JP2016078799A - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後バッグ部の胸部保護性能の向上に寄与する。【解決手段】車両用サイドエアバッグ装置10では、インフレータ22が内部に収容された後バッグ部38が、前バッグ部36に対して早期かつ高圧に膨張展開する。後バッグ部38内のガスは、インナベントホール48を通って前バッグ部36内に供給(排気)されると共に、アウタベントホール58からサイドエアバッグ20外に排気される。このアウタベントホール58は、後バッグ部38の上縁部38Uに形成されているため、乗員Pの肩部Sによってアウタベントホール58が塞がれることや、車体側部との干渉によってアウタベントホール58が塞がれることを防止又は抑制できる。これにより、後バッグ部38内のガスを上記二つの経路から安定して排気できるので、後バッグ部38の内圧を効率的に低減させることができる。その結果、乗員Pの胸部Cの荷重耐性が低い場合でも、胸部Cへの負荷を軽減できる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用サイドエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1に記載された車両用サイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグが、乗員の胸部及び腹部の前部を拘束する前側バッグ部(前バッグ部)と、胸部及び腹部の後部並びに肩部を拘束する後側バッグ部(後バッグ部)と、腰部を拘束する下側バッグ部(下バッグ部)とに仕切られている。後バッグ部内には、インフレータ及び整流布が設けられている。インフレータから噴出されたガスは、整流布の上端開口から後バッグ部内に噴出されると共に、整流布の下端開口から下バッグ部内に噴出される。また、後バッグ部内に噴出されたガスの一部は、前バッグ部と後バッグ部との間の仕切部に形成された連通孔(インナベントホール)を通って前バッグ部内に供給される。
このサイドエアバッグでは、インフレータが内部に設けられた後バッグ部が前バッグ部よりも早期かつ高圧に膨張展開する。これにより、相対的に荷重耐性が高い肩部と胸部及び腹部の後部とを後バッグ部によって早期に拘束しつつ、相対的に荷重耐性が低い胸部及び腹部の前部を前バッグ部によってソフトに拘束するようにしている。
特開2014−141159号公報
上記のような車両用サイドエアバッグ装置では、インフレータがガスを噴出し終えた後は、高圧の後バッグ部内のガスがインナベントホールを通って前バッグ部内に流れる(排気される)ことにより、後バッグ部の内圧が徐々に低下する。これにより、胸部が拘束後期に後バッグ部から受ける負荷が低減する。しかしながら、例えば、乗員が小柄な女性の場合、男性等と比較して胸部の荷重耐性が低いため、胸部への負荷を更に低減しなくてはならない可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、後バッグ部の胸部保護性能の向上に寄与する車両用サイドエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された際に作動されてガスを発生させるインフレータと、後バッグ部内に収容された前記インフレータからのガスがインナベントホールを通って前バッグ部内に供給され、前記各バッグ部が膨張展開し、前記前バッグ部が乗員の少なくとも胸部の前部を拘束し、前記後バッグ部が少なくとも胸部の後部及び肩部を拘束すると共に、前記後バッグ部内のガスを外部に排気するためのアウタベントホールが前記後バッグ部の上縁部に形成されたエアバッグと、を備えている。
請求項1に記載の発明では、例えば車両が側面衝突した際にインフレータが作動され、インフレータがエアバッグの後バッグ部内にガスを発生させると共に、後バッグ部内に発生したガスの一部が、インナベントホールを通って前バッグ部内に供給される。これにより、各バッグ部すなわちエアバッグが膨張展開し、前バッグ部が乗員の少なくとも胸部の前部を拘束し、後バッグ部が少なくとも胸部の後部及び肩部を拘束する。
この膨張展開の際には、インフレータが内部に収容された後バッグ部が、前バッグ部に対して早期かつ高圧に膨張展開する。後バッグ部内のガスは、インナベントホールを通って前バッグ部内に供給(排気)されると共に、後バッグ部の上縁部に形成されたアウタベントホールからエアバッグ外に排気される。このアウタベントホールは、後バッグ部の上縁部に形成されているため、乗員が斜め前方へ慣性移動するような側面衝突の場合に、乗員の肩部によってアウタベントホールが塞がれることや、車体側部との干渉によってアウタベントホールが塞がれることを防止又は抑制できる。これにより、後バッグ部内のガスを上記二つの経路から安定して排気することができるので、後バッグ部の内圧を効率的に低減させることができる。その結果、乗員の胸部の荷重耐性が低い場合でも、胸部への負荷を軽減することができるので、後バッグ部の胸部保護性能の向上に寄与する。
