JP2016071998A - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高温保存後の容量劣化の少ないリチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】 正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、非水電解液とを備えるリチウムイオン二次電池であって、前記セパレータが、多孔質膜から成る基材層と、この基材層の片面又は両面に形成された耐熱多孔質層を備えこの耐熱多孔質層が、無機粒子と樹脂を含み、前記非水電解液が、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を含有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に関する。
近年、携帯電話、ビデオカメラ、ノートパソコンなどの携帯情報電子機器の普及に伴い、機器の高性能化、小型化、軽量化が急速に発展している。
これらの機器に使用される電源には、経済性、高性能、小型軽量などの総合的なバランスの良さから、二次電池、特にリチウムイオン二次電池の需要が伸びている。さらに一部のハイブリッドカーや電気自動車にまで使用されている。また、これらの電子機器では更なる高性能化及び小型化が進められており、リチウムイオン二次電池に関しても安全性の向上、長寿命化が要求されている。
最近ではさらに安全性を高めるために、リチウムイオン二次電池用途に適するセパレータとして、各種の熱可塑性多孔膜が数多く提案されており、さらにセパレータに無機粒子を使用した無機コートセパレータが用いられている。これは、無機コートセパレータを用いることによって、短絡等で異常電流が流れ、ある程度の高温まで電池内の温度が上昇しても、その温度により破膜することなく、シャットダウンした状態を維持することが可能となる。
また、あわせて、特許文献1に記載されているよう正極活物質と電解液添加剤を特定することによって、高い充電終止電圧を適用した場合の、室温サイクル特性と高温サイクル特性をいずれも優れたリチウムイオン二次電池とすることが可能とと記載されている。
特許第5239302号
しかし前述のような耐熱多孔質層を設けた無機コートセパレータの場合、電池の電極と非水電解液との組み合わせによっては耐熱多孔質層に使用した部材が非水電解液中のリチウム塩と反応する可能性があることがわかった。この影響は高温状態で保存した場合により顕著に出る傾向にある。リチウム塩との反応により耐熱多孔質層の部材が分解した場合、分解反応そのものによる蓄電エネルギーの消費や、分解物による他の部材への影響(例えばガス発生、分解物の電極表面への堆積)などが発生する可能性もあることから、これを極力防止する必要がある。本発明はこれら耐熱多孔質層の分解を抑制し、電池の高温保存後の容量劣化を防止させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリチウムイオン二次電池は、正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、非水電解液とを備えるリチウムイオン二次電池であって、前記セパレータが、多孔質膜から成る基材層と、この基材層の片面又は両面に形成された耐熱多孔質層を備え、この耐熱多孔質層が、無機粒子と樹脂を含み、前記非水電解液が、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を含有することを特徴とする。
本発明に係るリチウムイオン二次電池によれば、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を含む電解液によって耐熱多孔質層表面にSEI膜に似た皮膜を形成することができる。この皮膜によって耐熱多孔質層中の無機粒子とリチウム塩との反応を抑制し、無機粒子やリチウム塩が分解することを防ぐことができ、その結果、高温保存後の容量劣化の少ないリチウムイオン二次電池を提供することができるものと推察している。
上記本発明に係る非水電解液に含まれる1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)の総量は非水電解液全体に対して0.5〜10質量%とすることが好ましい。
上記本発明に係るリチウムイオン二次電池の高温保存後の容量維持率がさらに向上される。
上記本発明に係る非水電解液は、さらに、1,3−プロパンスルトン(PS)を含有することが好ましい。
上記本発明に係るリチウムイオン二次電池は、1,3−プロパンスルトンを併用することにより、電極表面上の皮膜がより緻密に形成され、電極、特に負極電極への保護作用が向上すると推察されるため、高温での負極の劣化が少なくなり、より高温保存後の容量維持率が向上する。
上記本発明に係る非水電解液は、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と1,3−プロパンスルトン(PS)を含み、且つ、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と1,3−プロパンスルトン(PS)の総量を0.5〜10質量%とすれば高温保存後の容量維持率がさらに向上される。
上記本発明係る無機粒子は、アルミナ、およびベーマイトの群から選ばれる少なくとも1種にすることで、セパレータの熱収縮を回避し短絡を未然に防ぐことが可能となり、且つ硫黄と反応し良好なSEI膜が形成されると考えられるため好ましい。
上記本発明に係る耐熱多孔質層は、前記基材層と前記正極との間にあることが好ましい。
