JP2016074423A - ロータリーベーン式舵取機のシール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータリーベーン式舵取機のアクチュエーター1において、ローターベーン12dの上部横シール12f、下部横シール12h、縦シール12j、およびハウジングセグメント11bの縦シール11dは、各シール面の両縁辺部がシーリング用リップ部をなすとともに、各シール面に各縁辺部から中央部に向かってアンダーカット部を有し、各シール面の中央部に相手面と平面的に接触する堤部を有し、堤部の長手方向中心線上に所定の間隔をもって穿孔されて各シールの背面と連通する微小孔を有し、各シール面に微小孔の各開口部を連通して長手方向に所定の長さに形成した油溝を有する。
【選択図】図13
Description
ローター12は、下部軸部12aがハウジング11の底部に設けたボス部11aでラジアル軸受14aを介して半径方向において支持されており、上部軸部12bがハウジング11の上部開口を塞ぐように配置した環状のトップカバー13でラジアル軸受14bを介して半径方向において支持されている。
ローター12は、舵軸17の軸頭17aを挿入して軸頭17aと緊密に嵌合する内部貫通孔12cを有し、外周面に一つのベーン12dを、あるいは外周面の周方向に沿った等間隔の位置にn数(ここではn=2の場合について説明する。以下同じ)のベーン12dを突設している。ハウジング11は、内周面の周方向に沿った等間隔の位置に、ベーン12dと同数のセグメントllbを突設している。
なお、上記ローターベーン12dの上部横シール12f、下部横シール12h、縦シール12j、および、セグメントllbの縦シール11dは、それぞれポリマー等の弾性材料によって形成されており、図15に示す断面形状を有する直線シールである。
トップカバー13は、ローター12の上部端面外周縁に対向する部位にトップカバー13の全周にわたって形成した上部リングスリット13a内に、環状の上部リングシール13bを保持している。また、ハウジング11は、ローター12の下部端面外周縁に対向する部位にハウジング11の全周にわたって形成した下部リングスリット11e内に、環状の下部リングシール11fを保持している。上部リングシール13bおよび下部リングシール11fは、それぞれポリマー等の弾性材料によって形成されており、図16に示す断面形状を有している。
すなわち、試験用舵取機のアクチュエーター6のローター61の内部貫通孔61aに連結軸7の底端部71を挿嵌し、油圧締付け手段により固定する。次に、被試験用舵取機のアクチュエーター1のローター12を吊り降ろし、その内部貫通孔12cに連結軸7の頂端部72を挿嵌して、油圧締付け手段により固定する。被試験用舵取機のアクチュエーター1の最終的な位置が決定したあと、舵取機台53のベースプレート53bを上部架台51の上面に固着する。
試験用舵取機のアクチュエーター6は、実際に舵から舵取機に与えられる負荷条件を模擬した条件を被試験用舵取機のアクチュエーター1に対して与える。以下、その内容を説明する。
すなわち、第三転舵モードM−3(面舵一杯の点Aから遷移点Tまでの転舵)においては、舵取機アクチュエーター1の作動油室15a、15b、15c、15dには、図3に示すような回転、トルク、作動油圧が作用する。すなわち、舵取機アクチュエーター1のローター12の回転方向(取舵方向)と舵トルクの方向とが同じであるので、舵取機アクチュエーター1は、舵からの力で押されるのを支えながら回転することになり、舵取機アクチュエーター1の作動油室15b、15dには、舵の(−)トルクを支えるための作動油圧が発生する。図3においては、この、支えるために発生する油圧を(−)で示している。
そして、この(−)の作動油圧は、図18、図19に示す面舵側パイロット逆止弁24sで支えることになる。
図4(a)〜(d)において、被試験用舵取機のアクチュエーター1は、転舵命令に従った回転方向となるように、油圧装置21から送油される。これにより、試験用舵取機のアクチュエーター6は、被試験用舵取機のアクチュエーター1と同じ方向に回される。そして、試験用舵取機の制御装置8は、この回転方向の下で、試験用舵取機のアクチュエーター6が実際の舵トルクを模擬したトルクを被試験用舵取機のアクチュエーター1に対して与えられるように、試験用舵取機のアクチュエーター6の作動油室63a、63b、63c、63dに対して作動油圧を作用せしめる。
