JP6303871B2 - セパレータおよびリチウムイオン二次電池 - Google Patents

セパレータおよびリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、セパレータおよびリチウムイオン二次電池に関するものである。
リチウムイオン二次電池に代表される非水系二次電池は、携帯電話に代表される携帯電子機器の電源として広く普及しており、今後更なる高エネルギー密度化、高容量化が求められている。
非水系二次電池を構成する部材の中でセパレータは、正極と負極の短絡を防止する機能を担っている。非水系二次電池用セパレータとしてはポリオレフィン微多孔膜が知られており、高温時に孔が閉塞し、電流を遮断して熱暴走を防止するシャットダウン機能などを有していることから広く使用されている。しかし、さらに温度が上昇し、ポリオレフィンの融点を超えると微多孔膜が形状を維持できなくなり、電極間で短絡が起きて熱暴走が発生する恐れがある。今後の非水系二次電池の高エネルギー密度化、高容量化の要求に際し、セパレータには更なる耐熱性が求められている。
そこで、ポリオレフィン微多孔膜の表面に無機粒子と結着剤バインダーとを含有する耐熱層を形成した耐熱セパレータが提案されている。しかし、上記耐熱層は高い透気性を発現させるため、一般的に結着剤バインダー量に対し多量の無機粒子を用いる。これにより得られた耐熱セパレータは、製造ラインでの搬送時や電池セル内での曲げなどの変形により、耐熱層がポリオレフィン微多孔膜との接着を維持できなくなり、脱落するという課題がある。
上述の課題に対し、特許文献1では粒径0.2mmの粒子量が1%以上であり、比表面積が5m2/g以上10m2/g未満である粒子を使用することが提案されている。また、特許文献2では、ポリオレフィン微多孔膜と耐熱性多孔質層との間に熱可塑性エラストマー及びゴム成分から成る接着層を形成することが提案されている。しかし、いずれにおいても、耐熱層の脱落を抑制する効果は十分ではない。
特許第5344107号公報 特開2012−89346号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、耐熱層の脱落が抑制されたセパレータ、および耐熱層の脱落を抑制することでサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかるセパレータは熱可塑性樹脂からなる多孔質膜の少なくとも片面に、無機粒子と結着剤とからなる耐熱層を有し、
前記結着剤は、ポリアクリル酸がマグネシウムイオン、アルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオンからなる群から選択される少なくともひとつ以上の金属カチオンで架橋されたポリアクリル酸塩であることを特徴とする。
ポリアクリル酸を金属カチオンで架橋した結着剤は、3次元ネットワークの形成により機械的強度が向上することで、搬送時や電池セル内での曲げなどの変形にも追従可能となり、多孔質膜表面に形成された耐熱層の脱落が抑制され、サイクル特性が向上する。
本発明にかかるセパレータは、さらに耐熱層に該金属カチオンが0.1〜5質量%含まれることが好ましい。
金属カチオンが0.1質量%以上であれば、十分に架橋され、機械的強度がより向上する。
金属カチオンが5質量%以下であれば、耐熱層スラリーは適切な粘度に調製され、分散後においても無機粒子の凝集を防いで安定なスラリーが保持でき、塗布の際にも良好な塗布面が得られる。
本発明にかかるセパレータは、さらに該ポリアクリル酸塩の平均重合度が2500〜30000であることが好ましい。
平均重合度が2500以上であれば、ポリアクリル酸塩は十分な機械的強度を有し、耐熱層の脱落を抑制することが可能となる。
平均重合度が30000以下であれば、耐熱層スラリーは適切な粘度に調製され、分散後においても無機粒子の凝集を防いで安定なスラリーが保持でき、塗布の際にも良好な塗布面が得られる。
本発明にかかるセパレータは、さらに無機粒子が金属カチオンと同じ金属元素を含むことが好ましい。
架橋されたポリアクリル酸が、無機粒子中の金属元素によってさらに架橋されることで、より機械的強度が増し、またポリアクリル酸と無機粒子との間に強固な結合ができる。これにより耐熱層としての機械的及び接着強度が増し、耐熱層の脱落が抑制される。
本発明にかかる電池は正極と、負極と、前記正極及び前記負極の間に設けられる上述されるセパレータと、非水電解質とを備えることが好ましい。
これによって、サイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供できる。
本発明によれば、耐熱層の脱落が抑制されたセパレータ、および耐熱層の脱落を抑制することでサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供することができる。
本実施形態のセパレータの模式断面図である。 本実施形態のリチウムイオン二次電池の模式断面図である。
本発明にかかるリチウムイオン二次電池の好適な実施の一例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、本発明のリチウムイオン二次電池は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(リチウムイオン二次電池)
本実施形態に係る電極、及びリチウムイオン二次電池について図2を参照して簡単に説明する。リチウムイオン二次電池100は、主として、積層体40、積層体40を密閉した状態で収容するケース50、及び積層体40に接続された一対のリード60,62を備えている。また図示されていないが、積層体40とともに電解液をケース50に収容している。
