JP2005249243A - 空調システム - Google Patents

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恵介 谷
Yoshiteru Murai
義照 村井
Takashi Kaneyama
尚 兼山
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
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Abstract

【課題】 給気ファンの回転を最適化することにより空調対象室の空調に要する動力を削減する。
【解決手段】 空調対象室の空調状態を検出する各種センサa〜eと、空調対象室に空調用空気を供給するSAファン2と、該SAファン2を駆動するSAファンインバータ8と、空調対象室への空調用空気の給気風量が空調対象室内を所定の規定空調状態に維持するために必要な最低給気風量となるように、上記各種センサa〜eの検出値に基づいてSAファンインバータ8を制御するファン制御装置7とを具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空調システムに関する。
空調の対象となる対象室(空調対象室)として、例えばクリーンルームがある。このクリーンルームは、周知のように空調制御によって室内環境が規定環境に維持された室である。このようなクリーンルームにおける従来の空調制御は、給気ファンの出口圧力に基づいて給気ファンの回転数を制御することによってクリーンルームの室内設計条件に基づいて規定された一定送風量の空調用空気(別途除塵・温度調整された空気)を定風量装置(CAV)に供給している。より単純な構成として、定風量装置を設けることなく給気ファンによって所定風量の空調用空気をクリーンルームに供給するものもある。また、一般的な空調方式では、可変風量装置を用いることにより、室内温度に基づいて風量を変化させる場合もある。
なお、本出願人等による空調関連技術の先行技術文献として、例えば特開2002−213802号公報がある。
特開2002−213802号公報
ところで、上記給気ファンの送風量は、クリーンルームの室内設計条件に基づいて規定された一定値であり、クリーンルームの室内温度を規定温度に維持するために必要な送風量よりも多め(安全側)に設定されている。この結果として、給気ファンが無駄な動力(電力)を消費するという問題点がある。
また、上記空調制御では、クリーンルームの排気の一部を給気ファンの入口に戻す還気ファンが設けられる場合があるが、この場合における還気ファンの回転制御は省電力を考量したものではない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、以下の点を目的とするものである。
(1)空調対象室の空調に要する動力を削減する。
(2)給気ファンの回転を最適化することにより空調対象室の空調に要する動力を削減する。
(3)還気ファンの回転を最適化することにより空調対象室の空調に要する動力を削減する。
上記目的を達成するために、本発明では、空調対象室の空調状態を検出するセンサと、空調対象室に空調用空気を供給する給気手段と、該給気手段を駆動する駆動手段と、空調対象室への空調用空気の給気風量が空調対象室内を所定の規定空調状態に維持するために必要な最低給気風量となるように、上記センサの検出値に基づいて駆動手段を制御する制御手段とを具備する、という解決手段を採用する。
本発明によれば、給気手段がセンサの検出値に基づいて空調対象室への空調用空気の給気風量が空調対象室内を規定空調状態に維持するために必要な最低給気風量となるように駆動されるので、従来のように空調空調対象室の室内設計条件に基づいて給気手段を駆動する場合に比較して給気手段の動力を削減することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る空調システムの要部構成を示すシステム構成図である。この図において、符号1はOAファン、2はSAファン、3A〜3CはCAV(定風量装置)、4はRAファン、5A〜5CはMD(モータダンパ)、6はEAファン、7はファン制御装置である。
OAファン1は、モータ駆動されるファンであり、外気を本空調システム内に取り込む。このOAファン1は、駆動モータ(OAファン駆動モータ)が専用のPID制御器によって個別制御されることによって回転駆動される。上記PID制御器は、OAファン1の出口圧力を所定の目標値と比較することによってOAファン駆動モータをフィードバック制御する。なお、OAファン1の入口側にはPF(プレフィルタ)等の除塵装置が設けられており、外気は当該PFによって除塵されて本空調システム内に取り込まれる。
