JP2016078527A - 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺部品に対するダメージャビリティを向上しつつ車幅方向の検知範囲を確保する。【解決手段】フロントバンパ10では、インパクタIからの衝突荷重が当接交点P1を通過する基準法線NLに対して車幅方向へ30°傾斜された第1傾斜線SL1と第2傾斜線SL2との間の伝播エリアA1を伝播する。ここで、バンパRF20の車幅方向外側端20Aが、基準法線NLと第1傾斜線SL1との間のエリアA2内に配置されている。このため、衝突荷重が、エリアA2内に配置されたアブソーバサイド部30S及びバンパRF20に伝達されて、圧力チューブ52が、アブソーバサイド部30S及びバンパRF20によって押し潰される。これにより、バンパRF20の車幅方向外側端20Aを前後基準線CLよりも車幅方向内側に配置した場合でも、前後基準線CL上に配置されたインパクタIの衝突を歩行者衝突検知センサ50によって検知することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造に関する。
下記特許文献1に記載された歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間に圧力チューブが設けられており、圧力チューブは車幅方向に沿って延在されている。そして、車両と衝突体との衝突時には、アブソーバ及びバンパリインフォースメントによって圧力チューブが押し潰されて、圧力センサが圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する。これにより、車両との衝突体が歩行者であるのか否かをECUが判定するようになっている。なお、歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造として下記特許文献2〜特許文献4に記載されたものがある。
国際公開第2012/113362号 特開2007−069707号公報 国際公開第2011/128971号 特開2011−245910号公報
ところで、車両に衝突した歩行者はフロントフード上に倒れ込む傾向にある。このため、衝突体が歩行者であるとECUが判定すると、ポップアップフード装置によってフロントフードを持上げて歩行者の保護を図っている。これにより、歩行者保護の観点から、歩行者衝突検知センサの車幅方向の検知範囲を例えばフロントフードの最大幅にすることが望ましい。
しかしながら、歩行者衝突検知センサの検知範囲を上記のようにするためにバンパリインフォースメントの車幅方向両端部をフロントフードの最大幅よりも車幅方向外側へ延ばすと、バンパリインフォースメントの設置スペースが大きくなる。このため、例えば、ダメージャ試験(軽微な前面衝突試験)において、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部が、バンパリインフォースメントに対して車両後側に配置される周辺部品に干渉する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、周辺部品に対するダメージャビリティを向上しつつ車幅方向の検知範囲を確保することができる歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、車両の前端に設けられたバンパカバーの車両後側において車幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、車幅方向に延在され、前記バンパリインフォースメントの車両前側に隣接して配置されたアブソーバと、前記バンパリインフォースメントと前記アブソーバとの間において全体として車幅方向に延在された圧力チューブを含んで構成され、前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する歩行者衝突検知センサと、を備え、平面視でフロントフード又はエプロンアッパメンバの車幅方向外側端を通過し且つ車両前後方向に沿って延びる線を前後基準線とし、平面視で前記前後基準線と前記バンパカバーとの交点を通過し且つ前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端における法線の方向に沿って延びる線を第1法線とし、平面視で前記第1法線に対して車幅方向内側に100mmオフセットした線を第2法線とし、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端の位置が、前記第1法線と前記第2法線との間に設定されている。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、バンパカバーの車両後側においてバンパリインフォースメントが車幅方向を長手方向として配置されている。このバンパリインフォースメントの車両前側には、車幅方向に延在されたアブソーバが隣接して配置されている。また、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間には、歩行者衝突検知センサの圧力チューブが車幅方向に延在されている。
ところで、平面視でフロントフード又はエプロンアッパメンバの車幅方向外側端を通過し且つ車両前後方向に沿って延びる線を前後基準線とすると、歩行者保護の観点から歩行者衝突検知センサの車幅方向の検知範囲を前後基準線までとすることが望ましい。さらに、前後基準線上に配置された衝突体と車両(バンパカバー)との衝突では、衝突体からの衝突荷重が以下のように伝播されることが判明されている。すなわち、先ず衝突体とバンパカバーとが当接する点を当接交点とする。また、当接交点を通過し且つバンパリインフォースメントの車幅方向外側端における法線の方向に沿った線を基準法線とする。そうすると、上記衝突荷重が、当接交点を中心にして基準法線に対して車幅方向内側へ30°傾斜された第1傾斜線と、車幅方向外側へ30°傾斜された第2傾斜線と、の間の伝播エリアを主として伝播することが判明された。これにより、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部をこの伝播エリアに配置することで、バンパリインフォースメント及びアブソーバによって圧力チューブを変形させて(潰して)、圧力チューブの圧力変化に応じた信号を歩行者衝突検知センサによって出力できる。
ここで、平面視で前後基準線とバンパカバーとの交点を通過し且つバンパリインフォースメントの車幅方向外側端における法線の方向に沿って延びる線を第1法線とする。また、第1法線に対して車幅方向内側に100mmオフセットした線を第2法線とする。そして、各種車両の条件(例えば、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部における車幅方向に対する傾斜角度等)を考慮すると、第1法線と第2法線との間の領域によって上記伝播エリアの一部又は全部をカバーできるようになる。
またここで、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端の位置が、第1法線と第2法線との間に設定されている。このため、上記各種車両の条件に対応させて、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部を第1法線と第2法線との間の領域における上記伝播エリアに配置することで、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端を前後基準線よりも車幅方向外側へ延ばすことなく、前後基準線上に配置された衝突体を検知することができる。特に、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部が車両後側へ傾斜されている場合には、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端が前後基準線よりも車幅方向内側に配置される。したがって、ダメージャ試験(軽微な前面衝突試験)において、バンパリインフォースメントに対して車両後側に配置される周辺部品にバンパリインフォースメントの車幅方向外側端部が干渉することを抑制しつつ、歩行者衝突検知センサにおける車幅方向の検知範囲を確保することができる。