JP6010962B2 - 衛生用紙の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、第1のティシュと第2のティシュとを相互に重ね合わせた状態で接合してなる衛生用紙の製造方法に関する。
トイレットロールやキッチンロールなどの衛生用紙がロール状に巻回されたロール状衛生用紙においては、用紙自体にある程度の柔軟性や肌触りの良さが要求されることが多い。このような要求を満たすため、用紙にエンボス加工を施したり、より薄い柔軟な用紙を複数枚積層したり、あるいは柔軟剤を用紙に添加したりすることが広く行われている。特に、エンボス加工は用紙に含まれる繊維を破壊することができる上、エンボスデザインによって他の商品との識別化が容易となるため、様々なエンボスパターンが特許文献1などで提案されている。
衛生用紙をエンボス加工するためのエンボス加工装置としては、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示されたエンボス加工装置は、金属製のエンボスロールとこのエンボスロールに押し付けられるラバーロールとの間に衛生用紙を送り込んで衛生用紙にエンボス加工を施すようにしている。なお、このラバーロールに代えて金属ロールを使用するエンボス加工装置も周知であるが、何れのエンボス加工装置においても、エンボス形成時に紙繊維の一部を破壊する工程を含んでいる。そして、この紙繊維の一部の破壊により、衛生用紙に柔軟性が与えられると共に良好な肌触りが得られる。
このようなエンボス加工装置の使用に際し、衛生用紙の紙質の変化に拘らず衛生用紙に対して常に良好なエンボス加工を施すことができるようにしなければならない。そのために、エンボスロールから繰り出されるエンボス加工後の衛生用紙の搬出速度に対し、エンボスロールに向けて繰り込まれるエンボス加工前の衛生用紙の搬入速度を衛生用紙の紙質に応じて微調整する必要がある。同様に、エンボスロールとラバーロールや金属ロールとの間隔も衛生用紙の紙質に応じて微調整する必要がある。
特開2011−212866号公報 特開2007−136861号公報
ところが、従来のエンボス加工装置では、衛生用紙の紙質の変化に対応する為には、エンボスロールユニットまたはその上流の搬送ロールユニットを交換する必要があり、作業が煩雑であった。すなわち、従来のエンボス加工装置では、エンボスロールの周速がエンボスロールの上流に並置される搬送ロールの周速よりも速く設定され、この速度差により衛生用紙に一定の張力が付与されつつエンボスが付与される。この場合、エンボスロールの周速とその上流の搬送ロールの周速との速度差を一定に保ち、柔軟剤の添加などによって衛生用紙に柔軟性を付与することにより、衛生用紙の紙質を柔らかく保ち、良好な肌触りが得られるようにしている。しかしながら、このような処理によって衛生用紙の引張強度が低下してしまい、その結果、衛生用紙が部分的に破れたり、途中で切断してしまうという問題があった。
そこで、衛生用紙の紙質の変化に対応してエンボスロールと搬送ロールとの周速差を調整するため、エンボスロールまたはその上流の搬送ロールに駆動力を伝達する駆動プーリーや駆動ギヤを交換する必要があり、極めて煩雑であった。
本発明の目的は、衛生用紙の紙質の変化に簡単に対応できる衛生用紙の製造方法を提供することにある。
本発明による衛生用紙の製造方法は、第1のティシュと第2のティシュとを相互に重ね合わせた状態で接合してなる衛生用紙の製造方法あって、第1の原反ロールスタンドから第1の原反ティシュを一定の周速で回転する第1のエンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、前記第1のエンボスロールユニットを用いて前記第1の原反ティシュに第1のエンボスパターンを形成するステップと、第2の原反ロールスタンドから第2の原反ティシュを一定の周速で回転する第2のエンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、前記第2のエンボスロールユニットを用いて前記第2の原反ティシュに前記第1のエンボスパターンとは異なる第2のエンボスパターンを形成するステップと、前記第1のエンボスパターンが形成された前記第1の原反ティシュおよび前記第2のエンボスパターンが形成された前記第2の原反ティシュを接合用エンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、前記接合用エンボスロールユニットにて前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュを相互に重ね合わせた状態でこれらに接合用エンボスパターンを一体的に形成し、前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュを一体的に接合した原反衛生用紙を得るステップと、前記接合用エンボスパターンが形成された前記原反衛生用紙を所定の幅寸法に切断して個々の衛生用紙を得るステップとを具え、前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに向けて前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュをそれぞれ送り込むそれぞれの前記ステップは、前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの給送速度を前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ前記一定の周速に維持したまま、前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更するステップを含むことを特徴とするものである。
