JP2016068769A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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充史 小河原
Mitsufumi Ogawara
充史 小河原
琢 平山
Taku Hirayama
琢 平山
賢司 多湖
Kenji Tako
賢司 多湖
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Abstract

【課題】運転者に適正な車両操作を促すことで、アンダーステア状態となることを防止する鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】アクセルグリップと、アクセルグリップを回動させるアクチュエータとを有するハプティック装置と、ハプティック装置を制御する制御装置とを備える鞍乗り型車両において、制御装置は、鞍乗り型車両が旋回走行中に、車速センサとバンク角検出装置とを用いて旋回半径を算出し、算出した旋回半径を基にアンダーステア状態か否かを判定するアンダーステア判定を行い、アンダーステア状態と判定された場合は、アクチュエータがアクセルグリップを加速方向に回動させるようにハプティック装置を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、アクセルグリップの回動操作によって走行する鞍乗り型車両に関する。
下記特許文献1には、自動二輪車における転倒防止装置が開示されている。具体的には、車速に応じた最大許容傾斜角が予め設定されており、自動二輪車の傾斜角(バンク角)が最大許容傾斜角を超える場合には、車体を加速させるように制御することが開示されている。
下記特許文献2には、少なくとも1つの走行運転条件に基づいて、アクセルグリップに作用する復元力、または、加速方向にアクセルグリップに回動させるように作用する調整力を調整することが開示されている。
国際公開第2014/017138号パンフレット 特開2008−505807号公報
上記特許文献1の技術では、運転者の意思によらずに自動的にスロットル弁が開かれるので、運転者の予期せぬ別の自体が発生する可能性がある。また、車両のバンク角が比較的小さい状態、つまり、車両が比較的立っている状態で、且つ、車速が低速な状態でカーブの外方に膨らみながら旋回している場合は、バンク角が小さいため車両の姿勢が安定と判断されて、特に何の制御も行われない。しかしながら、このような旋回時には、より望ましい旋回状態、つまり、旋回半径が小さい状態に移行させたい場合があるが、上記特許文献1では、このような課題を解決することはできない。また、上記特許文献2でも、このような課題を解決することはできない。なお、本願の明細書においては、車両のバンク角が比較的小さい状態、つまり、車両が比較的立っている状態で、且つ、車速が低速な状態でカーブの外方に膨らみながら旋回している状態を、アンダーステア状態と呼ぶ。
そこで、本発明は、運転者に適正な車両操作を促すことで、アンダーステア状態となることを防止する鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明に係る鞍乗り型車両(10)は、以下の特徴を有する。
第1の特徴;動力を発生させるパワーユニット(42)と、前記パワーユニット(42)の出力を操作する回動可能なアクセルグリップ(86)と、前記アクセルグリップ(86)を回動させるアクチュエータ(88)とを有するハプティック装置(84)と、前記ハプティック装置(84)を制御する制御装置(80)と、車両の速度を検出する車速センサ(82a、82b)と、前記車両のバンク角を検出するバンク角検出装置(76)と、を備える鞍乗り型車両(10)において、前記制御装置(80)は、前記鞍乗り型車両(10)が旋回走行中に、前記車速センサ(82a、82b)と前記バンク角検出装置(76)とを用いて旋回半径を算出し、算出した前記旋回半径を基にアンダーステア状態か否かを判定するアンダーステア判定を行い、前記アンダーステア状態と判定された場合は、前記アクチュエータ(88)が前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させるように前記ハプティック装置(84)を制御する。
第2の特徴;前記鞍乗り型車両(10)は、自車両の走行位置を検出するGPS装置(78)と、自車両が走行する道路の地図情報を有する地図情報ユニット(74)と、をさらに備え、前記制御装置(80)は、前記旋回半径と、自車両の走行位置および走行中の道路の地図情報とを用いて前記アンダーステア判定を行う。
第3の特徴;前記パワーユニット(42)は、エンジン(42a)を有し、前記鞍乗り型車両(10)は、前記エンジン(42a)に供給される吸気量を調整する電子制御式スロットルボディ(52)をさらに備え、前記制御装置(80)は、前記アクチュエータ(88)を用いて前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた後、運転者から所定値以上の前記アクセルグリップ(86)の回動操作がなされた場合は、前記電子制御式スロットルボディ(52)の回動制御を、運転者の操作量に基づく目標値に対して緩慢に追従させる。
第4の特徴;前記鞍乗り型車両(10)は、車両前方を撮影するカメラ(70)を備え、前記制御装置(80)は、前記カメラ(70)が撮影した画像に基づいて障害物が前方にあるか否かを判断し、障害物があると判断した場合は、前記アクチュエータ(88)による前記アクセルグリップの回動を禁止する。
第5の特徴;前記パワーユニット(42)は、エンジン(42a)を有し、前記鞍乗り型車両(10)は、前記エンジン(42a)に供給される吸気量を調整する電子制御式スロットルボディ(52)をさらに備え、前記制御装置(80)は、前記アクチュエータ(88)を用いて前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた後、前記バンク角が所定値以上にならない場合は、運転者がアクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた場合であっても、前記電子制御式スロットルボディ(52)の開度を大きくしない。
