JP2016063585A - ケーシングの共振抑制構造および電動機 - Google Patents

ケーシングの共振抑制構造および電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の加振周波数で加振される筒状のケーシングの共振を簡易な構成で抑制する。
【解決手段】電動機1の外郭を構成し、所定の加振周波数で加振される筒状のケーシング10の共振抑制構造であって、ケーシング10の周方向の一部にリブ15が設けられる。このリブ15は、リブ15が設けられたケーシング10が有する複数の固有モードのうち、加振周波数よりも低周波側で加振周波数に最も近い固有周波数を有する固有モードにおける節の位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、原動機や変速機の外郭を構成し、所定の加振周波数で加振される筒状のケーシングの共振を抑制する技術に関する。
例えば、原動機の一例としての電動機では、電動機の制御を行うための電気信号や各部位で発生する機械的振動によって、電動機の外郭を構成するケーシングが所定の加振周波数で加振されることがある。このような加振周波数が、ケーシングが有する固有周波数(固有振動数)に近い値であると、ケーシングが共振し、大きな騒音源となるおそれがある。同様の問題は、電動機のケーシングだけでなく、流体機械や内燃機関などの原動機のケーシング、あるいは減速機や増速機などの変速機のケーシングにおいても起こり得る。
このような問題を解決するため、例えば特許文献1に記載の電動機の騒音防止装置では、ケーシングに配設された軸受部に、ワッシャとゴム部材からなる振動吸収機構が設けられている。このような振動吸収機構を設けることで、軸受部に伝達される振動を吸収し、ケーシングに共振を誘引させないようにしている。
実開平6−41369号公報
ところで、ケーシングが筒状の場合には、断面が花びら形状に変形する固有モードが顕著に発生することが知られており、このような固有モードにおける共振を特に抑制する必要がある。そのために、特許文献1に記載の振動吸収機構を採用することも考えられるが、そうすると、ワッシャやゴム部材などの付加的な要素が必要となるため、構造が複雑化するとともに、組立が煩雑になるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所定の加振周波数で加振される筒状のケーシングの共振を簡易な構成で抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるケーシングの共振抑制構造は、原動機または変速機の外郭を構成し、所定の加振周波数で加振される筒状のケーシングの共振抑制構造であって、前記ケーシングの周方向の一部にリブが設けられており、前記リブが設けられた前記ケーシングが有する複数の固有モードのうち、前記加振周波数よりも低周波側で前記加振周波数に最も近い固有周波数を有する固有モードにおける節の位置に、前記リブが配置されていることを特徴とする。
筒状のケーシングは、断面が花びら形状に変形する複数の固有モードを有しており、各モードによって節の位置が異なる。本発明のように、リブが設けられたケーシングが有する複数の固有モードのうち、加振周波数よりも低周波側で加振周波数に最も近い固有周波数を有する固有モード(以下、「低次側モード」と称する)における節の位置にリブが配置されている場合、当該低次側モードではケーシングの変形に対するリブの影響は小さく、リブを設けない場合と比べて固有周波数はほとんど変化しない。一方、加振周波数を挟んで低次側モードよりも1つ高次側の固有モード(以下、「高次側モード」と称する)では、節以外の位置にリブが配置されていることになる。このため、ケーシングが大きく変形する位置にリブが存在することになり、ケーシングの実質的な剛性が増大し、リブを設けない場合と比べて高次側モードの固有周波数が高くなる。つまり、リブが低次側モードの節の位置に配置されていることで、低次側モードと高次側モードの固有周波数の間隔が広くなり、これらの固有周波数をともに加振周波数から遠ざけておくことができる。つまり、本発明によれば、ケーシングの周方向の一部にリブを設けるという簡易な構成で、ケーシングの共振を抑制することができる。
本実施形態にかかる電動機を示す斜視図である。 リブの周方向位置を示すケーシングの断面図である。 3次モードにおけるケーシングの変形を示す断面図である。 4次モードにおけるケーシングの変形を示す断面図である。 3次モードにおけるリブの位置を模式的に示す断面図である。 4次モードにおけるリブの位置を模式的に示す断面図である。 リブによるケーシングの固有周波数の変化の一例を示すグラフである。 第1実施例におけるケーシングの固有周波数の変化を示す概念図である。 第2実施例におけるケーシングの固有周波数の変化を示す概念図である。 第3実施例におけるケーシングの固有周波数の変化を示す概念図である。
本発明にかかるケーシングの共振抑制構造を電動機に適用した場合の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(電動機の構成)
図1は、本実施形態にかかる電動機1を示す斜視図である。電動機1は、円筒状のケーシング10の内部に不図示の固定子や回転子が収容された状態で、ケーシング10の両端がカバー11、12により覆われることで構成されている。カバー11には軸受13が設けられており、軸受13により回転自在に支持された回転軸14が、カバー11から図中上方に突出している。
