JP2000052167A - 組付ラインの組付部品供給装置およびその方法 - Google Patents

組付ラインの組付部品供給装置およびその方法

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JP2000052167A
JP2000052167A JP10222684A JP22268498A JP2000052167A JP 2000052167 A JP2000052167 A JP 2000052167A JP 10222684 A JP10222684 A JP 10222684A JP 22268498 A JP22268498 A JP 22268498A JP 2000052167 A JP2000052167 A JP 2000052167A
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Shinpei Abe
信平 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、組付作業者に無理な姿勢をと
らせることなく、また、無駄な動作およびその時間を必
要とすることなく、支持治具に支持され搬送される組付
対象に対して複数の工程でそれぞれ組付部品を楽な姿勢
で容易に順次組付けることができる組付ラインの組付部
品供給装置およびその方法を提供する。 【解決手段】 組付ラインは、複数の支持治具3が所定
間隔をおいて配置され、組付対象4を支持して搬送す
る。組付ラインに沿って複数の組付作業者2が配列され
ている。支持治具3には、デッドスペースDS内に部品
収容箱6を位置させるように、部品収容箱6を支持する
ための箱受け部材7が設けられている。先頭の組付作業
者2a,2cは、箱受け部材7から空の部品収容箱6を
取り外して、複数の組付作業工程分の組付部品が収納さ
れた部品収容箱6を装着する。各組付作業者2は、部品
収容箱6から所定の組付部品を取り出して組付対象4に
組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組付ラインの組付
部品供給装置およびその方法に関し、さらに詳しくは、
組付ラインに沿って配列された組付作業者が、支持治具
に支持され組付ライン上を搬送される組付対象に対し
て、複数に区分された組付作業工程でそれぞれ組付部品
を順次組み付ける組付ラインの組付部品供給装置および
その方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】組付対象として、例えば自動車のエンジ
ンには、オイルポンプやインテークマニホールド、ワイ
ヤハーネス、各種センサ、およびこれらを取付けるため
のボルト等の組付部品が組付けられている。これらのよ
うな組付部品を組付対象に組付けるため、一般に、組付
対象を支持するための支持治具を複数所定間隔をおいて
無端状のコンベヤ上に配置して組付ラインを構成し、こ
の組付ラインに沿って複数に区分された組付作業工程と
対応するように組付作業者を配置し、搬送される組付対
象に対して組付部品を組付作業者の手作業によって順次
組み付けている。
【0003】このような組付ラインにおいて、組付部品
を供給するために、組付部品を収容するための部品棚を
組付ラインと平行に配置することが従来から行われてい
る。この部品棚には各組付作業工程とそれぞれ対応する
ように組付部品が収容された箱が載置されており、各組
付作業者は、組付ラインと部品棚との間にそれぞれ配列
され、振り向くようにして部品棚の箱から所定の組付部
品を取り出して、支持治具に支持されて搬送される組付
対象に順次組み付ける(以下、部品棚方式という)。
【0004】そして、部品棚に組付部品を供給するため
に、部品供給担当者が配置され、組付部品が空になった
収容箱を部品棚から搬出回収すると共に、所定の組付部
品が充填された収容箱を部品棚に搬入供給している。組
付部品が空になった収容箱は、部品供給担当者が操作す
るリフト等により部品棚から離れた充填場所まで運搬さ
れて所定の組付部品が充填され、リフト等により再び部
品棚に搬入供給される。
【0005】また、別の従来の技術としては、各組付作
業工程毎に組付部品を小分けして収容した箱を、組付ラ