本発明の第1の特徴によれば、旋回半径を算出することで、車両のアンダーステア状態を判定することができる。アンダーステア状態の場合は、鞍乗り型車両のバンク角が旋回する方向により大きく与えられるとともに、パワーユニットの動力が与えられれば、これを解消することができる。制御装置が、運転者にアクセルグリップを回動することで、バンク角をより大きくして、パワーユニットが出力する動力を増加させることを促すことができ、運転者は適正なバンク姿勢を認識して、アンダーステア状態を解消すべく車両をバンクさせるとともに加速をする操作を行うことが可能となる。その結果、アンダーステア状態を解消してバンク状態を適切にして旋回し易くなる。
本発明の第2の特徴によれば、簡易な構成で精度良くアンダーステア判定を行うことができる。
本発明の第3の特徴によれば、アクチュエータによるアクセルグリップの加速側への回動操作に応じて運転者が過度にアクセルグリップの加速側への回動操作を行った場合であっても、エンジンが出力する動力が急激に上昇することを防止することができる。その結果、駆動輪である後輪WRのスリップを抑制することができる。
本発明の第4の特徴によれば、障害物がある場合には、アクチュエータによるアクセルグリップの加速側への回動操作を行うことによる運転者に与える違和感の発生を防止することができる。
本発明の第5の特徴によれば、アクチュエータによるアクセルグリップの加速側への回動操作後に、バンク角が大きくならないのに運転者によるアクセルグリップの加速側への回動操作によって鞍乗り型車両が加速するといった事態を防止することができる。
本実施の形態の鞍乗り型車両の一種である自動二輪車の左側面図である。 図1の自動二輪車の一部平面図である。 図1の自動二輪車のハプティック装置に関する電気的な構成図である。 図3の制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 図4のステップS7で求めたコーナリングにおける自動二輪車の予測走行軌跡の一例を示す図である。 自動二輪車をバンクさせたときの自動二輪車および運転者の状態の一例を示す図である。 自動二輪車をバンクさせたときの自動二輪車および運転者の状態の他の一例を示す図である。 変形例3におけるハプティック装置を構成するアクセルグリップの断面図である。 変形例4におけるハプティック装置を構成するグリップの外観図である。 図9のグリップの断面図である。
本発明に係る鞍乗り型車両について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、鞍乗り型車両の一種である自動二輪車10の左側面図、図2は、自動二輪車10の一部平面図である。なお、発明の理解を容易にするために、特に指示のない限り、図1および図2に示す矢印方向に従って、前後、上下、および左右の方向を説明する。
自動二輪車10は、ダブルクレードル型の車体フレーム12を有する。この車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、左右一対のメインフレーム16と、ダウンフレーム18とを有する。左右一対のメインフレーム16は、ヘッドパイプ14から左右に分岐して緩やかに後ろ下がりで後方に延びた後、湾曲部16aを介して下方に延びている。ダウンフレーム18は、ヘッドパイプ14から左右に分岐してメインフレーム16の下方を、後ろ斜め下方に延びた後、湾曲部18aを介して略水平に後方に延び、メインフレーム16の後端部に接続される。
車体フレーム12は、さらに、左右一対のシートフレーム20と、左右一対のピボットプレート22と、左右一対の補強ステー24とを有する。左右一対のシートフレーム20は、左右一対のメインフレーム16の湾曲部16a近傍から後方やや後ろ上がりに延びている。左右一対のピボットプレート22は、メインフレーム16の前記後端部付近に配置される。左右一対の補強ステー24は、メインフレーム16のピボットプレート22が設けられている付近から斜め後ろ上がりに延びてシートフレーム20に接続される。左右一対のピボットプレート22には、ピボット26が設けられている。車体フレーム12の一部を構成する左右一対のフロントフォーク28は、ヘッドパイプ14によって回転自在に軸支され、左右一対のフロントフォーク28の上端には、トップブリッジ30aを介して、操舵用のハンドルバー32が取り付けられている。
トップブリッジ30aには、スピードメータ等を有するメータ部34が取り付けられている。ヘッドパイプ14の前方には、自動二輪車10の前方を照射するヘッドライト36と、左右一対のフロントウインカ38が設けられている。前輪WFは、左右一対のフロントフォーク28によって回転自在に軸支され、前輪WFの上部には、フロントフェンダ40が設けられている。
メインフレーム16とダウンフレーム18との間には、エンジン42aおよび変速機42bを有するパワーユニット42が設けられ、パワーユニット42の上方であって、メインフレーム16の前側上方には、燃料タンク44が取り付けられている。エンジン42aには、排気管46が取り付けられ、排気管46にはマフラー48が接続されている。オイルクーラ50は、エンジン42aの前方であってダウンフレーム18の前側に設けられ、電子制御式スロットルボディ52およびエアクリーナ54は、エンジン42aの後方に設けられている。電子制御式スロットルボディ52は、エンジン42aに供給(吸気)される空気の吸気量を調整するものであり、図示しないモータによって駆動されるスロットル弁と前記スロットル弁の開度を検出するスロットルポジションセンサ52a(図3参照)を有する。前記スロットル弁が開く方向に回動することで開度が大きくなり、前記スロットル弁が閉じる方向に回動することで開度が小さくなる。また、前記スロットル弁の開度が大きくなるにつれエンジン42aに供給される吸気量が多くなり、エンジン42aが出力する動力は大きくなる。
左右一対のピボットプレート22には、ピボット26を介してスイングアーム56が略上下方向に揺動自在に軸支され、スイングアーム56の後端部上側とシートフレーム20との間には、リアクッション58が介装されている。スイングアーム56の後端には、駆動輪である後輪WRが回転可能に軸支されている。パワーユニット42の動力は、図示しないチェーンを介して後輪WRに伝達される。
