JP6386961B2 - Pos端末 - Google Patents

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Description

この発明は、POS端末に関し、より詳細には免税店における商品精算用のPOS端末に関する。
従来、外国人旅行者等の非居住者への免税販売は、免税対象物品が家電製品や着物・服、カバンなどの消耗品以外の一般物品であって、同一の非居住者に対して同一店舗における1日の一般物品の販売合計額が1万円を超えるものに限られていた。
しかし、2014年10月の免税制度改正により、食品類、飲料類、薬品類、化粧品類等の消耗品であって、同一の非居住者に対して同一店舗における1日の消耗品の販売合計額が5千円を超え、50万円までの範囲内のものも、新たに免税対象に含まれるようになった。
このような免税対象物品の範囲の拡大により、免税要件が複雑化したが、免税店に導入されているキャッシュレジスタなどのECR(Electronic Cash Register、電子式金銭登録機)端末や、POS端末(Point of Sales、販売時点情報管理)(以下、「POS端末」)は従来のままである。
ところで、免税品の購入は、一般に、出国手続を行った後、出国の待ち時間などの限られた時間に行われることが多い。それゆえ、免税品を購入しようとする顧客は、出国までの短い時間の間に、免税対象物品の種類および免税額の範囲が、免税要件を満たすように商品を購入する必要がある。また、同一店舗で二回以上に分けて商品を購入する場合、レシートを個別に集計して確認する必要があるため、商品をじっくり検討して選択する余裕がなかった。
このような問題に関連して、免税店において販売される商品の購入を予約する免税品購入予約システムの発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、免税品情報を電気通信回線を通じて顧客による免税品購入の予約を受け付けるステップを含む免税品販売システムの発明も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2002−74120号 特開2002−92443号
しかしながら、日本国内における外国人旅行者向けの公衆無線LANサービスは、その多くが日本語専用であり、また会員登録も必要なものが多いため、外国人旅行者にとって手軽に使えるものではなかった。また、海外におけるインターネットの予約に不慣れな外国人旅行者も依然として少なくなかった。
この発明は、このような事情に鑑み、顧客が免税店において免税品を購入する際に、免税額の残額の把握を容易にするPOS端末を提供することにある。
この発明は、精算に係る商品の商品コードを読み取ることによって前記商品の情報を取得する商品情報取得部と、免税対象物品のリストおよび1日の免税上限額を保持する記憶部と、精算に係るレシートに印刷すべきレシート情報を印刷する印刷部と、前記商品情報取得部、前記記憶部および前記印刷部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、決済後に前記商品の情報、前記免税対象物品のリストおよび前記免税上限額に基づき、顧客がその日に購入した免税対象物品の総額および免税額の残額を算出して、前記印刷部に印刷させることを特徴とするPOS端末を提供するものである。
この発明によれば、顧客が免税店において免税品を購入する際に、免税額の残額の把握を容易にするPOS端末を実現できる。
この発明のPOS端末の概略構成を示すブロック図である。(実施形態1) 図1に示すパスポート番号管理用テーブルの一例を示す説明図である。(実施形態1) 図1に示す売上テーブルの一例を示す説明図である。(実施形態1) 図1に示すPOS端末の処理を示すフローチャートである。(実施形態1) 図1に示すPOS端末の免税対象物品の購入記録が存在しない場合の初期化処理および免税枠残額計算の処理を示すフローチャートである。(実施形態1) 図1に示すPOS端末の免税対象物品の購入記録が存在する場合の免税枠残額計算の処理を示すフローチャートである。(実施形態1) 図1に示す印刷部により印刷されたレシートの一例を示す説明図である。(実施形態1) 図1に示す印刷部により印刷されたレシートの一例を示す説明図である。(実施形態1)
〔実施形態1〕
<POS端末1の構成>
以下、図1〜図3に基づき、この発明のPOS端末1の構成を説明する。
図1は、この発明のPOS端末1の概略構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すパスポート番号管理用テーブル131の一例を示す説明図である。図3は、図1に示す売上テーブル132の一例を示す説明図である。
図1に示すように、この発明のPOS端末1は、制御部10、操作部11、スキャナ12、記憶部13、表示部14および印刷部15を備える。
実施形態1において、この発明の「商品情報取得部」は、スキャナ12によって実現する。
