JP2016051104A - 光機能デバイス、光変調器および露光装置 - Google Patents

光機能デバイス、光変調器および露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】DCドリフト現象を効果的に抑制することができる光機能デバイス、当該光機能デバイスを用いた光変調器および露光装置を提供する。【解決手段】電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部および第2分極部を配列した第1分極反転領域を有する光機能デバイスであって、第1分極部の体積と第2分極部の体積とが略同一である。【選択図】図2

Description

この発明は、電界を受けることで分極の向きが互いに反対である分極対を発生させる光機能デバイス、当該光機能デバイスを用いた光変調器および露光装置に関するものである。
リチウムナイオベート(LiNbO)やリチウムタンタレート(LiTaO)等で構成された電気光学結晶基板に電界を与えると、電気光学効果が生じる。そこで、これを利用した光機能デバイスが従来より数多く提案されている。例えば、特許文献1では、分極反転構造を有する電気光学結晶基板に電界を与えることで基板内部に屈折率差を生じさせ、当該基板に入射された光との相互作用を発揮させる光機能デバイスが記載されている。より詳しくは、電気信号に応じて電気光学結晶基板に印加する電圧を制御することによって当該基板内部で発生する屈折率分布を回折格子として機能させて光を変調している。このように電気光学結晶基板を通過する光を電気信号に応じて形成される回折格子によって変調する発明が記載されている。
特開2012−208190号公報
ところで、上記光機能デバイスを光変調器として用いる場合、正電圧または負電圧を印加し続けることで一方向の電界が基板に与えられるが、これにより結晶内部に電荷が残留し、電荷の偏りが生じて回折効率の値が徐々に変化する現象、いわゆる「DCドリフト現象」が発生することがあった。そこで、上記特許文献1では、正側および負側の両側に振動する電気信号を基板に印加する、つまりバイポーラ駆動方式を採用することで結晶内部への電荷の残留を解消している。
しかしながら、バイポーラ駆動方式では電気信号を光機能デバイスに与えて駆動するための駆動回路の大規模化を招いてしまう。また、電気信号を正側および負側の両側に振動させるために、電圧幅は広がり、変調速度を高めることが難しいという問題もあった。そこで、これらの問題を発生させることなく、DCドリフト現象を効果的に抑制する新たな技術が望まれている。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、DCドリフト現象を効果的に抑制することができる光機能デバイス、当該光機能デバイスを用いた光変調器および露光装置を提供することを目的とする。
この発明の第1態様は、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部および第2分極部を配列した第1分極反転領域を有する光機能デバイスであって、第1分極部の体積と第2分極部の体積とが略同一であることを特徴としている。
また、この発明の第2態様は、光を変調する光変調器であって、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部および第2分極部を交互に第1周期で第1方向に配列される周期分極反転構造の第1分極反転領域を有する電気光学結晶基板と、第1分極反転領域の一方主面に設けられる第1電極と、第1分極反転領域を挟んで第1分極反転領域の一方主面と反対側の他方主面に設けられる第2電極と、第1電極と第2電極との間に電位差を与えて電界を第1分極反転領域に与えて回折格子を形成して光を変調する駆動部とを備え、第1分極部の体積と第2分極部の体積とが略同一であることを特徴としている。
さらに、この発明の第3態様は、露光装置であって、光源からの光を照射する照明光学系と、照明光学系から照射される光を変調する上記光変調器と、光変調器により変調された光を被露光部に投影する投影光学系とを備えることを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、光機能デバイスの第1分極反転領域では、第1分極部および第2分極部が配列されている。これらの分極部では、電界を受けている間にDCドリフトの原因となる電荷の偏りが生じるが、分極の向きが互いに反対であり、第1分極部および第2分極部での電荷の偏り方向(偏りの符号)も互いに反対となる。しかも、第1分極部311および第2分極部312の体積は略同一であるため、第1分極部および第2分極部での電荷の偏り量はほぼ等しくなる。そのため、第1分極部および第2分極部での電荷の偏りを互いに打ち消しあい、DCドリフト現象を効果的に抑制することができる。
