JP6398318B2 - 光トランシーバ - Google Patents

光トランシーバ Download PDF

Info

Publication number
JP6398318B2
JP6398318B2 JP2014105067A JP2014105067A JP6398318B2 JP 6398318 B2 JP6398318 B2 JP 6398318B2 JP 2014105067 A JP2014105067 A JP 2014105067A JP 2014105067 A JP2014105067 A JP 2014105067A JP 6398318 B2 JP6398318 B2 JP 6398318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
holder
icr
optical transceiver
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014105067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015219478A (ja
Inventor
沖 和重
和重 沖
英一 坂野
英一 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2014105067A priority Critical patent/JP6398318B2/ja
Priority to US14/715,776 priority patent/US9743546B2/en
Priority to CN201510262783.5A priority patent/CN105093439B/zh
Publication of JP2015219478A publication Critical patent/JP2015219478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398318B2 publication Critical patent/JP6398318B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/02Arrangements of circuit components or wiring on supporting structure
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4274Electrical aspects
    • G02B6/428Electrical aspects containing printed circuit boards [PCB]
    • G02B6/4281Electrical aspects containing printed circuit boards [PCB] the printed circuit boards being flexible
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/44Electric circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/77Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
    • H01R12/79Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing
    • Y10T29/49124On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
    • Y10T29/4913Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc.
    • Y10T29/49146Assembling to base an electrical component, e.g., capacitor, etc. with encapsulating, e.g., potting, etc.

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、光トランシーバに関する。
特許文献1には、直方体状のパッケージを備えた光モジュールが記載されている。この光モジュールにおけるパッケージの端部には電気信号の取り出し口となるフィードスルーが設けられている。フィードスルーにはフレキシブル基板が固定されており、このフレキシブル基板を介してフィードスルーがプリント基板に接続されている。特許文献2には、金属製のハウジングを備えた光トランシーバが記載されている。この光トランシーバのハウジング内には、TOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)、ROSA(Receiver Optical Sub-Assembly)、2枚の基板及び3枚のFPCが設けられている。ハウジングの内部において、上記2枚の基板は、基板間を接続する2枚のFPCが曲げられることにより、上下に並べられる。
ところで、CFP(Centum gigabit Form factor Pluggable)規格の光トランシーバが業界の一標準(MSA)として知られている。MSAが制定された当初は、10Gbps×10又は25Gbps×4の構成で総計100Gpsの光伝送を行うことが意図されていた。CFP規格に準拠する光トランシーバの筐体の大きさは、10レーン又は4レーンの電気部品を内部に搭載する必要上、長さ144mm×幅75mm×高さ13.5mmとなっており、従前のMSAで規定された光トランシーバ(SFP、XFP、X2等)と比較して、特に平面サイズが大きく設定されている。
また、光トランシーバでは、伝送周波数を増加させる努力とは別に、振幅変調と他の変調方式とを併用して総伝送容量を高める努力がなされている。他の変調方式としては、偏波モード変調、位相変調、又は偏波(Polarization Modulation)と位相(phase modulation)と振幅とを相互に組み合わせた変調が挙げられる。この偏波、位相及び振幅を相互に組み合わせた変調方式は、いわゆるコヒーレント方式による伝送モードとして知られている。コヒーレント方式では、光の位相情報が伝送に利用される。また、局発信号との位相差における0°成分と90°成分の信号強度に対して、それぞれ1又は0の状態を作成及び検知し、この作成及び検知を偏波成分0°及び90°について行うことによって、4倍の伝送容量を確保する。この方式は、DP−QPSK(Dual Polarization Quadrature Phase Shift Keying)と呼ばれる。
