JP2016062341A - 商品管理装置 - Google Patents

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石橋 剛
Takeshi Ishibashi
剛 石橋
充宏 吉田
Mitsuhiro Yoshida
充宏 吉田
慎介 坂本
Shinsuke Sakamoto
慎介 坂本
圭来 松浦
Yoshiki Matsuura
圭来 松浦
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Abstract

【課題】ボタンの選択に伴う労力を低減して、ボタンの確実な操作を実現する商品管理装置を提供する。【解決手段】対面計量器は、操作者側表示部と、勤務情報取得部462と、ボタン変更部466とを備える。操作者側表示部は、複数の従業員ボタンを表示する。勤務情報取得部462は、操作者の勤務情報を取得する。ボタン変更部466は、勤務情報取得部462が取得した勤務情報に基づいて、操作者側表示部に表示される従業員ボタンの位置、配置および大きさの3つの項目のうち少なくとも1つを変更する。【選択図】図12

Description

本発明は、店舗において複数の操作者によって使用され、かつ、使用時に操作者の選択を要求する商品管理装置に関する。
従来、スーパーマーケット等の小売店舗、および、食品加工施設等の工場では、様々な商品管理装置が用いられている。例えば、対面計量器は、顧客が購入を希望する商品の種類および重量に基づいて、商品の価格を算出するための装置である。対面計量器は、通常、店舗内のカウンターの上に設置される。カウンターの一方の側では、店舗の従業員は、対面計量器を操作して、顧客が購入を希望する商品を計量して商品の価格を算出させる。カウンターの他方の側では、顧客は、対面計量器のディスプレイに表示されている価格を確認することができる。また、小売店舗では、一人の従業員が、複数の対面計量器を操作するオペレーションを取ることが多い。この場合、従業員は、顧客の位置に応じて移動しながら、近くにある対面計量器で商品の価格を算出することができる。
このようなオペレーションでは、従業員は、対面計量器を使用する時に、対面計量器の操作者として自身を登録する必要がある。例えば、従業員は、対面計量器のタッチパネルに表示されている従業員リストから、自身の名前を選択する。従業員リストは、各従業員の名前が付された操作者ボタンから構成される。従業員は、自身の名前が付された操作者ボタンをタッチして、自身を登録することができる。その後、従業員は、対面計量器のタッチパネルに表示されている商品リストから、顧客が購入を希望する商品を選択し、当該商品を対面計量器に載せて商品の価格を算出する。そして、顧客が商品を購入する度に、対面計量器を使用した従業員に関する情報が、対面計量器と接続されているコンピュータに記録される。
しかし、従業員の数が多い店舗では、対面計量器のタッチパネルに、全ての従業員の操作者ボタンを一度に表示できない場合がある。この場合、複数のページに操作者ボタンを配置し、タッチパネルには一度に1ページのみ表示させる方法が採られている。従業員は、タッチパネルに表示されている切り替えボタンをタッチすることで、ページを切り替えることができる。
このような対面計量器では、最初のページ以外のページに操作者ボタンが配置されている従業員は、対面計量器を使用する時に、切り替えボタンをタッチする必要がある。一方、最初のページに操作者ボタンが配置されている従業員は、対面計量器を使用する時に、切り替えボタンをタッチする必要がない。すなわち、ある従業員は、対面計量器を使用する時にページを切り替える操作を行う必要があり、他の従業員よりも接客時間がかかってしまう。また、従業員の数が多いほど、ページ数が多くなるため、従業員が操作者ボタンを選択するために必要な時間が増え、従業員が操作者ボタンの選択を誤る可能性が上がる。
また、従業員は、対面計量器の操作者として自身を登録した後に、対面計量器のタッチパネルに表示されている商品リストから、顧客が購入を希望する商品を選択する。従業員は、商品の名前が付された商品ボタンをタッチして、商品を選択する。商品の種類が多い場合には、特許文献1(特開2012−56089号公報)に開示されているように、複数のページに商品ボタンが配置される。この場合、従業員は、タッチパネルに表示されている切り替えボタンをタッチすることで、ページを切り替えることができる。しかし、2ページ以降に配置されている商品を取り扱う従業員は、商品を選択する度に、ページを切り替える操作を行う必要があり、他の従業員よりも接客時間がかかってしまう。そのため、従業員に応じて、商品ボタンの配置を変更できることが好ましい。また、商品の種類が多いほど、ページ数が多くなるため、従業員が商品ボタンを選択するために必要な時間が増え、従業員が商品ボタンの選択を誤る可能性が上がる。
本発明の目的は、ボタンの選択に伴う労力を低減して、ボタンの確実な操作を実現することができる商品管理装置を提供することである。
本発明の第1観点に係る商品管理装置は、店舗において複数の操作者によって使用され、かつ、使用時に操作者の選択を要求する商品管理装置である。この商品管理装置は、表示部と、取得部と、変更部とを備える。表示部は、複数の操作ボタンを表示する。取得部は、操作者の勤務情報を取得する。変更部は、取得部が取得した勤務情報に基づいて、表示部に表示される操作ボタンの位置、配置および大きさの3つの項目のうち少なくとも1つを変更する。
この商品管理装置は、店舗の従業員である操作者の勤務スケジュールに関する勤務情報に基づいて、操作者が選択する操作ボタンの位置、配置および大きさの少なくとも1つを変更する。この商品管理装置は、勤務情報に応じて操作ボタンの表示を変更することで、操作ボタンの選択に伴う労力を低減して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。
本発明の第2観点に係る商品管理装置は、第1観点に係る商品管理装置であって、表示部は、操作ボタンを含む画面を切り替えるための切り替えボタンをさらに表示する。また、変更部は、切り替えボタンの操作回数が変更前と比べてより少なくなるように、操作ボタンの位置、配置および大きさの3つの項目のうち少なくとも1つを変更する。