試験用舵取機アクチュエーター6の制御装置8の第一実施例を以下に説明する。
被試験用舵取機アクチュエーター1を正トルクの状態で試験する場合、すなわち、第二転舵モードM−2(図3における遷移点Tから面舵一杯の点Aまでの転舵)、および第四転舵モードM−4(図3における遷移点Tから舵中立位置Oまで戻す転舵)に対して試験を行う場合の作用は次の通りである。
舵取機がクリーピング現象を生じる状態は、次の通りである。すなわち、アクチュエータ1が或る舵角に命令され、そして、その命令舵角位置に達して、作動油室15a、15b、15c、15dが、パイロット逆止弁24p、24sによって遮断された状態で、舵に外力が作用すると、その舵からの力で作動油室15a、15cあるいは作動油室15b、15dに油圧が発生する。
かくて、アクチュエーター1の不断の作動を招いてしまうというものである。
次に、試験用舵取機アクチュエーター6の制御装置8の第二実施例について以下に説明する。
遷移点切換弁82bは、舵のトルク特性曲線(図2)に従った、アクチュエーター1の作動油圧特性(図3)における遷移点Tの角度を基に、舵角がそれよりも大きい状態であるか、あるいは小さい状態であるかによって、油路を切換えるものである。
図7(a)は、第一転舵モードM−1(舵中立位置O→遷移点Tまでの転舵)における試験用舵取機のアクチュエーター6の作動を説明したものである。
そして、この作動油圧によるトルクが、舵の模擬トルク((−)のトルク)として、連結軸7を介して、被試験用舵取機のアクチュエーター1に与えられる。而して、そのトルクの大きさは、図2に示す舵のトルク特性曲線に従った大きさである。
被試験用舵取機のアクチュエーター1に対して、第二転舵モードM−2の作動命令が発せられると、被試験用舵取機のアクチュエーター1は、油圧装置2により、面舵方向に回転させられる。その回転は、連結軸7を介して、試験用舵取機のアクチュエーター6を、同一方向に、同一角速度で、回転せしめる。
そして、この作動油圧によるトルクが、舵の模擬トルク((+)のトルク)として、連結軸7を介して、被試験用舵取機のアクチュエーター1に与えられる。而して、そのトルクの大きさは、図2に示す舵のトルク特性曲線に従った大きさである。
被試験用舵取機のアクチュエーター1に対して、第三転舵モードM−3の作動命令が発せられると、被試験用舵取機のアクチュエーター1は、油圧装置2により、取舵方向に回転させられる。その回転は、連結軸7を介して、試験用舵取機のアクチュエーター6を、同一方向に、同一角速度で、回転せしめる。
そして、この作動油圧によるトルクが、舵の模擬トルク((−)のトルク)として、連結軸7を介して、被試験用舵取機のアクチュエーター1に与えられる。而して、そのトルクの大きさは、図2に示す舵のトルク特性曲線に従った大きさである。
被試験用舵取機のアクチュエーター1に対して、第四転舵モードM−4の作動命令が発せられると、被試験用舵取機のアクチュエーター1は、油圧装置2により、取舵方向に回転させられる。そして、その回転は、連結軸7を介して、試験用舵取機のアクチュエーター6を、同一方向に、同一角速度で、回転せしめる。
第四転舵モードM−4においては、試験用舵取機のアクチュエーター6の制御装置82における操舵方向切換弁82a、遷移点切換弁82bの作動油通路は、図8(b)の位置にある。ブースター油圧ポンプ82cは停止している。
そして、この作動油注によるトルクが、舵の模擬トルク((+)のトルク)として、連結軸7を介して、被試験用舵取機のアクチュエーター1に与えられる。而して、そのトルクの大きさは、図2に示す舵のトルク特性曲線に従った大きさである。
そして、アクチュエーター6の作動油室63b、63dあるいは作動油室63a、63cには、圧力制御弁82dの絞り抵抗に相当する油圧が発生する。この油圧は、トルクとして、連結軸7を介して、被試験用舵取機アクチュエーター1に与えられる。その大きさは、圧力制御弁82dの絞り抵抗を調節することによって変えることができる。
図9(a)、(b)に示すように、ローター12のベーン12dの上部横シール101、下部横シール102、縦シール103、および、ハウジング11のセグメント11bの縦シール104は、その各シール面101a、102a、103a、104aにおいて、シールの運動方向と直角である両縁辺部がシーリング用リップ部101b、102b、103b、104bを形成するように、縁辺から中央部に向かうアンダーカット部101c、102c、103c、104cを設ける。
