JP2016074069A - 部品搬送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】真後へ振り向く作業をなして、作業者の負担を減らし、作業効率を向上できるようにする。【解決手段】上部に部品箱7を搭載して組立作業位置3の後側へ搬送する台車本体8を備えた部品搬送台車6に関する。上記台車本体8に、横方向の回転移動によって、上記部品箱7の少なくとも一部を上記台車本体8から突出させることにより、上記部品箱7の突出した部分11を上記組立作業位置3の側方に位置させる回転機構12を備えるようにする。【選択図】図1

Description

この発明は、部品搬送台車に関するものである。
例えば、自動車などの生産設備では、生産ラインに沿って、複数の組立作業位置が設けられている。そして、各組立作業位置では、作業員が組立中の車体に対して組立作業位置ごとに決められた部品を取付けるようになっている。そして、複数の組立作業位置を通過することによって、自動車は段階的に組み立てられて行くことになる。
また、自動車の生産ラインには、必要に応じて、複数の部品を予め組み立ててモジュール化するようにしたモジュール生産ラインなども付設される。このようなモジュール生産ラインには、例えば、コックピットモジュールを組立てるためのコックピットモジュール生産ラインや、フロントエンドモジュールを組立てるためのフロントエンドモジュール生産ラインなどが存在する。このようなモジュール生産ラインについても、上記生産ライン(主生産ライン)と同様に複数の組立作業位置が設けられている。
これらのような各生産ライン(主生産ラインおよびモジュール生産ラインなど)では、各組立作業位置に対して部品を供給する必要がある。そして、このような部品の供給を、部品搬送台車によって行わせるようにしたものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
部品搬送台車は、上部に部品箱を搭載して組立作業位置の後側へ搬送する台車本体を備えたものなどとされる。
特開2001−191223号公報
しかしながら、上記部品搬送台車は、組立作業位置の後側へ部品箱を搬送するようになっていたため、部品箱から部品を取り出すのに、作業者は真後へ振り向かなければならないという問題があった。そのため、作業者の負担が大きかった。また、真後へ振り向くことは、大きな作業ロスになっており、その分、部品のピックアップに掛かる時間が長くなるので、作業効率の低下を招いていた。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決することを、主な目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
上部に部品箱を搭載して組立作業位置の後側へ搬送する台車本体を備えた部品搬送台車において、
前記台車本体に、横方向の回転移動によって、前記部品箱の少なくとも一部を前記台車本体から突出させることにより、前記部品箱の突出した部分を前記組立作業位置の側方に位置させる回転機構を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、上記構成によって、真後へ振り向く作業がなくなるので、作業者の負担を減らして、疲労を軽減し、更に、作業ロスをなくして、部品のピックアップ時間を短縮し、作業効率を向上することができる。
本実施の形態に関する組立作業位置周辺の状況を示す平面図である。 実施例1にかかる部品搬送台車の斜視図である。 図2の平面図である。 図2の側面図である。 図2の後面図である。 図5の作動図である。 実施例2の部品搬送台車の斜視図である。 図7の後面図である。 図7の側面図である。 図9の作動図である。 図7の平面図である。 時計廻りとする場合のターンテーブルの回転開始状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 時計廻りとする場合のターンテーブルの回転途中状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 時計廻りとする場合のターンテーブルの回転終了状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 反時計廻りとする場合のターンテーブルの回転開始状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 反時計廻りとする場合のターンテーブルの回転途中状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 反時計廻りとする場合のターンテーブルの回転終了状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 実施例3の部品搬送台車の斜視図である。 