<POS端末1の構成>
以下、図1に示す各構成要素を説明する。
POS端末1は、キャッシュレジスタなどのECR(Electronic Cash Register、電子式金銭登録機)端末など、商品の精算を行う装置である。
制御部10は、POS端末1の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
操作部11は、POS端末1による商品の精算や設定等の操作を行うためのインターフェイスである。ユーザーは操作部11を操作することによって、POS端末1に対する指示を実行する。操作部11は、複数個のキーの配列からなる。
なお、タッチパネルを有するPOS端末1の場合は、指先やタッチペンなどで表示部14の画面上の位置または座標を指定することによって、POS端末1に対する指示を実行するものであってもよい。
スキャナ12は、商品または商品の包装紙等に付された1次元バーコードやQRコード(登録商標)等の2次元バーコードを光学的に読み取ることによって、商品情報を入力する部分である。
記憶部13は、POS端末1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムやパスポート番号管理用テーブル131、売上テーブル132などを記憶する素子や記憶媒体である。記憶部13としては、例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったようにプログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
表示部14は、POS端末1のユーザー(レジオペレーター)または顧客に対して各種情報の表示をおこなう部分である。
表示部14には、商品の精算画面等が表示される。表示部14は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、あるいはLEDランプ等で構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
印刷部15は、商品の精算時のレシートまたは領収書、POS端末1の各種設定の確認用データの印刷を行う部分である。また、印刷部15は、内蔵タイプに限らず、外付けタイプであってもよい。
図2に示すように、パスポート番号管理用テーブル131は、パスポート番号および購入管理番号Nの2つの項目を有する。
パスポート番号は、非居住者に固有の番号(旅券番号等)である。また、非居住者を特定可能な番号、記号またはそれらの組み合わせであれば、必ずしも実際のパスポートの番号と同一である必要はない。
購入管理番号Nは、同一のパスポート番号を用いて利用された過去の売上回数を示す。
図2の例において、パスポート番号「1234567」の顧客甲の購入管理番号Nは「1」であるため、甲は、商品を1回のみ購入したことがわかる。
一方、パスポート番号「7654321」の顧客乙の購入管理番号Nは「2」であるため、乙は、商品を2回購入したことがわかる。
図3に示すように、売上テーブル132は、売上番号、売上年月日、売上時刻およびパスポート番号の4つの項目を有する。
図3の例において、売上番号「S0001」の売上年月日および売上時刻は、それぞれ「20XX/1/1」および「12:30:12」であり、パスポート番号は「7654321」である。これは、パスポート番号「7654321」を有する顧客乙が、20XX年1月1日12:30分頃に商品を購入したことを示す。
また、売上番号「S0002」の売上年月日および売上時刻は、それぞれ「20XX/1/1」および「13:23:15」であり、パスポート番号は「1234567」である。これは、パスポート番号「1234567」を有する顧客甲が、20XX年1月1日13:23分頃に商品を購入したことを示す。
また、売上番号「S0003」の売上年月日および売上時刻は、それぞれ「20XX/1/1」および「14:00:02」であり、パスポート番号は「7654321」である。これは、パスポート番号「7654321」を有する顧客乙が、20XX年1月1日14:00分頃に商品を購入したことを示す。
<非居住者が免税対象物品を購入する場合のPOS端末1の処理の具体例>
次に、図4に基づき、POS端末1の処理の具体例について説明する。
図4は、図1に示すPOS端末1の処理を示すフローチャートである。
図4のステップS1において、制御部10は、顧客が非居住者であるか否かを判定する(ステップS1)。
具体的には、POS端末1のレジオペレーターは、パスポートの提示があったか否かに基づき、顧客が非居住者であるか否かを確認する。すなわち、顧客がパスポートを提示した場合、レジオペレーターは、操作部11を操作してパスポート番号をPOS端末1に入力する。一方、顧客がパスポートを提示しなかった場合、レジオペレーターは、その顧客が非居住者でないものとして、通常の売上処理を行う。