DP−QPSK又は一般的なコヒーレント方式では、局発光の安定化(低位相ジッタ)と変調器の小型化とが求められている。良好な位相変調特性を確保するためには、LD光源から出射された光に外部変調方式で変調を加えることが必須である。また、差動光信号として伝送を行うことが伝送距離の延長には有利であり、差動光を得るにはMZ(Mach-Zender)変調器を用いるのが効率的である。MZ変調器は2本のアーム導波路を有しており、2本のアーム導波路における光学特性の均一化が容易であるためである。
ただし、MZ変調器の母材として石英を採用した場合には、LN(Lithium niobate、強誘電体)の電気光学係数が小さいため、変調度を確保すべくアーム導波路の長さ(アーム長)を長くしなければならない。また、変調に必要な電気信号の強度を大きくする必要がある。この強度はアーム長との関係によって決定される。すなわち、電気信号の強度が小さい場合には所定の変調度を確保するためにアーム長を確保して電気光相互作用領域を長くする必要があり、一方、電気信号の強度を大きく設定できる場合にはアーム長を短くすることができる。また、MZ変調器の母材として光透過材料であるLNを用いた場合には、光学ロスを小さくすることができる。
一方、母材として半導体を採用したMZ変調器(半導体MZ変調器)も知られている。半導体を採用した変調器では、LNと比較して半導体の屈折率が大きいので(LNの屈折率の最大2.5倍程度)変調器全体を小型化させることができる。また、半導体の電気光効果はLNの電気光効果よりも高いので、MZ変調器のアーム長を短くすることができ、装置全体をコンパクトに形成することが可能となる。しかしながら、MZ導波路の単一モード性を確保するためにはMZ導波路を小さくしなければならず、変調器の外部との光結合において大きな結合損失を生じるという問題がある。
また、上述したDP−QPSK方式を採用したコヒーレントトランシーバでは、筐体の内部に、Tx側の光源(4チャンネル分のDC光)と、変調器と、ICR(Integrated Coherent Receiver)側の4チャンネル分の受信器と、局発光源とを搭載しなければならない。ここで、上述したように、半導体MZ変調器を採用すると、小型化の実現は可能となるが、結合ロスが大きいという問題がある。一方、ガラス製の変調器(LN変調器)では、装置が大型化する問題、又は変調駆動信号の振幅を高めなければならないという問題が発生する。
特開2007−071980号公報 特開2012−244146号公報
CFP規格に準拠する光トランシーバでは、ハウジングの大きさが定められており、決められた大きさのハウジングの中にICR及びITLA(Integratable Tunable Laser Assembly)等、多くの部品を効率よく配置する必要がある。また、上述したLN変調器は、適切な変調度とすべく長い光路を形成する必要があるので細長い形状となり、このようなLN変調器も上記のハウジングの内部に搭載しなければならない。更に、上述した光トランシーバでは、各部品を光ファイバで連結させた光学回路を内部に形成しなければならない。光ファイバは、曲げ径をある程度確保した状態で搭載しなければならないので、光トランシーバの内部には、このような光ファイバを効率よく配置する必要もある。
本発明は、内部に部品を効率よく配置させることが可能な光トランシーバを提供することを目的とする。
本発明の一形態による光トランシーバは、信号光の送信および/または受信を行う光モジュールと、光モジュールと電気的に接続された回路を搭載する回路基板と、回路基板に搭載されて光モジュールを保持するホルダと、光モジュールと回路とを接続するフレキシブルプリント基板と、を備え、フレキシブルプリント基板は、ホルダと回路基板との間に形成された隙間に通されてホルダの外側に延在し、ホルダの外側で折り返されてホルダの下方に位置する電極に接続される。
本発明の一形態では、内部に部品を効率よく配置させることが可能な光トランシーバを提供することができる。
本実施形態に係る光トランシーバを示す斜視図である。 図1の光トランシーバから上ハウジングを外した状態を示す斜視図である。 図2に示されるICR付近を拡大させた斜視図である。 図1の光トランシーバから下ハウジングを外した状態を示す斜視図である。 図1の光トランシーバの機能を示すブロック図である。 ITLAを示す斜視図である。 ITLAの機能を説明するための図である。 (a)はICRの機能を示すICRの断面図であり、(b)はICRの機能を示す図である。 上ハウジング、下ハウジング及びフロントパネルを示す斜視図である。 上ハウジングの内部に位置する内部ファイバと、上ハウジングの後端で内部ファイバを保護するカバーとを示す斜視図である。 上ハウジングの後壁付近を拡大させた斜視図である。 図11の後壁とファイバを挿通させる溝部とを示す平面図である。 ICRを示す斜視図である。 ICR、ホルダ、FPC及び回路基板の位置関係を示す図である。 回路基板にFPCとICRとを取り付ける状態を示す図である。 (a)はホルダを示す側面図であり、(b)はホルダを示す斜視図である。 回路基板におけるICRの搭載箇所を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る光トランシーバの実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光トランシーバ1の外観を示す斜視図である。光トランシーバ1は、CFP規格に準拠するコヒーレントトランシーバである。光トランシーバ1は、上ハウジング(ハウジング)2と、下ハウジング(ハウジング)3と、2本のねじ4と、フロントパネル5とを備えている。以下では、図面において「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」の語を用いるが、これらの語は図示する状態に基づく便宜的なものである。以下の説明において、上方向は下ハウジング3から見て上ハウジング2が設けられる方向であり、前方向は上ハウジング2及び下ハウジング3から見てフロントパネル5が設けられる方向であり、左右方向は2個のねじ4が並設される方向である。
上ハウジング2及び下ハウジング3は、金属製(金属ダイキャスト製)である。上ハウジング2及び下ハウジング3の後端からフロントパネル5の前端までの長さは144mm、フロントパネル5の左右方向の長さは82mmである。フロントパネル5における左右方向の両側部分には、2本のねじ4がフロントパネル5から前方に突き出ている。ねじ4は、光トランシーバ1をホストシステムのケージに取り付けるためのものである。
図2は、光トランシーバ1の内部における各部品の配置を示す図である。図3は、光トランシーバ1の内部におけるICR15付近を拡大させた斜視図である。図4は、光トランシーバ1から下ハウジング3を外した状態を示す斜視図である。図2〜図4に示されるように、ねじ4は、上ハウジング2及び下ハウジング3の内部を通ると共に、下ハウジング3の内部に形成された凹部3a(図9参照)に載置される。