図18の後面図である。 図18の側面図である。 図18の平面図である。 ターンテーブルの回転開始状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 ターンテーブルの回転終了状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 ターンテーブルの走行開始による戻り状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 ターンテーブルの戻り完了状態と次の組立作業位置へ向けての走行状態を示す図である。このうち、(a)は後面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図25は、この実施の形態を説明するためのものである。このうち、図1〜図6は実施例1、図7〜図17は実施例2、図18〜図25は実施例3である。
<構成>以下、図1〜図6を用いて、この実施例の構成について説明する。
図1に示すように、自動車や、自動車に搭載するモジュール(例えば、コックピットモジュールやフロントエンドモジュール)などの組立対象物1を組み立てる生産ライン2(主生産ラインやモジュール生産ラインなど)では、生産ライン2に沿って、複数の組立作業位置3が設けられる。そして、各組立作業位置3では、作業員4が組立中の車体などの組立対象物1に対して組立作業位置3ごとに決められた部品5を取付けるようになっている。そして、複数の組立作業位置3を通過することによって、自動車や各モジュールなどの組立対象物1は段階的に組み立てられて行くことになる。
このような生産ライン2では、各組立作業位置3に対して部品5を供給する必要がある。そして、このような部品5の供給を、部品搬送台車6によって行わせるようにする。
このような部品搬送台車6は、上部に部品箱7を搭載して組立作業位置3の後側へ搬送する台車本体8を備えたものとされる。
ここで、生産ライン2は、例えば、組立用台車2aを用いて、組立対象物1を組立作業位置3から次の組立作業位置3へと移動させるようなものとされている。部品搬送台車6は、生産ライン2と平行な部品搬送ライン9に沿って走行するようにしたものや、生産ライン2とは別に設置された独自の部品搬送ライン9に沿って走行するようにしたものや、予めブログラムで設定された経路を自動的に走行できるようにした自走台車(AGV)などとすることができる。
以上のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
(1)上記台車本体8に、横方向の回転移動によって、上記部品箱7の少なくとも一部を上記台車本体8から突出させることにより、上記部品箱7の突出した部分11を上記組立作業位置3の側方に位置させる回転機構12を備えるようにする。
ここで、横方向の回転移動とは、ほぼ水平な面に沿った回転変位のことである。組立作業位置3の側方とは、部品搬送台車6の前進方向を基準として組立作業位置3の僅かに手前側の位置(または、僅かに通り越した位置。必要なら図17参照)で、しかも、作業員4の脇側の位置のことである。回転機構12は、専用の部品搬送台車6に対して固定して設けるようにしても良いし、汎用の自走台車などに対して着脱できるように設けても良い。
なお、図5などに示すように、台車本体8は、回転機構12によって回転移動される部品箱7とは別に、例外的に、大物部品15を搬送するための固定架台16などを備えるようにしても良い(特に図示しないが、以下の実施例でも同様である)。この大物部品15は、回転機構12によって回転移動させるのには適さないような大きさのもの、例えば、コックピットモジュールの生産ライン2におけるインストルメントパネル(組立の最終段階でコックピットモジュールに搭載設置される最も大きな部品)のようなものなどとされる。
上記した回転機構12は、モータやシリンダなどの動力源によって回転駆動されるものとしても良いが、好ましくは、以下のようなものとすることができる。
(2)例えば、図2(〜図6)に示すように、上記回転機構12が、
上記台車本体8の上部に設置されて、水平状態または上記組立作業位置3側へ向けて上り勾配となる逆傾斜状態(図5の状態)と、上記組立作業位置3側へ向けて下り勾配となる傾斜状態(図6の状態)と、の間で角度変更可能な傾斜ステージ20と、
この傾斜ステージ20の上部に配設された上記部品箱7を、傾斜ステージ20に沿って横方向へ回転移動させるターンテーブル21と、
上記組立作業位置3またはその近傍の位置で上記傾斜ステージ20を水平状態または逆傾斜状態から傾斜状態へと角度変更させる角度変更機構22と、を備えるようにする。
ここで、水平状態は、水平面に対してほぼ0°の傾きの状態を言う。逆傾斜状態および傾斜状態は、水平面に対してほぼ±3°〜±5°程度の傾きとされる。逆傾斜状態は、走行中におけるターンテーブル21の不用意な回転移動を抑えてターンテーブル21の安定化を図るための姿勢として、適宜設定することができる。