図9(a)、(b)に示すように、各シール101、102、103、104の各背面l0lf、102f、103f、104fに高圧側の作動油室からの作動油が作用するとき、その力は、各シール面101a、102a、103a、104aをそれぞれの相手面101d、102d、103d、104dに押し付ける。そして、それが面積の大きい各堤部101e、102e、103e、104eを介してなされるために、各シール背面l0lf、102f、103f、104fに作用する油圧が高いときでも、各シール面101a、102a、103a、104aにおける、シーリング作用を司るアンダーカット部101c、102c、103c、104c(すなわち、シーリング用リップ部101b、102b、103b、104b)が潰されることが少なく、シーリング作用を維持できる。
以下に説明する、他の実施例は、上記した相反する要求を同時に満たすことができるように構成したものである。
グランドシール205の構成部品の材料は、基部205a、グランドシーリングリップ部205b、溝シーリングリップ部205cが弾性体(エラストマー)であり、シーリングリング205dが、硬度が高く、摩擦係数の小さい弾性材料である樹脂である。グランドシーリングリップ部205bへのシーリングリング205dの接合は、接着剤による接着でもよく、あるいは、同時成型によることもできる。
11 ハウジング
11a ボス部
llb セグメント
llc 縦スリット
lld 縦シール
lle 下部リングスリット
llf 下部リングシール
11g リングシール面(下部リングシール11fの)
11h 内周側上端縁(セグメント縦シール11dの)
11i 外周縁部(リングシール面11gの)
11j 内周側下端縁(セグメント縦シールlldの)
11k 油室連通孔(セグメント11bの)
llm 油路
lln フランジ部(ハウジング11の)
11o シール面(縦シールlldの)
11ou アンダーカット部(縦シール11dのシール面11oの)
lloe 長手側端縁(縦シール11dのシール面11oの)
llp 下部グランドシール(ローター下部軸部12aの)
12 ローター
12a 下部軸部
12b 上部軸部
12c 内部貫通孔
12d ベーン
12e 上部横スリット
12f 上部横シール
12g 下部横スリット
12h 下部横シール
12i 縦スリット
12j 縦シール
12k 内周側上端縁(上部横シール12fの)
12m 内周側下端縁(下部横シール12hの)
12n 油室達通孔(ベーン12dの)
12o バランス孔
12p シール面(上部横シール12fの)
12pu アンダーカット部(上部横シール12fのシール面12pの)
12pe 長手側端縁(上部横シール12fのシール面12pの)
12q シール面(下部横シール12hの)
12qu アンダーカット部(下部横シール12hのシール面12qの)
12qe 長手側端縁(下部横シール12hのシール面12qの)
12r シール面(縦シール12jの)
12ru アンダーカット部(縦シール12jのシール面12rの)
12re 長手側端縁(縦シール12jのシール面12rの)
13 トップカバー
13a 上部リングスリット
13b 上部リングシール
13c リングシール面(上部リングシール13bの)
13d 外周縁部(リングシール面の)
13e 油路
13f 上部グランドシール(ローター上部軸部12bの)
14a、14b ラジアル軸受
14c スラスト軸受
15 油室用空間
15a、15b、15c、15d 作動油室
16 圧力バルブ
17 舵軸
17a 軸頭
18 グランドシール
18a 基部
18b グランドシーリングリップ部
18bt 内側先端環部
18c 溝シーリングリップ部
18ct 外側先端環部
19 グランドシール溝
19a 外側側面
2 油圧装置
21 油圧ポンプ
22 操舵方向切換弁
23 電磁弁
24p パイロット逆止弁(取舵側)
24s パイロット逆止弁(面舵側)
25p 流量調整弁(取舵側)
25s 流量調整弁(面舵側)
26 油タンク
27p 主油圧ライン(取舵側)
27s 主油圧ライン(面舵側)
28p 防衝弁
28s 防衝弁
29 制御油ポンプ
5 架台
51 上部架台
51a 床板
52 下部架台
53 舵取機台
53a ボルト
53b ベースプレート
6 試験用舵取機のアクチュエーター
61 ローター
61a 内部貫通孔
62 ハウジングフランジ部
62a ボルト
63a、63b、63c、63d 作動油室
