JP2016061705A - 目標追尾装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の目標追尾装置では、2つのセンサで構成されるセンサ組で観測された目標との距離差観測値を多くのセンサ組に対して生成し、得られた観測値を全て追尾処理へ入力して目標の位置及び速度を更新する。この場合、観測精度が悪く追尾処理への貢献度の低い観測値を含めて追尾処理が行われるため、追尾処理への貢献度の低い観測値に対しても演算を行う必要があり、処理負荷が大きくなる課題があった。
【解決手段】センサ組で観測された目標との距離差観測値を異なるセンサ組に対して生成する距離差生成部と、生成された距離差観測値の観測精度に基づき少なくとも一つのセンサ組の距離差観測値を選択する距離差観測値選択部と、距離差観測値選択部で選択された少なくとも一つのセンサ組の距離差に基づき、目標の位置及び速度を算出する追尾処理を行う追尾処理部と、を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、目標の運動諸元を推定し、目標を追尾する目標追尾装置に関するものである。
複数センサによる目標との距離差の観測結果を用いて目標の運動諸元を推定する従来の目標追尾装置には、同期型目標追尾装置と非同期型目標追尾装置がある。同期型目標追尾では、複数センサにより同一時刻に得られた観測情報を用いて目標追尾が行われ、非同期型目標追尾では複数センサにより異なる時刻に得られた観測情報を用いて目標追尾が行われる。
従来の同期型目標追尾装置は、例えば特許文献1、非特許文献1に記載されている。この従来の同期型目標追尾装置の動作について説明する。まず、観測モデルを式(1)のように仮定する。
Figure 2016061705
ここで、zi,j(t)は時刻tにおける目標とセンサi、センサjとの距離差の観測値、ri,j(x(t))は時刻tにおける目標とセンサi、センサjとの距離差真値を表す観測方程式、vi,j(t)は時刻tにおける目標とセンサi、センサjとの距離差の観測誤差、x(t)は目標の状態ベクトル(式(4))を表す。観測誤差vi,j(t)は受信時の雑音の影響等により発生する。
たとえば、x−yの2次元直交座標系における目標位置とセンサi、センサjとの距離差の観測値が得られるとする。このとき、距離差真値ri,j(x(t))を式(2)のように定義する。ここで、Si、Sjはそれぞれセンサi、jの位置ベクトルを表す。
Figure 2016061705
ここで
Figure 2016061705
Figure 2016061705
であり、Inxnはn行n列の単位行列、Onxnはn行n列の零行列、上付き添え字のTは転置の記号を意味する。
上記のような観測モデルの仮定のもと、従来の目標追尾装置は以下に示すアルゴリズムで、状態ベクトルの推定を行う。
まず、センサが3つ以上の場合、式(2)の方程式が2式以上得られるため、この連立方程式を解くことで状態ベクトルを求めることができる。しかし、式(2)は非線形な方程式であるため、非線形最小二乗法を用いて状態ベクトルの位置推定値を算出する。
式(2)を目標の位置を位置ベクトル推定値(あるいは初期値)
Figure 2016061705
で近似すると、真値への修正ベクトルδxとの関係式が式(5)により得られる。

Figure 2016061705
ここで、距離差観測値として、センサ1を基準とし、センサ2〜Mまでの距離差観測値を使用する場合、δrはM-1行1列の残差ベクトル、GはM-1行2列のヤコビアン、δxは2行1列の修正ベクトルとなる。残差とは、観測値と推定値の差を意味する。また、各変数は下記式で表現される。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
式(5)より最小二乗法を用いて修正ベクトルを式(11)で算出し、式(12)のように目標の位置ベクトルを更新する。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
以上の処理を修正ベクトルδxが収束する(例えば、所定値以下となる)まで繰り返すと、位置ベクトルが推定される。ここまでの処理を測位処理とし、さらに、各時刻で得られる前記位置ベクトルを用いて追尾処理を実施することで位置及び速度を含む目標状態ベクトルを更新する。
また、位置ベクトルの推定誤差共分散行列Pは式(13)のようになる。ここで、σは距離差観測値の精度である。
Figure 2016061705
さらに、水平面位置精度σHは水平面のDOP(Dilution of Precision、誤差倍増率)であるHDOPより算出できる。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
上記に示した従来の同期型目標追尾装置は、複数のセンサが同じ時刻に観測した場合に成立する。しかし、実際には観測タイミングのずれ、マルチパス干渉による観測値欠落などにより、複数センサ間で同時に観測できない状況が想定される。
一方、非同期型目標追尾装置として、例えば非特許文献2がある。非特許文献2では同期型目標追尾装置のように測位処理は実施せず、直接距離差観測値を入力して、目標の状態ベクトルを更新する方法が開示されている。
非特許文献2は非同期型目標追尾装置のように異なる時刻に観測した距離差観測値を直接用いるため、同じ時刻に距離差観測値が得られず、測位できない場合でも目標の状態ベクトルを更新することが可能となる。
この場合、同期型目標追尾装置のように位置ベクトルではなく、距離差を用いて追尾処理を行う。
特開2002−267732号公報
D.J.Torrieri,"Statistical Theory of Passive Location Systems,", IEEE Trans.Aersp.Syst.,vol.AES-20,pp.183-198, Mar.1984. N.Okello,"Comparison of Recursive Algorithms for Emitter Localisation using TDOA Measurements from a Pair of UAVs," IEEE Trans.Aersp.Syst.,vol.47, No.3, pp.1723-1732, Jul.2011.
