JP6647737B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジングとが嵌合されるコネクタに関する。
従来、車載用のカメラ等の電気的な接続に用いられるコネクタは、第一端子が設けられた第一コネクタハウジングと、第一コネクタハウジングに設けられたロック突起部とロックするロックアーム部およびロックアーム部を第一コネクタハウジングとの嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁を含めた壁によって保護するロック保護壁部を有し、かつ、第一端子に接続される第二端子が収容された第二コネクタハウジングと、を有してなるものがある。
例えば、特許文献1には、オス端子(第一端子)が設けられたオスハウジング(第一コネクタハウジング)と、オスハウジング(第一コネクタハウジング)に設けられたオスビーク(ロック突起部)とロックするメスロック(ロックアーム部)およびメスロック(ロックアーム部)をオスハウジング(第一コネクタハウジング)との嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁を含めた壁によって、メスロック(ロックアーム部)を外力による不用な変形から保護するロック保護壁部を有し、かつ、オス端子(第一端子)に接続されるメス端子(第二端子)が収容されたメスハウジング(第二コネクタハウジング)と、有してなり、メスコネクタの外側にスライド可能に取り付けられたCPA(Connector Position Assurance:コネクタ位置保証)によってオスハウジング(第一コネクタハウジング)とメスハウジング(第二コネクタハウジング)との嵌合状態を検知するようにした半嵌合防止コネクタが記載されている。
特開2012−64461号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたコネクタは、ロック保護壁部、および、CPAがロックアーム部周辺に設けられているため、ロックアーム部周辺の構造が複雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジングとのロックアーム部による嵌合ロックを保障するための構成と、ロックアーム部を外力による不用な変形から保護する壁の構成とを簡易な構成で実現できるコネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタは、第一端子が設けられた第一コネクタハウジングと、前記第一コネクタハウジングに設けられたロック突起部とロックするロックアーム部および該ロックアーム部を前記第一コネクタハウジングとの嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁を含めた壁によって保護するロック保護壁部を有し、かつ、前記第一端子に接続される第二端子が収容された第二コネクタハウジングと、を有してなるコネクタであって、前記ロック保護壁部は、当該ロック保護壁部を構成する壁のうち、前記嵌合方向前方側保護壁を含む壁の一部が嵌合方向で仮係止位置、および、本係止位置にスライド移動可能に設けられ、かつ、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが半嵌合状態である場合、仮係止位置から本係止位置へのスライド移動の途中で、前記ロック突起部にのり上げた状態の前記ロックアーム部が前記嵌合方向前方側保護壁に干渉することによって、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが半嵌合状態であることが検知され、かつ、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが嵌合状態である場合、前記ロックアーム部がロック解除方向に撓むことを阻止するように前記嵌合方向前方側保護壁が配置された状態で本係止される嵌合保障部を有してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコネクタは、前記嵌合保障部が、前記嵌合方向前方側保護壁の両端部から前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの嵌合方向に沿って延びる一対のスライドガイド片部を有した略コの字状をなし、前記ロック保護壁部が、前記ロックアーム部の両側部側に嵌合方向に沿って前記ロックアーム部を保護するように設けられ、前記一対のスライドガイド片部が嵌め込まれた状態で前記嵌合方向にスライド移動可能にガイドされるスライドガイド溝が形成された一対のガイド側壁を有してなり、前記嵌合保障部が、前記一対のスライドガイド片部を前記一対のガイド側壁の各スライドガイド溝に嵌め込んだ状態でスライド方向の仮係止位置、および、本係止位置に移動され、かつ、前記一対のスライドガイド片部が前記一対のガイド側壁と合わせて前記ロックアーム部を前記嵌合方向に沿った両側部側から保護する壁をなすとともに、前記嵌合方向前方側保護壁によって嵌合方向前方側から前記ロックアーム部を保護する壁をなすことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコネクタは、前記スライドガイド溝が、前記一対のガイド側壁の嵌合方向前端面から前記嵌合方向に沿って、溝の長さが前記スライドガイド片部の長さに略等しくなるように設けられ、前記嵌合保障部が本係止されることによって前記一対のスライドガイド片部の各スライドガイド片部によって溝が略埋められるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