積層体40は、正極20、負極30がセパレータ10を挟んで対向配置されたものである。正極20は、板状(膜状)の正極集電体22上に正極活物質層24が設けられたものである。負極30は、板状(膜状)の負極集電体32上に負極活物質層34が設けられたものである。正極活物質層24及び負極活物質層34がセパレータ10の両側にそれぞれ接触している。正極集電体22及び負極集電体32の端部には、それぞれリード62,60が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
以下、正極20及び負極30を総称して、電極20、30といい、正極集電体22及び負極集電体32を総称して集電体22、33といい、正極活物質層24及び負極活物質層34を総称して活物質層24、34という。
(セパレータ)
本実施形態のセパレータ10は、図1に示す通り、多孔質膜14と、多孔質膜14の少なくとも片面に塗布された耐熱層12から成る。
(耐熱層)
本実施形態の耐熱層12は、結着剤と無機粒子を主成分として構成され、無機粒子間の間隙により通気性を有する膜である。さらに、無機粒子同士の結着力を高めるためにマグネシウムイオン、アルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオンのいずれか一つ以上の金属カチオンで架橋されたポリアクリル酸塩からなる結着剤を含有している。
本実施形態の無機粒子と結着剤とからなる耐熱層12は、無機粒子間の間隙により通気性を有する膜である。さらに、結着剤は無機粒子同士の結着力を高めるためにマグネシウムイオン、アルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオンのいずれか一つ以上の金属カチオンで架橋されたポリアクリル酸塩を含有している。
(結着剤)
本実施形態の結着剤は、金属カチオンで架橋されたポリアクリル酸塩を含むものであれば、他に特に限定されない
ポリアクリル酸塩の平均重合度は2500〜30000であることが好ましい。平均重合度が2500以上であれば、ポリアクリル酸塩は十分な機械的強度を有し、耐熱層の脱落を抑制することが可能となる。平均重合度が30000以下であれば、耐熱層スラリーは適切な粘度に調製され、分散後においても無機粒子の凝集を防いで安定なスラリーが保持でき、塗布の際にも良好な塗布面が得られる。
ポリアクリル酸を架橋する金属カチオンは、マグネシウムイオン、アルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオンが挙げられ、これらの内1種を用いても、あるいは2種以上を併用しても構わない。
金属カチオンは結着剤に対して0.1〜5質量%含まれることが好ましい。金属カチオンが0.1質量%以上であれば、十分に架橋され、機械的強度がより向上する。金属カチオンが5質量%以下であれば、耐熱層スラリーは適切な粘度に調製され、分散後においても無機粒子の凝集を防いで安定なスラリーが保持でき、塗布の際にも良好な塗布面が得られる。
(無機粒子)
本実施形態の無機粒子は、電気化学的に不活性なものであれば特に制限されず、例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム等が挙げられる。これらの内1種を用いても、2種以上を併用しても構わない。
無機粒子は、結着剤を架橋する金属カチオンと同じ金属元素を含むことが好ましい。耐熱層を構成する結着剤中の架橋されたポリアクリル酸が無機粒子中の金属元素によってさらに架橋されることにより、耐熱層の機械的及び接着強度が増し、耐熱層の脱落が抑制されるためである。
無機粒子の形状は、適当な細孔が形成されればよく特に限定されない。平均粒径は0.05〜5μmであり、特に0.1〜2μmであることが好ましい。粒径が小さすぎると粒子が密になり過ぎてしまうおそれがあり、好ましくない。粒径が大きすぎると、薄膜化が困難になるおそれがあり、好ましくない。
無機粒子の含有量は、特に限定はないが、耐熱層100質量%に対し、10質量%以上、99質量%以下が好ましく、更に好ましくは80質量%以上、98質量%以下である。10質量%以上であれば、リチウムイオン伝導度が高くなる傾向にあり、98質量%以下であれば、耐熱層の機械的強度が高い傾向にある観点から好ましい。
また、本実施形態の耐熱層12には、上記無機粒子と結着剤の他に、必要に応じて増粘剤や分散剤、濡れ剤等の添加剤を適宜用いることができる。
(多孔質膜)
本実施形態のセパレータ10に用いる多孔質膜14としては、ポリオレフィンを主体とする多孔質膜が用いられ、その多孔質膜としては、微細孔膜状、不織布状、紙状、その他三次元ネットワーク状の多孔質構造を有した基材を挙げることができるが、より優れたシャットダウン特性が得られ、かつ、耐熱層の塗工性が良好になる点で、微細孔膜であることが好ましい。
本実施形態の多孔質膜14の原料としては、ポリエチレン、および、ポリエチレン以外のポリオレフィンを用いる必要がある。ポリオレフィンを含む層は、90質量%以上がポリオレフィンからなるものであればよく、10質量%以下の、電池特性に影響を与えない他の成分を含んでいても構わない。主なオレフィンとしては、高密度ポリエチレンや、高密度ポリエチレンと超高分子量ポリエチレンの混合物、またはこれらにポリプロピレンが混合もしくは積層されたものが、強度および耐熱性等の観点から好ましい。