ケーシング10の外周面には、周方向に沿って延設されたリブ15が複数設けられている。図2は、リブ15の周方向位置を示すケーシング10の断面図である。図2に示すように、リブ15は周方向に60度ごとに等間隔に設けられており、全周で計6つのリブ15が配置されている。そして、6つのリブ15からなる列が、図1に示すように、周方向では同位置となるように、ケーシング10の軸方向に2列設けられている。リブ15によりケーシング10の共振が抑制される原理については、後で詳細に説明する。
(各固有モードにおけるケーシングの変形)
円筒状のケーシング10は、軸方向に直交する断面が花びら形状に変形する複数の固有モードを有している。その一例として、図3Aに3次の固有モード(以下、「3次モード」と称する)におけるケーシング10の変形を、図3Bに4次の固有モード(以下、「4次モード」と称する)におけるケーシング10の変形を、それぞれ軸方向に直交する断面図で示している。なお、図3Aおよび図3Bでは、変形していない状態のケーシング10の位置を破線で図示している。また、リブ15の図示は省略している。
図3Aに示すように、3次モードにおいては、ほとんど変位しない節10aが、周方向において60度ごとに等間隔に現れる。隣接する節10aの中間部は、いわゆる「腹」であり、最も振幅が大きくなる部位となっている。一方、図3Bに示すように、4次モードにおいては、ほとんど変位しない節10bが、周方向において45度ごとに等間隔に現れる。隣接する節10bの中間部は、いわゆる「腹」であり、最も振幅が大きくなる部位となっている。このように、何次の固有モードであるかによって節の位置は異なる。本実施形態は、3次モードにおける節10aの各位置にリブ15が配置されたものである。
(リブによるケーシングの固有周波数の変化)
図4Aは、3次モードにおけるリブ15の位置を模式的に示す断面図であり、図4Bは、4次モードにおけるリブ15の位置を模式的に示す断面図である。なお、図4Aおよび図4Bでは、リブ15を太線で示すとともに、変形していない状態のケーシング10の位置を破線で図示している。
リブ15は、3次モードにおける6つの節10aの各位置に設けられている。このため、図4Aから明らかなように、3次モードにおいては、もともとほとんど変位しない部位(節10aの近傍部位)にリブ15が設けられていることになり、リブ15を設けたことにより、ケーシング10の剛性が大きくなるということはほとんどない。その結果、リブ15を設ける前後において、3次モードにおける固有周波数(固有振動数)はほとんど変化しない。
一方、4次モードにおける節10bの位置は、3次モードにおける節10aの位置と異なる。このため、3次モードにおける節10aの各位置に配置されたリブ15は、図4Bから明らかなように、4次モードでは変位が大きくなる部位(4次モードにおける節10b以外の部位)にも設けられていることになる。その結果、4次モードにおいては、リブ15を設けたことにより、ケーシング10の実質的な剛性が大きくなり、固有周波数も大幅に高くなる。
図5は、リブ15によるケーシング10の固有周波数の変化の一例を示すグラフである。具体的には、3次モードにおける節10aの各位置にリブ15を設ける前後において、振動速度応答を計算した結果を示すグラフである。この結果から明らかなように、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けると、3次モードの固有周波数はほとんど変化しないものの、4次モードの固有周波数は大幅に高くなっており、その結果として、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔が広くなっている。以下に説明する各実施例は、このようなリブ15によるケーシング10の固有周波数の変化を利用し、ケーシング10の共振抑制を図ったものである。
(第1実施例)
図6は、第1実施例におけるケーシング10の固有周波数の変化を示す概念図であり、細線はリブ15を設ける前のケーシング10の振動応答を、太線はリブ15を設けた後のケーシング10の振動応答を示す。ここで説明する各実施例においては、ケーシング10に入力される加振周波数の一例として、キャリア周波数を挙げている。キャリア周波数とは、電動機1をPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御する際に、不図示のインバータで出力電流(電圧)のパルス幅を決めるための変調波の周波数のことである。ケーシング10がキャリア周波数に近い固有周波数を有している場合、ケーシング10が共振し、高周波騒音が発生することが知られている。
まず、リブ15を設けていないケーシング10を対象に、数値計算や実験によるモード解析を実行する。モード解析を実行することで、ケーシング10が有する複数の固有モードにおける固有周波数や節の位置を把握することができる。第1実施例は、その結果、図6の細線で示されるように、キャリア周波数を挟むように3次モードと4次モードが存在し、かつ、4次モードの固有周波数がキャリア周波数に最も近い値となっているケースを対象とするものである。
このような場合には、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、3次モードの固有周波数はほとんど変化させず、4次モードの固有周波数を大幅に高くすることができる。その結果、図6の太線で示されるように、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔が広がり、両モードの固有周波数ともキャリア周波数から十分に離れた値となる。よって、ケーシング10の共振を抑制することができる。