同期型目標追尾装置及び非同期型目標追尾装置を含む従来の目標追尾装置では、複数のセンサで観測された距離差観測値を全て追尾処理へ入力し、目標の位置及び速度を更新することにより追尾処理を行う。この場合、観測精度が悪く追尾処理への貢献度の低い観測値を含めて追尾処理が行われるため、追尾処理への貢献度の低い観測値に対しても演算を行う必要があり、処理負荷が大きくなる課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、目標追尾装置における追尾処理において追尾精度を確保しつつ、処理負荷を低減することを目的とする。
この発明に係る目標追尾装置は、複数のセンサにより観測された目標の観測値を出力する観測値出力部と、前記観測値出力部から出力された観測値に基づき、前記複数のセンサに含まれる2つのセンサをセンサ組として、センサ組を構成する2つのセンサと前記目標との距離差であるセンサ組の距離差を異なるセンサ組に対して算出する距離差算出部と、前記距離差算出部により算出された異なるセンサ組の距離差の中から、該センサ組の距離差の観測精度に基づき少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する距離差観測値選択部と、前記距離差観測値選択部で選択された少なくとも一つのセンサ組の距離差に基づき、前記目標の位置及び速度を算出する追尾処理を行う追尾処理部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、観測精度の高い距離差観測値を優先的に選択して用いるため、追尾精度を確保しつつ、追尾処理負荷を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態1の目標追尾装置を示す構成図。 本発明の実施の形態1の目標追尾装置における追尾処理の概念図。 本発明の実施の形態1の目標追尾装置における距離差観測値選択部4及び非同期追尾処理部5の処理フローを示す図。 本発明の実施の形態1の目標追尾装置における各距離差観測時刻において優先センサ組による距離差観測値を選択する追尾処理の概念図。 本発明の実施の形態2の目標追尾装置を示す構成図。 本発明の実施の形態3の目標追尾装置を示す構成図。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の目標追尾装置1を示す構成図である。図1に示すように、本実施例の目標追尾装置1は、観測値出力部2、距離差算出部3、距離差観測値選択部4、追尾処理部である非同期追尾処理部5を備えている。なお、以降の各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。
観測値出力部2は、センサ11〜1M(Mは、1より大きい整数)を備える。距離差算出部3は、観測値出力部2から出力された観測値に基づき目標とセンサ11〜1Mのうちの任意の2センサをセンサ組として、センサ組に含まれる2つのセンサと目標とのそれぞれの距離の差をセンサ組の距離差として算出する。距離差算出部3はセンサ組ごとの距離差を距離差観測値選択部4に出力する。 距離差観測値選択部4は、予測部41、センサ組分の疑似DOP(Dilution of Precision、誤差倍増率)算出部42、センサ組優先選択部43を備える。疑似DOP算出部42はより一般的には観測精度算出部として扱うことができる。また、センサ組優先選択部43はより一般的には優先選択部として扱うことができる。
次に、実施の形態1の目標追尾装置1の動作を説明する。観測値出力部2は、センサ11〜1Mの全てまたは一部の観測値を出力する。距離差算出部3は、観測値出力部2から出力された観測値に基づき、センサ11〜1Mのうちの任意の2センサをセンサ組として、異なるセンサ組のそれぞれに対してセンサ組に含まれる2センサと目標との距離の差分を距離差として算出する。図1では、センサ11とセンサ12をセンサ組1、・・・、センサ1(M−1)とセンサ1Mをセンサ組M-1として、各センサ組における2センサと目標との距離の差を距離差として算出している。ここで、距離差算出部3はセンサ組ごとの距離差を同一時刻に算出してもよいし、異なる時刻に算出してもよい。同一時刻に算出されるセンサ組ごとの距離差は、ともに距離差観測値選択部4に出力される。なお、同一時刻に入力される各センサ組で得られた距離差観測値は、ある所定時間帯(例えば数秒以内)に入力される各センサ組で得られた距離差観測値であっても構わない。また、距離差算出部3は異なるセンサ組ごとの距離差の値を、異なる時刻に距離差観測値選択部4に出力しても構わない。
