JP2016075428A - 監視装置および監視方法 - Google Patents

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【課題】空調状態または熱媒搬送状態を客観的に判断する。【解決手段】監視装置20は、監視対象の空調システムから取得した給気温度をグラフ表示する給気温度表示処理部202と、規定された風量比率の値を基準として風量比率の変化幅を示す棒グラフを熱媒温度と重ねるようにして表示する風量比率変化幅表示処理部203と、棒グラフ上に監視対象の空調システムから取得した風量比率を重なるようにしてグラフ表示する風量比率表示処理部204とを備えている。【選択図】 図5

Description

本発明は、熱媒流量と熱媒温度とを制御して空調を行う空調システムまたは熱媒流量と熱媒温度とを制御する熱媒搬送システムにおける状態監視のための監視装置および監視方法に関するものである。
VAV(Variable Air Volume)空調システムにおいて、建物管理者は中央監視装置などを用い、風量と給気温度を個別にトレンドグラフにして制御状況を監視している(非特許文献1参照)。VAVゾーン内の室内負荷を処理し、室内温度を室内温度設定値に追従させるためには、VAV風量と給気温度のいずれかを変更する方法がある。
図11(A)、図11(B)、図11(C)はVAVの空調制御を監視するときに必要なトレンドグラフの例を示す図である。図11(A)、図11(B)、図11(C)の横軸は時間である。建物管理者は、図11(A)のグラフを見て室内温度Rが室内温度設定値RSPに追従しているか確認する。また、建物管理者は、図11(B)と図11(C)のグラフで、室内温度Rを制御する操作量として、給気温度SおよびVAV風量Fの制御状況を確認する。SSPは給気温度設定値、FSPは風量設定値である。
VAV室内温度制御は、VAV風量Fと各VAVを代表する空調機の給気温度Sとの相互作用からなっている。建物管理者は、給気温度SとVAV風量Fの別々のトレンドグラフを見ながら、相互作用に関連する空調状態を感覚的に把握する必要がある。しかし、建物管理者が空調状態を感覚的に把握するため、客観性、信頼性が得られ難く、改善が求められている。
これに対して、特許文献1には、各VAVゾーンの現在の負荷状況を示す制御ステータスを収集し、この収集した制御ステータスを空調エリア毎に、その種別を視覚的に区分して、ディスプレイ上に表示する技術が提案されている。特許文献1に開示された技術では、空調エリア毎に実際にどのような制御が行われているかを建物管理者に分かり易い形で即座に知らせることができる。
特開2007−263483号公報
"第1章 BEMSデータ解析・活用事例(空調制御) (10)VAV制御における送風温度適正化",一般財団法人省エネルギーセンター,<http://www.eccj.or.jp/bems/manual/manual/1_12.html>
特許文献1に開示された技術によると、建物管理者は、空調エリア毎の現在の各VAVの制御ステータスを把握することはできるが、現在に至るまでの室内負荷、給気温度、VAV風量の変動の有無からその傾向を客観的に判断することは困難であった。
なお、空調状態を客観的に判断することが難しいという問題は、VAV空調システムに限らず、他の空調システムにおいても同様に発生する。同様に、熱媒を空調システムに搬送する熱媒搬送システムにおいても、熱媒搬送状態を客観的に判断することが難しいという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、空調状態または熱媒搬送状態を客観的に判断することができる監視装置および監視方法を提供することを目的とする。
本発明は、熱媒流量と熱媒温度とを制御して空調を行う空調システムまたは熱媒流量と熱媒温度とを制御する熱媒搬送システムにおけるシステムの状態監視のための監視装置であって、監視対象のシステムから取得した熱媒温度をグラフ表示する熱媒温度表示処理手段と、規定された熱媒流量の値を基準として熱媒流量の変化幅を示す棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示する熱媒流量変化幅表示処理手段と、前記棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示する熱媒流量表示処理手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の監視装置の1構成例において、前記熱媒流量変化幅表示処理手段は、規定された熱媒流量の値を基準として暖房時の熱媒流量の変化幅を示す第1の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示すると同時に、規定された熱媒流量の値を基準として冷房時の熱媒流量の変化幅を示す第2の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示し、前記熱媒流量表示処理手段は、前記第1の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した暖房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示し、前記第2の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した冷房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示することを特徴とするものである。
