JP2016066474A - コネクタハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング本体の幅方向に向かう力と、一外側面から離間する方向に向かう力とが作用しても、ロック解除操作部がめくれ上がることを防止することのできるコネクタハウジングを提供すること。【解決手段】コネクタハウジング本体3の一外側面32に設けられたロックアーム4と、ロックアーム4に設けられたロック解除操作部44と、ロックアーム4の両側面に対向して一外側面32に立設された一対の保護壁6と、を備えるコネクタハウジング2において、ロックアーム4の側面に突設されためくれ防止用突部と、保護壁6に設けられてめくれ防止用突部との当接によってロック解除操作部44の一外側面32から離れる方向への変位を規制するめくれ防止突起63と、保護壁6又はロックアーム4の少なくとも一方に装備されて保護壁6とロックアーム4との間の隙間を小さくする膨出部46と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ハウジング本体の一外側面に、ロックアームと、このロックアームの両側面に対向する一対のロックアーム保護壁(以下、単に保護壁ともいう。)とを備えるコネクタハウジングに関する。
図14は、下記特許文献1に開示されたコネクタハウジングを示している。
このコネクタハウジング100は、樹脂による一体成形品で、コネクタハウジング本体110と、ロックアーム120と、ロックアーム120を保護する保護壁130と、を備えている。
コネクタハウジング本体110は、接続相手となる不図示の相手コネクタハウジング本体に嵌合接続する部位である。このコネクタハウジング本体110は、端子金具を収容保持する複数の端子収容孔111を有している。
ロックアーム120は、コネクタハウジング本体110を接続相手の相手コネクタハウジング本体に嵌合接続した際に、接続相手の相手コネクタハウジング本体に装備されているロック部と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックする部位である。このロックアーム120は、コネクタハウジング本体110の一外側面112の幅方向(図14の矢印X1方向)中央に設けられている。このロックアーム120は、ハウジング本体相互の嵌合方向(図14では、紙面に直交する方向)に沿って、片持ち梁状に延出して設けられている。このロックアーム120は、ハウジング本体相互の嵌合途中では、自由端側が一外側面112に接近する方向(図14の矢印Y1方向)に撓み変形し、ハウジング本体相互の嵌合が完了した時には、嵌合途中で撓み変形していた部位(自由端)が弾性復元力で元の位置に復帰して前記相手コネクタハウジング本体に装備されているロック部と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックする。ロック状態は、ロックアーム120の自由端部に設けられたロック解除操作部122を押圧することで解除される。
保護壁130は、ロックアーム120の両側面と対向するように、コネクタハウジング本体110の一外側面112に、一対立設されている。この一対の保護壁130は、ロックアーム120が外部の部材との干渉によって係合解除方向(図14の矢印Y1方向)に撓むことを規制する。
特許文献1のコネクタハウジング100の場合、保護壁130と対向するロックアーム120の両側面121に、めくれ防止用突部123が設けられている。このめくれ防止用突部123は、ロックアーム120の側面121から保護壁130に向かって突出した突起部である。
また、保護壁130には、めくれ防止突起133が設けられている。このめくれ防止突起133は、めくれ防止用突部123の上に張り出して設けられた突起である。この保護壁130は、ケーブルや手指がロックアーム120の自由端に引っかかって、ロック解除操作部122が基準位置(図14に示したロック状態の位置)から更に一外側面112から離れる方向(図14の矢印Y1方向とは逆方向)に変位するときに、めくれ防止用突部123と当接して、ロック解除操作部122の一外側面112から離れる方向の変位(めくれ上がり)を規制する。
特開2004−39555号公報
ところが、特許文献1におけるコネクタハウジング100では、めくれ防止用突部123とめくれ防止突起133との重なり合う寸法W1(図14参照)が、ロックアーム120と保護壁130との間の離間寸法S1(図14参照)よりも小さい。