インの組付対象を支持して搬送される支持治具と組付作
業者との間に配設することも従来から行われている(以
下、固定小分け箱方式という)。この固定小分け箱方式
は、上述した部品棚方式と併用される場合もある。
【0006】さらに、別の従来の技術としては、各組付
作業工程毎に組付部品を小分けして収容した箱を、組付
ラインの支持治具の近傍に、その搬送速度と同期して移
動するように設けたものがある(以下、同期小分け箱方
式という)。さらにまた、同期小分け箱方式と同様に、
各組付作業工程毎に組付部品を小分けして収容した箱
を、組付ラインに沿って組付ラインの支持治具の搬送速
度と同期して循環するトロリまたはハンガによって支持
するものもある(以下、トロリ方式という)。
【0007】一方、特開昭57−107746号公報に
開示されているように、無端軌道上を搬送する主コンベ
ヤの近傍には主コンベヤに沿う方向に主コンベヤより速
い速度で搬送し得る副コンベヤを設け、主コンベヤには
基体を載置するための基体受を搬送方向に適当間隔おき
に複数個設け、副コンベヤには基体に組付ける部品を載
置するための部品受を搬送方向に複数個設け、主コンベ
ヤの無端軌道を複数の作業ゾーンに区割し、各作業ゾー
ンにはそれぞれ主コンベヤに対応した主センサおよび副
コンベヤに対応した副センサを設け、 主コンベヤには
主センサにより検知される被検知物体を取付け、副セン
サにより副コンベヤの部品受上の部品の有無を検知すべ
く形成し、主コンベヤの基体受上には基体を載置する一
方、副コンベヤの各部品受上には各作業ゾーン毎に使用
される部品を載置し、主センサによる被検知物体の検知
動作に基づいて副コンベヤを走行させるべく構成すると
共に、各部品受上の部品が当該部品に対応する作業ゾー
ンの副センサにより検知されたとき副コンベヤを停止さ
せるべく構成したことを特徴とする組立作業用コンベヤ
システムが知られている。この組立作業用コンベヤシス
テムでは、『主コンベヤアの第1の基体受に取付作業図
を載置し、他の基体受には基体を載置する。一方副コン
ベヤの部品受には組立に必要な部品を各組立ゾーン毎に
別々にして箱体に入れた状態で組立順序に従って第1の
部品受から最後の部品受に順に載置する。』等と記載さ
れている(公報第2頁右下欄第11行〜同欄第19行を
参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のうち、部品棚方式にあっては、組付作業者か
らみて支持治具に支持されて搬送される組付対象とは反
対側である背後に配置された部品棚から所定の組付部品
を取り出すために、各組付作業者がその都度振り向いて
往復歩行しなければならず、無駄な動作とそのための時
間が生じるという問題があった。また、必要な組付部品
を取り出すときに、各組付作業者は、その必要な組付部
品が部品棚の下方に収容されている場合には屈み込まな
ければならず、一方、部品棚の上方に収容されている場
合には手を伸ばさなければならないため、作業性が悪い
という問題もあった。さらに、各組付作業工程と対応す
るように組付部品を収容した箱を部品棚に載置するため
に、搬送ラインの支持治具を設けるピッチを変更する必
要があるという問題があった。そして、直ちに組み付け
られない在庫となる組付部品を収容した箱が含まれる複
数の箱を載置する部品棚は、広い設置場所を要するだけ
でなく、その高さのために見通しが悪くなり、組付作業
にトラブルが発生しても発見しにくいという問題や、部
品供給担当者が収容箱を運搬するときの安全性を向上さ
せることが困難であるという問題があった。
【0009】また、上記従来の技術のうち、固定小分け
箱方式にあっては、組付ラインの組付対象を支持してい
る支持治具と組付作業者との間に組付部品を小分けして
収容した箱が介在するように固定された状態で配設され
ており、組付作業者が組付対象に組付部品を組み付ける
際に組付対象に近づくことができず接近性が悪いため
に、腰部にかかる負担が大となる上体を前傾させる等の
無理な姿勢を強いられるという問題があった。
【0010】さらに、上記従来の技術のうち、同期小分
け箱方式やトロリ方式にあっては、組付部品を収容した
箱が組付ラインの支持治具と同期して移動するため、各
組付作業者の歩行距離は少なくなるものの、組付工具の