ねじ4の後端部4aは、光トランシーバ1の後端に位置する電気プラグ6の両脇において後方に突き出ることとなる。光トランシーバ1の電気プラグ6には、信号用のピンと電源用のピンとが設けられており、合計148個のピンが配置されている。電気プラグ6における各ピンのピッチは0.8mmである。左右方向に並ぶ148個のピンは、電気プラグ6の両脇に設けられた2本のねじ4をホストシステムの筐体に形成された孔部に係合させることにより、ホストシステムに接続される。
上ハウジング2と下ハウジング3とによって囲まれる光トランシーバ1の内部空間には、電気信号を出力する2個のドライバ11と、変調器12と、ITLA13と、偏波保持カプラ(PMC:Polarization Maintaining Coupler)14と、ICR(Integrated Coherent Receiver)15と、DSP(Digital SignalProcessor)16と、セミリジットケーブル17と、レセプタクル18とが搭載されている。
光トランシーバ1の内部空間において、細長く延びる直方体状の変調器12は、ドライバ11の側方で光トランシーバ1の長手方向(前後方向)に延在している。変調器12とドライバ11とは、4本のセミリジットケーブル17を介して接続されている。セミリジットケーブル17は、銅等の金属によって被覆された同軸ケーブルである。セミリジットケーブル17は、自由に加工が可能であり且つ加工後にセミリジットケーブル17の形状が維持される。よって、上ハウジング2及び下ハウジング3によって形成された内部空間へのセミリジットケーブル17の配置を柔軟に行うことが可能となっているので、各部品の効率的な配置に寄与する。
また、光トランシーバ1の内部には、5本の内部ファイバF1〜F5が配置されている。これらの内部ファイバF1〜F5は、変調器12、ITLA13、偏波保持カプラ14、ICR15及びレセプタクル18を相互に光接続するためのものである。変調器12は、変調器12から前方に伸びると共に後方に折り返される内部ファイバF1(後に詳述)を介してレセプタクル18に接続されている。また、変調器12によって変調された4本の光信号は、変調器12の内部で合波されてレセプタクル18に受容された光コネクタC1から出力される。一方、光コネクタC2から光トランシーバ1には外部からの入力信号光が入力される。
レセプタクル18は、フロントパネル5から前方に露出している。このレセプタクル18は、レセプタクル18から後方に伸びて上ハウジング2及び下ハウジング3の内部を一周する内部ファイバF2(後に詳述)を介してICR15に接続されている。光コネクタC2から入力された入力信号光は、内部ファイバF2を介してICR15に入力される。
ITLA13は、フロントパネル5の開口5aを貫通して前後方向に延在している。偏波保持カプラ14は、レセプタクル18の後方且つICR15の左側で前後方向に延在している。ICR15は、ドライバ11における変調器12の反対側(ドライバ11の左側)に設けられている。DSP16は、ICR15の後方に位置している。レセプタクル18は、開口5aを貫通した状態で光コネクタC1,C2を受容する。
図5は、光トランシーバ1の機能を示すブロック図である。図5における中抜き線は光の経路を示し、図5における実線は電気信号の経路を示している。ITLA13は、波長可変LDモジュールであり、局発光を出射する光源として機能する。ITLA13から出射される局発光の波長は、1.55μm帯に属し、1.53μm〜1.57μm程度である。
図6に示されるように、ITLA13は、チューナブルLD13Aと、放熱板13Bと、制御基板13Cと、制御FPC接続コネクタ13Dとを備えている。チューナブルLD13Aからは後方(図6に示される矢印の方向)に局発光が出力される。制御基板13C及び制御FPC接続コネクタ13DにはFPCが接続され、このFPCを介してITLA13は光トランシーバ1内の基板に接続される。また、図7に示されるように、ITLA13の内部には、LD(Laser Diode)13aと、波長ロッカ13bと、エタロン13cと、モニタPD13d,13eとが内蔵されている。LD13aは高精度に温度制御される。ITLA13から出力される局発光のスペクトル幅は、100kHz以下程度に抑えられている。また、局発光の波長が1.55μm帯に属する場合には局発光の周波数が195THz程度となるので、周波数が100kHzに属する場合におけるスペクトル幅は5.0×10−8程度となる。
このようなITLA13から出力される局発光は、図5に示されるように、偏波保持カプラ14によって、偏光方向が維持されると共に分離される。偏波保持カプラ14によって分離された一方の局発光は変調器12に入力され、他方の局発光はICR15に入力される。変調器12は、LNで構成されたLN変調器である。変調器12は、ITLA13から偏波保持カプラ14を介して入力された局発光を、ドライバ11から出力された電気信号に従って変調する。この電気信号の周波数は、例えば、10GHz、25GHz又は40GHzである。上述した4本のセミリジットケーブル17は、それぞれ電気信号QX、QY、IX、IYに対応している。電気信号QX,QY、IX、IYは、それぞれ各偏光の実部及び虚部に対応する信号である。
ICR15(受信ユニット)は、偏波保持カプラ14によって分離された局発光が入力され、この局発光とレセプタクル18に受容された光コネクタC2から入力される入力信号光との間で積演算を行い、入力信号光の位相情報を検出する。また、ICR15は、信号光の送受信を行う光モジュールとして機能する。ICR15の内部では光学的演算(積演算)が行われるので2つの偏波成分が必要である。
図8(a)に示されるように、ICR15は、ITLA13から偏波保持カプラ14を介して入力された局発光の偏波を90°回転させるため2個のλ/2素子15Aを内蔵している。また、ICR15は、VOA15aと、2個のディレイ回路15bと、2個のハイブリッド回路15cと、2個のアンプ15dとを備えている。λ/2素子15Aでは、その結晶軸と入力光の偏波方向とが45°の角度のときに偏波を90°回転させる機能を有するので、局発光の偏波方向を特定させる必要がある。そこで、ITLA13からICR15に至る光学経路には偏波を保持させる素子が挿入される。
ICR15には、ITLA13から偏波保持カプラ14を介して局発光が入力されており、図8(b)に示されるように、ICR15の内部で入力光信号のIX、QX、IY、QYの各成分に対応する4つの電気信号が生成される。ICR15の内部で生成された電気信号はDSP16に入力される。DSP16は、4つの電気信号を再生して受信データを回復させる機能を有する。また、DSP16は、4つの電気信号の位相乱れ等を補償する機能を有し、10×10GHzの送信データを再生し、この送信データを電気プラグ6を介してホストシステムに伝送する。
ところで、変調器12、ITLA13及びICR15では、多数のバイアス信号が必要とされる。例えば変調器12の場合、変調電極に加えて、位相補償電極、差動バランス電極、及び各アーム導波路を伝播する光信号のモニタ電極等が必要である。ITLA13の場合には、2つの波長可変ミラーの温度を制御する電極、活性層バイアス電極、波長可変LD全体の温度を制御するためのTEC電極、並びに、出射光の強度及び波長のモニタ結果を出力する電極等が必要である。ICR15では、内蔵する8個のPDへのバイアス電極、プリアンプの利得調整電極等が必要である。
