JP2020191259A - ハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑えつつ、ロックアームのめくれ及び過大変位を効果的に抑制することが可能なハウジングを提供すること。【解決手段】ロック機構30の解除アーム38は、支持アーム部33の後端に形成されて両側方へ向かって突設された係止突起51を有し、ハウジング本体22は、それぞれの係止突起51に対してハウジング本体22と反対側で当接可能な一対のめくれ防止突起52と、それぞれの係止突起51に対してハウジング本体22側で当接可能な一対の過大変位防止突起53と、を備え、めくれ防止突起52と過大変位防止突起53とは、支持アーム部33の揺動方向に重なり合う位置に形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ハウジングに関する。
相手側ハウジングに嵌合されるハウジングは、相手側ハウジングのロック突起部を係止するロック機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
このロック機構は、相手側ハウジングとの嵌合方向に延びる一対のアーム部と、一対のアーム部の先端を橋渡すように設けられて相手側ハウジングのロック突起部に係止されるロック部と、ロック部側からアーム部の延在方向とは逆方向に延在するロック解除用のアーム部と、ロック解除用のアーム部の端部に設けられてロックを解除する際に作業者によって押圧操作される部分となるロック解除操作部と、を有している。
特開2017−191746号公報
上記のロックアームを備えたハウジングは、ロックアームが引き上げられた際に、アームの後端における両側部及びロックアームを囲う保護壁にそれぞれ形成された突起が互いに当接してロックアームのめくれを防ぐめくれ防止構造や、ロック解除操作部を押圧操作した際に、ハウジングの外面及びロックアームのそれぞれの幅方向の中央部に形成された突起が互いに当接して過度な変位を抑制する過大変位抑制構造を備えている。
しかし、このハウジングでは、めくれ防止構造のための突起及び過大変位抑制構造のための突起が様々な位置に形成されているため、ハウジングを成形する金型の複雑化を招いて製造コストが高くなるおそれがある。このため、製造コストを抑えつつ、ロックアームのめくれ及び過大変位を効果的に抑制することが望まれている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストを抑えつつ、ロックアームのめくれ及び過大変位を効果的に抑制することが可能なハウジングを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るハウジングは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) 相手側ハウジングと嵌合されるハウジング本体と、
前記ハウジング本体に設けられて前記相手側ハウジングに形成された突起部を係止してロックするロック機構と、を有するハウジングであって、
前記ロック機構は、
前記ハウジング本体の外面から前記相手側ハウジングとの嵌合側へ延在し、端部に前記突起部に係脱される係止部を有する片持ち梁状の弾性アーム部を備えたロックアームと、
前記弾性アーム部に連設されて前記相手側ハウジングとの嵌合側と反対側へ延在する支持アーム部を有し、前記支持アーム部の端部が操作部とされた解除アームと、を備え、
前記解除アームは、前記支持アーム部の後端に形成されて両側方へ向かって突設された係止突起を有し、
前記ハウジング本体は、
それぞれの前記係止突起に対して前記ハウジング本体と反対側で当接可能な一対のめくれ防止突起と、
それぞれの前記係止突起に対して前記ハウジング本体側で当接可能な一対の過大変位防止突起と、を備え、
前記めくれ防止突起と前記過大変位防止突起とは、前記支持アーム部の揺動方向に重なり合う位置に形成されている、
ことを特徴とするハウジング。
(2) 前記めくれ防止突起及び前記過大変位防止突起が、前記ロック機構の両側に沿って前記ハウジング本体に立設された保護壁から前記支持アーム部へ向かって突設されている、
ことを特徴とする(1)に記載のハウジング。
(3) 前記支持アーム部は、前記ハウジング本体へ向かって突設された支点突起を有し、前記支点突起の前記ハウジング本体への当接箇所を支点として揺動可能とされている、
ことを特徴とする(1)または(2)に記載のハウジング。
上記(1)の構成のハウジングによれば、外力による支持アーム部の後端の過剰な持ち上げを抑える一対のめくれ防止突起及び支持アーム部の必要以上の押し下げを抑える一対の過大変位防止突起が、支持アーム部の揺動方向に重なり合う位置に形成されている。したがって、幅方向の中央に過大変位防止用の突起を形成したことでロック機構が入り組んだ複雑形状とされたハウジングと比較し、突起の配置や全体の形状を簡略化することができる。これにより、ハウジングを成形するための金型の構造を単純化することができ、成形後に金型から容易に脱型させることができる。したがって、製造コストを抑えつつ、支持アーム部のめくれ及び過大変位を効果的に抑制することができる。