顧客が非居住者であり、パスポート番号の入力があった場合(ステップS1の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS2において、パスポート番号の入力を受け付ける(ステップS2)。
一方、顧客が非居住者でなく、パスポート番号の入力がなかった場合(ステップS1の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS3において通常の売上処理を行う(ステップS3)。その後、ステップS12において、精算内容をレシートに印刷する(ステップS12)。
次に、ステップS2において、パスポート番号が入力された場合、制御部10は、ステップS4において、入力されたパスポート番号を記憶部13の売上テーブル132に記録する(ステップS4)。
次に、制御部10は、ステップS5において売上処理を行う(ステップS5)。
次に、制御部10は、ステップS6において、入力されたパスポート番号での購入日における免税対象物品の購入記録が存在するか否かを判定する(ステップS6)。
免税対象物品の購入記録が存在する場合(ステップS6の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS7において、免税枠残額計算を行う(ステップS7)。その後、制御部10は、ステップS9の処理を行う。
なお、ステップS7の免税枠残額計算の詳細は、図5の説明において後述する。
一方、免税対象物品の購入記録が存在しない場合(ステップS6の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS8において、初期化処理及び免税枠残額計算を行う(ステップS8)。その後、制御部10は、ステップS9の処理を行う。
なお、ステップS8の初期化処理および免税枠残額計算の詳細は、図6の説明において後述する。
次に、ステップS9において、制御部10は、今回免税枠残額が、免税上限額から免税下限額を差し引いた額よりも大きいか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9の判定は、免税要件のうち、1日の販売合計額の下限の要件が満たされているか否かの判定である。
ここで、「前回免税枠残額」は、1日の免税枠の内、今回の売上直前の時点で残っている金額を示す。
また、「今回免税枠残額」は、1日の免税枠の内、今回の売り上げを行った後、残った金額を示す。
なお、免税枠は、POS端末1の記憶部13に予め入力され、変更が生じた場合は随時変更を行うものとする。
例えば、食品類、飲料類、薬品類、化粧品類等の消耗品の場合、同一の非居住者に対して同一店舗における1日の免税枠は、下限が5千1円であり、上限が50万円となる。
ステップS9の判定において、今回免税枠残額が、免税上限額から免税下限額を差し引いた額よりも大きい場合(ステップS9の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS10において、印刷部15を制御して、免税要件に達していない旨および要件達成までの残額(今回免税枠残額−免税上限額−免税下限額)をレシートに印刷させる(ステップS10)。その後、制御部10は、ステップS11の処理を行う(ステップS11)。
一方、今回免税枠残額が、免税上限額から免税下限額を差し引いた額以下の場合(ステップS9の判定がNoの場合)、制御部10は、印刷部15を制御して、前回免税枠残額、今回免税枠残額および購入管理番号Nをレシートに印刷させる(ステップS9)。その後、制御部10はPOS端末1の処理を終了させる。
<免税対象物品の購入記録が存在しない場合のPOS端末1の初期化処理および免税枠残額計算の処理の具体例>
次に、図5に基づき、免税対象物品の購入記録が存在しない場合のPOS端末1の初期化処理および免税枠残額計算の処理の具体例について説明する。
図5は、図1に示すPOS端末1の免税対象物品の購入記録が存在しない場合の初期化処理および免税枠残額計算の処理を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、図4のステップS8の処理に対応する。
図5のステップS21において、制御部10は、入力されたパスポート番号が記憶部13のパスポート番号管理用テーブル131に存在するか否かを判定する(ステップS21)。
入力されたパスポート番号がパスポート番号管理用テーブル131に存在する場合(ステップS21の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS22において、パスポート番号管理用テーブル131にて、当該パスポート番号をキーとするレコードの購入管理番号Nを初期化する(ステップS22)。
具体的には、図2に示すパスポート番号管理用テーブル131において、購入管理番号Nに「1」を入力する。
その後、制御部10は、ステップS24の判定を行う(ステップS24)。
