JP2016072920A - 光トランシーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】内部に部品を効率よく配置させることが可能な光トランシーバを提供する。【解決手段】光トランシーバ1は、ITLA(レーザ光源)と、LN変調器12と、LN変調器12と電気的に接続される回路を搭載し、LN変調器12の上面12aに対向して配置された回路基板22と、LN変調器12の上面12aと回路基板22との間に介在し、上面12aと回路基板22との間隔を規定するスペーサ23と、LN変調器12のDC端子群12d及び回路基板22の回路を覆う導電性のシールドカバー25とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、光トランシーバに関するものである。
特許文献1には、光送受信器に関する技術が開示されている。この光送受信器は、回路基板及び波長可変レーザモジュールを備える。回路基板の裏面にはコネクタ及び光変調器が搭載され、表面には受光素子が搭載されている。回路基板の表面側の筐体には、放熱フィンが形成されている。波長可変レーザモジュールは、放熱フィンが形成された筐体の上壁に熱的に密接するように設けられる。回路基板の表面では、受光素子が筐体の上壁に熱的に密接するように設けられる。回路基板の裏面では、光変調器を除く発熱電子部品が、回路基板を貫通する熱伝導部材を介して、筐体の上壁に熱的に接続されている。
CFP(Centum gigabit Form factor Pluggable)規格の光トランシーバが、業界の一標準(MSA)として知られている。MSAが制定された当初は、10Gbps×10レーン又は25Gbps×4レーンの構成で総計100Gpsの光伝送を行うことが意図されていた。CFP規格に準拠する光トランシーバの筐体の大きさは、10レーン又は4レーンの電気部品を内部に搭載する必要上、長さ144mm×幅75mm×高さ13.5mmとなっており、従前のMSAで規定された光トランシーバ(SFP、XFP、X2等)と比較して、特に平面サイズが大きく設定されている。
また、光トランシーバでは、伝送周波数を増加させる努力とは別に、振幅変調と他の変調方式とを併用して総伝送容量を高める努力がなされている。他の変調方式としては、偏波モード変調、位相変調、又は偏波(Polarization Modulation)と位相(phase modulation)と振幅とを相互に組み合わせた変調が挙げられる。この偏波、位相及び振幅を相互に組み合わせた変調方式は、いわゆるコヒーレント方式による伝送モードとして知られている。コヒーレント方式では、光の位相情報が伝送に利用される。また、局発光との位相差における0°成分と90°成分の信号強度に対して、それぞれ1又は0の状態を作成及び検知し、この作成及び検知を二つの偏光成分について行うことによって、4倍の伝送容量を確保する。この方式は、DP−QPSK(Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keying)と呼ばれる。
DP−QPSK又は他のコヒーレント方式では、局発光の安定化(低位相ジッタ)と変調器の小型化とが求められている。良好な位相変調特性を確保するためには、LD光源から出射された光に外部変調方式で変調を加えることが必須である。また、差動光信号として伝送を行うことが伝送距離の延長には有利であり、差動光を得るにはMZ(Mach-Zender)変調器を用いるのが効率的である。MZ変調器は2本のアーム導波路を有しており、2本のアーム導波路における光学特性の均一化が容易であるためである。
ただし、MZ変調器の母材として石英を採用した場合には、ニオブ酸リチウム(Lithium niobate、強誘電体)の電気光学係数が小さいため、変調度を確保すべくアーム導波路の長さ(アーム長)を長くしなければならない。また、変調に必要な電気信号の強度を大きくする必要がある。この強度はアーム長との関係によって決定される。すなわち、電気信号の強度が小さい場合には所定の変調度を確保するためにアーム長を長くして電気光相互作用領域を長くする必要があり、一方、電気信号の強度を大きく設定できる場合にはアーム長を短くすることができる。また、MZ変調器の母材として光透過材料であるLNを用いた場合には、光学ロスを小さくすることができる。
一方、母材として半導体を採用したMZ変調器(半導体MZ変調器)も知られている。半導体を採用した変調器では、LNと比較して半導体の屈折率が大きいので(LNの屈折率の約2.5倍)変調器全体を小型化することができる。また、半導体の電気光効果はLNの電気光効果よりも大きいので、MZ変調器のアーム長を短くすることができ、装置全体をコンパクトに形成することが可能となる。しかしながら、MZ導波路の単一モード性を確保するためにはMZ導波路の断面積を小さくしなければならず、導波路と外部との光結合において大きな結合損失を生じるという問題がある。