この商品管理装置は、操作者による画面切り替え操作の回数を少なくすることで、操作ボタンの選択に伴う労力を低減して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。
本発明の第3観点に係る商品管理装置は、第1観点または第2観点に係る商品管理装置であって、表示部は、変更部によって変更された操作ボタンを、他の操作ボタンと異なる態様で表示する。
この商品管理装置は、一部の操作ボタンの表示態様が変更されたことに関して操作者に注意を喚起して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。
本発明の第4観点に係る商品管理装置は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る商品管理装置であって、変更部による変更が禁止される対象である操作ボタンを設定するための設定部をさらに備える。
この商品管理装置では、操作者は、表示態様を変更したくない操作ボタンを設定することができる。そのため、この商品管理装置は、操作ボタンの表示態様を設定することができる。
本発明の第5観点に係る商品管理装置は、第1観点から第4観点のいずれか1つに係る商品管理装置であって、操作ボタンは、操作者を特定するためのボタンを含む。
この商品管理装置は、例えば、勤務情報に基づいて、当日勤務する操作者を特定する操作ボタンを画面の1ページ目に表示することで、操作ボタンの選択に伴う労力を低減して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。
本発明の第6観点に係る商品管理装置は、第5観点に係る商品管理装置であって、変更部は、連続した複数の勤務時間帯において操作者が勤務する場合には、操作ボタンの位置、配置および大きさを変更しない。
この商品管理装置では、連続した複数の時間帯で勤務する操作者を特定する操作ボタンの表示は変更されないので、当該操作者は、勤務中、常に同じ操作ボタンを操作することができる。従って、この商品管理装置は、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。
本発明の第7観点に係る商品管理装置は、第1観点から第6観点のいずれか1つに係る商品管理装置であって、操作ボタンは、店舗で販売される商品を特定するためのボタン、および、商品の販売に関する機能を特定するためのボタンの少なくとも一方を含む。
この商品管理装置は、例えば、店舗で当日販売される商品を特定する操作ボタンを画面の1ページ目に表示することで、操作ボタンの選択に伴う労力を低減して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。また、この商品管理装置は、例えば、商品管理装置の使用頻度が高い機能を特定する操作ボタンを画面の1ページ目に表示することで、操作ボタンの選択に伴う労力を低減して、操作者による操作ボタンの確実な操作を実現することができる。商品管理装置の機能は、商品の販売に関する機能であり、例えば、割引セール時に使用される割引ボタンである。
本発明に係る商品管理装置は、ボタンの選択に伴う労力を低減して、ボタンの確実な操作を実現することができる。
操作者側から視た対面計量器の斜視図である。 顧客側から視た対面計量器の斜視図である。 対面計量器のブロック構成図である。 操作者側表示部に表示される商品選択画面の例である。 操作者側表示部に表示される操作者選択画面の例である。 操作者側表示部に表示される操作者選択画面の例である。 シフトマスタの一例を表すテーブルである。 商品の登録が完了した直後の商品選択画面である。 ラベルの平面図である。 レシートの平面図である。 対面計量器の起動時の処理を表すフローチャートである。 再配置プログラムのブロック制御図である。 再配置リストの一例である。 ボタン再配置処理の完了後における操作者選択画面の例である。 変形例Eにおける、操作者ボタンの大きさを変更する処理の完了後における操作者選択画面の例である。
本発明の実施形態に係る商品管理装置について、図面を参照しながら説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の具体例の一つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
商品管理装置は、スーパーマーケット等の小売店舗、および、食品加工施設等の工場で使用される種種の装置である。本実施形態では、商品管理装置の一種であり、スーパーマーケットで使用される対面計量器100について説明する。
(1)対面計量器の構成
本実施形態に係る対面計量器100は、スーパーマーケットの惣菜コーナーのショーケースの上に設置される。惣菜コーナー担当の従業員は、ショーケースを挟んで顧客と対面しながら、対面計量器100を用いて、商品である種種の惣菜を量り売りする。ショーケースの一方の側では、従業員は、対面計量器100を操作して、顧客が購入を希望する商品を計量し、商品の重量に応じた価格を算出する。ショーケースの他方の側では、顧客は、対面計量器100に表示されている価格を確認する。
図1は、従業員である操作者側から視た対面計量器100の斜視図である。図2は、顧客側から視た対面計量器100の斜視図である。図3は、対面計量器100のブロック構成図である。対面計量器100は、主として、本体10、計量部20、操作部30、顧客側表示部40、印刷部50および制御部60を備えている。対面計量器100は、スーパーマーケットの管理室に設置されている管理コンピュータに接続されている。
計量部20は、本体10の上面に配置されている。計量部20の上には、顧客が購入を希望する商品が載せられる。計量部20の上に一度に載せられる商品は、常に、一種類の惣菜である。複数種類の惣菜が、同時に、計量部20の上に載せられることはない。
操作部30は、本体10の前面に配置されている。操作部30は、入力キー部31と、操作者側表示部33とを有している。入力キー部31は、本体10の前面から視て、操作部30の右側3分の1程度の領域を占有し、操作者側表示部33は、残りの領域を占有している。入力キー部31は、複数のボタンから構成される。操作者側表示部33は、タッチパネル機能を搭載している液晶表示画面である。