燃料タンク44の後方且つシートフレーム20の上部には、運転者および同乗者が着座する(跨る)ためのシート60が取り付けられており、シート60は、運転者が乗車する運転者用シート60aと、同乗者が乗車する同乗者用シート60bからなるタンデムシートである。シートフレーム20の後部には、同乗者が把持するグラブバー62、および、リアウインカ64が取り付けられている。シートフレーム20の後方にはリアフェンダ66が設けられており、リアフェンダ66には、テールランプ68が取り付けられている。
自動二輪車10には、フロントフォーク28の前方であって、ヘッドライト36の下方には、車両前方を撮影する前方カメラ70と、燃料タンク44の前側であって、ハンドルバー32の後方には、運転者の姿勢を検知するために、運転者を撮影する後方カメラ72とが設けられている。自動二輪車10には、自動二輪車10が走行する道路の情報を有する地図情報ユニット74と、自動二輪車10のバンク角(傾斜角)θを検出するためのバンク角検出装置76と、GPS装置78と、自動二輪車10全体を電気的に制御する制御装置80が設けられている。地図情報ユニット74、バンク角検出装置76、およびGPS装置78のうち少なくとも一つは、制御装置80と一体的に設けられていてもよい。地図情報ユニット74は、自動二輪車10が走行する道路の情報(例えば、道路の形状、勾配等を含む)を有する地図情報が記憶された記憶媒体を有していてもよいし、データベースに記憶された地図情報を無線LANによって取得してもよい。GPS装置78は、複数の衛星からの信号を受信することで自動二輪車10の位置情報(GPS情報)を算出するものである。自動二輪車10の前輪WFおよび後輪WRには、自動二輪車10の速度(車速)Vを検出するための車速センサ82a、82bが設けられている。この車速センサ82aは、前輪WFの回転数を検出し、車速センサ82bは、後輪WRの回転数を検出する。
自動二輪車10は、さらに、図2に示すようにハプティック装置84を有する。ハプティック装置84は、ハンドルバー32の右端部側に設けられ、ハンドルバー32に対して回動可能なアクセルグリップ86と、車両が加速する方向にアクセルグリップ86を回動させる動力を発生するモータ等のアクチュエータ88と、アクセルグリップ86の回動角度を検出するアクセルポジションセンサ90とを少なくとも有する。アクセルグリップ86は、運転者による回動操作が解除されると、所定の回動角度(例えば、0度)に戻るようにバネ等によって付勢されている。このアクセルグリップ86は、運転者の右手によって把持され、ハンドルバー32の左端部側には、運転者の左手によって把持されるグリップ92が設けられている。アクセルグリップ86に隣接して車体中央側に設けられたスイッチボックス94には、後述するハプティック動作の「オン」/「オフ」を切り換えるための切換スイッチ96と、ハプティック動作の介入度合いを調整する調整操作子98とが設けられている。アクチュエータ88は、スイッチボックス94内に設けられている。なお、ハプティック動作の「オン」/「オフ」、および、ハプティック動作の介入度合いの調整は、メータ部34のディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)で設定できるようにしてもよい。
図3は、自動二輪車10のハプティック装置84に関する電気的な構成図である。自動二輪車10は、上述したように、少なくとも、電子制御式スロットルボディ52、前方カメラ70、後方カメラ72、地図情報ユニット74、バンク角検出装置76、GPS装置78、制御装置80、車速センサ82a、82b、アクチュエータ88、アクセルポジションセンサ90、切換スイッチ96、および、調整操作子98を有する。
制御装置80は、アクセルポジションセンサ90が検出したアクセルグリップ86の回動角度に基づいて、電子制御式スロットルボディ52の前記モータを制御することで、エンジン42aに供給する吸気量を調整する。つまり、制御装置80は、アクセルグリップ86の回動角度(運転者のアクセルグリップ86の操作量)に基づく目標値(開度)となるように、電子制御式スロットルボディ52の前記モータを制御する。これにより、電子制御式スロットルボディ52の前記スロットル弁の開度は目標値となる。制御装置80は、アクセルグリップ86の回動角度が大きくなる程、前記スロットル弁の開度を大きくする。これにより、アクセルグリップ86の回動角度が大きくなるにつれ、エンジン42aが出力する動力(駆動力)が大きくなる。つまり、アクセルグリップ86は、エンジン42aが発生する動力を指示する(加速を指示する)操作子であり、電子制御式スロットルボディ52と機械的に独立している。なお、制御装置80は、スロットルポジションセンサ52aが検出した前記スロットル弁の開度に基づいて、前記スロットル弁の開度が目標値となるようにフィードバック制御を行っている。
制御装置80は、車速センサ82a、82bが検出した回転数の少なくとも一方を用いて、車速Vを算出する。バンク角検出装置76は、ジャイロセンサおよび加速度センサ(不図示)を含み、制御装置80は、ジャイロセンサおよび加速度センサの検出値を用いて、自動二輪車10のバンク角θを算出する。このバンク角θは、車体の重心Gにおける自動二輪車10のバンク角を表している。制御装置80は、前方カメラ70が撮影した画像を認識することで、自動二輪車10の前方に障害物(例えば、歩行者、停車している車両等)があるかどうかを判断する。この前方にいる車両が停車しているのか、それとも自動二輪車10の前方を走行しているかの判断は、閾値以上でその車両が自動二輪車10に接近しているかどうかで識別することができる。詳しくは、一定時間前に撮影した画像中における車両の大きさと、現在撮影した画像中における前記車両の大きさとの差が、所定の閾値を超えている場合は停車していると見做し前方に障害物があると判断する。
制御装置80は、後方カメラ72が撮影した画像を認識することで運転者の姿勢を検出する。制御装置80は、GPS装置78が算出した自動二輪車10の位置情報(GPS情報)と、地図情報ユニット74の地図情報とに基づいて、現在自動二輪車10がどの道路のどの位置を走っているのかを特定する。