上記(2)の構成のハウジングによれば、めくれ防止突起及び過大変位防止突起が、ロック機構の両側に沿ってハウジング本体に立設された保護壁から支持アーム部へ向かって突設されている。つまり、めくれ防止突起及び過大変位防止突起を保護壁に一体的に設けることで、めくれ防止突起及び過大変位防止突起が保護壁とは別に形成されているハウジングと比べ、成形用の金型をさらに単純化することができる。
上記(3)の構成のハウジングによれば、操作部が押し下げられた際に、支点突起がハウジング本体に当接し、その当接箇所を支点として支持アーム部が揺動する。これにより、操作部を押し下げて係止部による突起部の係止を解除させる際の支持アーム部の揺動量を小さくすることができ、操作性の向上及び支持アーム部の押し下げによるロック機構の破損・損傷をより抑制できる。
本発明によれば、製造コストを抑えつつ、ロックアームのめくれ及び過大変位を効果的に抑制することが可能なハウジングを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るメスハウジング及びオスハウジングの斜視図である。 図2は、メスハウジングの縦方向に沿う断面図である。 図3は、メスハウジングのロック機構を示すメスハウジングの上部における後方から視た斜視図である。 図4は、メスハウジングの平面図である。 図5は、メスハウジングの後面図である。 図6は、ロック機構を示す図であって、図6(a)は、図4におけるA−A断面図、図6(b)は、図4におけるB−B断面図、図6(c)は、図4におけるC−C断面図である。 図7は、ロック機構の動きを示す図であって、図7(a)及び図7(b)は、それぞれ支持アーム部が揺動した状態での図4におけるC−C断面に相当する断面図である。 図8は、参考例に係るメスハウジングのロック機構を示すメスハウジングの上部における後方から視た斜視図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係るメスハウジング20及びオスハウジング70の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の係るメスハウジング(ハウジング)20は、オスハウジング(相手側ハウジング)70とともにコネクタ10を構成する。
メスハウジング20は、フード部21が形成されたハウジング本体22を有している。オスハウジング70は、接続部71を有している。メスハウジング20のハウジング本体22のフード部21とオスハウジング70の接続部71とを嵌合させることで、メスハウジング20とオスハウジング70とが互いに接合される。
オスハウジング70は、合成樹脂により成形されている。このオスハウジング70には、複数のオス端子(図示略)が設けられており、これらのオス端子は、接続部71内に配置されている。
オスハウジング70は、接続部71の上部に、一対のガイド突条72と、突起部73とを有している。ガイド突条72は、メスハウジング20との嵌合方向(以下、単に嵌合方向と呼ぶ)に沿って間隔をあけて形成されている。突起部73は、接続部71の上部における幅方向中央位置、すなわち一対のガイド突条72の間に形成されている。突起部73は、接続部71の上面から突設しており、嵌合方向の前方側には、オスハウジング70の後端側へ向かって次第に上方へ傾斜したガイド面74が形成されている。
図2は、メスハウジング20の縦方向に沿う断面図である。
図2に示すように、メスハウジング20のハウジング本体22に形成されたフード部21は、筒状に形成されている。メスハウジング20は、合成樹脂により成形されており、ハウジング本体22は、フード部21の内部に嵌合部23を有している。この嵌合部23は、複数の端子収容室24を有しており、オスハウジング70との嵌合方向(以下、単に嵌合方向と呼ぶ)へ向かって突設されている。嵌合部23の端子収容室24には、電線25の端部に接続されたメス端子26がそれぞれ収容されており、電線25は、ハウジング本体22の後端から引き出される。端子収容室24には、電線25に装着されたゴム栓27がハウジング本体22の後端側から嵌め込まれる。これにより、メス端子26が収容されたハウジング本体22の端子収容室24が止水される。
メス端子26は、例えば、銅または銅合金等の導電性金属材料により形成され、電線25に圧着されて接続されている。このメス端子26は、筒状に形成された電気接続部28を有している。
図3は、メスハウジング20のロック機構30を示すメスハウジング20の上部における後方から視た斜視図である。図4は、メスハウジング20の平面図である。図5は、メスハウジング20の後面図である。図6は、ロック機構30を示す図であって、図6(a)は、図4におけるA−A断面図、図6(b)は、図4におけるB−B断面図、図6(c)は、図4におけるC−C断面図である。