また、本発明の監視装置の1構成例において、前記監視対象のシステムは、熱媒が供給される空調機またはユニットが複数台存在し、空調機毎またはユニット毎に熱媒流量を制御する空調システムであり、前記熱媒流量表示処理手段は、前記監視対象のシステムから取得した複数台の空調機または複数台のユニットの熱媒流量の代表値を前記棒グラフ上に重ねるようにしてグラフ表示することを特徴とするものである。
また、本発明の監視装置の1構成例において、前記監視対象のシステムは、VAV空調システムであり、前記熱媒流量はVAV風量、前記熱媒温度は給気温度である。
また、本発明の監視方法は、監視対象のシステムから取得した熱媒温度をグラフ表示する熱媒温度表示処理ステップと、規定された熱媒流量の値を基準として熱媒流量の変化幅を示す棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示する熱媒流量変化幅表示処理ステップと、前記棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示する熱媒流量表示処理ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、監視対象のシステムから取得した熱媒温度をグラフ表示し、規定された熱媒流量の値を基準として熱媒流量の変化幅を示す棒グラフを熱媒温度と重ねるようにして表示し、棒グラフ上に監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示することにより、空調状態または熱媒搬送状態を把握する際に、建物管理者は感覚的でなく、客観性、信頼性が高い判断を行うことができる。
また、本発明では、暖房時の熱媒流量の変化幅を示す第1の棒グラフを熱媒温度と重ねるようにして表示すると同時に、冷房時の熱媒流量の変化幅を示す第2の棒グラフを熱媒温度と重ねるようにして表示し、第1の棒グラフ上に監視対象のシステムから取得した暖房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示し、第2の棒グラフ上に監視対象のシステムから取得した冷房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示することにより、例えば短期間で暖房から冷房に切り換わる場合に対応することができる。
また、本発明では、監視対象のシステムから取得した複数台の空調機または複数台のユニットの熱媒流量の代表値を棒グラフ上に重ねるようにしてグラフ表示することにより、空調機毎またはユニット毎に熱媒流量を制御する空調システムにおける空調状態を客観的に判断することができる。
1台のVAVユニットの風量と給気温度との相互作用を可視化したトレンドグラフの1例を示す図である。 箱ひげ図について説明する図である。 複数台のVAVユニットの風量と給気温度との相互作用を可視化したトレンドグラフの1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るVAV空調システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるトレンドグラフの1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトレンドグラフの他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトレンドグラフの他の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるトレンドグラフの1例を示す図である。 VAVの空調制御を監視するときに必要なトレンドグラフの例を示す図である。
[発明の原理1]
発明者は、給気温度Sの時系列変化を示すグラフ上に、予め規定した風量比率を基準として風量比率の変化幅を表示し、この風量比率変化幅内に実際の風量比率を示すことで、給気温度SとVAV風量Fとの相互作用による室内負荷の変化イメージを可視化できることに想到した。
[発明の原理2]
さらに、発明者は、1台の空調機に対して複数のVAVユニットがあり、各VAVユニットについて給気温度Sは共通であることに着眼した。そして、発明者は、給気温度SとVAV風量Fとの相互作用を可視化するグラフ中に、複数のVAVユニットの各風量比率や代表値を同時に示すことにより、さらに全般的な室内負荷の変化イメージを可視化できることに想到した。