また、上述したDP−QPSK方式を採用したコヒーレントトランシーバでは、筐体の内部に、Tx側として光源と変調器;Rx側として4チャンネル分の受信器と局発光源を搭載しなければならない。ここで、Tx側の光源とRx側の局発光は共通化が可能であり、また、上述したように、半導体MZ変調器を採用すると、小型化の実現は可能となるが、結合ロスが大きいという問題がある。一方、LN製の変調器では、装置が大型化する問題、又は変調駆動信号の振幅を高めなければならないという問題が発生する。
CFP規格に準拠する光トランシーバでは、ハウジングの大きさが定められており、決められた大きさのハウジングの中にICR(Integrated Coherent Receiver)及びITLA(Integratable Tunable Laser Assembly)等、多くの部品を効率よく配置する必要がある。また、上述したLN変調器は、適切な変調度とすべく長い光路を形成する必要があるので細長い形状となり、このようなLN変調器も上記のハウジングの内部に搭載しなければならない。更に、各光部品を光ファイバで結合した光学回路を内部に形成しなければならない。光ファイバは、曲げ径をある程度確保した状態で搭載しなければならないので、光トランシーバの内部には、このような光ファイバを効率よく配置する必要も生ずる。
本発明は、内部に部品を効率よく配置させることが可能な光トランシーバを提供することを目的とする。
本発明の一形態による光トランシーバは、レーザ光を出力するレーザ光源と、矩形の筐体を有し、矩形の一面から入力されるレーザ光を変調し、DC端子群とAC端子群を有し、DC端子群が一面と接続する面に配置されているLN変調器と、LN変調器と電気的に接続される回路を搭載し、一面に接続し面と直交する第1面に対向して配置された回路基板と、第1面と回路基板との間に介在し、第1面と回路基板との間隔を規定するスペーサと、LN変調器のDC端子群及び回路基板を覆う導電性のシールドカバーとを備える。
本発明の一形態では、内部に部品を効率よく配置させることが可能な光トランシーバを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光トランシーバの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。以下の図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光トランシーバ1の外観を示す斜視図である。光トランシーバ1は、CFP規格に準拠するコヒーレントトランシーバである。光トランシーバ1は、上ハウジング(ハウジング)2と、下ハウジング(ハウジング)3と、2本のねじ4と、フロントパネル5とを備えている。以下では、図面において「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」の語を用いるが、これらの語は図示する状態に基づく便宜的なものである。以下の説明において、上方向は下ハウジング3から見て上ハウジング2が設けられる方向であり、前方向は上ハウジング2及び下ハウジング3から見てフロントパネル5が設けられる方向であり、左右方向は2個のねじ4が並設される方向である。
上ハウジング2及び下ハウジング3は、金属製(金属ダイキャスト製)である。上ハウジング2及び下ハウジング3の後端からフロントパネル5の前端までの長さは144mm、フロントパネル5の左右方向の長さは82mmである。フロントパネル5における左右方向の両側部分には、2本のねじ4がフロントパネル5から前方に突き出ている。ねじ4は、光トランシーバ1をホストシステムのケージに取り付けるためのものである。
図2は、上ハウジング2、下ハウジング3及びフロントパネル5の分解斜視図である。上ハウジング2の内面における左右方向の両側には、ねじ4(図1参照)を収容するための凹部2Aが形成されている。凹部2Aは、上ハウジング2の前端から後端にまで延在しているので、ねじ4は、上ハウジング2を前後方向に貫通して凹部2Aに収容される。上ハウジング2の前端には突出部2Bが設けられており、突出部2Bの内部には予備空間S1が形成されている。突出部2Bは、下ハウジング3の蓋部3Aによって封止される。フロントパネル5には、開口5aが形成されている。
図3は、光トランシーバ1内の各部品の配置を示す図であり、上ハウジングを外した時の様子を示す。図4は、ICR15が搭載されている付近を拡大した斜視図である。図5は、下ハウジング3を外した状態を示す斜視図である。
図3及び図5に示されるように、ねじ4の後端部4aは、光トランシーバ1の後端に位置する電気プラグ6の両脇から後方に突き出ている。電気プラグ6には、信号用のピンと電源用のピンとが設けられており、合計148個のピンが配置されている。各ピンのピッチは0.8mmである。148個のピンは、既に説明した2本のねじ4をホストシステムの電気コネクタに形成されたメス螺子に係合することにより、この電気コネクタと係合し、結果、光トランシーバ1はホストシステムと通信可能となる。
