JP2018206522A - コネクタ嵌合ロック解除治具 - Google Patents

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征寛 飛田
Masahiro Hida
征寛 飛田
正芳 西村
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正芳 西村
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Terada Electric Works Co Ltd
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SANKEI SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタに複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができるコネクタ嵌合ロック解除治具を提供すること。【解決手段】ロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタ10、111のいずれか一方のコネクタ10のコネクタハウジング11に設けられたコネクタ嵌合ロックのための複数の弾性ロック片21をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結された複数のロック解除片30を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを解除するコネクタ嵌合ロック解除治具に関する。
従来、互いに嵌合される1組のコネクタは、嵌合された状態をロックするためのロック構造を有してなる。
例えば、特許文献1には、プラグとソケットとが嵌合された状態をロックするためのロックレバーがソケットの両側部に設けられたコネクタが記載されている。
特開2000−36360号公報
ところで、例えば通信装置に用いられる電源コネクタは、誤ってコネクタの嵌合ロックが解除された場合、通信回線が使用できなくなるため大きな問題となる。
この問題を解消するため、互いに嵌合される1組のコネクタにロック解除操作部分を設けずに専用の治具を用いて解除する方法を適用することが考えられる。
このように専用の治具を用いて嵌合ロックを解除するようにすると、治具の使用を許可された作業者だけに、ロックの解除を行うようにすることができ、コネクタの嵌合ロックが誤って解除されることをより効果的に防ぐことができる。
しかしながら、複数のロック部分が設けられている場合、治具を用いて1箇所ずつロックを解除する必要があるため煩雑な作業になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタに複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができるコネクタ嵌合ロック解除治具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、ロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタのいずれか一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられたコネクタ嵌合ロックのための複数の弾性ロック片をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結された複数のロック解除片を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、上記の発明において、前記複数のロック解除片は、前記複数の弾性ロック片によってロックされる側の前記コネクタのコネクタハウジングの嵌合部分に形成された複数のロック孔の内側からロック突起を係合するように内側に弾性的に撓むことができるように前記一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられた前記複数の弾性ロック片に対して前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する保護壁の内側に挿入され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませる配置で互いに連結されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、上記の発明において、前記弾性ロック片が前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側部に設けられることによって一対の前記弾性ロック片が設けられた場合、前記ロック解除片は、前記一対の弾性ロック片を対応する前記ロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませる間隔で対向配置された一対の前記ロック解除片が設けられ、前記一対のロック解除片の基端部に連続され、かつ、前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側面に対向配置される一対の操作壁と、前記一対の操作壁を前記両側面に押し当て可能に前記一対の操作壁の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように前記一対の操作壁の前記一端部を連結する連結部と、を有してなり、前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一対の操作壁が前記両側面に向けて押圧されることによって、前記一対の操作壁によって前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側面が挟持されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、上記の発明において、前記複数のロック解除片は、前記複数の弾性ロック片によってロックされる側の前記コネクタのコネクタハウジングの嵌合部分に形成された複数のロック孔の内側からロック突起を係合するように内側に弾性的に撓むことができるように前記一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられた複数の弾性ロック片に対して前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する保護壁の外側に位置され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませるように前記保護壁に形成された開口に挿入可能に設けられた爪部を有して互いに連結されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、上記の発明において、前記弾性ロック片が前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側部に設けられることによって一対の前記弾性ロック片が設けられた場合、前記ロック解除片は、前記一対の弾性ロック片を対応する前記ロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませるように対向配置された一対の前記ロック解除片が設けられ、前記一対のロック解除片の基端部に連続された一対の操作壁と、前記一対の操作壁を内側に押し当て可能に前記一対の操作壁の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように前記一対の操作壁の前記一端部を連結する連結部と、を有してなり、前記一対のロック解除片の前記爪部が対応する前記保護壁の前記開口に挿入された状態で前記一対の操作壁が内側に向けて押圧されることによって、前記一対のロック解除片の前記爪部が対応する前記開口内に挿入された状態で、前記一対のロック解除片によって対応する前記保護壁の外面側から前記コネクタハウジングが挟持されることを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、前記複数のロック解除片がロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタのいずれか一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられたコネクタ嵌合ロックのための複数の弾性ロック片をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結され、前記複数の弾性ロック片を同時にロック解除することができるので、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタに複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
本発明の請求項2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、前記複数のロック解除片が前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する前記保護壁の内側に挿入され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませる間隔で互いに連結されているので、前記保護壁によって保護されることによって作業者が誤ってロックを解除することができない前記複数の弾性ロック片と前記複数のロック孔との係合を同時に解除することができ、結果的に、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタに複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
本発明の請求項3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一対の操作壁が前記両側面に向けて押圧されることによって、前記一対の操作壁によって前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側面が挟持されるようになっているので、当該コネクタ嵌合ロック解除治具によって嵌合ロックを解除した後、前記一対の操作壁によって前記両側面を挟持した状態で前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングとの嵌合が外れる方向に引っ張ることによって前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングから外すことができ、結果的に、前記一対の操作壁を用いた当該コネクタ嵌合ロック解除治具による嵌合ロック解除作業に連続して、前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングから外す作業を行うことができる。
本発明の請求項4に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、前記複数のロック解除片が前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する前記保護壁の外側に位置され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除される内側に撓ませるように前記保護壁に形成された開口に挿入可能に設けられた爪部を有して互いに連結されているので、前記保護壁によって保護されることによって作業者が誤ってロックを解除することができない前記複数の弾性ロック片と前記複数のロック孔との係合を同時に解除することができ、結果的に、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタの嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタに複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
本発明の請求項5に係るコネクタ嵌合ロック解除治具は、前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一対の操作壁が内側に向けて押圧されることによって、前記一対のロック解除片の前記爪部が対応する前記開口内に挿入された状態で、前記一対のロック解除片によって対応する前記保護壁の外面側から前記一方のコネクタのコネクタハウジングが挟持されるようになっているので、当該コネクタ嵌合ロック解除治具によって嵌合ロックを解除した後、前記一対のロック解除片によって前記一方のコネクタのコネクタハウジングを前記保護壁の外面側から挟持した状態、かつ、前記爪部を前記開口に引っ掛けた状態で前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングとの嵌合が外れる方向に引っ張ることによって前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングから外すことができ、結果的に、前記一対の操作壁を用いた当該コネクタ嵌合ロック解除治具による嵌合ロック解除作業に連続して、前記一方のコネクタのコネクタハウジングを嵌合相手コネクタハウジングから外す作業を行うことができる。