請求項2に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1において、前記アウタベントホールは、前記エアバッグの膨張展開状態で車両後方側を向き、且つ、前記シートバックに対して車両幅方向外側にオフセットするように形成されている。
請求項2に記載の発明では、後バッグ部の上縁部に形成されたアウタベントホールが、上記のように形成されているため、後バッグ部内のガスをシートバックに干渉させずに車両後方側へ排気することができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項2において、前記後バッグ部の上縁部には、前記膨張展開状態で車両上方側へ突出する突出部が形成されており、前記アウタベントホールは、前記突出部の後縁部に形成されている。
請求項3に記載の発明では、アウタベントホールが上記のような突出部の後縁部に形成されているため、エアバッグの膨張展開状態で車両後方側を向くアウタベントホールを、簡単な構成で後バッグ部の上縁部に設定することができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1において、前記アウタベントホールは、前記エアバッグの基布の外周縁部を縫製する外周縫製部が部分的に省略されて形成された非縫製部、又は、前記外周縫製部に沿って形成された長孔によって構成されている。
請求項4に記載の発明では、アウタベントホールが上記の何れかによって構成されているため、簡単な構成でアウタベントホールを後バッグ部の上縁部に設定することができる。なお、上記の長孔には、細幅な切れ目状の孔(スリット)が含まれるものとする。
請求項5に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項4において、前記長孔は、前記膨張展開状態で、前記外周縫製部に対して車両幅方向内側又は車両幅方向外側に位置する。
請求項5に記載の発明では、長孔によって構成されたアウタベントホールが、エアバッグの膨張展開状態で、エアバッグの外周縫製部に対して車両幅方向内側に位置する場合、車体側部との干渉によってアウタベントホールが塞がれることを防止又は抑制する効果に寄与する。一方、長孔によって構成されたアウタベントホールが、エアバッグの膨張展開状態で、エアバッグの外周縫製部に対して車両幅方向外側に位置する場合、アウタベントホールから排気されるガスの影響が乗員に及ぶことを防止又は抑制する効果に寄与する。
請求項6に記載の発明に係る車両用サイドエアバッグ装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項において、前記エアバッグは、前記インフレータからガスが供給されて前記前バッグ部及び前記後バッグ部の下方に膨張展開し、乗員の腰部を拘束する下バッグ部を含み、前記前バッグ部には、前アウタベントホールが形成され、前記下バッグ部には、下アウタベントホールが形成されている。
請求項6に記載の発明では、後バッグ部内のガスがインナベントホールを通って前バッグ部内に排気されると共に、アウタベントホールを通ってエアバッグ外に排気される。また、前バッグ部内及び下バッグ部内のガスが、前アウタベントホール及び下アウタベントホールを通ってエアバッグ外に排気される。このように、各バッグ部内のガスを個別にエアバッグ外に排気することにより、各バッグ部の内圧を適切に制御することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置では、後バッグ部の胸部保護性能の向上に寄与する。
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置が適用されて構成された車両用シートの概略的な側面図であり、サイドエアバッグの膨張展開状態を示す図である。 図1の一部を車両前方側から見た正面図である。 図1に示されるサイドエアバッグを若干拡大して示す側面図である。 同サイドエアバッグが備える各バッグ部の内圧と、インフレータが起動してからの時間との関係を示す線図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグの膨張展開状態を示す図3に対応した側面図である。 同サイドエアバッグを図5の矢印A方向から見た状態で示す端面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグの膨張展開状態を示す図6に対応した端面図である。 図7のF8−F8線に沿った切断面を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグの膨張展開状態を示す図6に対応した端面図である。 