図1は1台のVAVユニットの風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化したトレンドグラフの例を示す図である。図1を用いて風量Fと給気温度Sとの相互作用の可視化の方法を暖房時について説明する。ここで、暖房時とは、室内温度Rを室内温度設定値RSPに追従させるために、室内温度Rよりも高い給気温度Sが必要な時を指す。また、冷房時とは、室内温度Rを室内温度設定値RSPに追従させるために、室内温度Rよりも低い給気温度Sが必要な時を指す。
風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化するため、トレンドグラフの横軸として時刻Tをとり、縦軸の主軸(第1軸)として給気温度Sをとる。時刻Tn(n=1,2,・・・)における給気温度Snをプロットする。図1の例では、給気温度Snを三角印でプロットしている。さらに、VAVユニットの風量比率Vの最小値(例えば0%)から最大値(例えば100%)までの変化幅を示す棒グラフBGを給気温度Snと重ねるようにして時刻毎に表示する。
風量比率とは、VAVコントローラが算出した要求風量をVAVユニットの設計最大風量(定格風量)に対する百分率で表した値である。暖房時には給気温度Sの高い側が暖房負荷の大きい側になる。したがって、暖房時の棒グラフBGにおいては、図1に示すように、上に向かうほど風量比率Vが大きくなり、棒グラフBGの最上部が風量比率Vの最大値(100%)に対応する。また、下に向かうほど風量比率Vが小さくなり、棒グラフBGの最下部が風量比率Vの最小値(0%)に対応する。また、棒グラフBGは、棒グラフBG上の風量比率Vの基準値が給気温度Snと重なるように表示される。図1の例では、V=0%を基準値としている。
なお、棒グラフBGは、給気温度を表すものではなく、風量比率Vの変化幅を表すものなので、棒グラフBGの給気温度軸方向の大きさは、表示に適した大きさであればよく、任意の大きさでよい。
次に、各時刻Tn(n=1,2,・・・)の棒グラフBG上に当該時刻TnにおけるVAVユニットの風量比率Vnをプロットする。図1の例では、風量比率Vnを丸印でプロットしている。時刻Tnにおける室内負荷Qnは、時刻Tnにおける給気温度Snと室内温度Rとの差に風量比率Vnを乗じたものに相当する。すなわち、上記のように給気温度Snに関連させてプロットした風量比率Vnの絶対軸表示(見た目上の位置)は、室内負荷Qnに相当する。したがって、図1に示すようにトレンドグラフの縦軸の第2軸として室内負荷Qを設定することができる。
以上のように、VAV風量比率V、給気温度S、室内負荷Qの3つの指標を集約してトレンドグラフとして可視化することで、管理者は室内負荷Qの変動の有無およびそれに伴う給気温度S、VAV風量比率Vの変動の有無を客観的に判断することができる。
次に、複数台のVAVユニットの風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化する方法として、図1のVAVユニットの風量比率Vnの代わりに複数台のVAVユニットの風量比率Vnの代表値(最大値、最小値、平均値、最頻値など)をプロットする方法がある。ここでは、図2に示す箱ひげ図(http://sankousho.info/exp/exp-newproblem21.php)を使って、複数台のVAVユニットの風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化する例を説明する。
箱ひげ図とは、ばらつきのあるデータの分布状況を表現するための統計学的グラフである。箱ひげ図BPは、図2に示すように長方形RCと、長方形RCの下にある横線B1と、長方形RCの上にある横線B2とから構成される。横線B1は母集団の中の最小値を表し、長方形RCの下辺は母集団の中の第1四分位点を表し、長方形RCの中央の線は母集団の中の中央値を表し、長方形RCの上辺は母集団の中の第3四分位点を表し、横線B2は母集団の中の最大値を表している。箱ひげ図BPの各部分の間隔から母集団の分散や歪度の程度、また外れ値を知ることができ、このような箱ひげ図を本発明に適用すれば、複数台のVAVユニットの風量比率Vnの分布を把握することができる。
図3は複数台のVAVユニットの風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化したトレンドグラフの例を示す図である。図1の場合と同様に、可視化の方法を暖房時について説明する。風量Fと給気温度Sとの相互作用を可視化するため、トレンドグラフの横軸として時刻Tをとり、縦軸の主軸として給気温度Sをとる。時刻Tn(n=1,2,・・・)における給気温度Snをプロットする。図3の例では、給気温度Snを三角印でプロットしている。
