JP2016076434A - 可動部配線用フラットケーブル - Google Patents

可動部配線用フラットケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP2016076434A
JP2016076434A JP2014207266A JP2014207266A JP2016076434A JP 2016076434 A JP2016076434 A JP 2016076434A JP 2014207266 A JP2014207266 A JP 2014207266A JP 2014207266 A JP2014207266 A JP 2014207266A JP 2016076434 A JP2016076434 A JP 2016076434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
flat cable
movable part
metal strip
part wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014207266A
Other languages
English (en)
Inventor
得天 黄
Tokuten Ko
得天 黄
考信 渡部
Takanobu Watabe
考信 渡部
紀裕 西浦
Norihiro Nishiura
紀裕 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2014207266A priority Critical patent/JP2016076434A/ja
Priority to CN201520609837.6U priority patent/CN204857228U/zh
Publication of JP2016076434A publication Critical patent/JP2016076434A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

【課題】ケーブルベアに固定せずとも織物状ケーブルが繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供する。
【解決手段】並列に配置された複数本の電線類101の間を縫うように糸材102が織り込まれて形成された織物状ケーブル103からなる可動部配線用フラットケーブル100において、糸材102は、繊維糸114と、繊維糸114の周囲に螺旋状に巻き付けられた金属条115と、を有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、産業用ロボット等の繰り返しU字屈曲を受ける可動部に配線される可動部配線用フラットケーブルに関する。
近年、産業用ロボット等の繰り返しU字屈曲を受ける可動部に配線される可動部配線用フラットケーブルとして、並列に配置された複数本の電線類の間を縫うように繊維糸が織り込まれて形成された織物状ケーブル(FCBAND(登録商標)ケーブルと呼称されている)が使用されている。
ところが、織物状ケーブルは柔軟性や可撓性が高く直進性が低いことから、織物状ケーブルを可動部配線用フラットケーブルとして使用すると、繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れて平行な状態を維持することができない。
そのため、織物状ケーブルを可動部配線用フラットケーブルとして使用する際には、ケーブルベアに織物状ケーブルを固定することにより、屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制している。
特開2013−062065号公報 特開2013−058448号公報 特開2013−054991号公報
しかしながら、ケーブルベアに織物状ケーブルを固定すると、繰り返しU字屈曲を受ける際に織物状ケーブルがケーブルベアと接触して複数本の電線類や繊維糸が摩耗して断線が発生したり、その摩耗に伴う粉塵が発生して製品に付着したりする虞がある。
そこで、本発明の目的は、ケーブルベアに固定せずとも織物状ケーブルが繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、並列に配置された複数本の電線類の間を縫うように糸材が織り込まれて形成された織物状ケーブルからなる可動部配線用フラットケーブルにおいて、前記糸材は、繊維糸と、前記繊維糸の周囲に螺旋状に巻き付けられた金属条と、を有する可動部配線用フラットケーブルである。
前記金属条は、前記金属条の幅の半分以下の間隔を持って前記繊維糸の周囲に螺旋状に巻き付けられると良い。
前記金属条は、銅条又はアルミニウム条からなると良い。
前記繊維糸は、ポリトリメチレンテレフタレート、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリエチレンテレフタレート、又はナイロンで形成されると良い。
前記電線類は、弗素樹脂で形成された最外層を有すると良い。
本発明によれば、ケーブルベアに固定せずとも織物状ケーブルが繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供することができる。
本発明に係る可動部配線用フラットケーブルを示す断面図である。 図1の可動部配線用フラットケーブルにおける糸材を示す拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本発明の好適な実施の形態に係る可動部配線用フラットケーブル100は、並列に配置された複数本の電線類101の間を縫うように糸材102が織り込まれて形成された織物状ケーブル103からなる。
なお、図1では、便宜上、織物状ケーブル103の幅方向の両側で糸材102が途切れているように描かれているが、実際は、1本の糸材102が複数本の電線類101の間に縫い織り込まれている。
電線類101は、同軸ケーブル104や絶縁ケーブル105の他、管状ケーブル106等からなり、これらの電線類101が交互又は所定の順序で配列されて複数本の電線類101が構成されている。
同軸ケーブル104は、電気信号を伝送するためのものであり、金属線からなる内部導体107と、内部導体107の周囲に形成された絶縁層108と、絶縁層108の周囲に金属線を横巻状又は編組状に巻き付けて形成された外部導体109と、外部導体109の周囲に形成されたジャケット110と、を有している。
