JP2016068832A - 後部燃料タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ポンプを取り付けるための平面を確保し易く、且つ、タンク幅を拡げずに燃料ポンプを配置可能な鞍乗り型車両の後部燃料タンクを提供する。
【解決手段】後部燃料タンク38は、前方タンク部92における側方タンク部91の車幅方向内側の側壁(内側面部91U)よりも車幅方向内側の位置に、燃料ポンプが取り付けられるポンプ用開口部96を備えるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両の車体フレームの後部に支持される後部燃料タンクに関する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両には、車体フレームの後部に後部燃料タンクを備えたものがある。この種の後部燃料タンクには、車体フレームとその下方の後輪との間のスペースを利用する形状として、上面視でU字状に形成したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−283084号公報
上面視でU字状或いはL字状に後部燃料タンクを形成した場合、後輪が上下揺動する際に後輪の移動を後部燃料タンクが妨げないので、後輪のストロークを確保できる。
しかし、燃料供給方式を従来のキャブレター式から燃料噴射方式に変更しようとした場合、U字状或いはL字状の後部燃料タンクは、燃料ポンプを取り付けるための十分な平面を確保しにくい、という課題がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、燃料ポンプを取り付けるための平面を確保し易く、且つ、タンク幅を拡げずに燃料ポンプを配置可能な鞍乗り型車両の後部燃料タンクを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、エンジン(41)と、前記エンジン(41)を支持する車体フレーム(11)と、前記車体フレーム(11)から後方に延び、その後端に後輪(16)を上下揺動可能に配置するスイングアーム(14)と、前記車体フレーム(11)の後部に支持される後部燃料タンクとを備え、前記後部燃料タンクが、前記後輪(16)の側方に配置される側方タンク部(91)と、前記後輪(16)の前方に配置され、前記側方タンク(91)の前方に接続される前方タンク部(92)とを備える鞍乗り型車両の後部燃料タンクにおいて、前記エンジン(41)に前記後部燃料タンク内の燃料を送る燃料ポンプ(111)と、前記前方タンク部(92)における前記側方タンク部(91)の車幅方向内側の側壁(91U)よりも車幅方向内側の位置に設けられ、前記燃料ポンプ(111)が取り付けられる開口部(96)とを備えることを特徴とする。
上記構成において、前記燃料ポンプ(111)は、前記前方タンク部(92)の上面(92C)に設けられる燃料ポンプ取付部(97)に取り付けられ、前記燃料ポンプ取付部(97)の後方には前記前方タンク部(92)の上面(92C)から上方に膨出する上方膨出部(92CR)が形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記上方膨出部(92CR)の内部は燃料空間となるようにしても良い。また、上記構成において、前記上方膨出部(92CR)は、前記後輪(16)の幅よりも幅広く形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記前方タンク部(92)の上面(92)の上方、且つ、前記上方膨出部(92CR)の前方にバッテリー(131)を備えるようにしても良い。また、上記構成において、前記上方膨出部(92CR)は、前記バッテリー(131)よりも上方まで膨出するようにしても良い。
また、上記構成において、前記バッテリー(131)を支持するバッテリートレー(162)を備え、前記バッテリートレー(162)の前部は、前記バッテリー(131)の前方に配置されたエアクリーナ(58)に支持されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記燃料ポンプ(111)は、前記後輪(16)の車幅方向中心線(LC)よりも左右いずれか一方にオフセットして配置され、前記バッテリー(131)は、上面視にて前記燃料ポンプ取付部(97)に重ならないよう他方に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記後部燃料タンクの左右いずれか一方の底部(91B)に、前記後輪(16)に駆動力を伝達するチェーン(65)を避ける上方に凹む凹部(91W)が設けられ、前記燃料ポンプ(131)は、前記後部燃料タンクの左右いずれか他方であって、前記凹部(91W)と上面視にて重ならない位置に配置されるようにしても良い。
本発明では、エンジンに後部燃料タンク内の燃料を送る燃料ポンプと、後部燃料タンクの前方タンク部における前記側方タンク部の車幅方向内側の側壁よりも車幅方向内側の位置に設けられ、前記燃料ポンプが取り付けられる開口部とを備える開口部を備えるので、燃料ポンプを取り付けるための平面を確保し易く、且つ、タンク幅を拡げずに燃料ポンプを配置することができる。このため、簡易なシール構造で、後部燃料タンクと燃料ポンプとの間のシール性を確保することができる。
また、前記燃料ポンプは、前記前方タンク部の上面に設けられる燃料ポンプ取付部に取り付けられ、前記燃料ポンプ取付部の後方には前記前方タンク部の上面から上方に膨出する上方膨出部が形成されるようにすれば、燃料ポンプ取付部周囲の剛性が高く、後部燃料タンクと燃料ポンプとの間のシール性をさらに確保し易くなる。
また、前記上方膨出部の内部は燃料空間となるようにすれば、タンク容量を増やすことができる。また、前記上方膨出部は、前記後輪の幅よりも幅広く形成されるようにすれば、後輪から飛散してくる泥等の前方への飛散を抑制することができる。
また、前記前方タンク部の上面の上方、且つ、前記上方膨出部の前方にバッテリーを備えるようにすれば、前方タンク部上方のデッドスペースを利用してバッテリーを配置できる。
また、前記上方膨出部は、前記バッテリーよりも上方まで膨出するようにすれば、後輪から飛散してくる泥等のバッテリーへの侵入を抑制することができる。
また、前記バッテリーを支持するバッテリートレーを備え、前記バッテリートレーの前部は、前記バッテリーの前方に配置されたエアクリーナに支持されるようにすれば、バッテリートレーを支持するための専用部材を削減できる。
また、前記燃料ポンプは、前記後輪の車幅方向中心線よりも左右いずれか一方にオフセットして配置され、前記バッテリーは、上面視にて前記燃料ポンプ取付部に重ならないよう他方に配置されるようにすれば、燃料ポンプとバッテリーとを左右に振り分けて配置でき、バッテリーを低く配置することができ、低重心化に寄与する。