図1の場合と同様に、VAVユニットの風量比率Vの最小値(例えば0%)から最大値(例えば100%)までの変化幅を示す棒グラフBGを給気温度Snと重ねるようにして時刻毎に表示する。棒グラフBGは、棒グラフBG上の風量比率Vの基準値が給気温度Snと重なるように表示される。図3の例では、V=0%を基準値としている。
次に、各時刻Tn(n=1,2,・・・)の棒グラフBG上に、当該時刻Tnにおける複数台のVAVユニットの風量比率Vnを母集団として、母集団の中の最小値と母集団の中の第1四分位点と母集団の中の中央値(図3中のVmn)と母集団の中の第3四分位点と母集団の中の最大値とを箱ひげ図BPの形式でプロットする。上記でプロットした風量比率Vの中央値Vmnの絶対軸表示(見た目上の位置)は、VAVユニットが設けられた複数のVAVゾーンの室内負荷の中央値Qmnに相当する。したがって、図3に示すようにトレンドグラフの縦軸の第2軸として室内負荷Qを設定することができる。
以上のように、複数台のVAVユニットの風量比率Vの代表値、給気温度S、室内負荷Qの3つの指標を集約してトレンドグラフとして可視化することで、管理者は室内負荷Qの全般的な変動の有無およびそれに伴う給気温度S、VAV風量比率Vの全般的な変動の有無を客観的に判断することができる。
なお、図1、図3では、可視化の方法を暖房時について説明しているが、これに限るものではなく、本発明を冷房時に適用することもできる。冷房時には給気温度Sの低い側が冷房負荷の大きい側になるので、風量比率の上下限を反転させればよい。すなわち、冷房時の棒グラフBGにおいては、上に向かうほど風量比率Vが小さくなり、棒グラフBGの最上部が風量比率Vの最小値(0%)に対応する。また、下に向かうほど風量比率Vが大きくなり、棒グラフBGの最下部が風量比率Vの最大値(100%)に対応する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図4は本実施の形態に係るVAV空調システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態のVAV空調システムは、空調機1と、空調機1への冷水の量を制御する冷水バルブ2と、空調機1への温水の量を制御する温水バルブ3と、空調機1からの給気を被制御エリアであるVAVゾーン9−1〜9−3へ供給する給気ダクト7と、VAVゾーン9−1〜9−3へ供給する給気の量をVAVゾーン毎に制御するVAVユニット8−1〜8−3と、VAVユニット8−1〜8−3を制御する装置であるVAVコントローラ11−1〜11−3と、空調機1を制御する空調機コントローラ12と、VAVゾーン9−1〜9−3の室内温度を計測する温度センサ13−1〜13−3と、還気ダクト14と、外部に排出される空気の量を調整する排気調整用ダンパ15と、空調機1に戻る還気の量を調整する還気調整用ダンパ16と、空調機1に取り入れる外気の量を調整する外気調整用ダンパ17と、給気の温度を計測する温度センサ18と、還気の温度を計測する温度センサ19と、監視装置20とを備えている。
空調機1は、冷却コイル4と、加熱コイル5と、ファン6とから構成される。VAVユニット8−1〜8−3とVAVコントローラ11−1〜11−3とは、VAVゾーン毎に設けられる。VAVユニット8−1〜8−3内には図示しないダンパが設けられており、VAVユニット8−1〜8−3を通過する給気の量を調整できるようになっている。図4において、10−1〜10−3は空調機1からの給気の吹出口、21は外気の取入口である。
空調機1におけるファン6の回転数と、冷水バルブ2および温水バルブ3の開度は空調機コントローラ12により制御される。冷房運転の場合、空調機1の冷却コイル4に供給される冷水の量が冷水バルブ2によって制御される。一方、暖房運転の場合、空調機1の加熱コイル5に供給される温水の量が温水バルブ3によって制御される。
冷却コイル4によって冷却された空気または加熱コイル5によって加熱された空気は、ファン6によって送り出される。ファン6によって送り出された空気(給気)は、給気ダクト7を介して各VAVゾーン9−1〜9−3のVAVユニット8−1〜8−3へ供給され、VAVユニット8−1〜8−3を通過して各VAVゾーン9−1〜9−3へ供給されるようになっている。
VAVコントローラ11−1〜11−3は、VAVゾーン9−1〜9−3の温度センサ13−1〜13−3によって計測された室内温度Rと室内温度設定値RSPとの偏差に基づいてVAVゾーン9−1〜9−3の要求風量と風量比率Vとを演算して要求風量値と風量比率Vとを空調機コントローラ12へ送る一方、その要求風量を確保するように、VAVユニット8−1〜8−3内のダンパ(不図示)の開度を制御する。
空調機コントローラ12は、各VAVコントローラ11−1〜11−3から送られてくる要求風量値からシステム全体の総要求風量値を演算し、この総要求風量値に応じたファン回転数を求め、この求めたファン回転数となるように空調機1を制御する。