距離差観測値選択部4における予測部41では非同期追尾処理部5で行われる追尾処理により算出される推定位置・速度より予測時刻ΔTi(i=1、…、L)秒後における予測位置を算出する。疑似DOP算出部42は各センサ組(図1ではセンサ組1、・・・、センサ組M-1)に対応した算出部を備えている。疑似DOP算出部42は予測部41から予測時刻ΔTi(i=1、…、L)秒後の予測位置情報を受け取り、その予測位置における疑似DOPをセンサ組毎に算出する。ここで、疑似DOPとは測位位置のDOPと異なり、本実施の形態によって定義されるセンサ組毎の位置精度を表した値である。疑似DOPの詳細は後に説明するが、疑似DOPの値が小さいほど位置精度は高くなる。
センサ組優先選択部43は、距離差算出部3から同一時刻に入力される各センサ組で得られた距離差観測値を受け取る。また、センサ組優先選択部43は、疑似DOP算出部42から出力される各センサ組の疑似DOPを受け取ると、疑似DOPが小さい順に各センサ組で得られた距離差観測値を非同期追尾処理部5へ出力する。非同期追尾処理部5は疑似DOPが小さい各センサ組で得られた距離差観測値を用いて追尾処理を行う。このような処理により、観測精度のよい観測値の情報を用いて、少ない演算量で効率的に追尾処理を行うことができる。なお、センサ組優先選択部43は疑似DOPが小さい順に各センサ組で得られた距離差観測値を非同期追尾処理部5へ出力するとしたが、疑似DOPが小さい観測値を優先的に非同期追尾処理部5へ出力してもよい。
以下では、本実施の形態で定義される疑似DOPの詳細を説明する。
まず、従来から総合的な位置精度を表すパラメータとして式(15)のHDOPが知られているが、このHDOPを近似を用いて変形し、各要素に分解してみる。具体的には、2次元位置の測位において、式(15)のHDOPは式(16)の第2式となり、さらに近似することで式(16)の第3式となる。式(16)の第3式において、平方根内の第1項はX方向のDOP(以下、XDOP)、第2項はY方向のDOP(YDOP)である。従って、HDOP、XDOP、YDOPの関係式は式(17)のようになる。
この表記の考え方にならい、あるセンサi、jの組に注目し、センサ組i、jにおけるX方向の疑似DOP(以下、XDOPtrk(i、j))を式(18)、Y方向の疑似DOP(以下、YDOPtrk(i、j))を式(19)で定義する。さらに、水平面の疑似DOPであるHDOPtrk(i、j)を式(17)の表記にならい、式(20)で定義する。このように疑似DOPを定義すると、式(16)の第3式で示されるHDOPはセンサ組の疑似DOPを用いて表すことができることが分かる。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
ここで、
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
である。ここで、
Figure 2016061705
はri、jのxに関する勾配と呼んでも構わない。
このように、総合的な位置精度を表すパラメータであるHDOPを、本実施の形態で定義したセンサ組ごとの疑似DOPによって表すことができる。言い換えれば、総合的な位置精度を表すパラメータはセンサ組ごとの疑似DOPにより決定され、疑似DOPが小さく観測精度の高いセンサ組ごとの観測値を選定することにより、少ない数の観測値を用いて目標の位置推定を高精度に行えることが分かる。
本実施の形態では、センサ組ごとの疑似DOP算出部42から出力される疑似DOPはXDOPtrk(i、j)、YDOPtrk(i、j)、HDOPtrk(i、j)のいずれかとする。センサ組優先選択部43は各センサ組の疑似DOP算出部42から出力される疑似DOPを受け取ると、距離差算出部3から受け取った同一時刻に入力される各センサ組で得られた距離差観測値に対して、疑似DOP、例えばHDOPtrkが小さい順に非同期追尾処理部5へ出力する。
また、疑似DOP算出部42は精度を向上したい方向についてXDOPtrkあるいはYDOPtrkの小さい順に非同期追尾処理部5へ出力し、センサ組の優先度を決める方法もある。この際、X、Yどちらの方向を改善するか否かを判断するために、後段の非同期追尾処理部5より出力される推定誤差共分散行列(式(24))のX方向の位置誤差分散σxx 2、Y方向の位置誤差分散σyy 2を比較し、誤差が大きい方向を改善することとしてもよい。