図9は、上ハウジング2、下ハウジング3及びフロントパネル5の分解斜視図である。上ハウジング2の内面における左右方向の両側には、ねじ4を載置するための凹部2Aが形成されている。凹部2Aは、上ハウジング2の前端から後端にまで延在しているので、ねじ4は、上ハウジング2を前後方向に貫通するように凹部2Aに載置される。上ハウジング2の前端には前側に突出する突出部2Bが設けられており、突出部2Bの内部には予備空間S1が形成されている。突出部2Bは、下ハウジング3の前端において前側に突出する蓋部3Aによって封止される。
図10に示されるように、上ハウジング2の突出部2Bに設けられた予備空間S1には、変調器12の前端部とITLA13の一部(前側部分)とが配置される。上ハウジング2における突出部2Bの高さと下ハウジング3における蓋部3Aの厚さとの和は、図9に示されるフロントパネル5の高さよりも小さくなっている。よって、下ハウジング3の蓋部3Aで封止された上ハウジング2の突出部2Bは、フロントパネル5の開口5aに挿通され、フロントパネル5から前方に突出される。
図10及び図11に示されるように、上ハウジング2は、上ハウジング2の後端において後方に突出する板状の突出部2Cと、上ハウジング2の後側で左右方向に延在する後壁2D(壁部)と、を有する。前後方向における上ハウジング2の後壁2Dの位置は、前後方向における下ハウジング3の後端3B(図9参照)の位置に相当する。後壁2D上には電気プラグ6が搭載される。
後壁2Dは、左右方向に延在する溝部2bを備えており、この溝部2bには電気プラグ6を上ハウジング2に固定するための部材が挿入される。上ハウジング2において、後壁2Dは、左右方向中央部に形成されて前後方向に貫通する溝部2cと、右側(変調器12側)の端部に形成されて前後方向に貫通する溝部2dとを有する。左右方向における変調器12の位置と溝部2dの位置とは整合している。溝部2c,2dは、上ハウジング2の底部近傍にまで達している。溝部2c,2dには、光トランシーバ1に搭載される内部ファイバF3(後に詳述)が挿通される。
上ハウジング2において、後壁2Dは、左右方向中央部に形成されて前後方向に貫通する溝部2cと、右側(変調器12側)の端部に形成されて前後方向に貫通する溝部2dとを有する。左右方向における変調器12の位置と溝部2dの位置とは整合している。溝部2c,2dは、上ハウジング2の底部近傍にまで達している。溝部2c,2dには、光トランシーバ1に搭載される内部ファイバF3(後に詳述)が挿通される。
溝部2c,2d内には、偏波保持カプラ14から後方に伸び出し変調器12に向かう内部ファイバF3が設置される。具体的には、内部ファイバF3は、偏波保持カプラ14の後側から後方に伸び、上ハウジング2内における左右方向中央付近で折り返されてからマイクロコネクタ19を介して前方に伸び、突出部2Bの予備空間S1で再度折り返されてから後方に伸び、変調器12の脇を通過して溝部2cに入り込み、突出部2Cで折り返されて溝部2dに入り込んでから変調器12の後側に接続される。また、ITLA13が出射した局発光は、内部ファイバF4を伝播する。この内部ファイバF4は、ITLA13の後側から後方に伸び、変調器12付近で2周回されてから偏波保持カプラ14の前側に接続される。
また、偏波保持カプラ14の後端に接続されて偏波保持カプラ14から後方に伸びる内部ファイバF5は、上ハウジング2の後側で左右方向に伸び、変調器12の側方を通って上ハウジング2内の前側で再び折り返されてからICR15の前端に位置するプラグPに接続される。レセプタクル18の光コネクタC2から後方に伸びる受信光用の内部ファイバF2は、上ハウジング2の中央空間の両側部において大きく一周回されてからICR15の前端に位置する信号コネクタC3に接続される。
また、変調器12の前端に位置する出力端子12Aから前方に伸びる内部ファイバF1は、予備空間S1で折り返されてから上ハウジング2の中央部付近を通り、上ハウジング2の後側で再度折り返されてからレセプタクル18の光コネクタC1の後方に位置する出力側端子18Aに接続される。なお、偏波保持カプラ14から伸びる3本の内部ファイバF3,F4,F5のうち、ICR15と接続されている内部ファイバF5を除く2本の内部ファイバF3,F4については、途中にマイクロコネクタ19が接続されているので、偏波保持カプラ14の交換を容易に行うことが可能となっている。
更に、上ハウジング2の突出部2C上に配線された内部ファイバF3を保護するため、突出部2Cにおける内部ファイバF3が通る箇所の上部に金属製のカバー20が設けられる。このカバー20は、3箇所に二等辺三角形状となるように爪部20A,20B,20Cを有している。これらの爪部20A,20B,20Cは、図11及び図12に示されるように、突出部2Cに形成された孔部2e,2f,2gにそれぞれ係合することによって、突出部2C上に取り付けられる。このように爪部20A,20B,20Cを孔部2e,2f,2gに係合させるだけで簡単にカバー20を上ハウジング2に取り付けることができ、上ハウジング2の突出部2C上に位置する内部ファイバF3を保護する構造を簡易にすることができる。
また、上ハウジング2の突出部2Cにおける内部ファイバF3が通る領域S2は、半円状に切り欠かれることによって形成されており、この領域S2の外周に沿うように内部ファイバF3が通される。この領域S2の外縁の曲率は15mmよりも大きくなっており、内部ファイバF3を領域S2の外縁に当てるように配置すれば必然的に内部ファイバF3の曲げ径が15mmよりも大きくなる。従って、内部ファイバF3を領域S2の外縁に沿うように配置するだけで簡単に内部ファイバF3の曲げ径を大きくすることができ、内部ファイバF3に過剰な応力が生じる事態を簡単に回避することができる。
以上、本実施形態の光トランシーバ1では、図10に示されるように、上ハウジング2がフロントパネル5から突出する予備空間S1を有している。よって、予備空間S1に変調器12の前端部とITLA13の一部とを配置しているように、予備空間S1を、各部品や内部ファイバを配置するためのスペースとして有効利用することができる。すなわち、細長い形状を有する変調器12、ITLA13及びICR15等、多くの部品を効率よく配置することが可能となっており、内部ファイバF1〜F5も効率よく配置されている。従って、光トランシーバ1では、内部に部品を効率よく配置することができる。なお、本実施形態では、予備空間S1に変調器12の前端部とITLA13の一部とを配置したが、この配置に限られず、予備空間S1には、変調器12、ITLA13、偏波保持カプラ14及びICR15の少なくともいずれかが配置されていればよい。
