JP2003032921A - 電動機 - Google Patents

電動機

Info

Publication number
JP2003032921A
JP2003032921A JP2001213394A JP2001213394A JP2003032921A JP 2003032921 A JP2003032921 A JP 2003032921A JP 2001213394 A JP2001213394 A JP 2001213394A JP 2001213394 A JP2001213394 A JP 2001213394A JP 2003032921 A JP2003032921 A JP 2003032921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
electric motor
stator
motor according
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001213394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Asano
能成 浅野
Eiji Hiwaki
英治 檜脇
Sunao Hashimoto
直 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001213394A priority Critical patent/JP2003032921A/ja
Publication of JP2003032921A publication Critical patent/JP2003032921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンや冷蔵庫の圧縮機等に使用される集
中巻の電動機において、PWM駆動でのキャリア周波数
付近の電磁音を低減させることを目的とする。 【解決手段】 略円環形状ヨーク部16とヨーク部16
の内周に半径方向に設けられた複数のティース12を有
する固定子10と、ティース12に巻線を集中巻して形
成したコイル部と、固定子10に対向する略円筒形の回
転子80と、固定子10の軸方向端部の片側または両側
の内周部に圧入または嵌合支持されたリング21から構
成された電動機であって、リング21により、固定子1
0の内周部に働く半径方向の力による固定子鉄心11の
変形を緩和し、電磁騒音を低減するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低騒音を実現する
集中巻構造の電動機の構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について図7を用いて説明す
る。
【0003】従来の、エアコンや冷蔵庫の圧縮機等に使
用される集中巻の電動機は図7に示すように、固定子6
0と回転子80からなり、固定子60は固定子鉄心61
に設けられた6本のティース62に、絶縁物(絶縁フィ
ルム、インシュレータ等:図示せず)を介して直接3相
巻線63U、63V、63Wを施してなる。
【0004】固定子鉄心61は鉄などの高透磁率材また
は積層された電磁鋼板からなり、巻線が施されているテ
ィース62と、前記ティース62の外周部をつなぐ略環
状のヨーク部66からなる。ティース62の先端には、
固定子鉄心内径部に沿って周方向に突出したティース突
出部64を有する。
【0005】回転子80は、鉄などの高透磁率材または
積層された電磁鋼板からなる回転子鉄心81内部に永久
磁石82を埋設してなり、軸方向の両端に端板(図示せ
ず)を配し、回転子鉄心81に設けられた貫通孔83に
リベット84を通し、かしめることで固定されている。
【0006】回転子80は固定子鉄心61に施された巻
線に流れる電流による回転磁界によって、マグネットト
ルクと、マグネットトルクより小さいリラクタンストル
クとを併せた回転力によって、シャフト86を中心にし
て回転している。
【0007】巻線は、U、V、W相の3相であり、互い
にスター結線されており、同時に3相中の2相が通電し
て駆動される120°矩形波通電である。また、印加電
圧はPWM制御によって変化させられる。
【0008】固定子鉄心61の外周には、切り欠き67
を有する。これは、固定子60がコンプレッサーのシェ
ル(図示せず)に焼きばめ圧入された時、コンプレッサ
ーのシェルと固定子鉄心61との間に貫通孔を有するこ
とになり、冷媒の通路となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】U相からV相に向かっ
て電流が流れているとき、U相巻線を施した固定子のテ
ィース内径部がN極(またはS極)、V相巻線を施した
ティース内径部S極(またはN極)である。W相巻線を
施した固定子のティース内径部は極性を有さない。この
とき、各ティースに働く半径方向の力および接線方向の
力は図8のようになる。ここで、No.3ティースとN
o.4のティースは、互いに見かけ上引き合う方向に接
線力が働くことがわかる。この力と、固定子の内周に向
かう半径方向の力により、図9のように固定子を変形さ
せ、振動させることにより騒音を発生している。なお、
図9中の数字は、図8のティース番号に対応し、61d
は変形前の形状、61fは変形形状を示す。
【0010】この力はPWM駆動の場合、キャリア周波
数が2.5kHz〜10kHzの間で、矩形波駆動で電
流を入力して回転させる。正弦波駆動に比べ、巻線に流
れる電流に高調波を多く含み、電流の変化も急峻である
ため、より強い力で加振させられる。したがって、分布
巻と比較して集中巻は、固定子ヨーク部の円環振動(楕
円振動)が発生しやすく、キャリア周波数付近の音が増
大する可能性がある。
【0011】また、集中巻の場合、通常隣接するティー
スの突出部の間の隙間(以下スロットオープン部とい