るコネクタは、前記嵌合保障部が、前記一対のスライドガイド片部が前記スライドガイド溝に嵌った状態で外面が前記一対のガイド側壁の外面と略面一になることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコネクタは、前記ロックアーム部を保護する壁となる前記ロック保護壁部が、その壁の一部が前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの嵌合状態を検知するための検知機能を有する前記嵌合保障部によって構成され、しかも、本係止された前記嵌合保障部が、前記ロックアーム部のロック状態を保持する2重ロックの機能をなしているので、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの前記ロックアーム部による嵌合ロックを保障するための構成と、前記ロックアーム部を外力による不用な変形から保護する壁の構成とを簡易な構成で実現できる。
本発明の請求項2に係るコネクタは、前記嵌合保障部が、単純な略コの字状をなして嵌合方向前方側、および、嵌合方向に沿った両側部側から前記ロックアーム部を保護し、前記嵌合保障部のスライドをガイドする前記一対のガイド側壁が嵌合方向両側部側から保護するようになっており、前記嵌合保障部、および、そのスライドをガイドする前記一対のガイド側壁が簡易な構成で前記ロックアーム部を保護する壁を構成するようになっているので、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの前記ロックアーム部による嵌合ロックを保障するための構成と、前記ロックアーム部を外力による不用な変形から保護する壁の構成とをより簡易な構成で実現できる。
本発明の請求項3に係るコネクタは、前記嵌合保障部が本係止されることによって前記一対のガイド側壁の各スライドガイド溝が前記スライドガイド片部よって略埋められるようになっているので、前記ガイド側壁が前記スライドガイド溝の形成された部分で壁厚が薄くなることによって強度が低下することを防ぐことが可能になり、結果的に、前記嵌合保障部および前記一対のガイド側壁によって、前記ロックアーム部を外力による不用な変形から保護するのに十分な強度の前記ロック保護壁部が構成することができる。
本発明の請求項4に係るコネクタは、前記嵌合保障部が、前記ロック保護壁部を構成する他の壁である前記一対のガイド側壁と、外面を略面一にする一体的な簡易な構成になっているので、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの前記ロックアーム部による嵌合ロックを保障するための構成と、前記ロックアーム部を外力による不用な変形から保護する壁の構成とをより簡易な構成で実現できる。
図1は、本発明の実施例に係るコネクタの分解斜視図である。 図2は、本発明の実施例に係るコネクタの斜視図であり、(a)が嵌合保障部が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部が本係止位置にある状態を示した図である。 図3は、図1に示した保護部材が装着された状態の第二コネクタハウジングを嵌合方向前方側から視た斜視図であり、(a)が嵌合保障部が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部が本係止位置にある状態を示した図である。 図4は、図1に示した保護部材が装着された状態の第二コネクタハウジングの側面図であり、嵌合保障部が仮係止位置にある状態を示した図である。 図5は、図4に示した第二コネクタハウジングのA−A線断面図であり、(a)が嵌合保障部が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部が本係止位置にある状態を示した図である。 図6は、(a)が第一コネクタハウジングと第二コネクタハウジングが半嵌合状態であり、ロックアーム部が嵌合方向前方側保護壁に干渉している状態を説明するための図であり、(b)が嵌合保障部が本係止位置に配置されることによって嵌合方向前方側保護壁がロックアーム部がロック解除方向に撓むことが阻止されることを説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコネクタの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコネクタ1の分解斜視図である。図2は、本発明の実施例に係るコネクタ1の斜視図であり、(a)が嵌合保障部50が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部50が本係止位置にある状態を示した図である。図3は、図1に示した保護部材60が装着された状態の第二コネクタハウジング20を嵌合方向前方側から視た斜視図であり、(a)が嵌合保障部50が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部50が本係止位置にある状態を示した図である。図4は、図1に示した保護部材60が装着された状態の第二コネクタハウジング20の側面図であり、嵌合保障部50が仮係止位置にある状態を示した図である。図5は、図4に示した第二コネクタハウジング20のA−A線断面図であり、(a)が嵌合保障部50が仮係止位置にある状態を示した図であり、(b)が嵌合保障部50が本係止位置にある状態を示した図である。図6は、(a)が第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20が半嵌合状態であり、ロックアーム部30が嵌合方向前方側保護壁51に干渉している状態を説明するための図であり、(b)が嵌合保障部50が本係止位置に配置されることによって嵌合方向前方側保護壁51がロックアーム部30がロック解除方向に撓むことが阻止されることを説明するための図である。