図3〜図5に示されるように、上ハウジング2と下ハウジング3とによって囲まれる光トランシーバ1の内部空間に、変調信号を出力する2個のドライバ11と、LN変調器12と、ITLA13と、偏波保持カプラ(PMC:Polarization Maintaining Coupler)14と、ICR(Integrated Coherent Receiver)15と、DSP(DigitalSignal Processor)16と、セミリジッドケーブル17と、レセプタクル18が搭載されている。
LN変調器12は細長い直方体状の筐体を有し、ドライバ11の側方で光トランシーバ1の一方の側壁に沿って配置されている。LN変調器12とドライバ11とは、4本のセミリジッドケーブル17(図3及び図4参照)を介して電気的に接続されている。セミリジッドケーブル17は、銅等の金属によって被覆された同軸ケーブルである。セミリジッドケーブル17は、自由に加工が可能であり且つ加工後にセミリジッドケーブル17の形状が維持される。よって、上ハウジング2及び下ハウジング3によって形成された内部空間へのセミリジッドケーブル17の配置を柔軟に行うことが可能であり、各部品の効率的な配置に寄与する。
また、光トランシーバ1の内部には、5本の内部ファイバF1〜F5が配置されている。これらの内部ファイバF1〜F5は、LN変調器12、ITLA13、偏波保持カプラ14、ICR15及びレセプタクル18を相互に接続する。LN変調器12とレセプタクル18とは、LN変調器12から一旦前方に伸びその後後方に折り返される内部ファイバF1を介して接続される。LN変調器12によって変調された合波された4本の光信号は、内部ファイバF1を介してレセプタクルに伝えられ光コネクタC1から出力される。一方、外部からの入力信号光が、光コネクタC2から光トランシーバ1に入力される。
レセプタクル18は、フロントパネル5の開口5aを貫通しその開口をフロントパネル5から露出し、当該開口に光コネクタC1,C2を受容する。レセプタクル18とICR15は、レセプタクル18から一旦後方に伸びその後ハウジングの内部を一周してICR15に導入される内部ファイバF2を介して接続されている。光コネクタC2から入力した入力信号光は、内部ファイバF2を介してICR15に導入される。
ITLA13は、その一部が開口5aを貫通して予備空間S1に搭載されている。偏波保持カプラ14は、レセプタクル18の後方で、LN変調器12が対向する側壁とは反対の側壁に沿って配置されている。ICR15は、偏波保持カプラ14に沿って配置されている。詳しくは、偏波保持カプラ14とICR15は回路基板を挟んで上下方向に配置されている。DSP16は、ICR15の後方に位置している。
図6は、光トランシーバ1の機能を示すブロック図である。図6における中抜き線は光学経路を示し、実線は電気経路を示す。ITLA13は、波長可変LDモジュールであり、局発光を出射するレーザ光源として機能する。ITLA13から出射される局発光の波長は、1.55μm帯に属し、1.53μm〜1.57μm程度である。
偏波保持カプラ14は、ITLA13が出力する局発光を、偏光方向を維持して分離し、その一方をLN変調器12に導入し他方をICR15に導入する。LN変調器12は、入力された局発光を、ドライバ11から出力された電気信号により変調する。この電気信号の周波数は、例えば、10GHz、25GHzあるいは40GHzである。上述した4本のセミリジッドケーブル17は、それぞれ電気信号QX、QY、IX、IYに対応している。QX,QY、IX、IYは、それぞれ各偏光の実部及び虚部に対応する信号である。
ICR15は、光コネクタC2を介して入力される入力信号光と局発光との間で積演算を行い、入力信号光の位相情報を検出しIX、QX、IY、QYの各成分に対応する4つの電気信号を生成DSP16に出力する。DSP16は、4つの電気信号から受信データを回復し、電気プラグ6(図2、図4を参照)を介してホストシステムに伝送する。
図7は、ITLA13の外観を示す斜視図である。図7に示されるように、ITLA13は、いわゆるバタフライパッケージを有するチューナブルLD13Aと、このバタフライパッケージを搭載する基板13Bと、チューナブルLDの光出力、出力波長を制御する回路を搭載した制御基板13Cと、光トランシーバ1の主回路基板との間で信号を送受するフレキシブルプリント回路(Flexible Printed Circuit:FPC)基板が接続されるコネクタ13Dを備えている。チューナブルLD13Aからは、局発光が後方(図7に示される矢印の方向)に出力される。また、図8に示されるように、ITLA13の内部には、波長可変LD(Laser Diode)13aと、エタロンフィルタ13c及びモニタフォトダイオード(Photodiode:PD)13eを含む波長ロッカ13bと、モニタPD13dが内蔵されている。LD13aは高精度に温度制御される。ITLA13から出力される局発光のスペクトル幅は、100kHz以下程度に抑えられている。また、局発光の波長が1.55μm帯に属する場合には局発光の周波数が195THz程度となるので、スペクトル幅が100kHzの場合、その単色性は5.0×10−8程度となる。