上記本発明に係る、リチウムイオン二次電池の自己放電を抑制し、充電されたエネルギーの損耗を防ぐことができ、反応生成物によるセパレータへの目詰まりを防止し、かつ電極活物質の劣化を防ぐとの推定される作用によって、高温保存後の容量劣化を抑制することができる。
上記本発明に係るリチウムイオン二次電池の最大電圧は4.30〜4.50Vであることが好ましい。そのことで、電池のエネルギー密度がより高く、かつ安全な電池を作ることが可能となる。
上記本発明に係るリチウムイオン二次電池の前記正極の活物質にLiCoOを使用することが好ましい。そのことで、4.30〜4.50Vの電圧範囲で安定した充放電が可能になる。
本発明によれば、電池の高温保存での容量劣化を防止させることが可能なリチウムイオン二次電池を提供することができる。
リチウムイオン二次電池の模式断面図である。
本発明にかかるリチウムイオン二次電池の好適な実施の一例を図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本発明のリチウムイオン二次電池は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(リチウムイオン二次電池)
本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池について図1を参照して簡単に説明する。リチウムイオン二次電池100は、主として、積層体40を密閉した状態で収容するケース50、及び積層体40に接続された一対のリード60,62を備えている。また図示されていないが、積層体40とともに非水電解液をケース50に収容している。
積層体40は、一対の正極20、負極30がセパレータ10を挟んで対向配置されたものである。正極20は、板状(膜状)の正極集電体22上に正極活物質層24が設けられたものである。負極30は、板状(膜状)の負極集電体32上に負極活物質層34が設けられたものである。正極活物質層24及び負極活物質層34がセパレータ10の両側にそれぞれ接触している。正極集電体22及び負極集電体32の端部には、それぞれリード62,60が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
以下、正極20及び負極30を総称して、電極20、30といい、正極集電体22及び負極集電体32を総称して集電体22、32といい、正極活物質層24及び負極活物質層34を総称して活物質層24、34という。
以降、リチウムイオン二次電池の具体的構成の説明をする。
(非水電解液)
まず、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池に用いられる非水電解液について説明する。
本実施形態に係る非水電解液は、溶媒と溶質と添加剤で構成されている。
(溶媒)
非水電解液の溶媒は、特に限定されず公知のリチウムイオン伝導性のある化合物を用いることができる。例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等の環状炭酸エステルを単体または適宜組み合わせて使用することができる。電気伝導度を高くし、かつ適切な粘度を有する電解液を得るため、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)等の鎖状炭酸エステルや1,2−ジメトキシエタン等の鎖状エーテル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等のエステル化合物を併用してもよい。
(溶質)
非水電解液中の溶質も特に限定されず公知の材料を用いることができるが、具体的にはLiPF、LiBF、LiClOなどを用いることができ、電気伝導度を高くするためLiPFを含むことが好ましい。
(添加剤)
本実施形態の非水電解液は、さらに添加剤として、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を含む。
この材料を、後に詳細に説明する、多孔質膜からなる基材層と無機粒子と樹脂を含む耐熱多孔質層とを備えるセパレータを備えるリチウムイオン二次電池に利用することにより、高温保存での容量劣化を防止させることができる。1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)による効果発現のメカニズムははっきりとしないが、本発明者らは以下のように考えている。
1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)は電極表面上にSEI膜を形成するだけでなく、セパレータの耐熱多孔質層表面上にもSEI膜に似た皮膜を形成する働きを持つ。この皮膜は耐熱多孔質層中の無機粒子とリチウム塩との反応を抑制し、分解反応そのものによる蓄電エネルギーの消費やガス発生、無機粒子分解物やリチウム塩分解物の電極表面への堆積や、リチウム塩が分解し濃度が低下することによる電気伝導度の低下などを防ぐことが可能となると推察される。
1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)の含有量は、非水電解液全体に対して0.5〜10質量%であることが好ましい。電極表面上のSEI皮膜が厚すぎることなく、耐熱多孔質層表面上の皮膜が十分に機能し無機粒子とリチウム塩との反応を抑制することで、より高温保存後の容量劣化の少ないリチウムイオン二次電池となる。
非水電解液は、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)に加えて、1,3−プロパンスルトン(PS)を含有することが好ましい。1,3−プロパンスルトン(PS)を併用することにより、電極表面上の皮膜がより緻密に形成され、電極、特に負極電極への保護作用が向上するため、高温での負極の劣化が少なくなり、より高温保存後の容量維持率が向上する。