VAVユニット8−1〜8−3を通過し、吹出口10−1〜10−3を介してVAVゾーン9−1〜9−3へ吹き出される給気は、VAVゾーン9−1〜9−3における空調制御に貢献した後、還気ダクト14を経て排気調整用ダンパ15を介して排出されるが、その一部は還気調整用ダンパ16を介し還気として空調機1へ戻される。そして、この空調機1へ戻される還気に対し、外気が外気調整用ダンパ17を介して所定の割合で取り込まれる。排気調整用ダンパ15、還気調整用ダンパ16、および外気調整用ダンパ17のそれぞれの開度は空調機コントローラ12からの指令によって調整される。
空調機コントローラ12は、空調機1が冷却動作時の場合、温水バルブ3の開度を0%にし、温度センサ18によって計測された給気温度Sが給気温度設定値SSPと一致するように冷水バルブ2の開度を制御する。また、空調機コントローラ12は、空調機1が加熱動作時の場合、冷水バルブ2の開度を0%にし、温度センサ18によって計測された給気温度Sが給気温度設定値SSPと一致するように温水バルブ3の開度を制御する。以上の動作は、従来のVAV空調システムと同様である。
次に、本実施の形態の特徴について説明する。図5は監視装置20の構成を示すブロック図、図6は監視装置20の動作を示すフローチャートである。
監視装置20は、情報取得部200と、記憶部201と、給気温度表示処理部202(熱媒温度表示処理手段)と、風量比率変化幅表示処理部203(熱媒流量変化幅表示処理手段)と、風量比率表示処理部204(熱媒流量表示処理手段)と、液晶ディスプレイ等の表示装置205とを備えている。
情報取得部200は、空調機コントローラ12から時刻Tnにおける給気温度Snの情報を取得すると共に、空調機コントローラ12を介して各VAVコントローラ11−1〜11−3から時刻TnにおけるVAVユニット8−1〜8−3の風量比率Vnの情報を取得する(図6ステップS1)。情報取得部200が取得した情報は記憶部201に格納される。なお、本実施の形態は、上記発明の原理1に対応する例であり、1台のVAVユニットの風量と給気温度との相互作用の可視化について説明するものなので、実際に表示に使用されるのは複数台のVAVユニット8−1〜8−3の風量比率Vnのうち、例えばVAVユニット8−1の風量比率Vnの情報となる。
給気温度表示処理部202は、情報取得部200が取得した給気温度Snの時系列変化を、表示装置205の監視画面中のトレンドグラフ上にグラフ表示する(図6ステップS2)。
風量比率変化幅表示処理部203は、VAVユニットの風量比率Vの最小値(例えば0%)から最大値(例えば100%)までの変化幅を示す棒グラフBGを給気温度Snと重ねるようにして時刻毎に表示する(図6ステップS3)。上記のとおり、棒グラフBGは、棒グラフBG上の風量比率Vの基準値(ここではV=0%)が給気温度Snと重なるように表示される。
風量比率表示処理部204は、情報取得部200が取得した風量比率Vn(本実施の形態ではVAVユニット8−1の風量比率Vn)の時系列変化を、各時刻Tnの棒グラフBG上に当該時刻Tnにおける風量比率Vnが重なるようにしてグラフ表示する(図6ステップS4)。
以上のようなステップS1〜S4の処理が、例えば建物管理者からの指令によって空調監視が終了するまで(図6ステップS5においてYES)、一定時間毎に繰り返し実行される。図6で説明した処理の繰り返しにより、監視画面中のトレンドグラフは、一定時間毎に最新の給気温度Snと棒グラフBGと風量比率Vnとが追加表示され更新される。
なお、給気温度Snおよび風量比率Vnの時刻Tnとは、空調機コントローラ12が給気温度Snおよび風量比率Vnと共に時刻情報を付加して出力するタイプであれば、空調機コントローラ12が給気温度Snおよび風量比率Vnを取得した時刻であり、空調機コントローラ12が時刻情報を出力しないタイプであれば、監視装置20が空調機コントローラ12から給気温度Snおよび風量比率Vnの情報を受け取った時刻である。こうして、時刻情報が得られるので、トレンドグラフの時間軸上の当該時刻の位置に給気温度Snと風量比率Vnとが表示される。
次に、典型的な可視化事例について説明する。ここでは、室内負荷の変動に対するVAV風量と給気温度との相互作用を可視化する。また、暖房時を例に典型的な以下の3つの事例について紹介する。
(1)空調負荷はあまり変化していないが、給気温度とVAV風量が相殺的に変化している場合。
(2)空調負荷の変化(急変)に対して給気温度の変化方向は適切だが遅い場合。
(3)空調負荷の変化に対して給気温度の変化方向が不適切な場合。
空調負荷はあまり変化していないが、給気温度とVAV風量が相殺的に変化している場合のトレンドグラフを図7に示す。図7から明らかなように、室内負荷Qn(トレンドグラフの縦軸の第2軸)はほぼ一定である。一方、給気温度Sn(トレンドグラフの縦軸の主軸)は上昇傾向であり、風量比率変化幅(棒グラフBG)に対して風量比率Vn(相対軸)は下降傾向である。