コード等が組付ラインの支持治具の付近に存在してお
り、この組付工具のコード等が引っ掛からないように組
付部品が収容された箱の位置を組付ラインの支持治具に
近づけるには限界があり、固定小分け箱方式と同様に、
組付作業者が組付対象に組付部品を組み付ける際に組付
部品が収容された箱が邪魔となって組付対象に近づくこ
とが制限されるため、接近性が悪いという問題があっ
た。そして、トロリ方式にあっては特に、設備システム
が大きくなってコストがかかると共に、組付ラインを変
更する場合にに対応して設備システムも変更するのは困
難であるという問題があった。
【0011】一方、特開昭57−107746号公報に
開示された組立作業用コンベヤシステムにあっては、主
コンベヤの他に副コンベヤを設けた構成となっており、
また、副コンベヤが主コンベヤより速い速度で搬送し得
るようになっている。さらには主コンベヤに対応した主
センサおよび副コンベヤに対応した副センサをそれぞれ
各作業ゾーンに取付ける構成となっている。そのため、
構成およびその制御がが複雑であった。そして、このも
のにおいては、『主コンベアの第1の基体受に取付作業
図を載置し、他の基体受には基体を載置する。一方副コ
ンベアの部品受には組立に必要な部品を各組立ゾーン毎
に別々にして箱体に入れた状態で組立順序に従って第1
の部品受から最後の部品受に順に載置する。』等と記載
されている(公報第2頁右下欄第11行〜同欄第19行
を参照)。
【0012】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で、組付作業者に無理な姿勢をとらせる
ことなく、また、無駄な動作およびその時間を必要とす
ることなく、支持治具に支持され搬送される組付対象に
対して複数の工程でそれぞれ組付部品を楽な姿勢で容易
に順次組付けることができる組付ラインの組付部品供給
装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の組付ラインの
組付部品供給装置に係る発明は、上記目的を達成するた
めに、組付ラインに沿って配列された組付作業者が、支
持治具に支持され組付ライン上を搬送される組付対象に
対して、複数に区分された組付作業工程でそれぞれ組付
部品を順次組み付ける組付ラインの組付部品供給装置で
あって、複数の組付作業工程分の組付部品が収納された
部品収容箱を各支持治具に着脱可能に設けたことを特徴
とするものである。
【0014】請求項2の組付ラインの組付部品供給方法
に係る発明は、上記目的を達成するために、組付ライン
に沿って配列された組付作業者が、支持治具に支持され
組付ライン上を搬送される組付対象に対して、複数に区
分された組付作業工程でそれぞれ組付部品を順次組み付
ける組付ラインの組付部品供給方法であって、複数の組
付作業工程分の組付部品が収容された部品収容箱を先頭
の組付作業者の近傍に用意し、該先頭の組付作業者が、
組付対象に組付部品を組み付け終えて空となった部品収
容箱を支持治具から取外して、複数の組付作業工程分の
組付部品が収容された部品収容箱を支持治具に装着する
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項1の発明では、組付ラインに沿って
配列された組付作業者のうちの先頭の組付作業者によっ
て、複数の組付作業工程分の組付部品を収納した部品収
容箱が、組付対象に組付部品を組み付け終えて空となっ
た部品収容箱と交換され、支持治具に装着される。そし
て、所定の組付部品が支持治具に新たに装着された部品
収容箱から取り出され、各組付作業者によって搬送され
る組付対象に順次組み付けられる。先頭の組付作業者に
よって部品収容箱が支持治具に装着されることにより、
少なくとも先頭以外の各組付作業者は、振り向き往復歩
行することなく、部品収容箱から所定の組付部品をとり
出して組付対象に組み付けることができる。また、部品
収容箱が支持治具に装着されることにより、組付対象に
接近することができるため、組付作業者は無理な姿勢を
強いられることなく、楽な姿勢で組付作業を行うことが
できる。収容された組付部品をすべて組付対象に組み付
け終えて空となった部品収容箱は支持治具から取り外さ
れ、所定の組付部品が充填された部品収容箱と交換され