そのため、ロックアーム120に作用する外力が、ロックアーム120をコネクタハウジング本体110の幅方向に撓ませる成分と、ロックアーム120を一外側面112から離間する方向に撓ませる成分とを有していて、この外力によってロックアーム120がめくれ防止用突部123とめくれ防止突起133との重なり合う寸法W1よりも大きく幅方向に撓むと共に一外側面112から離れる方向に撓む場合には、ロックアーム120の片側のめくれ防止用突部123はめくれ防止突起133に当接することができず、ロック解除操作部122のめくれ上がりが発生してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、ハウジング本体の幅方向に向かう力と、ハウジング本体の一外側面から離間する方向に向かう力とがロックアームに作用する場合でも、これらの力によってロック解除操作部がハウジング本体の一外側面から離間する方向にめくれ上がることを防止することのできるコネクタハウジングを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 接続相手となる相手コネクタハウジング本体に嵌合接続するコネクタハウジング本体と、
前記コネクタハウジング本体の一外側面からハウジング本体相互の嵌合方向に沿って延出して設けられて、ハウジング本体相互の嵌合途中では前記一外側面に直交するロック解除方向に撓み変形し、ハウジング本体相互の嵌合が完了した時には嵌合途中で撓み変形していた部位が弾性復元力で元の位置に復帰して前記相手コネクタハウジング本体に装備されているロック部と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックするロックアームと、
前記ロックアームのロック部係合部とは反対側の端部に設けられ、前記一外側面に接近する方向に押圧されることで前記ロックアームが揺動してロック解除方向に変位するロック解除操作部と、
前記ロックアームの両側面に対向するように前記一外側面に立設されて前記ロックアームが外部の部材との干渉によってロック解除方向に撓むことを規制する一対の保護壁と、
を備えるコネクタハウジングであって、
前記保護壁と対向する前記ロックアームの前記ロック解除操作部寄りの側面から前記保護壁に向かって突設されためくれ防止用突部と、
前記保護壁から前記めくれ防止用突部の上に張り出して設けられて、前記めくれ防止用突部との当接によって、前記ロック解除操作部が基準位置から更に前記一外側面から離れる方向に変位することを規制するめくれ防止突起と、
前記保護壁又は前記ロックアームの少なくとも一方に装備されて、前記保護壁と前記ロックアームとの間の隙間を、前記めくれ防止用突部と前記めくれ防止突起との重なり合う寸法よりも小さくする膨出部と、
を備えたことを特徴とするコネクタハウジング。
(2) 前記膨出部は、前記保護壁と対向する前記ロックアームの前記ロック解除操作部の側端に装備したことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタハウジング。
上記(1)の構成によれば、コネクタハウジング本体の一外側面から離間する方向に向かう外力がロックアームに作用して、ロックアームが前記一外側面から離間する方向に変位するとき、ロックアームの側面のめくれ防止用突部が保護壁に突設されているめくれ防止突起に当接して、ロック解除操作部の一外側面から離間する方向への変位が規制される。
また、ロックアームに作用する外力に、コネクタハウジング本体の幅方向に向かう成分が含まれている場合には、その幅方向成分によってロックアームに幅方向の撓みが生じるが、ロックアームの幅方向への撓み量は、保護壁又はロックアームの少なくとも一方に装備されている膨出部によって、めくれ防止用突部とめくれ防止突起との重なり合う寸法よりも小さい範囲に制限される。
そのため、ロックアームが幅方向に撓んだ状態で、一外側面から離れる方向に変位する場合でも、ロックアームの側面のめくれ防止用突部が保護壁に突設されているめくれ防止突起に確実に当接し、めくれ防止突起によって、ロック解除操作部のめくれ上がりを確実に防止することができる。
上記(2)の構成によれば、膨出部の装備によってロックアームのロック解除操作部の幅方向の変位量が少なくなり、ロック解除操作部のめくれ上がりを確実に防止することができる。また、膨出部の装備によってロックアームのロック解除操作部の幅方向の寸法が増大し、ロック解除操作部が大型化することで、ロック解除操作部への押下操作等が容易になり、ロックアームの操作性を向上させることができる。
本発明によるコネクタハウジングによれば、コネクタハウジング本体の幅方向に向かう力と、コネクタハウジング本体の一外側面から離間する方向に向かう力とがロックアームに作用する場合でも、これらの力によってロック解除操作部がコネクタハウジング本体の一外側面から離間する方向にめくれ上がることを防止することができる。