顧客側表示部40は、本体10を挟んで操作部30の反対側に配置されている。顧客側表示部40は、タッチパネル機能を搭載していない液晶表示画面である。
印刷部50は、本体10の前面から視て、本体10の右側に配置されている。印刷部50は、印刷済みのラベルまたはレシートが排出される排出口51を有している。排出口51の内部には、ラベル用紙またはレシート用紙が収納されている。ラベル用紙またはレシート用紙は、搬送路を搬送され、サーマルヘッドによって印刷が行われた後に、排出口51から排出される。
制御部60は、本体10の内部に配置されている。制御部60は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、記憶部64と、タイマ65とを主として備えるコンピュータである。図3に示されるように、制御部60の各構成要素は、バス69を介して互いに接続されている。制御部60は、計量部20、操作部30、顧客側表示部40および印刷部50と接続されている。記憶部64は、例えば、不揮発性メモリであるHDDおよびSSDである。記憶部64は、種種の処理を実行するためのプログラム、および、プログラムによって用いられる情報が格納されたデータベースを記憶する。記憶部64は、後述するシフトマスタ360および再配置プログラム460を記憶する。タイマ65は、現在の日付や時刻、および、基準時からの経過時間等を取得するための電子部品である。
(2)操作者側表示部の表示内容
対面計量器100の操作者側表示部33は、主として、商品選択画面35と、操作者選択画面37とを表示する。図4は、操作者側表示部33に表示される商品選択画面35の例である。図5および図6は、操作者側表示部33に表示される操作者選択画面37の例である。商品選択画面35および操作者選択画面37には、複数の操作ボタンが表示されている。対面計量器100の操作者は、操作ボタンをタッチすることで、当該操作ボタンに表示されている項目を選択することができる。
(2−1)商品選択画面の表示内容
商品選択画面35は、操作者側表示部33の表示画面の全体を占有している。商品選択画面35は、最上段に日付表示欄350が配置されている。日付表示欄350の下段には、情報表示欄351および商品識別番号表示欄352が左から右に配置されている。情報表示欄351等が配置されている段の下段には、風袋重量表示欄353、商品重量表示欄354、単価表示欄355および値段表示欄356が左から右に配置されている。
風袋重量表示欄353等が配置されている段の下段には、商品ボタン表示欄357が配置されている。商品ボタン表示欄357には、複数の商品ボタン357aが配置されている。各商品には、1つの商品ボタン357aが割り当てられている。図4では、商品ボタン表示欄357には、種種のサラダの名称が付された12個の商品ボタン357aが、3行4列に配置されている。
商品ボタン表示欄357の下段には、商品切替ボタン表示欄358が配置されている。商品切替ボタン表示欄358には、複数の商品切替ボタン358aが左から右に配置されている。図4では、商品切替ボタン表示欄358には、「サラダ」ボタン、「揚げ物」ボタン、「焼物」ボタンおよび「煮物」ボタンの4つの商品切替ボタン358aが配置されている。商品ボタン表示欄357には、選択されている商品切替ボタン358aに対応する商品の名称が付された商品ボタン357aが配置される。図4では、商品切替ボタン表示欄358において「サラダ」ボタンが選択されているので、商品ボタン表示欄357には、種種のサラダの名称が付された商品ボタン357aが配置されている。
値段表示欄356の下段、かつ、商品ボタン表示欄357および商品切替ボタン表示欄358の右側には、会計機能ボタン表示欄359が配置されている。会計機能ボタン表示欄359には、複数の会計機能ボタン359aが上から下に配置されている。会計機能ボタン359aには、会計に関する機能の名称が付されている。図4では、会計機能ボタン表示欄359には、「ゼロ」ボタン、「空送り」ボタン、「小計」ボタンおよび「表示」ボタンの4つの会計機能ボタン359aが配置されている。「表示」ボタンは、図4において三角形が表示されている右下のボタンである。図4に示される状態で、操作者が「表示」ボタンをタッチすると、図5に示されるように、次に説明される操作者選択画面37が表示される。
(2−2)操作者選択画面の表示内容
操作者選択画面37は、操作者側表示部33の表示画面の一部を占有している。操作者選択画面37は、図5および図6において、太線で囲まれた領域に相当する。操作者選択画面37は、図5および図6に示されるように、商品選択画面35の上に重なるように表示される。操作者選択画面37全体は、会計機能ボタン表示欄359の左側に配置されている。操作者選択画面37が表示されている間、会計機能ボタン表示欄359には、「非表示」ボタンが配置されている。「非表示」ボタンは、図5および図6において三角形が表示されている右下のボタンである。操作者が「非表示」ボタンをタッチすると、操作者選択画面37が消えて、図4に示されるように、商品選択画面35の全体が表示される。
操作者選択画面37の左側の領域には、従業員ボタン表示欄371が配置されている。従業員ボタン表示欄371には、複数の従業員ボタン371aが配置されている。図5および図6では、従業員ボタン表示欄371には、従業員の名称が付された15個の従業員ボタン371aが、5行3列に配置されている。各従業員には、1つの従業員ボタン371aが割り当てられている。
操作者選択画面37の右側の領域の上半分には、風袋重量ボタン表示欄372が配置されている。風袋重量ボタン表示欄372には、複数の風袋重量ボタン372aが配置されている。図5および図6では、風袋重量ボタン表示欄372には、「風袋8g」ボタン、「風袋12g」ボタンおよび「風袋18g」ボタンの3つの風袋重量ボタン372aが配置されている。風袋は、量り売りされる商品を入れるための容器である。