SAファン2は、モータ駆動されるファンであり、上記OAファン1によって取り込まれた空調用空気と上記RAファン4によって換気される空調用空気とをA室〜C室(空調対象室)に供給する給気手段である。このSAファン2は駆動モータ(SAファン駆動モータ)がファン制御装置7によって制御されることによって回転駆動されるが、当該SAファン2の駆動は本空調システムの特徴点であり詳細については後述する。なお、図1では1基のSAファン2が示されているが、空調対象室の室数や容積あるいはSAファン2の送風能力に応じて複数基のSAファンが設けられることもある。
CAV3A〜3Cは、上記SAファン2と各空調対象室との間に設けられており、開口度を可変することによって各空調対象室への供給風量を調整する。CAV3AはSAファン2とA室との間に、CAV3BはSAファン2とB室との間に、CAV3CはSAファン2とC室との間にそれぞれ設けられている。また、これらCAV3A〜3Cの各開口度は、ファン制御装置7がSAファン2やRAファンを制御するために使用する制御情報の1つとしてファン制御装置7に供給される。
A室〜C室は、本空調システムにおおける空調対象室であり、例えば半導体装置の製造等に供されるクリーンルームである。これらA室〜C室内には、内部の空調状態を検出する各種センサが備えられている。この各種センサは、例えば室内温度を検出する温度センサ、室内湿度を検出する湿度センサ、室内の清浄度を検出する清浄度センサ、室内の圧力を検出する圧力センサ及び特定ガス(例えば酸素(O)や二酸化炭素(CO))の濃度を検出するガス濃度センサである。これら各種センサは、各々の検出値を上記制御情報の1つとしてファン制御装置7に出力する。
RAファン4は、モータ駆動されるファンであり、上記各空調対象室から排気された空調用空気の一部をSAファン2の入口に戻す還気手段である。このRAファン4は駆動モータ(RAファン駆動モータ)がファン制御装置7によって制御されることによって回転駆動されるが、当該RAファン4の駆動も本空調システムの特徴点の1つであり詳細については後述する。
MD5A〜5Cは、上記各空調対象室とRAファン4との間に設けられており、開口度を可変することによって各空調対象室からの排気風量を調整して室内圧力を調整する。MD5AはA室とRAファン4との間に、MD5BはB室とRAファン4との間に、MD5CはC室とRAファン4との間にそれぞれ設けられている。これらMD5A〜5Cの各開口度は上記制御情報の1つとしてファン制御装置7に供給される。
EAファン6は、モータ駆動されるファンであり、上記各空調対象室から排気された空調用空気の一部を外部に放出する。このEAファン6も、上述したOAファン1と同様に、駆動モータ(EAファン駆動モータ)が専用のPID制御器によって個別制御されることによって回転駆動される。上記PID制御器は、EAファン6の入口圧力を所定の目標値と比較することによってEAファン駆動モータをフィードバック制御する。
図2は、本空調システムの制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、ファン制御装置7は、上記各種センサ、CAV3A〜3C及びMD5A〜5Cから入力される各種制御情報に基づいてSAファンインバータ8及びRAファンインバータ9を制御する。SAファンインバータ8はSAファン駆動モータを駆動する駆動手段であり、RAファンインバータ9はRAファン駆動モータを駆動する駆動手段である。
ファン制御装置7は、A室インタフェース7a、B室インタフェース7b、C室インタフェース7c、演算制御部7d、記憶部7e、表示操作部7f及び通信部7g等から構成されている。A室インタフェース7aは、A室に関する制御情報を受信して演算制御部7dに出力する。B室インタフェース7bは、B室に関する制御情報を受信して演算制御部7dに出力する。C室インタフェース7cは、C室に関する制御情報を受信して演算制御部7dに出力する。記憶部7eは、演算制御部7dが実行する制御プログラム、演算制御部7dが制御プログラムに基づいてSAファンインバータ8及びRAファンインバータ9を制御する際に使用する各種制御パラメータ及び各種レンジパラメータ等を記憶し、これらの各記憶データを演算制御部7dに出力する。