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1に記載の発明において、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部は、平面視で車幅方向外側へ向かうに従い車両後側へ傾斜されており、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端面が、平面視で車幅方向に沿って形成されている。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、例えば、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端面を、平面視でバンパリインフォースメントの長手方向に対して直交する方向に沿って形成する場合と比べて、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端面の車両後側への突出を抑制することができる。これにより、バンパリインフォースメントに対して車両後側に配置される周辺部品に対するダメージャビリティを一層向上することができる。
請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記圧力チューブは、前記バンパリインフォースメントの上部の車両前側において車幅方向に延在された圧力チューブ本体部と、前記圧力チューブ本体部の長手方向外側端から車両下側へ延びると共に、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部の車両前側に配置された圧力チューブサイド部と、を含んで構成されている。
請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、圧力チューブが圧力チューブ本体部及び圧力チューブサイド部を含んで構成されている。そして、圧力チューブ本体部は、バンパリインフォースメントの上部の車両前側において、車幅方向に延在されている。また、圧力チューブサイド部は、圧力チューブ本体部の長手方向外側端から車両下側に延びると共に、バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部の車両前側に配置されている。このため、車両のコーナー部に衝突体が衝突したときには、圧力チューブサイド部の全体が潰れる(変形する)ようになるため、圧力チューブの潰れ量(変形量)を大きくすることができる。したがって、車両のコーナー部における歩行者衝突検知センサの感度を効果的に高くできる。
請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項3に記載の発明において、前記アブソーバの後面には、前記圧力チューブが嵌合される溝部が形成され、前記アブソーバでは、前記圧力チューブサイド部が嵌合される前記溝部の車幅方向外側部分がオーバーハング部によって構成されており、前記オーバーハング部が前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端に対して車幅方向外側へ突出されている。
請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、アブソーバの後面に溝部が形成されており、溝部に圧力チューブが嵌合されている。また、圧力チューブサイド部が嵌合される溝部の車幅方向外側部分がオーバーハング部とされている。
ここで、オーバーハング部がバンパリインフォースメントの車幅方向外側端に対して車幅方向外側へ突出されている。このため、圧力チューブサイド部が嵌合される溝部では、当該溝部の車幅方向内側部分のみがバンパリインフォースメントによって車両後側から支持されて、当該溝部の車幅方向外側部分(オーバーハング部)はバンパリインフォースメントに支持されない。これにより、車両のコーナー部における衝突体との衝突では、オーバーハング部がバンパリインフォースメントによって阻害されることなく車両後側へ移動するため、圧力チューブサイド部の変形量を一層大きくすることができる。
請求項5に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項4に記載の発明において、前記アブソーバには、前記オーバーハング部から車幅方向外側へ延出された延出部が形成されている。
請求項5に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、車両のコーナー部における衝突体との衝突時に衝突体によって延出部が車両後側へ押されるため、圧力チューブサイド部を一層良好に押圧することができる。
請求項6に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記アブソーバの上端部を構成するアブソーバ上端部は、前記バンパリインフォースメントの上面よりも車両後側へ突出されると共に、前記圧力チューブ本体部が嵌合される前記溝部の車両上側に隣接して配置され、前記アブソーバ上端部には、前記バンパリインフォースメントの前面よりも車両後側へ張り出され且つ前記バンパリインフォースメントの上面に隣接して配置された張出部が形成されている。
請求項6に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、圧力チューブ本体部が嵌合される溝部の車両上側に、アブソーバ上端部が隣接して配置されている。つまり、圧力チューブ本体部が嵌合される溝部の車両上側部分がアブソーバ上端部によって構成されている。そして、アブソーバ上端部は、バンパリインフォースメントの上面よりも車両上側へ突出されている。これにより、圧力チューブ本体部が嵌合される溝部では、
当該溝部の車両下側部分のみがバンパリインフォースメントによって車両後側から支持されて、当該溝部の車両上側部分はバンパリインフォースメントによって支持されない。その結果、車両と衝突体との衝突では、アブソーバ上端部がバンパリインフォースメントによって阻害されることなく車両後側へ移動するため、比較的低い衝突荷重に対しても圧力チューブを押圧することができる。したがって、例えば、比較的強度の高いバンパカバーを備えた車両に対して圧力チューブを有効に押圧することができる。
しかも、アブソーバ上端部には、バンパリインフォースメントの前面よりも車両後側へ張り出された張出部が形成されており、張出部は、バンパリインフォースメントの上面に隣接して配置されている。このため、バンパリインフォースメントの前面とアブソーバの後面との間が、張出部によって車両上側から覆われる。これにより、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間に小石等の異物が侵入することを防止できる。
請求項7に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の発明において、前記アブソーバの後部には、側面視で車両後側且つ車両下側へ開放された抉り部が形成されている。
請求項7に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、アブソーバの後部に抉り部が形成されており、抉り部は側面視で車両後側且つ車両下側へ開放されている。このため、アブソーバの前部における耐変形荷重を確保しつつ、アブソーバの後部(溝部の周辺部分)における耐変形荷重を比較的低く構成することができる。これにより、車両と衝突体との衝突時にアブソーバの前部によって衝突エネルギーを吸収しつつ、アブソーバの後部の変形によって圧力チューブを良好に変形させることができる。
請求項8に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造は、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の発明において、前記アブソーバの車幅方向外側部分には、車両下側へ突出された突出部が形成され、前記歩行者衝突検知センサは、前記圧力チューブの長手方向外側端に設けられた圧力センサを有し、前記圧力センサが、前記突出部の車幅方向内側において、前記バンパリインフォースメントの前面に固定されている。