図9は、ICR15の斜視図である。図10(a)は、ICR15の内部平面図である。図10(b)は、ICR15の機能ブロック図である。図9に示されるように、ICR15は、直方体状となる筐体15Bの両側に20本のDCリード15C(GNDリードを含む)と、筐体15Bの後壁に13本のRFリード15Dとを有する。
このICR15の内部では、それぞれの偏光成分に対して光学的演算(積演算)が行うために、局発光の偏波を90°回転するλ/2板15Aを内蔵している。ITLA13からICR15、厳密にはICR15内のλ/2板15Aまでの光学経路は、偏光方向を維持する必要がある。また、ICR15は、VOA15aと、2個のディレイ回路15bと、2個のハイブリッド回路15cと、2個のアンプ15dとを備えている。
なお、LN変調器12、ITLA13及びICR15には、その光学特性を発揮するためのバイアス信号を入力する多数の電極が設けられる。例えばLN変調器12は、変調電極に加えて、位相補償電極、差動バランス電極、及び各アーム導波路を伝播する光信号のモニタ電極等を有する。ITLA13は、発振波長を選択、維持するために内蔵するミラー素子の温度を制御する電極、活性層にキャリアを注入する電極、波長可変LD全体の温度を制御する熱電変換素子(Thermo-Electric Cooler:TEC)に電流を供給するための電極、あるいは、出射光の強度及び波長のモニタ結果を出力する電極等を有する。ICR15は、内蔵する8個のPDへのバイアス電圧を印加するための電極、プリアンプの利得を調整するための電極等を有する。
図11は、突出部2Bの構造、及び内部ファイバF1〜F5の布線状況を示す斜視図である。図11に示されるように、突出部2Bに設けられた予備空間S1には、LN変調器12の前端部とITLA13の一部(前側部分)とが配置される。突出部2Bの高さと下ハウジング3の蓋部3Aの厚さとの和は、フロントパネル5(図2参照)の高さよりも小さい。よって、蓋部3Aで封止された突出部2Bは、フロントパネル5を貫通し前方に突出する。
光トランシーバ1はさらに後方側にも突出部2Cを有する。図12は、突出部2Cの拡大図であり、図13はその平面図である。図12及び図13に示されるように、上ハウジング2の後端には、左右方向に延在する後壁2Dとその外方に突出部2Cを有する。下ハウジング3は上ハウジング2の後壁2Dの位置で終端されており、従って、突出部2Cはハウジング内部空間とは遮断され、さらに、電気プラグ6が当該突出部2Cに位置する。すなわち、電気プラグ6は後壁2Dを貫通してハウジング内部空間から突出部2Cに露出している。
後壁2Dは、溝部2bをその頂部に備えており、この溝部2bにはシールドガスケットが挿入される。後壁2Dはその中央部に形成された切欠き2cと、LN変調器12側の端部に形成された切欠き2dを有する。LN変調器12の位置と切欠き2dの位置は整合している。二つの切欠き2c,2dは、ほぼ後壁2Dの全高および上ハウジング2の底部にまで達している。
切欠き2c,2d内には、LN変調器12の後端から後方に伸びだし偏波保持カプラ14に向かう内部ファイバF3がセットされる。すなわち、内部ファイバF3はLN変調器12の後端から引き出され、切り込み2d内にセットされたのち突出部2C内で折り返された後他方の切り込み2cを貫通して再びハウンジング内に導入される。その後、LN変調器12の側方を展開して前方側の予備空間S1内で再び折り返されて一方のマイクロコネクタ19Rに接続する。マイクロコネクタ19L、19Rは偏波保持コネクタである。マイクロコネクタ19Rから引き出された内部ファイバF3はハウジング後部側で大きく反転された後、偏波保持カプラ14の後端に入力する。一方、ITLA13が出射した局発光は、内部ファイバF4を伝播する。内部ファイバF4は、ITLA13から一旦後方に展開し、LN変調器12を大きく囲む様にハウジング後端で展開し、LN変調器12とハウジング側壁の間の隙間を展開して前方側予備室S1内に導入され、そこで反転して偏波保持カプラ14の前端に接続される。
偏波保持カプラ14の後端に接続されて偏波保持カプラ14から後方に伸びるもう一方の内部ファイバF5は、ハウジングの後部で大きく展開し他方の側壁に向かい、LN変調器12と側壁の間を通ってハウジングの前部でLN変調器12を横切って、ICR15の前端に位置するプラグPに接続される。光コネクタC2から後方に伸びる受信光用の内部ファイバF2は、ICR15と側壁との間を展開し、ハウジング後部で大きく展開して反対側の側壁に向かい、LN変調器12と他方の側壁の間を展開し、LN変調器12の前方側でLN変調器12を横切り、ICR15の前端に位置する信号コネクタC3に接続される。