傾斜ステージ20は、台車本体8の前進方向へ延びる回転軸23(前後軸)によって、台車本体8または台車本体8の上部に設置された支持台24に対し、左右に傾動自在に軸支される。回転軸23は、台車本体8または支持台24の幅方向の中央部や組立作業位置3側の部分(例えば、縁部近傍)などに対して適宜設けられる。支持台24は、この場合、台車本体8に対して着脱自在なものとされている。支持台24には、台車本体8に対して着脱自在とするための固定具24aなどが設けられる。
傾斜ステージ20の周辺には、図6に示すように、台車本体8から突出した部分11による荷重を支えるための荷重支持部25が設けられる。この荷重支持部25は、台車本体8または支持台24と傾斜ステージ20との間における、組立作業位置3とは反対側の辺部間などに介装された引張バネなどの弾性支持部材25aなどとしても良い。または、荷重支持部25として、傾斜ステージ20の組立作業位置3とは反対側の辺部や傾斜ステージ20に取付けられた後述の脚部36などに対してカウンターウェイト25bを取付けるようにしても良い。傾斜ステージ20や支持台24は、フレーム状のものであっても、台状のものであっても良い。更に、荷重支持部25として、後述する回転軸26と上記した固定架台16との間に、例えば、補強アーム25cなどを設けるようにしても良い。この補強アーム25cは、回転軸26に作用される荷重に応じて屈伸動可能なものなどとされている。
ターンテーブル21は、傾斜ステージ20の上部に設けられた、傾斜ステージ20と面直な方向へ延びる回転軸26(縦軸)によって、傾斜ステージ20の面にほぼ沿うように横回転自在に軸支される。ターンテーブル21は、フレーム状のものであっても、台状のものであっても良い。回転軸26の位置は、ターンテーブル21の横回転前の(台車本体8に対する収容)位置と横回転後の(台車本体8からの突出)位置との間の位置関係や移動軌跡などを考慮して適宜設定することができる。
なお、傾斜ステージ20には、必要に応じて、ターンテーブル21の回転前後の位置を規制するためのストッパ27が設けられる。また、ターンテーブル21や、ターンテーブル21と傾斜ステージ20との間には、ターンテーブル21の回転移動時の摩擦を軽減するためのローラベアリングなどの転動部材28を設けても良い。
また、ターンテーブル21は、手動操作によって元の収容状態に戻すようにしても良いが、部品搬送ライン9に対して、強制復帰部材29(図1参照)などを設けることができる。この強制復帰部材29は、ターンテーブル21の突出した部分11が当接する位置に設置されることにより、台車本体8が前進する動きを利用してターンテーブル21を押し戻させ、強制的に元の状態に復帰させるようにするものとされる。この場合には、組立作業位置3と部品搬送ライン9との間に設けられた安全柵を、強制復帰部材29として利用できるようにしている。
(3)図2に示すように、上記角度変更機構22が、
上記組立作業位置3またはその近傍の位置に設けられたスロープ部31と、
上記傾斜ステージ20に取付けられて、上記スロープ部31に沿って転動可能な倣いローラ32と、を有するものとされる。
ここで、スロープ部31は、主に上り勾配部33によって傾斜ステージ20の他辺部(組立作業位置3とは反対側の辺部)を持ち上げるものとされる。上り勾配部33は、必要に応じて多段に形成することができる。例えば、特に図示しないが、傾斜ステージ20を逆傾斜状態から水平状態にする一段目の上り勾配部33と、傾斜ステージ20を水平状態から傾斜状態にする二段目の上り勾配部33と、を有する二段構造のものとしても良い。上り勾配部33には、必要に応じて、所要長さの水平維持部34と下り勾配部35とが続けて設けられる。倣いローラ32は、傾斜ステージ20における組立作業位置3とは反対側の辺部から下方へ延びる脚部36の下端部などに対して取付けられる。
倣いローラ32は、台車本体8が走行する軌道面(または床面など)から若干浮いた状態となるように設置するのが好ましい。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)部品搬送台車6は、部品箱7を上部に搭載した台車本体8が組立作業位置3の後側へ移動することにより、部品5を組立作業位置3へ搬送するものである。
作業員4は、組立作業位置3で、部品箱7から必要な部品5を取り出して、組立対象物1に組み付けるようにする。
この際、台車本体8に回転機構12を設けるようにした。そして、回転機構12を作動させて部品箱7を横方向に回転移動させることで、部品箱7の少なくとも一部を台車本体8から突出させるようにする。これにより、部品箱7の台車本体8から突出した部分11を組立作業位置3の側方に位置させることができる。