第1実施例のように、リブ15を設ける前のケーシング10が有する複数の固有モードのうち、キャリア周波数よりも高周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する4次モードのほうが、キャリア周波数よりも低周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する3次モードよりも、よりキャリア周波数に近い固有周波数を有する場合、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、ケーシング10の共振を抑制することが可能である。
(第2実施例)
第2実施例は、リブ15を設ける前にケーシング10の板厚を全体的に小さくする工程を有するものである。図7は、第2実施例におけるケーシング10の固有周波数の変化を示す概念図であり、細線は板厚を小さくする前かつリブ15を設ける前のケーシング10の振動応答を、破線は板厚を小さくした後かつリブ15を設ける前のケーシング10の振動応答を、太線は板厚を小さくした後かつリブ15を設けた後のケーシング10の振動応答を示す。
第2実施例は、モード解析の結果、図7の細線で示されるように、キャリア周波数を挟むように3次モードと4次モードが存在し、かつ、3次モードの固有周波数がキャリア周波数に最も近い値となっているケースを対象とするものである。このような場合に、第1実施例と同じように、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けると、3次モードの固有周波数がキャリア周波数に近いままとなり、ケーシング10の共振を回避することができない。
そこで、このような場合には、一旦、ケーシング10の板厚を全体的に小さくして、ケーシング10の剛性を全体的に小さくすることで、図7の破線で示されるように、各固有モードにおける固有周波数を小さくする。こうして、3次モードの固有周波数をキャリア周波数から遠ざけた後、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、3次モードの固有周波数はほとんど変化させず、4次モードの固有周波数を大幅に高くすることができる。その結果、図7の太線で示されるように、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔が広がり、両モードの固有周波数ともキャリア周波数から十分に離れた値となる。よって、ケーシング10の共振を抑制することができる。
第2実施例のように、リブ15を設ける前のケーシング10が有する複数の固有モードのうち、キャリア周波数よりも低周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する3次モードのほうが、キャリア周波数よりも高周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する4次モードよりも、よりキャリア周波数に近い固有周波数を有する場合、ケーシング10の板厚を全体的に小さくして、ケーシング10の剛性を全体的に小さくした後、3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、ケーシング10の共振を抑制することが可能である。なお、ケーシング10の剛性を全体的に小さくする方法として、板厚を小さくする代わりに、ケーシング10の材料を弾性率の小さなものに変更することも有効である。
(第3実施例)
図8は、第3実施例におけるケーシング10の固有周波数の変化を示す概念図であり、細線はリブ15を設ける前のケーシング10の振動応答を、太線はリブ15を設けた後のケーシング10の振動応答を示す。第3実施例は、モード解析の結果、図8の細線で示されるように、キャリア周波数を挟むように4次モードと5次モードが存在し、かつ、4次モードの固有周波数がキャリア周波数に近い値となっているケースを対象とするものである。
このような場合には、第2実施例と同様に、一旦、ケーシング10の全体の剛性を下げてから、4次モードの節の位置にリブを設けてもよい。しかし、第3実施例では、リブ15を設ける前にキャリア周波数に最も近いと把握された4次モードよりもさらに1つ低次側の3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、ケーシング10の共振の回避を図っている。
3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、3次モードの固有周波数はほとんど変化させず、4次モードの固有周波数を大幅に高くすることができる。その結果、図8の太線で示されるように、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔が広がり、両モードの固有周波数ともキャリア周波数から十分に離れた値となる。よって、ケーシング10の共振を抑制することができる。
第3実施例のように、リブ15を設ける前のケーシング10が有する複数の固有モードのうち、キャリア周波数よりも低周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する4次モードのほうが、キャリア周波数よりも高周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する5次モードよりも、よりキャリア周波数に近い固有周波数を有する場合、4次モードよりもさらに1つ低次側の3次モードにおける節10aの位置にリブ15を設けることで、ケーシング10の共振を抑制することができる。