本発明に係るコネクタハウジングの第1実施形態の後方斜め上方から視た斜視図である。 本発明の第1実施形態のコネクタハウジングを後方斜め上方の図1とは異なる角度から視た斜視図である。 本発明の第1実施形態のコネクタハウジングの平面図である。 本発明の第1実施形態のコネクタハウジングのロック部係合部の横断面図である。 本発明の第1実施形態のコネクタハウジングの後面図(背面図)である。 図4のA−A一部断面図である。 図4のB−B一部断面図である。 本発明の第1実施形態のコネクタハウジングに相手コネクタハウジングが嵌合した状態の縦断面図である。 本発明の第2実施形態のコネクタハウジングの平面図である。 本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの後方斜め上方から視た斜視図である。 本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの後方斜め上方の図10とは異なる角度から視た斜視図である。 本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの平面図である。 図12の要部の拡大図である。 従来のコネクタハウジングの正面図である。
以下、本発明に係るコネクタハウジングの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図8は本発明に係るコネクタハウジングの第1実施形態を示したもので、図1は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングの後方斜め上方から視た斜視図、図2は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングを後方斜め上方の図1とは異なる角度から視た斜視図、図3は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングの平面図、図4は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングのロック部係合部の正面図、図5は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングの後面図(背面図)、図6は図4のA−A一部断面図、図7は図4のB−B一部断面図、図8は本発明の第1実施形態のコネクタハウジングに相手コネクタハウジングが嵌合した状態の縦断面図である。
この第1実施形態のコネクタハウジング2は、樹脂の一体成形品で、図1〜図8に示すように、コネクタハウジング本体3と、ロックアーム4と、ロック解除操作部44と、めくれ防止用突部45と、膨出部46と、一対のロックアーム保護壁(以下、単に保護壁ともいう。)6と、を備えている。
コネクタハウジング本体3は、図1に示すように、端子金具に接続された電線が挿通する複数の電線挿通孔31を有している。このコネクタハウジング本体3は、図8に示すように、接続相手となる相手コネクタハウジング本体7に嵌合接続することで、収容している端子金具が相手コネクタハウジング本体7内の端子金具に接続される。
ロックアーム4は、コネクタハウジング本体3の一外側面であるハウジング上面32の幅方向の中央に設けられている。また、ロックアーム4は、ハウジング本体相互の嵌合方向(図6の矢印X2方向)に沿って延出した一対のアーム本体41と、このアーム本体41を揺動可能にコネクタハウジング本体3に連結するハウジング連絡部42(図6参照)と、アーム本体41とハウジング連絡部42とを連結する連結アーム41aと、アーム本体41の前端部に設けられたロック部係合部43と、アーム本体41の後端部に設けられたロック解除操作部44と、各アーム本体41の外側面に突出して設けられためくれ防止用突部45(図2〜図5参照)と、各アーム本体41の外側面を対向する保護壁6側に膨出させた膨出部46と、を備えている。
ハウジング連絡部42は、図6に示すように、一対のアーム本体41の長手方向の中間部で、若干ロック解除操作部44側に寄った位置を、連結アーム41aに連結している。このハウジング連絡部42による支持によって、一対のアーム本体41は、ハウジング連絡部42を支点として、連結アーム41aを介して揺動可能に支持されており、図6に示すように、アーム本体41の後端のロック解除操作部44を矢印Y3方向に押下すると、アーム本体41の先端のロック部係合部43が矢印Y4方向に揺動する。
ロック部係合部43は、ハウジング本体相互の嵌合途中では、相手コネクタハウジング本体7に装備されたロック部73(図8参照)の上に乗り上げ、これに伴い、アーム本体41の前端側が、ハウジング上面32から離間する方向に撓み変形する。即ち、ハウジング本体相互の嵌合途中では、ロック部係合部43は、コネクタハウジング本体3の一外側面であるハウジング上面32から離間する方向に変位する。ハウジング本体相互の嵌合が完了した時には、嵌合途中で撓み変形していたアーム本体41の部位が弾性復元力で元の位置に復帰する。図8に示したように、ロック部係合部43が相手コネクタハウジング本体7に装備されているロック部73と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックする。