図9のF10−F10線に沿った切断面を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグの膨張展開状態を示す図6に対応した端面図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置におけるサイドエアバッグの膨張展開状態を示す図3に対応した側面図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置10について、図1〜図4に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車両幅方向の外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1に示されるように、本第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置10は、車両用シート12におけるシートバック14のドア側サイドサポート部14A(車両幅方向外側の側部:図2に示されるサイドドア26側の側部)に搭載されている。このシートバック14は、シートクッション16の後端部に傾倒可能に連結されており、上端部にはヘッドレスト18が連結されている。
なお、本実施形態では、車両用シート12の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向は、車両の前後方向、左右方向(幅方向)及び上下方向と一致している。また、図1では、車両用シート12には実際の乗員の代わりに、側面衝突試験用のダミーPが着座している。このダミーPは、例えばSID−2S(5th Percentile 女性)である。以下、説明をわかり易くするため、ダミーPを「乗員P」と称する。このダミーPは、衝突試験法で定められた標準的な着座姿勢で着座している。また、車両に対するシートクッション16の前後位置、及びシートクッション16に対するシートバック14の傾斜位置(傾斜角度)は、上記着座姿勢に対応した基準設定位置に調整されている。以下、説明を分かり易くするために、ダミーPを「乗員P」と称する。
図1〜図3に示されるように、サイドエアバッグ装置10は、エアバッグとしてのサイドエアバッグ20と、該サイドエアバッグ20内に設けられたインフレータ22及びディフューザ24とを備えている。サイドエアバッグ20は、インフレータ22及びディフューザ24と共にモジュール化され、折り畳まれた状態でドア側サイドサポート部14A(以下、「サイド部14A」と称する)の内部に収納されている。このサイドエアバッグ20は、インフレータ22から発生するガスの圧力で乗員Pとサイドドア26(車体側部:図2参照)との間に膨張展開する。この膨張展開の際には、サイド部14Aに配設されたシートバックパッド及びシート表皮(共に図示省略)がサイドエアバッグ20の膨張圧を受けて破断される構成になっている。なお、以下の説明に記載するサイドエアバッグ20の前後上下の方向は、特に断りのない限り、サイドエアバッグ20が膨張展開した状態での方向を示すものであり、シートバック14の前後上下の方向と略一致している。
上記のサイドエアバッグ20は、所謂3チャンバサイドエアバッグであり、袋体30が前後仕切部32及び上下仕切部34によって前バッグ部36と後バッグ部38と下バッグ部40とに仕切られた構成になっている。袋体30は、例えばナイロン系又はポリエステル系の布材を切り出して形成された一枚の基布42が折れ線44に沿って二つ折りにされ、折れ線44を介した一側部分と他側部分とが外周縫製部46(図3参照:図1及び図2では図示省略)において外周縁部を縫製されることにより袋状に形成されている。
前後仕切部32及び上下仕切部34は、袋体30の内部に配設されたテザーであり、例えば、袋体30の基布42と同様の布材が長尺帯状に切り出されて形成されている。これらの前後仕切部32及び上下仕切部34は、一方の長辺縁部が袋体30の基布の一側部分に縫製され、他方の長辺縁部が袋体30の基布の他側部分に縫製されている。上下仕切部34は、車両前後方向に沿って延びるように設定されている。また、前後仕切部32は、シートバック14の上下方向に沿って延びる縦仕切部32Aと、この縦仕切部32Aの上端からシートバック14の前方斜め上方へ延びる傾斜仕切部32Bとによって構成されている。縦仕切部32Aには、前バッグ部36内と後バッグ部38内とを相互に連通させたインナベントホール48(連通口:以下、「インナVH48」と称する)が形成されている。
上記のサイドエアバッグ20は、図1に示される如く膨張展開状態を側面視で見た場合に、シートバック14の上下方向に沿って長尺な略長円形状を成すように形成されており、乗員Pの肩部S、胸部C、腹部B及び腰部Lを拘束可能な大きさに設定されている。この膨張展開状態では、前バッグ部36と後バッグ部38とが車両前後方向に並び、下バッグ部40が前バッグ部36及び後バッグ部38の下側に配置される。また、後バッグ部38の上部には、傾斜仕切部32Bによって前バッグ部36と仕切られた前延部38Aが設けられており、当該前延部38Aが前バッグ部36の上方側へ膨張展開する。この前延部38Aは、乗員Pの肩部Sを拘束するために設定されている。