このように、部品箱7の台車本体8から突出した部分11を組立作業位置3の側方に位置させることで、作業者が、部品箱7から部品5を取り出すために、真後へ振り向く必要をなくすことができる。そして、作業者は、組立作業位置3の側方に手を伸ばすだけで部品5を取り出すことができるようになる。よって、作業者の負担を減らして、疲労を軽減させることができる。その結果、作業に集中できる時間を増やすと共に、作業のミスを減らすことができる。更に、作業ロスをなくして、部品5のピックアップ時間を短縮し、作業効率を向上することができる。
(2)回転機構12が、傾斜ステージ20とターンテーブル21と角度変更機構22とを備えるようにした。そして、角度変更機構22が、組立作業位置3またはその近傍の位置で傾斜ステージ20を傾斜状態にするようにした。これにより、傾斜した傾斜ステージ20の上部に配設された部品箱7を、ターンテーブル21を用いて自重で横方向へ回転移動させ、傾斜ステージ20から組立作業位置3側へ突出させることができるようになる。この際、傾斜ステージ20の上部の部品箱7をターンテーブル21によって回転させるようにしたので、傾斜ステージ20の傾斜が小さくても、部品箱7を素早くスムーズに回転移動させることができるようになり、効率的である。
なお、作業終了後には、ターンテーブル21によって、部品箱7を上記とは反対の方向へ横回転させることにより、簡単に元のように台車本体8の上へ収めることができる。ターンテーブル21は、手動操作によって元の収容状態に戻すようにしても良い。また、台車本体8が次の組立作業位置3などへ向けて前進する際に、部品搬送ライン9に設けた強制復帰部材29にターンテーブル21が当たるようにすることで、強制復帰部材29でターンテーブル21を押し戻させて、自動的に元の収容状態に戻されるようにしても良い。
(3)角度変更機構22を、スロープ部31と倣いローラ32とを有するものとした。これにより、台車本体8が走行してスロープ部31の位置に達すると、倣いローラ32がスロープ部31に倣って転動することになる。そして、倣いローラ32がスロープ部31に乗り上げることで、傾斜ステージ20の他辺部が持ち上げられて傾斜ステージ20が傾斜状態になるので、モータなどの動力源を備えることなく、自動的にターンテーブル21および部品箱7を回転移動させて、作業員4の横に位置させることができる。
図7〜図17は、この実施例を示すものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
(4)図7〜図11(主に、図10参照)に示すように、上記傾斜ステージ20と上記ターンテーブル21との間に、
水平状態または逆傾斜状態と、上記台車本体8の後退方向へ向けて下り勾配となる後傾状態と、の間で角度変更可能な第二の傾斜ステージ41、および、上記組立作業位置3またはその近傍の位置で上記第二の傾斜ステージ41を水平状態または逆傾斜状態から後傾状態へと角度変更させる第二の角度変更機構42と、
水平状態または逆傾斜状態と、上記台車本体8の前進方向へ向けて下り勾配となる前傾状態と、の間で角度変更可能な第三の傾斜ステージ43、および、上記組立作業位置3またはその近傍の位置で上記第三の傾斜ステージ43を水平状態または逆傾斜状態から前傾状態へと角度変更させる第三の角度変更機構44と、の少なくとも一方を備えるようにする。
ここで、第二の傾斜ステージ41は、傾斜ステージ20の後縁部またはその近傍に沿って設けられた回転軸45(後側の横軸)によって、上下方向に傾動自在に軸支される。第二の傾斜ステージ41は、フレーム状のものであっても、台状のものであっても良い。
第二の角度変更機構42は、第二のスロープ部46(図12参照)と第二の倣いローラ47とを有するものとしても良い。第二の倣いローラ47は、第二の傾斜ステージ41における組立作業位置3とは反対側の辺部から下方へ延びる第二の脚部48の下端部に取付けられる。第二の脚部48は、回転軸45から離れた、傾斜ステージ20の前縁部側に設けるのが好ましい。第二のスロープ部46と第二の倣いローラ47とは、上記したスロープ部31と倣いローラ32に対して、それぞれ台車本体8の幅方向の位置をズラして設置される。
また、第三の傾斜ステージ43は、第二の傾斜ステージ41の前縁部またはその近傍に沿って設けられた回転軸55(前側の横軸)によって、上下方向に傾動自在に軸支される。第三の傾斜ステージ43は、フレーム状のものであっても、台状のものであっても良い。
第三の角度変更機構44は、第三のスロープ部56(図15参照)と第三の倣いローラ57とを有するものとしても良い。第三の倣いローラ57は、第三の傾斜ステージ43における組立作業位置3とは反対側の辺部から下方へ延びる第三の脚部58の下端部に取付けられる。第三の脚部58は、回転軸55から離れた、傾斜ステージ20の後縁部側に設けるのが好ましい。第三のスロープ部56と第三の倣いローラ57とは、上記したスロープ部31と倣いローラ32、および、第二のスロープ部46と第二の倣いローラ47に対して、台車本体8の幅方向の位置をズラして設置される。