本発明においては、最適なエンボス加工がなされるように、ウェブの紙質などの変更に応じてウェブの給送速度が無段階で変更される。結果として、エンボスロールユニットの周速に対するウェブ給送手段によるウェブの給送速度が変わり、最適なエンボス加工状態へと調整される。
本発明による衛生用紙の製造方法において、第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの給送速度を第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ一定の周速に維持したまま第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットに送り込まれる第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更するステップは、可変速モーターを用いて行われるものであってよい。
第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの給送速度を第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ一定の周速に維持したまま第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットに送り込まれる第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更するステップは、駆動プーリーと、ピッチ径を任意に変更し得る可変プーリーと、これら駆動プーリーおよび可変プーリーに巻き掛けられる無端ベルトと、この無端ベルトの張力を一定に保持するためのベルト張力調整手段とを用いて行われるものであってよい。
本発明の衛生用紙の製造方法によると、ウェブの給送速度をエンボスロールユニットの周速に対して無段階で変更するので、ウェブの紙質などが変わった場合でも最適なエンボス加工を容易に行うことができる。
エンボスロールユニットの一方にピッチ径を任意に変更し得る可変プーリーを連結した構成を用いた場合、エンボスロールユニットの周速が一定となるように、ウェブの給送速度を無段階で変更することができる。
可変速モーターを用いた場合、第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの給送速度を第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットの周速に対して無段階で容易に変更することができる。
駆動プーリーと、可変プーリーと、無端ベルトと、ベルト張力調整手段とを用いた場合、第1の原反ティシュおよび第2の原反ティシュの給送速度を第1のエンボスロールユニットおよび第2のエンボスロールユニットの周速に対して無段階で変更することができる。エンボスロールユニットの一方にピッチ径を任意に変更し得る可変プーリーを連結した構成を用いた場合、エンボスロールユニットの周速を一定に維持したまま、ウェブの給送速度を無段階で変更することができる。
本発明の対象となったトイレットロールの一例の外観を表す立体投影図である。 イレットロールに対して本発明を適用した一実施形態における製造ラインの一部を模式的に表す概念図である。 図2に示した製造ラインにおけるエンボス加工部の側面形状を模式的に表す概念図である。 図3に示したエンボス加工部において、動力伝達機構の主要部を抽出拡大した平面図である。 図4中の主要部の右側面形状の拡大図である。 エンボス加工部の他の一実施形態の側面形状を模式的に表す概念図である。 図6に示したエンボス加工部において、動力伝達機構の主要部を抽出拡大した平面図である。
本発明をエンボス加工されるトイレットロールに適用した実施形態について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施形態に限らず、トイレットロール以外のエンボス加工が施される、例えばキッチンロールなどの他の衛生用紙に対して適用させることも可能である。
本発明の対象となるトイレットロールの実施形態の外観を図1に示す。本実施形態におけるトイレットロール10は、表面ティシュ11と裏面ティシュ12とを重ね合わせた積層連続シート13を円筒状の巻き芯14に所定長巻回したものである。しかしながら、さらに1枚以上のシートを重ね合わせて連続シートを構成したり、あるいは表面ティシュ11のみで連続シートを構成することも可能である。