請求項8に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造では、アブソーバの車幅方向外側部分に車両下側へ突出された突出部が形成されている。ここで、圧力チューブの長手方向外側端に設けられた圧力センサが、突出部の車幅方向内側において、バンパリインフォースメントの前面に固定されている。このため、突出部の車幅方向内側のスペースを有効に活用して、圧力センサをバンパリインフォースメントの前面に固定することができる。
請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、周辺部品に対するダメージャビリティを向上しつつ車幅方向の検知範囲を確保することができる。
請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、周辺部品に対するダメージャビリティを一層向上することができる。
請求項3〜請求項5に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、車両のコーナー部において歩行者衝突検知センサの感度を効果的に高くすることができる。
請求項6に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、例えば、比較的強度の高いバンパカバーを備えた車両に対して圧力チューブを有効に押圧することができると共に、バンパリインフォースメントとアブソーバとの間に小石等の異物が侵入することを防止できる。
請求項7に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、車両と衝突体との衝突時に衝突エネルギーを吸収しつつ、圧力チューブを良好に変形させることができる。
請求項8に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造によれば、突出部の車幅方向内側のスペースを有効に活用して、圧力センサをバンパリインフォースメントの前面に固定することができる。
本実施の形態に係る歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造が適用されたフロントバンパの車両右側部分を示す平断面図(図3の1−1線拡大断面図)である。 図1に示されるフロントバンパの全体を示す平面図である。 (A)は、図2に示されるアブソーバがバンパリインフォースメントに固定された状態を示す車両前側から見た正面図であり、(B)は、(A)に示されるアブソーバに圧力チューブが嵌め込まれた状態を示す車両後側から見た背面図である。 図2に示されるフロントバンパの車幅方向中央部分を示す車両左側から見た断面図(図2の4−4線拡大断面図)である。 (A)は、図1に示されるバンパリインフォースメントの車幅方向外側端の位置を設定するときに用いられる基準前後線を説明するための車両の前部を示す平面図であり、(B)は、(A)に示されるフロントフードの形態が異なる車両における基準前後線を説明するための車両の前部を示す平面図である。 図1に示されるバンパカバーの車幅方向外側部分にインパクタが衝突したときの圧力チューブの変形状態を示す平断面図である。 (A)は、バンパカバーの車幅方向外側部分にインパクタが衝突したときの圧力チューブの圧力変化を比較例と共に説明するためのグラフであり、(B)は、バンパカバーの車幅方向中間部にインパクタが衝突したときの圧力チューブの圧力変化を比較例と共に説明するためのグラフである。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る歩行者衝突検知センサ50を備えた車両用バンパ構造Sが適用された車両(自動車)Vのフロントバンパ10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印FRは車両前側を示し、矢印UPは車両上側を示し、矢印RHは車両右側(車幅方向一側)を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両(前方を向いた場合)の左右を示すものとする。
図2に示されるように、フロントバンパ10は、車両Vの前端部に配置されて、衝突体の車両Vへの衝突(の有無)を検知するようになっている。このフロントバンパ10は、車両Vの前端を構成するバンパカバー12と、バンパ骨格部材を成すバンパリインフォースメント20(以下、「バンパRF20」と称する)と、バンパカバー12とバンパRF20との間に配置されたアブソーバ30と、を含んで構成されている。また、図3(A)及び(B)に示されるように、フロントバンパ10は、衝突体の車両Vへの衝突を検知するための歩行者衝突検知センサ50を備えている。以下、上記の各構成について説明し、次いで、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの設定位置について説明する。
(バンパカバー12について)
図2に示されるように、バンパカバー12は樹脂製とされている。また、バンパカバー12は、車幅方向に延在されて、図示しない部分で車体に対し固定的に支持されている。さらに、バンパカバー12の車幅方向外側部分12Aは、平面視で車幅方向外側へ向かうに従い車両後側へ傾斜されて、車両Vの前側のコーナー部FCを構成している。
(バンパRF20について)
バンパRF20は、車幅方向を長手方向とする長尺状に形成されると共に、バンパカバー12の後側に配置されている。このバンパRF20は、アルミ系等の金属材料により構成されると共に、押出成形等の手法によって製作されて、中空の略矩形柱状に形成されている。具体的には、図4に示されるように、バンパRF20の内部には、板状の補強リブ22が設けられており、補強リブ22は、上下方向を板厚方向として配置されて、バンパRF20の前壁と後壁とを連結している。また、バンパRF20の断面構造は、複数(本実施の形態では3つ)の略矩形閉断面が上下方向に並ぶ断面構造とされている。すなわち、本実施の形態では、バンパRF20の内部に一対の補強リブ22が上下方向に並んで配置されている。そして、バンパRF20の上部に配置された閉断面が上側閉断面24Aとされ、バンパRF20の上下方向中間部に配置された閉断面が中間閉断面24Bとされ、バンパRF20の下部に配置された閉断面が下側閉断面24Cとされている。
図2に示されるように、バンパRF20の後側には、車体側の骨格部材を構成する左右一対のフロントサイドメンバFSが前後方向に延在されている。そして、バンパRF20の車幅方向両端側部分がフロントサイドメンバFSの前端にクラッシュボックスCBを介して連結されている。さらに、バンパRF20の車幅方向外側端部は、フロントサイドメンバFSに対して車幅方向外側へ突出されると共に、バンパカバー12の車幅方向外側部分12Aに沿うように斜め後側へ湾曲状に傾斜されている。そして、この傾斜された部分が傾斜部26とされている。なお、傾斜部26は、平面視で斜め後側へ直線状に傾斜されていてもよい。
また、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bは、平面視で車幅方向に沿って形成されている。すなわち、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bは、前後方向に対して直交する面に沿って配置されている。
(アブソーバ30について)
アブソーバ30は、発泡樹脂材すなわちウレタンフォーム等によって構成されている。このアブソーバ30は、バンパカバー12とバンパRF20との間に設けられると共に、車幅方向を長手方向とした長尺状に形成され、バンパRF20の前面20Fに隣接して配置されている。
図3(A)に示されるように、アブソーバ30は、正面視で下側へ開放された略逆U字形状に形成されている。具体的には、アブソーバ30は、アブソーバ30の長手方向中間部分を構成するアブソーバセンタ部30Cと、アブソーバ30の車幅方向外側部分を構成する左右一対のアブソーバサイド部30Sと、を含んで構成されている。そして、アブソーバサイド部30Sの下端部はアブソーバセンタ部30Cに対して下側へ突出されており、この突出された部分が「突出部」としてのロア突出部32とされている。