る。
【0016】請求項2の発明では、組付ラインに沿って
配列された組付作業者のうちの先頭の組付作業者が、そ
の近傍に用意された複数の組付作業工程分の組付部品を
収納した部品収容箱を、空の部品収容箱と交換し、支持
治具に装着する。そして、各組付作業者は、支持治具に
新たに装着された部品収容箱から所定の組付部品を取り
出して搬送される組付対象に順次組み付ける。先頭の組
付作業者が部品収容箱を支持治具に装着することによ
り、少なくとも先頭以外の各組付作業者が振り向き往復
歩行することなく、部品収容箱から所定の組付部品がと
り出されて組付対象に組み付けられる。また、部品収容
箱を支持治具に装着することにより、組付対象に接近す
ることができるため、組付作業者に無理な姿勢を強いる
ことなく、楽な姿勢で組付作業が行われる。収容された
組付部品をすべて組付対象に組み付け終えて空となった
部品収容箱を支持治具から取り外し、所定の組付部品が
充填された部品収容箱と交換する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の組付ラインの組付部品供
給装置の実施の一形態を、図1乃至図3に基づいて詳細
に説明する。なお、図において同一符号は同一部分また
は相当部分とする。本発明の組付ラインの組付部品供給
装置は、概略、組付ライン1に沿って配列された組付作
業者2が、支持治具3に支持され組付ライン1上を搬送
される組付対象4に対して、複数に区分された組付作業
工程でそれぞれ組付部品(図示は省略する)を順次組み
付ける組付ラインの組付部品供給装置であって、複数の
組付作業工程分の組付部品が収納された部品収容箱6を
各支持治具3に着脱可能に設けたものである。
【0018】組付ライン1は、図1に示すように、組付
対象4を支持するための複数の支持治具3が所定間隔を
おいて無端状のメインコンベヤ上に配置されたもので、
支持治具3を搬入位置1aと搬出位置1bのとの間で循
環移動させる。搬入位置1aら搬出位置1bに至る往路
10において、組付作業工程が区分されており、各組付
作業工程を担当する組付作業者2a〜eが往路10に沿
って配列されている。なお、図1においては、支持治具
3が往路10上の位置3a〜jのみに示されており、実
際には搬入位置1a、搬出位置1b、および復路11に
も同様に支持治具3が所定間隔で配置されていることに
注意されたい。図1に示した場合の実施の形態において
は、組付対象4は、組付ライン1の往路10上の位置3
b,3cにあるときに組付作業者2aによって、位置3
d,3eにあるときに組付作業者2bによって、位置3
f,3gにあるときに組付作業者2cによって、位置3
h,3iにあるときに組付作業者2dによって、およ
び、位置3jにあるときに組付作業者2eによって、そ
れぞれ各組付作業工程に応じて所定の組付部品が組み付
けられる。そして、支持治具3は、すべての組付作業工
程が完了すると組付対象4が搬出され、搬出位置1bか
ら復路11を通って搬入位置1aに戻される。
【0019】各支持治具3の周囲には、図2に示すよう
に、組付作業者2が組付対象4に対して組付部品の組付
作業を行う際に、その組付作業に全く影響しない範囲
(以下、デッドスペースDSという)が存在する。この
デッドスペースDS内に部品収容箱6が位置するよう
に、部品収容箱6を支持するための箱受け部材7が各支
持治具3に設けられている。
【0020】図1に示した実施の形態では、部品収容箱
6には、支持具3に支持された組付対象4が組付ライン
1の往路10上の位置3b,3c,3d,3eにあると
きに組付作業者2aおよび2bによって組み付けられる
組付部品が収容されたものと、支持具3に支持された組
付対象4が組付ライン1の往路10上の位置3f,3
g,3h,3i,3jにあるときに組付作業者2c,2
d,および2eによって組み付けられる組付部品が収容
されたものとが存在する場合が示されている。この場合
においては、組付作業者2aおよび2cが先頭の組付作
業者となる。そしてこの先頭の組付作業者2a,2cの
背後には、それぞれ一対のリフタ20a,20bおよび
21a,21bが床面FL上に設けられている。一方の
リフタ20a,21aは、組付作業者2aおよび2bに