LN変調器12の前端に位置する出力ポート12Aから前方に伸びる内部ファイバF1は、予備空間S1で折り返されてからハウジングの中央部を通り、ハウジングの後部で再度前方側に折り返され、レセプタクル18の出力側端子18Aに接続される。出力側端子18Aは、光コネクタC1の後方に位置する。なお、偏波保持カプラ14から伸びる3本の内部ファイバF3,F4,F5のうち、ICR15と接続されている内部ファイバF5を除く2本の内部ファイバF3,F4については、途中にマイクロコネクタ19L、19Rが接続されており、残余の内部ファイバF5はICR15に偏波保持コネクタにより接続されるので、偏波保持カプラ14の交換が可能である。
更に、ハウジング外の突出部2C上に引き出された内部ファイバF3を保護するため、突出部2Cの上部に金属製のカバー20が設けられる。このカバー20は、3箇所に爪部20A,20B,20Cを有し、爪部20A,20B,20Cを、突出部2Cに形成された孔部2e,2f,2gにそれぞれ係合することによって、突出部2C上に取り付けられる。このように突出部2C上に展開された内部ファイバF3を保護する構造を簡易に構成することができる。
突出部2Cにおいて内部ファイバF3が通る領域S2は、半円状にざぐられており、この領域S2の淵にそって内部ファイバF3が展開される。領域S2の外縁の曲率は15mmよりも大きく、内部ファイバF3をこの外縁押し当てて配置すれば内部ファイバF3の曲げ径を15mmよりも大きくすることができる。
以上、本実施形態の光トランシーバ1では、図11に示されるように、上ハウジング2がフロントパネル5から突出する予備空間S1を有する。そして、予備空間S1にLN変調器12の前端部とITLA13の一部とを配置しているように、予備空間S1を、各部品や内部ファイバを配置するためのスペースとして有効利用することができる。なお、本実施形態では、予備空間S1にLN変調器12の前端部とITLA13の一部とを配置したが、この配置に限られず、予備空間S1には、LN変調器12、ITLA13、偏波保持カプラ14及びICR15の少なくともいずれかが配置されていればよい。
また、光トランシーバ1では、ハウジングの後部に後壁2Dが設けられており、この後壁2Dは、切り込み2c,2dを備える。そして、内部ファイバF3は、一方の切り込み2cを通過してハウジング外部に引き出され、ハウジングの外側で大きく展開して他方の切り込み2dを通過して再びハウジング内に導入される。このように後壁2Dの切り込み2c,2dに内部ファイバF3を通過させることで、ハウジング外であっても内部ファイバF3を配置するスペースとして有効利用することができる。
また、ハウジング外部に引き出された内部ファイバF3は、カバー20によって保護される。カバー20は、その爪部20A,20B,20Cを突出部2Cに設けられた孔部2e,2f,2gに係合させることによって、上ハウジング2に簡単に装着できる。
ここで、LN変調器12の周辺構造について詳細に説明する。図14は、LN変調器12と、LN変調器12の出力ポート12Aに接続される単一モードファイバ(Single Mode Fiber:SMF)とLN変調器12の入力ポート12Bに接続される偏波保持ファイバ(Polarization Maintaining Fiber:PMF)である内部ファイバF3と、出力側端子18Aと、マイクロコネクタ19Rとを示す斜視図である。
図14に示されるように、LN変調器12は、長手方向A3に沿って延びる直方体状(断面矩形状)をしている。入力ポート12Bは該長手方向A3の一端面(後端面)に設けられており、出力ポート12Aは該長手方向A3の他端面(前端面)に設けられている。また、LN変調器12は、該矩形の一辺に相当し上記一端面及び上記他端面と接続する上面(第1面)12aと、該矩形の別の一辺に相当し上面12aと交差する方向に延びる側面(第2面)12bとを有する。側面12bは上記一端面及び上記他端面と接続する面であり、例えば上面12aと直交する。側面12bの後部側には4つのAC端子12cからなるAC端子群が配置され、側面12bの前部側にはDC端子群12dが配置されている。4つのAC端子12cそれぞれには、図3に示されたように、4本のセミリジッドケーブル17が接続される。DC端子群12dは、1組あたり6個のDC端子を3組(計18個)有する。これらのDC端子には、位相調整用のバイアス端子、入力光及び出力光の強度モニタ出力端子、並びにGND端子等が含まれる。
上ハウジング2及び下ハウジング3によって囲まれる空間内へのLN変調器12の搭載手順は以下のとおりである。まず、図15に示されるFPC基板21を準備する。FPC基板21は、一端部21aと、他端部21bと、一端部21a及び他端部21bを相互につなぐ可撓性部分(曲げ部分)21cとを有し、FPC基板21の複数の配線は、一端部21aから他端部21bにわたって延びている。一端部21aの複数の端子は、LN変調器12のDC端子群12dに対応する間隔で配置されており、他端部21bの複数の端子は、一端部21aよりも間隔を狭めて配置されている。従って、他端部21bの幅は一端部21aの幅よりも狭い。そして、LN変調器12のDC端子群12dにFPC基板21の一端部21aをソルダリングする。これにより、一端部21aはLN変調器12の側面12bと対向し、側面12bに沿って延びることとなる。