7 連結軸
71 底端部
72 頂端部
8 試験用舵取機の制御装置
81 試験用舵取機の第一実施例の制御装置
81a (−)負荷用油圧ポンプ
81b 操舵方向切換弁
81c 電磁弁
81d 制御油圧ポンプ
81ep 主油圧ライン(取舵側)
81es 主油圧ライン(面舵側)
81fp パイロット逆止弁(取舵側)
81fs パイロット逆止弁(面舵側)
81gp 流量調整弁(取舵側)
81gs 流量調整弁(面舵側)
81h 逃し弁(ポンプ用)
8lip 逃し弁(作動油室用)
81is 逃し弁(作動油室用)
81j 比例電磁式リリーフ弁
81k チャージ油圧ポンプ
82 試験用舵取機の第二実施例の制御装置
82a 操舵方向切換弁
82b 遷移点切換弁
82c ブースター油圧ポンプ
82d 圧力制御弁
82e 制御弁コントローラー
82f 演算装置
82g 逆止弁
T 舵トルク遷移点
A 面舵一杯の点
O 舵中立位置
M−1 第一転舵モード
M−2 第二転舵モード
M−3 第三転舵モード
M−4 第四転舵モード
101 上部横シール(ローターベーン12dの)
101a シール面
101b シーリング用リップ部
101c アンダーカット部
101d 相手面
101e 堤部
l0lf 背面
101g 微小孔
101h 油溝
101i リップ部
102 下部横シール(ローターベーン12dの)
102a シール面
102b シーリング用リップ部
102c アンダーカット部
102d 相手面
102e 堤部
102f 背面
102g 微小孔
102h 油溝
102i リップ部
103 縦シール(ローターベーン12dの)
103a シール面
103b シーリング用リップ部
103c アンダーカット部
103d 相手面
103e 堤部
103f 背面
103g 微小孔
103h 油溝
103i リップ部
104 縦シール(ハウジングセグメント11bの)
104a シール面
104b シーリング用リップ部
104c アンダーカット部
104d 相手面
104e 堤部
104f 背面
104g 微小孔
104h 油溝
104iリップ部
201 上部横シール(ローターベーン12dの)
201a 冠部
201b 基部
201c シール面
201d 接合面(冠部201aの)
201e シーリング用リップ部
201f アンダーカット部
201g 相手面
201h 堤部
201i 接合面(基部201bの)
201j 背面(基部201bの)
201k リップ部
201m 油溝
201n 微小孔
202 下部横シール(ローターベーン12dの)
202a 冠部
202b 基部
202c シール面
202d 接合面(冠部202aの)
202e シーリング用リップ部
202f アンダーカット部
202g 相手面
202h 堤部
202i 接合面(基部202bの)
202j 背面(基部202bの)
202k リップ部
202m 油溝
202n 微小孔
203 縦シール(ローターベーン12dの)
203a 冠部
203b 基部
203c シール面
203d 接合面(冠部203aの)
203e シーリング用リップ部
203f アンダーカット部
203g 相手面
203h 堤部
203i 接合面(基部203bの)
203j 背面(基部203bの)
203k リップ部
203m 油溝
203n 微小孔
204 縦シール(ハウジングセグメント11dの)
204a 冠部
204b 基部
204c シール面
204d 接合面(冠部204aの)
204e シーリング用リップ部
204f アンダーカット部
204g 相手面
204h 堤部
204i 接合面(基部204bの)
204j 背面(基部204bの)
204k リップ部
204m 油溝
204n 微小孔
205 ローター軸部グランドシール
205a 基部
205b グランドシーリングリップ部
205c 溝シーリングリップ部
205ct 外側先端環部
205d シーリングリング
205dt 内側先端環部
Claims (3)
- 舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、ベーンとセグメントによって前記油室用空間を複数の油室に区画し、