図4に示されるように、アブソーバセンタ部30Cは、側断面視で略逆L字形状に形成されて、バンパRF20の略上半分の部分の前側に配置されている。このアブソーバセンタ部30Cの後端側の下部には、抉り部34が形成されており、抉り部34は、側断面視で後側且つ下側へ開放されて、段差状に形成されている。これにより、アブソーバセンタ部30Cにおける前端部の上下寸法が、アブソーバセンタ部30Cにおける後端部の上下寸法よりも大きく設定されている。また、抉り部34は車幅方向に延在されており、抉り部34の車幅方向外側端部は、後述するサイド溝部40Sの手前まで延びている(図3(B)参照)。
一方、アブソーバサイド部30Sは、側面視で略矩形状に形成されて、バンパRF20の傾斜部26の前側において、バンパRF20の上端から下端に亘って上下方向に延在されている。そして、アブソーバ30の後面30RがバンパRF20の前面20Fに固定されている。これにより、左右一対のロア突出部32の間では、バンパRF20の前面20Fが前側へ露出されている(図3(A)参照)。
また、アブソーバ30の上端部はアブソーバ上端部30Uとされている。このアブソーバ上端部30Uは、バンパRF20の上面20Uよりも上側へ突出されて、側断面視で前後方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。また、アブソーバ上端部30Uの後端部は、アブソーバ30の後面30R(バンパRF20の前面20F)に対して後側へ張出されており、この張出された部分が張出部36とされている。そして、張出部36がバンパRF20の上面20Uの上側に隣接して配置されている。これにより、張出部36は、バンパRF20の上面20Uに当接されると共に、上面20Uに対して後側に相対移動可能に構成されている。また、アブソーバ上端部30U(張出部36)の上下寸法は、アブソーバ30を成形する上で必要となる最小寸法(本実施の形態では、一例として8mm〜15mm)に設定されている。
さらに、図1に示されるように、アブソーバ30(アブソーバサイド部30S)の車幅方向外側端部は、バンパRF20の車幅方向外側端20Aに対して車幅方向外側へ突出(オーバーハング)されており、この突出された部分がサイド突出部38とされている。このサイド突出部38は、サイド突出部38の基端部を構成するオーバーハング部38Aと、サイド突出部38の先端部を構成する延出部38Bと、を含んで構成されている。
オーバーハング部38Aは、平断面視でアブソーバ30の厚み方向を長手方向とする略矩形状に形成されている。また、オーバーハング部38Aの後端部は、バンパRF20の前面20Fに対して後側へ突出されると共に、バンパRF20の車幅方向外側端20Aに対して車幅方向外側に配置されている。そして、オーバーハング部38Aの後端部とバンパRF20の車幅方向外側端20Aとの間には、バンパRF20の長手方向において隙間Gが形成されている。これにより、オーバーハング部38Aは、バンパRF20に対して後側(詳しくは、バンパRF20の前面20Fに対する面直方向の一方側)に相対移動可能に構成されている。また、オーバーハング部38Aの幅寸法は、アブソーバ30を成形する上で必要となる最小寸法(本実施の形態では、一例として8mm〜15mm)に設定されている。
延出部38Bは、平断面視で略矩形状に形成されて、オーバーハング部38Aから車幅方向外側へ延出されている。また、延出部38Bの後面は、アブソーバ30の後面30R(図1では不図示)に沿うように配置されている。これにより、前述したオーバーハング部38Aの後端部が、延出部38Bよりも後側へ突出されている。
一方、図3(B)に示されるように、アブソーバ30の後面30Rには、後述する圧力チューブ52を保持するための溝部40が形成されている。この溝部40は、全体として車幅方向に延在されると共に、後側から見て下側へ開放された略C字形状に形成されている。また、溝部40は、その長手方向から見た断面視で後側へ開放された略U字形に形成されている(図4参照)。そして、溝部40は、アブソーバセンタ部30C及びアブソーバサイド部30Sに形成されたアッパ溝部40Uと、アブソーバサイド部30Sにそれぞれ形成された左右一対のサイド溝部40Sと、アブソーバサイド部30Sのロア突出部32にそれぞれ形成された左右一対のロア溝部40Lと、によって構成されている。以下、具体的に説明する。
アッパ溝部40Uは車幅方向に直線状に延在されている。また、図4に示されるように、アッパ溝部40Uは、アブソーバ上端部30Uの下側に隣接して配置されて、前後方向においてバンパRF20の上端縁部と対向している。つまり、アブソーバ30では、アッパ溝部40Uの上側部分がアブソーバ上端部30Uによって構成されている。また、アブソーバセンタ部30Cにおけるアッパ溝部40Uの下側を構成する部分が溝下部42とされており、溝下部42がバンパRF20の前面20Fによって後側から支持されている。そして、溝下部42の下側には、前述した抉り部34が形成されており、車両Vと衝突体(歩行者)との衝突時に溝下部42が良好に潰れ変形するように、溝下部42の上下寸法が適宜設定されている。さらに、アッパ溝部40Uの溝幅寸法は、後述する圧力チューブ52の外径寸法に比べて僅かに大きく設定されている。
図3(B)に示されるように、サイド溝部40Sは上下方向に直線状に延在されており、サイド溝部40Sの上端がアッパ溝部40Uの車幅方向外側端に接続されている。また、図1に示されるように、サイド溝部40Sは、オーバーハング部38Aの車幅方向内側に隣接して配置されて、前後方向においてバンパRF20の車幅方向外側端20Aの縁部と対向している。つまり、アブソーバ30では、サイド溝部40Sの車幅方向外側部分がオーバーハング部38Aによって構成されており、アブソーバサイド部30Sにおけるサイド溝部40Sの車幅方向内側を構成する部位が、バンパRF20の前面20Fによって後側から支持されている。また、サイド溝部40Sの溝幅寸法は、上述した隙間G分だけアッパ溝部40Uの溝幅寸法よりも大きく設定されている。
また、図3(B)に示されるように、サイド溝部40Sの内部には、複数(本実施の形態では2箇所)のストッパ部44が形成されている。このストッパ部44は、オーバーハング部38Aから車幅方向内側へ突出されると共に、上下方向に並んで配置されている。これにより、サイド溝部40Sでは、ストッパ部44が形成された部位における溝幅寸法が、他の部位における溝幅寸法に比べて小さくされると共に、アッパ溝部40Uの溝幅寸法と同じに設定されている。よって、後述する圧力チューブ52がサイド溝部40Sに嵌め込まれたときには、圧力チューブ52の隙間G側(車幅方向外側)への移動がストッパ部44によって制限されるようになっている。
ロア溝部40Lは車幅方向に直線状に延在されており、ロア溝部40Lの車幅方向外側側端がサイド溝部40Sの下端に接続されている。また、ロア溝部40Lは、ロア突出部32における上下方向の略中央部に形成されており、ロア溝部40Lの車幅方向内側端が車幅方向内側へ開放されている。さらに、ロア溝部40Lの溝幅寸法は、アッパ溝部40Uの溝幅寸法と同じに設定されている。
(歩行者衝突検知センサ50について)
図3(A)及び(B)に示されるように、歩行者衝突検知センサ50は、長尺状に形成された圧力チューブ52と、圧力チューブ52の圧力変化に応じた信号を出力する圧力センサ54と、を含んで構成されている。
圧力チューブ52は、断面略円環状の中空構造体として構成されている(図4参照)。この圧力チューブ52の外径寸法は、アブソーバ30のアッパ溝部40Uの溝幅寸法に比して僅かに小さく設定されており、圧力チューブ52の長手方向の長さは、アブソーバ30に形成された溝部40の長手方向の長さに比して長く設定されている。そして、圧力チューブ52が溝部40内に組付けられている(嵌め込まれている)。