続いて、図16(a)に示される回路基板22を準備する。回路基板22は、表面22aと、裏面22bとを有し、LN変調器12のDC端子群12dと接続される回路を表面22a上に搭載している。なお、回路基板22の裏面22b上には、電子部品は搭載されておらず全面がグランドパターン、正確には信号グランドパターンとなっている。そして、FPC基板21の他端部21bを、回路基板22の裏面22bに設けられたパッドにソルダリングする(図16(a)参照)。これにより、DC端子群12dと回路基板22とが、FPC基板21を介して互いに電気的に接続される。
続いて、図16(b)に示されるように、LN変調器12の上面12aの一部を覆うように導電性スペーサ23を配置する。スペーサ23は、その平面形状がいわゆるU字状(コの字状)である板状の部材であり、各辺に囲まれた中央部に空間を有し、該空間によってFPC基板21の他端部21bとの接触を回避する。そして、図16(c)に示されるように、この空隙にFPC基板21の他端部21bが収まるようにFPC基板21の可撓性部分21cを折り曲げる。なお、スペーサ23としては、例えば2〜3mmといった厚みを有する銅合金に金メッキを施したものが用いられる。ただし、金メッキに代えてNiメッキでもよく、あるいは、ベース金属として銅合金に代えてSUSを用いてもよい。LN変調器12自体の発熱があまり大きくないので、スペーサ23の材料の選択の幅は広い。
続いて、図16(d)に示される他のFPC24の一端部を回路基板22の部分22dの端に半田付けする。FPC24は、ハウジング内に搭載されるマザーボード(主基板)と回路基板22とを電気的に接続する。その後、LN変調器12のDC端子群12dと、回路基板22の表面22a上の回路とを覆うシールドカバー25を取り付ける。シールドカバー25、回路基板22、スペーサ23及びLN変調器12の上面12aには、互いに位置が整合された複数の孔が形成されており、これらの孔にネジ26を螺合することによって、シールドカバー25、回路基板22及びスペーサ23がLN変調器12に固定される。こうして、LN変調器12、回路基板22、シールドカバー25、及びスペーサ23を含むLN変調器アセンブリ27が完成する。さらに、LN変調器の金属製筐体は導電性スペーサ23を介して回路基板22と螺子26により確実に固定され、また、この裏面の信号グランドにはシールドカバー25も確実に接続されるので、回路基板上の回路(モニタ回路)がシールドされるとともに、その信号グランドのノイズが減少する。
ここで、図17は、FPC24及びシールドカバー25が取り付けられた構造を斜め下方から見た図である。図18は図17のXVIII−XVIII線に沿った断面を示す。図19(a)は、シールドカバー25を斜め上方から見た図であり、図19(b)は、シールドカバー25を斜め下方から見た図である。図18に示されるように、FPC基板21が折り曲げられ、FPC基板21の他端部21bはLN変調器12の上面12aに沿って延びる。また、回路基板22は、LN変調器12の上面12aに対向して配置される。スペーサ23は、LN変調器12の上面12aと回路基板22との間に介在し、上面12aと回路基板22との間隔を規定する。更に、回路基板22は、上面12a上の部分22cと、上面12aからはみ出た部分22dとを含む。
また、図17〜図19に示されるように、シールドカバー25は、回路基板22の表面22aを覆う第1部分25aと、回路基板22の裏面22bのうち部分22dに対応する裏面22bの一部を覆う第2部分25bと、DC端子群12dを覆う第3部分25cとを有する。
第1部分25aは、回路基板22の表面22aに沿って延びる板状を成す。第2部分25bは、回路基板22の裏面22bに沿って延びる板状を成す。第3部分25cは、LN変調器12の側面12bに沿って延びる板状を成す。そして、第1部分25a及び第2部分25bは互いに間隔をあけて平行に延びており、シールドカバー25の端辺25dにおいて互いに繋がっている。第2部分25bの長さは、第1部分25aの長さの半分程度である。端辺25dには開口25eが形成されており、図18に示されるように、FPC24が開口25eから延び出ている。第2部分25b及び第3部分25cは直交している。このようなシールドカバー25は、例えば一枚の金属板を切断および折り曲げだけで形成することができる。
また、第3部分25cの両側部25fは、第1部分25a及び第2部分25bからせり出しており、LN変調器12の側面12bに向けて僅かに屈曲している。この両側部25fがLN変調器12に接触すると、第3部分25cと側面12bとの間に隙間が生じ、第3部分25cがDC端子群12dに触れることなくシールド構造を実現できる。
