JP2016054846A - 中敷の製造方法及び中敷製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中敷の製造において従来の工程よりも工程数を削減し、これによって不具合等によるロスの低減、設備の専有面積の低減を行い、生産効率を向上させることができる優れた中敷の製造方法及び製造装置の提供。【解決手段】積層したシートに対する押圧手段及び切断手段を周面上に備える円筒金型ローラと、超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込んで、当該シートの一部を溶着及び切断し、中敷を形成することを特徴とする中敷の製造方法を解決手段とする。【選択図】図1

Description

本発明は、主として靴、サンダル等の履物の内底面に使用する中敷の製造方法、及び当該中敷の製造装置に関する。尚、本発明における中敷とは、前記履物の内底の一部を構成するもの、及び、既成の履物に追加的に設けられる中敷の双方を含む。
一般に、履物用の中敷は、平面上、又は成形型内において複数のシートを積層固着するものが一般的である。そして、中敷の製造工程の簡略化、大量生産が可能な中敷製造方法並びに中敷製造装置が市場において要求されている。
一方で、中敷の生産効率を高める手段として、中敷をロールによって打ち抜く製造方法が発明されており、例えば、織布による素材と、発泡ポリエチレンの素材とを等速で送出する間に、該素材の表面にポリエチレン溶液を塗布しながら素材と素材とを重ね合わせて加工ロールによるラミネート加工を施して複合素材を作り、該複合素材を対の突面ロールの間に送入して加圧熱成型により複合素材の両面に幾何模様状の凹凸面を形成し、引続き複合素材を次の打抜き工程へ送入する間に、複合素材の前記素材の表面に、糊を塗布して接着面を作り、この接着面を剥離紙により被覆しながら送りロールを経て打抜きロール内へ送入し、該打抜きロールを通過することにより、前記複合素材から多数の中敷を打抜く工程を連続して行なうことを特徴とする幾何模様状凹凸面を有したスリッパの中敷の製造方法が公知である(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の中敷の量産可能な製造方法として、高周波溶着を用いる中敷の製造方法であって、塩化ビニリデン系合成樹脂モノフィラメント製細目蜂巣織織布、塩化ビニリデン系合成樹脂モノフィラメント製蜂巣織中間織布、塩化ビニリデン系合成樹脂及び/又は塩化ビニール系合成樹脂短繊維からなる不織布に活性炭粉末及び/又は銅粉末を混入した混合ラテックスを塗布した後加熱処理したシート、塩化ビニリデン系合成樹脂モノフィラメント製粗目網状織布、表シートとを順次重ね合せて積層物となし、高周波溶着機の平板状の下部電極の上に、厚さ0.1〜0.5mmの紙に厚さ0.02〜0.1mmのポリエステルフィルムを積層した絶縁緩衝材を置き、更にその上に厚さ0.01〜0.02mmのポリエステルフィルムを重ね、下端の凸部の内側面を傾斜させて外周部を尖らせた上部電極を下部電極に向け下降させて、上記緩衝材、積層物、フィルムを両電極の間で固着し、両電極の間に高周波電流を通して積層物の周縁部を溶着し、且つ、足の各サイズに対応した複数の切断線又は切断破線を溶着形成し、しかる後打ち抜きで打ち抜く事を特徴とする靴中敷の製造方法が公知である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−192007号公報 特公昭63−13687号公報
上記特許文献1に係る発明によれば、ロールによってシートを打ち抜き中敷を得る工程自体は、効率的な中敷の生産に貢献できるものの、製品として中敷を得るためには、上記したように、素材の表面にポリエチレン溶液を塗布し、加圧してラミネート加工を行う工程、複合素材の両面に幾何模様状の凹凸面を形成する工程、糊の塗布及び剥離紙の被覆、打抜き工程を経なければならない。このため多数の工程によって不具合等によるロスも多くなり、また設備の専有面積も大きくなる欠点がある。
また、上記特許文献2に係る発明によれば、高周波によるいわゆる内部加熱を行い、積層物の周縁部を溶着し、且つ、足の各サイズに対応した複数の切断線又は切断破線を溶着形成した後に、別途の手段によって中敷を打ち抜く構成としている。高周波(電磁波)による内部加熱を行うためには、同時には、切断ができないものであった。
このため、工程の効率化にも限界があった。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、中敷の製造において従来の工程よりも工程数を削減し、これによって不具合等によるロスの低減、設備の専有面積の低減を行い、生産効率を向上させることができる優れた中敷の製造方法及び製造装置の提供を、発明が解決しようとする課題とする。