よって、また、組付作業者2c,2d,2eによってそ
れぞれ組み付けられる組付部品が収容された部品収容箱
6を供給するためのものであり、他方のリフタ20b,
21bは組付部品を全て組み付け終えて空になった部品
収容箱6を回収するためのものである。各リフタ20
a,20bおよび21a,21bは、組付作業者2が無
理のない姿勢で部品収容箱6を受け渡しできるような高
さに設定されている。
【0021】リフタ20a,21aおよび20b,21
bの床面FLの下方には部品収容箱6を搬送するための
搬送コンベヤ23,34がそれぞれ設けられている。こ
の実施の形態の場合、搬送コンベヤ23,24は、その
一端がリフタ21a,21bの下方にそれぞれ位置し、
中間部がリフタ20a,20bの下方にそれぞれ位置し
ている。一方、搬送コンベヤ23,24の他端には、部
品収容箱集中配送部8が設けられている。なお、組付作
業工程や部品収容箱6の組付部品の収容許容量等に応じ
て、リフタ20a,20bおよび21a,21bと搬送
コンベヤ23,24との相対位置を可変自在とするよう
構成することが望ましい。搬送コンベヤ23,34を床
面FLの下方に設けることにより、従来の部品棚方式と
異なって組付ラインの見通しが良くなり、後述するよう
に充填場所との間で部品収容箱を運搬するときの安全性
を向上させることができ、また、組付作業に発生したト
ラブルを容易且つ確実に発見することができる。
【0022】部品収容箱集中配送部8は、図3に示すよ
うに、部品収容箱6を供給するためのリフタ20a,2
1aと関連して配設されたコンベヤ23上に所定の組付
部品が充填された部品収容箱6を搬送するコンベヤ25
と、この部品収容箱6を積重した状態でストックして必
要に応じて単一の部品収容箱6のみを下降させて搬送コ
ンベヤ23に載置するストック部26とが設けられ、ま
た、空となった部品収容箱6を回収するためのリフタ2
0b,21bと関連して配設されたコンベヤ24上か
ら、その空となった部品収容箱6を上昇させて積重した
状態でストックするストック部27と、ストックされた
部品収容箱6を搬送するコンベヤ28とが設けられたも
のである。両コンベア25,28の端部には、例えば無
人搬送車(以下、AGVという)が近接停車され、コン
ベア25によって所定の組付部品が充填された部品収容
箱6をAGVから受け取り、また、空の部品収容箱6を
コンベヤ28からAGVに移載する。回収された空の部
品収容箱6は、部品収容箱集中配送部8から離れた図示
しない充填場所までAGVによって運搬されて所定の組
付部品が充填され、再びAGVによって運搬されてコン
ベヤ25、ストック部26、搬送コンベヤ23、リフタ
20aまたは21aを経て先頭の組付作業者2aまたは
2cの背後に送られる。
【0023】なお、部品収容箱6には、リフタ20aに
よって組付作業者2aの背後に送られるべきものと、リ
フタ21aによって組付作業者2cの背後に送られるべ
きものとを判別するための識別手段が設けられている
(図示は省略する)。リフタ20aおよび21aは、こ
の識別手段によって組付作業者2aまたは2cのいずれ
の背後に部品収容箱6を送るかを判別して、搬送コンベ
ヤ23から対応する部品収容箱6を受け取り上昇させ
る。部品収容箱集中配送部8を設けたことによって、必
要に応じて部品収容箱6を組付作業者2aまたは2cの
背後に送ると共に、空になった部品収容箱6を回収する
ことができるため、組付部品の補給作業を減少させるこ
とができると共に、AGVの運行回数を減らして組付作
業の環境を改善することができる。
【0024】次に、本発明の組付ラインの組付部品供給
方法の実施の一形態を、上述したように構成された組付
ラインの組付部品供給装置を用いた場合によって説明す
る。なお、上述の組付ラインの組付部品供給装置の説明
と重複する部分については、同じ符号を付してその説明
を省略する。本発明の組付ラインの組付部品供給方法
は、概略、組付ライン1に沿って配列された組付作業者
2が、支持治具3に支持され組付ライン1上を搬送され
る組付対象4に対して、複数に区分された組付作業工程
でそれぞれ組付部品を順次組み付ける組付ラインの組付
部品供給方法であって、複数の組付作業工程分の組付部
品が収容された部品収容箱6を先頭の組付作業者2a,