監視装置20の画面に表示された図7のようなトレンドグラフを見た建物管理者は、監視対象のVAVゾーン(本実施の形態ではVAVゾーン9−1)の室内負荷Qnの変動はないが、何らかの要因で給気温度Snが上昇し、その変動を相殺するためにVAV風量比率Vnが下降したものと判断できる。何らかの要因とは、例えば、空調機1が給気を供給する他のVAVゾーンの暖房負荷が上昇傾向にあることや、バルブ2,3の開度制御が悪化していること等が挙げられる。
次に、空調負荷の変化(急変)に対して給気温度の変化方向は適切だが遅い場合のトレンドグラフを図8に示す。図8から明らかなように、室内負荷Qn(トレンドグラフの縦軸の第2軸)は上昇している。すなわち暖房負荷が上昇している。給気温度Sn(トレンドグラフの縦軸の主軸)は上昇傾向であり、風量比率変化幅(棒グラフBG)に対して風量比率Vn(相対軸)も上昇傾向である。
この例では、監視対象のVAVゾーン(本実施の形態ではVAVゾーン9−1)の室内負荷Qnが上昇、すなわち暖房負荷が上昇しているため、給気温度Snが上昇している。しかし、給気温度Snの上昇速度が遅いため、室内負荷Qnを処理するために風量比率Vnが上昇している。図8のようなトレンドグラフを見た建物管理者は、給気温度設定値SSPの変更速度を上げることで、VAV風量比率Vnの上昇を抑えることができ、ファン動力削減の余地があると判断できる。
次に、空調負荷の変化に対して給気温度の変化方向が不適切な場合のトレンドグラフを図9に示す。図9から明らかなように、室内負荷Qn(トレンドグラフの縦軸の第2軸)は下降している。すなわち暖房負荷が減少している。一方、給気温度Sn(トレンドグラフの縦軸の主軸)は上昇傾向であるため、風量比率変化幅(棒グラフBG)に対して風量比率Vn(相対軸)は急激な下降傾向である。
図9のようなトレンドグラフを見た建物管理者は、監視対象のVAVゾーン(本実施の形態ではVAVゾーン9−1)の室内負荷Qnは下降しているが、何らかの要因で給気温度Snが上昇し、その変動を相殺するためにVAV風量比率Vnが急下降したものと判断できる。何らかの要因とは、例えば、空調機1が給気を供給する他のVAVゾーンの暖房負荷が上昇傾向にあることや、バルブ2,3の開度制御が悪化していること等が挙げられる。
なお、冷房時を可視化するには、上記のとおり風量比率Vを上下逆転して表示すればよい。すなわち、冷房時においては、給気温度軸方向に沿って上に向かうほど風量比率Vが小さくなり、棒グラフBGの最上部が風量比率Vの最小値(0%)に対応する。また、下に向かうほど風量比率Vが大きくなり、棒グラフBGの最下部が風量比率Vの最大値(100%)に対応する。
[第2の実施の形態]
冬期のオフィスインテリアでのVAV空調においては、午前中、特に空調立ち上がり時は蓄熱負荷処理のため暖房が必要(室内温度よりも高い給気温度が必要)になるが、午後は内部発熱増加により冷房が必要(室内温度よりも低い給気温度が必要)になる場合がある。すなわち、1日で暖房と冷房が切り換わる場合があるため、暖房風量比率、冷房風量比率を併せて表示する必要がある。
本実施の形態においても、VAV空調システムの構成は第1の実施の形態で説明したとおりであり、可視化の処理の流れも第1の実施の形態と同様であるので、図4〜図6の符号を用いて説明する。図10は本実施の形態のトレンドグラフの例を示す図である。
監視装置20の情報取得部200と記憶部201と給気温度表示処理部202の動作は第1の実施の形態と同じである。
監視装置20の風量比率変化幅表示処理部203は、VAVユニットの暖房風量比率Vhの最小値(例えば0%)から最大値(例えば100%)までの変化幅を示す棒グラフBGhを給気温度Snと重ねるようにして時刻毎に表示すると同時に、VAVユニットの冷房風量比率Vcの最小値(例えば0%)から最大値(例えば100%)までの変化幅を示す棒グラフBGcを給気温度Snと重ねるようにして時刻毎に表示する(図6ステップS3)。
第1の実施の形態で説明したとおり、暖房時の棒グラフBGhにおいては、最上部が暖房風量比率Vhの最大値100%に対応し、最下部が暖房風量比率Vhの最小値0%に対応する。一方、冷房時の棒グラフBGcにおいては、最上部が冷房風量比率Vcの最小値0%に対応し、最下部が冷房風量比率Vcの最大値100%に対応する。また、棒グラフBGh,BGcは、棒グラフBGh,BGc上の風量比率Vh,Vcの基準値が給気温度Snと重なるように表示される。図10の例では、Vh=Vc=0%を基準値としている。
監視装置20の風量比率表示処理部204は、情報取得部200が取得した風量比率Vnの時系列変化をグラフ表示する(図6ステップS4)。本実施の形態では、風量比率表示処理部204は、暖房運転中の場合、時刻Tnの棒グラフBGh上に当該時刻Tnにおける暖房風量比率Vhnが重なるようにしてグラフ表示し、冷房運転中の場合、時刻Tnの棒グラフBGc上に当該時刻Tnにおける冷房風量比率Vcnが重なるようにしてグラフ表示する。図10の例では、時刻T1〜T3まで暖房運転が行われ、時刻T3から冷房運転に切り換わっていることが分かる。