また、前記後部燃料タンクの左右いずれか一方の底部に、前記後輪に駆動力を伝達するチェーンを避ける上方に凹む凹部が設けられ、前記燃料ポンプは、前記燃料タンクの左右いずれか他方であって、前記凹部と上面視にて重ならない位置に配置されるようにすれば、燃料ポンプで吸えない燃料残量を少なくすることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の後部を左側から見た図である。 自動二輪車を後方から見た図である。 後部燃料タンクの斜視図である。 後部燃料タンクを左側から見た図である。 後部燃料タンクを前側から見た図である。 後部燃料タンクを後側から見た図である。 後部燃料タンクを下側から見た図である。 後部燃料タンクを燃料ポンプと共に上側から見た図である。 後部燃料タンクの内部構造と燃料ポンプを示した図である。 燃料ポンプを周辺構造と共に示した断面図である。 リアフレームを周辺構成と共に上側から見た図である。 リアフレームを周辺構成と共に前側から見た図である。 リアフレームを周辺構成と共に後側から見た図である。 リアフレームを周辺構成と共に下側から見た図である。 バッテリートレーを周辺構成と共に右側から示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は本発明の実施形態に係る自動二輪車10の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して前輪13が支持され、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して後輪16が支持され、車体フレーム11の上部にシート17が支持されたラリー用の鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、自動二輪車10の骨格となる部分であり、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23(ピボットフレームとも称する)、リアフレーム24、及びダウンフレーム26を備える。なお、リアフレーム24を除く車体フレーム11は金属材により形成され、リアフレーム24は樹脂材により形成されている。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成し、ヘッドパイプ21に操舵可能にフロントフォーク12が支持される。フロントフォーク12は、上端部にバーハンドル31が取り付けられ、下端部に車軸32を介して前輪13が支持され、長手方向の中間部に前輪13を上方から覆うフロントフェンダ33が取り付けられている。
左右一対のメインフレーム22は、ヘッドパイプ21から側面視で後方斜め下方に直線状に延びている。左右一対のセンターフレーム23は、各メインフレーム22の後端部から下方に延出し、ピボット軸35を介して、上下に揺動自在にスイングアーム14の前端部を支持する。スイングアーム14とメインフレーム22との間にはリアクッションユニット28が介挿される。各センターフレーム23は、後方に凸となるように略円弧状に湾曲し、最も後方に湾曲する部分から下方寄りの位置にピボット軸35を支持する。スイングアーム14の後端部には車軸36を介して後輪16が支持される。
リアフレーム24は、左右一対のメインフレーム22及び左右一対のセンターフレーム23に取り付けられ、これらフレーム22及び23よりも後方に延出し、シート17を支持するととともに後部燃料タンク38を支持する。
ダウンフレーム26は、上部を構成するダウンフレーム上部26Aと、下部を構成する左右一対のダウンフレーム下部26Bとからなる。
ダウンフレーム上部26Aは、ヘッドパイプ21からメインフレーム22より急な角度で略下方に延びている。ダウンフレーム下部26Bは、ダウンフレーム上部26Aの下端部から側面視では下方に延長されるように延びるとともに、左右に分岐し、更に湾曲して略水平に後方に延びて各センターフレーム23の下端部に接続される。メインフレーム22とダウンフレーム上部26Aとの間には、前下がりに指向する補強フレーム29が渡され、車体フレーム11前部の剛性を高めている。
メインフレーム22には、エンジン41が支持され、このエンジン41はセンターフレーム23及びダウンフレーム26にも支持されている。また、メインフレーム22には、エンジン41に供給する燃料(液体燃料)を蓄える左右一対の前部燃料タンク66が支持される。左右一対の前部燃料タンク66は、メインフレーム22の上方からメインフレーム22、ダウンフレーム26、及びエンジン41の両側方を覆うように下方に延びる大型燃料タンクに形成されている。ラリー競技では、長距離を走行するため、前部燃料タンク66と後部燃料タンク38とによって大容量のタンク容量を確保するように構成されている。なお、符号67は前部燃料タンク66の給油口を塞ぐ燃料キャップである。
ヘッドパイプ21の前部には、前方に突出する前部ステー71が固定され、前部ステー71には、ヘッドライトやロードブックホルダ等のラリー用装備73やウインドスクリーン75等が支持される。
フロントフォーク12の上部及びダウンフレーム26の上部は、両側方から左右一対のシュラウド76で覆われる。エンジン41の前部及び下部、前部燃料タンク66の下部前側は、スキッドプレート77で覆われて保護される。
センターフレーム23の下部には、ステップブラケット81を介して運転者用のステップ82及びサイドスタンド83が支持される。
また、図1中、符号85はフロントフォーク12の下部を前方から覆う左右一対のフォークカバーであり、符号86はバーハンドル31のグリップを前方から覆うグリップガードであり、符号87は後輪16を上方から覆うリアフェンダであり、符号88は後輪16の前方に配置されたマッドガードである。
エンジン41は、クランクケース42と、クランクケース42の前部上部から上方に延びるシリンダ部43とを備え、クランクケース42の後部に変速機44が付設されている。
シリンダ部43は、クランクケース42に取り付けられたシリンダブロック46と、シリンダブロック46の上端部に取り付けられたシリンダヘッド47と、シリンダヘッド47の上部開口を塞ぐヘッドカバー48とを備えている。
シリンダブロック46は、その下部がクランクケース42内に挿入され、ピストン(不図示)が上下移動可能に挿入されるシリンダ穴が設けられる。
シリンダヘッド47は、その後面に吸気装置51、前面に排気装置52がそれぞれ接続されている。
図2は自動二輪車10の後部を左側から見た図であり、図3は自動二輪車10を後方から見た図である。
吸気装置51は、シリンダヘッド47から後方に延びる吸気管55と、吸気管55の後端部に設けられるスロットルボディ56と、スロットルボディ56の後端部にコネクティングチューブ57を介して接続されたエアクリーナ58とを備えている。
