JP2016052858A - ピラーガーニッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグに押圧された際に割れ難い構成としつつ、テザークリップを用いることが可能なピラーガーニッシュを提供する。【解決手段】車両におけるインナパネル21の車室内側を覆うとともに、インナパネル21との間にエアバッグ25を介在させた状態で配されるフロントピラーガーニッシュ30であって、オレフィン系熱可塑性エラストマーからなる第1ガーニッシュ部材52と、第1ガーニッシュ部材52に対して隣接するように取り付けられ、第1ガーニッシュ部材52よりも剛性の高い材質からなる第2ガーニッシュ部材41と、を備え、第1ガーニッシュ部材52は、エアバッグ25と対向配置される側端部52Bを有しており、第2ガーニッシュ部材41は、板状をなす基材42と、基材42におけるピラーパネル側の面に一体的に設けられ、インナパネル21に取り付けられるテザークリップ60を保持するクリップ座47と、を備えることに特徴を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、ピラーガーニッシュに関する。
従来、車両のピラーパネルを覆うピラーガーニッシュとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、ピラーガーニッシュ(フロントピラーガーニッシュ)が、テザークリップを介して、ピラーパネル(ピラーインナパネル)に取り付けられている。
また、ピラーガーニッシュとピラーパネルとの間には、エアバッグが配されている。車両の衝突時にエアバッグが展開する際には、ピラーガーニッシュが裏側からエアバッグに押圧される。この時、テザークリップのクリップ部は、ピラーガーニッシュのクリップ座から外れる構成となっている。この結果、ピラーガーニッシュが変位可能となり、エアバッグの展開を妨げることがない。その後、エアバッグの展開が進行すると、テザークリップのアンカ部がピラーガーニッシュのクリップ座に係止する。これにより、ピラーガーニッシュの飛散が防止される。
特開2014−37216号公報
上記構成において、ピラーガーニッシュの材質としては、エアバッグに押圧された際に割れ難いものが求められる。このため、ピラーガーニッシュの材質として、柔軟性が比較的高いオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を用いることが考えられる。しかしながら、ピラーガーニッシュをTPOにすると、テザークリップを保持するクリップ座の剛性が低くなる。この結果、テザークリップのアンカ部がクリップ座に係止した際に、クリップ座が変形し、アンカ部が確実に係止されない可能性がある。
このため、ピラーガーニッシュの材質として、オレフィン系熱可塑性エラストマーを用いる場合には、テザークリップを用いることが難しく、その代わりに、例えば、ピラーガーニッシュをビスで表側からピラーパネルに締結することが考えられる。しかしながら、このような構成では、ビスがピラーガーニッシュの表側に配され、意匠性が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、エアバッグに押圧された際に割れ難い構成としつつ、テザークリップを用いることが可能なピラーガーニッシュを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両におけるピラーパネルの車室内側を覆うとともに、前記ピラーパネルとの間にエアバッグを介在させた状態で配されるピラーガーニッシュであって、オレフィン系熱可塑性エラストマーからなる第1ガーニッシュ部材と、前記第1ガーニッシュ部材に対して隣接するように取り付けられ、前記第1ガーニッシュ部材よりも剛性の高い材質からなる第2ガーニッシュ部材と、を備え、前記第1ガーニッシュ部材は、前記エアバッグと対向配置される側端部を有しており、前記第2ガーニッシュ部材は、板状をなすガーニッシュ本体部と、前記ガーニッシュ本体部における前記ピラーパネル側の面に一体的に設けられ、前記ピラーパネルに取り付けられるテザークリップを保持するクリップ座と、を備えることに特徴を有する。
第1ガーニッシュ部材の側端部は、オレフィン系熱可塑性エラストマーからなるため変形し易い。このため、エアバッグの展開時に側端部が割れる事態を防止できる。一方、テザークリップを保持するクリップ座は、第1ガーニッシュ部材よりも剛性の高い材質からなる。これにより、エアバッグの展開時において、テザークリップから受ける荷重によってクリップ座が変形する事態を抑制できる。これにより、テザークリップによって、ピラーパネルとピラーガーニッシュとを確実に連結することができ、ピラーガーニッシュが飛散する事態をより確実に抑制できる。以上のことから、本発明では、エアバッグに押圧された際に割れ難い構成としつつ、テザークリップを用いることが可能となる。
また、前記ガーニッシュ本体部は、前記第2ガーニッシュ部材における意匠面に対応する部分である主壁部と、前記主壁部の周端から前記第1ガーニッシュ部材の裏面に重なる形で延長された延長部と、を有し、前記クリップ座は、前記延長部に設けられているものとすることができる。
第2ガーニッシュ部材の一部を第1ガーニッシュ部材の裏面に重ねることで、ピラーガーニッシュの剛性をより高くすることができる。これにより、車両衝突時において、ピラーガーニッシュが容易に変形することを抑制でき、衝突時の衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。
また、前記クリップ座は、前記ガーニッシュ本体部における前記ピラーパネル側の面から前記ピラーパネル側へ突出した形状をなすものとすることができる。
突出形状をなすクリップ座を設けることで、第2ガーニッシュ部材の剛性をより高くすることができる。これにより、車両衝突時において、第2ガーニッシュ部材が容易に変形することを抑制でき、衝突時の衝撃エネルギーをより効果的に吸収することができる。
本発明によれば、エアバッグに押圧された際に割れ難い構成としつつ、テザークリップを用いることが可能なピラーガーニッシュを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフロントピラーガーニッシュを示す斜視図 フロントピラーガーニッシュを裏側から視た斜視図 フロントピラーガーニッシュを示す分解斜視図 ピラーガーニッシュを示す断面図(図2のIV−IV線で切断した図に対応) ピラーガーニッシュを示す断面図(図2のV−V線で切断した図に対応) エアバッグが展開した状態のピラーガーニッシュを示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、自動車等の車両においてフロントピラー20の車室内側に取り付けられるフロントピラーガーニッシュ30を例示する。
図1は、車両の車室内を運転席側から右斜め前方に向かって視た斜視図である。車両の天井には天井用内装材であるルーフライニング10が設けられており、ルーフライニング10には、サンバイザー11やアシストグリップ12等が設けられている。
フロントピラー20は、図4に示すように、インナパネル21、アウタパネル22、及びリインフォースメントパネル23を主体に構成されている。インナパネル21は、車室内側に、アウタパネル22は、車室外側にそれぞれ配されており、リインフォースメントパネル23は、インナパネル21とアウタパネル22との間に介在されている。
各パネル21,22,23の側縁部は、それぞれ重ね合わされており、接触箇所において互いに接合されている。当該側縁部のうち、車両後側の側縁部24Aには、ウェザーストリップ14が取り付けられている。また、当該側縁部のうち車両前側の側縁部24Bと、フロントウィンドウ15の側縁部との間には、弾性材料からなるシール材16が介在されている。
フロントピラーガーニッシュ30は、フロントピラー20のインナパネル21(ピラーパネル)を車室内側から覆う形で取り付けられている。また、フロントピラー20とフロントピラーガーニッシュ30との間には、図4に示すように、展開前のエアバッグ25(カーテンシールドエアバッグ)が介在されている。
フロントピラーガーニッシュ30は、フロントピラー20の延設方向に沿って延びる長手状をなしている。具体的には、フロントピラーガーニッシュ30は、図1に示すように、車両後側に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びている。
フロントピラーガーニッシュ30は、図3に示すように、互いに隣接する形で配される第1ガーニッシュ部材52及び第2ガーニッシュ部材41を備えている。第1ガーニッシュ部材52は、図1に示すように、車両前側の側端部35の下半分と、車両後側の側端部34、及び下端部36を構成するものとされる。一方、第2ガーニッシュ部材41は、図1に示すように、フロントピラーガーニッシュ30における上端部32の一部と車両前側の側端部35の上半分を構成するものとされる。
第1ガーニッシュ部材52は、図5に示すように、エアバッグ25と対向配置される側端部52Bを有している。本実施形態では、エアバッグ25は、車両後側(図5の下側)に展開する構成となっており、側端部52Bは、エアバッグ25に対して車両後側(エアバッグ25が展開する方向)に配されている。
第1ガーニッシュ部材52は、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)によって構成されており、弾性を有するものとされる。また、第2ガーニッシュ部材41の材質は、第1ガーニッシュ部材52の材質よりも剛性の高いものとされる。
第2ガーニッシュ部材41は、例えば、トヨタスーパーオレフィンポリマー(TSOP:TSOPは登録商標)によって構成されている。なお、TSOPとは、エラストマーの連続相中に、ポリプロピレンの結晶を分散してなる樹脂材料である。
なお、第1ガーニッシュ部材52及び第2ガーニッシュ部材41の材質は、上記したものに限定されない。第2ガーニッシュ部材41の材質は、第1ガーニッシュ部材52よりも剛性の高い材質であればよく、上記材質に限定されない。例えば、第2ガーニッシュ部材41は、第1ガーニッシュ部材52を構成する材料(例えば、TPO)にガラス繊維などのフィラーを配合し、その剛性を第1ガーニッシュ部材52より高くしたものであってもよい。
第2ガーニッシュ部材41は、図5に示すように、矩形板状をなす基材42(ガーニッシュ本体部)を備えている。基材42は、図3に示すように、第2ガーニッシュ部材41の意匠面41A(図1参照)に対応する部分である主壁部44と、主壁部44の周端から第1ガーニッシュ部材52の裏面52D(車室外側の面)に重なる形で延長された延長部45と、を備えている。なお、延長部45は、第1ガーニッシュ部材52の側端部52Bを避ける形で配されている。
また、基材42の裏面には、その短辺方向に沿って延びるリブ48が形成されている。リブ48は、基材42の長辺方向に沿って複数配列されている。
主壁部44は、図2に示すように略三角形状をなしている。なお、図2及び図3では、表皮材43を省略してある。図4に示すように、主壁部44の表面には表皮材43が、例えば、接着剤によって貼り付けられている。これにより、表皮材43の表面が第2ガーニッシュ部材41の意匠面41Aとなる。
また、表皮材43は、柔軟性を有するものとされる。表皮材43の材質としては、例えば、本革、合成皮革、合成樹脂等を例示することができるが、これに限定されず、適宜変更可能である。また、第1ガーニッシュ部材52は、表皮材を備えておらず、基材によって構成されており、その基材の表面が意匠面52Aとされる。
また、表皮材43の色と第1ガーニッシュ部材52の色はそれぞれ異なるものとされる。これにより、第1ガーニッシュ部材52の意匠と、第2ガーニッシュ部材41の意匠とは、互いに異なる意匠となっている。また、表皮材43の色と、ルーフライニング10の意匠面の色は、例えば、同じ色で設定されている。なお、表皮材43は、例えば、白色を呈するものとされ、第1ガーニッシュ部材52は、黒色を呈するものとされるが、これに限定されない。
また、第1ガーニッシュ部材52と第2ガーニッシュ部材41との見切り線L1(境界線)は、フロントピラーガーニッシュ30における車両前側の側端部35と上端部32とを結ぶ形で延びている。なお、見切り線L1は、車両後側に向かうにつれて上昇するものとされ、その車両後端において、ルーフライニング10における右側の側縁と接続されるものとされる。
第1ガーニッシュ部材52の裏面には、図3に示すように、第2ガーニッシュ部材41側に突き出す取付突部53が複数設けられている。取付突部53は、一部が開口された箱状をなしており、その突出端面を構成する壁部には、挿通孔53Aが貫通形成されている。
延長部45において、取付突部53に対応する箇所には、嵌合部46が形成されている。嵌合部46は、延長部45の一部を裏側に膨出することで形成され、取付突部53側に開口された形状をなしている。嵌合部46において挿通孔53Aに対応する箇所には、挿通孔46Aが貫通形成されている。
取付突部53は、図4に示すように、嵌合部46の内部に対して車室内側から嵌合される。その後、挿通孔46A及び挿通孔53Aに対して取付用のボルト54を挿通する。これにより、第1ガーニッシュ部材52に対して延長部45(ひいては第2ガーニッシュ部材41)が取り付けられる。なお、第1ガーニッシュ部材52に対する延長部45の取付手段は、ボルトに限定されず、例えば、熱カシメなどを用いてもよい。
図5に示すように、本実施形態では、インナパネル21と第2ガーニッシュ部材41とがテザークリップ60を介して取り付けられている。基材42の裏面42Bには、テザークリップ60を保持するクリップ座47が基材42と一体的に設けられている。
クリップ座47は、基材42における裏面42B(インナパネル21側の面、ガーニッシュ本体部におけるピラーパネル側の面)からインナパネル21側へ突出した形状をなしており、車室内側に向かって開口されている。クリップ座47は、図3に示すように、主壁部44及び延長部45の各々に一つずつ設けられている。なお、クリップ座47の形成個数は、これに限定されず適宜変更可能である。
クリップ座47の突出端部は、図5に示すように、インナパネル21と対向配置される座面部49とされる。座面部49には、テザークリップ60が取り付けられる座面部側取付孔49Aが貫通形成されている。
テザークリップ60は、例えば、合成樹脂によって形成され、板状をなす鍔部61(本体部)と、鍔部61からインナパネル21側に突出される一対の係止片62,62(第1係止部)と、鍔部61から座面部49側に突出される基材側取付部63(第2係止部)と、を主体に構成されている。
一対の係止片62,62は、互いに対向配置され、インナパネル21に貫通形成されたパネル側取付孔21Aに挿通されることで取り付けられる。一対の係止片62,62は、互いの対向間隔を狭くするように弾性変形可能とされる。
これにより、一対の係止片62,62を弾性変形させることで、車室内側からパネル側取付孔21Aに挿通させることができ、挿通後には、一対の係止片62,62が弾性復帰することで、パネル側取付孔21Aの孔縁部に対して、車室外側から係止される構成となっている。
基材側取付部63は、矩形状をなす座面部側取付孔49Aに対して、車室外側から挿通されている。基材側取付部63は、側方に突き出す一対の係止突起64,64を有している。一対の係止突起64,64は、座面部側取付孔49Aの孔縁部に対して、車室内側から係止されている。
また、一対の係止突起64,64は、弾性的に撓み変形可能とされる。一対の係止突起64,64が撓み変形することで、基材側取付部63の幅(図6の上下方向の長さ)が小さくなり、その結果、基材側取付部63が座面部側取付孔49Aを通過することが可能となる。
基材側取付部63の先端部には、テザー部65(延設部)が一体的に形成されている。テザー部65は、車室内側(図5の左側)に向かうにつれて車両後側に延びるように屈曲されている。テザー部65は、座面部側取付孔49Aを通過可能な構成となっている。
テザー部65の先端には、アンカ部66(係止部)が形成されている。アンカ部66は、エアバッグ25の展開時において、座面部49(より詳しくは座面部側取付孔49Aの孔縁部)に対する一対の係止突起64,64の係止が解除された後、その代わりに、座面部49に対して車室内側から係止する構成となっている。なお、テザー部65及びアンカ部66は、クリップ座47の内部に収容されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態において、エアバッグ25が車両後方に展開した際には、エアバッグ25が第1ガーニッシュ部材52の側端部52Bを押圧する。これにより、フロントピラーガーニッシュ30は、その側端部35を軸として車室内側に回動する。
フロントピラーガーニッシュ30が回動する過程において、クリップ座47は、インナパネル21から遠ざかる方向に変位する。これにより、テザークリップ60の係止突起64,64は、座面部49(より詳しくは座面部側取付孔49Aの孔縁部)に押圧されることで撓み変形し、基材側取付部63が座面部側取付孔49Aから抜ける。これにより、テザークリップ60による規制が解除され、フロントピラーガーニッシュ30の回動が妨げられることがない。
その後、フロントピラーガーニッシュ30の回動に伴って、テザー部65が座面部側取付孔49Aを通過し、図6に示すように、アンカ部66が車室内側から座面部側取付孔49Aの孔縁部に係止する。これにより、フロントピラーガーニッシュ30が飛散する事態が抑制される。言い換えると、フロントピラーガーニッシュ30は、テザー部65の長さ分だけ、車室内側への変位が許容される。
本実施形態において、第1ガーニッシュ部材52の側端部52Bは、比較的剛性の低いオレフィン系熱可塑性エラストマーからなり、変形し易い。このため、エアバッグ25の展開時に側端部52Bが割れる事態を防止できる。
一方、テザークリップ60を保持するクリップ座47は、第1ガーニッシュ部材52よりも剛性の高い材質からなる。これにより、エアバッグ25の展開時において、テザークリップ60から受ける荷重によってクリップ座47が変形する事態を抑制できる。
具体的には、テザークリップ60のアンカ部66が座面部側取付孔49Aの孔縁部に係止した際に、座面部49が変形し、アンカ部66がクリップ座47から外れてしまう事態を防止することができる。
これにより、テザークリップ60によって、インナパネル21とフロントピラーガーニッシュ30とを確実に連結することができ、フロントピラーガーニッシュ30が飛散する事態をより確実に抑制できる。以上のことから、本実施形態では、エアバッグ25に押圧された際に割れ難い構成としつつ、テザークリップ60を用いることが可能となる。
また、基材42は、第2ガーニッシュ部材41における意匠面41Aを構成する主壁部44と、主壁部44の周端から第1ガーニッシュ部材52の裏面に重なる形で延長された延長部45と、を有し、クリップ座47は、延長部45に設けられている。
第2ガーニッシュ部材41の一部である延長部45を第1ガーニッシュ部材52の裏面に重ねることで、フロントピラーガーニッシュ30の剛性をより高くすることができる。これにより、車両衝突時において、フロントピラーガーニッシュ30が容易に変形することを抑制でき、衝突時の衝撃エネルギーを効果的に吸収することができる。なお、延長部45は、第1ガーニッシュ部材52の側端部52B(エアバッグ25が展開する側の側端部)を避ける形で配されているため、エアバッグ25の展開を妨げることがない。
また、クリップ座47は、基材42におけるインナパネル21側の面からインナパネル21側へ突出した形状をなしている。
突出形状をなすクリップ座47を設けることで、第2ガーニッシュ部材41の剛性をより高くすることができる。これにより、車両衝突時において、第2ガーニッシュ部材41が容易に変形することを抑制でき、衝突時の衝撃エネルギーをより効果的に吸収することができる。
また、本実施形態では、フロントピラーガーニッシュ30を第1ガーニッシュ部材52と第2ガーニッシュ部材41とから分割構成することで、第1ガーニッシュ部材52及び第2ガーニッシュ部材41にそれぞれ異なる意匠を容易に設定することができ、意匠性をより高くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、ピラーガーニッシュとして、フロントピラーガーニッシュ30を例示したが、これに限定されない。例えば、ピラーガーニッシュとして、車両のセンターピラーを覆うものを例示することができる。
(2)上記実施形態では、第1ガーニッシュ部材52が表皮材を備えていない構成としたが、これに限定されない。例えば、第1ガーニッシュ部材52が基材と表皮材から構成されていてもよい。
(3)テザークリップの構成は上記実施形態で例示したものに限定されない。例えば、インナパネル21に係止する第1係止部と、クリップ座47に係止する第2係止部とを、弛んだ状態の紐部材で連結し、エアバッグ25展開時に、紐部材の長さ分だけ、フロントピラーガーニッシュ30の変位を許容する構成のテザークリップを用いてもよい。
21…インナパネル(ピラーパネル)、25…エアバッグ、30…フロントピラーガーニッシュ(ピラーガーニッシュ)、41…第2ガーニッシュ部材、41A…第2ガーニッシュ部材における意匠面、42…基材(ガーニッシュ本体部)、42B…基材における裏面(ガーニッシュ本体部におけるピラーパネル側の面)、44…主壁部、45…延長部、47…クリップ座、52…第1ガーニッシュ部材、52B…側端部、60…テザークリップ

Claims (3)

  1. 車両におけるピラーパネルの車室内側を覆うとともに、前記ピラーパネルとの間にエアバッグを介在させた状態で配されるピラーガーニッシュであって、
    オレフィン系熱可塑性エラストマーからなる第1ガーニッシュ部材と、
    前記第1ガーニッシュ部材に対して隣接するように取り付けられ、前記第1ガーニッシュ部材よりも剛性の高い材質からなる第2ガーニッシュ部材と、を備え、
    前記第1ガーニッシュ部材は、前記エアバッグと対向配置される側端部を有しており、
    前記第2ガーニッシュ部材は、
    板状をなすガーニッシュ本体部と、
    前記ガーニッシュ本体部における前記ピラーパネル側の面に一体的に設けられ、前記ピラーパネルに取り付けられるテザークリップを保持するクリップ座と、を備えるピラーガーニッシュ。
  2. 前記ガーニッシュ本体部は、
    前記第2ガーニッシュ部材における意匠面に対応する部分である主壁部と、
    前記主壁部の周端から前記第1ガーニッシュ部材の裏面に重なる形で延長された延長部と、を有し、
    前記クリップ座は、前記延長部に設けられている請求項1に記載のピラーガーニッシュ。
  3. 前記クリップ座は、前記ガーニッシュ本体部における前記ピラーパネル側の面から前記ピラーパネル側へ突出した形状をなす請求項1又は請求項2に記載のピラーガーニッシュ。
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