本発明は、中敷の製造方法について、積層したシートに対する押圧手段及び切断手段を周面上に備える円筒金型ローラと、超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込んで、当該シートの一部を溶着及び切断し、中敷を形成することを特徴とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記発明の構成に加えて、複数のシートを重合積層する第一工程と、前記円筒金型ローラと前記超音波発振部により前記積層されたシートの溶着、切断を同時に行う第二工程と、得られた中敷を排出する第三工程を備え、円筒金型ローラにおける前記切断手段は、ローラ周面からの突出量が前記押圧手段の突出量より大であり、超音波発振部は当接面を有するホーンとし、前記第二工程は、超音波発振状態のホーンの前記当接面上で前記押圧突部が前記積層されたシートを押圧して当該積層されたシート相互を溶着し、且つ、前記超音波発振状態のホーンの当接面上で前記切断刃部が前記積層されたシートを切断することを特徴とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記発明の構成に加えて、第一工程は、複数のシートを積層するための一対のシート導入側ローラを有し、第三工程は中敷を排出する一対の排出側ローラを有し、第二工程は、積層されるシートの底面側を案内するガイド部を有し、前記第一工程の一対のシート導入側ローラのうち少なくとも一方のシート導入側ローラは、当該第一工程の他方のシート導入側ローラとの距離を調節可能とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記発明の構成に加えて、第三工程の一対のシート排出側ローラのうち少なくとも一方のシート排出側ローラは、当該第三工程の他方のシート排出側ローラとの距離を調節可能とすることを特徴とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記何れかの発明の構成に加えて、円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有することを特徴とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記発明の構成に加えて、積層されるシートの少なくとも1枚のシートには、モノフィラメントの表面を低融点ポリマーで被覆してなる鞘芯モノフィラメント糸を含むシートである中敷の製造方法としたことから、上記発明の作用効果を奏する上に、鞘芯モノフィラメントの表面の低融点ポリマーを溶融させて固着させることを特徴とする中敷の製造方法を、課題を解決するための手段とする。
また、複数のシートを重合積層して導入する一対のシート導入側ローラと、当該積層されたシートの溶融及び切断を行うための円筒金型ローラ及び超音波発振部と、中敷を排出する一対の排出側ローラを上工程から下工程へ順次備え、前記シート導入側ローラと前記排出側ローラとの間に、積層されたシートの底面側を案内するガイド部を備えた中敷の製造装置を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は上記何れかの中敷の製造装置の発明の構成に加えて、前記一対のシート導入側ローラの一端に夫々シート導入側ギアを設け、前記円筒金型ローラの一端に金型用ギアを設け、前記一対の排出側ローラの一端に夫々排出側ギアを設け、駆動源からの動力が伝達される駆動ギアを設け、該駆動ギアからの直接又は間接的に各シート導入側ギア、金型用ギア及び各排出側ギアへ動力が伝達され、シート導入側ローラ、円筒金型ローラ及び排出側ローラが稼働する中敷の製造装置を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、上記何れかの中敷きの製造装置の構成に加えて、円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有することを特徴とする請求項7又は8記載の中敷の製造装置を、課題を解決するための手段とする。
本発明によれば、積層したシートに対する押圧手段及び切断手段を周面上に備える円筒金型ローラと、超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込んで、当該シートの一部を溶着及び切断し、中敷を形成することにより、円筒金型ローラと超音波発振部とによって積層されたシートの溶着、切断を併せて行うことで工程を短縮することとなるから、工程の短縮による不具合等のロスを低減できる。
また、工程の短縮に伴って各工程に必要となる設備の専有スペースが不要となり、設備の専有面積も低減できる。