また、光トランシーバ1では、上ハウジング2における予備空間S1の反対側に後壁2Dが設けられており、後壁2Dは、内部ファイバF3が挿通される溝部2c,2dを備える。そして、内部ファイバF3は、一方の溝部2cに挿通されると共に上ハウジング2の外側に引き出され、上ハウジング2の外側で折り返されて他方の溝部2dに挿通される。このように後壁2Dの溝部2c,2dに内部ファイバF3を挿通させることによって、内部ファイバF3を配置するスペースとして、上ハウジング2の内外を有効利用することができる。
また、上ハウジング2の外側に引き出された内部ファイバF3は、カバー20によって保護される。カバー20は、上ハウジング2に形成された孔部2e,2f,2gに係合する爪部20A,20B,20Cを有し、爪部20A,20B,20Cが孔部2e,2f,2gに係合することによって、上ハウジング2に装着される。よって、上ハウジング2の外側に引き出された内部ファイバF3をカバー20によって保護することができる。また、上ハウジング2にカバー20を装着させる構造が爪部20A,20B,20Cと孔部2e,2f,2gによって構成されるため、カバー20の装着構造を簡易にすることができる。
次に、図13及び図14を参照しながら、ICR15と、その下部に位置する回路基板21と、FPC22A,22B(フレキシブルプリント基板)との取付構造について説明する。FPC22A,22Bは、ICR15と回路基板21に搭載された回路とを接続する。回路基板21は、ICR15と電気的に接続される回路を搭載する。ICR15は、直方体状となる筐体15Bの両側に20本のDCリード15C(GNDを含む)と、筐体15Bの後壁に位置する13本のRFリード15Dとを有する。光トランシーバ1内へのICR15の配置において、特に筐体15Bの両側に位置するDCリード15Cにおける回路基板21への搭載(組み立て)とソルダリングに注意を要する。そこで、本実施形態の光トランシーバ1では、回路基板21へのICR15の配置を簡単に行うことを可能とする構成を採用している。以下では、その構成について説明を行う。
ICR15は、ホルダ23を介して回路基板21上に搭載される。ホルダ23は、回路基板21に搭載されてICR15を保持するためのものである。ICR15のDCリード15Cに接続される2枚のFPC22A,22Bは、ホルダ23と回路基板21との間の隙間S3を通り回路基板21上の電極パッドT1,T2に接続される。
FPC22A(第1のフレキシブルプリント基板)は、ICR15における光トランシーバ1の中央側(一側方R1)のDCリード15Cに接続されている。FPC22Aは、ホルダ23の一側方R1でDCリード15Cにソルダリングされる。FPC22Aは、DCリード15Cにソルダリングされた箇所から下方に延在し直角にホルダ23側に折り曲げられてホルダ23と回路基板21との隙間S3を経由し、ホルダ23の他側方R2で直角に曲げられて上方に延在すると共にホルダ23の外側に向かってU字状に180度折り返され下方に延在し再び隙間S3に向かって曲げられて回路基板21上の電極パッドT1に接続される。この電極パッドT1は、ホルダ23の直下であって且つ光トランシーバ1の中央側に設けられる。
FPC22B(第2のフレキシブルプリント基板)は、ホルダ23の他側方R2でDCリード15Cにソルダリングされる。FPC22Bは、DCリード15Cに対する上記ソルダリングの箇所から上方に延在してからU字状に180度折り返され、FPC22Aの外側で下方に延在し隙間S3に向かって折り曲げられ、隙間S3で回路基板21上の電極パッドT2に接続される。隙間S3におけるFPC22Bは、隙間S3におけるFPC22Aよりも外側且つ下方に位置する。電極パッドT2は、ホルダ23の直下であって且つ光トランシーバ1の端部側に設けられる。ここで、U字状に180度折り返される箇所におけるFPC22Aの曲率は、U字状に180度折り返される箇所におけるFPC22Bの曲率よりも小さい。
回路基板21の電極パッドT1,T2は、ホルダ23の直下に位置する。よって、ホルダ23を回路基板21上に設置した後には、回路基板21の電極パッドT1,T2を視認したり電極パッドT1,T2へのソルダリングを行ったりすることはできない。従って、まずFPC22A,22Bを回路基板21の電極パッドT1,T2にソルダリングし、そしてホルダ23を回路基板21に設置し、その後ICR15をホルダ23上に搭載させる、という工程で組み立てを行う必要がある。図15は、その工程を概略的に示す図である。
図15に示されるように、まずICR15にFPC22A,22Bの両方を接続した中間アセンブリBを作製する。ここで、DCリード15Cに対してFPC22Aが延在する方向を、DCリード15Cに対してFPC22Bが延在する方向と反対方向とする点に留意する。すなわち、FPC22AはICR15のDCリード15Cから上方に延在し、FPC22BはICR15のDCリード15Cから下方に延在している。
次いで、FPC22A,22Bを回路基板21の電極パッドT1,T2にソルダリングする。FPC22Aは左右方向における光トランシーバ1の中央寄りの電極パッドT1に接続させ、FPC22Bは左右方向における光トランシーバ1の端部寄りの電極パッドT2に接続する。この時点ではホルダ23が未だ搭載されていないので、回路基板21の電極パッドT1,T2に対するFPC22A,22Bの接続を容易に行うことができる。そして、ホルダ23を回路基板21に設置して、図15の矢印に示されるようにFPC22A,22Bを曲げつつ中間アセンブリBを回転させて中間アセンブリBを回路基板21の上方に搭載させ、回路基板21に対してICR15を設置する。その後、ICR15のRFリード15Dと回路基板21を接続するFPCを半田付けする。
図16は、ホルダ23の詳細を示す図である。ホルダ23は、矩形状のベース部23Aと、ベース部23Aの外縁から上方に延在する4つのラッチ23Bと、ラッチ23Bよりも低い高さでベース部23Aから上方に延在する3つのラッチ23Cと、ベース部23Aの前端における左右方向の両側から下方に折り曲げられた2つの折り曲げ部23Dと、ベース部23Aの外縁から下方且つホルダ23の外側に延在する脚部23Eと、ベース部23Aの後端における左右方向の中央部から下方に折り曲げられた1つの折り曲げ部23Fと、を備えている。ホルダ23はステンレス製であるが、銅合金などを用いても良い。
ラッチ23B,23Cは、ICR15を保持する機能を有する。ラッチ23Cは、ホルダ23の後端の2箇所と、ホルダ23の前側の1箇所とに設けられている。ベース部23A上におけるラッチ23B,23Cで囲まれた領域は、ICR15の筐体15Bの形状に倣った形状となっている。ラッチ23Bの上端はホルダ23の中央側に向けて僅かに折り曲げられており、ベース部23Aに対するラッチ23Bの高さはICR15の筐体15Bの高さに対応している。よって、ホルダ23における4つのラッチ23Bで囲まれた領域にICR15が設置されたときに、ICR15が合計7つのラッチ23B,23Cから抜け出るのが防止される(図14参照)。ICR15の発熱は、放熱シート(ジェル、図示せず)を介して上ハウジング2に放熱される。このようなホルダ23を用いたICR保持構造を採用することで、発熱面であるICR15の上面は、ラッチ23Bでわずかに覆われる領域以外はその大半が露出された状態となり、上ハウジング2への効率的な放熱が行われる。