図1は、(a)が本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタのロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタのロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。 図2は、一組のコネクタが嵌合される前の状態を示した斜視図である。 図3は、両側部に嵌合ロック部が設けられたコネクタハウジングを表裏両面から視た斜視図である。 図4は、(a)が両側部に嵌合ロック部が設けられたコネクタハウジングを端子挿入口側から視た図であり、(b)が(a)に示したコネクタハウジングの上面図である。図5は、コネクタ嵌合ロック解除治具の斜視図である。 図5は、本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具の斜視図である。 図6は、コネクタ嵌合ロック解除治具を用いて一組のコネクタの嵌合ロックを解除する手順と各部の動作について説明するための図である。 図7は、実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具の変形例のコネクタ嵌合ロック解除治具の斜視図である。 図8は、(a)が本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタの嵌合ロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタのロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。 図9は、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具の斜視図である。 図10は、(a)が本発明の実施例3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタのロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具を互いに嵌合された一組のコネクタのロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。 図11は、一組のコネクタが嵌合される前の状態を示した斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコネクタ嵌合ロック解除治具の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、(a)が本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1を互いに嵌合された一組のコネクタ10、110のロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具1を互いに嵌合された一組のコネクタ10、110のロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。図2は、一組のコネクタ10、110が嵌合される前の状態を示した斜視図である。図3は、両側部に嵌合ロック部20、20が設けられたコネクタハウジング11を表裏両面から視た斜視図である。図4は、(a)が両側部に嵌合ロック部20、20が設けられたコネクタハウジング11を端子挿入口側から視た図であり、(b)が(a)に示したコネクタハウジング11の上面図である。図5は、本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1の斜視図である。
本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1は、ロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタのいずれか一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられたコネクタ嵌合ロックのための複数の弾性ロック片をロック解除方向に撓ませることによって嵌合ロック状態を解除するための治具である。
まず、一方のコネクタ10のコネクタハウジング11について説明する。
コネクタハウジング11は、絶縁樹脂材からなるブロック状をなし、内部に複数の端子収容室12が設けられている。
このコネクタハウジング11は、嵌合方向前端部を含んで相手コネクタ110と嵌合される部分となるコネクタ嵌合部13と、嵌合方向後端側を含んで複数の端子収容室12の大部分を構成する端子収容本体部14と、相手コネクタのコネクタハウジング111(以下、「嵌合相手コネクタハウジング」という。)との嵌合状態をロックする一対の嵌合ロック部20、20と、を有してなる。
コネクタ嵌合部13は、端子収容本体部14の端子挿入口14aから端子15の挿入方向に連続された端子収容室12の一部を構成する複数の筒状隔壁13aを有し、各筒状隔壁13aの内部に相手端子との接続部15aの先端を嵌合方向に向けた状態、かつ、接続部15aを絶縁隔離した状態で端子15が保持されるようになっている。
このコネクタ嵌合部13は、複数並んだ筒状隔壁13aの基端部が相手コネクタの嵌合口の内縁面に沿った楕円形状をなし、相手コネクタ110と密接された嵌合がなされるようになっている。
端子収容本体部14は、外郭矩形状のブロックの端面に各端子収容室12に向けて端子15を挿入する部分となる複数の端子挿入口14aが形成されている。
嵌合ロック部20は、端子収容本体部14の両側面に設けられ、後述するロック突起23が相手コネクタ110のロック孔112に係合されることによって、コネクタ10を相手コネクタ110と嵌合された状態でロックするものである。
この嵌合ロック部20は、弾性的に撓み変形可能な弾性ロック片21と、弾性ロック片21を保護する壁であるロック保護壁24と、を有してなる。
弾性ロック片21は、端子収容本体部14の側面に立設された固定端22aから自由端22bとなる先端を嵌合方向前方に向けて屈曲された片状部分である弾性片部22と、弾性片部22の先端部に突設されたロック突起23と、を有してなる。
弾性片部22は、固定端22aから先端に向けて延びる部分が嵌合方向に沿って略真直ぐに延びた状態が中立姿勢になっている。
ロック突起23は、嵌合方向後方に向けて上り傾斜状となるテーパ面23aが形成されている。
ロック保護壁24は、弾性ロック片21のロック突起23が設けられた端部周辺領域が露出されるように弾性ロック片21の端部周辺領域以外を囲う壁である。
より具体的には、ロック保護壁24は、端子収容本体部14の両側面に立設された一対の側壁24a、24aと、一対の側壁24a、24aの上端部を橋渡す天壁24bと、を有し、弾性ロック片21の固定端22aから嵌合相手コネクタハウジング111の嵌合部分に挿入される端部周辺領域の手前の位置まで弾性ロック片21を囲う壁である。