内部導体107や外部導体109を構成する金属線は、導電性に優れた銅線やアルミニウム線等からなる。また、金属線は、単線であっても撚線であっても良く、表面に鍍金処理が施されていても構わない。
絶縁層108とジャケット110は、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い弗素樹脂で形成されている。
絶縁ケーブル105は、電力を供給するためのものであり、金属線からなる導体111と、導体111の周囲に形成された絶縁層112と、を有している。
導体111を構成する金属線は、導電性に優れた銅線やアルミニウム線等からなる。また、金属線は、単線であっても撚線であっても良く、表面に鍍金処理が施されていても構わない。
絶縁層112は、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、又はポリテトラフルオロエチレン等、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い弗素樹脂で形成されている。
管状ケーブル106は、中空部113で空気や水等の流体を供給するためのものであり、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、又はポリテトラフルオロエチレン等、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い弗素樹脂で形成されている。
このように、電線類101は、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い弗素樹脂で形成されている最外層を有しており、織物状ケーブル103が繰り返しU字屈曲を受ける際に他の部材と接触しても最外層により保護されるため、損傷を受け難く、また粉塵を発生し難い。
糸材102は、図2に示すように、繊維糸114と、繊維糸114の周囲に螺旋状に巻き付けられた金属条115と、を有しており、複数本の電線類101が経糸を構成し、糸材102が緯糸を構成するように縫い織り込まれている。
繊維糸114は、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、若しくはポリテトラフルオロエチレン等の弗素樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はナイロンで形成されている。
そのため、繊維糸114は織物状ケーブル103が繰り返しU字屈曲を受ける際に他の部材と接触しても断線し難く、繊維糸114の断線に伴い複数本の電線類101が解れることを抑制することが可能となる。
金属条115は、機械的特性や電気的特性に優れた銅条やアルミニウム条からなり、金属条115の幅の半分以下の間隔を持って繊維糸114の周囲に螺旋状に巻き付けられている。
これにより、金属条115の間から露出される繊維糸114の面積を減少させることができ、滑性や耐摩耗性が高く発塵性の低い機械的特性に優れた金属条115により繊維糸114が十分に保護されるため、織物状ケーブル103が繰り返しU字屈曲を受ける際に繊維糸114が他の部材と直接的に接触することを回避し、繊維糸114が摩耗して断線が発生したり、その摩耗に伴う粉塵が発生したりすることを抑制することが可能となる。
また、金属条115が繊維糸114の周囲に殆ど隙間無く螺旋状に巻き付けられるため、金属条115が高性能シールドとしての役割を果たし、織物状ケーブル103のシールド特性を著しく向上させることが可能となる。
つまり、織物状ケーブルの柔軟性や可撓性を著しく劣化させる導電布等を織物状ケーブル103の周囲に巻き付けること無く、必要とされるシールド特性を確保することが可能となる。
但し、金属条115が繊維糸114の周囲に全く隙間無く螺旋状に巻き付けられてしまうと、織物状ケーブル103が繰り返しU字屈曲を受ける際に金属条115が擦れて金属条115が摩耗したり、その摩耗に伴う粉塵が発生したりする虞があるため、繊維糸114の周囲に金属条115を螺旋状に巻き付ける際には僅かでも間隔を持って螺旋状に巻き付ける必要がある。
また、金属条115は、適度な硬度を有しており、また電線類101と繊維糸114との間に介在することにより、電線類101に対する滑り止めとして機能するため、単に繊維糸114のみを複数本の電線類101の間を縫うように織り込む場合と比較して糸材102が電線類101の表面を滑って移動し難い。
そのため、繊維糸114の周囲に金属条115が螺旋状に巻き付けられて形成された糸材102が複数本の電線類101の間を縫うように織り込まれることにより、織物状ケーブル103に適度な硬度を付与して直進性を向上させることができ、ケーブルベアに固定せずとも織物状ケーブル103が繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することが可能となる。
また、ケーブルベアが不要となるため、その分だけ配線空間を縮小することができ、産業用ロボット等の小型化に対応することが可能となる。
なお、金属条115は時が経過するに連れて酸化して特性劣化が生じる虞があるため、織物状ケーブル103の周囲を弗素樹脂コーティングするか、又は金属条115の周囲を弗素樹脂コーティングすることにより、金属条115の酸化を抑制することが好ましい。
これにより、金属条115による繊維糸114の保護、シールド特性の向上、及び直進性の確保という効果を長期間に亘り享受することが可能となる。また、弗素樹脂コーティングにより、可動部配線用フラットケーブル100の滑性や耐摩耗性を更に向上させると共に発塵性を更に低下させることが可能となる。
以上の通り、本発明によれば、ケーブルベアに固定せずとも織物状ケーブルが繰り返しU字屈曲を受ける際に屈曲部を介して対向する両端部が重力で垂れることを抑制することが可能な可動部配線用フラットケーブルを提供することができる。
100 可動部配線用フラットケーブル
101 電線類
102 糸材
103 織物状ケーブル
104 同軸ケーブル
105 絶縁ケーブル
106 管状ケーブル
107 内部導体
108 絶縁層
109 外部導体
110 ジャケット
111 導体
112 絶縁層
113 中空部
114 繊維糸
115 金属条