これにより、圧力チューブ52が、前後方向から見て、下側へ開放された略C字形状に配策されて、全体として車幅方向に延在されている。具体的には、圧力チューブ52は、アッパ溝部40Uに配策された圧力チューブ本体部52Uと、サイド溝部40Sに配策された圧力チューブサイド部52Sと、ロア溝部40Lに配策された圧力チューブロア部52Lと、を含んで構成されている。そして、圧力チューブ本体部52UはバンパRF20の上端縁部の前側において車幅方向に延在され(図4参照)、圧力チューブサイド部52SはバンパRF20の車幅方向外側端20Aの縁部の前側において上下方向に延在され(図1参照)、圧力チューブロア部52LがバンパRF20の傾斜部26の前側において車幅方向に延在されている。つまり、アブソーバサイド部30Sでは、2本の圧力チューブ52が上下方向に並んで配策されると共に、1本の圧力チューブ52が上下方向に配策されている。また、圧力チューブ52の長手方向両端部は、アブソーバサイド部30Sのロア突出部32から車幅方向内側へ延び出されて、アブソーバセンタ部30Cの下側に配置されている。
圧力センサ54は、圧力チューブ52の車幅方向両端に設けられている。図3(A)に示されるように、圧力センサ54は、図示しないブラケットによって、ロア突出部32の車幅方向内側においてバンパRF20の前面20Fに固定されている。また、圧力センサ54は、ECU56(広義には、「衝突判定部」として把握される要素である)に電気的に接続されている。そして、圧力チューブ52が変形することで、圧力チューブ52内の圧力変化に応じた信号が圧力センサ54からECU56へ出力されるようになっている。
また、前述したECU56には、衝突速度センサ(図示省略)が電気的に接続されており、衝突速度センサは、衝突体との衝突速度に応じた信号をECU56に出力するようになっている。そして、ECU56は、前述した圧力センサ54の出力信号に基づいて衝突荷重を算出すると共に、衝突速度センサの出力信号に基づいて衝突速度を算出するようになっている。さらに、ECU56は、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、フロントバンパ10への衝突体が歩行者であるのか歩行者以外(例えば、ロードサイドマーカーやポストコーン等の路上障害物)であるのかを判定するようになっている。
(バンパRF20の車幅方向外側端20Aの設定位置について)
図5(A)に示されるように、車両Vの前部には、エンジンルームERを開閉するフロントフード60が設けられている。そして、歩行者(の脚部)が車両Vのバンパカバー12に衝突したときには、歩行者はフロントフード60上に倒れ込む傾向にある。このため、車両Vと歩行者との衝突を歩行者衝突検知センサ50によって判定したときには、図示しないポップアップフード装置によってフロントフード60を上側へ持上げて、フロントフード60上に倒れ込む歩行者を保護するようになっている。したがって、歩行者保護の観点から、車幅方向における歩行者衝突検知センサ50の検知範囲をフロントフード60の最大幅に設定している(図5(A)の矢印Wで示された範囲を参照)。
そして、フロントフード60の最大幅を規定する見切り線が前後基準線CLとされている。すなわち、前後基準線CLは、車両前後方向に沿って延びると共に、フロントフード60の車幅方向外側端を通過している。なお、図5(A)に示される例では、フロントフード60の車幅方向外側端が、フロントフード60の後端両サイドの部位にされているが、当該部位は各種車両のフロンドフードの形状によって異なる。
一方、衝突体と車両V(バンパカバー12)との衝突では、衝突体からの衝突荷重が以下のように伝播されることが判明されている。この点について、図1を用いて、前後基準線CL上に配置されたインパクタI(衝突体)と、バンパカバー12と、の衝突で説明する。まず、この図に示されるように、インパクタI(直径が120mmのインパクタを想定)とバンパカバー12とが当接する交点を当接交点P1とする。また、当接交点P1を通過し且つバンパRF20の車幅方向外側端20Aにおける法線の方向(バンパRF20の前面20Fの面直方向)に沿った線を基準法線NLとする。そうすると、上記衝突荷重は、当接交点P1を中心にして基準法線NLに対して車幅方向内側へ30°傾斜された第1傾斜線SL1と、基準法線NLに対して車幅方向外側へ30°傾斜された第2傾斜線SL2と、の間の伝播エリアA1(図1の矢印A1で示される範囲)を主として伝播することが判明された。そして、詳細については後述するが、本実施の形態では、前後基準線CL上のインパクタIがバンパカバー12に衝突したときの圧力チューブ52の変形量(圧力変化)を大きくするために、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの位置を、基準法線NLと第1傾斜線SL1との間のエリアA2(図1の矢印A2で示される範囲)内に設定している。
なお、上述した車両Vでは、バンパRF20の傾斜部26に対して後側において、サブラジエータ62(周辺部品)が設けられており、サブラジエータ62は、車幅方向において、略前後基準線CLの近傍に配置されている。
次に、本実施の形態における作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたフロントバンパ10を備えた車両Vでは、車両Vと衝突体(インパクタI)との衝突時にバンパカバー12がインパクタIによって後側へ変形してアブソーバ30を押圧する。このため、アブソーバ30が前後方向に押し潰される(圧縮変形する)と共に、圧力チューブ52が変形する(潰れる)。これにより、圧力チューブ52内の圧力が変化する(高くなる)。
そして、圧力チューブ52の圧力変化に応じた信号を圧力センサ54がECU56に出力して、ECU56が圧力センサ54の出力信号に基づいて衝突荷重を算出する。一方、ECU56は衝突速度センサの出力信号に基づいて衝突速度を算出する。そして、ECU56が、算出された衝突荷重及び衝突速度から衝突体の有効質量を求めると共に、有効質量が閾値を超えるか否かを判断して、フロントバンパ10への衝突体が歩行者であるのか否かを判定する。
次に、前後基準線CL上に配置されたインパクタIが車両Vのコーナー部FC(バンパカバー12の車幅方向外側部分12A)に衝突した場合について説明する。この場合では、インパクタIがバンパカバー12に衝突すると、衝突荷重がインパクタIからアブソーバ30(アブソーバサイド部30S)に入力される。このとき、図1に示されるように、インパクタIから入力される衝突荷重は、インパクタIとバンパカバー12との当接交点P1を通過する基準法線NLに対して、当接交点P1を中心に車幅方向内側へ30°傾斜された第1傾斜線SL1と、当接交点P1を中心に車幅方向外側へ30°傾斜された第2傾斜線SL2と、の間の伝播エリアA1を主として伝播する。
ここで、本実施の形態では、バンパRF20の車幅方向外側端20Aが、平面視で基準法線NLと第1傾斜線SL1との間のエリアA2内に配置されている。このため、衝突荷重が、エリアA2内に配置されたアブソーバサイド部30S及びバンパRF20に伝達される。その結果、圧力チューブ52が、アブソーバサイド部30S及びバンパRF20によって押し潰されて(図6参照)、圧力チューブ52の圧力が変化する。これにより、バンパRF20の車幅方向外側端20Aが前後基準線CLよりも車幅方向内側に配置された場合でも、前後基準線CL上に配置されたインパクタIの衝突を歩行者衝突検知センサ50によって検知することができる。したがって、バンパRF20の車幅方向外側端20Aを前後基準線CLまで延ばす必要がなくなるため、バンパRF20の設置スペースが大きくなることを抑制できる。よって、ダメージャ試験(軽微な前面衝突試験)において、バンパRF20の傾斜部26に対して後側に配置されるサブラジエータ62(周辺部品)とバンパRF20との干渉を抑制できる。以上により、周辺部品に対するダメージャビリティを向上しつつ、歩行者衝突検知センサ50の検知範囲を確保することができる。
しかも、バンパRF20の車幅方向外側端20Aが基準法線NLに対して車幅方向内側に配置されている。このため、車両Vのコーナー部FCにおける歩行者衝突検知センサ50の感度を高くすることができる。以下、この点について説明する。すなわち、図1に示されるように、バンパRF20の車幅方向外側端20Aが基準法線NLに対して車幅方向内側に配置されているため、基準法線NLに対して車幅方向外側にはバンパRF20(の傾斜部26)が配置されない。このため、アブソーバサイド部30Sにおけるサイド突出部38を除く部分のみが、インパクタI及びバンパRF20によって押し潰されて、アブソーバサイド部30Sのサイド突出部38は、インパクタIのみによって押圧される。