このロック保護壁24は、天壁24bと弾性片部22の外面との間にコネクタ嵌合ロック解除治具1のロック解除片が挿入できる隙間が形成されるように天壁24bの高さが設定されている。
このような嵌合ロック部20は、端子収容本体部14の嵌合方向前端部寄りに配置されている。このため端子収容本体部14の嵌合方向後端側の両側面14b、14bには、コネクタ嵌合ロック解除治具1の後述する一対の操作壁40、40が対向配置されるスペースが確保されている。
次に、コネクタ嵌合ロック解除治具1について説明する。
コネクタ嵌合ロック解除治具1は、嵌合相手コネクタハウジング111の嵌合部分に形成された一対のロック孔112の内側から係合するように内側に弾性的に撓むことができるように設けられた一対の弾性ロック片21、21に対して一対の弾性ロック片21、21の固定端22a側から嵌合方向に向けて一対の弾性ロック片21、21を保護する保護壁の内側に挿入され、かつ、一対の弾性ロック片21、21を一対のロック孔112との係合が解除されるように内側に撓ませる間隔で対向配置された一対のロック解除片30、30を有する。
また、コネクタ嵌合ロック解除治具1は、一対のロック解除片30、30の基端部に連続され、かつ、一対のロック解除片30、30が係合解除位置に配置された状態でコネクタハウジング11の両側面に対向配置される一対の操作壁40、40と、一対の操作壁40、40をコネクタハウジング11の両側面14b、14bに押し当て可能に一対の操作壁40、40の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように一対の操作壁40、40の一端部を連結する連結部50と、を有してなる。
一対の操作壁40、40は、固定端となる一端部に切込み40aが形成されており、この切込み40aによって、内側に撓み易くなっている。
また、一対の操作壁40、40の外表面には、作業者が押圧操作する際、指が滑り難いように滑り止め用の溝40bが複数並んで形成されている。
連結部50は、一対のロック解除片30、30が係合解除位置に配置された状態で端子収容本体部14に干渉されないように端子収容本体部14を跨いで一対の操作壁40、40の間を直線的に橋渡す板状部分である。
この連結部50は、一対のロック解除片30、30を一対の嵌合ロック部20、20の弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間に同時に挿入することができ、かつ、一対の弾性ロック片21、21を内側に弾性的に撓ませることができる間隔で向かい合うように保持している。
一対のロック解除片30、30は、一対の操作壁40、40の自由端側からロック保護壁24内への挿入方向に向けて突出されている。
このロック解除片30、30は、先端部の内面に先端から内方に向けて上り傾斜状のテーパ面30aが形成されている。
テーパ面30aは、弾性ロック片21の固定端22a側から弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間にロック解除片30がスムーズに挿入されるようにガイドする面として機能する。
次に、図6を用いてコネクタ嵌合ロック解除治具1を用いて一組のコネクタ10、110の嵌合ロックを解除する手順と各部の動作について説明する。
図6は、コネクタ嵌合ロック解除治具1を用いて一組のコネクタ10、110の嵌合ロックを解除する手順と各部の動作について説明するための図である。
まず、作業者は、コネクタ嵌合ロック解除治具1の一対のロック解除片30、30をコネクタハウジング11の両側部に設けられた対応する嵌合ロック部20の弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間に挿通開始する(図6(a)参照)。
ここで、コネクタ嵌合ロック解除治具1の一対のロック解除片30、30が一対の嵌合ロック部20、20の弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間に同時に挿入することができる間隔で向かいあっているので、一方のロック解除片30が対応する嵌合ロック部20の弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間に挿通できる位置に位置決されれば、他方のロック解除片30についても同時に位置決めされる。
一対のロック解除片30、30が弾性ロック片21とロック保護壁24との間の空間のさらに内方に挿入され、コネクタ嵌合ロック解除治具1が係合解除位置に配置されると、一対の弾性ロック片21と一対のロック孔112との係合が解除される(図6(b)参照)。
ここで、一対の操作壁40、40の端面が各ロック保護壁24の端面に突き当たることによって、コネクタ嵌合ロック解除治具1が係合解除位置に配置される。
また、一対のロック解除片30、30が、一対の弾性ロック片21、21の固定端22a側から嵌合方向に向けて各ロック保護壁24の内側に挿入されることによって、一対の弾性ロック片21、21の固定端22aが内側に向けて押圧される。その作用として、弾性ロック片21の先端が内側に向けて傾くことによって、ロック突起23とロック孔112との係合が解除される。
このようにして一組のコネクタ10、110の嵌合ロックが解除された後、一対の操作壁40、40によってコネクタハウジング11の両側面を挟持した状態でコネクタハウジン11を嵌合相手コネクタハウジング111との嵌合が外れる方向に引っ張ることによってコネクタハウジング11が嵌合相手コネクタハウジング111から外れる。
すなわち、一対の操作壁40、40を用いたコネクタ嵌合ロック解除治具1による嵌合ロック解除作業に連続して、コネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111から外す作業を行うことができるようになっている。
本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1は、一対のロック解除片30、30がロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタ10、110のいずれか一方のコネクタ10のコネクタハウジング11に設けられたコネクタ嵌合ロックのための一対の弾性ロック片21、21をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結され、一対の弾性ロック片21、21を同時にロック解除することができるので、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタ10、110の嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110に複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