以上の工程を経て組み立てられたLN変調器アセンブリ27を、ハウジング内部に搭載する。ここで、LN変調器アセンブリ27はITLA13をハウジング内に搭載した後に搭載されるので、図20(a)に示されるように、ハウジング内にはITLA13が既に配置されている。本実施形態では、回路基板22に形成された二個のネジ孔22f(図16(d)、図18を参照)のみを用いて、図20(b)に示されるようにLN変調器アセンブリ27をハウジング内に搭載する。すなわち、二つのネジ孔22fにネジ32を挿入し、当該ネジ32を上ハウジング2のネジ孔に螺合させることのみによって、LN変調器アセンブリ27を上ハウジング2に固定する。ここで、回路基板22の裏面側において螺子孔22fの周囲部分は信号グランドのパターンが取り除かれており、LN変調器アセンブリ27を上ハウジング2に螺子止めしても、基板裏面の信号グランドが筐体グランド(フレームグランド、シャーシグランド)に導通することはない。また、LN変調器12の筐体のうちLN変調器アセンブリ27で覆われていない箇所は、予め絶縁テープを張り付けておき、筐体と上ハウジングの導通を遮断している。
なお、図20(a)では、図2とは上ハウジング2の内面の形態が異なる。すなわち、図2に示された上ハウジング2の内面は平坦であったが、図20(a)に示される上ハウジング2の内面には、複数のテラス2hと、当該テラス2hの間に位置する複数の溝2iとが形成されている。溝2iには、セミリジッドケーブル17(図3及び図4参照)が収容される。各溝2iはセミリジッドケーブル17の径よりも深く形成されており、テラス2hの頂上はドライバ11(図3、4参照)に熱的に接触することができる。これにより、ドライバ11から上ハウジング2への放熱経路を確保できる。また、上ハウジング2の内面には、テラス2h以外にも様々な凹凸が形成されている。これらの凹凸は、マザーボード(主基板)上に搭載された電子素子に直接、あるいは放熱シートを介して熱的に接触し、各電子素子の放熱経路を確保するために設けられている。特に、DSP16は、それ単体で30W近く発熱する場合があるので、安定して動作させるためには効率のよい放熱経路を確保することが必要である。
LN変調器アセンブリ27を搭載したのち、図20(b)に示されるように、4本のセミリジッドケーブル17を配設する。このとき、各セミリジッドケーブル17は対応する溝2iに収容される。その後、テラス2hの上面にカバー29をネジ30によってテラス2hに固定する。カバー29は例えばSUS製である。そして、カバー29上に放熱シート(不図示)を装着することにより、この後に搭載されるマザーボード(主基板)上の電子素子(特にドライバ11)と熱的に接触させる。このように、テラス2hをマザーボード(主基板)上の電子素子にカバー29を介して熱的に接触させることで、電子素子の効率的な放熱を実現できる。なお、カバー29はSUS製に限らず銅製や銅合金製であってもよい。
続いて、ICR15及びマザーボード(主基板)をハウジング内に搭載する。これにより、光トランシーバ1が完成する。なお、図20(b)ではITLA13にFPC31が既に装着されているように描かれているが、このFPC31は、マザーボード側へのソルダリングを、ハウジング外で行い、マザーボードの搭載後にFPC31のITLA13側端部に装着されたコネクタをITLA13に準備されたコネクタと係合する。従って、FPC31は、LN変調器アセンブリ27の組み付けの際にはまだ装着されていない。
以上に説明したとおり、本実施形態の光トランシーバ1は、以下の構成を備えている。
・局発光を出力するレーザ光源(ITLA13)。
・断面形状が矩形であり、一端面から入力される局発光を変調し、DC端子群12dとAC端子群を有し、DC端子群12dが一端面と接続する面(側面12b)に配置されているLN変調器12。
・LN変調器12と電気的に接続される回路を搭載し、LN変調器12の上面12aに対向して配置された回路基板22。
・この上面12aと回路基板22との間に介在し、両者の間隔を規定する導電製スペーサ23。
・LN変調器12のDC端子群12d及び回路基板22を覆う導電性のシールドカバー25。
このような構成によれば、LN変調器12の周辺の空間を効率よく使い、光トランシーバ1の内部に回路基板22等を好適に配置しつつ、LN変調器12以外の部品(ドライバ11、ITLA13、偏波保持カプラ14、ICR15、DSP16等)を効率よく配置させることが可能となる。また、LN変調器12の筐体をはトランシーバハウジングからは遮断し、かつ、回路基板22、DC端子群12dをシールドカバー25によって効果的にシールドすることで、ハウンジング内で発生した、あるいは外来ノイズがLN変調器12に与える影響を回避することができる。
・局発光を出力するレーザ光源(ITLA13)。
・断面形状が矩形であり、一端面から入力される局発光を変調し、DC端子群12dとAC端子群を有し、DC端子群12dが一端面と接続する面(側面12b)に配置されているLN変調器12。
・LN変調器12と電気的に接続される回路を搭載し、LN変調器12の上面12aに対向して配置された回路基板22。
・この上面12aと回路基板22との間に介在し、両者の間隔を規定する導電製スペーサ23。
・LN変調器12のDC端子群12d及び回路基板22を覆う導電性のシールドカバー25。