表示操作部7fは、例えばタッチパネル式の表示装置であり、制御情報の1つである各種制御パラメータ及び各種レンジパラメータが操作入力されると共に、ファン制御装置7の制御状態を画面表示する。各種制御パラメータは、SAファン2やRAファン4の風量許容や回転数許容範囲、各種センサの検出値に対する目標値等である。各種レンジパラメータは、各種センサの検出値に対する許容値(センサ許容値)である。このような各種制御パラメータは、表示操作部7fから演算制御部7dに入力されて記憶部7eに記憶される。
また、上記動作情報は、上述した各種制御情報、SAファンインバータ8及びRAファンインバータ9を固定制御した場合の消費電力に対する削減率等々である。詳細は後述するが、表示操作部7fは、各種制御情報を演算制御部7dから取得することにより本空調システムのシステム構成図上に表示する。
通信部7gは、所定の通信回線に基づいて外部と通信を行う。この通信回線は、例えば電話回線、インターネットあるいはイントラネットの何れかである。通信部7gは、このような通信回線を用いることにより、例えばファン制御装置7(より厳密には演算制御部7d)の制御状態を外部に送信したり、当該制御状態の変更を指示する遠隔指示情報を外部から受信する。
演算制御部7dは、上記記憶部7eに予め記憶された制御プログラム及び記憶部7e及び各種インタフェース7a〜7cから取得した各種制御情報に基づいてSAファンインバータ8及びRAファンインバータ9を制御する。また、演算制御部7dは、制御状態を示す状態情報を通信部7gに出力して外部に送信させる一方、通信部7gから遠隔指示情報が入力されると、当該遠隔指示情報に基づいて制御状態を変更する。
次に、このように構成された本空調システムの要部動作(ファン制御装置7の動作)について説明する。
〔ファン制御動作〕
最初に、ファン制御装置7によるSAファンインバータ8及びRAファンインバータ9の制御動作について、図3〜図6を参照して説明する。
図3は、演算制御部7dが制御プログラムに基づいて実行するファン回転数増減判断処理を示すフローチャートである。このファン回転数増減判断処理は、例えば数秒程度のタイムインターバルで繰返し処理されるものである。
演算制御部7dは、このフローチャートに示すように、各空調対象室における各種センサの検出値がセンサ許容値と各々満足するか否かを判定し(ステップS1〜S5,S7〜S11,S13〜S17)、またCAVリミット信号、MDリミット信号あるいは共通リミット信号が発生しているか否かを判定する(ステップS6,S12,S18,S19)。そして、演算制御部7dは、これら判定結果の何れかが「NG」の場合、タイマをセットして所定の許容時間が経過した時点でファン回転数増段要求信号を「ON」に設定し(ステップS20)、「NG」でない場合には、ファン回転数増段要求信号を「OFF」に設定する(ステップS21)。
ここで、CAVリミット信号は、CAV3A〜3Cが限界開口度(全開状態)になった場合に、またMDリミット信号はMD5A〜5Cが限界開口度(全開状態)になった場合にそれぞれ設定される信号であり、各々にCAV3A〜3CあるいはMD5A〜5Cの限界状態を示す信号である。CAV3A〜3CあるいはMD5A〜5Cが全開状態という限界状態になった場合には給気風量を増大させる必要があるので、このような限界状態の場合にもファン回転数増段要求信号を「ON」に設定する。また、共通リミット信号は、A室〜C室以外の他の空調対象室の限界状態を示す信号であり、本実施形態では、この共通リミット信号が設定された場合にもファン回転数増段要求信号を「ON」に設定する。
演算制御部7dは、例えばA室の温度つまり温度センサaの検出値(室内温度)のセンサ許容値(温度許容値)からの逸脱を判定した場合、この判定時点でタイマをセットし、該タイマの値つまり判定時点からの経過時間が所定の許容時間を越えるとファン回転数増段要求信号を「ON」に設定する。なお、上記タイマの計時中に室内温度がセンサ許容値を満足する状態に復帰した場合には、上記タイマはリセットされる。
また、演算制御部7dは、ファン回転数増段要求信号を「OFF」に設定すると(ステップS21)、待機要求タイマをセットして計時を開始して待機要求信号を「ON」に設定し(ステップS22)、当該待機要求タイマが所定時間を計時してタイムアップすると待機要求信号を「OFF」に設定する(ステップS23)。
図4は、上記ファン回転数増減判断処理の結果に基づくSAファン2の回転制御を示す概念図である。演算制御部7dは、上記ファン回転数増減判断処理の結果として得られたファン回転数増段要求信号及び待機要求信号の各設定状態に基づいてSAファンインバータ8を制御することにより、SAファン2の回転を図4に示すように制御する。