前記1,3−プロパンスルトンを併用する場合には、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と1,3−プロパンスルトン(PS)の総量を0.5〜10質量%とすることが好ましい。この場合、負極電極への保護作用がさらに高まり、高温での容量維持率がより向上する。
前記1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と1,3−プロパンスルトン(PS)以外に、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンスルフィド、フルオロベンゼン、フルオロエチレンカーボネートなど既知の添加剤を含んでいてもよい。
(正極集電体)
正極集電体22は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
正極活物質層24は、正極活物質、バインダー、必要に応じた量の導電材を含むものである。
(正極活物質)
正極活物質としては、リチウムイオンを含有し、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な化合物であればよく、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMn、Li(CoNiMn)O、Li(NiCoAl)O、Li(MnAl、Li(LiMnNiCo)O、LiVOPO、LiFePO等のリチウム含有金属酸化物が挙げられる。バインダーは、活物質同士を結合すると共に、正極活物質と正極集電体22とを結合している。
(バインダー)
バインダーは、活物質同士を結合すると共に、正極活物質と正極集電体22とを結合している。
バインダーの材質としては、上述の結合が可能であればよく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。
また、上記の他に、バインダーとして、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、芳香族ポリアミド、セルロース、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリアクリル酸とその塩、アルギン酸とその塩等を用いてもよい。また、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物等の熱可塑性エラストマー状高分子を用いてもよい。更に、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体等を用いてもよい。
また、バインダーとして電子伝導性の導電性高分子やイオン伝導性の導電性高分子を用いてもよい。電子伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリアセチレン等が挙げられる。この場合は、バインダーが導電材の機能も発揮するので導電材を添加しなくてもよい。イオン伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等の高分子化合物にリチウム塩又はリチウムを主体とするアルカリ金属塩と、を複合化させたもの等が挙げられる。
(導電材)
導電材としては、例えば、カーボンブラック類等のカーボン粉末、カーボンナノチューブ、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
(負極集電体)
負極集電体32は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
(負極活物質)
負極活物質はリチウムイオンを吸蔵・放出可能な化合物であればよく、公知の電池用の負極活物質を使用できる。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛)、カーボンナノチューブ、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、アルミニウム、シリコン、スズ等のリチウムと化合することのできる金属、二酸化シリコン、二酸化スズ等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)等を含む粒子が挙げられる。単位重量あたりの容量が高く、比較的安定な黒鉛を用いることが好ましい。
負極に用いるバインダー、導電材は、それぞれ、正極と同様のものを使用できる。
(電極20,30の製造方法)
次に、本実施形態に係る電極20,30の製造方法について説明する。
上記活物質(正極活物質、または負極活物質を総称して活物質という。)、バインダー及び溶媒を混合する。必要に応じ導電材を更に加えても良い。溶媒としては例えば、水、N−メチル−2−ピロリドン等を用いることができる。塗料を構成する成分の混合方法は特に制限されず、混合順序もまた特に制限されない。
上記塗料を、集電体22、32に塗布する。塗布方法としては、特に制限はなく、通常電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。
続いて、集電体22、32上に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去法は特に限定されず、塗料が塗布された集電体22、32を、例えば80℃〜150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。
そして、このようにして正極活物質層24、負極活物質層34が形成された電極を必要に応じ、ロールプレス装置等によりプレス処理を行う。ロールプレスの線圧は例えば、10〜50kgf/cmとすることができる。