表面ティシュ11には、裏面ティシュ12との重ね合わせ面側に突出する多数の第1エンボス部11aが図1に示す如き反復パターンにてそれぞれ形成されている。同様に、裏面ティシュ12には、表面ティシュ11との重ね合わせ面側に突出するように多数の第2エンボス部12aが整列状態で所定間隔毎に形成されている。このように、第1エンボス部11aおよび第2エンボス部12aを表面ティシュ11と裏面ティシュ12との重ね合わせ面側に突出させたことにより、表面ティシュ11および裏面ティシュ12の表面の手触りを良好に保つことができる。これら表面ティシュ11および裏面ティシュ12に形成される第1エンボス部11aおよび第2エンボス部12aのパターンは、必要に応じて図示以外の任意のパターンのものを採用することが可能である。
積層連続シート13の幅方向両側縁には、その長手方向に沿って延在する接合用エンボス部11b,12bが積層連続シート13の表裏両面から外側に突出しないように形成されている。これら接合用エンボス部11b,12bは、表面ティシュ11と裏面ティシュ12とを一体的に接合する接合領域を画成し、積層連続シート13の幅方向両側縁部からの表面ティシュ11と裏面ティシュ12との剥離を抑制することができる。
このようなトイレットロール10の製造設備を模式的に図2に示す。原反ティシュスタンド20には、原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rが配されており、これら原反ティシュロール11R,12Rは、製品となるトイレットロール10の幅の数倍から二十数倍の幅を有する。原反ティシュロール11R,12Rの上方には、これらを所定の速度で回転させるティシュ繰り出し装置21がそれぞれ配されている。
ェブ給送手段の一部を構成するティシュ繰り出し装置21は、基端がブラケット22に回動可能に枢支されたアーム23と、このアーム23に掛け渡される無端ベルト24と、図示しない押し付け圧調整手段およびベルト駆動源とを有する。ブラケット22とアーム23との間に組み込まれる押し付け圧調整手段は、無端ベルト24が原反ティシュロール11R,12Rの外周面に所定の圧力で押し当たるように、片持ち状態にあるアーム23の先端側を保持する。ベルト駆動源は、無端ベルト24を所定速度で駆動し、摩擦力により原反ティシュロール11R,12Rを連れ回りさせる。これによって、帯状をなす長尺ティシュ11L,12Lが原反ティシュロール11R,12Rから一定速度で引き出されることとなるが、本実施形態におけるベルト駆動源は、無端ベルト24の旋回速度を電気的に無段階で調整できるようになっている。
原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rから引き出された帯状をなす長尺ティシュ11L,12Lは、原反ティシュスタンド20に隣接して配されたエンボス加工部25に送出される。このエンボス加工部25の下流側には、さらに巻取部26および末端処理部27が順に配されている。エンボス加工部25は、原反ティシュロール11R,12Rにそれぞれエンボス加工を施し、さらに接合用エンボス加工を施してこれらを一体化させる。巻取部26は、エンボス加工部25から送り出される長尺積層連続シート13Lを所定長さ毎に切断して長尺の巻き芯に巻き取り、長尺トイレットロール10Lとする。本実施形態においては、この巻取部26における長尺積層連続シート13Lの切断に先立ち、その幅方向に横切る破断用ミシン目を長尺積層連続シート13Lの長手方向に沿って一定間隔毎に形成するようにしている。末端処理部27は、巻取部26から排出される長尺トイレットロール10Lの末端部をその表面に糊付けし、長尺トイレットロール10Lが巻きほぐれないようにする。
なお、長尺トイレットロール10Lは、図示しない切断部に搬出され、所定幅に切断されて個々のトイレットロール10となる。切断後に残った長尺積層連続シート13Lの先端部は、巻取部26に配される新たな長尺の巻き芯に巻き付けられ、再び所定長の積層連続シート13Lがこの長尺の巻き芯に巻き取られるようになっている。
本実施形態におけるエンボス加工部25を抽出拡大して図3に示す。本実施形態におけるエンボス加工部25は、エンボスロールユニット28,29および搬送ロール30,31と、接合用エンボスロールユニット32と、弛み取りロール33と、これらが相隔てて取り付けられるフレーム34とを具えている。
表面および裏面ティシュ用の2組のエンボスロールユニット28,29は、エンボスロール28a,29aと、バックアップロール28b,29bとを有し、エンボスロール28a,29aはフレーム34に対して回転自在に取り付けられている。表面ティシュ用のエンボスロール28aの外周面には、図1に示した第1エンボス部11aのエンボスパターンに対応した凹凸部が形成されている。同様に、裏面ティシュ用のエンボスロール29aの外周面には、図1に示す第2エンボス部12aのエンボスパターンに対応した凹凸部が形成されている。表面ティシュ用のエンボスロール28aの直下には、表面ティシュ用のバックアップロール28bがエンボスロール28aとの対向方向に沿って移動可能に配され、これらの間に長尺ティシュ11Lが挿通される。同様に、裏面ティシュ用のエンボスロール29aの直上には裏面ティシュ用のバックアップロール29bがエンボスロール29aとの対向方向に沿って移動可能に配され、これらの間に長尺ティシュ12Lが挿通される。