更に、工程の短縮に伴って処理時間が短縮されることによって、中敷の生産効率を向上させる効果を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、上記発明の構成に加えて、複数のシートを重合積層する第一工程と、前記円筒金型ローラと前記超音波発振部により前記積層されたシートの溶着、切断を同時に行う第二工程と、得られた中敷を排出する第三工程を備え、円筒金型ローラにおける前記切断手段は、ローラ周面からの突出量が前記押圧手段の突出量より大であり、超音波発振部は当接面を有するホーンとし、前記第二工程は、超音波発振状態のホーンの前記当接面上で前記押圧突部が前記積層されたシートを押圧して当該積層されたシート相互を溶着し、且つ、前記超音波発振状態のホーンの当接面上で前記切断刃部が前記積層されたシートを切断することから、上記発明の作用効果を奏する上に、ホーンの当接面と押圧手段による積層されたシートを挟持する力に比べ、当該ホーンの当接面と切断手段による積層されたシートを挟持する力が大きくなり、ホーンの当接面からの超音波発振によって切断を容易とすることができる。また、ホーンの当接面と押圧手段との適度な挟持力と当該箇所におけるホーンの当接面からの超音波発振によって、積層されたシート相互を溶着することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記発明の構成に加えて、第一工程は、複数のシートを積層するための一対のシート導入側ローラを有し、第三工程は中敷を排出する一対の排出側ローラを有し、第二工程は、積層されるシートの底面側を案内するガイド部を有し、前記第一工程の一対のシート導入側ローラのうち少なくとも一方のシート導入側ローラは、当該第一工程の他方のシート導入側ローラとの距離を調節可能とする中敷の製造方法としたことから、上記発明の作用効果を奏する上に、種々の積層するシートの種類や枚数、厚さに対応して対となるシート導入側ローラ間の距離を調節でき、中敷の製造において幅広い層構成を実現できる。
請求項4に係る発明によれば、上記発明の構成に加えて、第三工程の一対のシート排出側ローラのうち少なくとも一方のシート排出側ローラは、当該第三工程の他方のシート排出側ローラとの距離を調節可能とすることを特徴とする中敷の製造方法としたから、種々の積層するシートの種類や枚数、厚さに対応して製造される中敷を、適正な状態で排出することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記何れかの発明の構成に加えて、円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有する中敷の製造方法としたことから、上記何れかの発明の作用効果を奏する上に、複数の積層されたシートを円筒金型ローラ及びホーンの当接面で挟んで移送する際に、シートの幅方向の複数の領域で、ガイド押圧部が当該回転方向に交差する方向に沿って前記シートを左右外方へ引っ張るように作用して、当該シートの皺寄りや噛み込み等の不良を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、上記発明の構成に加えて、積層されるシートの少なくとも1枚のシートには、モノフィラメントの表面を低融点ポリマーで被覆してなる鞘芯モノフィラメント糸を含むシートである中敷の製造方法としたことから、上記発明の作用効果を奏する上に、鞘芯モノフィラメントの表面の低融点ポリマーを溶融させて固着させる中敷の製造方法としたことから、上記発明の作用効果を奏する上に、鞘芯モノフィラメントの表面の低融点ポリマーを溶融させて固着させることができるため、接着剤等を用いる必要もなく、更に、工程の短縮による不具合等のロスを低減できる。
請求項7に係る発明によれば、複数のシートを重合積層して導入する一対のシート導入側ローラと、当該積層されたシートの溶融及び切断を行うための円筒金型ローラ及び超音波発振部と、中敷を排出する一対の排出側ローラを上工程から下工程へ順次備え、前記シート導入側ローラと前記排出側ローラとの間に、積層されたシートの底面側を案内するガイド部を備えた中敷の製造装置としたから、前記円筒金型ローラと超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込み、シートの一部を溶融及び切断し、連続して中敷を排出できるから、円筒金型ローラと超音波発振部とによって積層されたシートの溶着、切断を併せて行うことで工程を短縮でき、当該工程の短縮によって不具合等のロスを低減できる。
また、工程の短縮に伴って各工程に必要となる設備の専有スペースが不要となり、設備の専有面積も低減できる。
更に、工程の短縮に伴って処理時間が短縮されることによって、生産効率を向上させる効果を得ることができる。