また、本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1は、一対のロック解除片30、30が一対の弾性ロック片21、21の固定端22a側から嵌合方向に向けて一対の弾性ロック片を保護する保護壁の内側に挿入され、かつ、前記一対の弾性ロック片を前記一対のロック孔112、112との係合が解除されるように内側に撓ませる間隔で対向配置されているので、ロック保護壁24によって保護されることによって作業者が誤ってロックを解除することができない一対の弾性ロック片21、21と一対のロック孔112、112との係合を同時に解除することができ、結果的に、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタ10、110の嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110に複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
また、本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1は、一対のロック解除片30、30が係合解除位置に配置された状態で一対の操作壁40、40がコネクタハウジング11の両側面14b、14bに向けて押圧されることによって、一対の操作壁40、40によってコネクタハウジング11の両側面14b、14bが挟持されるようになっているので、当該コネクタ嵌合ロック解除治具1によって嵌合ロックを解除した後、一対の操作壁40、40によって両側面14b、14bを挟持した状態でコネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111との嵌合が外れる方向に引っ張ることによってコネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111から外すことができ、結果的に、一対の操作壁40、40を用いた当該コネクタ嵌合ロック解除治具1による嵌合ロック解除作業に連続して、コネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111から外す作業を行うことができる。
(変形例)
次に、図7を用いて、本発明の実施例1に係るコネクタ嵌合ロック解除治具1の変形例について説明する。
図7は、変形例のコネクタ嵌合ロック解除治具2の斜視図である。
この変形例のコネクタ嵌合ロック解除治具2は、一対のロック解除片に加えてさらに一つのロック解除片を有してなる点で、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略している。
この変形例のコネクタ嵌合ロック解除治具2は、連結部50から嵌合方向に向けて突出されるように一つのロック解除片30が設けられている。
このロック解除片30は、図示しないが、コネクタハウジング11の両側部に向けられ嵌合ロック部20以外にさらに一つ追加で設けられた嵌合ロック部20に対応して設けられている。
この変形例のコネクタ嵌合ロック解除治具2は、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と同様の効果を奏することができる。
また、変形例のように、コネクタハウジング11に設けられる嵌合ロック部20の数に応じてコネクタ嵌合ロック解除治具にロック解除片30を設けるようにすれば、実施例1に示した数以外の複数の弾性ロック片21とロック孔との係合を同時に解除することができる。
次に、図8および図9を用いて、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3について説明する。
図8は、(a)が本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3を互いに嵌合された一組のコネクタ10、110のロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具3を互いに嵌合された一組のコネクタ10、110のロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。図9は、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3の斜視図である。
この実施例2のコネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31が対応するロック保護壁24の外面側からロック保護壁24に設けられた開口24c内に爪部31aを挿入させて一対の弾性ロック片21と一対のロック孔112との係合を同時に解除するようになっている点で、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略している。
コネクタ嵌合ロック解除治具3は、嵌合相手コネクタハウジング111の嵌合部分に形成された一対のロック孔112、112の内側からロック突起23を係合するようにコネクタハウジング11の両側部に内側に弾性的に撓むことができるように設けられた一対の弾性ロック片21、21に対して一対の弾性ロック片21、21の固定端側から嵌合方向に向けて一対の弾性ロック片21、21を保護するロック保護壁24の外側に位置され、かつ、一対の弾性ロック片21、21を一対のロック孔112、112との係合が解除される内側に撓ませるようにロック保護壁24に形成された開口24cに挿入可能に設けられた爪部31aを有して互いに連結された一対のロック解除片31、31を有する。
ロック解除片31は、先端が直角に屈曲されることによって爪部31aが形成されている。
また、コネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31の基端部に連続された一対の操作壁40、40と、一対の操作壁40、40を内側に押し当て可能に一対の操作壁40、40の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように一対の操作壁40、40の一端部を連結する連結部50と、を有してなる。
一対のロック解除片31、31は、互いの爪部31aを内側にして、かつ、コネクタハウジング11の両側部に設けられた一対のロック保護壁24を外面側から挟持することができる間隔で一対の操作壁40、40に連結されている。
このようなコネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31の爪部31aが対応するロック保護壁24の開口24cに挿入された状態で一対の操作壁40、40が内側に向けて押圧されることによって、一対のロック解除片31、31の爪部31aが対応する開口24c内に挿入された状態で、一対のロック解除片31、31によって対応するロック保護壁24の外面側からコネクタハウジング11が挟持される。