エアクリーナ58は、前部燃料タンク66の後方、左右一対のセンターフレーム23及びリアクッションユニット28の上方、シート17の下方に空くスペースを利用してセンターフレーム23に支持される。エアクリーナ58の前面は前部燃料タンク66の背面に近接し、シリンダヘッド47から順に接続される、吸気管55、スロットルボディ56及びコネクティングチューブ57が略一直線状に後方斜め上方に延びてエアクリーナ58に接続される。
排気装置52は、シリンダヘッド47前面の排気マニホールド61(図1)に先端が接続された排気管62(図1)と、排気管62の後端に接続されたマフラー63とを備える。排気管62は、排気マニホールド61から下方斜め前方に延び、更に車幅方向右側方そして後方に湾曲して車体右下部を後方へ延び、スイングアーム14の右側方でマフラー63に接続される。
変速機44の出力軸44aにはドライブスプロケット39が取り付けられ、ドライブスプロケット39と、後輪16に一体的に設けられたドリブンスプロケット49とにはチェーン65が掛け渡されて、変速機44から後輪16へ駆動力が伝達される。
次に後部燃料タンク38を説明する。
図4は後部燃料タンク38の斜視図である。
後部燃料タンク38は、左右に間隔を空けて設けられる側方タンク部91と、各側方タンク部91の前方に配置され、側方タンク部91の前方に接続される前方タンク部92とを備え、後方に開口する上面視でU字状の燃料タンクに形成されている。U字状のタンク形状にすることにより、側方タンク部91を後輪16の側方に配置し、前方タンク部92を後輪16の前方に配置することができ、スイングアーム14の揺動により後輪16が上方に移動した際に、後輪16が側方タンク部91間に進退自在であり、後輪16の移動ストロークを十分に確保することができる。
後部燃料タンク38は、樹脂材を成形して製作される樹脂タンクである。この後部燃料タンク38は、側方タンク部91の上部及び前方タンク部92の上部を一体に備える蓋体38Aと、上記側方タンク部91の上部及び前方タンク部92の上部をそれぞれ除いた上方開口の容器部分を形成するタンク本体38Bとを、それぞれ樹脂材を射出成形して製作し、蓋体38Aとタンク本体38Bとを接着、或いは熱溶着することによって製作されている。なお、後部燃料タンク38の製作方法は上記方法に限らず、例えば、ブロー成形を適用しても良い。
図5は後部燃料タンク38を左側から見た図、図6は前側から見た図、図7は後側から見た図、図8は下側から見た図である。なお、後部燃料タンク38は、給油口とチェーン逃げ(後述する凹部91W)以外は概ね左右対称形状である。
図4〜図8に示すように、前方タンク部92は、前面部92A、底面部92B、上面部92C、車幅方向外側の側面(側壁)を構成する左右の側面部92D、及び背面部92Eを備えた中空箱状に形成されている。前面部92Aは、車体上下方向に延在するとともに左右の側面部92Dの前縁間を架橋する面に形成されている。
図6に示すように、この前面部92Aにおける上縁近傍、及び、下縁近傍には、リアフレーム24の後述するフロントクロス部153に締結するための複数(計6個)の被締結部NT1(本構成では雌ねじ)が左右及び上下に間隔を空けて設けられている。
底面部92Bは、緩やかに後上がりに傾斜する傾斜面に形成されている。この底面部92Bには、図8に示すように、後述するフロントクロス部153の下部に締結するための複数(計3個)の被締結部NT2(本構成では雌ねじ)が左右に間隔を空けて設けられている。
図5及び図6に示すように、前方タンク部92の上面部92Cは、前面部92Aの上縁から略水平に延びる前側上面部92CFと、前側上面部92CFの後縁から上方に膨出する上方膨出部92CRとを一体に備えている。
上方膨出部92CRの前面92CR1は車体上下方向に平行な面(垂直面)に形成され、上面92CR2は車体後方に略水平に延びる面(水平面)に形成され、左右の側面92CR3は、側方タンク部91の車幅方向外側の側面(後述する外側面)よりも車幅方向内側にて車体前後方向に平行に延びる面に形成されている。上方膨出部92CRの前面92CR1、上面92CR2及び側面92CR3には、リアフレーム24の後述するアッパークロス部152に締結するための複数の被締結部NT3、NT4、NT5(本構成では雌ねじ)がそれぞれ設けられている。
前方タンク部92の背面部92Eは、図4、図7及び図8に示すように、前方凸のU字状に湾曲する湾曲面に形成され、左右の側方タンク部91間に進入した後輪16との間に略一定のクリアランスを確保する。背面部92Eの下部には、後方からマッドガード88を取り付けるためのマッドガード取付部92Tが設けられ、このマッドガード取付部91Aに締結部材88BT(本構成では締結ボルト)を介してマッドガード88が取り付けられる。
前方タンク部92の左右の側面部92Dは、図6及び図8に示すように、前面部92Aの左右側縁から車体後方に行くに従って車幅方向外側に拡がる傾斜面に形成されている。
本構成では、図5及び図6に示すように、左右の側面部92Dの下縁は緩やかに車体内側に傾斜して底面部92Bと連結される屈曲面MAに形成されており、車体前面視で、この屈曲面MAは車幅方向内側下方に向けて傾斜する傾斜面となっている。
各屈曲面MAには、リアフレーム24の後述するサイドパネル部151に締結するための複数(図5中、3個)の被締結部NT6(本構成では雌ねじ)が前後に間隔を空けてそれぞれ設けられている。
側方タンク部91は、底面部91B、上面部91C、車幅方向外側の側面(側壁)を構成する左右の側面部91D(以下、外側面部と言う)、及び、車幅方向内側の側面(側壁)を構成する左右の側面部91U(以下、内側面部と言う)とを一体に備えている。
側方タンク部91の底面部91Bは、前方タンク部92の底面部92Bの後縁に連続するとともに底面部92Bよりも急角度で後上がりに延出する傾斜面に形成されている。この左右の底面部91Bにはテールランプ89がそれぞれ装着される。なお、図7中、符号89BTはテールランプ89を固定するための締結部材(本構成では締結ボルト)である。
側方タンク部91の上面部91Cは、前方タンク部92の上面部92C(上方膨出部92CRを含む)の後縁に連なって後方に延出し、底面部91Bの後縁につながる。図4及び図5に示すように、側方タンク部91の上面部91Cは、後部燃料タンク38の中で相対的に高い位置となっており、左右一方側(右側)の側方タンク部91の上面部92Cの後端位置に給油口が設けられ、この給油口が燃料キャップ93で塞がれる。