請求項8に係る発明によれば、上記中敷の製造装置の発明の構成に加えて、前記一対のシート導入側ローラの一端に夫々シート導入側ギアを設け、前記円筒金型ローラの一端に金型用ギアを設け、前記一対の排出側ローラの一端に夫々排出側ギアを設け、駆動源からの動力が伝達される駆動ギアを設け、該駆動ギアからの直接又は間接的に各シート導入側ギア、金型用ギア及び各排出側ギアへ動力が伝達され、シート導入側ローラ、円筒金型ローラ及び排出側ローラが稼働する中敷の製造装置としたから、上記発明の作用効果を奏する上に、一の動力源から各ギアを制御させることで、取扱いを容易とすることができる。
請求項9に係る発明によれば、上記何れかの中敷の製造装置の発明の構成に加えて、円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有する構成としたことから、上記何れかの発明の作用効果を奏する上に、複数の積層されたシートを円筒金型ローラ及びホーンの当接面で挟んで移送する際に、シートの幅方向の複数の領域で、ガイド押圧部が当該回転方向に交差する方向に沿って前記シートが左右外方へ適度に引っ張るように作用するため、当該シート各部の皺寄りや噛み込み等の不良を抑制することができる。
本発明の実施例に係る中敷の製造装置と、該製造装置への各シートの導入状態を示す左側面説明図である。 本発明の実施例に係る中敷の製造装置を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る中敷の製造装置における各ギア、ローラ、ガイド板、超音波発振部の関係を示す右側斜視概略図である。 本発明の実施例に係る中敷の製造装置の円筒金型ローラの概略を示す正面図及びその一部拡大図である。 本発明の実施例に係る中敷の製造装置によって処理される積層されたシートと、中敷、中敷のエンボス、切断ライン及び分離片との関係を示す平面図である。
本発明は、積層したシートに対する押圧手段及び切断手段を周面上に備える円筒金型ローラと、超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込んで、当該シートの一部を溶着及び切断して中敷を形成すること、また当該その際に、複数のシートを重合積層する第一工程と、前記円筒金型ローラと前記超音波発振部により前記積層されたシートの溶着、切断を同時に行う第二工程と、得られた中敷を排出する第三工程を備えることによって、円筒金型ローラと超音波発振部とによって積層されたシートの溶着、切断を併せて行うことで工程を短縮して、工程の短縮による不具合等のロスを低減でき、設備の専有面積も低減でき、生産効率を向上させる効果を得ることができ、また、円筒金型ローラと超音波発振部とによって積層されたシートの部分的な溶着、中敷の外周輪郭の切断を併せて行うに際して、円筒金型ローラの周面上には溶着に用いる押圧突部と該押圧突部より突出量の大きい切断刃部とを設け、超音波発振部は当接面を有するホーンとしたことによって、積層されたシートの溶着・切断を行う第二工程で、超音波発振状態のホーンの前記当接面上で前記押圧突部が前記積層されたシートを押圧して当該積層されたシート相互を溶着し、且つ、前記超音波発振状態のホーンの当接面上で前記切断刃部が前記積層されたシートを切断するものとしたから、中敷の輪郭形状の切断と、中敷の所望の位置でのシート相互の溶着を同時に行うことで、非常に効率的に中敷を製造でき、更に、積層されるシートの少なくとも1枚のシートは、熱溶着が可能なシートであるものとしたから、当該シートを超音波発振部によって溶融させ、接着剤を用いることもなく、効率良く製造を行うことができる中敷の製造方法を実現した。
また本発明は、複数のシートを重合積層して導入する一対のシート導入側ローラと、当該積層されたシートの溶着及び切断を行うための円筒金型ローラ及び超音波発振部と、中敷を排出するための一対の排出側ローラを上工程から下工程へ順次備えた中敷の製造装置としたから、前記円筒金型ローラと超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込み、シートの一部を溶融及び切断し、連続して中敷を排出できるから、円筒金型ローラと超音波発振部とによって積層されたシートの溶着、切断を併せて行うことで工程を短縮でき、当該工程の短縮によって不具合等のロスを低減でき、工程の短縮に伴って各工程に必要となる設備の専有スペースが不要となり、設備の専有面積も低減でき、工程の短縮に伴って処理時間が短縮されることによって、生産効率を向上させる効果を得ることができ、