一例として、図2に本実施の形態においての目標追尾処理を行う場合の追尾処理の概念図を示す。図2では、各時刻におけるX、Y方向の誤差分布が示されており、Y方向の推定誤差がX方向の推定誤差よりも大きくなっている。例えば、非同期追尾処理部5における追尾処理で算出される式(24)の推定誤差共分散行列より、Y方向の精度向上に貢献する距離差観測値を利用することでY方向の精度を向上することが可能となる。
Figure 2016061705
σxx 2:X方向の位置誤差分散
σyy 2:Y方向の位置誤差分散
σvxvx 2:X方向の速度誤差分散
σvyvy 2:Y方向の速度誤差分散
図3に式(24)の推定誤差共分散行列を用いてセンサ組の優先度を決める場合の距離差観測値選択部4及び非同期追尾処理部5の処理フローを示す。まず、非同期追尾処理部5は追尾処理を実施し、最新時刻tsにおいて目標状態ベクトルの推定値及び推定誤差共分散行列を算出する(ST1)。以降の処理では、追尾処理周期内で異なる時刻に距離差観測値が複数得られた場合を想定し、前記距離差観測値のそれぞれの取得時刻における予測位置を算出し、以下のST3〜ST8の一連の処理を繰り返すこととする。また、予め予測時刻ΔTi(i=1、…、L)を設定しておき、ΔTi秒後におけるST2〜ST6の処理をL回分繰り返し処理しておいても構わない。すなわち、まず、i=1とする(ST2)。次に、予測部41は距離差観測値が取得される時刻tiと最新時刻tsとの時刻差(式(25))を算出し、式(26)によって距離差観測値が取得される時刻tiにおける予測位置xp(ti)、yp(ti)を算出する(ST3)。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
Figure 2016061705
疑似DOP算出部42は前記予測位置における疑似DOPを算出する(ST4)。疑似DOP算出部42は前記推定誤差共分散行列のX方向誤差分散とY方向誤差分散を比較し、X方向誤差分散がY方向誤差分散より大きい場合(ST5)は、X方向の疑似DOPが小さい順に追尾処理に入力するようにTDOA観測値を優先的に並び替える(ST6)。ST4において、Y方向誤差分散がX方向誤差分散より大きい場合は、疑似DOP算出部42はY方向の疑似DOPが小さい順に追尾処理に入力するようにTDOA観測値を優先的に並び替える(ST7)。また、ST5では距離差観測時刻ti(i=1、…、L)に跨がった全距離差観測値を並び替えても良いこととする。疑似DOP算出部42はセンサ組の優先選択を行う。具体的には、ST6またはST7で並び替えた順に非同期追尾処理部5へ入力する(ST8)。ここで、予め処理上限数を決めておけば上限数に達した時点で処理を打ち切っても良い。 最後に、パラメータiがLであれば(ST9)終了し、パラメータiがそれ以外の値であれば、ST3の処理に戻る。
本処理によって、図4のように各距離差観測時刻において、優先センサ組による距離差観測値を選択して追尾処理を実施する。図4では、予測時刻Δt1秒後、 Δt2秒後の予測位置を算出するにあたって、それぞれ異なるセンサ組による観測値が選択されている。
非同期追尾処理部5は、距離差観測値選択部3より出力される各センサ組の距離差を入力とし、非線形フィルタによる追尾処理を実施し、位置及び速度を出力することとする。ここで、非線形フィルタとして、拡張カルマンフィルタ、アンセンテッドカルマンフィルタ、粒子フィルタ等を用いても良い。
以上のように、実施の形態1による目標追尾装置1によれば、同時に追尾処理に入力される距離差観測値について、追尾位置精度に貢献する順に距離差観測値を選択し、入力することで、演算負荷の制約がある場合においても追尾精度を確保することができる。特に多目標環境では、処理すべき距離差観測値数が多く、本実施の形態が有効となる。
また、ここまで2次元位置で説明したが、3次元位置についても同様の考え方で容易に拡張できる。さらに距離差だけではなくドップラ速度差が得られる場合も同様の考えで拡張しても良い。
このように、本実施の形態の目標追尾装置は、複数のセンサにより観測された目標の観測値を出力する観測値出力部2と、観測値出力部2から出力された観測値に基づき、複数のセンサに含まれる2つのセンサをセンサ組として、センサ組を構成する2つのセンサと目標との距離差であるセンサ組の距離差を異なるセンサ組に対して算出する距離差算出部3と、異なるセンサ組の距離差の観測精度を算出する観測精度算出部である疑似DOP算出部42及び、疑似DOP算出部42で算出された異なるセンサ組の距離差の観測精度に基づいて距離差算出部3により算出された前記異なるセンサ組の距離差の中から少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する優先選択部を含む距離差観測値選択部4と、距離差観測値選択部4で選択された少なくとも一つのセンサ組の距離差に基づき、目標の位置及び速度を算出する追尾処理を行う追尾処理部と、を備えたことを特徴とする。このような構成により、追尾精度に貢献する距離差観測値を選択して用いるため、追尾精度を確保しつつ、追尾処理負荷を低減することが可能となる。