バックアップロール28b,29bは、基端部が枢軸35,36を中心としてフレーム34に揺動可能に取り付けられたロールホルダー37,38に対してそれぞれ回転自在に取り付けられている。これらロールホルダー37,38の先端部は、一端がフレーム34にピン止めされた流体圧シリンダー39,40の他端部にそれぞれピン止めされている。従って、流体圧シリンダー39,40のピストンロッド39a,40aを引き戻すことにより、バックアップロール28b,29bがエンボスロール28a,29aの外周面に所定圧で押し当たる。この結果、これらの間を通過する長尺ティシュ11L,12Lにエンボス加工が施される。
ェブ給送手段の一部を構成する搬送ロール30,31は、上述したエンボスロールユニット28,29に挿通される長尺ティシュ11L,12Lの搬送方向に関してエンボスロールユニット28,29よりも上流側に配されている。これら表面ティシュ用および裏面ティシュ用の搬送ロール30,31は、先のティシュ繰り出し装置21と同期回転し、長尺ティシュ11L,12Lをエンボスロールユニット28,29に向けて送り込む。
接合用エンボスロールユニット32は、上下に対向するエンボスホイール32aと受けロール32bとを有し、受けロール32bは、エンボスロール28a,29aと共に同期回転するようにフレーム34に対して回転自在に取り付けられている。エンボスホイール32aおよび受けロール32bの外周面には、図1に示した接合用エンボス部11b,12bに対応したエンボスパターンが形成されている。受けロール32bの下方に位置するエンボスホイール32aは、基端がフレーム34にピン止めされた流体圧シリンダー41のピストンロッド41aの先端部に回転自在に取り付けられている。このエンボスホイール32aは、駆動回転する受けロール32bに対し、流体圧シリンダー41によって所定の押圧力で押し付けられる。
なお、エンボスホイール32aおよび受けロール32bの取り付け構造を逆にすることも可能である。すなわち、エンボスホイール32aをフレーム34に回転自在に取り付けてエンボスロール28a,29aと共に同期回転させるようにしてもよい。この場合、受けロール32bを上述したバックアップロール28b,29bと同様に流体圧シリンダー41によってエンボスホイール32aの外周面に押し付け、摩擦力によって連れ回りさせることができる。
エンボスロール28a,29aならびに接合用エンボスロールユニット32の少なくとも凹凸部分は金属にて形成されているが、バックアップロール28b,29bの表面部分は、弾性変形可能な硬質合成ゴムなどの硬質なゴム状弾性体にて形成されている。
エンボス加工部25から巻取部26に引き出される長尺積層連続シート13Lの弛みを取るための弛み取りロール33は、接合用エンボスロールユニット32の上方に配されている。この弛み取りロール33を回転自在に支持する弛み取りアーム42の基端部は、枢軸43を介してフレーム34に回転自在に取り付けられている。
上述したエンボスロールユニット28,29および搬送ロール30,31と、接合用エンボスロールユニット32,弛み取りロール33ならびに枢軸35,36,43の回転軸線は、相互に平行に設定されている。エンボスロール28a,29aおよび受けロール32bには、これらを同期回転させるための図示しない動力伝達機構が組み付けられている。他のエンボスホイール32aやバックアップロール28b,29bなどは原反ティシュロール11R,12Rの搬送に伴う摩擦力によって従動回転するようになっている。
表面ティシュ用のエンボスロール28aに関する動力伝達機構の部分を抽出拡大して図4に示し、その右側面形状を模式的に図5に示すが、裏面ティシュ用のエンボスロール29aに関する動力伝達機構も全く同じ構成を有している。本実施形態におけるエンボス加工部25には、一定の周速で回転するエンボスロールユニット28,29に対し、長尺ティシュ11L,12Lの給送速度を無段階で変更する手段が組み込まれている。この長尺ティシュ11L,12Lの給送速度を無段階で変更する手段は、一対の駆動プーリー44a,44bと、可変プーリー45と、無端ベルト46と、ベルト張力調整手段47とを有する。一方の駆動プーリー44aは、ウェブ給送手段の一部である搬送ロール30,31に動力を伝達し、他方の駆動プーリー44bは、エンボスユニット28,29に動力を伝達する。操作ドラム48を手動または電動にて操作することによってピッチ径を任意に変更し得る可変プーリー45は、エンボスロール28a,29aに連結される。他方の駆動プーリー44bと可変プーリー45とに巻き掛けられる無端ベルト46は、ベルト張力調整手段47によってその張力が一定に保持される。
駆動プーリー44a,44bは駆動プーリー軸44cに取り付けられ、可変プーリー45は可変プーリー軸45cに取り付けられている。これら駆動プーリー軸44cおよび可変プーリー軸45cは、フレーム34に一体的に固定されたサブフレーム49に対し、これらの回転軸線が相互に平行となるように回転自在に取り付けられている。この場合、駆動プーリー軸44cおよび可変プーリー軸45cは、これらの回転軸線がエンボスロール28a,29aの回転軸線に対して直交状態となるように配されている。駆動プーリー軸44cには、ウェブ給送手段を駆動するための駆動源である原動機50が図示しない減速機を介して連結されている。本実施形態における原動機50は、これに対する供給電圧または供給電流を調整することにより、その回転速度を無段階で変更することができる可変速モーター、つまりサーボモーターであり、先のティシュ繰り出し装置21におけるベルト駆動源を兼ねている。フレーム34の外側に突出するエンボスロール28a,29aの長手方向一端部に形成されたボス部51には、従動傘歯車52が固定されており、この従動傘歯車52と噛み合う駆動傘歯車53が先の可変プーリー軸45cに取り付けられている。