こうして、本実施の形態では、暖房から冷房に切り換わる場合に対応することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、上記発明の原理2に対応する例である。本実施の形態においても、VAV空調システムの構成は第1の実施の形態で説明したとおりであり、可視化の処理の流れも第1の実施の形態と同様であるので、図4〜図6の符号を用いて説明する。本実施の形態のトレンドグラフは図3のようになる。
監視装置20の情報取得部200と記憶部201と給気温度表示処理部202と風量比率変化幅表示処理部203の動作は第1の実施の形態と同じである。
監視装置20の風量比率表示処理部204は、各時刻Tn(n=1,2,・・・)の棒グラフBG上に、当該時刻Tnにおける複数台のVAVユニット8−1〜8−3の風量比率Vnを母集団として、母集団の中の最小値と母集団の中の第1四分位点と母集団の中の中央値(図3中のVmn)と母集団の中の第3四分位点と母集団の中の最大値とを箱ひげ図BPの形式でプロットする(図6ステップS4)。
こうして、本実施の形態では、複数台のVAVユニット8−1〜8−3の風量比率Vnの代表値、給気温度Sn、室内負荷Qnの3つの指標を集約してトレンドグラフとして可視化することができる。
なお、本実施の形態においても、第2の実施の形態と同様にして、暖房風量比率、冷房風量比率を併せて表示できることは言うまでもない。この場合、暖房時の棒グラフBGh上に複数台のVAVユニット8−1〜8−3の暖房風量比率Vhnの代表値を箱ひげ図の形式でプロットし、冷房時の棒グラフBGc上に複数台のVAVユニット8−1〜8−3の冷房風量比率Vcnの代表値を箱ひげ図の形式でプロットすればよい。
第1〜第3の実施の形態では、本発明の適用対象としてVAV空調システムを例に挙げて説明しているが、VAVユニット無しの、すなわち空調機自体で給気風量を変化させる形態の変風量空調システムに本発明を適用してもよい。また、各VAVにある換気目的で設定される風量下限風量比率(例えば30%)を表示してもよい。
また、室内負荷Qn、給気温度Sn、VAV風量比率Vnのそれぞれに管理目標を設け、室内負荷Qn、給気温度Sn、VAV風量比率Vnのうち少なくとも1つが対応する管理目標を外れた場合、監視装置20の図示しない通知手段が、建物管理者に対して管理目標を外れた異常な空調機系統が生じたことを通知するようにしてもよい。
また、本発明をVAV空調システムや変風量空調システムだけでなく、表1に示すように、複数台の室内機を用いる空調システムであるビル用マルチエアコンシステム、空調システムに熱源水(熱媒)を供給する熱源水搬送システム(熱媒搬送システム)に本発明を適用してもよい。
適用対象がVAV空調システムの場合、トレンドグラフに表示する熱媒温度は上記のとおり給気温度であり、トレンドグラフに表示する熱媒流量はVAV風量(第1〜第3の実施の形態ではVAV風量比率)である。
適用対象が変風量空調システムの場合、トレンドグラフに表示する熱媒温度は給気温度、トレンドグラフに表示する熱媒流量は空調機が吹き出す給気風量である。
適用対象がビル用マルチエアコンシステムの場合、トレンドグラフに表示する熱媒温度は複数台の室内機(空調機)に供給される冷媒の温度であり、トレンドグラフに表示する熱媒流量は各室内機を流れる冷媒の流量である。
適用対象が熱源水搬送システムの場合、トレンドグラフに表示する熱媒温度は熱源水搬送システムが送り出す熱源水の温度、トレンドグラフに表示する熱媒流量は熱源水の流量である。
なお、第1〜第3の実施の形態では、熱媒流量であるVAV風量を風量比率で表しているが、熱媒流量として最大流量に対する百分率を用いてもよいし、流量そのものの値を用いてもよい。本発明では、熱媒流量の最小値から最大値までの変化幅を示す棒グラフBGを表示し、棒グラフBG上に監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにして表示するので、熱媒流量として百分率を用いても、流量そのものの値を用いても表示される結果は同等である。
第1〜第3の実施の形態で説明した監視装置20は、例えばCPU(Central Processing Unit)、記憶装置およびインタフェースを備えたコンピュータとこれらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、熱媒流量と熱媒温度とを制御して空調を行う空調システムまたは熱媒流量と熱媒温度とを制御する熱媒搬送システムの状態監視技術に適用することができる。
20…監視装置、200…情報取得部、201…記憶部、202…給気温度表示処理部、203…風量比率変化幅表示処理部、204…風量比率表示処理部、205…表示装置。

Claims (8)

  1. 熱媒流量と熱媒温度とを制御して空調を行う空調システムまたは熱媒流量と熱媒温度とを制御する熱媒搬送システムにおけるシステムの状態監視のための監視装置であって、
    監視対象のシステムから取得した熱媒温度をグラフ表示する熱媒温度表示処理手段と、