なお、第二の傾斜ステージ41と第三の傾斜ステージ43との上下方向の位置関係または取付関係については、逆にしても良い。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(4)上記傾斜ステージ20と上記ターンテーブル21との間に、
台車本体8の後退方向へ向けて下り勾配部35となる第二の傾斜ステージ41および第二の角度変更機構42と、
台車本体8の前進方向へ向けて下り勾配部35となる第三の傾斜ステージ43および第三の角度変更機構44と、
の少なくとも一方を備えるようにした。
このようにすることによって、傾斜ステージ20を傾斜させる際に、第二の傾斜ステージ41または第三の傾斜ステージ43のどちらか一方を傾斜させることで、
ターンテーブル21の回転方向を図中時計廻り(第二の傾斜ステージ41)または図中反時計回り(第三の傾斜ステージ43)のどちらか一方に定めることが可能となる。以って、ターンテーブル21が成り行き任せの方向に回転してしまうことを防止できる。
また、第二の傾斜ステージ41および第二の角度変更機構42と、第三の傾斜ステージ43および第三の角度変更機構44と、の両方備えるようにして、どちらか1方を選択して傾斜させるようにすれば、1つのターンテーブル21を時計回りと反時計回りとのどちらにでも意図的に回転させることができるようになる。その結果、組立作業位置3によってターンテーブル21の回転方向を選んで部品箱7を突出させるようにすれば、1つの部品箱7の異なる部分を選択的に組立作業位置3の横に位置させることが可能となる。以って、部品箱7の中で取り出し易くする部品5の種類を変えることができるので、1つの部品箱7を組立作業位置3の作業に合わせて有効に活用することが可能となる。
例えば、図12〜図14では、ターンテーブル21の回転方向を時計廻りとしている。また、図15〜図17では、ターンテーブル21の回転方向を反時計廻りとしている。
このうち、図12は回転開始状態、図13は回転途中状態、図14は回転終了状態を示している。同様に、図15は回転開始状態、図16は回転途中状態、図17は回転終了状態を示している。
より具体的には、図12の回転開始状態では、組立作業位置3への台車本体8の到着に伴い、倣いローラ32がスロープ部31に乗り上げて傾斜ステージ20が傾斜状態となり、これに僅かに遅れて、第二の倣いローラ47が第二のスロープ部46に乗り上げて第二の傾斜ステージ41が傾斜状態となり、ターンテーブル21が時計廻りに回転し始める。
図13の回転途中状態では、スロープ部31および第二のスロープ部46によって傾いた傾斜ステージ20および第二の傾斜ステージ41により、ターンテーブル21の回転が継続される。
図14の回転終了状態では、ターンテーブル21が組立作業位置3の側方に対して十分に突出した状態となるまで回転移動され、ストッパ27によって回転が停止される。
同様に、図15の回転開始状態では、組立作業位置3への台車本体8の到着に伴い、倣いローラ32がスロープ部31に乗り上げて傾斜ステージ20が傾斜状態となり、これに僅かに遅れて、第三の倣いローラ57が第三のスロープ部56に乗り上げて第三の傾斜ステージ43が傾斜状態となり、ターンテーブル21が時計廻りに回転し始める。
図16の回転途中状態では、スロープ部31および第三のスロープ部56によって傾いた傾斜ステージ20および第三の傾斜ステージ43により、ターンテーブル21の回転が継続される。
図17の回転終了状態では、ターンテーブル21が組立作業位置3の側方に対して十分に突出した状態となるまで回転移動され、ストッパ27によって回転が停止される。なお、図では、部品箱7が、組立作業位置3の奥側の位置に突出されるようにしているが、部品搬送台車6を手前側の位置で停止させるようにすれば、組立作業位置3の手前側の位置に突出されるようにすることも可能である。
図18〜図25は、この実施例を示すものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
(5)図18(〜図21)上記台車本体8に、上記傾斜ステージ20、上記ターンテーブル21、上記角度変更機構22をそれぞれ複数設けて、複数の上記部品箱7を個別に回転移動可能とする(それぞれA,B・・・などの符号によって区別するようにしている)。
ここで、複数の回転機構12(傾斜ステージ20、上記ターンテーブル21、上記角度変更機構22)は、互いに干渉しないように、それぞれの間を開けて、台車本体8の前進方向へ直列に設けるようにする。なお、複数の角度変更機構22における、スロープ部31と倣いローラ32は、それぞれ台車本体8の幅方向の位置をズラして設置されるようにする。また、この実施例の部品搬送台車6は、上記実施例2のような両方向の回転移動に使える回転機構12を含むようにしても良い。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(5)傾斜ステージ20、ターンテーブル21、角度変更機構22をそれぞれ複数設けるようにした。そして、複数の上記部品箱7を個別に回転移動可能とした。これにより、組立作業位置3における必要に応じて部品箱7を使い分けることが可能となる。その結果、1台の台車本体8で複数の組立作業位置3に対しそれぞれにとって適正な部品5を作業がし易い状態で供給することが可能となる。