本実施形態の多孔質膜14の膜厚は、4〜20μmであることが好ましい。4μmを下回る場合、力学強度が不十分となりハンドリング性が低下する場合があるため、好ましくない。20μmを超える場合、リチウムイオン二次電池のエネルギー密度が低下し、十分な電池特性を達成するのが困難になる場合があるため、好ましくない。
本実施形態の多孔質膜14の空孔率は20〜80%であることが好ましい。更に好ましくは、30%〜70%である。空孔率が20%を下回る場合、透過性が低下しリチウムイオンの移動度が低下する場合があるため、好ましくない。一方、空孔率が80%を越える場合、力学強度が不十分となりハンドリング性が低下する場合があるため、好ましくない。
本実施形態の多孔質膜14のガーレ値(JIS・P8117に準拠)は50〜500sec/100ccであることが好ましい。ガーレ値がこの範囲にある時、セパレータの機械強度と膜抵抗のバランスがとれたものとなる。50sec/100cc未満の場合、該セパレータの機械強度が低下する傾向にあり好ましくない。500sec/100ccを超える場合、多孔質膜の膜抵抗が低下する傾向にあり、好ましくない。
本実施形態の多孔質膜14の105℃における熱収縮率は5〜45%以下であることが好ましい。熱収縮率がこの範囲にある時、ポリオレフィンを主体とする多孔質層を加工して得たリチウムイオン二次電池用セパレータの形状安定性とシャットダウン特性のバランスがとれたものとなる。熱収縮率が5%未満の場合、ポリオレフィンの流動性が悪い事を意味し、シャットダウン特性が低下し、好ましくない。熱収縮率が45%を越える場合、高温時の形状安定性が悪くなり、好ましくない。
なお、本実施形態の多孔質膜14は、単層であってもよいし、多層であっても構わない。
(耐熱層の製造方法)
耐熱層12は、有機溶媒または、無機溶媒中に分散された塗料を各種コータ―、スプレー等により、多孔質膜14に塗布した後、塗料中の溶媒を除去することで得られる。塗料の無機粒子の固形分に制限はないが、特定の膜厚にするための粘度等を調整する必要がある。また、溶媒の除去法は特に限定されず、適宜乾燥させる等の方法を用いることができる。このようにして耐熱層12及びセパレータ10が作製される。
耐熱層12の膜厚は0.5〜5μmの範囲が好ましい。膜厚が5μmを超えると、通気度特性が悪くなるおそれがある。また0.5μmを下回ると、所望する耐熱性が得られないおそれが生じる。
以上、本発明のセパレータ、およびそれらの製造方法の好適な一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
(正極集電体)
正極集電体22は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
正極活物質層24は、本実施形態に係る正極活物質、バインダー、必要に応じた量の導電材を含むものである。
(正極活物質)
正極活物質としては、リチウムイオンを含有し、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な化合物であればよく、例えば、LiCoO、LiNiO、LiMn、Li(CoNiMn)O、Li(NiCoAl)O、Li(MnAl、Li[LiMnNiCo]O、LiVOPO、LiFePO等のリチウム含有金属酸化物が挙げられる。バインダーは、正極活物質同士を結合すると共に、正極活物質と正極集電体22とを結合している。
(バインダー)
バインダーは、活物質同士を結合すると共に、正極活物質と正極集電体22とを結合している。
バインダーの材質としては、上述の結合が可能であればよく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。
また、上記の他に、バインダーとして、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、芳香族ポリアミド、セルロース、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、ポリアクリル酸とその塩、アルギン酸とその塩等を用いてもよい。また、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物等の熱可塑性エラストマー状高分子を用いてもよい。更に、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体等を用いてもよい。
また、バインダーとして電子伝導性の導電性高分子やイオン伝導性の導電性高分子を用いてもよい。電子伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリアセチレン等が挙げられる。この場合は、バインダーが導電材の機能も発揮するので導電材を添加しなくてもよい。イオン伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等の高分子化合物にリチウム塩又はリチウムを主体とするアルカリ金属塩と、を複合化させたもの等が挙げられる。
(導電材)
導電材としては、例えば、カーボンブラック類等のカーボン粉末、カーボンナノチューブ、炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
(負極集電体)
負極集電体32は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
(負極活物質)