なお、図1および図2には、第一コネクタハウジング10に取り付けられるカメラ筐体100およびレンズ200についても図示している。
また、図5は、A−A線断面では示されない嵌合方向前方側保護壁部51について仮想線図にて示している。
本発明の実施例に係るコネクタ1は、第一端子T1が設けられた第一コネクタハウジング10と、第一コネクタハウジング10に設けられたロック突起部11bとロックするロックアーム部30およびロックアーム部30を第一コネクタハウジング10との嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁51を含めた壁によって保護するロック保護壁部40を有し、かつ、第一端子T1に接続される第二端子T2が収容された第二コネクタハウジング20と、第二コネクタハウジング20の前端に装着されることによって第二コネクタハウジング20の後述する端子収容室23を画成するとともに、第一コネクタハウジング10の内部前端面に突き当てられる突き当て面が設けられた保持部材60と、第二コネクタハウジング20に取り付けられることによって、端子収容室23内に収容された第二端子T2を係止する係止部材70と、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合部分に取り付けられることによって嵌合部分を防水可能に封止する弾性シール部材S1と、を有してなる。
なお、この実施例では、第二端子T2は、図1に示すように、電線Wの端末部に取り付けられた雌端子である。また、電線Wには第二端子T2の端部周辺にゴム栓S2が取り付けられることによって、第二端子T2が第二コネクタハウジング20内に防水可能に収容されるようになっている。
第一コネクタハウジング10は、第一端子としての複数の雄端子T1が内部に収容され、第二コネクタハウジング20に嵌合される部分となる第一嵌合部11と、カメラ筐体100と合わせてカメラ機能部品の収容空間を構成するケース部12と、を有し、フランジ部12aが、ケース部12の外周面に沿ってカメラ筐体100の端縁面が当接するように設けられている。
第一嵌合部11は、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合方向D(以下、単に「嵌合方向」という。)に直交する断面外形が略矩形状である筒状をなし、嵌合口11aに先端を向けるようにして複数の第一端子T1が保持収容されている。
各第一端子T1は、圧入、あるいは、インサート成形によって第一嵌合部11内の所定位置に保持されている。
この第一嵌合部11は、一側面に第二コネクタハウジング20のロックアーム部30とロックするロック突起部11bが設けられている。
このロック突起部11bは、第二コネクタハウジング20の後述するロック部33が係止する際にのり越え易いように嵌合口11aに向いた面に傾斜面が設けられた突起である。
ケース部12は、第一嵌合部11の嵌合口11aとは逆側の端部にカメラ機能部品の収容空間の底面を形成する矩形状の底壁部12bと、底壁部12bの縁に沿って立設された枠壁部12cと、を有してなる。
フランジ部12aは、枠壁部12cの底壁部側端部外周に沿って枠壁部12cの外周面からに突設されている。
このケース部12は、カメラ筐体100が取り付けられ、カメラ筐体100にさらにレンズ200が取り付けられるよって、カメラ機能部品が液密に収容される空間の一部を構成するようになっている。
第二コネクタハウジング20は、第一嵌合部11と嵌合される部分となる第二嵌合部21と、第二嵌合部21内に第二端子T2を挿入するための複数の端子挿入口22aが設けられた端子挿入部22と、を有し、嵌合口21c側を一端とし、端子挿入口22a側を他端とする絶縁性樹脂材からなるブロック状をなしている。
また、第二コネクタハウジング20は、第一コネクタハウジング10に設けられたロック突起部11bとロックするロックアーム部30、および、ロックアーム部30を第一コネクタハウジング10との嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁51を含めた壁によって保護するロック保護壁部40を有してなる。
第二嵌合部21は、複数の第二端子T2がそれぞれ収容される複数の端子収容室23が設けられ、図3に示すように、保持部材60が装着された状態で保持部材60とともに第一嵌合部11内終端位置まで嵌め込まれる内側嵌合部21aと、第二嵌合部21の外壁を形成し第一嵌合部11の外側に重なるようにして第一嵌合部11と嵌め合う外側嵌合壁21bとを有する。
このように、コネクタ1は、内側嵌合部21aと外側嵌合壁21bとの二重の嵌合構造になっており、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが嵌合された状態で、内側嵌合部21aと外側嵌合壁21bとの間に第一嵌合部11の嵌合口端部周辺が配置され、かつ、内側嵌合部21aと第一嵌合部11との間が弾性シール部材S1によって防水可能に封止されるようになっている。
また、第二嵌合部21の外面には、ロックアーム部30と、ロック保護壁部40と、が設けられている。