駆動プーリー軸44cの回転速度を変更しても、エンボスロール28a,29aの周速があらかじめ設定した周速となるように、可変プーリー45のピッチ径を無段階で変更することが可能である。これは、可変プーリー45の操作ドラム48を手動または電動にて操作することによって行うことができる。より具体的には、駆動プーリー軸44cの回転速度を低下させた場合には可変プーリー45のピッチ径を増大させ、逆に駆動プーリー軸44cの回転速度を上昇させた場合には可変プーリー45のピッチ径を減少させる。これによって、エンボスロール28a,29aの周速を一定に維持することができる。紙質なに応じてエンボスロール28a,29aに送り込む長尺ティシュ11L,12Lの給送速度の変更が必要な場合、原動機50の回転速度を変更すると共に可変プーリー45のピッチ径を変更する。これによりエンボスロール28a,29aの周速を常に一定に維持する。
なお、搬送ロール30,31用の一方の駆動プーリー44aから搬送ロール30,31までの間に上述したような可変速機構を組み込む必要はない。
本実施形態におけるベルト張力調整手段47は、サブフレーム49に取り付けられた流体圧シリンダー54と、この流体圧シリンダー54のピストンロッド54aの先端部に回転自在に取り付けられたテンションローラー55とを有する。流体圧シリンダー54に供給される流体により、テンションローラー55が所定の圧力で無端ベルト46の外周面に押し当てられ、無端ベルト46の旋回に伴って連れ回りする。このベルト張力調整手段として、本実施形態以外の任意の構成を採用することが可能である。例えば、駆動プーリー44bを搬送ロール30,31と共に可変プーリー45との対向方向に沿ってサブフレーム49に対し変位可能に取り付ける。そして、流体圧シリンダーを用いて駆動プーリー44bを搬送ロール30,31と共に可変プーリー45から離れる方向に付勢する。
このように、原反表面ティシュロール11Rおよび原反裏面ティシュロール12Rから引き出された帯状をなす長尺ティシュ11L,12Lは、エンボス加工部25にてエンボス加工が施され、それぞれ第1および第2エンボス部11a,12cが形成される。これにより、長尺ティシュ11L,12Lに張りとしなやかさとが与えられる。次いで、エンボスホイール32aと受けロール32bとの間を通過する間に接合用エンボス部11b,12bが形成され、長尺ティシュ11L,12Lが相互に重ね合わされ、積層状態で一体的に接合される。
上述した傘歯車52,53を省略し、エンボスロール28a,29aおよび搬送ロール30,31にプーリー44b,45を直結することも可能である。また、原動機50を長尺ティシュ11L,12Lの給送手段ではなく、エンボスロールユニット28,29側に直結することも可能である。
このようなエンボス加工部25の他の実施形態の主要部の側面形状を図6に示し、その長尺ティシュ11L,12Lの給送速度を無段階で変更するための手段の一部を抽出拡大した平面形状を模式的に図7に示す。なお、これらの図6および図7において、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態において長尺ティシュ11L,12Lの給送速度を無段階で変更する手段は、駆動プーリー44bと、可変プーリー45と、無端ベルト46と、ベルト張力調整手段47とを有する。駆動プーリー44bはエンボスロール28a,29aに連結され、ピッチ径を任意に変更し得る可変プーリー45は搬送ロール30,31に連結される。これら駆動プーリー44bおよび可変プーリー45に巻き掛けられる無端ベルト46は、ベルト張力調整手段47によってその張力が一定に保持される。エンボスロール28a,29aには、これを駆動するための駆動源である原動機50が図示しない減速機を介して連結されている。この場合、先のティシュ繰り出し装置21の駆動源を別に設けることも可能であるが、搬送ロール30,31とティシュ繰り出し装置21とを動力伝達機構を介して連結し、搬送ロール30,31の回転をティシュ繰り出し装置21側に伝達するようにしてもよい。
本実施形態の場合、搬送ロール30,31に連結された可変プーリー45のピッチ径をその操作ドラム48を手動または電動にて操作するだけでよい。これにより、一定の周速で回転するエンボスロールユニット28,29に対する長尺ティシュ11L,12Lの給送速度を極めて容易に変更することができる。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
10 トイレットロール
10L 長尺トイレットロール
11,12 ティシュ
11a,12a エンボス部
11b,12b 接合用エンボス部
11R,12R 原反ティシュロール
11L,12L 長尺ティシュ
13 積層連続シート
13L 長尺積層連続シート