風袋重量ボタン表示欄372の下側には、販売機能ボタン表示欄373が配置されている。販売機能ボタン表示欄373には、複数の販売機能ボタン373aが配置されている。販売機能ボタン373aには、販売に関する機能の名称が付されている。図5および図6では、販売機能ボタン表示欄373には、「M特価」ボタン、「―%」ボタン、「売切れ」ボタンおよび「―円」ボタンの4つの販売機能ボタン373aが配置されている。
販売機能ボタン表示欄373の下側には、操作者切替ボタン表示欄374が配置されている。操作者切替ボタン表示欄374には、前ページボタン374aおよび次ページボタン374bが左から右に配置されている。
操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示可能な従業員ボタン371aの数は、最大15個である。そのため、従業員の数が15人より多い場合、全ての従業員ボタン371aを従業員ボタン表示欄371に一度に表示させることができない。この場合、複数の従業員ボタン表示欄371を用意して、操作者選択画面37は、複数の従業員ボタン表示欄371のうちの1つを表示する。前ページボタン374aおよび次ページボタン374bは、操作者選択画面37に表示される従業員ボタン表示欄371を切り替えるための操作ボタンである。
従業員ボタン表示欄371の切り替えについて具体的に説明する。図5では、操作者選択画面37に1ページ目の従業員ボタン表示欄371が表示されている。図6では、操作者選択画面37に2ページ目の従業員ボタン表示欄371が表示されている。1ページ目の従業員ボタン表示欄371は、操作者選択画面37を操作者側表示部33に表示させたときに最初に表示される。従業員ボタン表示欄371を1ページ目から2ページ目に切り替える場合、操作者は、次ページボタン374bをタッチする。反対に、従業員ボタン表示欄371を2ページ目から1ページ目に切り替える場合、操作者は、前ページボタン374aをタッチする。
すなわち、次ページボタン374bは、現在表示されている従業員ボタン表示欄371を削除して、次のページの従業員ボタン表示欄371を表示し、前ページボタン374aは、現在表示されている従業員ボタン表示欄371を削除して、前のページの従業員ボタン表示欄371を表示する。なお、従業員ボタン表示欄371に1ページ目の従業員ボタン表示欄371が表示されている場合、前ページボタン374aを非表示にしてもよく、従業員ボタン表示欄371に最終ページの従業員ボタン表示欄371が表示されている場合、次ページボタン374bを非表示にしてもよい。
(3)シフトマスタの構造
制御部60の記憶部64は、シフトマスタ360を記憶している。シフトマスタ360は、従業員の勤務情報に関するテーブルである。図7は、シフトマスタ360の一例を表す。シフトマスタ360は、従業員ID361、従業員名362、および、勤務スケジュール363が互いに関連付けられたテーブルである。従業員ID361は、従業員を一意に識別するための3桁の数値である。シフトマスタ360は、従業員ID361を主キーとして管理される。従業員名362は、対応する従業員ID361を有する従業員の名前である。勤務スケジュール363は、対応する従業員ID361を有する従業員の勤務スケジュールである。
図7に示されるシフトマスタ360では、勤務スケジュール363は、9月1日から9月7日までの一週間の各営業日において、営業時間の前半である10時から16時までの第1時間帯(図7に示される「P1」)、および、営業時間の後半である16時から22時までの第2時間帯(図7に示される「P2」)について設定されている。勤務スケジュール363は、従業員が各時間帯において勤務する予定であるか否かを表す。ある従業員の勤務スケジュール363において「○」が記載されている時間帯は、当該従業員が勤務する予定である時間帯であることを意味する。例えば、図7において、従業員IDが「005」である従業員は、9月1日から9月4日までの各営業日の第1時間帯および第2時間帯、および、9月5日の第1時間帯において勤務する予定である。なお、勤務スケジュール363は、図7に示されるように一週間ごとに設定されてもよく、一日ごと、または、任意の期間ごとに設定されてもよい。また、勤務スケジュール363に設定される時間帯およびその数は、任意であってもよい。例えば、24時間営業のスーパーマーケットでは、勤務スケジュール363には、6時から14時までの時間帯、14時から22時までの時間帯、および、22時から翌日の6時までの時間帯の3つの時間帯が設定されてもよい。
勤務情報を管理する従業員である管理者は、対面計量器100と接続されている管理コンピュータに各従業員の勤務情報を入力する。対面計量器100は、管理コンピュータから勤務情報を取得して、取得した情報に基づいてシフトマスタ360を生成して記憶部64に保存する。しかし、管理者は、対面計量器100の操作部30を用いて、各従業員の勤務情報を対面計量器100に直接入力してシフトマスタ360を生成し、記憶部64に保存してもよい。
(4)対面計量器の使用方法
次に、スーパーマーケットの従業員が対面計量器100を使用する手順について説明する。具体的には、従業員が、対面計量器100を使用して、商品の販売に関する取引を顧客との間で成立させるための手順について説明する。
スーパーマーケットの開店前に、従業員は、対面計量器100の電源をオンにして、対面計量器100を起動する。対面計量器100は、起動時において、後述のボタン再配置処理を実行する。
対面計量器100が設置されている惣菜コーナーでは、種種のサラダが量り売り形式で販売されている。惣菜コーナーのショーケースには、各サラダが盛られた大皿が陳列されている。各大皿には、それに盛られているサラダの商品ラベルが付されている。商品ラベルには、サラダの名称、サラダの100g当たりの価格である単価、および、サラダの100g当たりのカロリー等の情報が印刷されている。
惣菜コーナーを訪れた顧客は、ショーケースに陳列されているサラダおよび商品ラベルを見て、購入するサラダを選択する。顧客は、購入を希望するサラダの名称および重量を従業員に告げて注文する。ここでは、顧客は、ポテトサラダを200g注文したと仮定する。