シート導入側ローラと排出側ローラとの間に、積層されたシートの底面側を案内するガイド部と、超音波発振部として当接面を有するホーンを備えることで、積層されたシートの底面全体はガイド部状を移送されつつ、円筒金型ローラの押圧手段及び切断手段によって当該シートを押圧する部分がホーンとの十分な接触を保持できることとなり、製品となる中敷の品質を確保することができ、前記一対のシート導入側ローラの一端に夫々シート導入側ギアを設け、前記円筒金型ローラの一端に金型用ギアを設け、前記一対の排出側ローラの一端に夫々排出側ギアを設け、駆動源からの動力が伝達される駆動ギアを設け、該駆動ギアからの直接又は間接的に各シート導入側ギア、金型用ギア及び各排出側ギアへ動力が伝達され、シート導入側ローラ、円筒金型ローラ及び排出側ローラが稼働するものとすることで、一の動力源から各ギアを制御させることで、取扱いを容易とすることができ、
円筒金型ローラは、その周面上の両端近傍に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるためのガイド押圧部を列設し、当該ガイド押圧部は、少なくとも左右夫々に幅方向へ所定間隔で2列以上形成した中敷の製造装置としたから、複数の積層されたシートを円筒金型ローラ及びホーンの当接面で挟んで移送する際に、シートが左右外方へ適度に引っ張るように作用するため、当該シート各部の皺寄りや噛み込み等の不良を抑制することができる中敷の製造装置を実現した。
以下に、本発明の実施例に係る中敷の製造方法並びに中敷の製造装置1について説明する。尚、図1から図3中の白抜き矢印は、前記製造装置1へのシートの導入方向を示す。
本実施例に係る中敷の製造装置1は、二枚のシートを供給するシート供給ラインの下工程に配置する。具体的には、図1に示すように、搬入用コンベア2の後方に配置する。
尚、本実施例においては、上側シート30はポリエステル製シートを起毛して形成したボア生地とし、下側シート40はポリエステル製の不織布を用いるものとしている。
本実施例に係る中敷の製造装置1は、図1及び図2に示すように、金属製の枠材及び板材によって構成される本体部内に、上工程側で上下に配置される一対のシート導入側ローラ(上側を第一導入側ローラ11a、下側を第二導入側ローラ11bとする。)と、製品となる中敷を排出する下工程側で上下に配置される一対の排出側ローラ(上側を第一排出側ローラ12a、下側を第二排出側ローラ12bとする。)と、前記第一シート導入側ローラ11a及び第一排出側ローラ12aの間に配置される円筒金型ローラ10と、円筒金型ローラ10の下方に配置される超音波発振部であるホーン13を有する。
また、中敷の製造装置1は、動作に必要なスイッチ類を含む操作部、超音波発振装置19を備える。
前記各ローラが、動力源からの動力の供給により、同時に協働するための構成を有する。
図3に示すように、第一導入側ローラ11aの右端には第一導入側ギア110a、第二導入側ローラ11bの右端には第二導入側ギア110b、第一排出側ローラ12aの右端には第一排出側ギア120a、第二排出側ローラ12bの右端には第二排出側ギア120bを備える。
円筒金型ローラ10の右端には金型用ギア100を備える。金型用ギア100の下方には当該金型用ギア100と噛合する駆動ギア150aを備える。駆動ギア150aの前後には当該駆動ギア150aと噛合する中間ギア(上工程側を第一中間ギア150b、下工程側を第二中間ギア150cとする。)を備える。
第一導入側ギア110aの直径は第一導入側ローラ11aの直径よりも大きく形成されている。また、第二導入側ギア110bの直径は第二導入側ローラ11bの直径よりも大きく形成されている。前記第一導入側ギア110aと第二導入側ギア110bは噛合する。また、前記第一中間ギア150bと第二導入側ギア110bは噛合する。
同様に、第一排出側ギア120aの直径は第一排出側ローラ12aの直径よりも大きく形成されている。また、第二排出側ギア120bの直径は第二排出側ローラ12bの直径よりも大きく形成されている。前記第一排出側ギア120aと第二排出側ギア120bは噛合する。また、前記第二中間ギア150cと第二排出側ギア120bは噛合する。
第二導入側ローラ11b、第二排出側ローラ12bは、第一中間ギア150b、第二中間ギア150cは、夫々本体部に穿設して形成された軸受部によって保持されている。
これらの各ギアは、本体部のギア格納部15内に格納される。
また、本実施例に係る製造装置における操作部で前記モータの出力を制御することで、前記動力伝達ベルト150dを介して駆動ギア150aの回転スピードを調節できる。またこれに併せて、前記駆動ギア150aから従動する各ギアが同様に回転スピードの調節がされる。前記モータの出力の制御、即ち、ギアの回転スピードの調節は、製造装置1の操作部に設けたスピード調節摘みを用いて行う。当該構成によって、中敷を構成する種々の積層されたシートsの種類や枚数、厚さに対応してギアスピードをコントロールできる。
本実施例においては、概ね20〜30枚/分の処理速度においても安定して稼働できる。