負極活物質はリチウムイオンを吸蔵・放出可能な化合物であればよく、公知の電池用の負極活物質を使用できる。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出可能な黒鉛(天然黒鉛、人造黒鉛)、カーボンナノチューブ、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、低温度焼成炭素等の炭素材料、アルミニウム、シリコン、スズ等のリチウムと化合することのできる金属、二酸化シリコン、二酸化スズ等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)等を含む粒子が挙げられる。単位重量あたりの容量の高く、比較的安定な黒鉛を用いることが好ましい。
負極に用いるバインダー、導電材は、それぞれ、正極と同様のものを使用できる。
(電極20,30の製造方法)
次に、本実施形態に係る電極20,30の製造方法について説明する。
上記活物質、バインダー及び溶媒を混合する。必要に応じ導電材を更に加えても良い。溶媒としては例えば、水、N−メチル−2−ピロリドン等を用いることができる。塗料を構成する成分の混合方法は特に制限されず、混合順序もまた特に制限されない。
上記塗料を、集電体22、32に塗布する。塗布方法としては、特に制限はなく、通常電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。
続いて、集電体22、32上に塗布された塗料中の溶媒を除去する。除去法は特に限定されず、塗料が塗布された集電体22、32を、例えば80℃〜150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。
そして、このようにして正極活物質層24、負極活物質層34が形成された電極を必要に応じ、ロールプレス装置等によりプレス処理を行う。ロールプレスの線圧は例えば、10〜50kgf/cmとすることができる。
以上の工程を経て、集電体22、32上に電極活物質層24,34が形成された電極が得られる。
(電解液)
本実施形態の電解液は、溶質と溶媒と添加剤にて構成される。
(溶質)
溶質としてはリチウムイオン二次電池の場合、リチウム塩が用いられる。リチウム塩としては、特に限定されず公知の材料を用いることができるが、具体的には、LiPF、LiClO、LiBF、LiAsF、LiCFSO、LiCFCFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(SOF)、LiN(CFCFCO)等が挙げられる。なお、これらの塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。溶質としてはLiPF、LiBF、LiN(SOF)がサイクル特性や保存特性の観点から好ましく、LiPFがより好ましい。溶質の濃度は1種の場合でも2種以上の場合でも、0.8〜1.5Mが好ましい。
(溶媒)
溶媒としては、特に限定されず公知の電気化学デバイスに使用されている溶媒を使用することができる。例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ―ブチロラクトン、γ―バレロラクトン、ジメトキシメタン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキシレン、4−メチル−1,3−ジオキシレン、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、アセトニトリル、スルホラン、2−メチルスルホラン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルオキサゾリジノンなどが挙げられる。これらの溶媒を単独もしくは複数種類併せて用いることができる。環状カーボネートや鎖状カーボネートがサイクル特性や保存特性の観点から好ましく、エチレンカーボネートやジエチルカーボネートがより好ましい。
(添加剤)
また、添加剤として、公知の添加剤を加えてもよい。例えば、フルオロエチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、1,3−プロパンスルトン、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2,−ジオキシド、エチレンサルファイトなどを0.01〜5質量%添加してもよい。
(ケース)
ケース50は、その内部に積層体40及び電解液を密封するものである。ケース50は、電解液の外部への漏出や、外部からの電気化学デバイス100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図1に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミニウム箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が好ましい。
(リード)
リード60,62は、アルミニウム等の導電材料から形成されている。
そして、公知の方法により、リード62、60を正極集電体22、負極集電体32にそれぞれ溶接し、図2に示す通り、正極20の正極活物質層24と負極30の負極活物質層34との間にセパレータ10を挟んだ状態で、電解液(図2には図示していない。)と共にケース50内に挿入し、ケース50の入り口をシールすればよい。
以上、本実施形態のセパレータ、電解液、電極、ならびに、それらを備えるリチウムイオン二次電池およびそれらの製造方法の好適な一実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下に実施例を挙げ、本実施形態を具体的に説明する。