このような構成によれば、LN変調器12の周辺の空間を効率よく使い、光トランシーバ1の内部に回路基板22等を好適に配置しつつ、LN変調器12以外の部品(ドライバ11、ITLA13、偏波保持カプラ14、ICR15、DSP16等)を効率よく配置させることが可能となる。また、LN変調器12の筐体をはトランシーバハウジングからは遮断し、かつ、回路基板22、DC端子群12dをシールドカバー25によって効果的にシールドすることで、ハウンジング内で発生した、あるいは外来ノイズがLN変調器12に与える影響を回避することができる。
また、本実施形態のように、DC端子群12dが上記矩形の側面12bに設けられ、回路基板22が、上面12a上の部分22cと、上面12aからはみ出た部分22dとを含み、その表面22a上のみに回路を搭載している場合、シールドカバー25は、回路基板22の表面22aを覆う第1部分25aと、上記はみ出した部分22dを覆う第2部分25bと、DC端子群12dを覆う第3部分25cとを有してもよい。これにより、回路基板22の回路と、DC端子群12dとをより効果的にシールドし、ノイズの発生を格段に低減することができる。
また、本実施形態のように、DC端子群12dと回路基板22とはFPC基板21を介して互いに電気的に接続され、FPC基板21は、DC端子群12dに接続される一端部21aと、回路基板22に接続される他端部21bとを繋ぐ可撓性部分(曲げ部分)21cを有してもよい。これにより、直交して配置される側面12bと、回路基板22とを好適に接続できる。
また、本実施形態のように、シールドカバー25は、一枚の金属板が折り曲げられて成ってもよい。
以上、本発明に係る好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは、当業者によって容易に認識される。例えば、上記実施形態のシールドカバー25は、回路基板22の表面22aを覆う第1部分25aと、裏面22bの一部を覆う第2部分25bと、DC端子群12dを覆う第3部分25cとを有する。本発明におけるシールドカバーは、このような形状に限られるものではなく、DC端子群12d及び回路基板22の回路を覆う様々な形状を有することができる。
1…光トランシーバ、2…上ハウジング、3…下ハウジング、5…フロントパネル、6…電気プラグ、11…ドライバ、12…LN変調器、12a…上面、12b…側面、12c…AC端子、12d…DC端子群、13…ITLA、14…偏波保持カプラ、15…ICR、16…DSP、17…セミリジッドケーブル、18…レセプタクル、19L,19R…マイクロコネクタ、20…カバー、21…FPC基板、22…回路基板、23…スペーサ、24…FPC、25…シールドカバー、27…LN変調器アセンブリ、F1〜F5…内部ファイバ。
Claims (6)
- レーザ光を出力するレーザ光源と、
矩形の筐体を有し、前記矩形の一面から入力される前記レーザ光を変調し、DC端子群とAC端子群を有し、前記DC端子群が前記一面と接続する面に配置されているLN変調器と、
前記LN変調器と電気的に接続される回路を搭載し、前記一面に接続し前記面と直交する第1面に対向して配置された回路基板と、
前記第1面と前記回路基板との間に介在し、前記第1面と前記回路基板との間隔を規定するスペーサと、
前記LN変調器のDC端子群及び前記回路基板を覆う導電性のシールドカバーと、
を備える、光トランシーバ。 - 前記回路基板は、前記LN変調器の前記第1面上の部分と、前記第1面からはみ出た部分を含み、前記第1面と対向する側の面とは反対の面に前記回路を搭載しており、
前記シールドカバーは、前記回路基板の前記回路を搭載する面を覆う第1部分と、前記第1面に対向する面のうち前記はみ出た部分を覆う第2部分と、前記DC端子群を覆う第3部分とを有する、請求項1に記載の光トランシーバ。 - 前記第2部分は前記回路基板に沿って延びる板状を成し、前記第3部分は前記DC端子群が配置された面に沿って延びる板状を成し、前記第2部分及び前記第3部分は互いに直交する方向に延びている、請求項2に記載の光トランシーバ。
- 前記DC端子群と前記回路基板とはフレキシブルプリント回路基板を介して互いに電気的に接続されており、
前記フレキシブルプリント回路基板は、前記DC端子群が配置された前記LN変調器の面に沿って延びる部分と、前記回路基板に沿って延びる部分とを繋ぐ曲げ部分を有する、請求項2または3に記載の光トランシーバ。 - 前記シールドカバーは、一枚の金属板が折り曲げられて成る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
- 前記レーザ光源、前記LN変調器、前記回路基板、前記スペーサ、及び前記シールドカバーを収容するハウジングを更に備え、
前記LN変調器の筐体は、前記ハウジングとは電気的に遮断されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
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-
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