図3から図5に示すように、メスハウジング20には、ハウジング本体22の上部に、ロック機構30が設けられている。ロック機構30は、ロックアーム31と、解除アーム38とを有している。
ロックアーム31は、一対の弾性アーム部32と、係止部36とを有している。図6(a)に示すように、弾性アーム部32は、ハウジング本体22に連設されて嵌合方向の前方側へ延在された片持ち支持梁状に形成されている。弾性アーム部32は、互いに間隔をあけて並列に配置されている。これらの弾性アーム部32は、嵌合方向の前方側が互いに連結されている。ロックアーム31のうち、弾性アーム部32の互いに連結された連結部分が係止部36となっており、この係止部36は、オスハウジング70に形成された突起部73に対して係脱される。
解除アーム38は、一対の支持アーム部33と、操作部34とを有している。支持アーム部33は、一対の弾性アーム部32の外側にそれぞれ設けられている。図6(b)及び図6(c)に示すように、支持アーム部33は、嵌合方向の前方側の端部が弾性アーム部32に連設されて嵌合方向の後方側へ延在されている。支持アーム部33は、弾性アーム部32との連設側と反対側の後端部が互いに連結されており、この連結部分が操作部34となっている。
支持アーム部33における操作部34の近傍には、ハウジング本体22へ向かって突出する支点突起37が形成されている。支点突起37の先端部は、ハウジング本体22の外面22aの近傍に配置されている。
ロック機構30の両側部には、一対の保護壁41が設けられている。これらの保護壁41は、ハウジング本体22の上部に立設されており、ロック機構30は、保護壁41によって側方が囲われることにより保護されている。保護壁41の嵌合方向の前方側には、梁部42が設けられている。この梁部42は、両端が保護壁41に連設されており、ハウジング本体22に対して隙間をあけて配置されている。
メスハウジング20は、係止突起51と、めくれ防止突起52と、過大変位防止突起53とを有している。
係止突起51は、操作部34が形成された支持アーム部33の後端における側面に形成されており、それぞれ保護壁41へ向かって突設されている。
めくれ防止突起52は、保護壁41における支持アーム部33側の側面に形成されており、支持アーム部33の操作部34へ向かって突設されている。めくれ防止突起52は、支持アーム部33の操作部34に形成された係止突起51に対してハウジング本体22と反対側に設けられている。そして、これらの係止突起51とめくれ防止突起52とは、支持アーム部33の後端において、支持アーム部33の揺動方向に重なり合う位置に形成されており、互いに隙間G1をあけて配置されている。
過大変位防止突起53は、ハウジング本体22と保護壁41との隅部に形成されており、保護壁41における支持アーム部33側の側面から支持アーム部33の操作部34へ向かって突設されている。過大変位防止突起53は、支持アーム部33の操作部34に形成された係止突起51に対してハウジング本体22側に設けられている。そして、これらの係止突起51と過大変位防止突起53とは、支持アーム部33の後端において、支持アーム部33の揺動方向に重なり合う位置に形成されており、互いに隙間G2をあけて配置されている。これにより、めくれ防止突起52と過大変位防止突起53とが、係止突起51を介して、支持アーム部33の揺動方向に重なり合う位置に形成されている。
次に、オスハウジング70にメスハウジング20を嵌合させる場合について説明する。
オスハウジング70の接続部71にメスハウジング20のフード部21を近接させて嵌合部23を嵌め込む。すると、オスハウジング70のガイド突条72によってロック機構30が案内され、メスハウジング20のロックアーム31の係止部36がオスハウジング70の突起部73のガイド面74に接触する。
オスハウジング70に対してメスハウジング20を押し込むと、突起部73のガイド面74に接触していたロックアーム31の係止部36がガイド面74に沿って摺動して乗り上げ始め、ロックアーム31の弾性アーム部32が弾性変形される。これにより、解除アーム38の支持アーム部33は、弾性アーム部32と連結された前端側がハウジング本体22から離間する方向へ変位されることで揺動する。
オスハウジング70に対してメスハウジング20をさらに押し込むことで、係止部36が突起部73を乗り越えると、弾性変形していた弾性アーム部32が復元して支持アーム部33が逆方向へ揺動し、係止部36が突起部73の嵌合方向の前方側に入り込んで係止する。これにより、オスハウジング70に対してメスハウジング20が嵌合された状態でロックされる。この嵌合状態において、メス端子26の電気接続部28にオス端子が挿入され、メス端子26とオス端子とが電気的に接続される。
次に、オスハウジング70からメスハウジング20を離脱させる場合について説明する。
図7は、ロック機構の動きを示す図であって、図7(a)及び図7(b)は、それぞれ支持アーム部が揺動した状態での図4におけるC−C断面に相当する断面図である。
オスハウジング70からメスハウジング20を離脱させるには、解除アーム38の支持アーム部33の後端に設けられた操作部34をハウジング本体22側へ押圧する。
