブ部
22 キャップ部
30 付勢部
31 衝突部材
311 第1ピストン部
311a 先端面
312 保持部
313 第2ピストン部
32 案内部
321 第1部材
322 第2部材
322a 挿通孔
33 付勢部材
35 加圧部
351 筐体部材
351a バルブ室
351b 蓄圧室
351c 放出路
351e 仕切壁
352 蓋部材
352a 導入口
353 バルブ部材
36 ガス導入管
38 打撃用バルブ
39 ガス源
40 第2付勢部
50 信号配線
100 打撃部
400 遮音部
410 枠部
411 筒状部
412 板状部
430 緩衝部材
610 マイク
620 マイク保持部
710 解析装置
711 データ取得部
712 衝突タイミング特定部
713 判定部
741 保持リンク
750 サスペンション機構
760 固定部材
770 接触センサ(検出センサ)
1000 解析装置
1011 予備打撃部
1012 本打撃部
1013 本打撃データ取得部
1014 判定部
1015 予備打撃データ取得部
3000 解析装置
3031 データ取得部
3032 分類部
3033 判定部

Claims (9)

  1. 検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃工程と、
    前記予備打撃工程の後、前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃工程と、
    前記本打撃により発生した音圧を測定する本打撃測定工程と、
    少なくとも前記本打撃測定工程で測定したデータに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
    を有する解析方法。
  2. 請求項1に記載の解析方法において、
    前記予備打撃により前記検査対象物に加えた力の大きさを測定する予備打撃測定工程をさらに有し、
    前記予備打撃測定工程で測定された前記力の大きさに基づいて、前記予備打撃工程における前記予備打撃の回数を調整する解析方法。
  3. 検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃部と、
    前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃部と、
    前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得部と、
    少なくとも前記本打撃データ取得部が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
    を有する解析装置。
  4. 請求項3に記載の解析装置において、
    前記予備打撃により前記検査対象物に加えた力の大きさを測定したデータを取得する予備打撃データ取得部をさらに有し、
    前記予備打撃部は、前記予備打撃データ取得部が取得した前記データに基づいて、前記予備打撃の回数を調整する解析装置。
  5. 請求項4に記載の解析装置において、
    前記予備打撃部は、複数回の前記予備打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析し、前記力の大きさが所定の値に収束するまで前記予備打撃を行う解析装置。
  6. 検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得部と、
    複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類部と、
    少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部と、
    を有する解析装置。
  7. 請求項6に記載の解析装置において、
    前記分類部は、複数回の前記打撃における前記力の大きさの時系列な変化を解析し、前記力の大きさが所定の値に収束する前の前記打撃で得られた前記データを前記予備打撃で得られたデータに分類し、前記力の大きさが前記所定の値に収束した後の前記打撃で得られた前記データを前記本打撃で得られたデータに分類する解析装置。
  8. コンピュータを、
    検査対象物の検査対象箇所に少なくとも一回の予備打撃を加える予備打撃手段、
    前記予備打撃が行われた前記検査対象箇所に少なくとも一回の本打撃を加える本打撃手段、
    前記本打撃により発生した音圧を測定したデータを取得する本打撃データ取得手段、
    少なくとも前記本打撃データ取得手段が取得した前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    検査対象物の検査対象箇所に打撃を複数回加えることで得られたデータであって、前記打撃各々により前記検査対象物に加えた力の大きさ、及び、発生した音圧を測定したデータを取得するデータ取得手段、
    複数回の前記打撃で得られた前記データを、予備打撃で得られたデータと、本打撃で得られたデータとに分類する分類手段、
    少なくとも前記本打撃で得られた前記データに基づいて、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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