この図4において、曲線Lは上記各種センサの検出値、例えば温度センサaの検出値(室内温度)の時間変化を示している。演算制御部7dは、本空調システムの起動時(時刻t0)においてSAファン2の回転数を指定する設定値(SV値)を初期値HzSに設定する。この初期値HzSは、定常的な回転数よりもかなり高い回転数を指定するものであり、各空調対象室には比較的大きな風量(給気風量)で空調用空気が供給される。
すなわち、起動時刻t0〜時刻t1の期間においてファン回転数増段要求信号及び待機要求信号は共にOFF状態にあり、演算制御部7dは、SV値を偏差量ΔHz1のきざみ幅で徐々に減少させる。この結果、空調用空気の各空調対象室への給気風量は徐々に減少する一方、空調状態は徐々に目標状態となる。
このように供給風量が減少することにより各種センサの検出値の何れかがセンサ許容値を逸脱すると、時刻t2においてファン回転数増段要求信号がOFF状態からON状態に変化する。この結果、演算制御部7dは、SV値を偏差量ΔHz2だけ増加させて各空調対象室への給気風量を増大させる。
この供給風量の増大によってセンサ許容値を逸脱した検出値がセンサ許容値を満足する値になると、時刻t3においてファン回転数増段要求信号がON状態からOFF状態に復帰すると共に待機要求信号がON状態に設定される。そして、当該待機要求信号のON状態への設定時刻つまり時刻t3から計時を開始した待機要求タイマがタイムアップすると、つまり時刻t4において待機要求信号はOFF状態となる。この結果、演算制御部7dは、SV値を偏差量ΔHz1だけ減少させて各空調対象室への給気風量を削減させる。
以上がファン回転数増減判断処理結果に基づくSAファン2の回転制御であるが、要するに演算制御部7dは、ファン回転数増減判断処理の結果として得られたファン回転数増段要求信号及び待機要求信号をSAファン2の回転制御に用いることにより、空調対象室(A室〜C室)への空調用空気の給気風量が空調対象室内を所定の規定空調状態、つまりセンサ許容値を満足する状態に維持するために必要な最低給気風量となるようにSAファン2の回転を制御する。
一方、RAファン4は、このようなSAファン2の給気風量に対してRAファン4の換気風量が線形関係になるように回転制御される。図5は、SAファン2の給気風量に対するRAファン4の換気風量の関係(特性曲線R)を示す特性図である。演算制御部7dは、この特性曲線Rが示すように、SAファン2の給気風量が0〜msの領域ではRAファン4の換気風量を「0」に固定し、給気風量がms〜最大風量となる領域では給気風量に比例させて換気風量を直線的に増大させる。
すなわち、演算制御部7dは、ファン回転数増減判断処理に基づくファン回転数増段要求信号及び待機要求信号のON/OFF状態によってSAファン2のSV値を設定すると、当該SV値に対応する給気風量mxを求め、当該給気風量mxを上記特性曲線Rに当て嵌めることにより換気風量rxを求め、当該換気風量rxに対応するRAファン4の回転数を求める。
このようなファン制御装置7によるファン制御動作によれば、ファン制御装置7は、各空調対象室への空調用空気の給気風量が各空調対象室内をセンサ許容値によって規定された所定の空調状態に維持するために必要な最低給気風量となるようにSAファン2を駆動するので、従来のようにクリーンルームの室内設計条件に基づいてSAファン2を駆動する場合に比較してSAファン2の消費電力を削減することができる。
また、SAファン2の給気風量に対して換気風量が線形関係となるようにRAファン4の回転を制御するので、RAファン4の消費電力も従来技術に比較して削減することができる。
〔表示動作〕
次に、図6〜図8を参照して、ファン制御装置7による各種表示動作について説明する。
最初に、図6は表示操作部7fに表示される動作モニタグラフ画面の模式図である。表示操作部7fは、作業者によって動作モニタグラフ画面の表示が選択指示されると、当該動作モニタグラフ画面の表示に必要な制御情報を演算制御部7dから取得して図6の動作モニタグラフ画面を表示する。
この動作モニタグラフ画面には、図示するように、電力削減率、各ファンの回転数。各空調対象室における各種センサの検出値のトレンドグラフ、各種リミット信号の状態等が表示される。これら表示項目のうち、電力削減率は、SAファンインバータ8及びRAファンインバータ9を固定制御した場合の消費電力に対する削減率を示すものである。なお、固定制御の消費電力はパラメータの1つとして表示操作部7fから予め入力されて記憶部に7eに記憶されたものである。
また、この動作モニタグラフ画面には、最下段に空調対象室を選択する操作ボタン(空調対象室選択ボタン)が設けられており、この空調対象室選択ボタンを選択的に操作することにより動作モニタグラフ画面に表示する空調対象室を切り替えることができる。