制御装置80は、自動二輪車10がコーナリングに入るまたは入った段階で、自動二輪車10がアンダーステア状態、つまり、車体が比較的立っている状態で、且つ、車速Vが低速な状態で、カーブの外方に大回りしながら(膨らみながら)旋回走行している状態であるか否かを判定するアンダーステア判定を行う。制御装置80は、所定の条件が成立すると(例えば、前方に障害物がない、切換スイッチ96によるハプティック動作が「オン」、車速Vが閾値以下である)、自動二輪車10がアンダーステア状態であると判定する。このアンダーステア判定は、車速V、バンク角θ、GPS情報、および、地図情報に基づいて判定する。そして、制御装置80は、アンダーステア判定によりアンダーステア状態であると判断すると、ハプティック装置84を制御することでハプティック動作を実行させる。詳しくは、アクセルグリップ86が加速方向に回動するように、アクチュエータ88の駆動を制御することで、ハプティック動作を実行させる。なお、ハプティック動作時、アクセルグリップ86には、加速方向への荷重が加えられるが、運転者はアクセルグリップ86を把持しているため、運転者の操作がなされるまで電子制御式スロットルボディ52の前記スロットル弁は、ハプティック動作の制御作動開始時の開度(位置)から動くことはない。
次に、制御装置80の制御動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、制御装置80は、図4に示す制御動作を一定の周期(例えば、10msec)で実行する。まず、ステップS1で、制御装置80は、GPS装置78が算出したGPS情報(自動二輪車10の位置情報)を取得する。次いで、制御装置80は、自動二輪車10がコーナリングに進入したか否かを判断する(ステップS2)。この判断は、GPS情報と地図情報とに基づいて、自動二輪車10が道路のカーブ(コーナリング)に進入したか否かによって判断することができる。なお、カーブに進入する前には、運転者は、アクセルグリップ86の回動操作を解除するとともに、図示しないブレーキ操作子を操作してブレーキをかけて自動二輪車10を減速させてからカーブに入って自動二輪車10をバンクさせるので、制御装置80は、アクセルグリップ86の回動操作の解除、ブレーキ操作、および、バンク角θに基づいて自動二輪車10が道路のカーブに進入したか否かを判断してもよい。アクセルグリップ86の回動操作が解除されたか否かの判断は、スロットルポジションセンサ52aの検出信号に基づいて判断することができる。また、ブレーキ操作がされたか否かの判断は、図示しないブレーキセンサの検出信号に基づいて判断することができる。また、バンク角検出装置76の検出信号に基づいてバンク角θを求めることができる。
ステップS2で、コーナリングに進入していないと判断すると、つまり、直進走行であると判断すると、ハプティック動作を実行する必要はないので図4に示す動作を終了する。これにより、ハプティック動作の実行が禁止される。一方、ステップS2で、コーナリングに進入したと判断すると、制御装置80は、ハプティック動作が「オン」であるか否かを判断する(ステップS3)。この判断は、切換スイッチ96に状態に基づいて判断する。ステップS3で、切換スイッチ96によるハプティック動作が「オフ」であると判断すると、ハプティック動作を実行する必要はないので図4に示す動作を終了する。これにより、ハプティック動作の実行が禁止される。一方、ステップS3で、切換スイッチ96によるハプティック動作が「オン」であると判断すると、制御装置80は、前方に障害物があるか否かを判断する(ステップS4)。この判断は、前方カメラ70が撮影した画像を認識することで障害物があるか否かを判断する。ステップS4で、前方に障害物があると判断すると図4に示す動作を終了し、ステップS4で、前方に障害物がないと判断すると、車速Vが閾値以下であるか否かを判断する(ステップS5)。この判断は、車速センサ82a、82bの検出信号に基づいて判断する。ステップS5で、車速Vが閾値以下でない場合、つまり、車速Vが閾値より大きい(速い)と判断すると図4に示す動作を終了し、ステップS5で、車速Vが閾値以下であると判断すると、ステップS6に進む。前方に障害物がある場合または車速Vが閾値より大きい場合にハプティック動作を実行すると、別の予期せぬ事態が発生し得るので、前方に障害物がある場合または車速Vが閾値より大きい場合は、ハプティック動作の実行が禁止される。
ステップS6に進むと、制御装置80は、現在の車速Vとバンク角θとに基づいて自動二輪車10の旋回半径R1を算出する。旋回半径R1は、R1=V2/(g×tanθ)の関係式で求めることができる。なお、gは、重力加速度である。この現在の車速Vおよびバンク角θは、車速センサ82a、82bおよびバンク角検出装置76が直近に検出した検出値に基づく値である。そして、制御装置80は、算出した旋回半径R1からコーナリングにおける自動二輪車10の予測走行軌跡Lo1を求める(ステップS7)。次いで、地図情報と現在のGPS情報とから現在自動二輪車10が走行しているコーナリング(道路のカーブ)の半径R2を取得する(ステップS8)。
図5は、ステップS7で求めたコーナリングにおける自動二輪車10の予測走行軌跡Lo1の一例を示す図である。図5に示すように、コーナリングにおいて、例えば、運転が不慣れな運転者が車速Vを落とし過ぎた場合等で、運転者は車体をあまり傾けることができず、その結果、コーナリングの半径R2より大回りで、カーブの外方に膨らみながら走行することが予測され、アンダーステア状態となる。アンダーステア状態になる典型的な場面としては、例えば、上り坂のヘアピンカーブを走行中、経験不足等により運転者が旋回中にアクセルグリップ86を戻してしまい(回動角度を小さくしてしまい)、車速Vが落ちることで運転者が自動二輪車10を立たせてしまうといったケースが挙げられる。
なお、図5に示す、ステップS7で求めた予測走行軌跡Lo1の旋回半径は、ステップS6で求めた旋回半径R1である。また、図5では、コーナリングの半径R2を、自動二輪車10が走行している道路幅の中心位置における半径としているが、道路幅の中心位置より内側または外側の位置における半径であってもよい。つまり、自動二輪車10が走行しているコーナリングに沿って曲がるための理想の旋回半径であればよい。