従業員は、顧客からの注文を受けると、対面計量器100の操作を開始する。最初に、従業員は、操作者側表示部33に操作者選択画面37を表示させて、操作者選択画面37において、対面計量器100の操作者として自分自身を登録する。具体的には、従業員は、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に含まれる、自分自身の名前が付された従業員ボタン371aをタッチする。この操作により、従業員の登録が完了する。
次に、従業員は、操作者選択画面37において、使用する風袋を登録する。具体的には、従業員は、操作者選択画面37の風袋重量ボタン表示欄372に含まれる、使用する風袋に対応する風袋重量ボタン372aをタッチする。この操作により、風袋の登録が完了する。ここでは、従業員は、「風袋12g」と表示された風袋重量ボタン372aをタッチして、12gの風袋が登録されたと仮定する。
次に、従業員は、ショーケースの扉を開けて、ポテトサラダが盛られた大皿から、200gのポテトサラダを、先ほど登録された風袋に対応するプラスチック容器に入れる。次に、従業員は、ポテトサラダ入りのプラスチック容器を、対面計量器100の計量部20の上に載せる。
次に、従業員は、操作者側表示部33に商品選択画面35を表示させ、商品選択画面35において、顧客が注文した商品を登録する。具体的には、従業員は、商品選択画面35の商品ボタン表示欄357に含まれる、顧客が注文した商品である「ポテトサラダ」と表示された商品ボタン357aをタッチする。この操作により、商品の登録が完了する。
図8は、商品の登録が完了した直後の商品選択画面35である。日付表示欄350には、タイマ65が取得した現在の日付や時間が表示される。情報表示欄351には、登録された商品の名称である「ポテトサラダ」の文字列が表示される。商品識別番号表示欄352には、登録された商品に一意に割り当てられている識別番号が表示される。
風袋重量表示欄353には、登録された風袋であるプラスチック容器の重量が表示される。風袋の重量は、12gである。
商品重量表示欄354には、計量部20に載せられたポテトサラダの重量が表示される。制御部60は、計量部20に載せられたポテトサラダ入りのプラスチック容器の重量を取得し、取得した重量から、登録された風袋の重量を減じて、ポテトサラダのみの重量を算出する。商品重量表示欄354に表示される重量が、顧客が希望する200gに満たない場合には、プラスチック容器に適量のポテトサラダを追加する。反対に、商品重量表示欄354に表示される重量が、顧客が希望する200gを超えている場合には、プラスチック容器から適量のポテトサラダを取り除く。しかし、量り売りでは、顧客が要求する重量の商品を正確に取り出すことは困難である。そのため、顧客の同意の下、商品の重量にはある程度の誤差が許容される。ここでは、従業員は、203gのポテトサラダをプラスチック容器に入れたと仮定する。
単価表示欄355には、登録された商品の単価が表示される。各商品の単価は、対面計量器100に接続されている管理用コンピュータで一括管理されている。制御部60は、管理用コンピュータから登録された商品の単価を取得する。ここでは、ポテトサラダの単価は、198円/100gであると仮定する。
値段表示欄356には、商品重量表示欄354に表示されている商品の重量と、単価表示欄355に表示されている商品の単価とに基づいて算出された商品の価格が表示される。単価が198円/100gであるポテトサラダ203gの価格は、402円である。
対面計量器100の顧客側表示部40には、情報表示欄351、商品重量表示欄354、単価表示欄355および値段表示欄356に表示されている情報等が表示される。そのため、顧客は、顧客側表示部40を見て、購入する商品の重量(203g)、単価(198円/100g)および価格(402円)を確認することができる。従業員は、これらの情報を顧客に確認してもらい、取引を成立させてもよいか否かについて顧客に確認をとる。顧客は、取引を成立させる場合、商品の購入に必要な金額である402円を従業員に支払い、従業員は、ポテトサラダ入りのプラスチック容器を顧客に渡して、取引が成立する。このとき、従業員は、印刷部50の排出口51から排出されたラベルを、ポテトサラダ入りのプラスチック容器に貼付して、排出口51から排出されたレシートと共に、顧客に渡す。図9は、ラベルの平面図である。図10は、レシートの平面図である。
従業員と顧客との間の取引が成立する度に、対面計量器100を使用した従業員に関する情報、および、従業員と顧客との間で成立した取引に関する情報等が、対面計量器100から管理用コンピュータに送信される。管理用コンピュータは、店舗内に設置される全ての対面計量器100からこれらの情報を受信して、従業員および商品を一元的に管理する。
なお、対面計量器100が設置されている惣菜コーナーでは、一人の従業員が、複数の対面計量器100を操作して、複数の顧客を同時に接客するオペレーションを取ることが多い。この場合、従業員は、顧客の位置に応じて移動しながら、近くにある対面計量器100を使用して、各顧客が購入する商品の価格を算出する。
(5)ボタン再配置処理
次に、対面計量器100の起動直後に行われるボタン再配置処理について説明する。図11は、ボタン再配置処理のフローチャートである。対面計量器100の記憶部64は、ボタン再配置処理を実行するための再配置プログラム460を記憶している。図12は、再配置プログラム460のブロック制御図である。再配置プログラム460は、現在時刻取得部461と、勤務情報取得部462と、再配置リスト制御部463と、従業員ID取得部464と、判断部465と、ボタン変更部466とを有する。
以下に説明されるボタン再配置処理では、操作者選択画面37において、ボタン再配置処理が実行された日に勤務する予定の従業員に対応する従業員ボタン371aが、1ページ目の従業員ボタン表示欄371に表示されるように、従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方が変更される。
最初に、ステップS1において、現在時刻取得部461は、タイマ65から現在の日付および時刻を取得する。現在の日付は、9月1日であると仮定する。