これにより、仮にバンパRF20の車幅方向外側端20Aを第2傾斜線SL2まで延ばす場合と比べて、インパクタI及びバンパRF20によってアブソーバサイド部30Sを潰す範囲を車幅方向において狭くすることができる。つまり、インパクタI及びバンパRF20によってアブソーバサイド部30Sを潰す範囲を狭くして、インパクタIのアブソーバサイド部30S側への侵入を大きくすることができる。その結果、上記のような仮にバンパRF20の車幅方向外側端20Aを第2傾斜線SL2まで延ばす場合と比べて、圧力チューブ52(圧力チューブサイド部52S)の変形量(潰し量)を大きくすることができる。したがって、車両Vのコーナー部FCにおける歩行者衝突検知センサ50の感度を高くすることができる。
さらに、圧力チューブ52では、アブソーバ30のサイド溝部40Sに配策された圧力チューブサイド部52Sが、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの縁部の前側に配置されて上下方向に延在されている。このため、車両Vのコーナー部FCにインパクタIが衝突したときには、圧力チューブサイド部52Sの全体と、圧力チューブ本体部52U及び圧力チューブロア部52Lの一部と、が潰れるようになる(図6参照)。これにより、圧力チューブ52を早期に潰し変形させつつ、圧力チューブ52の変形量を一層大きくすることができる。その結果、車両Vのコーナー部FCとインパクタIとの衝突時における圧力チューブ52の圧力変化が一層大きくなるため、車両Vのコーナー部FCに対する歩行者衝突検知センサ50の感度を効果的に高くすることができる。
以下、この点について、比較例と比較して説明する。なお、比較例では、従来技術と同様に、圧力チューブの全体が車幅方向に沿って延びている。すなわち、比較例の圧力チューブは、本実施の形態の圧力チューブサイド部52S及び圧力チューブロア部52Lに対応する部分が圧力チューブ本体部52Uの車幅方向外側端から車幅方向外側へ延びている。このため、比較例のバンパRFは本実施の形態のバンパRF20よりも車幅方向外側へ延びており、比較例のアブソーバでは、本実施の形態におけるアブソーバ30のサイド突出部38に対応する部分が、バンパRFによって後側から支持されて圧力チューブを保持している。
そして、上記のように構成された比較例では、バンパRFの傾斜部が車両後側へ傾斜されているため、本実施の形態の圧力チューブサイド部52S及び圧力チューブロア部52Lに対応する部分が、圧力チューブ本体部52Uよりも後側に配置される。このため、圧力チューブサイド部52S及び圧力チューブロア部52Lに対応する部分を押し潰すためには、インパクタIを本実施の形態よりもさらに後側へ侵入させる必要がある。
また、インパクタIがさらに後側へ侵入されると、バンパRFによって支持されたアブソーバの潰れ変形によるインパクタIの衝突エネルギー吸収が大きくなる。このため、インパクタIの衝突エネルギーの損失が大きくなり、インパクタIによって圧力チューブサイド部52S及び圧力チューブロア部52Lに対応する部分を押圧するときには、圧力チューブに作用する荷重(押圧力)が低くなる。
これに対して、本実施の形態では、圧力チューブサイド部52Sが圧力チューブ本体部52Uの車幅方向外側端から下側へ延び出されているため、上記比較例と比べて圧力チューブサイド部52S及び圧力チューブロア部52Lを前側に配置することができる。このため、インパクタIにおける衝突エネルギーの損失の少ない衝突初期段階で圧力チューブサイド部52Sを早期に変形させる(潰す)ことができる。これにより、上記比較例と比べて、圧力チューブ52を早期に変形させることができると共に、圧力チューブ52の変形量を大きくすることができる。
しかも、本実施の形態では、圧力チューブサイド部52Sが上下方向に延在されているため、インパクタIにおける衝突エネルギーの損失の少ない衝突初期段階で圧力チューブサイド部52Sの全体を押し潰すことができる。これにより、圧力チューブ52の変形量を一層大きくすることができる。
その結果、図7(A)のグラフに示されるように、本実施の形態によれば、比較例よりも早期に圧力チューブ52を変形させる(潰す)ことができると共に、圧力チューブ52内の圧力を比較例の圧力チューブ内の圧力に比べて略4倍高くすることができる。なお、図7(A)に示されるグラフでは、横軸がインパクタIと車両Vとの衝突時からの時間を示しており、縦軸が圧力チューブ52内の圧力を示している。さらに、図7(A)では、点線で示されたデータが比較例のデータであり、実線で示されたデータが本実施の形態のデータである。またさらに、縦軸の1点鎖線は、圧力チューブ52における目標となる圧力の一例である。
また、本実施の形態のアブソーバ30では、圧力チューブサイド部52Sが嵌合されるサイド溝部40Sの車幅方向外側部分がオーバーハング部38Aによって構成されており、オーバーハング部38AはバンパRF20の車幅方向外側端20Aに対して車幅方向外側へ突出(オーバーハング)されている。このため、アブソーバサイド部30Sでは、サイド溝部40Sの車幅方向内側部分のみがバンパRF20の前面20Fによって後側から支持される。これにより、インパクタIからの衝突荷重に対するバンパRF20からの反力が、アブソーバサイド部30Sにおけるサイド溝部40Sの車幅方向内側部分のみに作用して、オーバーハング部38Aには作用しない。その結果、インパクタIと車両Vとの衝突時には、サイド溝部40Sに隣接するオーバーハング部38AがバンパRF20に阻害されることなくバンパRF20に対して後側へ相対移動するため、アブソーバサイド部30Sによって圧力チューブ52を良好に押し潰すことができる。
また、アブソーバ30のサイド突出部38には、オーバーハング部38Aから車幅方向外側へ延出された延出部38Bが形成されている。このため、前後基準線CL上に配置されたインパクタIと車両Vとの衝突では、インパクタIの後側への侵入に伴い延出部38BがインパクタIによって後側へ押圧される。これにより、サイド突出部38が、その根元部(つまり、サイド溝部40S)を起点に折れ曲がるようになるため、圧力チューブ52(圧力チューブサイド部52S)を一層良好に押し潰すことができる。
また、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bは、平面視で車幅方向に沿って形成されている。このため、仮に、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bが平面視でバンパRF20の長手方向に対して直交する方向に沿って形成された場合と比べて、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bの後側への突出を抑制することができる。したがって、サブラジエータ62等の周辺部品に対するバンパRF20のダメージャビリティを一層向上することができる。
さらに、アブソーバ30は、正面視で下側へ開放された略逆U字形状に形成されており、アブソーバ30の左右一対のロア突出部32がアブソーバセンタ部30Cよりも下側へ突出されている。そして、左右一対のロア突出部32の間において、バンパRF20の前面20Fが露出されており、歩行者衝突検知センサ50の圧力センサ54が、ロア突出部32の車幅方向内側でバンパRF20の前面20Fに固定されている。このため、ロア突出部32に対して車幅方向内側のスペースを有効に活用して、圧力センサ54をバンパRF20の前面20Fに固定することができる。
また、アブソーバ30では、アブソーバ上端部30Uが、アッパ溝部40Uの上側に隣接して配置されて、アッパ溝部40Uの上側部分を構成している。そして、アブソーバ上端部30Uは、バンパRF20の上面20Uよりも上側へ突出されている。このため、アブソーバ30の溝下部42のみがバンパRF20によって後側から支持される。これにより、インパクタIからの衝突荷重に対する反力が、バンパRF20から溝下部42のみに作用して、バンパRF20からアブソーバ上端部30Uには作用しない。その結果、インパクタIと車両Vとの衝突時には、アッパ溝部40Uに隣接するアブソーバ上端部30UがバンパRF20に阻害されることなくバンパRF20に対して後側へ相対移動するため、圧力チューブ本体部52Uがアブソーバ30によって良好に押し潰される。したがって、アブソーバ30に入力される衝突荷重が比較的低い場合でも、圧力チューブ52を良好に変形させる(潰す)ことができる。例えば、車両Vの仕様などによって、比較的強度の高く構成されたバンパカバー12(例えば、前後方向に2重構造に構成されたバンパカバー等)によってフロントバンパ10が構成された場合でも、圧力チューブ52を有効に変形させる(潰す)ことができる。