図1及び図2に示すように、第一導入側ローラ11a及び第一排出側ローラ12aの間に、ガイド部を構成する二枚のガイド板(上工程側ガイド板14a及び下工程側ガイド板14b)が前後方向に水平に配置される。当該二枚のガイド板間には隙間を形成してあり、該隙間内であって上工程側ガイド板14a寄りの位置に、超音波発振部である前記ホーン13を配置してある。ホーン13は当接面13aを上方として、前記ガイド板よりも低い位置としてある。
中敷の製造装置に付属する超音波発振装置19は、積層されたシートの素材や厚さ等に応じて、最適な溶着、切断を行えるように、制御することができる。制御は超音波発振装置19における調節スイッチの操作によって行うことができる。
本実施例に係る円筒金型ローラ10は、図4に示すように、両端部にガイドブロック16を備えており、更にその一端には金型用ギアを備えている。当該円筒金型ローラ10は、左右一足分の中敷を取るように設計されている。
即ち、左右の各中敷の輪郭を切断して形成する切断手段である切断刃部102と、使用者の足のサイズに応じて後に使用者がカットする目安となる選択輪郭線をエンボスとして形成するための押圧手段である押圧部101と、積層されたシートの皺寄りを低減若しくは防止するためのガイド押圧部103を、夫々、円筒金型ローラ10の周面に形成してある。
前記前記円筒金型ローラ10における切断刃部102は、中敷の輪郭形成位置に設けてある。押圧部101は中敷にエンボスを形成するために当該中敷形成位置内に設けてある。ガイド押圧部103は中敷形成部分を除いた部分に、左右二列として積層されたシートs全体を皺防止の範囲として設けてある。
切断刃部102と押圧部101は、円筒金型ローラ10の表面からの高さに相違があり、切断刃部102は押圧部101よりも約4mm程度高く形成してある。
また、切断刃部102の先端部は、特殊鋼によって形成してあり、超音波発振状態下におけるシートの切断を良好とするとともに、耐久性を向上させたものとしている。
また、切断刃部102のレイアウトは、左右の中敷の位置を前後にずらした状態としている。当該レイアウトによってより小さな円筒金型ローラ(即ち、より小さな面積のシート)で大きなサイズの中敷を得ることができる。
また、第一導入側ローラ11a及び第一排出側ローラ12aは、一端側にガイドブロック16を備えている。他端側はガイドブロック16を備え且つその先端側に前記第一導入側ギア、第一排出側ギア120aを夫々備えている。本体部には前記ガイドブロック16を案内する四本のガイド枠17aが設置されている。当該ガイド枠17a間の各空間のうち、上工程側の空間には第一導入ローラ11aのガイドブロック16が案内される。中央の空間には円筒金型ローラ10のガイドブロック16が案内される。下工程側の空間には第一排出側ローラ12aのガイドブロック16が案内される。
そして、前記一対のガイド枠17aの上端にはハンドル保持部材17bを架橋し、ハンドル保持部材17bの中央には雌螺子穴が貫通している。その上方に別途設けたハンドル18によって、前記ガイドブロック16が当該ガイド枠17aに沿って垂直に移動可能であり、また固定可能な構成としている。
ここで、当該ハンドル18のハンドル軸180は雄螺子となっている。また、前記ハンドル軸は当該雌螺子穴を貫通して螺合している。更に、ハンドル軸180の先端は、ガイドブロック16に形成された雌螺子16aと螺合可能な構成となっている。
このため、ハンドル保持部材17bとハンドル軸180との位置、及びハンドル保持部材17bとガイドブロック16との位置によって、ガイドブロック16に連結された第一導入側ローラ11a、円筒金型ローラ10、及び第一排出側ローラ12aの高さを決定できる。
以上の構成を備えた中敷の製造装置1を用いて、以下に示す工程により、中敷を製造する。
導入側に配置されたボア生地のロール(上側シートロール3)及び下側シート40をポリエステル糸を含有する不織布シートのロール(下側シートロール4)を夫々搬入用コンベア2上で重合し、中敷の製造装置1の第一シート導入側ローラ11a、第二シート導入側ローラ11b間に当該重合した複数のシートを導入する。
この状態において、中敷の製造装置1の電源を投入する。
電源投入により、前記動力源が駆動し、駆動ギア150aに動力伝達ベルト150d(又はチェーン)を介して動力が伝動する。
駆動ギア150aが図示されない動力源(本実施例においてはモータ)から動力伝達ベルト150d(又はチェーン)を介して駆動されると、これに噛合した金型用ギア100、第一中間ギア150b、第二中間ギア150cが従動する。
また第一中間ギア150bと噛合する第二導入側ギア110bと、該第二導入側ギア110bに噛合する第一導入側ギア110aが夫々従動する。
第二中間ギア150cと噛合する第二排出側ギア120bと、該第二排出側ギア120bに噛合する第一排出側ギア120aが夫々従動する。