ロックアーム部30は、端子挿入部22の端部に設けられた支点部31と、支点部31から第一コネクタハウジング10と嵌合する方向に延びる一対のアーム部32、32と、一対のアーム部32、32の先端を橋渡すように設け、かつ、一対のアーム部32、32が弾性的に中立な状態でロック突起部11bに係止される部分となるロック部33と、ロック部33側からアーム部32、32の延在方向とは逆方向に延在するアーム34の端部に設けられ、ロックを解除する際に操作者が押圧操作する部分となるロック解除操作部35と、を有してなる。
ロック保護壁部40は、嵌合保障部50と、嵌合保障部50のスライド方向への移動をガイドする一対のガイド側壁41、41とによってロックアーム部30を外力による不用な変形から保護する壁である。
嵌合保障部50は、ロック保護壁部40を構成する壁のうち、嵌合方向前方側保護壁51を含む壁の一部が嵌合方向で仮係止位置、および、本係止位置にスライド移動可能に設けられた壁である。
この嵌合保障部50は、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが半嵌合状態である場合、仮係止位置から本係止位置へのスライド移動の途中で、ロック突起部11bにのり上げた状態のロックアーム部30が嵌合方向前方側保護壁51に干渉することによって、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが半嵌合状態であることが検知されるようにしたものである。
また、嵌合保障部50は、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが嵌合状態にある場合、ロックアーム部30がロック解除方向に撓むことを阻止するように嵌合方向前方側保護壁51が配置された状態で本係止されるようになっている。
嵌合保障部50は、より具体的には、嵌合方向前方側保護壁の51両端部から第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合方向Dに沿って延びる一対のスライドガイド片部52、52を有した略コの字状をなしている。
各スライドガイド片部52、52の先端部分には内側に突設された係止突起52aが設けられ、この係止突起52aが後述するスライドガイド溝41aに設けられた仮係止突起42、あるいは、本係止突起43に係止されることによって嵌合保障部50がスライドガイド溝41a上の仮係止位置と本係止位置とで係止されるようになっている。
また、ロック保護壁部40は、ロックアーム部30の両側部側に嵌合方向Dに沿ってロックアーム部30を保護するように設けられ、一対のスライドガイド片部52、52が嵌め込まれた状態で嵌合方向Dにスライド移動可能にガイドされるスライドガイド溝41aが形成された一対のガイド側壁41、41を有してなる。
一対のガイド側壁41、41は、ロックアーム部30が設けられる第二嵌合部21の面にロックアーム部30を間にして嵌合方向Dに沿って互いに向かい合うように立設された壁である。
各ガイド側壁41、41には、スライドガイド溝41aが嵌合方向前端面から嵌合方向に沿って延びるように設けられている。
スライドガイド溝41aは、溝の深さが、スライドガイド片部52が仮係止位置、あるいは、本係止位置で係止された状態でガイド側壁41の外面がスライドガイド片部52の外面と略面一となるように調整されている。
また、スライドガイド溝41aは、溝の長さがスライドガイド片部52の長さに略等しくなるように調整されている。
このスライドガイド溝41aの底面には、仮係止突起42、および、本係止突起43が、嵌合方向Dに沿って間隔を空け、かつ、仮係止突起42が本係止突起43に比して嵌合方向前方側になるように設けられている。
このような嵌合保障部50は、図3および図5に示すように、一対のスライドガイド片部52、52を各スライドガイド溝41a、41aに嵌め込んだ状態でスライド方向の仮係止位置、および、本係止位置に移動され、かつ、一対のスライドガイド片部52、52が一対のガイド側壁41、41と合わせてロックアーム部30を嵌合方向Dに沿った両側部側から保護する壁をなすとともに、嵌合方向前方側保護壁51によって嵌合方向前方側からロックアーム部30を保護する壁をなす。
また、嵌合保障部50が本係止されることによって各ガイド側壁41のスライドガイド溝41aが各スライドガイド片部52よって略埋められるようになっているので、ガイド側壁41がスライドガイド溝41aの形成された部分で壁厚が薄くなることによって、強度が低下することを防ぐことが可能になっている。
すなわち、嵌合保障部50と一対のガイド側壁41、41とによって、ロックアーム部30を外力による不用な変形から保護するのに十分な強度のロック保護壁部40が構成されるようになっている。
また、嵌合保障部50は、一対のスライドガイド片部52、52が各スライドガイド溝41aに嵌った状態で外面が一対のガイド側壁41、41の外面と略面一になっている。
これにより、スライド移動可能な嵌合保障部50と、嵌合保障部50のスライド移動をガイドする一対のガイド側壁41、41とが一体的なロック保護壁部40を構成するようになっている。
次に、作業者が嵌合保障部50を用いて第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合状態を検知する手順、および、この手順に関係したコネクタ1の各部の動作について説明する。
まず、作業者は、嵌合保障部50を仮係止位置に配置した状態で、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とを嵌合する。