一方、入力されたパスポート番号がパスポート番号管理用テーブル131に存在しない場合(ステップS21の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS23において、パスポート番号管理用テーブル131にて、当該パスポート番号のレコードを追加する(ステップS23)。その後、ステップS22の処理を行う(ステップS22)。
最後に、ステップS24において、制御部10は、今回購入した免税対象物品の合計金額(A)が免税上限額以上か否かを判定する(ステップS24)。
ステップS24の判定は、免税要件のうち、1日の販売合計額の上限の要件が満たされているか否かの判定である。
今回購入した免税対象物品の合計金額(A)が免税上限額以上である場合(ステップS24の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS25において、今回免税枠残額に「0円」の額を入力する(ステップS25)。その後、制御部10は処理を終了する。
一方、今回購入した免税対象物品の合計金額(A)が免税上限額未満である場合(ステップS24の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS26において、「前回免税枠残額」に免税上限額を入力し、また、「今回免税枠残額」に免税上限額から今回購入した免税対象物品の合計金額(A)を差し引いた額を入力する(ステップS26)。
<免税対象物品の購入記録が存在する場合のPOS端末1の免税枠残額計算の処理の具体例>
次に、図6に基づき、免税対象物品の購入記録が存在する場合のPOS端末1の初期化処理および免税枠残額計算の処理の具体例について説明する。
図6は、図1に示すPOS端末1の免税対象物品の購入記録が存在する場合の免税枠残額計算の処理を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、図4のステップS7の処理に対応する。
図6のステップS31において、制御部10は、パスポート番号管理用テーブル131の購入管理番号Nを1だけ増加させる(ステップS31)。
次に、ステップS32において、制御部10は、当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)を計算する(ステップS32)。
次に、ステップS33において、制御部10は、当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)が、免税上限額以上であるか否かを判定する(ステップS33)。
当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)が免税上限額以上である場合(ステップS33の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS34において、前回免税枠残額および今回免税枠残額に「0円」の額を入力する(ステップS34)。その後、制御部10は処理を終了する。
一方、当該パスポート番号の顧客が、当日購入した免税対象物品の合計金額(B)が免税上限額未満である場合(ステップS33の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS35において、免税上限額から当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)を差し引いた金額を前回免税枠残額とする(ステップS35)。
次に、ステップS36において、制御部10は、今回購入した免税対象物品の合計金額(A)および当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)の総額が、免税上限額以上であるか否かを判定する(ステップS36)。
当該総額が、免税上限額以上である場合(ステップS36の判定がYesの場合)、制御部10は、ステップS37において、今回免税枠残額に「0円」を入力する(ステップS37)。その後、制御部10は、処理を終了する。
一方、当該総額が、免税上限額未満である場合(ステップS36の判定がNoの場合)、制御部10は、ステップS38において、免税限度額から今回購入した免税対象物品の合計金額(A)および当該パスポート番号の顧客が当日購入した免税対象物品の合計金額(B)を差し引いた金額を今回免税枠残額とする(ステップS38)。
<免税対象物品の購入の具体例>
次に、図7および図8に基づき、免税対象物品の購入の具体例について説明する。
図7および図8は、図1に示す印刷部15により印刷されたレシートの一例を示す説明図である。
ここで、同一非居住者に対して免税が適用されるのは、同一店舗における一日の消耗品の販売合計額が5千円を超え、50万円までの範囲内のものである。
このような要件の下で、以下の2つの事例1および2を考える。
(事例1)
事例1では、パスポート番号「1234567」の顧客甲(非居住者)がその日、4,000円分の免税対象物品を購入したものとする。