14 巻き芯
20 原反ティシュスタンド
21 ティシュ繰り出し装置
22 ブラケット
23 アーム
24 無端ベルト
25 エンボス加工部
26 巻取部
27 末端処理部
28,29 エンボスロールユニット
28a,29a エンボスロール
28b,29b バックアップロール
30,31 搬送ロール
32 接合用エンボスロールユニット
32a エンボスホイール
32b 受けロール
33 弛み取りロール
34 フレーム
35,36 枢軸
37,38 ロールホルダー
39,40 流体圧シリンダー
39a,40a ピストンロッド
41 流体圧シリンダー
41a ピストンロッド
42 弛み取りアーム
43 枢軸
44a,44b 駆動プーリー
44c 駆動プーリー軸
45 可変プーリー
45c 可変プーリー軸
46 無端ベルト
47 ベルト張力調整手段
48 操作ドラム
49 サブフレーム
50 原動機
51 ボス部
52 従動傘歯車
53 駆動傘歯車
54 流体圧シリンダー
54a ピストンロッド
55 テンションローラー

Claims (3)

  1. 第1のティシュと第2のティシュとを相互に重ね合わせた状態で接合してなる衛生用紙の製造方法あって、
    第1の原反ロールスタンドから第1の原反ティシュを一定の周速で回転する第1のエンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、
    前記第1のエンボスロールユニットを用いて前記第1の原反ティシュに第1のエンボスパターンを形成するステップと、
    第2の原反ロールスタンドから第2の原反ティシュを一定の周速で回転する第2のエンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、
    前記第2のエンボスロールユニットを用いて前記第2の原反ティシュに前記第1のエンボスパターンとは異なる第2のエンボスパターンを形成するステップと、
    前記第1のエンボスパターンが形成された前記第1の原反ティシュおよび前記第2のエンボスパターンが形成された前記第2の原反ティシュを接合用エンボスロールユニットに向けて送り込むステップと、
    前記接合用エンボスロールユニットにて前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュを相互に重ね合わせた状態でこれらに接合用エンボスパターンを一体的に形成し、前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュを一体的に接合した原反衛生用紙を得るステップと、
    前記接合用エンボスパターンが形成された前記原反衛生用紙を所定の幅寸法に切断して個々の衛生用紙を得るステップと
    を具え、
    前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに向けて前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュをそれぞれ送り込むそれぞれの前記ステップは、前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの給送速度を前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ前記一定の周速に維持したまま、前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更するステップを含むことを特徴とする衛生用紙の製造方法。
  2. 前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの給送速度を前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ前記一定の周速に維持したまま前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更する前記ステップは、可変速モーターを用いて行われることを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙の製造方法。
  3. 前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの給送速度を前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットの周速をそれぞれ前記一定の周速に維持したまま前記第1のエンボスロールユニットおよび前記第2のエンボスロールユニットに送り込まれる前記第1の原反ティシュおよび前記第2の原反ティシュの紙質に応じて無段階で変更する前記ステップは、駆動プーリーと、ピッチ径を任意に変更し得る可変プーリーと、これら駆動プーリーおよび可変プーリーに巻き掛けられる無端ベルトと、この無端ベルトの張力を一定に保持するためのベルト張力調整手段とを用いて行われることを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙の製造方法。
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