ローターの各ベーンの半径方向先端面および上下端面にそれぞれ形成するスリットがトップカバーの裏面およびハウジングの内周面と内底面にそれぞれ対向し、トップカバーの裏面に対向する前記スリット内に弾性材料よりなる上部横シールを保持し、ハウジングの内底面に対向する前記スリット内に弾性材料よりなる下部横シールを保持し、ハウジングの内周面に対向する前記スリット内に弾性材料よりなる縦シールを保持し、縦シールの上端面と下端面がそれぞれ上部横シールと下部横シールの裏面に接触し、各シールのそれぞれの背面に高圧側となる作動油室から圧油を導き、この油圧によりそれぞれのシール面をそれぞれ相手面に押し付ける手段を備えるロータリーベーン式舵取機のアクチュエーターにおいて、
ローターベーンの上部横シール、下部横シール、縦シール、およびハウジングセグメントの縦シールは、各シール面の両縁辺部がシーリング用リップ部をなすとともに、各シール面に各縁辺部から中央部に向かってアンダーカット部を有し、各シール面の中央部に相手面と平面的に接触する堤部を有し、堤部の長手方向中心線上に所定の間隔をもって穿孔されて各シールの背面と連通する微小孔を有し、各シール面に微小孔の各開口部を連通して長手方向に所定の長さに形成した油溝を有することを特徴とするロータリーベーン式舵取機のシール構造。 - ローターベーンの上部横シール、下部横シール、縦シール、およびハウジングセグメントの縦シールは、シール面を含む冠部と、各シールの背面を含む基部とに分割し、冠部は硬度が高くて摩擦係数の小さい樹脂材で成型し、基部は弾性係数が大きいエラストマー材で成型し、冠部と基部とを接着剤にて接着するか、あるいは冠部と基部とを同時成型によって接合してなり、
冠部は、シール面の両縁辺部がシーリング用リップ部をなすとともに、シール面に各縁辺部から中央部に向かってアンダーカット部を有し、シール面の中央部に相手面と平面的に接触する堤部を有し、堤部の長手方向中心線上に所定の間隔をもって穿孔された微小孔を有し、シール面に微小孔の各開口部を連通して長手方向に所定の長さに形成した油溝を有し、
基部は、冠部の前記微小孔に接続するとともに、シールの背面と連通する微笑孔を有することを特徴とする請求項1に記載のロータリーベーン式舵取機のシール構造。 - 舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、ベーンとセグメントによって前記油室用空間を複数の油室に区画し、
トップカバー裏面においてローターの上部端面の外周縁に対向する部位に全周にわたって上部リングスリットを形成し、ハウジングの内底面においてローターの下部端面の外周縁に対向する部位に全周にわたって下部リングスリットを形成し、上部リングスリット内に弾性材料よりなる上部リングシールを保持し、下部リングスリット内に弾性材料よりなる下部リングシールを保持し、各シールのそれぞれの背面に高圧側となる作動油室から圧油を導き、この油圧によりそれぞれのシール面をそれぞれ相手面に押し付ける手段を備え、ローター上部軸部の外周面に摺接するトップカバーの内周面に上部グランドシールを有し、ローター下部軸部の外周面に摺接するハウジングの内周面に下部グランドシールを有するロータリーベーン式舵取機のアクチュエーターにおいて、
上部グランドシールは、リング状の基部と、基部の外周側端部から軸方向に突出して、その外周先端環部がグランドシール溝の外周側面に弾性反発力による所定の力をもって接触する溝シーリングリップ部と、基部の内周側端部から軸方向に突出して、その内周先端環部がローター上部軸部の外周面に弾性反発力による所定の力をもって押し付けられるグランドシーリングリップ部と、グランドシーリングリップ部においてローター上部軸部の外周面と接触する部位に接着剤によって、あるいは同時成型によって接合したシーリングリングとを備え、
下部グランドシールは、リング状の基部と、基部の外周側端部から軸方向に突出して、その外周先端環部がグランドシール溝の外周側面に弾性反発力による所定の力をもって接触する溝シーリングリップ部と、基部の内周側端部から軸方向に突出して、その内周先端環部がローター下部軸部の外周面に弾性反発力による所定の力をもって押し付けられるグランドシーリングリップ部と、グランドシーリングリップ部においてローター下部軸部の外周面と接触する部位に接着剤によって、あるいは同時成型によって接合したシーリングリングとを備え、
上部グランドシールおよび下部グランドシールは、シーリングリングを硬度が高くて摩擦係数の小さい弾性材料である樹脂で成型し、その他の部位を弾性係数の大きい弾性体で生成したことを特徴とするロータリーベーン式舵取機のシール構造。
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