そして、制御装置80は、求めた予測走行軌跡Lo1と半径R2とに基づいて自動二輪車10の走行がアンダーステア状態であるか否かを判断する(ステップS9)。つまり、車体が比較的立っている状態で、且つ、車速Vが低速な状態で、カーブの外方に大回りしながら(膨らみながら)自動二輪車10が旋回走行しているか否かを判定する。具体的には、制御装置80は、ステップS8で求めた半径R2から判定曲線Lを求め、ステップS7で求めた予測走行軌跡Lo1が判定曲線Lを超えて大回りするか否かを判断し、大回りする場合はアンダーステア状態であると判定する。この判定曲線Lは、図5に示すように、ステップS8で求めた半径R2から一定の距離α(例えば、80cm)だけ外側に膨らんだ位置に設定されている。つまり、判定曲線Lは、ステップS8で求めた半径R2に一定の距離αを加算した距離を半径(R2+α)とする曲線である。この一定の距離αは、自動二輪車10が走行している道路幅等に応じて異なる。なお、この判定曲線Lは、地図情報ユニット74の地図情報に組み込まれていてもよく、この場合は、ステップS8で半径R2を求める必要はない。
ステップS9で、アンダーステア状態でないと判断すると、ハプティック動作を実行する必要はないので図4に示す動作を終了する。これにより、ハプティック動作の実行が禁止される。一方、ステップS9で、アンダーステア状態であると判定すると、制御装置80は、ハプティック動作を実行する。具体的には、ステップS10で、現在の車速V、バンク角θ、および、アクセルグリップ86の回動角度に基づいて、アクチュエータ88の制御値を算出する。つまり、アクチュエータ88がアクセルグリップ86を加速側に回動させる動力を、どのくらいの値(力)にするかを決定する制御値を算出する。例えば、現在の車速Vが小さい場合やアクセルグリップ86の回動角度が小さい場合は、その分車速Vを速くする必要があるので制御値を大きくする。逆に、現在の車速Vがある程度速い場合やアクセルグリップ86の回動角度がある程度大きい場合は、さほど車速Vを速める必要はないので制御値を小さくする。また、制御値を算出する際は、調整操作子98によって調整されたハプティック動作の介入度合いを加味して制御値を算出してもよい。例えば、ハプティック動作の介入度合いが大きい場合には、アクセルグリップ86を加速側に回動させる動力を大きくし、ハプティック動作の介入度合いが小さい場合には、アクセルグリップ86を加速側に回動させる動力を小さくする。
次いで、制御装置80は、ステップS10で算出した制御値に基づいてアクチュエータ88の駆動を制御することで、アクセルグリップ86を加速側に回動させる(ステップS11)。このアクチュエータ88によるアクセルグリップ86を加速側に回動させる動作が、アクセルグリップ86を握っている右手に伝達されるので、運転者は、自動二輪車10をさらにバンクさせるとともに、アクセルグリップ86の加速側への回動操作を促す指示があることを認識することができる。その結果、運転者は、その指示を受けて自動二輪車10が旋回する方へ自動二輪車10をバンクさせるとともに、アクセルグリップ86を加速する方向に回動させる。これにより、アンダーステア状態を解消でき、大回りせずに自動二輪車10を旋回させることができる。つまり、自動二輪車10の実際の走行軌跡Lo2は、ステップS7で求めた予測走行軌跡Lo1より小回りで旋回し、判定曲線Lを超えて大回りすることが防止される。
このとき、運転者は、ハプティック動作に応じてアクセルグリップ86の加速側への回動操作を過度に行う場合があり、このような場合は、エンジン42aが出力する動力が急激に上昇してしまう。そのため、制御装置80は、運転者によってアクセルグリップ86の回動操作が所定値以上行われた場合は、電子制御式スロットルボディ52の回動制御(前記モータの制御)を、アクセルグリップ86の回動角度(運転者のアクセルグリップ86の操作量)に基づく目標値(開度)に対して緩慢に追従させる。つまり、アクセルグリップ86が所定値以上回動された場合は、電子制御式スロットルボディ52の前記スロットル弁の開度が目標値となるように、前記スロットル弁の開度を徐々に開いて緩慢に追従させる。これにより、ハプティック動作に応じて運転者がアクセルグリップ86の加速側への回動操作を過度に行った場合であっても、エンジン42aが出力する動力は徐々に緩慢に上昇するので、エンジン42aが出力する動力が急激に上昇することはない。
なお、ハプティック動作によるアクセルグリップ86の加速側への回動は、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促すためのものであるので、アクチュエータ88によってアクセルグリップ86を加速側に回動させる動力は小さく(ステップS10で算出される制御値は小さく)、ハプティック動作による力が強過ぎて、運転者の意思によらずに右手で握られているアクセルグリップ86が加速側に回動することはない。
ここで、制御装置80がバンク角検出装置76の検出値を用いて算出するバンク角θについて説明する。制御装置80が、バンク角検出装置76が検出した検出値だけに基づいてバンク角θを算出してしまうと、算出されるバンク角θは、図6に示すように、自動二輪車10の左右中心位置(タイヤの中心位置)を通り、且つ、自動二輪車10の重心Gを通る線100と、重力がかかる方向とのなす角θ1となる。しかしながら、自動二輪車10がバンクすると、タイヤの地面に対する接地点Pは、タイヤの中心位置ではなく中心位置からずれた位置となる。そのため、なす角θ1は、自動二輪車10の実際のバンク角θに対して誤差を有することなる。つまり、バンクしたときの自動二輪車10の実際のバンク角θは、タイヤの地面に対する接地点Pと重心Gとを通る線102と、重力がかかる方向とのなす角θ2となり、なす角θ1とは異なる。したがって、制御装置80は、バンク角検出装置76の検出値だけに基づいて算出したバンク角θ(θ1)を、既知であるタイヤの形状情報等を有するプロファイル情報に基づいて補正する。これにより、補正後のバンク角θは、なす角θ2となる。バンク角θの補正は、なす角θ1に応じたタイヤの形状情報に基づく補正値となす角θ1とによってバンク角θ(θ1)を補正することができる。