また、本実施の形態の目標追尾装置は、距離差観測値選択部4は目標の将来時刻における予測位置を算出する予測部41と、予測部41で算出された予測位置での異なるセンサ組の距離差の観測精度を算出する観測精度算出部である疑似DOP算出部42と、疑似DOP算出部42で算出された異なるセンサ組の距離差の観測精度に基づき、異なるセンサ組の距離差の中から少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する優先選択部43と、を備えたことを特徴とする。このような構成により、追尾処理に必要となる将来時刻を想定して、追尾精度に貢献する距離差観測値を選択することができる。その結果、追尾に必要となる観測値を効率的に選択することが可能となる。
また、本実施の形態の目標追尾装置では、センサ組の距離差の観測精度は一つの空間方向または水平面における観測精度であることを特徴とする。ここで、一つの空間方向の代表的な例はX方向、Y方向などがあげられる。また、水平面における観測精度としては、水平面のDOPであるHDOPが代表的な例である。このような構成により、一つの空間方向、または水平方向に絞って、観測精度を向上するための追尾処理を行うことが可能となる。
また、本実施の形態の目標追尾装置では、センサ組の距離差の観測精度は、センサ組に含まれる2つのセンサと目標との位置関係に基づき定義されるパラメータであることを特徴とする。この関係は式(21)(22)によって表されている。このような構成により、センサ組に含まれるセンサと目標から定まる観測精度を用いて、追尾精度に貢献する距離差観測値を効率的に選択することができる。また、このパラメータは、センサ組に含まれる2つのセンサの目標からの距離差の推定誤差の一つの空間方向または水平面に対する勾配とすることもできる。このような構成により、一つの空間方向、または水平方向に絞って、観測精度を向上するための追尾処理を行うことが可能となる。
また、このパラメータは、センサ組に対して定義される疑似的なDOPとすることができる。このような構成により、従来から総合的な位置精度を表すパラメータとして知られているHDOPと同様の形態でセンサ組ごとの位置精度を円滑に表すことができ、追尾精度に貢献する距離差観測値の観測精度を効率的に演算することができる。
また、実施の形態の目標追尾装置では、追尾処理部は複数の空間方向に対して前記目標の推定位置誤差を算出する手段を含み、距離差観測値選択部4はこの追尾処理部より出力される複数の空間方向に対する目標の推定位置誤差の中から推定位置誤差の大きい空間方向を選択し、選択された空間方向に対するセンサ組の距離差の観測精度に基づき前記少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する構成を備えることを特徴とする。このような構成により、精度を向上したい方向に対して観測精度の良いセンサ組の距離差観測値を用いて追尾処理部で追尾処理を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1において予測位置ごとに疑似DOPを計算していた処理を簡略化するために、疑似DOPを予測し、予測された疑似DOPを用いて距離差観測値の優先度を決定する。
図5は、実施の形態2の目標追尾装置1を示す構成図である。図5に示すように、本実施例の目標追尾装置1は、観測値出力部2、距離差算出部3、距離差観測値選択部6、非同期追尾処理部5を備えている。
本実施の形態では、センサ組i、jの疑似DOP であるXDOPtrk(i、j)のxに関する勾配
Figure 2016061705
を式(30)のように定義する。式(31)のように時刻Δt秒後にX軸方向にΔX、Y軸方向にΔY分位置が変化した場合、本来は式(21)を用いて算出する必要がある。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
ここで、式(31)を簡略化して算出する方法を以下に示す。まず、式(31)について2次元位置x、yについてΔXおよびΔY分ずれた位置における勾配を式(32)で近似する。
Figure 2016061705
さらに、位置変化量ΔXおよびΔYを追尾処理から得たサンプル時刻kにおける推定速度ベクトル