この押圧により、図7(a)に示すように、支持アーム部33が揺動され、支持アーム部33の支点突起37がハウジング本体22の外面22aに当接する。この状態から操作部34をさらに押圧すると、図7(b)に示すように、支持アーム部33が、支点突起37とハウジング本体22との当接箇所を支点Fとしてさらに揺動する。これにより、ロックアーム31の係止部36がハウジング本体22から離間する方向へ変位し、突起部73に対する係止部36の係止が解除され、オスハウジング70に対するメスハウジング20のロックが解除される。
この状態において、オスハウジング70に対してメスハウジング20を引き離す方向へ移動させる。これにより、メスハウジング20がオスハウジング70から離脱され、メス端子26とオス端子との電気的な接続状態が解除される。
本実施形態に係るメスハウジング20では、離脱操作のときに、作業者によって操作部34が必要以上に押し下げられると、支持アーム部33の係止突起51が過大変位防止突起53に当接する(図7(b)参照)。そして、支持アーム部33は、係止突起51の過大変位防止突起53への当接以降における揺動が規制される。これにより、支持アーム部33の過度な変位によるロック機構30の破損・損傷が抑制される。
また、メスハウジング20では、操作部34が周辺の部品等に干渉して外力が作用することで支持アーム部33の後端が持ち上げられると、支持アーム部33の係止突起51が保護壁41のめくれ防止突起52に当接することで過剰な揺動が規制される。つまり、外力によって支持アーム部33の後端が過剰に持ち上げられることによるロック機構30の破損・損傷が抑えられる。
さらに、メスハウジング20の成形後における金型の脱型時に、脱型される金型に引っ張られて支持アーム部33がハウジング本体22から引き離されても、係止突起51が保護壁41のめくれ防止突起52に当接することで、支持アーム部33のめくれ上がりが抑えられる。
ここで、参考例に係るメスハウジング20Aについて説明する。
なお、本実施形態に係るメスハウジング20と同一構造部分は同一符号を付して説明を省略する。
図8は、参考例に係るメスハウジングのロック機構を示すメスハウジングの上部における後方から視た斜視図である。
図8に示すように、参考例に係るメスハウジング20Aでは、ハウジング本体22には、操作部34側へ向かって突出する突起29が形成されている。また、解除アーム38の支持アーム部33の後端の操作部34には、ハウジング本体22側へ突出する突起39が形成されている。これらの突起29,39は、メスハウジング20Aの幅方向の中央位置に形成されている。そして、このメスハウジング20Aでは、作業者によって操作部34が必要以上に押し下げられると、ハウジング本体22及び操作部34の突起29,39同士が互いに当接することで、支持アーム部33の過度な変位によるロック機構30の破損・損傷が抑制される。
この参考例に係るメスハウジング20Aでは、操作部34の両側部の係止突起51とそれぞれの保護壁41の側部のめくれ防止突起52とを備えるとともに、支持アーム部33の過度な揺動を規制する突起29,39を幅方向の中央位置に備える。このため、このメスハウジング20Aは、ロック機構30が入り組んだ複雑な形状となってしまう。すると、成形用の金型は、成形後の脱型のため、複数に分割された複雑構造となり、製造コストが高くなってしまう。
これに対して、本実施形態に係るメスハウジング20によれば、外力による支持アーム部33の後端の過剰な持ち上げを抑える一対のめくれ防止突起52及び支持アーム部33の必要以上の押し下げを抑える一対の過大変位防止突起53が、支持アーム部33の揺動方向に重なり合う位置に形成されている。したがって、突起の配置や全体の形状を簡略化することができる。これにより、メスハウジング20を成形するための金型の構造を単純化することができ、成形後に金型から容易に脱型させることができる。したがって、製造コストを抑えつつ、支持アーム部33のめくれ及び過大変位を効果的に抑制することができる。
しかも、めくれ防止突起52及び過大変位防止突起53が、ロック機構30の両側に沿ってハウジング本体22に立設された保護壁41から支持アーム部33へ向かって突設されている。つまり、めくれ防止突起52及び過大変位防止突起53を保護壁41に一体的に設けることで、めくれ防止突起52及び過大変位防止突起53が保護壁41とは別に形成されているハウジングと比べ、成形用の金型をさらに単純化することができる。
また、操作部34が押し下げられた際に、支点突起37がハウジング本体22に当接し、その当接箇所を支点Fとして支持アーム部33が揺動する。これにより、操作部34を押し下げて係止部36による突起部73の係止を解除させる際の支持アーム部33の揺動量を小さくすることができ、操作性の向上及び支持アーム部33の押し下げによるロック機構30の破損・損傷をより抑制できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明の実施形態に係るハウジングの特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 相手側ハウジング(オスハウジング70)と嵌合されるハウジング本体(22)と、