なお、サイドエアバッグ20の製造方法は上記に限らず、適宜変更することができる。例えば、特開2014−31096号公報に記載された製造方法によってサイドエアバッグ20を製造する構成にしてもよい。また、前後仕切部32及び上下仕切部34は、テザーによって構成されるものに限らず、袋体30の基布を縫製した縫製部(シーム)によって構成されるものでもよい。
一方、インフレータ22及びディフューザ24は、後バッグ部38内の下部の後端側に収容されている。ディフューザ24は、ループディフューザ、インナチューブ、整流布等と称される部材であり、サイドエアバッグ20の基布と同様の布材を矩形状に切り出して形成された基布が円筒状に縫製されて形成されている。このディフューザ24は、軸線方向がシートバック14の高さ方向に沿う姿勢で配置されている。このディフューザ24は、インフレータ22から発生するガスを上下に分配する機能を備えている。このディフューザ24の下端部は、上下仕切部34を貫通して下バッグ部40内に突出している。この突出部分は逆止弁25を構成している。
インフレータ22は、所謂シリンダータイプのガス発生装置であり、円筒状に形成されている。このインフレータ22は、ディフューザ24よりも軸線方向の寸法が若干短く設定されており、軸線方向がディフューザ24の軸線方向に沿う姿勢でディフューザ24の内側に収容されている。インフレータ22の外周部からは、車両幅方向外側へ向けて上下一対のスタッドボルト(図示省略)が突出している。これらのスタッドボルトは、サイドエアバッグ20の基布、ディフューザ24の基布及びシートバックフレーム15のサイドフレーム15Aを貫通しており、先端側に図示しないナットが螺合している。これにより、インフレータ22がサイドエアバッグ20及びディフューザ24と共にシートバックフレーム15に締結固定(所謂側面締め)されている。なお、インフレータ22の外周部から車両後方側へ突出したスタッドボルトが、サイドフレーム15Aに固定されたブラケットを貫通してナットに螺合する構成(所謂背面締め)にしてもよい。
インフレータ22の下端部は、円筒状に形成されたディフレクター23の内側に挿入されている。このディフレクター23は、例えばカシメ等の手段によってインフレータ22の下端部に固定されており、インフレータ22の下端部に設けられたガス噴出部22Aを覆っている。
上記のインフレータ22には、図1に示されるように、車両に搭載された側突ECU50が電気的に接続されている。この側突ECU50には、側面衝突を検知する側突センサ52が電気的に接続されている。側突ECU50は、側突センサ52からの信号に基づいて側面衝突(の不可避)を検知した際にインフレータ22を作動(起動)させる構成とされている。なお、側突ECU50に側面衝突を予知(予測)するプリクラッシュセンサが電気的に接続されている場合には、プリクラッシュセンサからの信号に基づいて側突ECU50が側面衝突を予知した際にインフレータ22が作動される構成にしてもよい。次に、本実施形態の要部について説明する。
(本実施形態の要部)
本実施形態では、前バッグ部36の前縁部36Fには、前バッグ部36内のガスを排気するための1又は複数(ここでは3つ)の前アウタベントホール54(以下、「前アウタVH54」と称する)が形成されている。これらの前アウタVH54は、前バッグ部36内とサイドエアバッグ20の外部とを相互に連通させている。また、下バッグ部40の前縁部40Fには、下バッグ部40内のガスを排気するための1又は複数(ここでは1つ)の下アウタベントホール56(以下、「下アウタVH56」と称する)が形成されている。この下アウタVH56は、下バッグ部40内とサイドエアバッグ20の外部とを相互に連通させている。上記の前アウタVH54及び下アウタVH56は、本実施形態では、外周縫製部46が部分的に省略されて形成された非縫製部によって構成されている。
また、本実施形態では、後バッグ部38の上縁部38Uには、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両上方側(シートバック14の上方側)へ突出する突出部38Bが形成されている。この突出部38Bは、車両後方側へ向かうほどシートバック14の上方側へ突出量が高くなるように形成されており、シート側面視で略三角形状を成すように形成されている。この突出部38Bは、本実施形態では、袋体30の基布が車両上方側へ延長されることにより形成されており、袋体30と一体に形成されている。なお、本実施形態のように突出部38Bが袋体30の基布と一体に形成された構成に限らず、袋体30とは別体の布片を袋体30に縫製することにより突出部38Bを形成してもよい。その場合、例えば基布の歩留まりを向上させることができる。