しかも、アブソーバ上端部30Uには、バンパRF20の前面20Fに対して後側へ張り出された張出部36が形成されており、張出部36はバンパRF20の上面20Uに隣接して配置されている。このため、バンパRF20の前面20Fとアブソーバ30の後面30Rとの間が、張出部36によって上側から覆われる。これにより、例えばバンパカバー12に組付けられたバンパグリル等から車両V内に侵入した小石等の異物が、バンパRF20とアブソーバ30との間に侵入することを防止できる。
また、アブソーバ30の後部には、溝部40の下側の位置において、側面視で後側且つ下側へ開放された抉り部34が形成されている。このため、アブソーバ30の前部における耐変形荷重を確保しつつ、アブソーバ30の後部(溝下部42)における耐変形荷重を比較的低く構成することができる。これにより、車両VとインパクタIとの衝突時にアブソーバ30の前部によって衝突エネルギーを吸収しつつ、アブソーバ30の溝下部42の変形によって圧力チューブ52を良好に変形させることができる。
以下、この点について、図7(B)に示されるグラフを用いて比較例と比較して説明する。なお、比較例のアブソーバでは、本実施の形態の抉り部34が省略されている。また、比較例のアブソーバでは、従来技術と同様に、本実施のアブソーバ上端部30Uに対応する部分がバンパRFによって後側から支持されている。換言すると、比較例では、溝部の上側部分及び下側部分がバンパRFによって後側から支持されている。そして、図7(B)に示されるグラフでは、横軸がインパクタIと車両Vとの衝突時からの時間を示しており、縦軸が圧力チューブ52の圧力を示している。さらに、図7(B)では、点線で示されたデータが比較例のデータであり、実線で示されたデータが本実施の形態のデータである。またさらに、縦軸の1点鎖線が、圧力チューブ52における目標とする圧力の一例である。
そして、比較例おいて車両Vにインパクタが衝突すると、比較例のアブソーバでは、本実施の形態の抉り部34が省略されているため、バンパRFに支持される面積が本実施の形態に比べて大きくなる。また、比較例のアブソーバでは、本実施の形態におけるアブソーバ上端部に対応する部分も、バンパRFに支持されているため、溝部の上側部分がバンパRFに対して後側へ相対移動することができない。このため、比較例では、圧力チューブを潰し難くなる。これに対して、本実施の形態では、上述したように、バンパRF20に支持される面積が小さくなり、アッパ溝部40Uに隣接されたアブソーバ上端部30Uが後側へ相対移動可能とされている。これにより、図7(B)に示されるように、本実施の形態によれば、圧力チューブ52の圧力を比較例の圧力チューブの圧力に比べて略2倍高くすることができる。したがって、車両VとインパクタIとの衝突時にアブソーバ30の前部によって衝突エネルギーを吸収しつつ、アブソーバ30によって圧力チューブを良好に変形させることができる。
また、本実施の形態では、アブソーバ30のオーバーハング部38AとバンパRF20の車幅方向外側端20Aとの間には、車幅方向において隙間Gが形成されている。このため、車両Vの使用環境温度の変化によってアブソーバ30が長手方向に伸縮した場合でも、当該伸縮を隙間Gによって吸収することができる。これにより、車両Vの使用環境温度が変化しても、車両VとインパクタIと衝突時にオーバーハング部38AがバンパRF20に当たることを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、車両Vのコーナー部FCにおける歩行者衝突検知センサ50の感度を高くすると共に、車両Vにおけるダメージャビリティを向上するという観点から、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの位置を、基準法線NLと第1傾斜線SL1との間のエリアA2内に設定している。これに代えて、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの位置を以下のように設定してもよい。すなわち、図1に示されるように、インパクタIがバンパカバー12に衝突したときには、衝突荷重は第1傾斜線SL1と第2傾斜線SL2との間の伝播エリアA1を主として伝播する。このため、バンパRF20の車幅方向外側端20Aの位置を、本実施の形態よりも車幅方向外側に配置してもよい。具体的には、先ず平面視で前後基準線CLとバンパカバー12との交点P2を通過し且つバンパRF20の車幅方向外側端20Aにおける法線の方向に沿った線を第1法線NL1とする。また、第1法線NL1から車幅方向内側へ100mmオフセットした線を第2法線NL2とする。そして、バンパRF20の車幅方向外側端20Aを第1法線NL1と第2法線NL2との間のエリアA3(図1の矢印A3の範囲)内に配置してもよい。
以下、この点について説明する。バンパRF20の傾斜部26は車両Vのバンパカバー12の意匠等に対応して傾斜されている。一方、バンパRF20の傾斜部26は、バンパRF20の押出成形後にバンパRF20を曲げ加工して形成するため、バンパRF20の傾斜部26の傾斜角度(車幅方向に対する角度)を、加工上の制約によって所定の角度(略30°)よりも大きくすることができない。このため、各種車両の意匠等によって当該傾斜角度が0°から30°の範囲で設定される。
また、歩行者脚部保護性能試験では、試験規格によって用いるインパクタIの外径寸法が異なる。このため、最も外径の大きいインパクタIを用いた場合を想定すると、インパクタIの外径寸法が120mmになる。
そして、上述したように、バンパカバー12の車幅方向外側部分12Aは平面視でバンパRF20の傾斜部26に沿うように設定されている。このため、傾斜部26の傾斜角度を最大の30°に設定し、インパクタIの外径寸法を120mmに設定すると、第2法線NL2を第1法線NL1から車幅方向内側へ約80mmオフセットすることで、インパクタIにおける衝突荷重の伝播エリアA1をエリアA3によってカバーすることができる。そして、各種車両におけるバンパカバー12の強度(剛性)等の違いによって伝播エリアA1が拡大することが考えられる。このため、上記80mmに20mmを加算して、第2法線NL2を第1法線NL1から車幅方向内側へ約100mmオフセットする線に設定した。これにより、バンパRF20の傾斜部26の傾斜角度が0°から30°の範囲で設定された場合でも、エリアA3によって伝播エリアA1の一部又は全部をカバーすることができる。したがって、各種車両の傾斜部26の傾斜角度に対応させて、バンパRF20の車幅方向外側端20AをエリアA3における伝播エリアA1に設定することで、バンパRF20の車幅方向外側端20Aを前後基準線CLよりも車幅方向外側に配置することなく、前後基準線CL上に配置されたインパクタIの衝突を歩行者衝突検知センサ50によって検知することができる。
また、本実施の形態では、フロントフード60上に倒れ込む歩行者を保護するという観点から、フロントフード60の見切り線を前後基準線CLとして設定して、前後基準線CLを用いてバンパRF20の車幅方向外側端20Aの位置を設定している。これに対して、図5(B)に示されるようなフロントフード60を有する車両Vの場合では、エプロンアッパメンバ64の車幅方向外側端を通過する車両前後方向に沿った線を前後基準線CLとして置き換えてもよい。すなわち、図5(B)に示されるような車両Vでは、フロントフード60の意匠等によって、フロントフード60の車幅方向外側端が車両Vの最外形となる場合がある。一方、歩行者との衝突時にフロントフード60を持上げる目的は、エンジンルームER内におけるエプロンアッパメンバ64等の比較的強度の高い部材に歩行者が直接的に当たらないようにするためである。このため、図5(B)に示されるような車両Vに対しては、エプロンアッパメンバ64の車幅方向外側端までを歩行者に対する保護対象領域とすれば足りることになる。これにより、フロントフード60が車両Vの最外形まで延びているような場合には、前後基準線CLを、エプロンアッパメンバ64の車幅方向外側端を通過する車両前後方向に沿った線として置き換えてもよい。