ラッチ23Bは、ベース部23Aの上面から下方にU字状に180度折り曲げられる折り曲げ部(弾性部)23aと、折り曲げ部23aにおけるホルダ23の外側で折り曲げ部23aから上方に延在する延在部23bとを備えている。ラッチ23Bの折り曲げ部23aの下端は、ホルダ23が回路基板21に設置されたときに回路基板21の上面に当接する。
このようにベース部23Aから下方に延びU字状に形成される折り曲げ部23aを有することによって回路基板21の上面とベース部23Aの下面との間に隙間S3が形成されるので、折り曲げ部23aは回路基板21に対するスペーサとして機能する。また、ホルダ23の脚部23E側に位置する2つのラッチ23Bには、左右に並ぶ2個の折り曲げ部23aが設けられている。これらの2個の折り曲げ部23aは、ラッチ23Bの弾性力を高める機能を発揮するだけでなく、ICR15の角をホルダ23の折り曲げ部の角と干渉させないための逃げにもなっている。
また、ラッチ23Bよりも高さが低いラッチ23Cは、ラッチ23Bと同様、ベース部23Aの上面から下方に折り曲げられる折り曲げ部(弾性部)23cと、折り曲げ部23cから上方に延びる延在部23dとを備えている。折り曲げ部23cにおける上下方向の長さは、ラッチ23Bの折り曲げ部23aにおける上下方向の長さよりも短い。すなわち、折り曲げ部23cは、ラッチ23Cの弾性力を高めると同時にICR15の角をラッチ23Cの折り曲げ部の角と干渉させないための逃げとして設けられたものであり、回路基板21の上面には当接しない。
ベース部23Aから下方に延びる折り曲げ部23Dの上下方向の長さは、U字状の折り曲げ部23aにおける上下方向の長さよりも長くなっている。図16及び図17に示されるように、2つの折り曲げ部23Dが回路基板21に設けられた凹部21Aに入り込み左右方向両側から回路基板21を挟み込むことによって、回路基板21に対するホルダ23の左右方向の位置が決定される。
また、ホルダ23の後端に設けられた折り曲げ部23Fの上下方向の長さは、折り曲げ部23Dの上下方向の長さよりも更に長くなっている。この折り曲げ部23Fが回路基板21の切り込み21Bに挿通され回路基板21の裏面側にまで延びることによって、回路基板21に対するホルダ23の前後方向の位置が決定される。また、脚部23Eの下部には2箇所の折り曲げ部23e,23fが形成されており、これらの折り曲げ部23e,23fにより形成される凹部と回路基板との間に偏波保持カプラ14が挟まれる。ICR15、あるいは偏波保持カプラ14のケースは信号グランドに設定されており、ハウジング筐体のシャーシグランドとは分離する必要がある。凹部により偏波保持カプラ14を保持することで、偏波保持カプラ14のケースをハウジングから電気的に遮断することができる。
以上、図14に示されるように、光トランシーバ1において、ICR15と回路基板21とを接続するFPC22A,22Bは、ホルダ23と回路基板21との間に形成された隙間S3に通されてホルダ23の外側(他側方R2)に延在し、ホルダ23の外側で折り返されてホルダ23の下方に位置する電極パッドT1,T2に接続される。このように、ICR15を保持するホルダ23と回路基板21との間の隙間S3にFPC22A,22Bを通して、FPC22A,22Bをホルダ23の下方に位置する電極パッドT1,T2に接続させている。よって、ICR15と回路基板21とを接続させるFPC22A,22Bを通すスペースとして隙間S3を有効活用しているので、光トランシーバ1の内部にICR15を効率よく配置することができる。
また、図15に示されるように中間アセンブリBを作製すると共に、FPC22A,22Bを電極パッドT1,T2に接続させ、中間アセンブリBを180度回転させて中間アセンブリBを回路基板21の上部に搭載するだけで、回路基板21に対するICR15の設置を容易に行うことができる。
また、ホルダ23は、ICR15を保持するラッチ23B,23Cと、回路基板21に対するホルダ23の位置決めを行う折り曲げ部23D,23Fとを有する。よって、折り曲げ部23D,23Fによって回路基板21に対するホルダ23の位置決めを行うと共に、ラッチ23B,23CによってICR15が保持されるので、限られたスペースでICR15をより確実に回路基板21上で固定させることが可能となる。更に、ラッチ23B,23Cは、ラッチ23B,23Cの弾性力を高める折り曲げ部23a,23cを有し、折り曲げ部23aは、隙間S3を形成するスペーサとして機能する。このように、弾性力を高めるための折り曲げ部23aを隙間S3形成用のスペーサとして有効活用することができる。
以上、本発明に係る好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは、当業者によって容易に認識される。例えば、上記実施形態では、ICR15と回路基板21とを接続するFPC22A,22B、及びICR15を保持するホルダ23について説明したが、本発明に係るフレキシブルプリント基板及びホルダはICR15以外の部品にも適用させることができる。また、光トランシーバ1はLN変調器である変調器12を備えていたが、半導体MZ変調器等、別の変調器を備えていてもよい。
1…光トランシーバ、2…上ハウジング、2A…凹部、2B,2C…突出部、2D…後壁、2b,2c,2d…溝部、3…下ハウジング、3A…蓋部、3B…後端、4…ねじ、4a…後端部、5…フロントパネル、5a…開口、6…電気プラグ、11…ドライバ、12…変調器、13…ITLA、14…偏波保持カプラ、15…ICR(光モジュール)、15A…λ/2素子、15B…筐体、15C…DCリード(リード)、15D…RFリード(リード)、16…DSP、17…セミリジットケーブル、18…レセプタクル、19…マイクロコネクタ、20…カバー、20A,20B,20C…爪部、21…回路基板、22A…FPC(一方のフレキシブルプリント基板)、22B…FPC(他方のフレキシブルプリント基板)、23…ホルダ、23A…ベース部、23B,23C…ラッチ、23D…折り曲げ部、23E…脚部、23F…折り曲げ部、23a…折り曲げ部、23b…延在部、23c…折り曲げ部、23d…延在部、23e,23f…折り曲げ部、C1,C2…光コネクタ、C3…信号コネクタ、F1〜F5…内部ファイバ、P…プラグ、R1…一側方、R2…他側方、S1…予備空間、S2…領域、S3…隙間、T1,T2…電極パッド(電極)。

Claims (7)

  1. 信号光の送信または受信を行う光モジュールと、
    前記光モジュールと電気的に接続された回路を搭載する回路基板と、
    前記回路基板に搭載されて前記光モジュールを保持するホルダと、
    前記光モジュールと前記回路とを接続する第1のフレキシブルプリント基板と、を備え、
    前記第1のフレキシブルプリント基板は、前記ホルダと前記回路基板との間に形成された第1の隙間を通過して前記ホルダの外側に延在し、前記ホルダの外側において折り返されて前記第1の隙間の中で前記回路基板上の第1の電極に接続される、