側方タンク部91の外側面部91Dは、前方タンク部92の左右の側面部92Dの後縁に連続するとともに車体後方に延出する側壁に形成され、その延出方向は車体前後方向と略平行である。これら外側面部91Dについても、前方タンク部92の左右の側面部92Dと同様に、外側面部91Dの下縁が緩やかに車体内側に傾斜して底面部91Bと連結される屈曲面MBに形成されており、車体前面視で、この屈曲面MBは車幅方向内側下方に向けて傾斜する傾斜面となっている。
この屈曲面MBにも、リアフレーム24のサイドパネル部151に締結するための複数(図5中、3個)の被締結部NT7(本構成では雌ねじ)が設けられている。
このようにして、後部燃料タンク38においては、図5に示すように、車幅方向外側の下縁に沿って連続する屈曲面MA、MBが設けられ、これら屈曲面MA、MBには複数の雌ねじからなる被締結部NT6及びNT7が間隔を空けて設けられている。
図8に示すように、側方タンク部91の内側面部91Uは、前方タンク部92の前方凸の背面部92Eの後縁に連続するとともに車体後方に延出する側壁に形成され、その延出方向は車体前後方向と略平行である。このため、側方タンク部91の内側面部91Uと後輪16との間のクリアランスを一定に確保できる。
側方タンク部91には、図7に示すように、後輪16に駆動力を伝達する動力伝達部材であるチェーン65(図2、図3)と対向する領域に、上方に凹む凹部91Wが形成されている。この凹部91Wは、左側の側方タンク部91の内側面部91Uと底面部91Bとに跨がって前後方向に延びるとともに、この凹部91Wの領域に補強リブが設けられている。これによって、チェーン65との間に十分なクリアランスを確保するとともに、チェーン65と対向する領域を補強することができる。
図4に示すように、後部燃料タンク38の上面92Cには、ポンプ用開口部96と、ポンプ用開口部96の周囲に間隔を空けて設けられる燃料ポンプ取付部97(本構成では雌ねじ、図4参照)とが設けられている。より具体的には、ポンプ用開口部96は、前方タンク部92の前側上面部92CFに設けられて上方に開口する孔であり、燃料ポンプ取付部97は、ポンプ用開口部96の外縁に沿って一定の間隔で形成された雌ねじである。
これらポンプ用開口部96及び燃料ポンプ取付部97を用いて燃料ポンプ111(図9)が装着される。以下、燃料ポンプ111を含む周辺構造を説明する。
図9は後部燃料タンク38を燃料ポンプ111と共に上側から見た図、図10は図9の内部構造を示した図、図11は燃料ポンプ111を周辺構造と共に示した断面図(図2のXI−XI断面に相当)である。なお、図11中、符号LCは車幅方向中心線を示している。
図9〜図11に示すように、燃料ポンプ111は、上下に長い円筒形状を有するポンプユニット111A(図11)と、ポンプユニット111Aの上部から径方向外側に張り出すフランジ部111Bとを一体に備える。ポンプユニット111Aは上記ポンプ用開口部96に挿入され、フランジ部111Bは、ポンプ用開口部96よりも大径に形成され、燃料ポンプ取付部97に複数の締結部材97BT(本構成では締結ボルト)を介して締結される。これによって、燃料ポンプ111は、ポンプユニット111Aを前方タンク部92内に配置した状態で、前方タンク部92に締結固定される。
ポンプユニット111Aは、前方タンク部92の底面部92Bに向かって下方に延び、最下端にストレーナ(フィルタユニットとも言う)111C(図10)を有する。このポンプユニット111Aは、ストレーナ111Cを介して後部燃料タンク38内の燃料を吸い込むことにより、異物を除去して燃料を吸い込み、所定の圧力で送出する。
フランジ部111Bには、上方に突出する燃料吐出管111Dが設けられ、この燃料吐出管111Dを介してポンプユニット111Aが送出する燃料が外部に吐出される。この燃料吐出管111Dには、燃料配管112が接続されており、この燃料配管112を介して燃料がエンジン41の燃料供給系に供給される。
本構成では、図4に示すように、ポンプ用開口部96は、側方タンク部91の上面よりも広い前方タンク部92の上面92Cに設けられるので、燃料ポンプ111を取り付けるための平面を容易に確保することができる。仮に側方タンク部91にポンプ用開口部96を設けようとすると、側方タンク部91の幅をフランジ部111Bの幅以上に拡げる必要が生じ、後部燃料タンク38の幅の増大を招いてしまう。
これに対し、ポンプ用開口部96を前方タンク部92の上面92Cに設けているので、燃料ポンプ111を取り付けるための平面を容易に確保して燃料ポンプ111を取り付けることができ、側方タンク部91の幅を自由に設定できる。このため、所望のタンク容量、所望の車幅寸法などの条件に基づいて側方タンク部91の幅を設計すれば良く、適切なタンク幅に設定することが可能である。
また、ポンプ用開口部96を前方タンク部92の上面92Cに設けた場合には、ポンプ用開口部96の位置の自由度が高くなる、というメリットも得られる。
ここで、図9には符号LUは、側方タンク部91の左右の内側面部91Uを車体前方に延長した線を示している。本構成では、図9から明らかなように、ポンプ用開口部96を、前方タンク部92の左右の側面部92Dから車幅方向内側に離すことで、側方タンク部91の左右の内側面部91Uよりも車幅方向内側に設け、燃料ポンプ111を左右の側面部92Dよりも車幅方向内側に配置している。
この構成によれば、荷重を受けた際に変形し易い側方タンク部91と前方タンク部92との接合部を避けて燃料ポンプ111を配置することができる。これにより、荷重を受けて変形し易い位置に燃料ポンプ111を配置した場合と比べて、簡易なシール構造で、後部燃料タンク38と燃料ポンプ111との間のシール性を確保することができる。
また、前方タンク部92の略水平に延びる前側上面部92CFに、燃料ポンプ取付部97を設け、この燃料ポンプ取付部97の後方に、前方タンク部92の上方から上方に膨出する上方膨出部92CRが位置するので、燃料ポンプ取付部97周囲の剛性が高く、後部燃料タンク38と燃料ポンプ111との間のシール性をさらに確保し易くなる。
また、上方膨出部92CRの内部は空洞であるため、上方膨出部92CRの分だけ後部燃料タンク38の内部空間を広くすることができ、タンク容量を増やすことができる。
ここで、図7に示すように、上方膨出部92CRの幅WJは、前方タンク部92の前方凸形状に形成された背面部92Eよりも車幅方向外側に拡がり、後輪16の幅WRよりも幅広く形成されている。これにより、広いタンク容量を確保することができるとともに、左右の側方タンク部91間の後輪16から飛散してくる泥等の前方への飛散を遮断することができる。従って、上方膨出部92CRにより、燃料ポンプ111側への泥等の飛散を避けることが可能になる。
図11に示すように、燃料ポンプ111は、後輪16の車幅方向中心線LCよりも左右いずれか一方側(本構成では右側)にオフセットして配置される。このオフセットする側は、後輪16の左右いずれか一方に配置されるチェーン65と反対側となっている。このため、後部燃料タンク38の底面部92Bに設けられた上方凸の凹部91Wを避けた位置に燃料ポンプ111を配置することができる。