次に、ステップS2において、勤務情報取得部462は、記憶部64に記憶されているシフトマスタ360を読み込んで、全従業員の勤務情報を取得する。シフトマスタ360は、図7に示されるものを用いると仮定する。
次に、ステップS3において、再配置リスト制御部463は、ステップS2で取得された勤務情報に基づいて、現在の日付である9月1日に勤務する全ての従業員の従業員IDが列挙された再配置リストを作成する。図13は、再配置リストの例である。図13に示される再配置リストには、図7に示されるシフトマスタ360において、9月1日に勤務する全ての従業員の従業員IDが列挙されている。
次に、ステップS4のループの始まりにおいて、従業員ID取得部464は、図5に示される操作者選択画面37の1ページ目の従業員ボタン表示欄371に表示されている従業員ボタン371aに対応する従業員の従業員IDを1つ取得する。ステップS5〜S7は、ステップS4のループの始まりにおいて取得された従業員IDに対して実行される処理である。1ページ目の従業員ボタン表示欄371に表示されている全ての従業員ボタン371aに対応する従業員の従業員IDを従業員ID取得部464が取得した場合、ステップS4のループを抜ける。すなわち、ステップS4のループにおいて全ての従業員IDが1つずつ取得され、取得された各従業員IDに対してステップS5〜S7が実行されると、ステップS8に移行する。
ステップS5では、判断部465は、ステップS4のループの始まりにおいて取得された従業員IDが、ステップS3で作成された再配置リストに含まれているか否かを判断する。再配置リストに含まれている場合、ステップS6に移行し、再配置リストに含まれていない場合、ステップS7に移行する。
ステップS6では、再配置リスト制御部463は、ステップS4のループの始まりにおいて取得された従業員IDを再配置リストから削除する。これは、ステップS4のループの始まりにおいて取得された従業員IDに対応する従業員ボタン371aは、1ページ目の従業員ボタン表示欄371に既に表示されているので、当該従業員ボタン371aの配置を変更する必要がないからである。
ステップS7では、ボタン変更部466は、ステップS4のループの始まりにおいて取得された従業員IDに対応する従業員ボタン371aを、1ページ目の従業員ボタン表示欄371から削除する。従業員ボタン371aが削除されて空欄となった領域は、他の従業員ボタン371aが再配置される可能性がある領域である。
ステップS8では、ボタン変更部466は、再配置リストに列挙されている従業員IDに対応する従業員ボタン371aを、1ページ目の従業員ボタン表示欄371に存在する空欄に配置する。空欄が存在しない場合には、次のページの従業員ボタン表示欄371の空欄に再配置する。また、ボタン変更部466は、ステップS7で削除された従業員ボタン371aを、2ページ目以降の従業員ボタン表示欄371の空欄に配置する。以上の処理により、従業員ボタン371aの再配置処理が完了する。
図14は、ボタン再配置処理の完了後における、1ページ目の従業員ボタン表示欄371を表示する操作者側表示部33を表す。図14では、図7に示されるシフトマスタ360において9月1日に勤務する予定の従業員の従業員ボタン371aのみが従業員ボタン表示欄371に表示されている。
ボタン再配置処理の完了後、制御部60は、操作者側表示部33に商品選択画面35を表示する。以降、従業員は、対面計量器100を使用することができる。
(6)対面計量器の特徴
本実施形態に係る対面計量器100は、起動時において、シフトマスタ360および再配置プログラム460を用いて、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方を変更するボタン再配置処理を行う。
ボタン再配置処理が実行された後、操作者選択画面37に表示される1ページ目の従業員ボタン表示欄371には、対面計量器100を起動した日に勤務する予定の全従業員の従業員ボタン371aが表示される。そのため、従業員は、対面計量器100の使用時に操作者選択画面37において自分自身を登録する際に、次ページボタン374bをタッチして従業員ボタン表示欄371を切り替える必要がない。
すなわち、対面計量器100は、シフトマスタ360に記憶されている従業員の勤務情報に基づいて従業員ボタン371aの再配置を自動的に実行することで、対面計量器100の使用時において従業員が自分自身を登録するために従業員ボタン371aを選択する際の労力を低減することができる。これにより、従業員による従業員ボタン371aの選択ミスが低減される。従って、対面計量器100は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
また、対面計量器100は、1ページ目の従業員ボタン表示欄371に、対面計量器100を起動した日に勤務する予定の全従業員の従業員ボタン371aを表示できない場合には、表示できなかった従業員ボタン371aを、2ページ目の従業員ボタン表示欄371に表示する。すなわち、対面計量器100は、従業員が次ページボタン374bをタッチして従業員ボタン表示欄371を切り替える回数ができるだけ少なくなるように、従業員ボタン371aの再配置を実行する。これにより、従業員による従業員ボタン371aの選択ミスが低減される。従って、対面計量器100は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
(7)変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更可能である。次に、本実施形態に対する適用可能な変形例について説明する。
(7−1)変形例A
実施形態の対面計量器100は、起動時において、再配置プログラム460を実行してボタン再配置処理を行う。ボタン再配置処理では、ボタン変更部466は、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方を自動的に変更する。
しかし、ボタン再配置処理において、ボタン変更部466は、位置や配置が変更された従業員ボタン371aを、他の従業員ボタン371aと異なる態様で表示する処理をさらに行ってもよい。例えば、ボタン変更部466は、位置や配置が変更された従業員ボタン371aを、他の従業員ボタン371aと異なる色で表示してもよい。また、ボタン変更部466は、位置や配置が変更された従業員ボタン371aに付されている従業員の名前を太字で表してもよい。