図7は、表示操作部7fに表示される(空調対象室別)モニタ画面の模式図である。このモニタ画面は、図示するように本空調システムのシステム構成図上に各構成機器の動作状態を示す動作情報を表示したものである。図7では、一例としてA室のモニタ画面を示しており、構成機器であるOAファン1、SAファン2、CAV3A、A室、MD5A、RAファン4及びEAファン6について各構成機器が表示されている。
OAファン1、SAファン2、RAファン4及びEAファン6については回転数(Hz)と消費電力(kW)が動作情報として表示され、空調対象室(A室)については各種センサの検出値やCAVリミット信号及びMDリミット信号の設定状態等が動作情報として表示される。なお、この(空調対象室別)モニタ画面にも、最下段に空調対象室選択ボタンが設けられており、この空調対象室選択ボタンを選択的に操作することにより(空調対象室別)モニタ画面に表示する空調対象室を切り替えることができる。
続いて、図8は、表示操作部7fに表示される(制御項目別)モニタ画面の模式図である。このモニタ画面は、上記(空調対象室別)モニタ画面と同様のシステム構成図上に各空調対象室に関する特定制御項目を動作情報として表示したものである。図8には、一例として制御項目の1つである室内温度のモニタ画面が示されており、各空調対象室における温度センサの検出値が室内温度の計測値として、また各空調対象室における室内温度の最大値及び最小値が設定値として表示されている。なお、この(制御項目別)モニタ画面には、最下段に制御項目選択ボタンが設けられており、この制御項目選択ボタンを選択的に操作することにより(制御項目別)モニタ画面に表示する制御項目を切り替えることができる。
このようなファン制御装置7による表示動作によれば、ファン制御装置7の制御状態が各種画面として表示されるので、本空調システムの運転状態を監視する作業員は、SAファン2やRAファン4の制御状態を極めて容易に把握することができる。
〔制御状態の外部提供及び変更動作〕
さらに、ファン制御装置7の制御状態を外部に提供したり、あるいは制御状態を変更する場合の動作について説明する。
図2で、通信部7gは、外部の通信機器から演算制御部7dの制御状態の提供要求を受信すると、この要求の受信を演算制御部7dに通知する。演算制御部7dは、この通知が通信部7gから入力されると、例えば上記図6〜図8の各画面に表示された状態情報を外部の通信機器に送信する。
また、通信部7gは、演算制御部7dの制御状態の変更を指示する遠隔指示を外部の通信機器から受信すると、この遠隔指示の受信を演算制御部7dに通知する。この遠隔指示は、制御状態を規定する例えば制御パラメータやレンジパラメータの変更を指示するものである。この通知が通信部7gから入力されると、演算制御部7dは、これまで使用してきた制御パラメータやレンジパラメータに代えて、遠隔指示で指定された制御パラメータやレンジパラメータを用いてSAファン2やRAファン4を制御する。
このようなファン制御装置7による制御状態の外部提供及び変更動作によれば、SAファン2やRAファン4の制御状態を外部から容易に把握することが可能であり、また制御状態を外部から容易に変更することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、SAファン2とRAファン4とをファン制御器7によって省エネ制御することについて説明したいが、本空調システムでは、表示操作部7fに表示されるパラメータ設定画面において省エネ制御するファンを選択設定することができる。したがって、OAファン1及びEAファン6についても、ファン制御器7によって省エネ制御するようにしても良い。
(2)上記実施形態では、3つの空調対象室つまりA室〜C室の空調状態を各種センサの検出値等に基づいてSAファン2及びRAファン4を省エネ制御するようにしたが、本空調システムでは、表示操作部7fに表示される設定画面においてRAファン4を省エネ制御する場合における空調対象室を選択設定することができる。したがって、例えばC室を除外してA室及びB室の空調状態に基づいてSAファン2及びRAファン4を省エネ制御するようにしても良い。
(3)上記実施形態では、各空調対象室の空調状態を温度センサa、湿度センサb、清浄度センサc、圧力センサd及びガス濃度センサeによってそれぞれ検出し、これら各種センサの検出値等に基づいてSAファン2及びRAファン4を省エネ制御するようにしたが、本空調システムでは、表示操作部7fに表示される設定画面においてRAファン4を省エネ制御する場合におけるセンサを選択設定することができる。したがって、上記各種センサのうち、例えば圧力センサdとガス濃度センサeとを除外して空調状態を温度センサa、湿度センサb及び清浄度センサcの検出値に基づいてSAファン2及びRAファン4を省エネ制御するようにしても良い。