(分散性・塗布性)
分散性は、分散処理した後スラリーの外観を目視により下記の通り判断する。
○:無機粒子の凝集による目に見える粒などが無く、粘度の著しい上昇も無い
△:無機粒子の凝集が一部ある、または粘度がやや上昇する
×:無機粒子が凝集して粒が目に見える、または粘度が著しく上昇する
塗布性は、塗布後の塗布面の外観を目視により下記の通り判断する。
○:適切な粘度に調製され、外観ムラなく塗布可能である
△:粘度がやや高い、あるいは低く、外観にややムラが生じる
×:粘度が高すぎる、あるいは低すぎ、外観にムラが生じる
(剥離強度)
JIS Z0237に準拠して、微多孔膜と耐熱層の剥離強度を測定した。まずサンプルとしてセパレータを横50mm×縦250mmに切り出し、幅20mmの両面粘着テープを張り付けた固定板状に固定した。この固定板を引っ張り試験器の下部チャックで固定し、セパレータの端を180°折り返すように25mm剥がした。この剥がした先に、幅20mm長さ200mmのPETフィルム片を貼り付け、PETフィルム片の逆端を引っ張り試験器の上部チャックに固定した。引っ張り速度300mm/minで測定を行い、測定開始から90mm剥がした時点から100mmの長さの剥離強度の平均値を測定値とした。
(サイクル特性)
下記の実施例に示す通りに作製したセルを充放電試験機で、充放電レートを0.5C(25℃で定電流放電を行ったときに2時間で放電終了となる電流値)でセル電圧が4.35Vとなるまで充電したあとセル電圧が2.8Vとなるまで放電した場合の放電容量を測定した。これを1サイクルとして、400回(400サイクル)繰り返した。初回の放電容量と400サイクル後の放電容量を比較し、初回の放電容量に対しての400サイクル後の放電容量の割合によって、サイクル特性を下記の通りに判定した。
○:初回放電容量に対する400サイクル後の放電容量が80%以上
△:初回放電容量に対する400サイクル後の放電容量が70%以上80%未満
×:初回放電容量に対する400サイクル後の放電容量が70%未満
(金属カチオンの定量方法)
結着剤を架橋させる金属カチオンは、次の方法で定量可能である。まず、耐熱層を水に分散、溶解させ、遠心分離、あるいはフィルターにより無機粒子を除去した溶液が得られる。この溶液に対してICP分析を行うことで、金属カチオン量の定量が可能である。
<実施例1>
無機粒子に酸化アルミニウムを用い、分散剤、カルボキシメチルセルロースがそれぞれ98:1:1となるように秤量し、ここに純水を、純水:酸化アルミニウム=50:50となるように加え、プラネタリミキサーで混合し、分散機で分散させてスラリーを得た。
このスラリーに予めマグネシウムイオンで架橋した、平均重合度15000のポリアクリル酸を、酸化アルミニウム:ポリアクリル酸が95:5になるように加え、さらに純水を、スラリーの固形分が30質量%になるように加え耐熱層スラリーを調製した。なお、マグネシウムイオンの量は耐熱層スラリーの固形分に対して3%となるようにした。このスラリーを、グラビアコーターにより、多孔質膜であるポリエチレンセパレータフィルムに塗布し、乾燥させることで耐熱層を有するセパレータを得た。この時の耐熱層の膜厚は3μmとした。
このセパレータを用い、正極にコバルト酸リチウム、負極に黒鉛を用いた電極を積層し、この積層体をアルミラミネート外装体を用い封入した。その後、電解液として、エチレンカーボネート30体積%とジエチルカーボネート70体積%の混合溶媒にLiPFを1M(mol/L)溶解させたものを用い、積層体を収納した外装体内に注入し、リチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例2>
架橋させる金属カチオンをカルシウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例3>
架橋させる金属カチオンをストロンチウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例4>
架橋させる金属カチオンをバリウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例5>
架橋させる金属カチオンをアルミニウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例6>
架橋させる金属カチオンをニッケルイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例7>
架橋させる金属カチオンを銅イオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例8>
架橋させる金属カチオンを亜鉛イオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<比較例1>
架橋させる金属カチオンをナトリウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<比較例2>
架橋させる金属カチオンをカリウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例9>
架橋させるマグネシウムイオンの量を耐熱層スラリーの固形分に対して0.1質量%にした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例10>