    規定された熱媒流量の値を基準として熱媒流量の変化幅を示す棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示する熱媒流量変化幅表示処理手段と、
    前記棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示する熱媒流量表示処理手段とを備えることを特徴とする監視装置。
  2. 請求項1記載の監視装置において、
    前記熱媒流量変化幅表示処理手段は、規定された熱媒流量の値を基準として暖房時の熱媒流量の変化幅を示す第1の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示すると同時に、規定された熱媒流量の値を基準として冷房時の熱媒流量の変化幅を示す第2の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示し、
    前記熱媒流量表示処理手段は、前記第1の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した暖房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示し、前記第2の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した冷房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示することを特徴とする監視装置。
  3. 請求項1または2記載の監視装置において、
    前記監視対象のシステムは、熱媒が供給される空調機またはユニットが複数台存在し、空調機毎またはユニット毎に熱媒流量を制御する空調システムであり、
    前記熱媒流量表示処理手段は、前記監視対象のシステムから取得した複数台の空調機または複数台のユニットの熱媒流量の代表値を前記棒グラフ上に重ねるようにしてグラフ表示することを特徴とする監視装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の監視装置において、
    前記監視対象のシステムは、VAV空調システムであり、
    前記熱媒流量はVAV風量、前記熱媒温度は給気温度であることを特徴とする監視装置。
  5. 熱媒流量と熱媒温度とを制御して空調を行う空調システムまたは熱媒流量と熱媒温度とを制御する熱媒搬送システムにおけるシステムの状態監視のための監視方法であって、
    監視対象のシステムから取得した熱媒温度をグラフ表示する熱媒温度表示処理ステップと、
    規定された熱媒流量の値を基準として熱媒流量の変化幅を示す棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示する熱媒流量変化幅表示処理ステップと、
    前記棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示する熱媒流量表示処理ステップとを含むことを特徴とする監視方法。
  6. 請求項5記載の監視方法において、
    前記熱媒流量変化幅表示処理ステップは、規定された熱媒流量の値を基準として暖房時の熱媒流量の変化幅を示す第1の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示すると同時に、規定された熱媒流量の値を基準として冷房時の熱媒流量の変化幅を示す第2の棒グラフを前記熱媒温度と重ねるようにして表示するステップを含み、
    前記熱媒流量表示処理ステップは、前記第1の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した暖房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示し、前記第2の棒グラフ上に前記監視対象のシステムから取得した冷房時の熱媒流量を重ねるようにしてグラフ表示するステップを含むことを特徴とする監視方法。
  7. 請求項5または6記載の監視方法において、
    前記監視対象のシステムは、熱媒が供給される空調機またはユニットが複数台存在し、空調機毎またはユニット毎に熱媒流量を制御する空調システムであり、
    前記熱媒流量表示処理ステップは、前記監視対象のシステムから取得した複数台の空調機または複数台のユニットの熱媒流量の代表値を前記棒グラフ上に重ねるようにしてグラフ表示するステップを含むことを特徴とする監視方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の監視方法において、
    前記監視対象のシステムは、VAV空調システムであり、
    前記熱媒流量はVAV風量、前記熱媒温度は給気温度であることを特徴とする監視方法。
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