    光トランシーバ。
  2. さらに第2のフレキシブルプリント基板を備え、
    前記第1のフレキシブルプリント基板は、前記光モジュールの一側方において前記光モジュールと電気的に接続され、前記一側方から前記第1の隙間を通過して前記光モジュールの他の側方の前記ホルダの外側に延在し、前記外側で折り曲げられた後前記第1の隙間に通されて前記第1の電極に接続され、
    前記第2のフレキシブルプリント基板は、前記光モジュールの他の側方において前記光モジュールに電気的に接続され、前記光モジュールの他の側方の前記ホルダの外側で折り曲げられ前記第1のフレキシブルプリント基板と前記回路基板との間に形成された第2の隙間の中で前記回路基板上に形成された第2の電極に接続される、
    請求項1に記載の光トランシーバ。
  3. 前記第1のフレキシブルプリント基板の前記ホルダの外側で折り曲げられた箇所の曲率は、前記第2のフレキシブルプリント基板の前記ホルダの外側で折り曲げられた箇所の曲率よりも小さい、
    請求項2に記載の光トランシーバ。
  4. 前記回路基板は、第1の面を有し、
    前記ホルダは、前記回路基板の前記第1の面に搭載され、
    前記第1の電極及び前記第2の電極は、前記回路基板の前記第1の面上に形成されている、
    請求項2又は3に記載の光トランシーバ。
  5. 前記ホルダは、前記光モジュールを保持するラッチと、前記回路基板に対する前記ホルダの位置を決める折り曲げ部と、を有する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光トランシーバ。
  6. 前記ラッチは、前記光モジュールとは反対の側に突き出し前記回路基板との間に前記第1の隙間を形成する弾性部を有する、
    請求項に記載の光トランシーバ。
  7. 前記第2の電極は、前記第1の電極よりも前記光モジュールの他の側方の前記ホルダの外側に近い位置に配置されている、
    請求項4に記載の光トランシーバ。
JP2014105067A 2014-05-21 2014-05-21 光トランシーバ Expired - Fee Related JP6398318B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105067A JP6398318B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 光トランシーバ
US14/715,776 US9743546B2 (en) 2014-05-21 2015-05-19 Optical transceiver and method to assemble the same
CN201510262783.5A CN105093439B (zh) 2014-05-21 2015-05-21 光收发器及其组装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014105067A JP6398318B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 光トランシーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015219478A JP2015219478A (ja) 2015-12-07
JP6398318B2 true JP6398318B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54557088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014105067A Expired - Fee Related JP6398318B2 (ja) 2014-05-21 2014-05-21 光トランシーバ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9743546B2 (ja)
JP (1) JP6398318B2 (ja)
CN (1) CN105093439B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6295811B2 (ja) 2014-05-08 2018-03-20 住友電気工業株式会社 光トランシーバ
JP6398318B2 (ja) 2014-05-21 2018-10-03 住友電気工業株式会社 光トランシーバ
CN105846309A (zh) * 2016-05-23 2016-08-10 国神光电科技(上海)有限公司 一种光电器件
US10224660B2 (en) * 2016-10-18 2019-03-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Threaded circuit board
JP7035321B2 (ja) * 2017-03-01 2022-03-15 住友電気工業株式会社 光トランシーバ
JP7069558B2 (ja) * 2017-03-31 2022-05-18 住友大阪セメント株式会社 光通信モジュール及びそれに用いる光変調器
KR101992142B1 (ko) * 2017-06-29 2019-06-24 (주)파이버피아 이종 서비스를 결합하기 위한 광모듈
CN107230913B (zh) * 2017-07-28 2023-08-15 安费诺电子装配(厦门)有限公司 多角度弯折超薄型高速连接器及其组装工艺
EP3796059B1 (en) * 2019-09-20 2023-09-06 Adtran Networks SE Storage tray for protecting optical fibers mechanically coupled to an optoelectronic device
CN115603824B (zh) * 2022-11-29 2023-03-10 上海三菲半导体有限公司 一种快速提高模拟蝶形激光器增益的方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3905246B2 (ja) 1999-05-06 2007-04-18 富士通株式会社 マルチ波長安定化装置、マルチ定波長光源装置、波長分割多重方式用光源装置および波長判別装置
JP4515141B2 (ja) * 2003-04-30 2010-07-28 株式会社フジクラ 光トランシーバ
US7209664B1 (en) 2003-06-10 2007-04-24 Nortel Networks Limited Frequency agile transmitter and receiver architecture for DWDM systems
JP4566089B2 (ja) * 2005-08-08 2010-10-20 日本電信電話株式会社 フレキシブル基板を使用した双方向光トランシーバ