この結果、第一導入側ローラ11a、円筒金型ローラ10、第一排出側ローラ12aは全て同方向に回転し、これらのローラと協働するように、第二導入側ローラ11b及び第二排出側ローラ12bが、逆方向に回転する。
これらのギアの動作によって、積層されたシートsは中敷の製造装置1内に導入される。
また、超音波発振装置が稼働し、ホーン13が超音波により発振する。
第一シート導入側ローラ11a及び第二シート導入側ローラ11bで圧縮され導入されたシートは、上工程側ガイド板14a上を通過し、ホーン13の当接面13aと円筒金型ローラ10との間を通過する。
円筒金型ローラ10の周面に形成される押圧部101は、前記ホーン13の当接面13aとによって、積層されたシートsを押圧挟持するとともに、当該ホーン13の発振によって、下側シート40を溶融し、上側シート30と当該下側シート40とを溶着し、併せてエンボスを形成する(図5参照。)。
ここで、円筒金型ローラ10の左右端側の周面には、図3に示すように、シートをやや外側へ押し広げるように、斜めライン輪郭を有するシート皺防止用のガイド押圧部103を左右二列に配置している。
即ち、当該ガイド押圧部103は、当該金型ローラ10の回転方向に対して斜めとなるように凸部を形成してある。また、当該凸部のうち前端は後端よりも円筒金型ローラ10の幅方向中央寄りに形成してある。当該構成とすることにより、ガイド押圧部103とホーン13との挟持位置が、当該円筒金型ローラ10の回転に伴って、徐々に幅方向外側へ移動する。従って、挟持されたシートは、挟持位置の幅方向外側への移動に伴い、同方向に移動され、シート全体が当該外側に押し広げるようになる。
当該シート皺防止用のガイド押圧部103を、中敷形成部分を除いた部分に、左右二列としてシート全体を皺防止の範囲として設けることにより、本実施例に示したボア生地のような厚手のシートや三層以上のシートからなる中敷であっても、確実に固定して移送できる。
また、円筒金型ローラ10の周面に形成される切断刃部102は、発振状態のホーン13とともに積層されたシートsを強固に挟み込みつつ溶融、切断し、積層されたシートsから製品化された中敷を分離可能な状態とする。
積層されたシートsのうち切断手段及び押圧部101によって押圧若しくは切断されない部分は円筒金型ローラ10の周面の対応する位置に突起がないことによって、超音波による影響を殆ど受けることがなく、中敷に適したシートの柔軟性等の性質が保持される。
中敷が分離可能な状態となった積層されたシートsは、本発明における第三工程として、下工程側ガイド板14b上を進み、第一排出側ローラ12a及び第二排出側ローラ12bに挟持押圧された後、下工程側へ排出される。
下工程側では製品化された中敷が積層されたシートsから分離して排出される。シートsから分離された分離片52は、下方に準備された図示されない分離片廃棄用箱に落下させて簡単に回収廃棄できる。
尚、本発明は上記実施例に限るものではない。例えば、中敷を構成するための複数のシートは三枚以上のシートであってもよく、上側シート30、下側シート40、及びこれらの間に介在される第一中間シート(若しくは第二以降の中間シートを積層する場合も含む。)を夫々ロールとしてシート導入側ローラへ導入するものとすることもできる。例えば、上側シート30としてパイル生地、下側シート40として不織布、第一中間シートとしてポリエステル糸で織成したシートとし、上記実施例と同様の処理を行うこともできる。
また、一般の中敷きと同様に、シートは、中敷の通気性を確保できる素材を用いることもでき、例えば、職成したシートの他、編成したシート、連続気泡を有する発泡シート等を用いることもできる。前記シート供給ラインのレイアウトは、積層するシートの枚数等によって適宜変更できる。
尚、上記実施例は、ポリエステル製シート相互を積層し、相互に溶融するものとしているが、本発明はこれに限るものではなく、例えば芯材に低融点の鞘材を捲回してなる鞘芯モノフィラメント糸を有するシートを用い、低融点の鞘成分が溶融することを当該シート相互の溶着に利用することもできる。また、例えば、ホットメルト接着剤等の熱溶融シートを、中敷を構成するシートの一つとして用いることもできる。
また上記実施例において、円筒金型ローラ10の周面に形成したガイド押圧部103は、回転方向に対して斜めとなるように凸部の前端が後端よりもローラの幅方向中央寄りとなる構成としているが、本発明においては上記実施例に限定されるものではなく、当該斜めは直線状に斜めである場合の他、前端と後端が斜め位置に配置されることを意味しており、その間が曲線状であってもよい趣旨である。
また、当該構成を備えていれば、例えば、前端相互の距離より後端相互の距離が大きくなるように左右対称に配置して、シートを左右両側へ押し広げるものとすることも含む。