また、図6に示すように、タイヤの接地点Pと自動二輪車10の重心Gとを通る線102上に運転者の頭部Hが位置する場合は、自動二輪車10および運転者全体の重心は、線102上にあるので、自動二輪車10および運転者全体のバンク角(以下、力学的バンク角と呼ぶ)は、自動二輪車10のバンク角θと略同一になる。したがって、この場合は、力学的バンク角を考慮しなくても、自動二輪車10のバンク角θだけを考えればよい。しかしながら、運転者によっては、図7に示すように、上体を然程倒さずに自動二輪車10だけバンクさせて、コーナリングを走行する場合がある。この場合は、タイヤの接地点Pと自動二輪車10の重心Gとを通る線102上に、運転者の頭部Hが位置せず、力学的バンク角は、自動二輪車10のバンク角θとは異なる。したがって、図4のステップS6では、車速Vと力学的バンク角に基づいて旋回半径R1を求める必要があり、ステップS10では、車速V、力学的バンク角、アクセルグリップ86の回動角度に基づいてアクチュエータ88の制御値を算出する必要がある。
そのため、図7に示すように、タイヤの接地点Pと自動二輪車10の重心Gとを通る線102上に、運転者の頭部Hが位置しない場合は、運転者の頭部Hの位置に基づいてバンク角θを補正する。具体的には、タイヤの接地点Pと重心Gとを通る線102から運転者の頭部Hまでの距離に基づいてバンク角θを補正する。この補正後のバンク角θは、力学的バンク角となる。この運転者の頭部Hの位置は、後方カメラ72が撮影した画像を認識することで特定することができる。なお、運転者の頭部Hだけでなく、運転者の姿勢を考慮してバンク角θを補正することでより実際の力学的バンク角により近づけることが可能となる。この運転者の姿勢も、後方カメラ72が撮影した画像を認識することで特定することができる。
このように、本実施の形態によれば、制御装置80は、自動二輪車10の旋回走行中に、車速センサ82a、82bとバンク角検出装置76とを用いて旋回半径R1を算出し、算出した旋回半径R1を元にアンダーステア状態か否かを判定するアンダーステア判定を行い、アンダーステア状態と判定された場合は、アクチュエータ88がアクセルグリップ86を加速方向に回動させるようにハプティック装置84を制御する。これにより、旋回半径R1を算出することで、車両(自動二輪車10)のアンダーステア状態を判定することができる。アンダーステア状態の場合は、自動二輪車10のバンク角θが旋回する方向により大きく与えられるとともに、エンジン42aの動力が与えられれば、これを解消することができる。制御装置80が、運転者にアクセルグリップ86を回動することで、バンク角θをより大きくして、エンジン42aが出力する動力を増加させることを促すことができ、運転者は適正なバンク姿勢を認識して、アンダーステア状態を解消すべく車両をバンクさせるとともに加速をする操作を行うことが可能となる。その結果、アンダーステア状態を解消してバンク状態を適切にして旋回し易くなる。
自動二輪車10は、自車両の走行位置を検出するGPS装置78と、自車両が走行する道路の地図情報を有する地図情報ユニット74とを備え、制御装置80は、旋回半径R1と、自車両の走行位置および走行中の道路の地図情報とを用いてアンダーステア判定を行う。これにより、簡易な構成で精度良くアンダーステア判定を行うことができる。
制御装置80は、アクチュエータ88を用いてアクセルグリップ86を加速方向に回動させた後、運転者から所定値以上のアクセルグリップ86の回動操作がなされた場合は、電子制御式スロットルボディ52の回動制御を、運転者の操作量に基づく目標値に対して緩慢に追従させる。これにより、ハプティック動作に応じて運転者が過度にアクセルグリップ86の加速側への回動操作を行った場合であっても、エンジン42aが出力する動力が急激に上昇することを防止することができる。その結果、駆動輪である後輪WRのスリップを抑制することができる。
制御装置80は、前方カメラ70が撮影した画像に基づいて障害物が前方にあるか否かを判断し、障害物があると判断した場合は、アクチュエータ88によるアクセルグリップ86の回動を禁止するので、障害物がある場合にハプティック動作を行うことによる運転者に与える違和感の発生を防止することができる。
[変形例]
上記実施の形態は、例えば、以下のような変形も可能である。
(変形例1)変形例1では、運転者が与えた自動二輪車10のバンク角θが初期バンク角θsよりも小さくなった場合、つまり、初期バンク角θsよりも自動二輪車10が立った場合で、且つ、アンダーステア状態と判定された場合にのみハプティック動作を実行し、初期バンク角θs以上に自動二輪車10が傾斜(バンク)している場合は、ハプティック動作を実行しない。具体的には、図4のステップS5で車速Vが閾値以下であると判断すると、現在のバンク角θが初期バンク角θs以上であるか否かを判断し、現在のバンク角θが初期バンク角θs以上でないと判断するとステップS6に進み、現在のバンク角θが初期バンク角θs以上であると判断すると図4に示す動作を終了する。
この初期バンク角θsは、以下のようにして設定される。図4のステップS2でコーナリングに入ったと判断すると、制御装置80は、バンク角検出装置76の検出値に基づいてバンク角θを逐次算出し、算出したバンク角θが徐々に増加し、その後減少した場合は、バンク角θのピーク値を初期バンク角θsとして設定する。つまり、算出したバンク角θが徐々に増加し、その後減少した場合は、図4のステップS6に進むことになる。この初期バンク角θsの設定動作は、図4に示す動作と並行して行われる。
このように、現在のバンク角θが初期バンク角θsより小さくなり、且つ、アンダーステア状態と判定されると、ハプティック動作が実行される。これにより、不慣れな運転者がコーナリング中で車速Vを落とし過ぎたため自動二輪車10のバンク角θを初期バンク角θsより小さくした場合に、初めてハプティック動作を行うことで、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促すことができ、運転者の自主性を尊重することができる。つまり、運転者が徐々に自動二輪車10を傾けることでバンク角θが徐々に大きくなっている場合であっても、アンダーステア状態と判定して、ハプティック動作を行うと、運転者に対して違和感を与えることになるので、本変形例1では、バンク角θが初期バンク角θsより小さくなった場合に、ハプティック動作を実行する。
なお、バンク角θが徐々に増加した後、バンク角θが増減せずに所定時間一定に保たれた場合は、初期バンク角θsを設定することなく、ステップS6に進んでもよい。つまり、バンク角θが増減せずに所定時間一定に保たれ、且つ、アンダーステア状態と判定された場合は、元々の自動二輪車10のバンク角θが小さいと判断できるため、ハプティック動作を実行する。