例えば、図22〜図25では、前側のターンテーブル21(A)を組立作業位置3の側方に突出させるようにしている。このうち、図22は回転開始状態、図23は回転終了状態、図24は走行開始による戻り状態、図25は戻り完了状態と次の組立作業位置3へ向けての走行状態とを示している。
より具体的には、図22の回転開始状態では、組立作業位置3への台車本体8の到着に伴い、倣いローラ32がスロープ部31に乗り上げて傾斜ステージ20が傾斜状態となり、ターンテーブル21が回転し始める。
図23の回転終了状態では、ターンテーブル21が組立作業位置3の側方に対して十分に突出した状態となるまで回転移動され、ストッパ27(図2参照、なお、強制復帰部材29をストッパ27の替りとして用いても良い)によって回転が停止される。
図24の走行開始による戻り状態は、組立作業位置3での作業終了後に、台車本体8が出発されることにより、倣いローラ32がスロープ部31から外れて傾斜ステージ20が水平状態に戻されると共に、ターンテーブル21が強制復帰部材29に当たって押し戻され、強制的に元の収納状態に復帰される。
そして、図25のように、ターンテーブル21の戻りが完了すると、台車本体8は次の組立作業位置3へ向けて走行する。
なお、特に図示しないが、後側のターンテーブル21(B)についても上記と同様である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
3 組立作業位置
6 部品搬送台車
7 部品箱
8 台車本体
11 突出した部分
12 回転機構
20 傾斜ステージ
21 ターンテーブル
22 角度変更機構
31 スロープ部
32 倣いローラ
43 第三の傾斜ステージ
44 第三の角度変更機構
41 第二の傾斜ステージ
42 第二の角度変更機構

Claims (5)

  1. 上部に部品箱を搭載して組立作業位置の後側へ搬送する台車本体を備えた部品搬送台車において、
    前記台車本体に、横方向の回転移動によって、前記部品箱の少なくとも一部を前記台車本体から突出させることにより、前記部品箱の突出した部分を前記組立作業位置の側方に位置させる回転機構を備えたことを特徴とする部品搬送台車。
  2. 請求項1に記載の部品搬送台車であって、
    前記回転機構が、
    前記台車本体の上部に設置されて、少なくとも、水平状態または前記組立作業位置側へ向けて上り勾配となる逆傾斜状態と、前記組立作業位置側へ向けて下り勾配となる傾斜状態と、の間で角度変更可能な傾斜ステージと、
    該傾斜ステージの上部に配設された前記部品箱を、傾斜ステージに沿って横方向へ回転移動させるターンテーブルと、
    前記組立作業位置またはその近傍の位置で前記傾斜ステージを水平状態または逆傾斜状態から傾斜状態へと角度変更させる角度変更機構とを備えたことを特徴とする部品搬送台車。
  3. 請求項2に記載の部品搬送台車であって、
    前記角度変更機構が、
    前記作業位置またはその近傍の位置に設けられたスロープ部と、
    前記傾斜ステージに取付けられて、前記スロープ部に沿って転動可能な倣いローラと、を有することを特徴とする部品搬送台車。
  4. 請求項2または請求項3に記載の部品搬送台車であって、
    前記傾斜ステージと前記ターンテーブルとの間に、
    水平状態または逆傾斜状態と、前記台車本体の後退方向へ向けて下り勾配となる後傾状態と、の間で角度変更可能な第二の傾斜ステージ、および、前記組立作業位置またはその近傍の位置で前記第二の傾斜ステージを水平状態または逆傾斜状態から後傾状態へと角度変更させる第二の角度変更機構と、
    水平状態または逆傾斜状態と、前記台車本体の前進方向へ向けて下り勾配となる前傾状態と、の間で角度変更可能な第三の傾斜ステージ、および、前記組立作業位置またはその近傍の位置で前記第三の傾斜ステージを水平状態または逆傾斜状態から前傾状態へと角度変更させる第三の角度変更機構と、
    の少なくとも一方を備えたことを特徴とする部品搬送台車。
  5. 請求項2または請求項3に記載の部品搬送台車であって、
    前記台車本体に、前記傾斜ステージ、前記ターンテーブル、前記角度変更機構をそれぞれ複数設けて、複数の前記部品箱を個別に回転移動可能としたことを特徴とする部品搬送台車。
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