架橋させるマグネシウムイオンの量を耐熱層スラリーの固形分に対して5質量%にした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例11>
平均重合度15000のポリアクリル酸の代わりに平均重合度2500のポリアクリル酸を使用した点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例12>
平均重合度15000のポリアクリル酸の代わりに平均重合度30000のポリアクリル酸を使用した点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例13>
架橋させるマグネシウムイオンの量を耐熱層スラリーの固形分に対して0.05質量%にした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例14>
架橋させるマグネシウムイオンの量を耐熱層スラリーの固形分に対して8質量%にした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例15>
平均重合度15000のポリアクリル酸の代わりに平均重合度1000のポリアクリル酸を使用した点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例16>
平均重合度15000のポリアクリル酸の代わりに平均重合度40000のポリアクリル酸を使用した点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例17>
無機粒子に炭酸カルシウム、架橋させる金属カチオンをカルシウムイオンにした点以外は実施例1と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例18>
架橋させる金属カチオンをマグネシウムイオンにした点以外は実施例17と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
<実施例19>
架橋させる金属カチオンをアルミニウムイオンにした点以外は実施例13と同様に耐熱層を有するセパレータ、およびリチウムイオン二次電池を作製した。
表1に本発明の実施例1〜19及び比較例1〜2に使用した結着剤の金属カチオンの種類、金属カチオン量、結着剤の平均重合度、無機粒子の種類、塗料の分散性・塗布性と、剥離強度及びサイクル特性の結果を示す。
Figure 0006303871
得られた各セパレータの特性と電池評価結果を示した表1について説明する。実施例1〜8は、剥離強度が強く、耐熱層の剥がれも起きず、良好なサイクル特性を示した。一方で比較例1、2のように、実施例1〜8の金属カチオン以外では、ポリアクリル酸の架橋が起きないため剥離強度は低く、サイクル特性も悪くなることが判明した。
また、実施例1、9〜12、13、15は、耐熱層スラリーの粘度が適切に調製されているため分散性・塗布性は良好であり、得られたセパレータは、比較例1、2に比べて剥離強度が高く、サイクル特性も良好な結果となった。一方で、実施例14、16は剥離強度が高くサイクル特性も良好な結果となったが、金属カチオン量の多さやポリアクリル酸の平均重合度の高さが原因で、分散性や塗布性は劣る結果となった。
また、実施例17〜19は無機粒子に炭酸カルシウムを用いた耐熱層を有するセパレータの評価結果だが、いずれも良好な剥離強度、サイクル特性を示している。特に、架橋する金属カチオンをカルシウムイオンにした実施例17において剥離強度が高い結果となった。また、実施例2と17、5と19をそれぞれ比較すると、実施例17、5の剥離強度が高い結果となった。このことより、無機粒子が結着剤中のポリアクリル酸を架橋する金属カチオンと同じ金属元素を含む場合に、剥離強度が特に強くなることが分かった。
本発明は、非水系二次電池用セパレータの特性向上の技術として有効に活用できる。
10・・・セパレータ、12・・・耐熱層、14・・・多孔質膜、20・・・正極電極、30…負極電極、22…正極集電体、24…正極活物質層、32…負極集電体、34…負極活物質層、40…積層体、50…ケース、52・・・金属箔、54・・・高分子膜、60,62…リード、100…リチウムイオン二次電池。

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂からなる多孔質膜の少なくとも片面に、無機粒子と結着剤とからなる耐熱層を有し、
    前記結着剤は、ポリアクリル酸がマグネシウムイオン、アルカリ土類金属イオン、アルミニウムイオン、ニッケルイオン、銅イオン、亜鉛イオンからなる群から選択される少なくともひとつ以上の金属カチオンで架橋されたポリアクリル酸塩を含むことを特徴とするセパレータ。
  2. 前記耐熱層に前記金属カチオンが0.1〜5質量%含まれる請求項1に記載のセパレータ。
  3. 前記ポリアクリル酸塩の平均重合度が2500〜30000であることを特徴とする請求項1または2に記載のセパレータ。
  4. 前記無機粒子が前記金属カチオンと同じ金属元素を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセパレータ。
  5. 正極と、負極と、前記正極及び前記負極の間に設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載のセパレータと、非水電解質とを備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
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