本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3は、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と同様に、一対のロック解除片31、31がロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタ10、110のいずれか一方のコネクタ10のコネクタハウジング11に設けられたコネクタ嵌合ロックのための一対の弾性ロック片21、21をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結され、一対の弾性ロック片21、21を同時にロック解除することができるので、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタ10、110の嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110に複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
また、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31が一対の弾性ロック片21、21の固定端側から嵌合方向に向けて一対の弾性ロック片21、21を保護するロック保護壁24の外側に位置され、かつ、一対の弾性ロック片21、21を一対のロック孔112、112との係合が解除される内側に撓ませるようにロック保護壁21に形成された開口24cに挿入可能に設けられた爪部31aを有して互いに連結されているので、ロック保護壁21によって保護されることによって作業者が誤ってロックを解除することができない一対の弾性ロック片21、21と一対のロック孔112、112との係合を同時に解除することができ、結果的に、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタ10、110の嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110に複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
また、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31が係合解除位置に配置された状態で一対の操作壁40、40が内側に向けて押圧されることによって、一対のロック解除片31、31の爪部31aが対応する開口24c内に挿入された状態で、一対のロック解除片31、31によって対応するロック保護壁24の外面側から一方のコネクタ10のコネクタハウジング11が挟持されるようになっているので、当該コネクタ嵌合ロック解除治具3によって嵌合ロックを解除した後、一対のロック解除片31、31によって一方のコネクタ10のコネクタハウジング11をロック保護壁24の外面側から挟持した状態、かつ、爪部31aを開口24cに引っ掛けた状態で一方のコネクタ10のコネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111との嵌合が外れる方向に引っ張ることによって一方のコネクタ10のコネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111から外すことができ、結果的に、一対の操作壁40、40を用いた当該コネクタ嵌合ロック解除治具3による嵌合ロック解除作業に連続して、一方のコネクタ10のコネクタハウジング11を嵌合相手コネクタハウジング111から外す作業を行うことができる。
なお、本発明の実施例2に係るコネクタ嵌合ロック解除治具3は、一対のロック解除片31、31を有するものを例示したが、実施例1の変形例と同様にして2つ以上のロック解除片を設けるようにしても構わない。
次に、図10および図11を用いて、本発明の実施例3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具4について説明する。
図10は、(a)が本発明の実施例3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具4を互いに嵌合された一組のコネクタ10、110のロックを解除する位置にセットする前の状態を示した斜視図であり、(b)がコネクタ嵌合ロック解除治具4を互いに嵌合された一組のコネクタ10,110のロックを解除する位置にセット完了した状態を示した斜視図である。図11は、一組のコネクタ10、110が嵌合される前の状態を示した斜視図である。
この実施例3のコネクタ嵌合ロック解除治具4は、一対の弾性ロック片25、25がコネクタハウジング11側でなく嵌合相手コネクタハウジング111側に設けられている点、および、各弾性ロック片25を保護するロック保護壁が設けられていない点、さらには、弾性ロック片25を外側に撓ませて嵌合ロックを解除するようになっている点で、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と異なる。
なお、その他の構成は実施例1と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付しその説明を省略している。
コネクタ嵌合ロック解除治具4は、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110いずれか一方のコネクタ110のコネクタハウジング111に設けられたコネクタ嵌合ロックのための一対の弾性ロック片25、25をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結された一対のロック解除片32、32を有する。
より具体的には、コネクタ嵌合ロック解除治具4は、コネクタハウジング11に形成された一対のロック孔16、16の外側から係合するように外側に弾性的に撓むことができるように嵌合相手コネクタハウジング111に設けられた一対の弾性ロック片25、25に対して一対の弾性ロック片25、25の自由端側から嵌合方向に向けて一対の弾性ロック片25、25の内側に挿入され、かつ、一対の弾性ロック片25、25を一対のロック孔16、16との係合が解除されるように外側に撓ませる(図10(b)参照)間隔で対向配置された一対のロック解除片32、32を有する。