(変形例2)図4のステップS11でハプティック動作に応じて、運転者は、アクセルグリップ86の加速側への回動操作を行った後、自動二輪車10をさらにバンクさせる必要があるが、運転者によっては、バンク操作を忘れてしまう場合が考えられる。したがって、変形例2では、制御装置80は、ハプティック動作が行われた後、バンク角θが所定値以上大きくならない場合は、運転者がアクセルグリップ86の加速側への回動操作を行った場合であっても、電子制御式スロットルボディ52(前記スロットル弁)の開度を大きくしない。そして、バンク角θが所定値以上大きくなると、制御装置80は、運転者のアクセルグリップ86の加速側への回動操作に応じて、電子制御式スロットルボディ52(前記スロットル弁)の開度を大きくする。これにより、ハプティック動作後にバンク角θが大きくならないのに運転者によるアクセルグリップ86の加速側への回動操作によって自動二輪車10が加速するといった事態を防止することができる。
(変形例3)上記実施の形態では、自動二輪車10がアンダーステア状態の場合には、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促すために、アクチュエータ88によってアクセルグリップ86を加速側に回動させるハプティック動作を行うようにしたが、変形例3では、アクセルグリップ86に振動を与えることで、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促す。
図8は、変形例3におけるハプティック装置84を構成するアクセルグリップ86の断面図である。なお、変形例3では、上記実施の形態と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。ハプティック装置84は、アクチュエータ88に代えて、モータ(回転駆動源)110と、モータ110の回転軸110aに取り付けられた被回転体112とを有する。このモータ110および被回転体112は、中空のハンドルバー32内に設けている。なお、図示していないが、ハプティック装置84は、アクセルグリップ86の回動角度を検出するアクセルポジションセンサ90を有する。
被回転体112は、モータ110の回転軸110aが回転することで回転する。回転軸110aは、被回転体112の中心からずれた位置に連結されているので、回転軸110aが回転すると偏心して回転する。そのため、偏心回転した被回転体112は、ハンドルバー32の内壁に当るので、ハンドルバー32およびアクセルグリップ86が振動し、この振動が運転者の右手に伝達される。したがって、アクセルグリップ86が振動することで、運転者は、アクセルグリップ86の加速側への回動操作を促す指示があることを認識することができる。
具体的には、制御装置80は、図4のステップS9で、アンダーステア状態と判定すると、ステップS10で、バンク角θ、車速V、および、アクセルグリップ86の回動角度に基づいてモータ110の制御値(回転数を決定する制御値)を算出し、ステップS11で、制御値に基づいてモータ110を駆動(回転)させる。制御値が大きい程モータ110の回転数は大きくなり、制御値が小さい程モータ110の回転数は小さくなる。このステップS10で算出される制御値は、例えば、現在の車速Vが小さい場合やアクセルグリップ86の回動角度が小さい場合は、その分車速Vを速くする必要があるので大きくなり、逆に、現在の車速Vがある程度速い場合やアクセルグリップ86の回動角度がある程度大きい場合は、さほど車速Vを速める必要はないので小さくなる。なお、モータ110および被回転体112をアクセルグリップ86側に設けるようにしたが、グリップ92側に設けるようにしてもよい。この場合は、アンダーステア状態と判定されると、グリップ92が振動することになる。
(変形例4)変形例3では、自動二輪車10がアンダーステア状態の場合には、アクセルグリップ86に振動を与えることで、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促すようにしたが、変形例4では、ハンドルバー32の左端部側に設けられたグリップ92から可動部120を突出させることで、運転者にアクセルグリップ86の回動操作を促す。
図9は、変形例4におけるハプティック装置84aを構成するグリップ92の外観図、図10は、図9のグリップ92の断面図である。なお、変形例4では、上記実施の形態と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付する。ハプティック装置84aは、グリップ92と、可動部120と、バネ122と、ワイヤ124とを有する。
可動部120は、ハンドルバー32内でグリップ92の前方側に設けられ、グリップ92から前方に向かって突出可能である。なお、ハンドルバー32およびグリップ92には、可動部120との干渉を避けるための開口部32a、92aが設けられている。バネ122は、可動部120を前方側に付勢する。
一端が可動部120に接続されているワイヤ124は、制御装置80によって制御される図示しないアクチュエータによって駆動され、可動部120をハンドルバー32およびグリップ92内に収納するための力を可動部120に伝達する。詳しくは、前記アクチュエータによってワイヤ124が、グリップ92の軸方向に沿ってグリップ92の基端側(車体中央側)に、つまり、矢印A方向に引っ張られることで、その力が可動部120に伝達され、グリップ92から可動部120が突出しない状態となる。前記アクチュエータによるワイヤ124の引っ張りが解除されると、バネ122の付勢力によって、可動部120が回転軸120aを中心に回転することで、グリップ92から前方に突出する。したがって、可動部120がグリップ92から前方に突出すると、グリップ92を把持している左手の指等を前方に押すことになるので、運転者は、アクセルグリップ86の加速側への回動操作を促す指示があることを認識することができる。具体的には、制御装置80は、図4のステップS9で、アンダーステア状態と判定すると、前記アクチュエータによるワイヤ124の引張りを解除する。なお、変形例4では、図4のステップS10、S11の動作は不要である。