この配置によれば、燃料ポンプ111の燃料吸込口を構成するストレーナ111Cを、凹部91W上に配置する場合と比べて低い位置に設定することができる。これにより、燃料ポンプ111で吸えない燃料残量(いわゆる死残量)を少なくすることが可能である。
さらに、後部燃料タンク38内には、図10及び図11に示すように、前方タンク部92の底面部92Bから上方に立設する左右の立壁121、122と、前方タンク部92の前側上面部92CFから下方に立設する立壁123とが設けられている。
左右の立壁121、122は、図10に示すように、左右の側方タンク部91の内側面部91Uの前方より前面部92A近傍まで延びる壁に形成されている。これにより、側方タンク部91内の燃料が前方に押し寄せた場合に、その燃料の一部を立壁121、122に沿わせて流すことで、燃料ポンプ111に直接あたる燃料の量を低減することができる。
ここで、燃料ポンプ111に近い側の立壁121は、燃料ポンプ111の吸込口を有するストレーナ111Cよりも若干高いだけの低い壁に形成されている。これに対し、燃料ポンプ111から遠い側の立壁122は、上記凹部91Wから上方に延出して、ストレーナ111Cよりも高い壁に形成されている。
燃料ポンプ111から遠い側の立壁122を、燃料ポンプ111に近い側の立壁121よりも高くすることにより、燃料ポンプ111から遠い側の側方タンク部91から燃料ポンプ111に向かう燃料の量を十分に低減することができる。
また、燃料ポンプ111から遠い側の立壁122と、燃料ポンプ111との間には、下方に立設する立壁123も設けられているので、後部燃料タンク38内に比較的大量の燃料が存在する場合に、その燃料の左右移動を各立壁122、123によって効率良く抑えることができる。従って、燃料移動に伴う重心の変化を抑えることができる。
また、図11に示すように、前方タンク部92の前側上面部92CFの上方には、燃料ポンプ111が左右いずれか一方にオフセットする側と反対側に、比較的大型の電装部品であるバッテリー131がオフセットして配置されている。このバッテリー131は、上面視において、燃料ポンプ111が取り付けられる領域である、ポンプ用開口部96及び燃料ポンプ取付部97と重ならない位置に配置されている。これにより、燃料ポンプ111とバッテリー131とが左右に振り分けて配置される。
左右に振り分けて配置すれば、仮にバッテリー131を燃料ポンプ111の上方に配置した場合と比べて、バッテリー131を低く配置することができる。重量を有するバッテリー131を低く配置できる分、自動二輪車10の低重心化に寄与することになる。
同図11に示すように、上方膨出部92CRはバッテリー131よりも上方に膨出している。このため、後輪16から飛散してくる泥等のバッテリー131への侵入を十分に抑制することが可能である。
続いてリアフレーム24及びその周辺構造を説明する。
図2に示すように、リアフレーム24は、左右のメインフレーム22の後部から斜め上方に延びる第1フレーム支持部22Sと、左右のセンターフレーム23の上下中間部から後方に延びる第2フレーム支持部23Sとに締結部材22BT、23BTでそれぞれ締結されることによって、メインフレーム22及びセンターフレーム23に固定されている。
図12はリアフレーム24を周辺構成と共に上側から見た図、図13は前側から見た図、図14は後側から見た図、図15は下側から見た図である。
図4、図12〜図15に示すように、リアフレーム24は、左右に間隔を空けて設けられる左右のサイドパネル部151と、左右のサイドパネル部151の上部間を架橋するアッパークロス部152と、左右のサイドパネル部151の前部間を架橋するフロントクロス部153とを備えている。リアフレーム24は、これらサイドパネル部151、アッパークロス部152及びフロントクロス部153が一体であって、且つ、炭素繊維強化樹脂で形成されており、即ち、カーボンモノコックフレームに形成されている。なお、リアフレーム24は左右対称形状に形成されている。
サイドパネル部151は、図2に示すように、車体側面視で、略一定の上下長で後上がりに延在するパネル形状に形成され、前部上端及び前部下端が上記締結部材22BT、23BTを介してメインフレーム22の第1フレーム支持部22S、及びセンターフレーム23の第2フレーム支持部23Sに固定される。
このサイドパネル部151は、大別すると、メインフレーム22及びセンターフレーム23に固定されるサイドパネル前部151Aと、サイドパネル前部151Aの上部後方に連なりシート17の下縁に沿って後方に延びるサイドパネル後上部151Bと、サイドパネル前部151Aの下部後方に連なり車幅方向外側に膨出するサイドパネル後下部151Cとを一体に備えている。
サイドパネル前部151Aは、メインフレーム22及びセンターフレーム23から後方に向けて車体前後方向に平行に延び、メインフレーム22及びセンターフレーム23に対し、車幅方向外側に張り出さないパネル形状に形成されている。
図4に示すように、サイドパネル前部151Aの前縁は、メインフレーム22及びセンターフレーム23の形状に沿って後方に湾曲し、メインフレーム22及びセンターフレーム23に近接配置される。これにより、サイドパネル前部151Aによって内側に配置される部品(リアクッションユニット28、エアクリーナ58等)を覆い、保護することができる。
図12及び図13に示すように、サイドパネル後上部151Bは、サイドパネル前部151Aからサイドパネル前部151Aと平行に車体後方に延びるパネル形状に形成され、メインフレーム22及びセンターフレーム23に対し、車幅方向外側に張り出さない。サイドパネル前部151A、及びサイドパネル後上部151Bが車幅方向外側に張り出さないので、シート17に着座した運転者の足の移動自由度を十分に確保することができる。このサイドパネル後上部151Bの上面にシート17が配置されるとともに、このサイドパネル後上部151Bの背面にリアフェンダ87が複数(3個)の締結部材87BT(図3)を介して固定されている。
サイドパネル後下部151Cは、後方に行くほど車幅方向外側に張り出す形状であって、図14及び図15に示すように、後部燃料タンク38の左右側面の内形状に沿ったパネル形状に形成されている。
より具体的には、同図14及び図15に示すように、サイドパネル後下部151Cは、上下に間隔を空けて車幅方向外側に張り出すとともに後方に延出する上下のパネル部151C1、151C2と、上下のパネル部151C1、151C2の車幅方向外側端部間をつなぐ左右の側パネル部151C3とを一体に備え、車幅方向内側に向けて開口する凹状断面に形成される。