本発明の実施例3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具4は、実施例1のコネクタ嵌合ロック解除治具1と同様に、一対のロック解除片32、32がロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタ10、110のいずれか一方のコネクタ110のコネクタハウジング111に設けられたコネクタ嵌合ロックのための一対の弾性ロック片21、21をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結され、一対の弾性ロック片25、25を同時にロック解除することができるので、治具を持たない作業者が互いに嵌合される1組のコネクタ10、110の嵌合ロックを誤って解除することを防ぐことができるとともに、互いに嵌合される1組のコネクタ10、110に複数設けられた嵌合ロックを容易に解除することができる。
なお、本発明の実施例3に係るコネクタ嵌合ロック解除治具4は、一対のロック解除片32、32を有するものを例示したが、実施例1の変形例と同様にして2つ以上のロック解除片を設けるようにしても構わない。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2、3、4 コネクタ嵌合ロック解除治具
30、31、32 ロック解除片
30a テーパ面
40 操作壁
40a 切り込み
40b 溝
50 連結部
10 コネクタ
11 コネクタハウジング(一方のコネクタのコネクタハウジング)
12 端子収容室
13 コネクタ嵌合部
13a 筒状隔壁
14 端子収容本体部
14a 端子挿入口
14b 側面
15 端子
15a 接続部
16 ロック孔
20 嵌合ロック部
21、25 弾性ロック片
22 弾性片部
22a 固定端
22b 自由端
23 ロック突起
23a テーパ面
24 ロック保護壁(保護壁)
24a 側壁
24b 天壁
24c 開口
110 相手コネクタ(コネクタ)
111 嵌合相手コネクタハウジング
112 ロック孔

Claims (5)

  1. ロック解除操作部分が設けられていない互いに嵌合される1組のコネクタのいずれか一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられたコネクタ嵌合ロックのための複数の弾性ロック片をロック解除方向に撓ませることができるように互いに連結された複数のロック解除片
    を有することを特徴とするコネクタ嵌合ロック解除治具。
  2. 前記複数のロック解除片は、
    前記複数の弾性ロック片によってロックされる側の前記コネクタのコネクタハウジングの嵌合部分に形成された複数のロック孔の内側からロック突起を係合するように内側に弾性的に撓むことができるように前記一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられた前記複数の弾性ロック片に対して前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する保護壁の内側に挿入され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませる配置で互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合ロック解除治具。
  3. 前記弾性ロック片が前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側部に設けられることによって一対の前記弾性ロック片が設けられた場合、
    前記ロック解除片は、
    前記一対の弾性ロック片を対応する前記ロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませる間隔で対向配置された一対の前記ロック解除片が設けられ、
    前記一対のロック解除片の基端部に連続され、かつ、前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側面に対向配置される一対の操作壁と、
    前記一対の操作壁を前記両側面に押し当て可能に前記一対の操作壁の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように前記一対の操作壁の前記一端部を連結する連結部と、
    を有してなり、
    前記一対のロック解除片が係合解除位置に配置された状態で前記一対の操作壁が前記両側面に向けて押圧されることによって、前記一対の操作壁によって前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側面が挟持される
    ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタ嵌合ロック解除治具。
  4. 前記複数のロック解除片は、
    前記複数の弾性ロック片によってロックされる側の前記コネクタのコネクタハウジングの嵌合部分に形成された複数のロック孔の内側からロック突起を係合するように内側に弾性的に撓むことができるように前記一方のコネクタのコネクタハウジングに設けられた複数の弾性ロック片に対して前記複数の弾性ロック片の固定端側から嵌合方向に向けて前記複数の弾性ロック片を保護する保護壁の外側に位置され、かつ、前記複数の弾性ロック片を前記複数のロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませるように前記保護壁に形成された開口に挿入可能に設けられた爪部を有して互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合ロック解除治具。
  5. 前記弾性ロック片が前記一方のコネクタのコネクタハウジングの両側部に設けられることによって一対の前記弾性ロック片が設けられた場合、
    前記ロック解除片は、
    前記一対の弾性ロック片を対応する前記ロック孔との係合が解除されるように内側に撓ませるように対向配置された一対の前記ロック解除片が設けられ、
    前記一対のロック解除片の基端部に連続された一対の操作壁と、
    前記一対の操作壁を内側に押し当て可能に前記一対の操作壁の一端部が固定端となり、他端部が自由端となるように前記一対の操作壁の前記一端部を連結する連結部と、
    を有してなり、
    前記一対のロック解除片の前記爪部が対応する前記保護壁の前記開口に挿入された状態で前記一対の操作壁が内側に向けて押圧されることによって、前記一対のロック解除片の前記爪部が対応する前記開口内に挿入された状態で、前記一対のロック解除片によって対応する前記保護壁の外面側から前記コネクタハウジングが挟持される
    ことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ嵌合ロック解除治具。
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