前記ハウジング本体(22)に設けられて前記相手側ハウジング(オスハウジング70)に形成された突起部(73)を係止してロックするロック機構(30)と、を有するハウジング(メスハウジング20)であって、
前記ロック機構(30)は、
前記ハウジング本体(22)の外面から前記相手側ハウジング(オスハウジング70)との嵌合側へ延在し、端部に前記突起部(73)に係脱される係止部(36)を有する片持ち梁状の弾性アーム部(32)を備えたロックアーム(31)と、
前記弾性アーム部(32)に連設されて前記相手側ハウジング(オスハウジング70)との嵌合側と反対側へ延在する支持アーム部(33)を有し、前記支持アーム部(33)の端部が操作部(34)とされた解除アーム(38)と、を備え、
前記解除アーム(38)は、前記支持アーム部(33)の後端に形成されて両側方へ向かって突設された係止突起(51)を有し、
前記ハウジング本体(22)は、
それぞれの前記係止突起(51)に対して前記ハウジング本体(22)と反対側で当接可能な一対のめくれ防止突起(52)と、
それぞれの前記係止突起(51)に対して前記ハウジング本体(22)側で当接可能な一対の過大変位防止突起(53)と、を備え、
前記めくれ防止突起(52)と前記過大変位防止突起(53)とは、前記支持アーム部(33)の揺動方向に重なり合う位置に形成されている、
ことを特徴とするハウジング。
[2] 前記めくれ防止突起(52)及び前記過大変位防止突起(53)が、前記ロック機構(30)の両側に沿って前記ハウジング本体(22)に立設された保護壁(41)から前記支持アーム部(33)へ向かって突設されている、
ことを特徴とする[1]に記載のハウジング。
[3] 前記支持アーム部(33)は、前記ハウジング本体(22)へ向かって突設された支点突起(37)を有し、前記支点突起(37)の前記ハウジング本体(22)への当接箇所を支点(F)として揺動可能とされている、
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のハウジング。
10 コネクタ
20 メスハウジング(ハウジング)
20A メスハウジング
21 フード部
22 ハウジング本体
22a 外面
23 嵌合部
24 端子収容室
25 電線
26 メス端子
27 ゴム栓
28 電気接続部
29 突起
30 ロック機構
31 ロックアーム
32 弾性アーム部
33 支持アーム部
34 操作部
36 係止部
37 支点突起
38 解除アーム
39 突起
41 保護壁
42 梁部
51 係止突起
52 めくれ防止突起
53 過大変位防止突起
70 オスハウジング(相手側ハウジング)
71 接続部
72 ガイド突条
73 突起部
74 ガイド面
F 支点
G1、G2 隙間

Claims (3)

  1. 相手側ハウジングと嵌合されるハウジング本体と、
    前記ハウジング本体に設けられて前記相手側ハウジングに形成された突起部を係止してロックするロック機構と、を有するハウジングであって、
    前記ロック機構は、
    前記ハウジング本体の外面から前記相手側ハウジングとの嵌合側へ延在し、端部に前記突起部に係脱される係止部を有する片持ち梁状の弾性アーム部を備えたロックアームと、
    前記弾性アーム部に連設されて前記相手側ハウジングとの嵌合側と反対側へ延在する支持アーム部を有し、前記支持アーム部の端部が操作部とされた解除アームと、を備え、
    前記解除アームは、前記支持アーム部の後端に形成されて両側方へ向かって突設された係止突起を有し、
    前記ハウジング本体は、
    それぞれの前記係止突起に対して前記ハウジング本体と反対側で当接可能な一対のめくれ防止突起と、
    それぞれの前記係止突起に対して前記ハウジング本体側で当接可能な一対の過大変位防止突起と、を備え、
    前記めくれ防止突起と前記過大変位防止突起とは、前記支持アーム部の揺動方向に重なり合う位置に形成されている、
    ことを特徴とするハウジング。
  2. 前記めくれ防止突起及び前記過大変位防止突起が、前記ロック機構の両側に沿って前記ハウジング本体に立設された保護壁から前記支持アーム部へ向かって突設されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハウジング。
  3. 前記支持アーム部は、前記ハウジング本体へ向かって突設された支点突起を有し、前記支点突起の前記ハウジング本体への当接箇所を支点として揺動可能とされている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハウジング。
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