(効果)
以上のように、いずれの実施例においても、結果としては、リブ15が設けられたケーシング10が有する複数の固有モードのうち、キャリア周波数よりも低周波側でキャリア周波数に最も近い固有周波数を有する3次モード(低次側モード)における節10aの位置にリブ15を設けたことになる。このように、3次モードにおける節10aの位置にリブ15が設けられている場合、3次モードではケーシング10の変形に対するリブ15の影響は小さく、リブ15を設けない場合と比べて固有周波数はほとんど変化しない。一方、キャリア周波数を挟んで3次モードよりも1つ高次側の4次モード(高次側モード)では、節10b以外の位置にリブ15が配置されていることになる。このため、ケーシング10が大きく変形する位置にリブ15が存在することになり、ケーシング10の実質的な剛性が増大し、リブ15を設けない場合と比べて4次モードの固有周波数が高くなる。つまり、リブ15が3次モードの節10aの位置に配置されていることで、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔が広くなり、これらの固有周波数をともにキャリア周波数から遠ざけておくことができる。つまり、本実施形態によれば、ケーシング10の周方向の一部にリブを設けるという簡易な構成で、ケーシング10の共振を抑制することができる。
なお、ケーシング10の全周にわたって連続するリブを設けると、ケーシング10の剛性が全体的に増大し、3次モードおよび4次モードの両方において固有周波数が高くなり、両モードの固有周波数の間隔を広げることにはならない。つまり、上述の効果を得るためには、リブ15がケーシング10の周方向の一部のみに設けられていることが重要である。
また、本実施形態では、リブ15は、3次モードにおいて複数存在する節10aのうち少なくとも2つ以上に対して設けられている。このため、4次モードにおけるケーシング10の実質的な剛性がより増大し、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔をさらに広げることができるので、確実にケーシング10の共振を抑制することができる。特に、本実施形態のように、リブ15を、複数の節10aのすべてに対して設けることで、このような効果が一層顕著となる。
また、本実施形態では、リブ15は、ケーシング10の軸方向にも複数設けられている。このため、4次モードにおけるケーシング10の実質的な剛性がより増大し、3次モードと4次モードの固有周波数の間隔をさらに広げることができるので、確実にケーシング10の共振を抑制することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、電動機1に対して本発明にかかるケーシングの共振抑制構造を適用した場合について説明したが、当該共振抑制構造は、流体機械(例えばポンプ)や内燃機関(例えばエンジン)などの原動機のケーシング、あるいは減速機や増速機などの変速機のケーシングに対して適用することも可能である。
また、本発明における加振周波数もキャリア周波数に限定されず、機械的振動によりケーシング10に入力される加振力の周波数を加振周波数としてもよい。例えば、電動機に関しては、キャリア周波数のほかに、モータ回転数(回転数×極数、回転数×スロット数)を加振周波数としてもよい。同様に、ポンプの場合はポンプ回転数(回転数×シリンダ数)を、エンジンの場合はエンジン爆発次数(回転数×気筒数/2)を、変速機の場合はギア噛み合い周波数(回転数×歯数)を、それぞれ加振周波数とすることが可能である。
また、上記実施形態では、ケーシング10を円筒状のものとした。しかしながら、ケーシング10の形状は筒状であれば、円筒状に限定されず、断面形状が多角形等のものであってもよい。
1:電動機(原動機)
10:ケーシング
10a:節
15:リブ

Claims (6)

  1. 原動機または変速機の外郭を構成し、所定の加振周波数で加振される筒状のケーシングの共振抑制構造であって、
    前記ケーシングの周方向の一部にリブが設けられており、
    前記リブが設けられた前記ケーシングが有する複数の固有モードのうち、前記加振周波数よりも低周波側で前記加振周波数に最も近い固有周波数を有する固有モードにおける節の位置に、前記リブが配置されていることを特徴とするケーシングの共振抑制構造。
  2. 前記節は複数存在しており、前記リブは、前記複数の節のうち少なくとも2つ以上に対して設けられている請求項1に記載のケーシングの共振抑制構造。
  3. 前記リブは、前記複数の節のすべてに対して設けられている請求項2に記載のケーシングの共振抑制構造。
  4. 前記リブは、前記ケーシングの軸方向に複数設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のケーシングの共振抑制構造。
  5. 前記加振周波数は、前記原動機としての電動機をPWM制御する際のキャリア周波数である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のケーシングの共振抑制構造。
  6. 請求項5に記載のケーシングの共振抑制構造を有する電動機。
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