2cの近傍に用意し、該先頭の組付作業者2a,2c
が、組付対象4に組付部品を組み付け終えて空となった
部品収容箱6を支持治具3から取り外して、複数の組付
作業工程分の組付部品が収容された部品収容箱6を支持
治具3に装着するものである。
【0025】部品収容箱6には、部品収容箱集中配送部
8から離れた充填場所で、複数の組付作業工程分の所定
の組付部品が充填収容される。この組付部品が充填収容
された部品収容箱6は、AGV等によって部品収容箱集
中配送部8のコンベヤ25,28に近接するよう運搬さ
れる。そして、所定の組付部品が充填収容された部品収
容箱6はAGVからまとめて積重された状態でコンベヤ
25に受け取られ、また、空の部品収容箱6はまとめて
コンベヤ28からAGVに移載される。
【0026】部品収容箱集中配送部8では、組付部品が
収容された部品収容箱6を積重された状態でストック部
26がコンベヤ25から受け取って所定の単一の部品収
容箱6のみを下降させて搬送コンベヤ23に載置する。
搬送コンベヤ23上に載置された部品収容箱6は、その
図示しない識別手段により判別されてリフタ20aまた
は21aによって受け取られて上昇され、組付作業者2
aまたは2cの背後へと配送される。
【0027】ここで、組付対象4の種類が混在する状態
で組付ライン1に搬入され、これに伴って、組付作業者
2a〜eの少なくともいずれか1人によって組み付けら
れる組付部品の種類も異なる場合、すなわち例えば、組
付対象4の種類が4A,4Bの2種類あり、図1に参照
されるように、組付ライン1に組付対象4が4A,4
B,4Aの順で搬入され、これに伴って、組付部品も対
応するように組付作業者2aまたは2cの背後に送らな
ければならない場合には、コンベヤ25Aに4Aと対応
する組付部品が収容された部品収容箱6Aを移載すると
共に、コンベヤ25Bに4Bと対応する組付部品が収容
された部品収容箱6Bを移載してそれぞれのストック部
26,26により搬送コンベア23上に所定の組付部品
がそれぞれ収容された部品収容箱を6A,6B,6Aの
順で載置されるよう制御してもよく、あるいは、図3に
参照されるように、所定の組付部品がそれぞれ収容され
た部品収容箱を下から6A,6B,6Aの順で積重した
状態でコンベヤ25A〜Cのいずれかに移載してストッ
ク部26により搬送コンベア上23に所定の組付部品が
それぞれ収容された部品収容箱を6A,6B,6Aの順
で載置するよう制御してもよい。
【0028】一方、組付ラインでは、図1に示すよう
に、組付対象4が搬入位置1aから順次搬入されて支持
治具3に支持され、往路上10を搬送される。このと
き、往路10に沿って配列された組付作業者2a〜eの
うち、先頭となる組付作業者2aおよび2cの前の位置
3bおよび3fの支持治具3に設けられた箱受け部材7
に支持された部品収容箱6は空の状態となっている。組
付作業者2aおよび2cは、それぞれ位置3bおよび3
fにある空の部品収容箱6を箱受け部材7から取り外し
て振り向くようにしてリフタ20b,21b上にセット
し、リフタ20a,21a上に配送された部品収容箱6
を受け取って位置3bおよび3fにある支持治具3の箱
受け部材7に装着し、この部品収容箱6の中からそれぞ
れ担当する組付作業工程で必要な所定の組付部品を取り
出し、支持治具3が位置3dおよび3hに搬送される前
すなわち位置3cおよび3gまでの範囲で所定の組付作
業を行う。そして、支持治具3が位置3dおよび3hに
搬送されると、組付作業者2aおよび2cは位置3bお
よび3fに戻って部品収容箱6の交換および所定の組付
作業を繰り返し、また、組付作業者2bおよび2dは、
組付作業者2a,2cによって装着された部品収容箱6
の中からそれぞれ担当する組付作業工程で必要な所定の
組付部品を取り出し、支持治具3が位置3fおよび3j
に搬送される前すなわち位置3eおよび3iまでの範囲
で所定の組付作業を行う。さらに、支持治具3が位置3
jに搬送されると、組付作業者2eは部品収容箱6の中
に残った所定の組付部品を取り出して組付対象4への組
付作業を行う。組付作業工程をすべて完了した組付対象
4は搬出位置1bに搬送されて搬出され、組付対象4が
搬出された支持治具3は復路を通って搬入位置まで搬送
される。各組付作業者2a〜e、特に組付作業者2aお