1 中敷の製造装置
10 円筒金型ローラ
100 金型用ギア
101 押圧手段(押圧部)
102 切断手段(切断刃部)
103 ガイド押圧部
11a 第一シート導入側ローラ
110a 第一導入側ギア
11b 第二シート導入側ローラ
110b 第二導入側ギア
12a 第一排出側ローラ
120a 第一排出側ギア
12b 第二排出側ローラ
120b 第二排出側ギア
13 ホーン(超音波発振部)
13a 当接面
14a 上工程側ガイド板
14b 下工程側ガイド板
15 ギア格納部
150a 駆動ギア
150b 第一中間ギア
150c 第二中間ギア
150d 動力伝達ベルト(又はチェーン)
16 ガイドブロック
16a 雌螺子
17a ガイド枠
17b ハンドル保持部材
18 ハンドル
180 ハンドル軸
19 超音波発振装置
2 搬入用コンベア
3 上側シートロール
30 上側シート
4 下側シートロール
40 下側シート
5 中敷
50 切断ライン
51 エンボス
52 分離片
s 積層されたシート

Claims (9)

  1. 積層したシートに対する押圧手段及び切断手段を周面上に備える円筒金型ローラと、超音波発振部とによって、前記積層したシートを挟み込んで、当該シートの一部を溶着及び切断し、中敷を形成することを特徴とする中敷の製造方法。
  2. 複数のシートを重合積層する第一工程と、前記円筒金型ローラと前記超音波発振部により前記積層されたシートの溶着、切断を同時に行う第二工程と、得られた中敷を排出する第三工程を備え、
    円筒金型ローラにおける前記切断手段は、ローラ周面からの突出量が前記押圧手段の突出量より大であり、超音波発振部は当接面を有するホーンとし、
    前記第二工程は、超音波発振状態のホーンの前記当接面上で前記押圧突部が前記積層されたシートを押圧して当該積層されたシート相互を溶着し、且つ、前記超音波発振状態のホーンの当接面上で前記切断刃部が前記積層されたシートを切断することを特徴とする請求項1記載の中敷の製造方法。
  3. 第一工程は、複数のシートを積層するための一対のシート導入側ローラを有し、第三工程は中敷を排出する一対の排出側ローラを有し、
    第二工程は、積層されるシートの底面側を案内するガイド部を有し、
    前記第一工程の一対のシート導入側ローラのうち少なくとも一方のシート導入側ローラは、当該第一工程の他方のシート導入側ローラとの距離を調節可能とすることを特徴とする請求項2記載の中敷の製造方法。
  4. 第三工程の一対のシート排出側ローラのうち少なくとも一方のシート排出側ローラは、当該第三工程の他方のシート排出側ローラとの距離を調節可能とすることを特徴とする請求項3記載の中敷の製造方法。
  5. 円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、
    前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の中敷の製造方法。
  6. 前記積層されるシートの少なくとも1枚のシートには、モノフィラメントの表面を低融点ポリマーで被覆してなる鞘芯モノフィラメント糸を含むシートとして、当該低融点ポリマーを、超音波手段を用いて溶着させることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の中敷の製造方法。
  7. 複数のシートを重合積層して導入する一対のシート導入側ローラと、当該積層されたシートの溶融及び切断を行うための円筒金型ローラ及び超音波発振部と、中敷を排出する一対の排出側ローラを上工程から下工程へ順次備え、
    前記シート導入側ローラと前記排出側ローラとの間に、積層されたシートの底面側を案内するガイド部を備えたことを特徴とする中敷の製造装置。
  8. 前記一対のシート導入側ローラの一端に夫々シート導入側ギアを設け、前記円筒金型ローラの一端に金型用ギアを設け、前記一対の排出側ローラの一端に夫々排出側ギアを設け、
    駆動源からの動力が伝達される駆動ギアを設け、該駆動ギアからの直接又は間接的に各シート導入側ギア、金型用ギア及び各排出側ギアへ動力が伝達され、シート導入側ローラ、円筒金型ローラ及び排出側ローラが稼働することを特徴とする請求項7記載の中敷の製造装置。
  9. 円筒金型ローラは、その周面上の少なくとも幅方向左右の各複数箇所に、積層された複数のシートを幅方向へ押し広げるガイド押圧部を列設したのものとし、
    前記ガイド押圧部は、回転方向に交差し且つその前端が後端よりも当該円筒金型ローラの幅方向中央寄りに配置される凸部を有することを特徴とする請求項7又は8記載の中敷の製造装置。
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