本変形例では、従業員は、操作者選択画面37において自分自身を登録する際に、位置や配置が変更された従業員ボタン371aを容易に把握することができる。そのため、対面計量器100は、自分自身の従業員ボタン371aの位置や配置が変更された可能性があることについて、従業員に注意を喚起することができる。従って、対面計量器100は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
(7−2)変形例B
実施形態の対面計量器100は、起動時において、再配置プログラム460を実行してボタン再配置処理を行う。ボタン再配置処理では、ボタン変更部466は、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方を自動的に変更する。
しかし、再配置プログラム460は、ボタン変更部466による位置や配置の変更が禁止される対象である従業員ボタン371aを設定するための変更禁止ボタン設定部をさらに有してもよい。この場合、従業員は、自分自身の従業員ボタン371aの位置や配置が自動的に変更されたくない場合において、自分自身の従業員ボタン371aを、ボタン変更部466による位置や配置の変更の対象外とすることができる。
本変形例では、対面計量器100の従業員は、再配置プログラム460により位置や配置を自動的に変更されたくない従業員ボタン371aを設定することができる。そのため、この対面計量器100は、従業員の好みに応じて、従業員ボタン371aの位置や配置を設定することができる。
(7−3)変形例C
実施形態の対面計量器100は、起動時において、再配置プログラム460を実行してボタン再配置処理を行う。再配置プログラム460は、対面計量器100が起動される度に、シフトマスタ360を読み込み、当日の従業員の勤務スケジュールに応じて、ボタン再配置処理を行う。
しかし、連続した複数の時間帯において従業員が勤務する場合には、再配置プログラム460は、その連続した時間帯において、従業員の従業員ボタン371aの位置や配置を変更しない処理を行ってもよい。
例えば、図7に示されるシフトマスタ360において、従業員IDが「010」である従業員は、9月1日から9月3日まで連続して3日間勤務する予定である。この場合、再配置プログラム460は、9月1日から9月3日までの3日間、この従業員の従業員ボタン371aの位置や配置を変更しない。これにより、この従業員は、9月1日から9月3日までの3日間、対面計量器100の使用時に自分自身を登録する際に、常に同じ位置にある従業員ボタン371aをタッチすることができる。
本変形例では、再配置プログラム460は、連続した複数の時間帯で勤務する予定の従業員の従業員ボタン371aの位置や配置が変更されないので、その従業員は、連続した時間帯で勤務している間は、自分自身の従業員ボタン371aに容易にアクセスすることができる。従って、この対面計量器100は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
(7−4)変形例D
実施形態の対面計量器100は、起動時にボタン再配置処理を行う。ボタン再配置処理では、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方が変更される。対面計量器100は、ボタン変更部466によるボタン再配置処理の実行により、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
しかし、ボタン変更部466は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現するために、従業員ボタン371aの位置や配置を変更する代わりに、従業員ボタン371aの大きさを変更する処理を行ってもよい。図15は、本変形例における、1ページ目の従業員ボタン表示欄371を表示する操作者側表示部33を表す。図15では、対面計量器100を起動した日に勤務する予定の従業員の従業員ボタン371aが、他の従業員ボタン371aよりも2倍大きく表示されている。図15において、一部の従業員ボタン371aを大きく表示したことにより従業員ボタン表示欄371に表示できなくなった従業員ボタン371aは、削除されるか、2ページ目以降の従業員ボタン表示欄371に配置される。
本変形例では、従業員は、操作者選択画面37において自分自身を登録する際に、大きく表示されている自分自身の従業員ボタン371aを容易に把握することができる。従って、対面計量器100は、従業員による従業員ボタン371aの確実な操作を実現することができる。
なお、ボタン変更部466は、従業員ボタン371aの位置や配置を変更すると共に、従業員ボタン371aの大きさをさらに変更する処理を行ってもよい。
また、本変形例は、変形例A〜Cにも適用可能である。例えば、変形例Aにおいて、ボタン変更部466は、大きさが変更された従業員ボタン371aを、他の従業員ボタン371aと異なる態様で表示する処理をさらに行ってもよい。
(7−5)変形例E
実施形態の対面計量器100は、起動時にボタン再配置処理を行う。ボタン再配置処理の対象となる操作ボタンは、従業員の登録に使用される従業員ボタン371aである。
しかし、ボタン再配置処理の対象となる操作ボタンは、さらに、販売される商品を登録するための商品ボタン357aであってもよい。上述したように、図5に示される商品選択画面35では、従業員は、商品ボタン表示欄357に表示される商品ボタン357aを、商品切替ボタン358aによって切り替えることができる。対面計量器100の起動時に表示される商品選択画面35では、一番左に配置されている商品切替ボタン358aが選択されている。以下、一番左に配置されている商品切替ボタン358aが選択されているときの商品ボタン表示欄357を、1ページ目の商品ボタン表示欄357と呼ぶ。