Figure 2016061705
と時間差Δtで表す。このとき、式(33)、 (34)が成り立つ。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
式(32)、 (33)、 (34)より、式(35)が導出される。
Figure 2016061705
ここで、式(35)のA、Bは式(36)、 (37)に示すように時間差Δtに依存しない固定値である。
Figure 2016061705
Figure 2016061705
以上のように、任意の時間差ΔtにおけるXDOPtrk(i、j)のxに関する勾配について、式(35)を用いて算出する。また、YDOPtrk(i、j)のyに関する勾配についても同様の手順で算出する。
次に、本実施の形態に目標追尾装置の動作を説明する。ここで、観測値出力部2、距離差算出部3、非同期追尾処理部5は実施の形態1と同様のため省略する。
距離差観測値選択部6は、勾配予測部61、疑似DOP算出部62、センサ組優先選択部63を備え、勾配予測部61では、まず非同期追尾処理部5の追尾処理により得られるサンプル時刻kにおける推定位置ベクトルxs、ysを入力とし、各センサ組の勾配初期値を算出する。さらに、勾配初期値と式(35)を用いて勾配を予測する。疑似DOP算出部62では勾配予測部61で予測された勾配に基づいて疑似DOPを算出する。他は実施の形態と同様のため、省略する。
また、ここまで2次元位置で説明したが、3次元位置についても同様の考え方で算出しても構わない。
本実施の形態の構成では、疑似DOPを計算していた処理を実施の形態1よりも簡略化するために、疑似DOPを予測し、予測された疑似DOPを用いて距離差観測値の優先度を決定する。その結果、実施の形態1に比べて更に演算負荷を抑えることが可能となる。
このように、本実施の形態の目標追尾装置では、目標の将来時刻におけるセンサ組の距離差の観測精度の一つの空間方向または水平面に対する勾配を算出する勾配予測部61と、勾配予測部61で算出された勾配に基づき異なるセンサ組の距離差の観測精度を算出する観測精度算出部である疑似DOP算出部62と、前記疑似DOP算出部62で算出された前記異なるセンサ組の距離差の観測精度に基づき、前記異なるセンサ組の距離差の中から前記少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する優先選択部であるセンサ組優先選択部63と、を備えたことを特徴とする。このような構成を用いることにより、実施の形態1に比べて更に演算負荷を抑えることが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1と構成が異なり、非同期追尾処理の代わりに測位部及び同期追尾処理を備えた構成を示す。
図6は、実施の形態2の目標追尾装置1を示す構成図である。図6に示すように、本実施例の目標追尾装置1は、観測値出力部2、距離差算出部3、距離差観測値選択部4、測位部7、同期追尾処理部8を備えている。
測位部7では、背景技術で述べたように同時に観測した全ての距離観測値を用いて式(8)を構成し、式(11)によって修正ベクトルを算出する。しかし、距離観測値数が多い場合には行列計算時の負荷が大きくなる。実施の形態3では、実施の形態1で述べた距離差観測値の貢献度を用いて距離差観測値選択部4がセンサ組毎の距離差観測値の優先度を決定し、測位部7が優先度順に上位N個の距離観測値に限定し、測位処理を実施することで演算負荷を低減する。
次に、動作を説明する。実施の形態3の測位部7では、距離差観測値選択部4より出力される各センサ組の距離差の中から疑似DOPの値が小さい距離差観測値から上位N個までの観測値に限定し、式(8)のヤコビアンの行列サイズを縮小し、測位位置を算出することができる。行列サイズが小さくなることで測位部7の演算負荷を抑えることになる。同期追尾処理部8では、測位部7より出力される測位位置を入力として、目標の位置及び速度を算出する。
他の処理は実施の形態1、2と同様のため省略する。
このように、本実施の形態の目標追尾装置1は、疑似DOPの値が小さい距離差観測値から上位N個までの観測値に限定して同期追尾処理を実行する。
すなわち、本実施の形態の目標追尾装置では、距離差観測値選択部4において2以上の所定数のセンサ組の距離差が選択され、追尾処理部は同期型追尾処理部8であることを特徴とする。このような構成を用いることにより、その結果、全てのセンサ組の距離差観測値を用いる従来の目標追尾処理と比較して、位置観測精度を同程度に保ちつつ演算量を低減することが可能である。