う)から巻線ノズルを挿入しながら巻線を巻回するた
め、巻線後、隣接するティースの巻線の間にノズルが移
動できるだけのスペースがあいてしまう。このスペース
は、巻回された巻線が自由に振動できるための空間とな
り、スロット内部にほぼ一杯に巻線が挿入された分布巻
のインサータ巻線方式に比べ、巻線の振動が大きい。
【0012】ここで、固定子全体をモールドすることに
より、剛性を向上させることが可能であるが、密閉型圧
縮機等に用いられる場合、高温の冷媒に晒される環境下
においては、樹脂を多く使用することは好ましくない。
また、モールドは、金型等の生産設備を必要とし、工程
も増えるため、生産性が低下する。
【0013】本発明はこの固定子ヨーク部の円環振動
(楕円振動)によって発生する電磁騒音を可能な限り低
減させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、略円環形状ヨーク部と前記ヨーク部の内
周に半径方向に設けられた複数のティースを有する固定
子と、前記ティースに巻線を集中巻して形成したコイル
部と、前記固定子に対向する略円筒形の回転子と、前記
固定子の軸方向端部の片側または両側の内周部に圧入ま
たは嵌合支持されたリングから構成された電動機であっ
て、リングにより、固定子の内周部に働く半径方向の力
による固定子鉄心の変形を緩和し、電磁騒音を低減する
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本願請求項1に記載の発明は、略
円環形状ヨーク部と前記ヨーク部の内周に半径方向に設
けられた複数のティースを有する固定子と、前記ティー
スに巻線を集中巻して形成したコイル部と、前記固定子
に対向する略円筒形の回転子と、前記固定子の軸方向端
部の片側または両側の内周部に圧入または嵌合支持され
たリングから構成された電動機であって、リングによ
り、固定子の内周部に働く半径方向の力による固定子鉄
心の変形を緩和し、電磁騒音を低減するものである。
【0016】本願請求項2に記載の発明は、固定子鉄心
が、打ち抜いた電磁鋼板を積層してなり、カラマセや溶
接など、打ち抜いた電磁鋼板同士を固着する手段により
固着または連結されてなる、請求項1記載の電動機であ
って、固定子鉄心が剛体となり、剛性が増すことによ
り、振動を低減する効果がある。
【0017】本願請求項3に記載の発明は、固定子内周
部の、リングを圧入または嵌合支持する部分の内径は、
他の部分の内径より大である、請求項1または請求項2
記載の電動機であって、リングの厚みを剛性を保つため
に十分に確保することができ、かつ、電動機の特性上最
適な固定子鉄心と回転子鉄心により形成される空隙の長
さとすることができる。
【0018】本願請求項4に記載の発明は、固定子内周
部の、リングを圧入または嵌合支持する部分の内径(直
径)をDa、他の部分の内径(直径)をDb、空隙の長
さをΔ、リングの外径(直径)をDc、リングの内径
(直径)をDdとしたとき、(Da−Db)+2Δ>
(Dc−Dd)である、請求項3記載の電動機であっ
て、リングが回転子と干渉することなく、電磁騒音を低
減することができる。
【0019】本願請求項5に記載の発明は、回転子外周
部の、リングと対向する部分およびその近傍の外径は、
他の部分の外径より小である、請求項1または請求項2
記載の電動機であって、リングの厚みを剛性を保つため
に十分に確保することができ、かつ、リング挿入時に巻
線に対するダメージを最小限とすることができる。
【0020】本願請求項6に記載の発明は、回転子内周
部の、リングと対向する部分およびその近傍の外径(直
径)をDe、他の部分の外径(直径)をDf、空隙の長
さをΔ、リングの外径(直径)をDg、リングの内径
(直径)をDhとしたとき、(Df−De)+2Δ>
(Dg−Dh)である、請求項5記載の電動機であっ
て、リングが回転子と干渉することなく、電磁騒音を低
減することができる。
【0021】本願請求項7に記載の発明は、リングは、
少なくとも固定子の内周部より軸方向に突出しており、
リングの前記突出部先端において、リングの内周側また
は外周側に折り曲げ部を有する、請求項1から請求項6
のいずれか1項に記載の電動機であって、リングの半径
方向の変形に対する剛性を増大させることができる。
【0022】本願請求項8に記載の発明は、リングは非
磁性体である請求項1から請求項7のいずれか1項に記
載の電動機であって、固定子に発生する磁束がリングを
介して固定子内で短絡することを防止し、固定子と回転
子の磁束の相互作用によるトルクの減少を抑止できる。
【0023】本願請求項9に記載の発明は、リングは、
鉄よりも熱膨張係数が大きい材料を使用した請求項1か
ら請求項8のいずれか1項に記載の電動機であって、高
温にて使用された場合であっても、リングが固定子から
脱落することがない。
【0024】本願請求項10に記載の発明は、リング
は、金属からなる請求項8記載の電動機であって、剛性
が高く、電磁騒音の低減に効果がある。
【0025】本願請求項11に記載の発明は、リング
は、非磁性体金属粉を、絶縁体粉をバインダとして圧粉
成形した金属からなる請求項8記載の電動機であって、
剛性を有するとともに、リング内部に発生する渦電流に
よる損失を低減できる。
【0026】本願請求項12に記載の発明は、リングは
樹脂からなる、請求項8記載の電動機であって、リング
内部に渦電流が発生しないため、リングに流れる渦電流
による損失による効率低下を防止できる。
【0027】本願請求項13に記載の発明は、リング
は、液晶ポリマーからなる樹脂からなる、請求項9記載
の電動機であって、樹脂でありながら、強度が高く、か
つ、密閉型圧縮機に使用した場合、冷媒との反応が少な
い。
【0028】本願請求項14に記載の発明は、液晶ポリ
マーが、p−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒドロキシ−6
−ナフトエ酸を原料とした全芳香族ポリエステルの共重
合体である請求項13記載の電動機であって、液晶ポリ
マーの中でも特に強度が高く、電磁騒音の低減に効果を
有する。
【0029】本願請求項15に記載の発明は、液晶ポリ
マーの充填剤はガラス繊維であり、充填量が20重量%
以上50重量%以下であることを特徴とする請求項13
または請求項14記載の電動機であって、リングの強度
を高くするのに効果的であり、電磁騒音の低減に効果を
有する。
【0030】本願請求項16に記載の発明は、リング
は、p−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸、ガラス繊維のみからなり、離型剤等を使用し
ないことを特徴とした、請求項14または請求項15記
載の電動機であって、密閉型圧縮機に使用した場合、オ
リゴマの発生量を抑えることができ、キャピラリチュー
ブ詰まりを防止でき、品質向上に効果がある。
【0031】本願請求項17に記載の発明は、回転子
に、永久磁石を埋め込んでおり、マグネットトルクとこ
のマグネットトルクより小さいリラクタンストルクによ
り回転駆動する請求項1から請求項16のいずれか1項
に記載の電動機であって、わずかな空隙をもって固定子
鉄心と回転子鉄心が対向しているため、半径方向の吸引
力による振動が特に大きい電動機において、その加振力
による固定子の変形を抑えることができ、電磁騒音の低
減に効果がある。
【0032】本願請求項18に記載の発明は、回転子
は、突極性を有する鉄心からなり、リラクタンストルク
のみにより回転駆動する請求項1から請求項16のいず
れか1項に記載の電動機であって、わずかな空隙をもっ
て固定子鉄心と回転子鉄心が対向しているため、半径方
向の吸引力による振動が特に大きい電動機において、そ
の加振力による固定子の変形を抑えることができ、電磁
騒音の低減に効果がある。
【0033】本願請求項19に記載の発明は、半導体素
子により整流された矩形波電流により駆動される請求項
17または請求項18記載の電動機であって、矩形波電
流は加振力に高調波を含むため、特に固定子鉄心の円環
振動を励起しやすいが、円環振動の固有振動数をリング
によって高くすることができるため、共振による電磁騒
音を低減することができる。
【0034】本願請求項20に記載の発明は、PWM制
御により駆動される請求項17または請求項18記載の
電動機であって、円環振動の固有振動数をリングによっ
て高くすることができるため、PWM制御のキャリア周
波数と固定子の固有振動数との共振による電磁騒音を低
減することができる。
【0035】本願請求項21に記載の発明は、請求項1
から請求項20のいずれか1項に記載の電動機を用いた
密閉型圧縮機であって、高効率かつ、耐冷媒性を求めら
れる用途にあって、これらを満たしながら、電磁騒音を
低減することができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の具体例について図1〜図6を
参照して説明する。
【0037】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における電動機の縦断面図である。
【0038】図2は、本発明の第1の実施例における電
動機の固定子部分の分解斜視図である。
【0039】図3は、本発明の第1の実施例における電
動機の横断面図であり、(a)は、リングが固定子に圧
入された部分の断面、(b)はリングが固定子に圧入さ
れていない部分の断面図である。
【0040】図1および図2においては、巻線部分は省
略した。
【0041】エアコンや冷蔵庫の圧縮機等に使用される
集中巻の電動機は固定子10と回転子80からなり、固
定子10は固定子鉄心11に設けられた6本のティース
12に、絶縁物(絶縁フィルム、インシュレータ等:図
示せず)を介して直接3相巻線13U、13V、13W
を施してなる。
【0042】固定子鉄心11は鉄などの高透磁率材また
は積層された電磁鋼板からなり、巻線が施されているテ
ィース12と、回転子外周に面し、前記ティース12の
先端に、通常幅広に配置されたティース先端部15と、
前記各ティース12間を外周部にて連結する略環状のヨ
ーク部16からなる。
【0043】固定子鉄心11が、所定の形状に打ち抜か
れた電磁鋼板を積層してなる場合、電磁鋼板相互間を、
カラマセまたは外周溶接等により、互いに固着または連
結する手段を設けるとよい。
【0044】回転子80については、従来の電動機と同
様であるので、説明は省略する。
【0045】固定子鉄心11のティース12先端部(以
下、「固定子の内周部」と言う)は、ほぼ、回転子の回
転中心を中心とした円となっている。ここで、固定子1
0の内周部は、回転子80の外周部とわずかな空隙をも
って対向している。この空隙長をΔとする。
【0046】固定子の軸方向の両端部の内周部は、他の
部分より内径寸法が大であり、固定子の軸方向の両端部
の内周部の内径寸法をDa、その他の部分(固定子の軸
方向の両端部の、内径寸法が大である部分以外の部分)
の内径寸法をDbとする。
【0047】前述の、固定子の軸方向の両端部の、内径
寸法が大である部分には、リング21が圧入または嵌合
支持されている。このリング21の外径(固定子内周部
と嵌合する部分)をDc、内径をDdとする。
【0048】リングは、非磁性体であることが望まし
い。磁性体であれば、固定子鉄心11に発生した磁束
が、リングを介して固定子鉄心内部で短絡してしまい、
回転子80と固定子との磁束の相互作用によるトルクが
低下してしまう。
【0049】このとき、(Da−Db)+2Δ>(Dc
−Dd)とすれば、リング21が、回転子80と干渉す
ることがない。
【0050】また、Da≦Dcとすれば、固定子鉄心1
1とリング21とはしまりばめまたは中間ばめとなり、
リング21には、特別な保持手段を設けなくても、リン
グ21は固定子鉄心11から脱落することがない。特
に、高温で使用される場合においては、熱による固定子
鉄心11およびリング21の熱膨張を考える必要があ
り、使用される温度範囲において、Da≦Dcを保つ必
要がある。この時、リング21の材質として、固定子鉄
心11の材質である鉄より、熱膨張係数が高い材質を用
いればよい。例えば、ステンレス(熱膨張係数20×1
-6/K)、アルミ(熱膨張係数20×10-6/K)
は、鉄(熱膨張係数11×10-6/K)より熱膨張係数
が高い。さらに、リング21には金属を使用すれば、剛
性が高いため、固定子の強度を高くでき、固定子の固有
振動数を高くすることも可能である。
【0051】ここで、リング21に使用される金属は、
導電率が低いほどよい。これは、リング21内部に、回
転子の回転による回転子磁束の変化や、巻線への通電に
よる磁束の変化に応じて、渦電流が発生するためであ
り、導電率が低ければ、渦電流による損失も低減できる
ため、効率の低下も抑えることが可能である。例えば、
ステンレスは1×105S/cmであり、鉄と同一であ
る。これは銅の約6分の1である。非磁性体金属粉を、
樹脂等の絶縁体をバインダとして圧粉成形したリングを
用いれば好適である。
【0052】回転子80は、回転子鉄心内部に永久磁石
を埋め込んでおり、マグネットトルクとこのマグネット
トルクより小さいリラクタンストルクにより回転駆動す
るものであり、わずかな空隙をもって固定子鉄心11と
回転子鉄心が対向しているため、半径方向の吸引力によ
る振動が特に大きくなる。本実施例における電動機を用
いれば、その加振力による固定子10の変形を抑えるこ
とができ、電磁騒音の低減に効果がある。特に、希土類
磁石を用いた電動機は、残留磁束密度が高く、電動機体
格の小型化を図っているため、特に空隙の磁束密度が高
くなる傾向にあり、加振力も増大するため、本実施例に
おける電動機を使用すると好適である。
【0053】また、電動機の駆動には、半導体素子によ
り整流された矩形波電流により駆動されることが多く、
矩形波電流は加振力に高調波を含むため、特に固定子鉄
心11の円環振動を励起しやすいが、円環振動の固有振
動数をリング21によって高くすることができるため、
共振による電磁騒音を低減することができる。
【0054】さらに、運転負荷を変化させるような場
合、PWM制御を用いることが多く、本実施例における
電動機を使用すれば、円環振動の固有振動数をリング2
1によって高くすることができるため、PWM制御のキ
ャリア周波数と固定子10の固有振動数との共振による
電磁騒音を低減することができる。通常、固定子10の
固有振動数(楕円モード)は、2kHz〜5kHzの範
囲にあることが多く、キャリア周波数もこの範囲に設定
されることが多い。リング21を使用すれば、固定子1
0の固有振動数を5kHz〜6kHzにあげることが可
能であり、共振を避けることができる。
【0055】なお、本実施例のように、上記構成を有す
る電動機を防振材料を自由に使用できないエアコンや冷
蔵庫等に用いられる密閉型圧縮機に用いると、防振材料
を使用しないですむ本方法は好適である。特に、スクロ
ール型の圧縮機のように、固定子鉄心11外周を、シェ
ル(図示せず)に焼きばめする場合、固定子鉄心11の
振動がそのままシェルの振動に伝わるため、特に効果的
である。
【0056】なお、リング21の形状は、単純な円環で
説明したが、例えば、隣接するティース12の先端の
間、すなわちスロット開口部に嵌るような凸部をリング
外周部に設ければ、リング21の位置決めと、隣接する
ティース12間の引き付け合うような振動をも抑制でき
る。
【0057】また、特に絞り加工で作られたリング21
のような場合、リング21の厚みの関係で、強度が十分
でない場合があるが、この時は、固定子10の内周より
軸方向にリングを延ばし、その突出部先端において、リ
ング21の内周側または外周側に折り曲げれば、十分な
強度が保てる。必要に応じて、折り曲げ部にリブを設け
てもよい。また、折り曲げ部を延長し、軸受を保持する
ハウジングを兼ねてもよい。
【0058】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例における電動機の縦断面図である。
【0059】図5は、本発明の第2の実施例における電
動機の分解斜視図である。
【0060】図6は、本発明の第2の実施例における電
動機の横断面図であり、(a)は、リングが固定子に圧
入された部分の断面、(b)はリングが固定子に圧入さ
れていない部分の断面図である。
【0061】電動機は固定子30と回転子90からな
り、固定子30は固定子鉄心31に設けられた6本のテ
ィース32に、絶縁物(絶縁フィルム、インシュレータ
等:図示せず)を介して直接3相巻線33U、33V、
33Wを施してなる。
【0062】固定子鉄心31は、鉄などの高透磁率材ま
たは積層された電磁鋼板からなり、内周部に向けて半径
方向に延設され、巻線が施されている6本のティース3
2と、前記各ティース32間を外周側にて連結する略環
状のヨーク部36からなる。
【0063】回転子90は、鉄などの高透磁率材または
積層された電磁鋼板からなり、外周部に向けて半径方向
に延設された4本の極歯93を有する。
【0064】巻線は、U、V、W相の3相であり、それ
ぞれ、互いに180°対称位置にあるティース32u
1、32u2にはそれぞれ同相、逆向きに巻線が施さ
れ、それぞれの相に順次通電することにより、d軸イン
ダクタンスとq軸インダクタンスの差に起因して発生す
るリラクタンストルクによって、回転子90はシャフト
96を中心にして回転している。
【0065】固定子鉄心31のティース32先端部(以
下、「固定子の内周部」と言う)は、ほぼ、回転子90
の回転中心を中心とした円となっている。ここで、固定
子の内周部は、回転子90の外周部とわずかな空隙をも
って対向している。この空隙長をΔとする。
【0066】回転子90の軸方向の両端部の外周部は、
他の部分より外径寸法が小であり、回転子90の軸方向
の両端部の外周部の外径寸法をDe、その他の部分(回
転子90の軸方向の両端部の、外径寸法が小である部分
以外の部分)の外径寸法をDfとする。
【0067】前述の、固定子30の軸方向の両端部の、
回転子90の外径寸法が小である部分には、リング41
が圧入または嵌合支持されている。このリング41の外
径(固定子30内周部と嵌合する部分)をDg、内径を
Dhとする。リング41は、回転子90の軸方向の両端
部の、外径寸法が小である部分の深さよりやや浅めに嵌
合される。
【0068】このとき、(Df−De)+2Δ>(Dg
−Dh)とすれば、リング41が、回転子90と干渉す
ることがない。
【0069】固定子30内周部には、リング41の位置
決めのために微少な段差または突起を設けてもよいし、
リング41の外周部に、固定子鉄心31の軸方向端部で
止まるような突起または段差を設けてもよい。
【0070】リング41は、非磁性体である樹脂からな
る。樹脂は、十分な強度を保つために、液晶ポリマーに
ガラス繊維を20重量%以上50重量%以下添加すると
よい。液晶ポリマーは、p−ヒドロキシ安息香酸と2−
ヒドロキシ−6−ナフトエ酸を原料とした全芳香族ポリ
エステルの共重合体であり、かつ、これらの材質以外、
いかなる離型剤をも使用しなければ、剛性、成形性、樹
脂の流れ、その他において好適である。また、密閉型圧
縮機に用いれば、オリゴマが少なく、品質の良好な電動
機を提供できる。
【0071】ここで、リング41の強度をさらに増すた
めに、固定子30の内周より軸方向にリングを延ばし、
その突出部先端において、リング41の内周側に折り曲
げ部42を設ければ、十分な強度が保てる。リング41
は樹脂成形品であるため、ある程度の形状の自由度を有
する。
【0072】必要に応じて、折り曲げ部42にリブを設
けてもよい。また、折り曲げ部42を延長し、軸受を保
持するハウジングを兼ねてもよい。また、リード線のガ
イド等をリング41または折り曲げ部42に設けてもよ
い。
【0073】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明によれば、リ
ングにより、固定子の内周部に働く半径方向の力による
固定子鉄心の変形を緩和し、電磁騒音を低減するもので
ある。
【0074】本願請求項2に記載の発明によれば、固定
子鉄心が剛体となり、剛性が増すことにより、振動を低
減する効果がある。
【0075】本願請求項3に記載の発明によれば、リン
グの厚みを剛性を保つために十分に確保することがで
き、かつ、電動機の特性上最適な固定子鉄心と回転子鉄
心により形成される空隙の長さとすることができ、特
に、永久磁石を表面または表面付近に配した回転子の場
合、永久磁石の磁束の低減を防止することができる。
【0076】本願請求項4に記載の発明によれば、リン
グが回転子と干渉することなく、電磁騒音を低減するこ
とができる。
【0077】本願請求項5に記載の発明によれば、リン
グの厚みを剛性を保つために十分に確保することがで
き、かつ、リング挿入時に巻線に対するダメージを最小
限とすることができる。
【0078】本願請求項6に記載の発明によれば、リン
グが回転子と干渉することなく、電磁騒音を低減するこ
とができる。
【0079】本願請求項7に記載の発明によれば、リン
グの半径方向の変形に対する剛性を増大させることがで
きる。
【0080】本願請求項8に記載の発明によれば、固定
子に発生する磁束がリングを介して固定子内で短絡する
ことを防止し、固定子と回転子の磁束の相互作用による
トルクの減少を抑止できる。
【0081】本願請求項9に記載の発明によれば、高温
にて使用された場合であっても、リングが固定子から脱
落することがない。
【0082】本願請求項10に記載の発明によれば、剛
性を有するとともに、リング内部に発生する渦電流によ
る損失を低減できる。
【0083】本願請求項12に記載の発明によれば、リ
ング内部に渦電流が発生しないため、リングに流れる渦
電流による損失による効率低下を防止できる。
【0084】本願請求項13に記載の発明によれば、樹
脂でありながら、強度が高く、かつ、密閉型圧縮機に使
用した場合、冷媒との反応が少ない。
【0085】本願請求項14に記載の発明によれば、液
晶ポリマーの中でも特に強度が高く、電磁騒音の低減に
効果を有する。
【0086】本願請求項15に記載の発明によれば、リ
ングの強度を高くするのに効果的であり、電磁騒音の低
減に効果を有する。
【0087】本願請求項16に記載の発明によれば、密
閉型圧縮機に使用した場合、オリゴマの発生量を抑える
ことができ、キャピラリチューブ詰まりを防止でき、品
質向上に効果がある。
【0088】本願請求項17に記載の発明によれば、わ
ずかな空隙をもって固定子鉄心と回転子鉄心が対向して
いるため、半径方向の吸引力による振動が特に大きい電
動機において、その加振力による固定子の変形を抑える
ことができ、電磁騒音の低減に効果がある。
【0089】本願請求項18に記載の発明によれば、わ
ずかな空隙をもって固定子鉄心と回転子鉄心が対向して
いるため、半径方向の吸引力による振動が特に大きい電
動機において、その加振力による固定子の変形を抑える
ことができ、電磁騒音の低減に効果がある。
【0090】本願請求項19に記載の発明によれば、矩
形波電流は加振力に高調波を含むため、特に固定子鉄心
の円環振動を励起しやすいが、円環振動の固有振動数を
リングによって高くすることができるため、共振による
電磁騒音を低減することができる。
【0091】本願請求項20に記載の発明によれば、円
環振動の固有振動数をリングによって高くすることがで
きるため、PWM制御のキャリア周波数と固定子の固有
振動数との共振による電磁騒音を低減することができ
る。
【0092】本願請求項21に記載の発明によれば、高
効率かつ、耐冷媒性を求められる用途にあって、これら
を満たしながら、電磁騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電動機の縦断面
【図2】本発明の第1の実施例における電動機の固定子
部分の分解斜視図
【図3】(a)本発明の第1の実施例における電動機
の、リングが固定子に圧入された部分の横断面図 (b)本発明の第1の実施例における電動機の、リング
が固定子に圧入されていない部分の横断面図
【図4】本発明の第2の実施例における電動機の縦断面
【図5】本発明の第2の実施例における電動機の分解斜
視図
【図6】(a)本発明の第2の実施例における電動機
の、リングが固定子に圧入された部分の横断面図 (b)本発明の第2の実施例における電動機の、リング
が固定子に圧入されていない部分の横断面図
【図7】従来技術における電動機の横断面図
【図8】各ティースに働く半径方向の力および接線方向
の力を示す図
【図9】固定子鉄心の変形状態を示す図
【符号の説明】
10、30 固定子 11、31 固定子鉄心 12、32 ティース 21、41 リング 80、90 回転子 81 回転子鉄心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/14 H02K 21/14 M // H02K 1/16 1/16 C 1/26 1/26 C 1/27 501 1/27 501K (72)発明者 橋本 直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA04 AB04 5H605 AA04 AA05 BB05 BB07 BB10 CC03 EA06 FF06 FF14 GG04 5H621 BB07 GA01 GA04 JK01 JK13 5H622 CA02 CA10 CA13 CB03 CB05 PP10 PP11

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円環形状ヨーク部と前記ヨーク部の内
    周に半径方向に設けられた複数のティースを有する固定
    子と、前記ティースに巻線を集中巻して形成したコイル
    部と、前記固定子に対向する略円筒形の回転子と、前記
    固定子の軸方向端部の片側または両側の内周部に圧入ま
    たは嵌合支持されたリングから構成された電動機。
  2. 【請求項2】 固定子鉄心が、打ち抜いた電磁鋼板を積
    層してなり、カラマセや溶接など、打ち抜いた電磁鋼板
    同士を固着する手段により固着または連結されてなる、
    請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 固定子内周部の、リングを圧入または嵌
    合支持する部分の内径は、他の部分の内径より大であ
    る、請求項1または請求項2記載の電動機。
  4. 【請求項4】 固定子内周部の、リングを圧入または嵌
    合支持する部分の内径(直径)をDa、他の部分の内径
    (直径)をDb、空隙の長さをΔ、リングの外径(直
    径)をDc、リングの内径(直径)をDdとしたとき、
    (Da−Db)+2Δ>(Dc−Dd)である、請求項
    3記載の電動機。
  5. 【請求項5】 回転子外周部の、リングと対向する部分
    およびその近傍の外径は、他の部分の外径より小であ
    る、請求項1または請求項2記載の電動機。
  6. 【請求項6】 回転子内周部の、リングと対向する部分
    およびその近傍の外径(直径)をDe、他の部分の外径
    (直径)をDf、空隙の長さをΔ、リングの外径(直
    径)をDg、リングの内径(直径)をDhとしたとき、
    (Df−De)+2Δ>(Dg−Dh)である、請求項
    5記載の電動機。
  7. 【請求項7】 リングは、少なくとも固定子の内周部よ
    り軸方向に突出しており、リングの前記突出部先端にお
    いて、リングの内周側または外周側に折り曲げ部を有す
    る、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電動
    機。
  8. 【請求項8】 リングは非磁性体である請求項1から請
    求項7のいずれか1項に記載の電動機。
  9. 【請求項9】 リングは、鉄よりも熱膨張係数が大きい
    材料を使用した請求項1から請求項8のいずれか1項に
    記載の電動機。
  10. 【請求項10】 リングは、金属からなる請求項8記載
    の電動機。
  11. 【請求項11】 リングは、非磁性体金属粉を、絶縁体
    粉をバインダとして圧粉成形した金属からなる請求項8
    記載の電動機。
  12. 【請求項12】 リングは樹脂からなる、請求項8記載
    の電動機。
  13. 【請求項13】 リングは、液晶ポリマーからなる樹脂
    からなる、請求項9記載の電動機。
  14. 【請求項14】 液晶ポリマーが、p−ヒドロキシ安息
    香酸と2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸を原料とした全
    芳香族ポリエステルの共重合体である請求項13記載の
    電動機。
  15. 【請求項15】 液晶ポリマーの充填剤はガラス繊維で
    あり、充填量が20重量%以上50重量%以下であるこ
    とを特徴とする請求項13または請求項14記載の電動
    機。
  16. 【請求項16】 リングは、p−ヒドロキシ安息香酸と
    2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、ガラス繊維のみから
    なり、離型剤等を使用しないことを特徴とした、請求項
    14または請求項15記載の電動機。
  17. 【請求項17】 回転子に、永久磁石を埋め込んでお
    り、マグネットトルクとこのマグネットトルクより小さ
    いリラクタンストルクにより回転駆動する請求項1から
    請求項16のいずれか1項に記載の電動機。
  18. 【請求項18】 回転子は、突極性を有する鉄心からな
    り、リラクタンストルクのみにより回転駆動する請求項
    1から請求項16のいずれか1項に記載の電動機。
  19. 【請求項19】 半導体素子により整流された矩形波電
    流により駆動される請求項17または請求項18記載の
    電動機。
  20. 【請求項20】 PWM制御により駆動される請求項1
    7または請求項18記載の電動機。
  21. 【請求項21】 請求項1から請求項20のいずれか1
    項に記載の電動機を用いた密閉型圧縮機。
JP2001213394A 2001-07-13 2001-07-13 電動機 Pending JP2003032921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213394A JP2003032921A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213394A JP2003032921A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003032921A true JP2003032921A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19048382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001213394A Pending JP2003032921A (ja) 2001-07-13 2001-07-13 電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003032921A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340441A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Chikura Kogyo Kk Dcブラシレスモータ
JP2011239626A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
US8072110B2 (en) 2005-12-21 2011-12-06 Daikin Industries, Ltd. Motor and compressor
JP2012050189A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Hitachi Appliances Inc 電動機、これを備えた密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫
KR101160226B1 (ko) 2006-08-14 2012-06-26 지쿠라 고교 가부시키가이샤 Dc브러시리스 모터
EP2592720A2 (en) 2011-11-10 2013-05-15 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Electric motor for compressor
WO2013132935A1 (ja) * 2012-03-09 2013-09-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機
JP2014241691A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニック株式会社 電動機および電気機器
JP2016063585A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社神戸製鋼所 ケーシングの共振抑制構造および電動機
US20170054338A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator of rotary electric machine
CN107852053A (zh) * 2015-08-05 2018-03-27 三菱电机株式会社 电动机的转子、电动机、送风机以及制冷空调机
JP2019030154A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 日本電産株式会社 ステータおよびモータ
JP2019050683A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社Soken 回転電機
JP2019054562A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 株式会社Soken 回転電機ステータ

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4741880B2 (ja) * 2005-05-31 2011-08-10 千蔵工業株式会社 Dcブラシレスモータ
JP2006340441A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Chikura Kogyo Kk Dcブラシレスモータ
US8072110B2 (en) 2005-12-21 2011-12-06 Daikin Industries, Ltd. Motor and compressor
KR101160226B1 (ko) 2006-08-14 2012-06-26 지쿠라 고교 가부시키가이샤 Dc브러시리스 모터