JP2007071980A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Mitsubishi Electric Corp 光モジュール
JP2008071784A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Mitsubishi Electric Corp 光送受信器
US8545111B2 (en) * 2007-06-28 2013-10-01 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Optical module
JP5223050B2 (ja) * 2008-03-17 2013-06-26 独立行政法人産業技術総合研究所 光モジュール
US8167505B2 (en) * 2008-09-18 2012-05-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Pluggable system between optical transceiver and host system
US8380073B2 (en) * 2011-05-24 2013-02-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver implemented with tunable LD
US9042735B2 (en) 2011-12-13 2015-05-26 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver having an extra area in circuit board for mounting electronic circuits
JP2013156438A (ja) 2012-01-30 2013-08-15 Japan Oclaro Inc 光送受信モジュール用ケージ
US8849129B2 (en) 2012-07-20 2014-09-30 Finisar Corporation Method and apparatus for stabilization of optical transmitter
KR101512816B1 (ko) * 2012-10-08 2015-04-17 한국전자통신연구원 플렉시블 인쇄회로기판 및 이를 포함하는 광통신 모듈
TWM459412U (zh) * 2013-04-02 2013-08-11 Luxnet Corp 光連接器封裝結構
KR20150030098A (ko) * 2013-09-11 2015-03-19 한국전자통신연구원 착탈형 광 트랜시버
TWM484713U (zh) * 2014-03-10 2014-08-21 Luxnet Corp 可替換式光發射模組及搭載有可替換式光發射模組的光收發器
JP6295811B2 (ja) 2014-05-08 2018-03-20 住友電気工業株式会社 光トランシーバ
JP6398318B2 (ja) 2014-05-21 2018-10-03 住友電気工業株式会社 光トランシーバ

Also Published As

Publication number Publication date
CN105093439B (zh) 2018-11-27
US9743546B2 (en) 2017-08-22
CN105093439A (zh) 2015-11-25
US20150342075A1 (en) 2015-11-26
JP2015219478A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6398318B2 (ja) 光トランシーバ
JP6295811B2 (ja) 光トランシーバ
US10527805B2 (en) Optical transceiver
US9871590B2 (en) Optical transceiver implementing erbium doped fiber amplifier
US9042735B2 (en) Optical transceiver having an extra area in circuit board for mounting electronic circuits
US7252440B2 (en) Optical transceiver with optical sub-module thermally couples with optical transceiver without mechanical stress
US8573862B2 (en) Narrow, pluggable optical transceiver system
JP2005099769A (ja) モジュール式光学トランシーバ
JP2012244146A (ja) 波長可変ldを搭載した光トランシーバ
JP2016156916A (ja) 光データリンク
US9063310B2 (en) Optical transceiver implementing with flexible printed circuit connecting optical subassembly to circuit board
JP2016208025A (ja) コヒーレントトランシーバ用の光源
JP2006229067A (ja) 光トランシーバモジュール
JP2016099508A (ja) 光トランシーバの製造方法
JP2018173595A (ja) 光通信モジュール及びそれに用いる光変調器
CN218037458U (zh) 一种光模块
JP2015206818A (ja) 光通信モジュール
US20150078761A1 (en) Optical module including semiconductor optical modulator
JP7030417B2 (ja) 光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置
JP2013142815A (ja) 拡張回路搭載領域を有する光トランシーバ
JP2004287184A (ja) 光伝送モジュール
JP2016072920A (ja) 光トランシーバ
US11789223B2 (en) Optical transceiver module for optical transceiver and optical transceiver
JP2022037163A (ja) 光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置
WO2016051800A2 (en) Optical transcevier and a method to assemble the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees