JPH11188804A - 抜きカス回収機構付回転式シート打抜装置 - Google Patents

抜きカス回収機構付回転式シート打抜装置

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JPH11188804A
JPH11188804A JP9367549A JP36754997A JPH11188804A JP H11188804 A JPH11188804 A JP H11188804A JP 9367549 A JP9367549 A JP 9367549A JP 36754997 A JP36754997 A JP 36754997A JP H11188804 A JPH11188804 A JP H11188804A
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punching
sheet
cylinder
scrap
punching cylinder
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JP9367549A
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Hiroshi Mizuno
博 水野
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MIZUNO MOKKO SEWING MACHINE SUKASHIBORI KOGYOSHO KK
Chiyoda Corp
Original Assignee
MIZUNO MOKKO SEWING MACHINE SUKASHIBORI KOGYOSHO KK
Chiyoda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成がより単純で安価であり、しかも加
抜きカスの分離・排出を確実に行なうことができる回転
式打抜装置を提供する。 【解決手段】 回転式打抜装置35は、シート搬送路の
下側に打抜シリンダ15が配置され、これに湾曲型4が
取り付けられる。湾曲型4においては、打抜シリンダ1
5の母線に対し鋭角に傾斜して設けられたX方向打抜刃
と、同じく打抜シリンダの周方向に対し鋭角に傾斜し設
けられたY方向打抜刃を設けることで、打抜刃15がシ
ートWに対して同時に相当長さで食い込むことを回避で
き、打抜き後の製品部分Wxと抜きカスWrとの分離も確
実に行うことができる。また、抜きカスWrは製品部分
Wxと比較して重量が小さいことから、打抜シリンダ1
5の回転による遠心力で上方に跳ね上げられるようにし
て排出されることとなる。そこで、これを製品部分回収
機構90よりも上方に配置された抜きカス回収機構10
0により回収することで、抜きカスWrの製品部分Wxと
の分離を極めてスムーズかつ高能率で行うことが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する打抜シリ
ンダとシート受け部材との間にシートを挟んで送りつ
つ、箱等の展開形態を形成するための打抜きを行うため
の回転式シート打抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような打抜装置にてシートを打ち
抜く場合、その打ち抜かれた製品部分の外側に抜きカス
が生ずる。従来、この抜きカスが打抜刃に嵌まったまま
抜けずに連れ回ることを防止するために、打抜型の外縁
部分にいわゆるステ刃を設け、このステ刃によって抜き
カスを分断することが広く行なわれている。しかしなが
ら、打抜きの繰返しによる摩滅等により刃の切れ味が低
下すると、ステ刃で分断されたカスと製品部分との分断
が完全に進行せず、製品とつながった状態で排出されて
しまう問題が生ずることがある。また、段ボールシート
に取手孔等を形成する場合は、製品部分の内側にも抜き
カスが生ずることがある。このような抜きカスは特に打
抜刃内に嵌まりやすく、ステ刃による効果も期待できな
い。
【0003】また、打抜シリンダ上の打抜刃のうち、そ
の円周方向に沿って円弧状に延びるY方向の打抜刃は、
シリンダの回転に従ってシートに食い込んでいくため比
較的加工負荷が小さいのに対し、シリンダの母線に沿っ
て直線状に延びるX方向の打抜刃は、打抜シリンダのあ
る回転位相で、段ボールシートに対し1度に所定の長さ
で衝突するため、瞬間的に大きな荷重が作用する。従っ
て、該X方向打抜刃では直線状の押切り方式となり、段
ボールシートに刃が一括して食い込む形態になるので、
段ボールシートの場合は潰れ、切断面の傾斜、切断面の
凹凸等が生じやすく、抜きカスの分離・排出がますます
阻害されやすくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この問題を解
決するために、特開昭53−11387号公報には、中
空に形成した打抜シリンダの外周面に、ストリッピング
ピンを出入り可能に設けるとともに、内側にストリッピ
ングシリンダを偏心配置した装置が開示されている。こ
の装置構成では、打抜後に打抜シリンダが回転するに伴
い、その内側に偏心配置されたストリッピングシリンダ
がストリッピングピンを付勢して打抜シリンダの外周面
から突出させ、抜きカスをこれで外向きに押し出して除
去するようにしている。しかしながら、該構成でも抜き
カスの分離・排出状況は十分に改善されるとはいい難
く、かつストリッピングシリンダがストリッピングピン
を備えた打抜シリンダは構成が複雑であり、装置コスト
の高騰につながる欠点がある。
【0005】本発明の課題は、装置構成がより単純で安
価であり、しかも抜きカスの分離・排出を確実に行なう
ことができる抜きカス回収機構付回転式シート打抜装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
抜きカス回収機構付回転式シート打抜装置は、所定のシ
ートに展開形態を形成するための打抜きを行う回転式シ
ート打抜装置であって、上記課題を解決するために、シ
ート搬送路の下側に配置されて、自身の軸線まわりに回
転する打抜シリンダと、打抜シリンダの外周面に対応す
る円弧状断面を有する湾曲型本体、その湾曲型本体の母
線ひいては打抜シリンダの母線に対し鋭角に傾斜した傾
斜角で、かつ湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面か
ら突出するように固定されたX方向打抜刃、及び湾曲型
本体の円弧状周方向ひいては打抜シリンダの周方向に対
し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ湾曲型本体の外周面に
沿ってその外周面から突出するように固定されたY方向
打抜刃を備え、湾曲型本体において打抜シリンダの外周
に固定された回転湾曲型と、打抜シリンダの軸線と直角
なシート送り方向において打抜シリンダの上流側に設け
られ、X方向及びY方向打抜刃の傾斜に対応する向きと
角度でシート送り方向に対しシートを傾けて順次供給す
るシート供給装置と、打抜シリンダの下流側に配置さ
れ、該打抜シリンダによりシートから打ち抜かれた製品
部分を回収する製品部分回収機構と、同じく打抜シリン
ダの下流側において製品部分回収機構よりも上方に配置
され、打抜シリンダから、製品部分の排出経路よりも上
向きに排出される抜きカス部分を受け取ってこれを回収
する抜きカス回収機構と、を備えたことを特徴とする。
【0007】打抜シリンダに取り付ける湾曲型におい
て、上記X方向とY方向の2種類の打抜刃を用いること
により、打抜刃がシートに対して同時に相当長さで食い
込むことを回避でき、打抜シリンダの回転サイクルにお
いて衝撃荷重が発生しにくく、その結果、打抜シリンダ
の回転サイクルにおいて加工荷重の急激な変動を緩和
し、円滑でスムーズな打抜き回転状態が得られる。概念
的に言えば、打抜シリンダの母線方向の打抜刃又は罫線
刃がこれに対して鋭角に傾斜して配置されることにより
加工負荷は減少し、他方、打抜シリンダの円周方向の打
抜刃又は罫線刃がその円周方向に対し鋭角に傾斜して配
置されることで、円周方向に平行な形態に比べてある程
度は加工負荷が増加する場合もあり、全体として打抜シ
リンダの回転サイクルにおける加工負荷が均一になりや
すい。
【0008】以上のことから、打抜シリンダの軸受け部
や打抜刃・罫線刃の寿命が延び、また騒音の軽減にな
る。また、X方向・Y方向のいずれにおいても傾斜した
打抜刃により良好な切れ味や罫線深さが得られ、いわゆ
るムラ取りが不要となるほか、抜きカスが減少するとと
もに、段ボールシートの場合は潰れ、切断面の傾斜、切
断面の凹凸等が生じにくい。このことが商品価値を高め
るとともに、打抜き後の製品部分とカス部分との分離も
確実に行うことができる。
【0009】他方、打抜き後の製品部分とカス部分との
分離が促進されれば、抜きカス部分は製品部分と比較し
て重量が小さいことから、打抜シリンダの回転による遠
心力で上方に跳ね上げられるようにして排出されること
となる。そこで、これを製品部分回収機構よりも上方に
配置された抜きカス回収機構により回収することで、抜
きカスの製品部分との分離を極めてスムーズかつ高能率
で行うことが可能となる。また、打抜シリンダに、従来
のようなストリッピングシリンダやストリッピングピン
を設ける必要もなく、装置構成を単純化できる。
【0010】製品部分回収機構は、製品部分を下流側に
搬送する製品回収コンベアを含むものとでき、抜きカス
回収機構は、製品回収コンベアよりも搬送面が上方に位
置するように配置された抜きカス回収コンベアを含むも
のとすることができる。コンベアを用いることで、製品
部分と抜きカスとの搬送・排出をスムーズに行うことが
できる。
【0011】この場合、抜きカス回収コンベアは、製品
回収コンベアの上方において、その搬送路が該製品回収
コンベアの搬送路と交差する形態で配置することができ
る。この構成では、抜きカス回収コンベアにより、製品
回収コンベアの搬送路から側方に外れた位置へ抜きカス
を搬送することができ、ひいては抜きカスの回収を一層
スムーズに行うことができる。
【0012】また、抜きカス回収コンベアは、製品回収
コンベアの搬送路の幅方向中間位置から、それぞれ外向
きに搬送路が延びる2台のコンベアを含むものとして構
成できる。打抜きにより製品部分の幅方向左右に生ずる
抜きカスを、2台のコンベアにより分担回収すること
で、多量に発生する抜きカスを能率よくかつ確実に回収
することができる。
【0013】さらに、打抜シリンダから飛来する抜きカ
スが、抜きカス回収コンベアの反対側へ落下する(例え
ば飛び越える)ことを阻止するために、抜きカス回収コ
ンベアの搬送路の幅方向において打抜シリンダに面して
いるのと反対側の側縁には、該抜きカス回収コンベアの
搬送面から上方に立ち上がる抜きカス受けガイド部材を
設けることができる。これにより、抜きカス回収コンベ
アの反対側へ移動しようとする抜きカスは、この抜きカ
ス受けガイド部材に当たって跳ね返され、抜きカス回収
コンベア上へ確実に落下させることができ、これを回収
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
一実施例たる抜きカス回収機構付回転式シート打抜装置
(以下、単に打抜装置ともいう)35を示す。打抜装置
35は、湾曲型4が取り付けられる打抜シリンダ15、
及びこれを受ける受けシリンダ6を中核とする。その上
流側に段ボールシート等の方形にカットされたシートW
を1枚ずつ打抜シリンダ15側に供給するシート供給装
置36、シート供給装置36と打抜シリンダ15との間
に位置してシート供給装置36から供給されるシートW
を1枚ずつ打抜シリンダ15側に受け渡すフィードロー
ル37を備える。打抜シリンダ15と受けシリンダ6
は、互いに逆方向に回転し、これらの間に供給されるシ
ートWに対し回転しながら打抜き・罫線入れをし、下流
側に打抜き後のシートWs(製品部分及びカス部分)を
送り出す。なお、打抜シリンダ15はシートWの搬送路
の下側に、受けシリンダ6は上側に配置されている。
【0015】図2は、湾曲型4の一例を示す。該湾曲型
4は、円筒を軸方向に2つ割りしたような形態の湾曲型
本体3に、X方向螺旋刃1a、1b及びY方向螺旋刃2
a、2bが固定されて打抜き及び罫線入れのための湾曲
型4が構成されている。湾曲型本体3は半円弧状の厚手
の合板、合成樹脂その他適宜の材料からなる。X方向螺
旋刃1a、1bのうち、1aは段ボールシート等のシー
トを打ち抜くための螺旋打抜刃(X方向打抜刃)、1b
は段ボールシート等のシートに折曲げのための罫線を入
れる螺旋罫線刃とされる。同様にY方向螺旋刃2a、2
bのうち、2aが螺旋打抜刃(Y方向打抜刃)、2bが
螺旋罫線刃とされる。
【0016】そして、螺旋打抜刃1a、2aは、打ち抜
かれるべき展開形状部分(以下、製品部分という)Wx
の外形輪郭に対応した打抜輪郭線Wx’を形成するよう
に配置され、シートWは該輪郭線Ws’に沿って打ち抜
かれることとなる。なお、その打抜輪郭線Wx’の外側
領域、すなわち抜きカス部分に対応する領域には、図示
はしていないが、打抜時に抜きカス部分を分断するため
のステ刃が所定の間隔で複数設けられている。一方、螺
旋罫線刃1b、2bは、その打抜き輪郭の内側において
罫線を付ける位置に対応して設けられる。このような観
点から以下の説明では、X方向螺旋打抜刃1a、Y方向
螺旋打抜刃2a、X方向螺旋罫線刃1b、Y方向螺旋罫
線刃2bとも称するものとする。また、総称的に用いる
場合は、X方向螺旋刃1、Y方向螺旋刃2とも称する。
【0017】X方向螺旋刃1は、湾曲型本体3の母線方
向に対して鋭角の傾斜角θだけ傾斜し、またY方向螺旋
刃2は、湾曲型本体3の周方向に対し鋭角の傾斜角θだ
け傾斜している。この例でX方向螺旋刃1とY方向螺旋
刃2は平面に投影した形態で直角であるので、X方向螺
旋刃1の傾斜角θとY方向螺旋刃2の傾斜角θは等しく
なっているが、これらが異なっていてもよい。
【0018】図3はその螺旋状形態を三次元の幾何学的
に示すもので、(a)のようにX方向螺旋刃は、その仮
想円筒5の母線に対し傾斜角θで巻き付いた螺旋の一部
Xを用いるものといえる。また同図(b)に示すよう
に、Y方向螺旋刃は仮想円筒5の円周方向に対し傾斜角
θで巻き付いた螺旋の一部Yを用いるものといえる。
【0019】そして図2のように、X方向螺旋刃1及び
Y方向螺旋刃2は、湾曲型本体3の外周面からほぼ直角
に突出しているが、それぞれ螺旋に沿って延びるため、
図4にある程度誇張して示すように、各螺旋刃1、2を
構成する帯状の刃材は螺旋に沿って三次元的に捻られ、
湾曲型本体3の上記各螺旋に直角な平面で切ったとき、
各螺旋刃1、2の切断点における円筒外周面の接線に対
し、各螺旋刃1及び2はほぼ直角に立ち上がるものとさ
れる。図5に示すように、X方向螺旋打抜刃1a(Y方
向螺旋打抜刃2aについても同様)は、シートを打ち抜
くために先端が鋭利な刃先となっている。
【0020】同図(a)はいわゆる「ソフトカット」方
式を示し、鋸状の刃先をもつ打抜刃1aが、外周がウレ
タン等の軟質材で形成された受けシリンダ6に対し、そ
の鋸刃部分が食い込むように使用され、その鋸刃の谷の
部分まで入り込んでシートの打ち抜きが行われる。
(b)は「ハードカット」方式を示し、鋸刃を有しない
打抜刃1aで、例えば外周が焼入れ鋼で構成された受け
シリンダ7の外周面にいわゆるキスタッチで接触もしく
はごく近接して打ち抜きを行なうものである。また、
(c)は「セミハードカット」方式を示し、外周にステ
ンレス板のような、刃材より柔らかい金属板8が巻かれ
た受けシリンダ9に対し、その金属板8に打抜刃1aの
刃先が食い込むように使用される。さらに(d)は罫線
付けに用いるX方向螺旋罫線刃1b(Y方向螺旋刃2b
についても同様)の形態を示し、刃の先端は丸みが付け
られ、かつ受けシリンダ6(7、9でも同様)に対し接
近して、シートに溝を付ける。
【0021】図6、図7に概念的に示すように、例えば
X方向螺旋打抜刃1aの基端部(根元の部分)には、櫛
状の複数の凸片(凹凸形態)10が形成され、また、所
定の間隔で切欠部11が形成されている。一方、湾曲型
本体3には、前述のように本体3の母線に対し傾斜角θ
傾いた螺旋に沿って間欠的に固定溝12が形成されてい
て、この固定溝12に櫛状の凸片10の各グループが挿
入されるとともに、その溝間の不連続部13に切欠部1
1がはまり込む。
【0022】このように櫛歯状の複数の凸片10は、螺
旋刃1aを螺旋に沿って三次元的に捻られた状態で固定
する上で、その刃材の変形を容易にするとともに、固定
溝12への挿入を容易にする。つまり各固定溝12も、
厳密には直線ではなく、螺旋に沿ったものであるから、
これに沿うように櫛状の凸片10の群を変形させる。ま
た、不連続部13が形成されるのは、ここが連続すると
湾曲型本体3が分裂してしまうため、それを防ぐ補強部
とするためである。なお、図示はしないがY方向打抜刃
2aも、別の螺旋に沿って間欠的に形成された固定溝1
4に自身の櫛状の凸片10の群において挿入される。こ
のことは、X方向又はY方向の螺旋罫線刃1b、2bに
ついても同様である。また、固定溝12、14は湾曲型
本体3を厚さ方向に貫通していてもよいし、行止まりの
有底でもよい。
【0023】図8は、打抜シリンダ15に対し前述の湾
曲型4が装着された状態を示している。打抜シリンダ1
5は打抜きと罫線入れを行なうシリンダ(打抜きシリン
ダと通称できる)で、金属製のものである。この金属製
の打抜シリンダ15に対し湾曲型4が同心円状に固定さ
れる。その固定構造の一例を図9に示す。打抜シリンダ
15にはその外周の所定位置にねじ孔16が形成され、
また、湾曲型本体3には、厚さ方向に貫通するビス孔1
7(バカ孔)がそれらねじ孔16と対応する位置関係で
形成されている。これらねじ孔16とビス孔17の位置
を一致させた状態で、ビス18(又はボルト)等のねじ
部材を打抜シリンダ15のねじ孔16に締め付ければ、
湾曲型4は打抜シリンダ15に位置決めされた状態で固
定される。
【0024】なお、このようなビス18による固定構造
に加え、湾曲型本体3の内面に凹所8を設けて、ここに
磁石19を固定することも可能である。この磁石19が
金属製の打抜シリンダ15との間で磁力を及ぼし合い、
湾曲型4の固定状態を補助する役割、あるいはビス18
による固定に先立つ仮止めの機能を果たす。その磁石1
9の打抜シリンダ15との対向面又は接触面は、打抜シ
リンダ15の外周面に対応する凹曲面又は平坦面とする
ことができる。
【0025】図10では、X方向螺旋刃1の近傍に沿っ
て螺旋状に、弾性柔軟部材として棒状のゴムブロック3
0が、また、Y方向螺旋刃2の近傍に沿って螺旋状に棒
状のゴムブロック31が、型本体3の外周面に固着され
ている。なお、図面では煩雑さを避けるため、部分的に
省略して描かれている。棒状のゴムブロック30、31
は、例えば発泡ウレタンゴム等の比較的圧縮しやすい発
泡材料を主体に形成されており、例えば接着剤、両面テ
ープ等により型本体3の外周面に貼り付けられる。これ
らのゴムブロック30,31は取付前には単純な棒状を
なすが、型本体3に固着された状態ではその柔軟性のた
めにX方向・Y方向螺旋刃と同様に螺旋状に捻れた形態
となる。なお、ゴムブロック30(及び31)の打抜シ
リンダ15の外周面からの突出高さは、X方向又はY方
向打抜刃1a(又は2a)の打抜シリンダ15の外周面
からの突出高さよりも大きくなっている。
【0026】図11(a)に示すように、この棒状のゴ
ムブロック30,31(図では30のみを示している)
は、X方向又はY方向打抜刃1aの両側に配されてお
り、打抜時に受けシリンダ6との間で圧縮されるととも
に、同図(b)に示すように、打抜後は圧縮状態のゴム
ブロック30が原形に復帰する際に、シートWから打ち
抜かれた製品部分(前述の打抜輪郭線形状Wx’を有す
る)Wxと、その外側の打抜カスWr(前述のステ刃で分
断されている)とを、打抜刃1a及び罫線刃2aから離
脱させる。なお、図11(b)においては、打抜カスW
rが離脱する様子を示している。
【0027】図12は、打抜装置35の駆動系を示すも
のである。すなわち、打抜シリンダ15がモータ38等
の駆動手段で駆動され、この駆動力が打抜シリンダ15
のギヤ39、中間ギヤ40、41、受けシリンダ6のギ
ヤ42等の駆動力伝達手段を介して受けシリンダ6に伝
えられ、打抜シリンダ15と受けシリンダ6とは互いに
逆方向に同速度で回転駆動される。なお、受けシリンダ
6が駆動側、打抜シリンダ15が同期従動側でもよい。
【0028】図1のように、打抜シリンダ15には前述
のX方向・Y方向螺旋刃1,2を有する湾曲型4が固定
されるとともに、図示は省略するが、前述のゴムブロッ
ク30,31も固着されている。この湾曲型4は幾つか
の態様として、打抜シリンダ15のほぼ全周に巻き付け
られる(例えば2個割のもので打抜シリンダ15のほぼ
全周を覆う)ことにより、1枚のシートに対し1工程の
打抜き・罫線入れを行う場合もあるし、半周に1個ずつ
の湾曲型により1回転で2枚のシートに対して加工を行
う場合もある。さらにはこの実施例に例示するように、
打抜シリンダ15の半周に半円弧状の湾曲型4が1個の
み取り付けられて、残り半周は余白とされるなど、適宜
の形態がある。
【0029】また、上述のシート供給装置36は、方形
にカットされたシートWを積層状態でストックするシー
トストッカ43、最下位の1枚のシートのみ通過を許容
するストッパ44、その最下位のシートを送り出すキッ
カ45を備え、キッカ45により送り出されたシートW
をフィードロール37が引き込むようになっている。ス
トッパ44は、積層されたシートWの前端に対応して位
置し、図示しないフレーム部材に支持されている。スト
ッパ44の下端とシートWの接地面との間には、シート
Wの1枚の厚みより大きく2枚の厚みより小さい隙間が
設定され、これによって最下位の1枚のシートWのみの
通過を許容する。
【0030】またキッカ45は、打抜シリンダ15によ
る打抜き・罫線入れの処理速度に合わせて、フィードロ
ール37にシートWを送り出すように、その作動のタイ
ミングが調整されている。キッカ45の送り出し機構と
しては、例えば図13に示すように、回転部材(円盤
等)46、この回転部材46の中心から偏心した位置に
ピン47aにより一端が連結された連接ロッド47、こ
のロッド47の他端にピン47bで連結されたピストン
49、このピストン49を摺動可能に保持するシリンダ
50、このピストン49にロッド51を介して連結され
た押出部52を備える。このピストン・クランク機構の
1回転で押出部52が最下位のシートWの後端を前方に
押し出して、そのシートWの一部が上述のフィードロー
ル37に引き込まれる位置まで供給し、その後後退して
原位置へ復帰する。以後は同様のサイクルを繰り返す。
【0031】図14に示すように、キッカ45により送
り出されるシートWは、打抜シリンダ15の軸線及びフ
ィードロール37の軸線に対し、打抜シリンダ15と湾
曲型4との傾斜に対応するように、同じ向きに角度θだ
け傾けられている。従って図15のように、シート供給
装置36から打抜シリンダ15側へ供給されるシートW
は、角度θ傾いた状態でフィードロール37及び打抜シ
リンダ15の軸方向と直角方向(シート送り方向R)に
平行移動する()。そして、フィードロール37には
シートWの先端辺が1度に引き込まれるのではなく、斜
めに徐々に引き込まれ()、さらに打抜シリンダ15
に送り込まれることとなる()。打抜き及び罫線入れ
後のシートWsも同様に、角度θ傾いた姿勢のまま打抜
シリンダ15から排出される()。
【0032】上記のように傾けてシートWを供給する上
で、図14において、シートWを初めから傾けてシート
ストッカ43にストックしておき、その傾いた姿勢で前
方へ押し出すこともできるし、打抜シリンダ15と平行
に積層したシートWの最下位のものを押し出しつつ角度
θ傾斜させることもできる。いずれにしても、シートW
の傾斜のために、図14のキッカ45の左右の押出部4
6,47の突出量を互いに異なるように固定しておくこ
ともできるし、キッカ45の前端に角度θ傾斜した押出
面48を形成することもできる。そして、角度θ傾いた
状態のシートWを打抜シリンダ15側へそのままの姿勢
で搬送する過程で、その搬送方向の両側に、シートWを
打抜シリンダ15と直角な上記シート送り方向Rに沿っ
てガイドするガイド壁、ガイドローラその他適宜の手段
を設けることができる。
【0033】例えば、図1に簡略に示すように、シート
ストッカ43の下側に負圧吸引搬送手段としてサクショ
ンコンベア50を設けることができる。このサクション
コンベアの構造自体は公知のものであり、複数のローラ
51に巻きかけられたコンベアベルト52は通気性を有
するものである。それらローラ51の少なくとも1つが
駆動源に接続されて、コンベアベルト52を巡回させ、
シートスタッカ43の下側に、上述のように角度θ傾斜
したシートWのシート面(この場合はシート下面)と平
行な吸引搬送路を形成する。
【0034】その吸引搬送路のベルト52に対応して負
圧ハウジング53が設けられ、それの上面に吸引用の多
数の小孔54形成されている。そして、負圧ハウジング
53は負圧ポンプ55等の負圧源に供給され、負圧ハウ
ジング53内が負圧吸引される。これにより、小孔5
4、通気性のあるベルト52を介して負圧吸引力がシー
トストッカ43の最下位のシートWに作用する。その結
果、シートWがキッカ45で送り出されるときに、シー
トWを負圧ハウジング53によりベルト52に吸着しつ
つ前方へ搬送し、これをフィードロール37が受け取
る。
【0035】シートWがフィードロール37に吸い込ま
れた以後も、サクションコンベア50はそのシートWを
吸引しつつ下流に送ることにより、そのシートWが傾斜
状態を保ったまま打抜シリンダ15の湾曲型4に引き込
まれるようにする。サクションコンベア50は、そのシ
ートWがフィードロール37に吸い込まれ、かつ打抜シ
リンダ15と受けシリンダ6の間に挟み込まれるまで吸
着搬送を行う。それら両シリンダ15及び6に挟み込ま
れて、シートWに打抜き・罫線入れがなされる途中で、
そのシートWはサクションコンベア50から離れる。
【0036】ここで、変形例として、フィードロール3
7を省略してサクションコンベア50だけでシートWの
搬送を行わせることもできる。さらには、キッカ45を
も省略し、サクションコンベア50がキッカ45に代替
するものとし、結局サクションコンベア50がシート供
給装置とシート搬送装置を兼ねるようにしてもよい。
【0037】そして、図16に示すように、湾曲型4に
おけるX方向の螺旋打抜刃1a、螺旋罫線刃2aは、打
抜シリンダ15の母線sに対し角度θ傾くように螺旋に
沿って打抜シリンダ15に巻き付くこととなる。またY
方向の螺旋打抜刃1bや螺旋罫線刃2bは、打抜シリン
ダ15の周方向に対し角度θ傾くように螺旋に沿って打
抜シリンダ15に巻き付くこととなる。なお、符号Tに
より示すように、例えば取手孔等を形成する場合は、製
品部分Wxの内側にも抜きカスWrが生ずる場合がある。
【0038】次に、図1に示すように、回転式シート打
抜装置35の下流側には、加工後のシートWをさらに下
流側に搬送する製品回収コンベア90が設けられてい
る。また、回転式シート打抜装置35の下流側近傍にお
いて製品回収コンベア90の上方には、回転式シート打
抜装置35の加工時における打抜カス等の抜きカスWr
を回収する抜きカス回収機構100が配置されている。
【0039】製品回収コンベア90は、複数のローラ9
1(図では入口側のローラ91のみ示している)にコン
ベアベルト92が回し懸けられた構造を有し、これらロ
ーラ91の少なくとも1つが駆動源に接続されてコンベ
アベルト92を巡回させ、加工後のシートWxを回転式
シート打抜装置35から受け取ってこれをさらに下流側
に搬送する。なお、以下の説明では、シートWの搬送方
向下流に向かう側を前方側、これと逆方向に向かう側を
後方側と定義する。
【0040】一方、抜きカス回収機構100は、図18
に示すように、製品回収コンベア90の上方において、
該搬送コンベア90の上流側末端部と重なりが生ずるよ
うに交差(本実施例ではほぼ直交している)して配置さ
れたカス回収コンベア101,101を有する。また、
該カス回収コンベア101,101の幅方向両側のガイ
ドレール110a,110bのうち、回転式シート打抜
装置35よりも遠い側のガイドレール110bに沿うよ
うに、かつ両カス回収コンベア101,101にまたが
る形態で、抜きカス受けガイド部材102が固定されて
いる。
【0041】図18及び図19に示すように、カス回収
コンベア101,101は、製品回収コンベア90の幅
方向中間位置CL付近において該カス回収コンベア10
1,101の先端同士が互いに向かい合うように配置さ
れ、これらが複数の支柱109,109により支持され
ている。各カス回収コンベア101は、複数のローラ1
03(図では一端側のみを示している)にゴム等のコン
ベアベルト104が回し懸けられた構造を有し、ローラ
103の少なくとも1つがモータ等の駆動源に接続され
ることでコンベアベルト104が巡回駆動するようにな
っている。そして両カス回収コンベア101,101
は、コンベアベルト104,104がそれぞれ逆向きに
駆動されるとともに、搬送路を形成する各上側部分10
4a,104aが、上記中間位置CL側から外側(すな
わちシートWの幅方向外側)に向かうように、それぞれ
巡回移動するようになっている。
【0042】一方、抜きカス受けガイド部材102は、
板状受け部材111と、該板状受け部材111の幅方向
中間部において、その板面111aから厚さ方向に突出
するガイド受け部材112とを含んで構成されている。
板状受け部材111は、図18及び図19に示すよう
に、製品回収コンベア90の幅よりも大きい幅を有し、
製品回収コンベア90の搬送面に対して垂直に立ち上が
る方形板状の形態を有する。そして、回転式シート打抜
装置35から排出される抜きカスWrを板面111a側
で受けることにより、これをカス回収コンベア101,
101のコンベアベルト104,104上に落下させる
役割を果たす。一方、ガイド受け部材112は、図18
に示すように、板状受け部材111の板面111aから
後方に突出する形態で配置され、その後方壁面は、頂部
112bがカス回収コンベア101,101間の隙間S
のほぼ中間に位置するとともに、その両側の面はそれぞ
れ前方側に傾斜する傾斜面112a,112aとされて
いる。
【0043】以下、上記打抜装置35の作動について説
明する。すなわち、図14のように、角度θ傾斜したシ
ートWに対し、角度θ傾斜した湾曲型4により打抜き及
び罫線入れが行われる。その際、図17に概念的に示す
ように、X方向の螺旋打抜刃1aは打抜シリンダ15の
回転に従い徐々に点当たりでシートWに作用してこれを
螺旋方向に打ち抜いていく。また、Y方向の螺旋打抜刃
2aも打抜シリンダ15の回転に従い、点当たりでシー
トWに作用しその螺旋に沿って徐々にシートWに切り目
を入れていく。このことは、X方向の螺旋打抜刃1aが
螺旋罫線刃1bに代わり、Y方向の螺旋打抜刃2aが螺
旋罫線刃2bに置き換えられたと考えても同様である。
つまり、X方向の螺旋罫線刃1bもY方向の螺旋罫線刃
2bも、打抜シリンダ15の回転に従い点状にシートW
に作用し、それぞれの螺旋に沿って徐々に溝入れ(罫線
入れ)を進行させていく。
【0044】そして、実際には、図16のようにX方向
及びY方向螺旋刃1a、1b、2a、2bが組み合わさ
れているため、それぞれの螺旋刃に沿って複合的に打抜
きや罫線入れが進行するが、すべては螺旋に沿って加工
が進行するため、基本的には常に点加工状態が得られ、
打抜シリンダ15の1加工サイクルで衝撃荷重が生じな
い。従って振動が少ないスムーズな回転が保証され、か
ついわば点切りにより打抜きの切れ味が良くなり、また
点接触による罫線入れにより周辺部の潰れの少ないしっ
かりした罫線が入る。また、点加工のため螺旋打抜刃1
a,2aの刃先とシートWと当りがソフトであり、シー
トの潰れ、切断面の傾斜、切断面の凹凸等が生じにく
い。これにより、カスWrの湾曲型4からの離脱がスム
ーズになされる。
【0045】その結果、図1に示すように、打抜後の製
品部分Wxは比較的重量が大きいため、製品回収コンベ
ア90に受け渡されてさらに下流側に搬送される一方、
抜きカスWrは、ステ刃で分断されて重量が小さくなっ
ていることから、打抜シリンダ15の回転による遠心力
(及び図11に示すゴムブロック30,31の弾性復帰
により弾き飛ばし力)で上方に跳ね上げられるようにし
て下流側に排出される。
【0046】そして、抜きカス回収機構100のカス回
収コンベア101の配置高さは、この抜きカスWrの跳
ね上がり高さを考慮して設定されており、該跳ね上がっ
た抜きカスWrはそのコンベアベルト104上に落下す
る。他方、カス回収コンベア101を飛び越えようとす
る抜きカスWr は、板状受け部材111の板面111a
に当たってコンベアベルト104上に落下する。また、
図18に示すように、製品回収コンベア90の幅方向中
間部に排出された抜きカスWrは、ガイド受け部材11
2の傾斜面112aに当たって跳ね返され、その傾斜方
向側に位置するカス回収コンベア101のコンベアベル
ト104上へ落下する。
【0047】こうして、カス回収コンベア101上に落
下した抜きカスWrは、コンベアベルト104,104
の巡回移動により、それぞれ製品回収コンベア90の幅
方向両外側に向けて搬送され、図示しない回収部に回収
される。なお、図1に示すように、打抜シリンダ15の
下流側において、受けシリンダ6とカス回収コンベア1
01との間に吸引機構200を設け、その吸引力によっ
て抜きカスWrの跳ね上がり高さを増大させることがで
きる。これにより、抜きカスWrの飛行距離を大きくす
ることができ、ひいてはカス回収コンベア101による
抜きカスWrの回収をより確実に行うことができるよう
になる。
【0048】以下、抜きカス回収機構100の各種変形
例について説明する。図20は、ガイド受け部材112
を、製品回収コンベア90の幅全体にまたがる大きさで
形成した例である。これにより、シートWの幅方向右側
と左側とでそれぞれ発生する抜きカスWrを、さらに偏
りなく回収することが可能となる。
【0049】また、図21に示すように、ガイド受け部
材112は、板状受け部材111の中間部分111bを
回転式シート打抜装置35側に折り曲げる形でこれと一
体に形成してもよい。また、抜きカス回収機構100に
おいては、2台のカス回収コンベア101,101を、
製品回収コンベア90の幅方向中間部分で対向配置させ
ていたが、図22及び図23に示すように、これらを1
台のカス回収コンベア101により構成することも可能
である。この場合、ガイド受け部材112を省略するこ
とができる。また、図22に示すように、板状受け部材
111の上部側を回転式シート打抜装置35側に張り出
させて、例えば該装置35側に傾斜するように折り曲げ
て形成することも可能である。これにより、抜きカスW
rはその傾斜面111aにより、カス回収コンベア10
1に向けて下向きに跳ね返され、コンベアベルト104
上に確実に落下させることができる。
【0050】また、図24に示すように、製品回収コン
ベア90を打抜シリンダ15による加工位置よりも下方
に配置し、打ち抜かれた製品部分Wxを製品回収コンベ
ア90上に落下させるようにして回収してもよい。この
場合、打抜シリンダ15の出口側とカス回収コンベア1
01との間には、打抜シリンダ15から排出される抜き
カスWrをカス回収コンベア101に向けてガイドする
ガイド部材115を設けることができる。
【0051】なお本発明は、以上の実施例を示す図面及
び具体的な記載に何ら限定されることなく、特許請求の
範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づき
種々の変形を加えた態様で実施しうることはもちろんで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抜きカス回収機構付回転式シート打抜
装置の一例を示す正面図。
【図2】湾曲型の一例を示す斜視図。
【図3】図2のX方向・Y方向螺旋刃の概念を示す図。
【図4】図2のX方向・Y方向螺旋刃のねじれ形態を説
明する図。
【図5】螺旋打抜刃及び罫線刃と受けロールとの幾つか
の例を示す図。
【図6】X方向・Y方向罫線刃の取付け形態の一例を示
す説明図。
【図7】図6の横断面図。
【図8】図2の湾曲型を打抜シリンダに取り付けた状態
を示す斜視図。
【図9】湾曲型と打抜シリンダとの取付構造の一例を示
す断面図。
【図10】螺旋状ゴムブロックを備えた湾曲型の斜視図
(一部省略)。
【図11】シート打抜の作用説明図。
【図12】図1の打抜シリンダと受けシリンダとの駆動
系を説明する図。
【図13】図1のシートを押出すキッカの機構を示す
図。
【図14】図1の平面図。
【図15】図14におけるシートの流れを説明する平面
図。
【図16】湾曲型のX方向・Y方向罫線刃の配置形態の
一例を示す図。
【図17】X方向・Y方向罫線刃による加工を概念的に
示す工程図。
【図18】抜きカス回収機構の一例を示す平面図。
【図19】図18の側面図。
【図20】図18の変形例を示す平面図。
【図21】同じく別の変形例を示す平面図。
【図22】さらに別の変形例を示す正面図。
【図23】図22の平面図。
【図24】図22のさらに別の変形例を示す正面図。
【符号の説明】
1a、2a X方向螺旋打抜刃(X方向打抜刃) 1b、2b Y方向螺旋打抜刃(Y方向打抜刃) 3 湾曲型本体 4 湾曲型 15 打抜シリンダ 90 製品回収コンベア(製品部分回収機構) 100 抜きカス回収機構 101 カス回収コンベア 102 抜きカス受けガイド部材 111 板状受け部材 112 ガイド受け部材 W シート Wr 抜きカス(カス部分) Ws 打抜後のシート(製品部分及びカス部分) Wx 製品シート(製品部分)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のシートに展開形態を形成するため
    の打抜きを行う回転式シート打抜装置であって、 シート搬送路の下側に配置されて、自身の軸線まわりに
    回転する打抜シリンダと、 前記打抜シリンダの外周面に対応する円弧状断面を有す
    る湾曲型本体、その湾曲型本体の母線ひいては前記打抜
    シリンダの母線に対し鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前
    記湾曲型本体の外周面に沿ってその外周面から突出する
    ように固定されたX方向打抜刃、及び前記湾曲型本体の
    円弧状周方向ひいては前記打抜シリンダの周方向に対し
    鋭角に傾斜した傾斜角で、かつ前記湾曲型本体の外周面
    に沿ってその外周面から突出するように固定されたY方
    向打抜刃を備え、前記湾曲型本体において前記打抜シリ
    ンダの外周に固定された回転湾曲型と、 前記打抜シリンダの軸線と直角なシート送り方向におい
    て前記打抜シリンダの上流側に設けられ、前記X方向及
    びY方向打抜刃の前記傾斜に対応する向きと角度で前記
    シート送り方向に対し前記シートを傾けて順次供給する
    シート供給装置と、 前記打抜シリンダの下流側に配置され、該打抜シリンダ
    により前記シートから打ち抜かれた製品部分を回収する
    製品部分回収機構と、 同じく前記打抜シリンダの下流側において前記製品部分
    回収機構よりも上方に配置され、前記打抜シリンダか
    ら、前記製品部分の排出経路よりも上向きに排出される
    抜きカス部分を受け取ってこれを回収する抜きカス回収
    機構と、 を備えたことを特徴とする抜きカス回収機構付回転式シ
    ート打抜装置。
  2. 【請求項2】 前記製品部分回収機構は、前記製品部分
    を下流側に搬送する製品回収コンベアを含むものであ
    り、 前記抜きカス回収機構は、前記製品回収コンベアよりも
    搬送面が上方に位置するように配置された抜きカス回収
    コンベアを含むものである請求項1記載の回転式シート
    打抜装置。
  3. 【請求項3】 前記抜きカス回収コンベアは、前記製品
    回収コンベアの上方において、その搬送路が該製品回収
    コンベアの搬送路と交差する形態で配置されている請求
    項2記載の回転式シート打抜装置。
  4. 【請求項4】 前記抜きカス回収コンベアは、前記製品
    回収コンベアの搬送路の幅方向中間位置から、それぞれ
    外向きに搬送路が延びる2台のコンベアを含むものであ
    る請求項3記載の回転式シート打抜装置。
  5. 【請求項5】 前記打抜シリンダから飛来する抜きカス
    が、前記抜きカス回収コンベアの反対側へ落下すること
    を阻止するために、前記抜きカス回収コンベアの搬送路
    の幅方向において前記打抜シリンダに面しているのと反
    対側の側縁に、該抜きカス回収コンベアの搬送面から上
    方に立ち上がる抜きカス受けガイド部材が設けられてい
    る請求項2ないし4のいずれかに記載の回転式シート打
    抜装置。
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