(変形例5)上記実施の形態においては、ハプティック装置84のアクチュエータ88は、アクセルグリップ86を加速側に回動させるようにしたが、変形例5では、アクチュエータ88は、図示しないクラッチを切断する方向にクラッチレバー130(図2参照)を駆動させる。本変形例5においては、クラッチレバー130と前記クラッチとは接続されておらず、クラッチレバー130の操作量に応じて前記クラッチが制御される電子制御式クラッチである。なお、言うまでもないが、前記クラッチは、エンジン42aが出力する動力の後輪WRへの伝達を断接(接続または切断)するものである。また、自動二輪車10には、ハンドルバー32の操舵角を検出する舵角センサ132が設けられている(図2参照)。
本変形例5においては、舵角センサ132が検出した舵角が閾値以上(例えば、ハンドルバー32がフルロック状態)で、車速Vが閾値以下で、且つ、アクセルグリップ86の回動角度が所定値以下の場合は、Uターン走行と判断し、制御装置80は、ハプティック動作を実行する。ハプティック動作が実行されることで、電位制御スロットルボディの前記スロットル弁が微小(所定値)に開き(前記スロットル弁の開度が所定値となり)、前記クラッチが半クラッチ状態になる。つまり、アクチュエータ88がクラッチレバー130を駆動することで、前記クラッチが半クラッチ状態になる。これにより、安定してUターン走行を行うことができる。
なお、制御装置80は、前記クラッチが半クラッチ位置にくるように、アクチュエータ88によってクラッチレバー130を駆動して運転者に望ましいクラッチ位置を伝えるようにしてもよい。そして、前記クラッチが半クラッチ位置に来ると、ハンドルバー32の左端部側に設けられたグリップ92を振動させることで、前記クラッチが半クラッチ位置にあることを知らせてもよい。なお、グリップ92を振動させる機構は、例えば、上記変形例5で説明したようなモータ110と被回転体112とによって構成することができる。
10…自動二輪車(鞍乗り型車両) 42…パワーユニット
42a…エンジン 42b…変速機
52…電子制御式スロットルボディ 52a…スロットルポジションセンサ
70…前方カメラ(カメラ) 72…後方カメラ
74…地図情報ユニット 76…バンク角検出装置
80…制御装置 82a、82b…車速センサ
84、84a…ハプティック装置 86…アクセルグリップ
88…アクチュエータ 90…アクセルポジションセンサ
96…切換スイッチ 98…調整操作子
110…モータ 110a、120a…回転軸
112…被回転体 120…可動部
122…バネ 124…ワイヤ
130…クラッチレバー 132…舵角センサ

Claims (5)

  1. 動力を発生させるパワーユニット(42)と、
    前記パワーユニット(42)の出力を操作する回動可能なアクセルグリップ(86)と、前記アクセルグリップ(86)を回動させるアクチュエータ(88)とを有するハプティック装置(84)と、
    前記ハプティック装置(84)を制御する制御装置(80)と、
    車両の速度を検出する車速センサ(82a、82b)と、
    前記車両のバンク角を検出するバンク角検出装置(76)と、
    を備える鞍乗り型車両(10)において、
    前記制御装置(80)は、前記鞍乗り型車両(10)の旋回走行中に、前記車速センサ(82a、82b)と前記バンク角検出装置(76)とを用いて旋回半径を算出し、算出した前記旋回半径を基にアンダーステア状態か否かを判定するアンダーステア判定を行い、前記アンダーステア状態と判定された場合は、前記アクチュエータ(88)が前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させるように前記ハプティック装置(84)を制御する、ことを特徴とする鞍乗り型車両(10)。
  2. 請求項1に記載の鞍乗り型車両(10)において、
    前記鞍乗り型車両(10)は、自車両の走行位置を検出するGPS装置(78)と、自車両が走行する道路の地図情報を有する地図情報ユニット(74)と、をさらに備え、
    前記制御装置(80)は、前記旋回半径と、自車両の走行位置および走行中の道路の地図情報とを用いて前記アンダーステア判定を行う、ことを特徴とする鞍乗り型車両(10)。
  3. 請求項1または2に記載の鞍乗り型車両(10)において、
    前記パワーユニット(42)は、エンジン(42a)を有し、
    前記鞍乗り型車両(10)は、前記エンジン(42a)に供給される吸気量を調整する電子制御式スロットルボディ(52)をさらに備え、
    前記制御装置(80)は、前記アクチュエータ(88)を用いて前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた後、運転者から所定値以上の前記アクセルグリップ(86)の回動操作がなされた場合は、前記電子制御式スロットルボディ(52)の回動制御を、運転者の操作量に基づく目標値に対して緩慢に追従させる、ことを特徴とする鞍乗り型車両(10)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両(10)において、
    前記鞍乗り型車両(10)は、車両前方を撮影するカメラ(70)を備え、
    前記制御装置(80)は、前記カメラ(70)が撮影した画像に基づいて障害物が前方にあるか否かを判断し、障害物があると判断した場合は、前記アクチュエータ(88)による前記アクセルグリップの回動を禁止する、ことを特徴とする鞍乗り型車両(10)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両(10)において、
    前記パワーユニット(42)は、エンジン(42a)を有し、
    前記鞍乗り型車両(10)は、前記エンジン(42a)に供給される吸気量を調整する電子制御式スロットルボディ(52)をさらに備え、
    前記制御装置(80)は、前記アクチュエータ(88)を用いて前記アクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた後、前記バンク角が所定値以上にならない場合は、運転者がアクセルグリップ(86)を加速方向に回動させた場合であっても、前記電子制御式スロットルボディ(52)の開度を大きくしない、ことを特徴とする鞍乗り型車両(10)。
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