ロック解除操作部44は、ハウジング本体相互の接続状態のロックを解除する際に押下操作する部位である。このロック解除操作部44は、ロック部係合部43とは反対側の端部となるアーム本体41の後端部同士を連結するように設けられている。即ち、ロック解除操作部44は、ロックアーム4のロック部係合部43とは反対側の端部に設けられ、図8に矢印Y5で示すように、コネクタハウジング本体3のハウジング上面(一外側面)32に接近する方向に押圧されることで、ロックアーム4が揺動して、ロック部係合部43がロック解除方向(図8の矢印Y6方向)に変位する。
めくれ防止用突部45は、図2〜図5に示すように、保護壁6と対向するロックアーム4の側面(アーム本体41の外側面)から保護壁6に向かって突設された突起である。このめくれ防止用突部45は、各アーム本体41の外側面のロック解除操作部44寄りの位置に装備されている。
このめくれ防止用突部45は、ロック解除操作部44が基準位置(ロック状態の位置)から更に一外側面から離れる方向に変位するとき、後述する保護壁6のめくれ防止突起63に当接することで、ロック解除操作部44の変位を規制する。
膨出部46は、本実施形態では、図3に示したように、保護壁6と対向するロックアーム4の外側面(アーム本体41の外側面)を、保護壁6側に凸の山形構造に膨出させたものである。この膨出部46は、保護壁6とロックアーム4との間の隙間S1を、めくれ防止用突部45と後述するめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さくする膨出構造である。膨出部46が形成されていることにより、保護壁6とロックアーム4との間の隙間S1である保護壁6と膨出部46との間の隙間が、めくれ防止用突部45と後述するめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さくなっている。
コネクタハウジング2を成形する成形金型において、ロックアーム4と保護壁6との間の隙間を形成する成形金型の隔壁は、膨出部46を装備したことで、膨出部46の周囲ではその他の部位よりも薄肉になり、金型の強度低下を招くおそれがある。しかし、本実施形態のように膨出部46を山形構造に設定していると、肉厚が最小となる領域が山形の頂部46aとなる微小な領域で済むため、実質的には、金型の強度低下が問題とならない。即ち、本実施形態のように、膨出部46を山形構造に形成することで、成形金型の強度低下を防止することができる。
本実施形態のコネクタハウジング2では、コネクタハウジング本体3の幅方向に沿う外力がロックアーム4に作用して、ロックアーム4が幅方向に撓み変形する際に、前記膨出部46を装備したことで、ロックアーム4の幅方向への変位量が、めくれ防止用突部45と後述するめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さい値に制限される。
一対の保護壁6は、ロックアーム4の両外側面に対向するように、コネクタハウジング本体3の一外側面であるハウジング上面32に立設されている。一対の保護壁6は、ロックアーム4の上面の高さ以上の高さ寸法を有していて、ロックアーム4が外部の部材との干渉によってロック解除方向に撓むことを規制する。
本実施形態の一対の保護壁6には、図2〜図5に示すように、めくれ防止突起63が装備されている。保護壁6に装備されためくれ防止突起63は、保護壁6からめくれ防止用突部45の上に張り出して設けられて、めくれ防止用突部45との当接によって、ロック解除操作部44が基準位置から更に一外側面(ハウジング上面32)から離れる方向に変位することを規制する。
以上に説明した第1実施形態のコネクタハウジング2の構成によれば、コネクタハウジング本体3のハウジング上面(一外側面)32から離間する方向に向かう外力がロックアーム4に作用して、ロックアーム4がハウジング上面32から離間する方向に変位するとき、ロックアーム4の側面のめくれ防止用突部45が保護壁6に突設されているめくれ防止突起63に当接して、ロック解除操作部44のハウジング上面32から離間する方向への変位が規制される。
また、ロックアーム4に作用する外力に、コネクタハウジング本体3の幅方向に向かう成分が含まれている場合には、その幅方向成分によってロックアーム4に幅方向の撓みが生じるが、ロックアーム4の幅方向への撓み量は、ロックアーム4に装備されている膨出部46によって、めくれ防止用突部45とめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さい範囲に制限される。
そのため、第1実施形態のコネクタハウジング2では、ロックアーム4が幅方向に撓んだ状態で、ハウジング上面32から離れる方向に変位する場合でも、ロックアーム4の側面のめくれ防止用突部45が保護壁6に突設されているめくれ防止突起63に確実に当接し、めくれ防止突起63によって、ロック解除操作部44のめくれ上がりを確実に防止することができる。