この突出部38Bの後縁部には、後バッグ部38内のガスを排気するためのアウタベントホールとしての後アウタベントホール58(以下、「後アウタVH58」と称する)が形成されている。この後アウタVH58は、後バッグ部38内とサイドエアバッグ20の外部とを相互に連通させている。この後アウタVH58は、図3に示されるように、外周縫製部46が部分的に省略されて形成された非縫製部によって構成されており、上記膨張展開状態で、車両後方側(本実施形態では車両後方かつ若干斜め下方)を向くように設定されている。この後アウタVH58は、図1に示されるように、上記膨張展開状態の側面視において、乗員Pの肩部Sの中心(ここではダミーPの肩部Sに設けられたボルト60の軸心よりも車両後方側に位置するように設定されている。また、図2に示されるように、後アウタVH58及び突出部38Bは、上記膨張展開状態において、シートバック14に対し車両幅方向外側にオフセットするように形成されている。
本実施形態では、後アウタVH58の開口面積は、下アウタVH56の開口面積に対して同等又は大きく設定されている。また、後アウタVH58の開口面積は、3つの前アウタVH54の開口面積を合計した面積よりも小さく設定されており、3つの前アウタVH54の開口面積を合計した面積は、インナVH48の開口面積よりも小さく設定されている。
上記構成のサイドエアバッグ装置10では、インフレータ22が作動(起動)されると、インフレータ22のガス噴出部22Aから噴出されるガスが、ディフレクター23の上端開口及び下端開口から上下に噴出される。この際のガスの上下への分配量は、インフレータ22に対するディフレクター23の固定位置を上下に変更することで調整することができる。
ディフレクター23の上端開口から噴出されるガスは、ディフューザ24の上端開口24Aから後バッグ部38内の上部へ向けて噴出される(図3の矢印G1参照)。また、ディフレクター23の下端開口から噴出されるガスは、ディフューザ24の下端開口24Bから下バッグ部40内に噴出される(図3の矢印G2参照)。さらに、後バッグ部38内に噴出されたガスは、インナVH48を通って前バッグ部36内に供給される(図3の矢印G3参照)。
これにより、前バッグ部36、後バッグ部38及び下バッグ部40(すなわちサイドエアバッグ20)が乗員Pとサイドドア26のドアトリム28との間へ膨張展開する。そして、前バッグ部36によって乗員Pの胸部C及び腹部Bの前部が拘束され、後バッグ部38によって乗員Pの胸部C及び腹部Bの後部と肩部Sとが拘束され、下バッグ部40によって乗員Pの腰部Lが拘束される。
そして、ディフューザ24の下端開口24Bから下バッグ部40内にガスが噴出されることにより、下バッグ部40の内圧が予め設定された値以上になると、ディフューザ24の下端部によって構成された逆止弁25が下バッグ部40の内圧によって押し潰される。これにより、下バッグ部40内から後バッグ部38内へのガスの流れが制限されるが、下バッグ部40内のガスは、下アウタVH56を通ってサイドエアバッグ20外に排気される(図3の矢印G4参照)。
また、後バッグ部38内に供給されたガスは、インナVH48を通って前バッグ部36内に供給(排気)される(図3の矢印G3参照)と共に、後アウタVH58を通ってサイドエアバッグ20外に排気される(図3の矢印G5参照)。そして、前バッグ部36内に供給されたガスは、3つの前アウタVH54からサイドエアバッグ20外に排気され(図3の矢印G6参照)。
なお、図4には、インフレータ22が起動してからの時間と、上記各バッグ部36、38、40の内圧との関係が線図にて示されている。この図4では、前バッグ部36の内圧が太い一点鎖線P1で示されており、後バッグ部38の内圧が太い実線P2で示されており、下バッグ部40の内圧が太い二点鎖線P3で示されている。また、この図4において、細い実線P2’は、後バッグ部38が後アウタVH58を備えていない場合の後バッグ部38の内圧を示しており、細い一点鎖線P1’は、後バッグ部38が後アウタVH58を備えていない場合の前バッグ部36の内圧を示している。また、この図4においてt1は、インフレータ22がガスを噴出し終えた時点を示しており、t2は、逆止弁25が作動した(押し潰された)時点を示しており、t3は、前バッグ部36の内圧と後バッグ部38の内圧が同じになる時点を示している。本実施形態においては、図4においてt2より前の期間が「拘束初期」であり、t2以降の期間が「拘束後期」であるとする。
この図4に示されるように、ディフューザ24から直接ガスG1、G2が供給される後バッグ部38及び下バッグ部40の内圧は、インナVH48を介してガスG3が供給される前バッグ部36の内圧よりも早期かつ高圧に上昇する。また、逆止弁25の作動後、乗員Pからの荷重により下バッグ部40の内圧は一旦上昇するが、後バッグ部38の内圧は、前バッグ部36の内圧上昇に伴って低下し続ける。そして、図4のt3の時点で後バッグ部38の内圧と前バッグ部36の内圧とが同じになる。その後は、後アウタVH58及び3つの前アウタVH54からのガスG5、G6の排気によって、後バッグ部38及び前バッグ部36の内圧が低下する。以上のことから、本実施形態では、図4のt3の時点までは、下バッグ部40の内圧が後バッグ部38の内圧よりも高く、且つ後バッグ部38の内圧が前バッグ部36の内圧よりも高くなるように構成されている。また、下バッグ部40の内圧は、逆止弁25の作動後、下アウタVH56からのガスG4の排気によって徐々に低下するが、拘束初期から拘束後期にかけて高い状態に維持されるようになっている