以上の工程を経て、集電体22、32上に電極活物質層24,34が形成された電極が得られる。
(セパレータ)
セパレータ10について具体的に説明する。セパレータ10は、基材層14と、基材層14の少なくとも片側の表面に形成された無機粒子及び樹脂を含む耐熱多孔質層12と、を備える。
(基材層)
本実施形態の多孔質膜からなる基材層14は、特に限定されるものではなく、公知のものならば、いかなる材質の、いかなる製法によるものであってもよい。
好ましくは、重量平均分子量50万〜150万のポリオレフィン類、熱可塑性エラストマーおよびグラフトコポリマーからなる群より選ばれる1種以上の樹脂からなるものが用いられる。
例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、エチレン−アクリルモノマー共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの変性ポリオレフィン樹脂が挙げられる。
これらの樹脂は、単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
(耐熱多孔質層)
本実施形態の耐熱多孔質層12は、無機粒子間の間隙により通気性を有する膜であり、無機粒子同士を結着させるための樹脂を含有している。無機粒子の含有量は、特に限定はないが、耐熱多孔質層100質量%に対し、10質量%以上、99質量%以下が好ましく、更に好ましくは80質量%以上、98質量%以下である。10質量%以上であれば、リチウムイオン伝導度が高くなる傾向にあり、98質量%以下であれば、耐熱多孔質層の機械的強度が高い傾向にある観点から好ましい。
(樹脂)
無機粒子同士を結着させるための樹脂としては、ヒドロキシメチルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、寒天、カラギナン、ファーセラン、ペクチン、スターチ、マンナン、カードラン、アーネストガム、澱粉、プルラン、グアーガム、ザンサンガム(キサンタンガム)等多糖類;ゼラチン等のタンパク質;ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル類;ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール等のビニルアルコール類;ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸等のポリ酸、又はこれらの金属塩等の水溶性高分子や、合成重合体エマルジョンの例としては、スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックス、ポリスチレン系重合体ラテックス、ポリブタジェン系重合体ラテックス、アクリロニトリル−ブタジェン系共重合体ラテックス、ポリウレタン系重合体ラテックス、ポリメチルメタクリレート系重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジェン系共重合体ラテックス、ポリアクリレート系重合体ラテックス、塩化ビニル系重合体ラテックス、酢酸ビニル系重合体エマルジョン、酢酸ビニル−エチレン系共重合体エマルジョン、ポリエチレンエマルジョン、カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョンなどが挙げられる。その他、電極の説明の際に挙げたバインダーを使用してもよい。このなかでも、水溶性高分子のカルボキシメチルセルロースやポリアクリル酸、スチレン−ブタジエン系共重合体ラテックスがコストや結着性向上の点でより好ましい。
(無機粒子 )
本実施形態の無機粒子としては、具体的にはアルミナ、ベーマイト、チタニア、シリカ、ジルコニアなどの金属酸化物、炭酸カルシウムなどの金属炭酸塩、リン酸カルシウムなどの金属リン酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの金属水酸化物などが好適に用いられ、特にアルミナやベーマイトが好ましい。
無機粒子の平均粒子径は0.01〜2μmの範囲が好ましい。無機粒子の平均粒子径が2μmを超えると、耐熱多孔質層を適切な厚みで成形する上で支障をきたす可能性がある。
また、無機粒子の平均粒子径が0.01μm未満であると、塗膜強度が低下し粉落ちの課題が生じる可能性がある。
(セパレータ10の製造方法)
次に、本実施形態に係るセパレータ10の製造方法について説明する。
上記無機粒子、樹脂及び溶媒を混合する。溶媒としては例えば、水、N−メチル−2−ピロリドン等を用いることができる。塗料を構成する成分の混合方法は特に制限されず、混合順序もまた特に制限されない。
上記塗料を、多孔質膜からなる基材層に塗布する。塗布方法としては、特に制限はなく、例えば各種コータ―、スプレー等による塗布方法を用いることができる。
続いて、多孔質膜からなる基材層上に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去法は特に限定されず、適宜乾燥させる等の方法を用いることができる。
以上の工程を経て、セパレータ10が作製される。
(ケース)
ケース50は、その内部に積層体40及び電解液を密封するものである。ケース50は、電解液の外部への漏出や、外部からの電気化学デバイス100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミニウム箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が好ましい。
(リード)
リード60,62は、アルミニウム等の導電材料から形成されている。