本発明の一実施形態に係わる空調システムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態におけるファン制御装置7のブロック図である。 本発明の一実施形態におけるファン回転数増減判断処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるファン回転数増減判断処理に基づくSAファン2の回転制御を示す概念図である。 本発明の一実施形態におけるSAファン2の給気風量に対するRAファン4の換気風量の関係を示す制御特性図である。 本発明の一実施形態における動作モニタグラフ画面の模式図である。 本発明の一実施形態における(空調対象室別)モニタ画面の模式図である。 本発明の一実施形態における(制御項目別)モニタ画面の模式図である。
符号の説明
1…OAファン、2…SAファン、3A〜3C…CAV、4…RAファン、5A〜5C…MD、6…EAファン、7…ファン制御装置、7a…A室インタフェース、7b…B室インタフェース、7c…C室インタフェース、7d…演算制御部、7e…記憶部、7f…表示操作部、7g…通信部、8…SAファンインバータ、9…RAファンインバータ

Claims (10)

  1. 空調対象室の空調状態を検出するセンサと、
    前記空調対象室に空調用空気を供給する給気手段と、
    該給気手段を駆動する駆動手段と、
    前記空調対象室への空調用空気の給気風量が空調対象室内を所定の規定空調状態に維持するために必要な最低給気風量となるように、前記センサの検出値に基づいて駆動手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする空調システム。
  2. 前記制御手段は、前記センサの検出値と規定許容値とを比較し、検出値が規定許容値を越えた場合は前記給気手段の風量を増大させるように前記駆動手段を制御し、検出値が規定許容値を越えない場合には前記給気手段の風量を減少させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載の空調システム。
  3. 前記制御手段は、前記センサの検出値と規定許容値とを比較し、検出値が規定許容値を越えた場合は前記給気手段の風量を増大させるように前記駆動手段を制御し、検出値が規定許容値を越えない状態が所定の許容時間継続した場合には前記給気手段の風量を減少させるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1記載の空調システム。
  4. 空調対象室から排気された空気を前記給気手段の入口に戻す還気手段をさらに備え、前記制御手段は、還気風量が前記給気手段の給気風量に比例するように前記還気手段を制御することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の空調システム。
  5. 前記センサは、温度センサ、湿度センサ、清浄度センサ、圧力センサ及び特定ガスの濃度を検出するガス濃度センサのうち何れか1つあるいは複数であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の空調システム。
  6. 前記制御手段の制御状態を外部に送信する通信部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の空調システム。
  7. 前記制御手段の制御状態の変更を指示する遠隔指示情報を外部から受信する通信部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の空調システム。
  8. 前記通信部は、電話回線、インターネットあるいはイントラネットの何れかの通信方式に基づいて外部と通信を行うことを特徴とする請求項6または7記載の空調システム。
  9. 前記制御手段が前記駆動手段を制御するために利用する制御情報をシステム構成図上に表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の空調システム。
  10. 前記表示手段は、前記駆動手段を固定制御した場合に対する消費動力の削減率をも表示することを特徴とする請求項9記載の空調システム。

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