また、第1実施形態のコネクタハウジング2では、ロックアーム4の幅方向への変位を規制する膨出部46を山形構造にしているため、膨出部46の装備によって肉厚が最小となる領域が山形の頂部46aとなる微小な領域で済み、成形金型の強度低下を防止することができる。
[第2実施形態]
図9は、本発明の第2実施形態のコネクタハウジングの平面図である。
この第2実施形態のコネクタハウジング2Aは、第1実施形態に示したコネクタハウジング2の一部を改良したもので、改良点以外の構成は第1実施形態と共通であり、共通の構成は第1実施形態と同符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態において改良した点は、第1実施形態に示した膨出部46の代わりに、一対の保護壁6の内側面に、膨出部66を装備した点である。
膨出部66は、図9に示した保護壁6とロックアーム4との間の隙間S1を、めくれ防止用突部45とめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さくする膨出構造である。本実施形態の場合、膨出部66は、図9に示すように、保護壁6のハウジング前端側の長さL1の範囲に、一様な突出長T1で、アーム本体41側に膨出している。膨出部66が形成されていることにより、保護壁6とロックアーム4との間の隙間S1である、保護壁6と膨出部66との間の隙間が、めくれ防止用突部45とめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さくなっている。
この第2実施形態のコネクタハウジング2Aでは、コネクタハウジング本体3の幅方向に沿う外力がロックアーム4に作用して、ロックアーム4が幅方向に撓み変形する際に、膨出部66を装備したことで、ロックアーム4の幅方向への変位量が、めくれ防止用突部45とめくれ防止突起63との重なり合う寸法よりも小さい値に制限され、第1実施形態の場合と同様に、ロック解除操作部44のめくれ上がりを確実に防止することができる。
[第3実施形態]
図10〜図13は本発明に係るコネクタハウジングの第3実施形態を示したもので、図10は本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの斜視図、図11は本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの正面側の斜め上方から視た斜視図、図12は本発明の第3実施形態のコネクタハウジングの平面図、図13は図12の要部の拡大図である。
この第3実施形態のコネクタハウジング2Bは、第1実施形態のコネクタハウジング2の一部を改良したものである。改良点は、保護壁6と対向するロックアーム4のロック解除操作部44の両側端に、保護壁6とロックアーム4の間の隙間を狭める膨出部46Bを装備した点である。
即ち、第3実施形態におけるコネクタハウジング2Bでは、アーム本体41の前端側側面ではなく、アーム本体41の後端に装備されるロック解除操作部44の両側端に膨出部46Bを装備している。
ロック解除操作部44の両側端の膨出部46Bは、平面視では、図13に示すように、アーム本体41の側面から保護壁6側への突出長がアーム本体41の後端に向かって徐々に増加する直角三角形状で、保護壁6側への突出長がロック解除操作部44の側端で最大値T3となる。
このように、ロック解除操作部44の両側端に膨出部46Bを装備したことで、ロックアーム4のロック解除操作部44の幅方向の寸法W4(図13参照)が増大し、ロック解除操作部44が大型化することで、ロック解除操作部44への押下操作等が容易になり、ロックアーム4の操作性を向上させることができる。
なお、以上の各実施形態の比較で明らかなように、本発明に係るコネクタハウジングにおいて、保護壁とロックアームとの間の隙間を低減させる膨出部は、保護壁又はロックアームの何れに装備しても良く、また、保護壁及びロックアームの双方に装備するようにしても良い。即ち、本発明に係るコネクタハウジングにおいて、保護壁とロックアームとの間の隙間を低減させる膨出部は、保護壁又はロックアームの少なくとも一方に装備されれば良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、膨出部は、上記実施形態のように、保護壁又はロックアームの一部の領域に形成されてもよいが、金型の強度低下の問題がなければ、保護壁又はロックアームの全域に渡って形成されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るコネクタハウジングの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 接続相手となる相手コネクタハウジング本体(7)に嵌合接続するコネクタハウジング本体(3)と、