JP2011239626A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2012050189A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Hitachi Appliances Inc 電動機、これを備えた密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫
CN102386699A (zh) * 2010-08-25 2012-03-21 日立空调·家用电器株式会社 电动机、具备其的密闭型压缩机和具备其的冰箱
US10256685B2 (en) 2011-11-10 2019-04-09 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Motor and compressor
EP2592720A2 (en) 2011-11-10 2013-05-15 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Electric motor for compressor
WO2013132935A1 (ja) * 2012-03-09 2013-09-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 回転電機
JP2013188034A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機
US9300179B2 (en) 2012-03-09 2016-03-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric rotating machine
JP2014241691A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 パナソニック株式会社 電動機および電気機器
JP2016063585A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 株式会社神戸製鋼所 ケーシングの共振抑制構造および電動機
CN107852053A (zh) * 2015-08-05 2018-03-27 三菱电机株式会社 电动机的转子、电动机、送风机以及制冷空调机
US20170054338A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator of rotary electric machine
JP2017041982A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 トヨタ自動車株式会社 回転電機ステータ
US10720799B2 (en) 2015-08-20 2020-07-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Stator of rotary electric machine
JP2019030154A (ja) * 2017-08-01 2019-02-21 日本電産株式会社 ステータおよびモータ
JP2019050683A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社Soken 回転電機
JP2019054562A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 株式会社Soken 回転電機ステータ
JP7092477B2 (ja) 2017-09-12 2022-06-28 株式会社Soken 回転電機ステータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200227961A1 (en) Radially embedded permanent magnet rotor and methods thereof
JP4942259B2 (ja) 電動機
EP1879283B1 (en) Motor
JP6711901B2 (ja) 電動機および空気調和機
JP5626415B2 (ja) 回転電気機械
JPH11215748A (ja) 永久磁石形回転電機
EP2157678B1 (en) Small motor of polygonal external shape
JP2003032921A (ja) 電動機
JP2006304474A (ja) アキシャルエアギャップ型電動機
JP2003032936A (ja) 電動機
EP4187759A1 (en) Electric motor
JP3928297B2 (ja) 電動機及びその製造方法
JPWO2022019074A5 (ja)
WO2001097363A1 (fr) Moteur synchrone a aimant permanent
EP1953901A1 (en) Motor and device using the same
JP2002101579A (ja) モータ及びそれを用いた圧縮機
JP2001333555A (ja) スロットレスラジアルギャップ型モータ
JP2002112473A (ja) 電動機及びそれを用いた密閉型圧縮機
JPWO2007132768A1 (ja) モータ
JP2008187863A (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び圧縮機
JP2001061240A (ja) 一方向回転モータ
JP2004304995A (ja) 励磁機、界磁機、およびそれを用いた電動機
WO2022219942A1 (ja) 回転子及び電動機
JPH09224338A (ja) モータ
WO2022219923A1 (ja) 回転子及び電動機