また、本実施の形態では、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bが、平面視で車幅方向に沿って形成されている。これに代えて、各種車両におけるバンパRF20とサブラジエータ62等の周辺部品との距離(隙間)を考慮して、例えば、バンパRF20の車幅方向外側端面20Bを、平面視でバンパRF20の長手方向に対して直交する方向に形成してもよい。
また、本実施の形態では、アブソーバ30のオーバーハング部38AがバンパRF20の前面20Fによって後側から支持されない構成とされている。これに代えて、オーバーハング部38AをバンパRF20の前面20Fによって後側から支持するように構成してもよい。
また、本実施の形態では、アブソーバ30の延出部38Bの後面に対してオーバーハング部38Aの後端部が後側へ突出されている。これに代えて、図1の2点鎖線で示されるように、延出部38Bの後面をオーバーハング部38Aの後面と面一になるように配置してもよい。この場合には、延出部38Bの厚み寸法が大きくなるため、アブソーバ30のサイド突出部38の曲げ剛性を高く構成できる。これにより、インパクタIによってサイド突出部38が後側へ押圧されるときに、サイド突出部38をサイド溝部40Sの部位を基点に一層良好に折り曲げることができる。また、各種車両のレイアウト等に対応して、アブソーバ30において延出部38Bを省略してもよい。
また、本実施の形態では、アッパ溝部40Uの上側を構成する部分(すなわちアブソーバ上端部30U)がバンパRF20の前面20Fによって後側から支持されない構成とされている。これに代えて、アッパ溝部40Uの上側を構成する部分をバンパRF20の前面20Fによって後側から支持するように構成してもよい。この場合には、例えば、アッパ溝部40Uを本実施の形態に比べて下側に配置してもよい。
また、本実施の形態では、圧力センサ54が、アブソーバ30のロア突出部32の車幅方向内側において、バンパRF20の前面に固定されているが、圧力センサ54の固定位置は任意に設定することができる。
また、本実施の形態では、アブソーバ30に抉り部34が形成されているが、アブソーバ30において抉り部34を省略してもよい。
12 バンパカバー
20 バンパリインフォースメント
20A バンパリインフォースメントの車幅方向外側端
20B バンパリインフォースメントの車幅方向外側端面
20U バンパリインフォースメントの上面
26 傾斜部(バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部)
30 アブソーバ
30U アブソーバ上端部
30R アブソーバの後面
32 ロア突出部(突出部)
34 抉り部
36 張出部
38A オーバーハング部
38B 延出部
40 溝部
50 歩行者衝突検知センサ
52 圧力チューブ
52U 圧力チューブ本体部
52S 圧力チューブサイド部
54 圧力センサ
60 フロントフード
64 エプロンアッパメンバ
CL 前後基準線
N1 第1法線
N2 第2法線
P2 前後基準線とバンパカバーとの交点
S 歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造

Claims (8)

  1. 車両の前端に設けられたバンパカバーの車両後側において車幅方向を長手方向として配置されたバンパリインフォースメントと、
    車幅方向に延在され、前記バンパリインフォースメントの車両前側に隣接して配置されたアブソーバと、
    前記バンパリインフォースメントと前記アブソーバとの間において全体として車幅方向に延在された圧力チューブを含んで構成され、前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する歩行者衝突検知センサと、
    を備え、
    平面視でフロントフード又はエプロンアッパメンバの車幅方向外側端を通過し且つ車両前後方向に沿って延びる線を前後基準線とし、
    平面視で前記前後基準線と前記バンパカバーとの交点を通過し且つ前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端における法線の方向に沿って延びる線を第1法線とし、
    平面視で前記第1法線に対して車幅方向内側に100mmオフセットした線を第2法線とし、
    前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端の位置が、前記第1法線と前記第2法線との間に設定されている歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  2. 前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部は、平面視で車幅方向外側へ向かうに従い車両後側へ傾斜されており、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端面が、平面視で車幅方向に沿って形成されている請求項1に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  3. 前記圧力チューブは、
    前記バンパリインフォースメントの上部の車両前側において車幅方向に延在された圧力チューブ本体部と、
    前記圧力チューブ本体部の長手方向外側端から車両下側へ延びると共に、前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端部の車両前側に配置された圧力チューブサイド部と、
    を含んで構成されている請求項1又は請求項2に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  4. 前記アブソーバの後面には、前記圧力チューブが嵌合される溝部が形成され、
    前記アブソーバでは、前記圧力チューブサイド部が嵌合される前記溝部の車幅方向外側部分がオーバーハング部によって構成されており、前記オーバーハング部が前記バンパリインフォースメントの車幅方向外側端に対して車幅方向外側へ突出されている請求項3に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  5. 前記アブソーバには、前記オーバーハング部から車幅方向外側へ延出された延出部が形成されている請求項4に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  6. 前記アブソーバの上端部を構成するアブソーバ上端部は、前記バンパリインフォースメントの上面よりも車両後側へ突出されると共に、前記圧力チューブ本体部が嵌合される前記溝部の車両上側に隣接して配置され、
    前記アブソーバ上端部には、前記バンパリインフォースメントの前面よりも車両後側へ張り出され且つ前記バンパリインフォースメントの上面に隣接して配置された張出部が形成されている請求項4又は請求項5に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  7. 前記アブソーバの後部には、側面視で車両後側且つ車両下側へ開放された抉り部が形成されている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
  8. 前記アブソーバの車幅方向外側部分には、車両下側へ突出された突出部が形成され、
    前記歩行者衝突検知センサは、前記圧力チューブの長手方向外側端に設けられた圧力センサを有し、
    前記圧力センサが、前記突出部の車幅方向内側において、前記バンパリインフォースメントの前面に固定されている請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の歩行者衝突検知センサを備えた車両用バンパ構造。
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