ここで、免税上限額から免税下限額を差し引いた額は、500,000円から5,001円を差し引いた494,999円となる。
一方、今回免税枠残額は、500,000円から免税対象物品の購入額4,000円を差し引いた496,000円となる。
それゆえ、今回免税枠残額(496,000円)が、免税上限額から免税下限額を差し引いた額(494,999円)よりも大きくなるため、免税要件に達していないことがわかる(図4のステップS9を参照)。
したがって、制御部10は、免税要件に達していない旨、要件達成のための不足額として、今回免税枠残額(496,000千円)から、免税上限額から免税下限額を差し引いた額(494,999千円)を差し引いた額(1,001円)および購入管理番号Nをレシートに印刷させる(図4のステップS10を参照)。
この場合、印刷部15により、図7に示すようなレシートが印刷され、出力される。
破線で囲まれた部分に、免税要件に達していない旨として「PURCHASE FOR TAX EXEMPTION」、要件達成までの不足額として「YOU NEED MORE \1001」および購入管理番号Nとして「PURCHASE NO. No-1」が印刷されていることがわかる。
(事例2)
事例2では、パスポート番号「1234567」の顧客甲(非居住者)がその日、25,000円分の免税対象物品を購入したものとする。
ここで、免税上限額から免税下限額を差し引いた額は、500,000円から5,001円を差し引いた494,999円となる。
一方、今回免税枠残額は、500,000円から免税対象物品の購入額25,000円を差し引いた475,000円となる。
それゆえ、今回免税枠残額(494,999円)が、免税上限額から免税下限額を差し引いた額(475,000円)よりも少なくなるため、免税要件に達していることがわかる(図4のステップS9を参照)。
したがって、制御部10は、前回免税枠残額、今回免税枠残額および購入管理番号Nをレシートに印刷させる(図4のステップS11を参照)。
この場合、印刷部15により、図8に示すようなレシートが印刷され、出力される。
破線で囲まれた部分に前回免税枠残額として「LAST TIME \500,000」、今回免税枠残額として「THIS TIME \475,000」および購入管理番号Nとして「PURCHASE NO. No-1」が印刷されていることがわかる。
このように、免税対象店において、例えば外国人観光客などの非居住者が免税対象物品を購入する際、パスポート番号を登録し、レシートに当日その店舗における免税となる免税枠残額、同店舗での購買回数をレシートに印刷することで、免税品購入者は、免税枠残額を簡単に知ることが可能となり、追加購入の訴求が容易になる。
また、購買順の印刷により、どのような順で購入したかの確認が容易になり、レシートの整理等も容易になる。
(その他の実施形態)
1.実施形態1において、消耗品だけでなく、一般物品に対しても免税下限額の要件が満たされるか否かを判断し、要件が満たされていない場合は、印刷部15によって不足額をレシートに印刷させるようにしてもよい(実施形態2)。
このようにすれば、消耗品だけでなく、一般物品に対しても、免税要件の不足額の把握が容易になる。
2.店舗サーバーを通じて他のPOS端末1と通信を行う通信部をさらに備え、他のPOS端末1における免税対象物品の精算結果を反映させるものであってもよい(実施形態3)。
このようにすれば、1フロアに複数のPOS端末1を有する広い店舗やショッピングモールにおいて、他のPOS端末1における免税対象物品の精算結果を引き継いで反映させることが可能となる。
3.実施形態1または2において、カードリーダに非居住者の情報が保持されたIDカード等を通すことにより、非居住者を特定するものであってもよい(実施形態4)。
このようにすれば、操作部11からパスポート番号等を入力せずとも、非居住者を手軽に特定することが可能となる。
4.実施形態1〜3において、免税下限額および免税上限額の要件が満たされていない場合、制御部10は、レシートの印刷を行う前に、表示部14に当該内容を表示させるようにしてもよい(実施形態5)。
このようにすれば、顧客はレシートを受け取る前に、免税要件に合致していないため、免税の対象にならないことを知ることが可能となる。
以上に述べたように、
(i)この発明によるPOS端末は、精算に係る商品の商品コードを読み取ることによって前記商品の情報を取得する商品情報取得部と、免税対象物品のリストおよび1日の免税上限額を保持する記憶部と、精算に係るレシートに印刷すべきレシート情報を印刷する印刷部と、前記商品情報取得部、前記記憶部および前記印刷部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、決済後に前記商品の情報、前記免税対象物品のリストおよび前記免税上限額に基づき、顧客がその日に購入した免税対象物品の総額および免税額の残額を算出して、前記印刷部に印刷させることを特徴とする。