そして、公知の方法により、リード62、60を正極集電体22、負極集電体32にそれぞれ溶接し、正極20の正極活物質層24と負極30の負極活物質層34との間にセパレータ10を挟んだ状態で、電解液と共にケース50内に挿入し、ケース50の入り口をシールすればよい。
その後、所定の電流量にて初回充電を行い、リチウムイオン二次電池を得ることができる。また、このリチウムイオン二次電池を直列並列に組んだ組電池の一部または全部に用いることで、安全な組電池を得ることができる。
以上、本発明の非水電解液、電極、ならびに、当該電解液及び電極を備えるリチウムイオン二次電池およびそれらの製造方法の好適な一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(電解液の作製)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPFを溶解させた。この電解質を溶解させた溶液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を溶液量に対して0.5質量%添加して溶解させた。このようにして非水電解液を作製した。
(セパレータの作製)
耐熱多孔質層の無機粒子としてアルミナ、樹脂としてスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロースを、水を溶媒として混合し、塗料を作成した。この塗料をポリオレフィンを主体とする多孔膜の基材層の片面に市販のバーコーターを用いて塗布し、60℃にて5分間乾燥させることで、セパレータとした。
(負極の作製)
負極活物質として人造黒鉛、バインダーとしてスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロースを、水を溶媒として混合し、塗料を作成した。この塗料を集電体である銅箔(厚さ15μm)にドクターブレード法で塗布し、80℃で乾燥させた後、圧延し、銅箔表面に負極活物質層を形成した。銅箔には、外部引き出し端子を接続するために、塗料を塗布しない部分を設けておいた。外部引き出し端子としては、外装体とのシール性を向上させる目的で、ニッケル箔に、無水マレイン酸をグラフト化したポリプロピレンを巻き付けたものを用意した。このニッケル箔と上記塗料を塗布し乾燥した後の銅箔とを超音波溶接した。
(正極の作製)
正極活物質としてLiCoO、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン、導電助剤としてカーボンブラック及び黒鉛を、N−メチル−2−ピロリドンを溶媒として混合し、塗料を作製した。この塗料を集電体であるアルミニウム箔(厚さ20μm)にドクターブレード法で塗布し、100℃で乾燥させた後、圧延し、アルミニウム箔表面に正極活物質層を形成した。なお、アルミニウム箔には、外部引き出し端子を接続するために、塗料を塗布しない部分を設けておいた。外部引き出し端子としては、外装体とのシール性を向上させる目的で、アルミニウム箔に、無水マレイン酸をグラフト化したポリプロピレンを巻き付けたものを用意した。このアルミニウム箔と上記塗料を塗布し乾燥した後のアルミニウム箔とを超音波溶接した。
(リチウムイオン二次電池セルの作製)
上述のようにして作製した正極、負極、並びにセパレータを所定の寸法に切断した。切断した正極、負極、セパレータを負極、セパレータ、(耐熱多孔質層)、正極、(耐熱多孔質層)、セパレータ、負極の順序で積層し、フルセル用積層体を作製した。セパレータの耐熱多孔質層は、正極側と対向するように積層した。外装体の中に前記積層体を入れ、上述のようにして作製した電解液を適当量添加し外装体を真空密封し、リチウムイオン二次電池セル(以下、セルという。)を作製した。
(初期充放電)
上述のようにして作製したセルを充放電試験機で、正極活物質に対する電流密度が8mA/gとなる電流値で3時間充電を行った。その後セルの内部に発生したガスを取除いたあと、再び充放電試験機を用いて正極活物質に対する電流密度が16mA/gとなる電流値でセルの電位が4.35Vになるまで充電し、そのあと正極活物質に対する電流密度が16mA/gとなる電流値でセルの電位が2.8Vになるまで放電を行った。
(高温保存後の放電容量測定)
上述のようにして作製したセルを充放電試験機で、室温で充放電レートを0.5C(25℃で定電流放電を行ったときに2時間で放電終了となる電流値)でセル電圧が4.35Vとなるまで充電したあとセル電圧が2.8Vとなるまで放電した場合の放電容量(単位:mAh)を測定した。そして、再度セル電圧が4.35Vとなるまで充電した後、内部温度60℃の恒温槽内に30日間保存した。その後、セルの温度が室温と同温度になるまで放置させた後、セル電圧が2.8Vとなるまで放電した。60℃の恒温槽に入れる前に測定した放電容量と、30日保存後の放電容量を比較し、60℃の恒温槽に入れる前に測定した放電容量に対しての30日保存後の放電容量の割合を高温保存後の容量維持率として表1に示す。
(実施例2)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPFを溶解させた。この溶液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を溶液量に対して3.0質量%添加して溶解させたものを非水電解液として使用した。それ以外は実施例1と同様である。
(実施例3)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPFを溶解させた。この溶液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を溶液量に対して10.0質量%添加して溶解させたものを非水電解液として使用した。それ以外は実施例1と同様である。