(作用及び効果)
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のサイドエアバッグ装置10では、側突ECU50が側突センサ52からの信号によって側面衝突を検知すると、当該側突ECU50によってインフレータ22が作動される。すると、インフレータ22から噴出されるガスが、ディフューザ24の上端開口24A及び下端開口24Bから後バッグ部38内及び下バッグ部40内に供給されると共に、後バッグ部38内に供給されたガスの一部が、インナVH48を通って前バッグ部36内に供給される。これにより、各バッグ部36、38、40すなわちサイドエアバッグ20が膨張展開し、前バッグ部36によって乗員Pの胸部C及び腹部Bの前部が拘束され、後バッグ部38によって胸部C及び腹部Bの後部と肩部Sとが拘束され、下バッグ部40によって腰部Lが拘束される。
この膨張展開の際には、インフレータ22が内部に収容された後バッグ部38が、前バッグ部36よりも早期かつ高圧に膨張展開する。これにより、高圧の後バッグ部38によって胸部C及び腹部Bの後部並びに肩部Sを早期に拘束することができるので、乗員初期拘束性能を良好にすることができる。一方、拘束後期には、後バッグ部38内のガスが、インナVH48を通って前バッグ部36内に排気されると共に、後バッグ部38の上縁部38Uに形成された後アウタVH58を通ってサイドエアバッグ20外に排気され、後バッグ部38の内圧が徐々に低下する。
ここで、上記の後アウタVH58は、後バッグ部38の上縁部38Uに形成されているため、乗員Pが斜め前方へ慣性移動するような側面衝突の場合に肩部Sによって後アウタVH58が塞がれることや、サイドドア26との干渉によって後アウタVH58が塞がれることを防止又は抑制できる。これにより、後バッグ部38内のガスを上記二つの経路から安定して排気することができるので、後バッグ部38の内圧を拘束後期に効率的に低減させることができる。つまり、後バッグ部38に後アウタVH58が設けられることにより、拘束後期における後バッグ部38の内圧の減少が促進される(図4の矢印D参照)。その結果、例えば乗員がSID−2S相当の小柄な女性であり、胸部の荷重耐性が低い場合でも、胸部への負荷を軽減することができる。よって、後バッグ部38の胸部保護性能の向上に寄与する。
なお、後バッグ部38の内圧を拘束後期に効率的に低減させるために、インナVH48の開口面積を拡大し、後バッグ部38内から前バッグ部36内に排気されるガスの流量を増加させることも考えられる。しかしながら、インナVH48の開口面積を拡大すると、サイドエアバッグ20の膨張展開初期にインナVH48を通って前バッグ部36内に供給されるガスの流量が増加し、前バッグ部36の内圧が膨張展開初期に高くなる。その場合、例えば前バッグ部36の膨張展開領域である非適正位置(out of position)に位置する乗員に対する保護性能(所謂OOP性能)に影響が及んでしまう。この点、本実施形態では、インナVH48の開口面積に関わらず、後アウタVH58によって後バッグ部38からのガスの排気を確保することができるので、OOP性能の確保にも寄与する。
また、本実施形態では、後バッグ部38の上縁部38Uに形成された後アウタVH58が、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両後方側を向き、且つシートバック14に対して車両幅方向外側にオフセットするように形成されている。このため、後バッグ部38内のガスをシートバック14に干渉させずに車両後方側へ排気することができる。これにより、後アウタVH58から排気されるガスの影響が乗員Pに及ぶことを防止又は抑制できる。
さらに、本実施形態では、後バッグ部38の上縁部38Uには、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両上方側へ突出する突出部38Bが形成されており、当該突出部38Bの後縁部に後アウタVH58が形成されている。このため、サイドエアバッグ20の膨張展開状態で車両後方側を向く後アウタVH58を、簡単な構成で後バッグ部38の上縁部38Uに設定することができる。
また、本実施形態では、後バッグ部38内のガスが後アウタVH58を通ってサイドエアバッグ20外に排気されることに加えて、前バッグ部36内及び下バッグ部40内のガスが、前アウタVH54及び下アウタVH56を通ってサイドエアバッグ20外に排気される。このように、各バッグ部36、38、40内のガスを個別にサイドエアバッグ20外に排気することにより、各バッグ部36、38、40の内圧を適切に制御することができる。その結果、乗員Pの肩部Sから腰部Lまでを各部の荷重耐性に応じた拘束力により適切に拘束することが可能になる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図5には、本発明の第2実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置70におけるサイドエアバッグ72の膨張展開状態が図3に対応した側面図にて示されている。また、図6には、このサイドエアバッグ72を図5の矢印A方向から見た状態で示す端面図が示されている。このサイドエアバッグ72では、前記第1実施形態に係る突出部38Bが省略されており、後バッグ部38の上縁部38Uには、前記第1実施形態に係る後アウタVH58とは異なる後アウタVH74(アウタベントホール)が形成されている。このサイドエアバッグ72は、上記以外の構成は、前記第1実施形態に係るサイドエアバッグ20と同様とされている。
上記の後アウタVH74は、外周縫製部46が部分的に省略されて形成された非縫製部によって構成されている(図6参照)。この後アウタVH74は、サイドエアバッグ20の膨張展開状態において、乗員P(図6では図示省略)の肩部Sの中心(ボルト60)よりも車両後方側に位置し、且つ、車両上方側かつ車両後方側へ向けて開口するように設定されている。これにより、後バッグ部38内に供給されたガスは、後アウタVH74から車両上方斜め後方へ向けて排気される構成になっている。この実施形態では、前記第1実施形態に比し、簡単な構成で後アウタVH74を後バッグ部38の上縁部38Uに設定することができる。また、この実施形態では、後アウタVH74から排気されるガスが、車両幅方向に対して垂直又は略垂直な方向へ流れるようにできるため、当該ガスの影響が乗員Pに及ぶことを防止又は抑制できる。
<第3の実施形態>
図7には、本発明の第3実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置80におけるサイドエアバッグ82の膨張展開状態が図6に対応した端面図にて示されている。図8には、図7のF8−F8線に沿った切断面が示されている。このサイドエアバッグ82では、後アウタVH84(アウタベントホール)が長孔によって構成されているが、それ以外の構成は前記第2実施形態と同様とされている。この後アウタVH84は、後バッグ部38の上縁部38Uにおいて、サイドエアバッグ82の外周縫製部46に沿って(外周縫製部46に沿う方向を長手方向として)形成されており、サイドエアバッグ82の膨張展開状態で外周縫製部46に対し車両幅方向内側に位置するように設けられている。この後アウタVH84は、例えば後バッグ部38の上縁部38Uにおいて外周縫製部46までの距離が例えば5mm〜10mmの範囲内の領域に形成されている。
この実施形態においても、前記第1実施形態に比し、簡単な構成で後アウタVH84を後バッグ部38の上縁部38Uに設定することができる。また、後アウタVH84から排気されるガス(図8の矢印G5参照)が、車両幅方向に対して垂直又は略垂直な方向へ流れるようにできるため、当該ガスG5の影響が乗員P(図7及び図8では図示省略)に及ぶことを防止又は抑制できる。つまり、例えば、図7に二点鎖線で示されるように、円孔によって構成された後アウタVH84’によって、後アウタVH84と同等の開口面積を確保した場合、当該後アウタVH84’から排気されるガスが図8に矢印G5’で示されるように車両幅方向内側(乗員P側)へ流れてしまうが、本実施形態ではこれを回避することができる。
<第4の実施形態>
図9には、本発明の第4実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置90におけるサイドエアバッグ92の膨張展開状態が図6に対応した端面図にて示されている。図10には、図9のF10−F10線に沿った切断面が示されている。このサイドエアバッグ92では、前記第3実施形態と同様に、後アウタVH94(アウタベントホール)が外周縫製部46に沿った長孔によって構成されている。但し、この後アウタVH94は、サイドエアバッグ82の膨張展開状態で外周縫製部46に対し車両幅方向外側に位置するように設けられている。この後アウタVH94は、前記第3実施形態に係る後アウタVH84と同様に、例えば後バッグ部38の上縁部38Uにおいて外周縫製部46までの距離が例えば5mm〜10mmの範囲内の領域に形成されている。上記以外の構成は前記第3実施形態と同様とされている。
この実施形態においても、前記第1実施形態に比し、簡単な構成で後アウタVH94を後バッグ部38の上縁部38Uに設定することができる。また、後アウタVH94から排気されるガス(図10の矢印G5参照)が、車両幅方向に対して垂直又は略垂直な方向へ流れるようにできるため、当該ガスG5の排気効率が悪くならないようにすることができる。つまり、例えば、図9に二点鎖線で示されるように、円孔によって構成された後アウタVH94’によって、後アウタVH94と同等の開口面積を確保した場合、当該後アウタVH94’がドアトリム28によって塞がれることにより、後アウタVH94’から排気されるガスG5’(図10参照)の排気効率が低下する可能性があるが、本実施形態ではこれを回避することができる。
<第5の実施形態>
図11には、本発明の第5実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置100におけるサイドエアバッグ102の膨張展開状態が図6に対応した端面図にて示されている。このサイドエアバッグ102では、前記第3実施形態に係る後アウタVH84、及び前記第4実施形態に係る後アウタVH94によって、後バッグ部38のアウタベントホールが構成されている。これにより、後バッグ部38からのガスの排気効率を、前記第3及び第4実施形態よりも向上させることができる。
<第6の実施形態>
図12には、本発明の第6実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置110におけるサイドエアバッグ112の膨張展開状態が図3に対応した側面図にて示されている。このサイドエアバッグ112では、前記第1実施形態に係る下バッグ部40が省略されており、縦仕切部32A、前バッグ部36及び後バッグ部38がサイドエアバッグ112の下部まで延長されている。また、このサイドエアバッグ112では、前記第1実施形態に係る下アウタVH56が省略されている。上記以外の構成は、前記第1実施形態と同様とされている。この実施形態では、下バッグ部40による腰部Lの拘束性能を得ることができないが、それ以外の点では前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。しかも、サイドエアバッグ112の構成を簡素化することができる。
以上、幾つかの実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用サイドエアバッグ装置
12 車両用シート
14 シートバック
20 サイドエアバッグ(エアバッグ)
22 インフレータ
36 前バッグ部
38 後バッグ部
38B 突出部
38U 上縁部
40 下バッグ部
46 外周縫製部
48 インナVH(インナベントホール)
54 前アウタVH(前アウタベントホール)
56 下アウタVH(下アウタベントホール)
58 後アウタVH(アウタベントホール)
70 車両用サイドエアバッグ装置
72 サイドエアバッグ(エアバッグ)
74 後アウタVH(アウタベントホール)
80 車両用サイドエアバッグ装置
82 サイドエアバッグ(エアバッグ)
84 後アウタVH(アウタベントホール)
90 車両用サイドエアバッグ装置
92 サイドエアバッグ(エアバッグ)
94 後アウタVH(アウタベントホール)
100 車両用サイドエアバッグ装置
102 サイドエアバッグ(エアバッグ)
110 車両用サイドエアバッグ装置
112 サイドエアバッグ(エアバッグ)

Claims (6)

  1. 車両用シートのシートバックにおける車両幅方向外側の側部に設けられ、車両の側面衝突が検知又は予知された際に作動されてガスを発生させるインフレータと、
    後バッグ部内に収容された前記インフレータからのガスがインナベントホールを通って前バッグ部内に供給され、前記各バッグ部が膨張展開し、前記前バッグ部が乗員の少なくとも胸部の前部を拘束し、前記後バッグ部が少なくとも胸部の後部及び肩部を拘束すると共に、前記後バッグ部内のガスを外部に排気するためのアウタベントホールが前記後バッグ部の上縁部に形成されたエアバッグと、
    を備えた車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記アウタベントホールは、前記エアバッグの膨張展開状態で車両後方側を向き、且つ、前記シートバックに対して車両幅方向外側にオフセットするように形成されている請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記後バッグ部の上縁部には、前記膨張展開状態で車両上方側へ突出する突出部が形成されており、前記アウタベントホールは、前記突出部の後縁部に形成されている請求項2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  4. 前記アウタベントホールは、前記エアバッグの基布の外周縁部を縫製する外周縫製部が部分的に省略されて形成された非縫製部、又は、前記外周縫製部に沿って形成された長孔によって構成されている請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  5. 前記長孔は、前記膨張展開状態で、前記縫製部に対して車両幅方向内側又は車両幅方向外側に位置する請求項4に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  6. 前記エアバッグは、前記インフレータからガスが供給されて前記前バッグ部及び前記後バッグ部の下方に膨張展開し、乗員の腰部を拘束する下バッグ部を含み、
    前記前バッグ部には、前アウタベントホールが形成され、前記下バッグ部には、下アウタベントホールが形成されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
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