1:目標追尾装置、2:観測値出力部、3:距離差算出部、4:距離差観測値選択部、5:非同期追尾処理部、6:距離差観測値選択部、7:測位部、8:同期追尾処理部、41:予測部、42:疑似DOP算出部、43:センサ組優先選択部、61:勾配予測部、62:疑似DOP算出部、63:センサ組優先選択部

Claims (10)

  1. 複数のセンサにより観測された目標の観測値を出力する観測値出力部と、
    前記観測値出力部から出力された観測値に基づき、前記複数のセンサに含まれる2つのセンサをセンサ組として、異なるセンサ組のそれぞれに対して、センサ組を構成する2つのセンサと前記目標との距離差であるセンサ組の距離差を算出する距離差算出部と、
    前記異なるセンサ組の距離差の観測精度を算出する観測精度算出部及び、前記観測精度算出部で算出された前記異なるセンサ組の距離差の観測精度に基づいて前記距離差算出部により算出された前記異なるセンサ組の距離差の中から少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する優先選択部を含む距離差観測値選択部と、
    前記距離差観測値選択部で選択された少なくとも一つのセンサ組の距離差に基づき、前記目標の位置及び速度を算出する追尾処理を行う追尾処理部と、
    を備えたことを特徴とする目標追尾装置。
  2. 前記距離差観測値選択部は
    前記目標の将来時刻における予測位置を算出する予測部を含み、
    前記観測精度算出部で算出される前記異なるセンサ組の距離差の観測精度は、前記予測部で算出された予測位置での前記異なるセンサ組の距離差の観測精度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の目標追尾装置。
  3. 前記センサ組の距離差の観測精度は一つの空間方向または水平面における観測精度であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の目標追尾装置。
  4. 前記センサ組の距離差の観測精度は、前記センサ組に含まれる2つのセンサと前記目標との位置関係に基づき定義されるパラメータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の目標追尾装置。
  5. 前記パラメータは、前記センサ組に含まれる2つのセンサの前記目標からの距離差の推定誤差の一つの空間方向または水平面に対する勾配である
    ことを特徴とする請求項4に記載の目標追尾装置。
  6. 前記パラメータは、前記センサ組に対して定義される疑似的なDOPであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の目標追尾装置。
  7. 前記追尾処理部は複数の空間方向に対して前記目標の推定位置誤差を算出する手段を含み、
    前記距離差観測値選択部は前記追尾処理部より出力される複数の空間方向に対する前記目標の推定位置誤差の中から前記推定位置誤差の大きい空間方向を選択し、該選択された空間方向に対する前記センサ組の距離差の観測精度に基づき前記少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の目標追尾装置。
  8. 前記距離差観測値選択部は
    前記目標の将来時刻における前記センサ組の距離差の観測精度の一つの空間方向または水平面に対する勾配を算出する勾配予測部と、
    前記勾配予測部で算出された勾配に基づき前記異なるセンサ組の距離差の観測精度を算出する観測精度算出部と、
    前記観測精度算出部で算出された前記異なるセンサ組の距離差の観測精度に基づき、前記異なるセンサ組の距離差の中から前記少なくとも一つのセンサ組の距離差を選択する優先選択部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の目標追尾装置。
  9. 前記距離差観測値選択部において選択される前記少なくとも一つのセンサ組の距離差は、2以上の所定数のセンサ組の距離差であり、
    前記追尾処理部は同期型追尾処理部である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の目標追尾装置。
  10. 前記追尾処理部は非同期型追尾処理部である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の目標追尾装置。
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