前記コネクタハウジング本体(3)の一外側面(32)からハウジング本体相互の嵌合方向に沿って延出して設けられて、ハウジング本体相互の嵌合途中では前記一外側面(32)に直交するロック解除方向に撓み変形し、ハウジング本体相互の嵌合が完了した時には嵌合途中で撓み変形していた部位が弾性復元力で元の位置に復帰して前記相手コネクタハウジング本体(7)に装備されているロック部(73)と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックするロックアーム(4)と、
前記ロックアーム(4)のロック部係合部(43)とは反対側の端部に設けられ、前記一外側面(32)に接近する方向に押圧されることで前記ロックアーム(4)が揺動してロック解除方向に変位するロック解除操作部(44)と、
前記ロックアーム(4)の両側面に対向するように前記一外側面(32)に立設されて前記ロックアーム(4)が外部の部材との干渉によってロック解除方向に撓むことを規制する一対の保護壁(6)と、
を備えるコネクタハウジング(2)であって、
前記保護壁(6)と対向する前記ロックアーム(4)の前記ロック解除操作部(44)寄りの側面から前記保護壁(6)に向かって突設されためくれ防止用突部(45)と、
前記保護壁(6)から前記めくれ防止用突部(45)の上に張り出して設けられて、前記めくれ防止用突部(45)との当接によって、前記ロック解除操作部(44)が基準位置から更に前記一外側面(32)から離れる方向に変位することを規制するめくれ防止突起(63)と、
前記保護壁(6)又は前記ロックアーム(4)の少なくとも一方に装備されて、前記保護壁(6)と前記ロックアーム(4)との間の隙間を、前記めくれ防止用突部(45)と前記めくれ防止突起(63)との重なり合う寸法よりも小さくする膨出部(46)と、
を備えたことを特徴とするコネクタハウジング(2)。
[2] 前記膨出部(46)は、前記保護壁(6)と対向する前記ロックアーム(4)の前記ロック解除操作部(44)の側端に装備したことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタハウジング(2)。
2,2A,2B コネクタハウジング
3 コネクタハウジング本体
4 ロックアーム
6 保護壁
7 相手コネクタハウジング本体
32 ハウジング上面(一外側面)
43 ロック部係合部
44 ロック解除操作部
45 めくれ防止用突部
46,46B 膨出部
63 めくれ防止突起
66 膨出部
73 ロック部

Claims (2)

  1. 接続相手となる相手コネクタハウジング本体に嵌合接続するコネクタハウジング本体と、
    前記コネクタハウジング本体の一外側面からハウジング本体相互の嵌合方向に沿って延出して設けられて、ハウジング本体相互の嵌合途中では前記一外側面に直交するロック解除方向に撓み変形し、ハウジング本体相互の嵌合が完了した時には嵌合途中で撓み変形していた部位が弾性復元力で元の位置に復帰して前記相手コネクタハウジング本体に装備されているロック部と係合することで、ハウジング本体相互の接続状態をロックするロックアームと、
    前記ロックアームのロック部係合部とは反対側の端部に設けられ、前記一外側面に接近する方向に押圧されることで前記ロックアームが揺動してロック解除方向に変位するロック解除操作部と、
    前記ロックアームの両側面に対向するように前記一外側面に立設されて前記ロックアームが外部の部材との干渉によってロック解除方向に撓むことを規制する一対の保護壁と、
    を備えるコネクタハウジングであって、
    前記保護壁と対向する前記ロックアームの前記ロック解除操作部寄りの側面から前記保護壁に向かって突設されためくれ防止用突部と、
    前記保護壁から前記めくれ防止用突部の上に張り出して設けられて、前記めくれ防止用突部との当接によって、前記ロック解除操作部が基準位置から更に前記一外側面から離れる方向に変位することを規制するめくれ防止突起と、
    前記保護壁又は前記ロックアームの少なくとも一方に装備されて、前記保護壁と前記ロックアームとの間の隙間を、前記めくれ防止用突部と前記めくれ防止突起との重なり合う寸法よりも小さくする膨出部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタハウジング。
  2. 前記膨出部は、前記保護壁と対向する前記ロックアームの前記ロック解除操作部の側端に装備したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタハウジング。
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