(実施例4)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPFを溶解させた。この溶液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を溶液量に対して12.0質量%添加して溶解させたものを非水電解液として使用した。それ以外は実施例1と同様である。
(実施例5)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPFを溶解させた。この溶液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を溶液量に対して1.5質量%と、1,3−プロパンスルトン(PS)を溶液量に対して1.5質量%添加して溶解させたものを非水電解液として使用した。それ以外は実施例1と同様である。
(実施例6)
セパレータの耐熱多孔質層が負極と対向するように積層し、セルを作製した。それ以外は実施例5と同様である。
(実施例7)
アルミナの代わりに、炭酸カルシウムをセパレータの無機粒子として使用した。それ以外は実施例2と同様である。
(実施例8)
アルミナの代わりに、ベーマイトをセパレータの無機粒子として使用した。それ以外は実施例5と同様である。
(実施例9)
アルミナの代わりに、シリカをセパレータの無機粒子として使用した。それ以外は実施例5と同様である。
(実施例10)
アルミナの代わりに、チタニアをセパレータの無機粒子として使用した。それ以外は実施例5と同様である。
(比較例1)
エチレンカーボネートを30体積%、ジエチルカーボネートを70体積%の割合で混合した溶液に、濃度1MでLiPF6を溶解させたものをそのまま非水電解液として使用した。それ以外は実施例1と同様である。
(比較例2)
アルミナの代わりに、炭酸カルシウムをセパレータの無機粒子として使用した。それ以外は比較例1と同様である。
表1に本発明の実施例及び比較例の無機粒子の種類(表中、無機粒子)、添加剤の種類(表中、添加剤)、添加剤の非水電解液全体に対する含有率(表中、添加剤含有率(質量%))、耐熱多孔質層に対抗する電極(表中、耐熱多孔質層対抗面)、高温保存後の容量維持率(%)の結果を示す。
表1に示すとおり、実施例は、高温保存後の容量維持率が比較例と比べて改善されていることがわかった。
また耐熱多孔質層に対抗する電極面(耐熱多孔質層対抗面という)は、負極よりも正極の方が効果があることがわかった。
Figure 2016071998
以上に示すように、本発明によって、高温保存後の容量劣化を防止した良好なリチウムイオン二次電池を作製することができる。
10・・・セパレータ、12・・・耐熱多孔質層、14・・・基材層、20・・・正極電極、30…負極電極、22…正極集電体、24…正極活物質層、32…負極集電体、34…負極活物質層、40…積層体、50…ケース、52・・・金属箔、54・・・高分子膜、60,62…リード、100…リチウムイオン二次電池。

Claims (8)

  1. 正極と、負極と、前記正極と前記負極との間に介在するセパレータと、非水電解液とを備えるリチウムイオン二次電池であって、前記セパレータが、多孔質膜から成る基材層と、この基材層の片面又は両面に形成された耐熱多孔質層を備え、この耐熱多孔質層が、無機粒子と樹脂を含み、前記非水電解液が、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)を含有することを特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2. 前記非水電解液全体に対する、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)の総量を0.5〜10質量%としたことを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
  3. 前記非水電解液は、さらに、1,3−プロパンスルトン(PS)を含有することを特徴とする請求項1〜2のうちいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  4. 前記非水電解液に、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と1,3−プロパンスルトン(PS)を含み、且つ、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(DTD)と前記1,3−プロパンスルトン(PS)の総量を0.5〜10質量%とすることを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン二次電池。
  5. 前記無機粒子は、アルミナ、およびベーマイトの群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  6. 前記耐熱多孔質層は前記基材層と前記正極との間にあることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  7. 電池の最大電圧が4.30〜4.50Vであることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
  8. 前記正極の活物質にLiCoOを使用することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のリチウムイオン二次電池。
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