側パネル部151C3が、後部燃料タンク38の左右の側面(側面部92D、外側面部91D)に沿ったパネル形状に形成され、上パネル部151C1が、後部燃料タンク38の左右上面に沿ったパネル形状に形成され、下パネル部151C2が、後部燃料タンク38の左右底面(底面部92B、91B)に沿ったパネル形状に形成される。
これにより、左右のサイドパネル後下部151C間には、後部燃料タンク38が後方から出し入れ自在に嵌まり、後部燃料タンク38の左右及び上下への移動を規制することができる。また、後部燃料タンク38を左右のサイドパネル後下部151Cから後方に引き抜くことで、燃料タンク38の取り外し作業が容易である。
サイドパネル後下部151Cの側パネル部151C3と下パネル部151C2との境界部分は、車幅方向外側下方に凸の屈曲面MCに形成される。この屈曲面MCは、車体前面視で車幅方向内側下方に向けて傾斜する傾斜面であって、後部燃料タンク38の側面部92D、91Dと底面部92B、91Bとの境界部分に形成された屈曲面MA、MBに沿った面に形成される。
この屈曲面MCには、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBに設けられた被締結部NT6、NT7に連通する孔部が形成されており、これら孔部を介して、図2に示す複数(計6個)の締結部材BT6、BT7(本構成では締結ボルト)BTが被締結部NT6、NT7にそれぞれ締結される。これによって、サイドパネル部151と後部燃料タンク38とが締結固定される。
なお、左側のサイドパネル部151には、図2に示すマフラーステー154が取り付けられ、このマフラーステー154を介してマフラー63が左側のサイドパネル部151に支持されている。
図12に示すように、アッパークロス部152は、左右のサイドパネル後上部151B間を架橋する。このアッパークロス部152は、左右のサイドパネル後上部151B間の前部に開口部151Kを確保しつつ後部間を架橋する架橋板部152Aと、架橋板部152Aの前縁から屈曲して下方に延びる下方延出板部152Bとを一体に備えている。架橋板部152Aは、後部燃料タンク38の上方膨出部92CRに載置され、上方膨出部92CRに設けられた被締結部NT4、NT5(図4)に連通する孔部を介して、左右一対の締結部材BT4、BT5(本構成では締結ボルト)により上記被締結部NT4、NT5に固定される
また、下方延出板部152Bは、上方膨出部92CRの前面92CR1に当接し、前面92CR1に設けられた被締結部NT3(図4)に連通する孔部を介して、左右一対の締結部材BT3(本構成では締結ボルト)により被締結部NT3に固定される。これにより、アッパークロス部152と前方タンク部92とが締結固定される。
また、アッパークロス部152の架橋板部152Aには、クリップ161を介してバッテリートレー162が着脱自在に固定される。バッテリートレー162は、左右のサイドパネル後上部151B間に設けられた上記開口部151Kを覆うように車体前方に向けて延在し、上面に、バッテリー131、バッテリー関連の電装品(具体的にはヒューズボックス)133、他の電装品(具体的には、排気ガス中の酸素濃度を検出するLAFセンサ)135が配置される。また、アッパークロス部152の架橋板部152Aは、車幅方向中央部位が下方に凹んだ凹み形状に形成され、この凹み部分に電装品(具体的には配線類)137が配置される。
車体側面視で見ると(図2参照)、バッテリートレー162は、後部燃料タンク38の前側上面部92CFに沿って前方に延びることでエアクリーナ58に向けて前方に延び、エアクリーナ58の後方、且つ、シート17下方に空くスペースを利用してバッテリー131等を支持する。
ここで、図16はバッテリートレー162を周辺構成と共に右側から示した図である。なお、図16はリアフレーム24を外した状態を示している。バッテリートレー162は、後部燃料タンク38の前側上面部92CFに載置され、後部燃料タンク38を介してリアフレーム24に支持される。バッテリートレー162は、エアクリーナ58の後下部に側面視で重なる前部162Aを有し、この前部がエアクリーナ58の後下部に締結部材162BT(本構成では締結ボルト)を介して固定される。
図13に示すように、リアフレーム24のフロントクロス部153は、後部燃料タンク38の前方にて左右のサイドパネル部151間に設けられる。このフロントクロス部153は、後部燃料タンク38における前方タンク部92の前面部92Aに当接するパネル形状のフロントクロス本体部153Aと、フロントクロス本体部153Aの下縁から後方に延びて前方タンク部92の底面部92Bに当接するパネル形状のフロントクロス下部153Bとを一体に備える断面L字形状に形成されている。
このフロントクロス部153を設けることによりリアフレーム24の左右のサイドパネル部151の連結強度が向上するとともに、後部燃料タンク38の前方への移動や下方への移動を規制することができる。
フロントクロス本体部153Aには、前方タンク部92の前面部92Aに設けられた被締結部NT1(図6)に連通する孔部が形成されており、これら孔部を介して、図13に示す複数(計6個)の締結部材BT1(本構成では締結ボルト)を被締結部NT1に締結することで、フロントクロス本体部153Aと後部燃料タンク38とが締結固定される。また、フロントクロス下部153Bには、前方タンク部92の底面部92Bに設けられた被締結部NT2(図8)に連通する孔部が形成されており、これら孔部を介して、図15に示す複数(計3個)の締結部材BT2(本構成では締結ボルト)を被締結部NT2に締結することで、フロントクロス下部153Bと後部燃料タンク38とが締結固定される。
このようにして、リアフレーム24のサイドパネル部151、アッパークロス152部、及びフロントクロス部153が後部燃料タンク38に締結固定され、リアフレーム24と後部燃料タンク38とを一体化させることができる。
なお、フロントクロス下部153Bにはチェーンガード155が取り付けられ、このチェーンガード155は、後部燃料タンク38の背面に形成された上方に凹む凹部91Wの前方に延在するように設けられる。
本実施の形態の後部燃料タンク38は、後部燃料タンク38の側面部(内側面部91U)と底面部92B、91Bとの境界が屈曲する屈曲面MA、MB(屈曲部)とを有するように成形された樹脂タンクであり、後部燃料タンク38の上部が、モノコック式のリアフレーム24のアッパークロス部152に締結固定され、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBがリアフレーム24のサイドパネル部151に締結固定される。