本変形例では、対面計量器100は、使用頻度が高い商品ボタン357aを、1ページ目の商品ボタン表示欄357に表示することができる。これにより、従業員は、商品選択画面35において顧客が購入を希望する商品を登録する際に、商品切替ボタン358aをタッチする回数を低減することができる。従って、対面計量器100は、商品ボタン357aを従業員が選択する際の労力を低減して、従業員による商品ボタン357aの確実な操作を実現することができる。
同様に、ボタン再配置処理の対象となる操作ボタンは、さらに、会計機能ボタン359aであってもよい。この場合、会計機能ボタン359aは、複数の会計機能ボタン表示欄359に亘って表示され、商品選択画面35には、会計機能ボタン表示欄359を切り替えるための操作ボタンが表示される。対面計量器100は、使用頻度が高い会計機能ボタン359aを、1ページ目の会計機能ボタン表示欄359に表示する。これにより、対面計量器100は、会計機能ボタン359aを従業員が選択する際の労力を低減して、従業員による会計機能ボタン359aの確実な操作を実現することができる。
同様に、ボタン再配置処理の対象となる操作ボタンは、さらに、販売機能ボタン373aであってもよい。この場合、販売機能ボタン373aは、複数の販売機能ボタン表示欄373に亘って表示され、操作者選択画面37には、販売機能ボタン表示欄373を切り替えるための操作ボタンが表示される。対面計量器100は、使用頻度が高い販売機能ボタン373aを、1ページ目の販売機能ボタン表示欄373に表示する。これにより、対面計量器100は、販売機能ボタン373aを従業員が選択する際の労力を低減して、従業員による販売機能ボタン373aの確実な操作を実現することができる。
(7−6)変形例F
実施形態の対面計量器100は、起動時において、シフトマスタ360および再配置プログラム460を用いて、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方を変更するボタン再配置処理を行う。
しかし、対面計量器100は、従業員が所持しているスマートIDと無線通信をしてボタン再配置処理を行ってもよい。スマートIDは、各従業員に配布される携帯機器である。各スマートIDには、配布された従業員の従業員IDが記憶されている。スマートIDは、近くの対面計量器100に従業員IDを送信することができる。対面計量器100は、近くのスマートIDから従業員IDを受信することができる。
スマートIDをポケット等に入れて所持している従業員が対面計量器100に接近すると、対面計量器100は、スマートIDと無線通信を行って、接近した従業員の従業員IDを取得する。対面計量器100は、取得した従業員IDに基づいて、従業員の勤務情報を生成する。そして、対面計量器100は、生成された勤務情報に基づいて、操作者選択画面37の従業員ボタン表示欄371に表示される従業員ボタン371aの位置および配置の少なくとも一方を変更するボタン再配置処理を行う。
(7−7)変形例G
実施形態の商品管理装置は、スーパーマーケット等の小売店舗で使用される対面計量器100である。しかし、商品管理装置は、小売店舗において、他の目的で使用される他の装置であってよい。例えば、商品管理装置は、POS、ラベラおよび包装計量値付機であってもよい。
(7−8)変形例H
実施形態の商品管理装置は、スーパーマーケット等の小売店舗で使用される対面計量器100である。しかし、商品管理装置は、小売店舗以外の場所で使用されてもよい。例えば、商品管理装置は、加工食品を製造して小売店舗に卸売りする食品加工施設等の工場で使用されてもよい。この場合、商品管理装置は、製袋包装機、組み合わせ計量機、X線検査機および重量選別機等として使用される。
本実施形態に係る商品管理装置は、ボタンの選択に伴う労力を低減して、ボタンの確実な操作を実現することができる。
33 操作者側表示部(表示部)
100 対面計量器(商品管理装置)
371a 従業員ボタン(操作ボタン)
374a 前ページボタン(切り替えボタン)
374b 次ページボタン(切り替えボタン)
462 勤務情報取得部(取得部)
466 ボタン変更部(変更部)
特開2012−56089号公報

Claims (7)

  1. 店舗において複数の操作者によって使用され、かつ、使用時に前記操作者の選択を要求する商品管理装置であって、
    複数の操作ボタンを表示する表示部と、
    前記操作者の勤務情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記勤務情報に基づいて、前記表示部に表示される前記操作ボタンの位置、配置および大きさの3つの項目のうち少なくとも1つを変更する変更部と、
    を備える、
    商品管理装置。
  2. 前記表示部は、前記操作ボタンを含む画面を切り替えるための切り替えボタンをさらに表示し、
    前記変更部は、前記切り替えボタンの操作回数が変更前と比べてより少なくなるように、前記操作ボタンの位置、配置および大きさの3つの項目のうち少なくとも1つを変更する、
    請求項1に記載の商品管理装置。
  3. 前記表示部は、前記変更部によって変更された前記操作ボタンを、他の前記操作ボタンと異なる態様で表示する、
    請求項1または2に記載の商品管理装置。
  4. 前記変更部による変更が禁止される対象である前記操作ボタンを設定するための設定部をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の商品管理装置。
  5. 前記操作ボタンは、前記操作者を特定するためのボタンを含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の商品管理装置。
  6. 前記変更部は、連続した複数の勤務時間帯において前記操作者が勤務する場合には、前記操作ボタンの位置、配置および大きさを変更しない、
    請求項5に記載の商品管理装置。
  7. 前記操作ボタンは、前記店舗で販売される商品を特定するためのボタン、および、前記商品の販売に関する機能を特定するためのボタンの少なくとも一方を含む、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の商品管理装置。
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