この発明において、「POS端末」は、キャッシュレジスタなどのECR(Electronic Cash Register、電子式金銭登録機)端末や、POS(Point of Sales、販売時点情報管理)端末など、商品の精算を行う装置である。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)免税対象となる非居住者を特定するIDを入力すべきID入力部をさらに備え、前記制御部は、前記ID入力部から前記IDが入力されたか否かに基づき、顧客が免税対象者であるか否かを判定し、前記顧客が免税対象者である場合は、決済後に前記顧客がその日に購入した免税対象物品の総額および免税額の残額を算出して、前記印刷部に印刷させ、一方、前記顧客が免税対象者でない場合は、通常の精算処理を行うものであってもよい。
このようにすれば、免税対象となる非居住者のみ免税の処理を行うことが可能となる。
「非居住者」は、免税販売の対象となる外国人旅行者などの一時的滞在者である。
「ID」は、非居住者に固有の番号であり、例えば、パスポートなどの旅券の番号等があげられる。
(iii)同一の前記IDを有する顧客が、同一の店舗内で商品を追加購入した場合、制御部は、前回算出した前記免税対象物品の総額および前記免税額の残額を引き継いで、前記免税対象物品の総額および前記免税額の残額を算出し、前記印刷部に印刷させるものであってもよい。
このようにすれば、レシートを個別に集計して免税対象物品の総額および免税額の残額を顧客自身算出する必要がなくなるため、顧客の負担が軽減される。
「同一店舗」は、必ずしも1つの店舗に限られず、例えば、ショッピングモール等の場合は、複数の店舗から構成されるものであってもよい。
(iv)前記記憶部は、免税下限額を保持し、前記制御部は、精算に係る商品の購入額が前記免税下限額未満のときは、免税要件に達していない旨および要件達成のための不足額を前記印刷部に印刷させるものであってもよい。
このようにすれば、免税額の範囲に応じて、適切な精算処理を行うことが可能となる。
(v)同一の前記IDを有する顧客が、同一の店舗内で商品を追加購入した場合、
前記制御部は、免税対象物品の購入順を特定する購入管理番号を前記レシート情報に含め、前記印刷部に印刷させるものであってもよい。
このようにすれば、免税対象物品の購入順がレシートに印刷されるため、免税対象物品の購入履歴を管理するのが容易になる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:POS端末、 10:制御部、 11:操作部、 12:スキャナ、 13:記憶部、 14:表示部、 15:印刷部、 131:パスポート番号管理用テーブル、 132:売上テーブル、 N:購入管理番号

Claims (5)

  1. 精算に係る商品の商品コードを読み取ることによって前記商品の情報を取得する商品情報取得部と、免税対象物品のリストおよび1日の免税上限額を保持する記憶部と、精算に係るレシートに印刷すべきレシート情報を印刷する印刷部と、前記商品情報取得部、前記記憶部および前記印刷部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、決済後に前記商品の情報、前記免税対象物品のリストおよび前記免税上限額に基づき、顧客がその日に購入した免税対象物品の総額および免税額の残額を算出して、前記印刷部に印刷させることを特徴とするPOS端末。
  2. 免税対象となる非居住者を特定するIDを入力すべきID入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ID入力部から前記IDが入力されたか否かに基づき、顧客が免税対象者であるか否かを判定し、前記顧客が免税対象者である場合は、決済後に前記顧客がその日に購入した免税対象物品の総額および免税額の残額を算出して、前記印刷部に印刷させ、一方、前記顧客が免税対象者でない場合は、通常の精算処理を行う請求項1に記載のPOS端末。
  3. 同一の前記IDを有する顧客が、同一の店舗内で商品を追加購入した場合、
    制御部は、前回算出した前記免税対象物品の総額および前記免税額の残額を引き継いで、前記免税対象物品の総額および前記免税額の残額を算出し、前記印刷部に印刷させる、請求項2に記載のPOS端末。
  4. 前記記憶部は、免税下限額を保持し、
    前記制御部は、精算に係る商品の購入額が前記免税下限額未満のときは、免税要件に達していない旨および要件達成のための不足額を前記印刷部に印刷させる、請求項1〜3のいずれか1つに記載のPOS端末。
  5. 同一の前記IDを有する顧客が、同一の店舗内で商品を追加購入した場合、
    前記制御部は、免税対象物品の購入順を特定する購入管理番号を前記レシート情報に含め、前記印刷部に印刷させる、請求項2または3に記載のPOS端末。
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