この構成によれば、剛性が他の部分に比して相対的に高い屈曲面MA、MBを利用してリアフレーム24に締結固定するので、特別な補強部材を必要とせず、後部燃料タンク38とリアフレーム24との連結強度を高めることができる。しかも、屈曲面MA、MBが、後部燃料タンク38の側面部(側面部92D、外側面部91D)と底面部(底面部92B、底面部91B)との境界に設けられているので、後部燃料タンク38の鉛直方向の荷重をリアフレーム24のサイドパネル部151で支えやすくなる。
さらに、後部燃料タンク38の上部をモノコック式のリアフレーム24のアッパークロス部152に締結固定するので、モノコック式のリアフレーム24のアッパークロス部152及びサイドパネル部151の両方で後部燃料タンク38を支持することができ、支持強度を十分に高めることができる。
これらにより、仮にリアフレーム24を、後部燃料タンク38を包み込む形状にした場合と比べて、モノコック式のリアフレーム24の重量の増大を抑えつつ後部燃料タンク38の支持力を効率良く確保することが可能になる。
また、サイドパネル部151は、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBに沿って屈曲し、車幅方向下方から締結部材BT6、BT7によって後部燃料タンク38に締結固定されるので、サイドパネル部151によって後部燃料タンク38の鉛直方向の荷重を効率良く支えることができる。
しかも、図15に示すように、締結部材BT6、BT7を斜め外側下方から締結するので、締結部材BT6、BT7を真下や真横から締結する場合と比べて、サイドパネル部151と後部燃料タンク38をしっかりと固定することができる。また、上方から締結部材BT6、BT7が見えにくいので、外観性も良好にできる。
また、リアフレーム24は、後部燃料タンク38の前方にて左右のサイドパネル部151間に設けられるフロントクロス部153を備え、フロントクロス部153に後部燃料タンク38の前面部92Aが締結固定されるので、後部燃料タンク38の前方への移動を規制することができ、よりしっかりと後部燃料タンク38を支持することができる。
また、フロントクロス部153は、後部燃料タンク38の前方と下方とを覆う断面L字状の板状に形成され、下方を覆うフロントクロス下部153Bにて後部燃料タンク38の底面部92Bに締結固定されるので、後部燃料タンク38の下方への移動を規制することができ、よりしっかりと後部燃料タンク38を支持することができる。
(後部燃料タンク38について)
以上説明したように、本実施の形態の後部燃料タンク38は、前方タンク部92における側方タンク部91の車幅方向内側の側壁(内側面部91U)よりも車幅方向内側の位置に、燃料ポンプ111が取り付けられるポンプ用開口部96を備えるので、側方タンク部91にポンプ用開口部96を備える場合と比べて、燃料ポンプ111を取り付けるための平面を容易に確保し易く、且つ、側方タンク部91の幅を拡げずに燃料ポンプ111を取り付けることができる。しかも、荷重を受けた際に変形し易い側方タンク部91と前方タンク部92との接合部を避けて燃料ポンプ111を配置することができるので、簡易なシール構造で、後部燃料タンク38と燃料ポンプ111との間のシール性を確保することができる。
なお、車幅方向内側の側壁である内側面部91Uは略平坦面であり、ポンプ用開口部96の一部が、図9に示した、内側面部91Uの前方への延長線LUより車幅方向内側にあれば良く、ポンプ用開口部96の半分以上が延長線LUより車幅方向内側にあれば尚良い。
また、燃料ポンプ111は、前方タンク部92の上面92Cに設けられる燃料ポンプ取付部97に取り付けられ、燃料ポンプ取付部97の後方には前方タンク部92の上面92Cから上方に膨出する上方膨出部92CRが形成されるので、燃料ポンプ取付部97周囲の剛性が高く、後部燃料タンク38と燃料ポンプ111との間のシール性をさらに確保し易くなる。
また、上方膨出部92CRの内部は燃料空間となるので、上方膨出部92CRの分、タンク容量を増やすことができる。
しかも、上方膨出部92CRは、後輪16の幅よりも幅広く形成されるので、後輪16から飛散してくる泥等の前方への飛散を抑制することができる。
また、前方タンク部92の前側上面部92CFの上方、且つ、上方膨出部92CRの前方にバッテリー131を備えるので、前方タンク部92上方に空くデッドスペースを利用してバッテリー131を配置できる。また、上方膨出部92CRは、バッテリー131よりも上方まで膨出するので、後輪16から飛散してくる泥等のバッテリー131への侵入を抑制することができる。
また、バッテリー131を支持するバッテリートレー162の前部は、バッテリー131の前方に配置されたエアクリーナ58に支持されるので、バッテリートレー162を支持するための専用部材を削減できる。
また、燃料ポンプ111は、後輪16の車幅方向中心線LCよりも左右いずれか一方にオフセットして配置され、バッテリー131は、上面視にて燃料ポンプ取付部97に重ならないよう他方に配置されるので、燃料ポンプ111とバッテリー131とを左右に振り分けて配置でき、仮にバッテリー131を燃料ポンプ111上方に配置した場合と比べ、バッテリー131を低く配置することができ、低重心化に寄与する。
また、後部燃料タンク38及びバッテリー131の後方位置を膨出させて燃料空間としたので、言い換えれば、燃料容量を確保した上で、燃料ポンプ111とバッテリー131の搭載位置を下げることができるため、車両の低重心化を図ることが可能となる。
また、後部燃料タンク38の左右いずれか一方の底面部91Bに、後輪16に駆動力を伝達するチェーン65を避ける上方に凹む凹部91Wが設けられ、燃料ポンプ111は、後部燃料タンク38の左右いずれか他方であって、凹部91Wと上面視にて重ならない位置に配置されるので、燃料ポンプ111で吸えない燃料残量(死残量)を少なくすることができる。
(後部燃料タンク38の支持構造について)
以上説明したように、本実施の形態では、リアフレーム24は、左右のサイドパネル部151と、前記左右のサイドパネル部151の上部間に設けられるアッパークロス部152とを備え、後部燃料タンク38は、後部燃料タンク38の側面部(側面部92D、外側面部91D)と底面部92B、91Bとの境界が屈曲する屈曲面MA、MB(屈曲部)とを有するように成形された樹脂タンクであり、後部燃料タンク38の上部がアッパークロス部152に締結固定され、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBがサイドパネル部151に締結固定されるので、剛性が他の部分に比して相対的に高い屈曲面MA、MBを利用してリアフレーム24に後部燃料タンク38を締結固定でき、特別な補強部材を必要とせず、後部燃料タンク38とリアフレーム24との連結強度を高めることができる。これにより、リアフレーム24を後部燃料タンク38を包み込む形状にした場合と比べて、モノコック式のリアフレーム24の重量の増大を抑えつつ後部燃料タンク38の支持力を効率良く確保することができる。