よび2c以外の組付作業者2b,2d,2eは、デッド
スペースDSに配置された部品収容箱6から所定の組付
部品を取り出して担当する所定の組付作業を行うだけと
なる。そして、部品収容箱6がデッドスペースDSに配
置されて各組付作業者2a〜eと組付対象4との間に介
在することがないため、各組付作業者2a〜eは、無理
な姿勢を強いられることなく容易に組付作業を確実に行
うことができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の組付作
業工程分の組付部品が収納された部品収容箱を各支持治
具に着脱可能に設けるという簡単な構成により、組付作
業者が組付対象に接近して楽な姿勢で、しかも、必要な
組付部品を取り出すための無駄な動作とそのための時間
を要することなく組付作業を行うことができる組付ライ
ンの組付部品供給装置を提供することができる。
【0030】請求項2の発明によれば、複数の組付作業
工程分の組付部品を用意してこれらの組付部品を部品収
容箱に収容し、組付対象が支持された支持治具を組付ラ
インに沿って搬送し、支持治具に装着され、組付対象に
複数の組付作業工程分の組付部品が組付られて空となっ
た部品収容箱を支持治具から取外すと共に、複数の組付
作業工程分の組付部品が収容された部品収容箱を装着す
るという簡単な構成により、組付作業者が組付対象に接
近して楽な姿勢で、しかも、必要な組付部品を取り出す
ための無駄な動作とそのための時間を要することなく組
付作業を行うことができる組付ラインの組付部品供給方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された組付ラインの概要を示す平
面図である。
【図2】先頭の組付作業者が部品収容箱を交換する様子
を示す説明図である。
【図3】部品収容箱集中配送部を示す側面図である。
【符合の説明】
1 組付ライン 2 組付作業者 2a,2c 先頭の組付作業者 3 支持治具 4 組付対象 6 部品収容箱 8 部品収容箱集中配送部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組付ラインに沿って配列された組付作業
    者が、支持治具に支持され組付ライン上を搬送される組
    付対象に対して、複数に区分された組付作業工程でそれ
    ぞれ組付部品を順次組み付ける組付ラインの組付部品供
    給装置であって、 複数の組付作業工程分の組付部品が収納された部品収容
    箱を各支持治具に着脱可能に設けたことを特徴とする組
    付ラインの組付部品供給装置。
  2. 【請求項2】 組付ラインに沿って配列された組付作業
    者が、支持治具に支持され組付ライン上を搬送される組
    付対象に対して、複数に区分された組付作業工程でそれ
    ぞれ組付部品を順次組み付ける組付ラインの組付部品供
    給方法であって、 複数の組付作業工程分の組付部品が収容された部品収容
    箱を先頭の組付作業者の近傍に用意し、 該先頭の組付作業者が、組付対象に組付部品を組み付け
    終えて空となった部品収容箱を支持治具から取外して、
    複数の組付作業工程分の組付部品が収容された部品収容
    箱を支持治具に装着することを特徴とする組付ラインに
    おける組付部品供給方法。
JP10222684A 1998-08-06 1998-08-06 組付ラインの組付部品供給装置およびその方法 Pending JP2000052167A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016074069A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 カルソニックカンセイ株式会社 部品搬送台車

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JP2016074069A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 カルソニックカンセイ株式会社 部品搬送台車

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