ここで第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが嵌合する際、第二コネクタハウジング20のロック部33がロック突起部11bをのり越えるように一対のアーム部32、32が撓み、ロック部33がロック突起部11bをのり越えると一対のアーム部32、32が弾性的に復元されることによって、ロック突起部11bとロックアーム部30によるロックが完了される。
その後、作業者は、嵌合保障部50を仮係止位置から本係止位置にスライド移動させる(図3および図5参照)。
ここで、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが半嵌合状態である場合、図6(a)に示すように、ロックアーム部30のロック部33がロック突起部11bにのり上げて一対のアーム部32、32が中立位置から弾性的に撓んだ状態になっているため、嵌合保障部50が仮係止位置から本係止位置に移動される途中で、嵌合保障部50の嵌合方向前方側保護壁51にロックアーム部30が干渉する。
これにより、作業者は、嵌合保障部50を本係止位置にスライド移動することができず、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが半嵌合状態であることを知ることができる。
そこで、作業者は、再度、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とを嵌合する。
このようにして作業者が、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが嵌合された状態で嵌合保障部50を本係止位置にスライド移動させた場合、ロックアーム部30の一対のアーム部32、32が弾性的に復元されて撓みが無くなり、ロックアーム部30が嵌合保障部50の嵌合方向前方側保護壁51に干渉しなくなるため、嵌合保障部50を本係止位置まで移動完了させることができる。
これにより、作業者は、嵌合保障部50を本係止位置にスライド移動することが可能となり、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とが嵌合状態であることを知ることができる。
嵌合保障部50が本係止位置に移動されると、嵌合保障部50の嵌合方向前方側保護壁51が、一対のアーム部32、32がロック解除方向(図6(a)の矢印B方向)に撓むことを阻止する位置に配置される。
すなわち、嵌合保障部50は、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合検知の機能だけでなく、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合状態を維持するためロックアーム部30とロック突起部11bとのロックに加えた2重ロックの機能もなしている。
なお、このようなコネクタ1は、嵌合保障部50を仮係止位置にスライド移動した後に、ロック解除操作部35を押圧操作し、一対のアーム部32、32をロック解除方向(図6(a)の矢印B方向)に撓ませることによって嵌合ロックを解除することができる。
本発明の実施例に係るコネクタ1は、ロックアーム部30を保護する壁となるロック保護壁部40が、その壁の一部が第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20との嵌合状態を検知するための検知機能を有する嵌合保障部50によって構成され、しかも、本係止された嵌合保障部50が、ロックアーム部30のロック状態を保持する2重ロックの機能をなしているので、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とのロックアーム部30による嵌合ロックを保障するための構成と、ロックアーム部30を外力による不用な変形から保護する壁の構成とを簡易な構成で実現できる。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、嵌合保障部50が、単純な略コの字状をなして嵌合方向前方側、および、嵌合方向Dに沿った両側部側からロックアーム部30を保護し、嵌合保障部50のスライドをガイドする一対のガイド側壁41が嵌合方向両側部側から保護するようになっており、嵌合保障部50、および、そのスライドをガイドする一対のガイド側壁41、41が簡易な構成でロックアーム部30を保護する壁を構成するようになっているので、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とのロックアーム部30による嵌合ロックを保障するための構成と、ロックアーム部30を外力による不用な変形から保護する壁の構成とをより簡易な構成で実現できる。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、嵌合保障部50が本係止されることによって一対のガイド側壁41、41の各スライドガイド溝41a、41aが各スライドガイド片部52、52よって略埋められるようになっているので、各ガイド側壁41、41が各スライドガイド溝41a、41aの形成された部分で壁厚が薄くなることによって強度が低下することを防ぐことが可能になり、結果的に、嵌合保障部50および一対のガイド側壁41、41によって、ロックアーム部30を外力による不用な変形から保護するのに十分な強度のロック保護壁部40が構成することができる。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、嵌合保障部50が、ロック保護壁部40を構成する他の壁である一対のガイド側壁41、41と、外面を略面一にする一体的な簡易な構成になっているので、第一コネクタハウジング10と第二コネクタハウジング20とのロックアーム部30による嵌合ロックを保障するための構成と、ロックアーム部30を外力による不用な変形から保護する壁の構成とをより簡易な構成で実現できる。