また、サイドパネル部151は、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBに沿って屈曲し、車幅方向下方から締結部材BT6、BT7によって後部燃料タンク38に締結固定されるので、サイドパネル部151によって後部燃料タンク38の鉛直方向の荷重を効率良く支えることができる。
また、リアフレーム24は、後部燃料タンク38の前方にて左右のサイドパネル部151間に設けられるフロントクロス部153を備え、フロントクロス部153に後部燃料タンク38の前面部92Aが締結固定されるので、後部燃料タンク38の前方への移動を規制することができ、よりしっかりと後部燃料タンク38を支持することができる。
また、フロントクロス部153は、後部燃料タンク38の前方と下方とを覆う断面L字状の板状に形成され、下方を覆う部位であるフロントクロス下部153Bにて後部燃料タンク38の底面部92Bに締結固定されるので、後部燃料タンク38の下方への移動を規制することができ、よりしっかりと後部燃料タンク38を支持することができる。
なお、本実施形態では、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MBがサイドパネル部151に締結固定される場合を説明したが、後部燃料タンク38の屈曲面MA、MB近傍をサイドパネル部151に締結固定するようにしても良い。
屈曲面MA、MBの近傍であっても剛性が他の部分に比して高いので、上記構成によっても、モノコック式のリアフレーム24の重量の増大を抑えつつ後部燃料タンク38の支持力を効率良く確保することができる等の効果を得ることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、後部燃料タンク38を上面視でU字状の燃料タンクに形成する場合を説明したが、これに限らず、左右いずれか一方の側方タンク部91を取り去り、上面視でJ字状の燃料タンクに形成しても良い。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車10に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、公知の鞍乗型車両に本発明を適用しても良い。なお、鞍乗り型車両は、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)等の三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 車体フレーム
13 前輪
14 スイングアーム
16 後輪
22 メインフレーム
24 リアフレーム
41 エンジン
58 エアクリーナ
65 チェーン
91 側方タンク部
91B 側方タンク部の底面部
91D 外側面部(側壁)
91U 内側面部
92 前方タンク部
92A 前面部
92B 前方タンク部の底面部
92C 上面
92CF 前側上面部(上面)
92CR 上方膨出部
92D 側面部(側壁)
96 ポンプ用開口部
97 燃料ポンプ取付部
111 燃料ポンプ
131 バッテリー
151 サイドパネル部
152 アッパークロス部
153 フロントクロス部
153B フロントクロス下部
162 バッテリートレー
BT1〜BT7 締結部材
LC 車幅方向中心線
MA、MB 屈曲面(屈曲部)

Claims (9)

  1. エンジン(41)と、前記エンジン(41)を支持する車体フレーム(11)と、前記車体フレーム(11)から後方に延び、その後端に後輪(16)を上下揺動可能に配置するスイングアーム(14)と、前記車体フレーム(11)の後部に支持される後部燃料タンクとを備え、
    前記後部燃料タンクが、前記後輪(16)の側方に配置される側方タンク部(91)と、前記後輪(16)の前方に配置され、前記側方タンク(91)の前方に接続される前方タンク部(92)とを備える鞍乗り型車両の後部燃料タンクにおいて、
    前記エンジン(41)に前記後部燃料タンク内の燃料を送る燃料ポンプ(111)と、
    前記前方タンク部(92)における前記側方タンク部(91)の車幅方向内側の側壁(91U)よりも車幅方向内側の位置に設けられ、前記燃料ポンプ(111)が取り付けられる開口部(96)とを備えることを特徴とする後部燃料タンク。
  2. 前記燃料ポンプ(111)は、前記前方タンク部(92)の上面(92C)に設けられる燃料ポンプ取付部(97)に取り付けられ、前記燃料ポンプ取付部(97)の後方には前記前方タンク部(92)の上面(92C)から上方に膨出する上方膨出部(92CR)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の後部燃料タンク。
  3. 前記上方膨出部(92CR)の内部は燃料空間となることを特徴とする請求項2に記載の後部燃料タンク。
  4. 前記上方膨出部(92CR)は、前記後輪(16)の幅よりも幅広く形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の後部燃料タンク。
  5. 前記前方タンク部(92)の上面(92)の上方、且つ、前記上方膨出部(92CR)の前方にバッテリー(131)を備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の後部燃料タンク。
  6. 前記上方膨出部(92CR)は、前記バッテリー(131)よりも上方まで膨出することを特徴とする請求項5に記載の後部燃料タンク。
  7. 前記バッテリー(131)を支持するバッテリートレー(162)を備え、
    前記バッテリートレー(162)の前部は、前記バッテリー(131)の前方に配置されたエアクリーナ(58)に支持されることを特徴とする請求項5又は6に記載の後部燃料タンク。
  8. 前記燃料ポンプ(111)は、前記後輪(16)の車幅方向中心線(LC)よりも左右いずれか一方にオフセットして配置され、前記バッテリー(131)は、上面視にて前記燃料ポンプ取付部(97)に重ならないよう他方に配置されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の後部燃料タンク。
  9. 前記後部燃料タンクの左右いずれか一方の底部(91B)に、前記後輪(16)に駆動力を伝達するチェーン(65)を避ける上方に凹む凹部(91W)が設けられ、前記燃料ポンプ(131)は、前記後部燃料タンクの左右いずれか他方であって、前記凹部(91W)と上面視にて重ならない位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の後部燃料タンク。
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