Claims (7)

  1. 並列に配置された複数本の電線類の間を縫うように糸材が織り込まれて形成された織物状ケーブルからなる可動部配線用フラットケーブルにおいて、
    前記糸材は、繊維糸と、前記繊維糸の周囲に螺旋状に巻き付けられた金属条と、を有することを特徴とする可動部配線用フラットケーブル。
  2. 前記金属条は、前記金属条の幅の半分以下の間隔を持って前記繊維糸の周囲に螺旋状に巻き付けられる請求項1に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  3. 前記金属条は、銅条又はアルミニウム条からなる請求項1又は2に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  4. 前記繊維糸は、弗素樹脂、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、又はナイロンで形成される請求項1から3の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  5. 前記電線類は、弗素樹脂で形成された最外層を有する請求項1から4の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  6. 前記織物状ケーブルは、周囲が弗素樹脂コーティングされる請求項1から5の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
  7. 前記金属条は、周囲が弗素樹脂コーティングされる請求項1から5の何れか一項に記載の可動部配線用フラットケーブル。
JP2014207266A 2014-10-08 2014-10-08 可動部配線用フラットケーブル Pending JP2016076434A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207266A JP2016076434A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 可動部配線用フラットケーブル
CN201520609837.6U CN204857228U (zh) 2014-10-08 2015-08-13 可动部配线用扁平电缆

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014207266A JP2016076434A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 可動部配線用フラットケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016076434A true JP2016076434A (ja) 2016-05-12

Family

ID=54747755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014207266A Pending JP2016076434A (ja) 2014-10-08 2014-10-08 可動部配線用フラットケーブル

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016076434A (ja)
CN (1) CN204857228U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN204857228U (zh) 2015-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5672582B2 (ja) 可動部配線用ケーブル及び可動部配線用フラットケーブル
JP2016076433A (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP2019102120A (ja) 編組シールド付ケーブル
JP5836554B2 (ja) 電源用ケーブル
JP2011124117A (ja) 可動部用ケーブル
JP6403098B2 (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP6677906B2 (ja) 医療用ケーブル
JP6798112B2 (ja) 可動部配線用ケーブル及び可動部配線用フラットケーブル
JP7040431B2 (ja) ケーブル
JP2016076434A (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP2017005943A (ja) 可動配線構造
JP2017021904A (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP2013152843A (ja) 可動ケーブル
JP2017010717A (ja) 可動部配線用フラットケーブル
JP6880465B2 (ja) ケーブル
JP6569797B1 (ja) ケーブル
JP6488761B2 (ja) 可動部配線用ケーブル
JP2006031954A (ja) 耐屈曲シールド構造及びケーブル
JP6569798B1 (ja) ケーブル
JP2020087681A (ja) 可動部用ケーブル
JP2019175853A (ja) 絶縁電線及び多芯ケーブル
JP2018029039A (ja) 扁平導体絶縁電線
JP6713712B2 (ja) 多芯ケーブル
JP2017046375A (ja) ケーブルガイドおよびケーブルユニット
JP2017021903A (ja) 可動部配線用フラットケーブル