なお、本発明の実施例に係るコネクタ1は、カメラ用のコネクタを示したが、第一端子T1が設けられた第一コネクタハウジング10と、第一コネクタハウジング10に設けられたロック突起部11bとロックするロックアーム部30およびロックアーム部30を第一コネクタハウジング10との嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁51を含めた壁によって保護するロック保護壁部40を有し、かつ、第一端子T1に接続される第二端子T2が収容された第二コネクタハウジング20と、を有してなるコネクタであれば、その他のコネクタに用いても構わない。
また、本発明の実施例に係るコネクタ1は、保持部材60および係止部材70を有してなるものを例示したが、これらは必須の構成ではないため、保持部材60および係止部材70を有しないものであってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 コネクタ
10 第一コネクタハウジング
11 第一嵌合部
11a 嵌合口
11b ロック突起部
12 ケース部
12a フランジ部
12b 底壁部
12c 枠壁部
20 第二コネクタハウジング
21 第二嵌合部
21a 内側嵌合部
21b 外側嵌合壁
21c 嵌合口
22 端子挿入部
22a 端子挿入口
23 端子収容室
30 ロックアーム部
31 支点部
32 アーム部
33 ロック部
34 アーム
35 ロック解除操作部
40 ロック保護壁部
41 ガイド側壁
41a スライドガイド溝
42 仮係止突起
43 本係止突起
50 嵌合保障部
51 嵌合方向前方側保護壁部
52 スライドガイド片部
52a 係止突起
60 保持部材
70 係止部材
100 カメラ筐体
200 レンズ
T1 第一端子(雄端子)
T2 第二端子(雌端子)
W 電線
S1 弾性シール部材
S2 ゴム栓

Claims (4)

  1. 第一端子が設けられた第一コネクタハウジングと、前記第一コネクタハウジングに設けられたロック突起部とロックするロックアーム部および該ロックアーム部を前記第一コネクタハウジングとの嵌合方向前方側に設けた嵌合方向前方側保護壁を含めた壁によって保護するロック保護壁部を有し、かつ、前記第一端子に接続される第二端子が収容された第二コネクタハウジングと、を有してなるコネクタであって、
    前記ロック保護壁部は、
    当該ロック保護壁部を構成する壁のうち、前記嵌合方向前方側保護壁を含む壁の一部が嵌合方向で仮係止位置、および、本係止位置にスライド移動可能に設けられ、かつ、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが半嵌合状態である場合、仮係止位置から本係止位置へのスライド移動の途中で、前記ロック突起部にのり上げた状態の前記ロックアーム部が前記嵌合方向前方側保護壁に干渉することによって、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが半嵌合状態であることが検知され、かつ、前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとが嵌合状態である場合、前記ロックアーム部がロック解除方向に撓むことを阻止するように前記嵌合方向前方側保護壁が配置された状態で本係止される嵌合保障部
    を有してなることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記嵌合保障部は、
    前記嵌合方向前方側保護壁の両端部から前記第一コネクタハウジングと前記第二コネクタハウジングとの嵌合方向に沿って延びる一対のスライドガイド片部を有した略コの字状をなし、
    前記ロック保護壁部は、
    前記ロックアーム部の両側部側に嵌合方向に沿って前記ロックアーム部を保護するように設けられ、前記一対のスライドガイド片部が嵌め込まれた状態で前記嵌合方向にスライド移動可能にガイドされるスライドガイド溝が形成された一対のガイド側壁を有してなり、
    前記嵌合保障部は、
    前記一対のスライドガイド片部を前記一対のガイド側壁の各スライドガイド溝に嵌め込んだ状態でスライド方向の仮係止位置、および、本係止位置に移動され、かつ、前記一対のスライドガイド片部が前記一対のガイド側壁と合わせて前記ロックアーム部を前記嵌合方向に沿った両側部側から保護する壁をなすとともに、前記嵌合方向前方側保護壁によって嵌合方向前方側から前記ロックアーム部を保護する壁をなす
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記スライドガイド溝は、
    前記一対のガイド側壁の嵌合方向前端面から前記嵌合方向に沿って、溝の長さが前記スライドガイド片部の長さに略等しくなるように設けられ、前記嵌合保障部が本係止されることによって前記一対のスライドガイド片部の各スライドガイド片部によって溝が略埋められるようになっている
    ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記嵌合保障部は、
    前記一対のスライドガイド片部が前記スライドガイド溝に嵌った状態で外面が前記一対のガイド側壁の外面と略面一になる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のコネクタ。
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