本発明にかかる光機能デバイスの第1実施形態を用いて形成される光変調器を装備する露光装置を示す図である。 本発明にかかる光機能デバイスの第1実施形態を用いて形成される光変調器を示す図である。 光変調器で用いられる電気光学結晶基板を模式的に示す斜視図である。 本発明にかかる光機能デバイスの第2実施形態を示す図である。 光機能デバイスにおける電気光学結晶基板、信号電極および配線の配置関係を模式的に示す図である。 本発明にかかる光機能デバイスの第3実施形態を示す図である。 本発明にかかる光機能デバイスの第4実施形態を示す図である。 本発明を適用可能な描画装置の一例を示す正面図である。 図8の描画装置の平面図である。 図8の描画装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1は本発明にかかる光機能デバイスの第1実施形態を用いて形成される光変調器を装備する露光装置を示す図である。また、図2は本発明にかかる光機能デバイスの第1実施形態を用いて形成される光変調器を示す図であり、同図(a)は光変調器の分解組立図であり、同図(b)は光変調器の構成を示す図である。図3は光変調器で用いられる電気光学結晶基板を模式的に示す斜視図である。この露光装置1は、光機能デバイスを用いた光変調器を装備して基板Wなどの被露光部に対して光を照射して露光するものである。この露光装置1は、光源21からの光を進行方向Zに照射する照明光学系2と、照明光学系2から照射される光を変調する光変調器3と、光変調器3により変調された光を基板W(被露光部)に投影する投影光学系4とを有している。
照明光学系2の光源21としては、ガウス分布のビーム形状(TEM00基本横モード)を持つ通常のレーザ光源、面発光光源、点発光光源を複数配列した光源、あるいは半導体レーザを一次元に配列したレーザアレイ等を用いることができる。照明光学系2では、光源21から射出された光が3枚のシリンドリカルレンズ22〜24を介して光変調器3に入射する。
これらのうちシリンドリカルレンズ22はX方向にのみ負のパワーを有しており、シリンドリカルレンズ22を通過した光は光軸OAに垂直な光束断面が円形から次第にX方向に長い楕円形へと変化する。一方、光軸OAおよびX方向に垂直なY方向に関して、シリンドリカルレンズ22を通過した光の光束断面の幅は(ほぼ)一定とされる。また、シリンドリカルレンズ23はX方向にのみ正のパワーを有しており、シリンドリカルレンズ22を通過した光はシリンドリカルレンズ23によりビーム整形される。つまり、シリンドリカルレンズ23を通過した光は、光束断面がX方向に長い一定の大きさの楕円形とされてシリンドリカルレンズ24へと入射する。このシリンドリカルレンズ24は、Y方向にのみ正のパワーを有し、Y方向のみに着目した場合には、図2(b)に示すように、シリンドリカルレンズ24を通過した光LIは集光しつつ光変調器3の電気光学結晶基板31の(−Z)側の端面(以下、「入射面」という)31aへと入射する。また、X方向に関しては、シリンドリカルレンズ24から射出される光LIは平行光として光変調器3の電気光学結晶基板31に入射する。
光変調器3は、図2(b)に示す駆動部32から信号電極33(図1、図2(a))に印加する電圧を調整することで電気光学結晶基板31内に回折格子を形成し、光変調を行う。以下、図1、図2および図3を参照しつつ光変調器3の構成について説明する。
光変調器3では、5本の信号電極33がベース部34の上面に設けられている。これらの信号電極33はいずれもZ方向と平行な短冊形状を有しており、互いに所定間隔だけ離間しながらX方向に配列され、それぞれ独立して駆動部32から配線35を介して電圧印加を受ける。そして、これらの信号電極33の上面に対して電気光学結晶基板31の一方主面31bが当接するように、電気光学結晶基板31が配置される。
本実施形態では、電気光学結晶基板31はスラブ形状のリチウムナイオベート(LiNbO)(すなわち、ニオブ酸リチウムであり、LNと略称される。)の単結晶にて形成されている。電気光学結晶基板31では、図3に示すように、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部311および第2分極部312が交互に配列されており、電気光学結晶基板31は分極反転構造を有している。この実施形態では、第1分極部311および第2分極部312はいずれも光Lの進行方向Zと平行に延びる帯状形状を有し、進行方向Zと直交する配列方向Xにおいて同一幅を有している。また、互いに隣接配列された第1分極部311および第2分極部312からなる分極対313が所定周期(周期Λ)で配列方向Xに配列されている。このように第1実施形態では、電気光学結晶基板31の全体に分極対313が配列され、電気光学結晶基板31全体が本発明の「第1分極反転領域」として機能する。
このように構成された電気光学結晶基板31は、図2(a)中の右部分に示すように、その他方主面31cが共通電極36を介して支持プレート37に支持されている。より詳しくは、支持プレート37を上方(+Y方向側)より見ると、矩形形状を有しており、そのZ方向幅は電気光学結晶基板31と同一であるのに対してX方向長さは電気光学結晶基板31よりも若干長くなっている。この支持プレート37の下面全体には、共通電極36が形成されている。そして、共通電極36に電気光学結晶基板31の他方主面31cが取り付けられて中間構造体38が作製された後で、当該中間構造体38は、電気光学結晶基板31の一方主面31bが信号電極33上に位置するように配置される。なお、本実施形態では、各信号電極33および各分極対313はともにZ方向と平行に延びた形状を有し、各信号電極33上に分極対配列方向Xにて連続する3つの分極対313が位置するように配置される。信号電極33および分極対313の位置関係がこれに限定されるものではなく、例えば各信号電極33に2または4以上の分極対313が位置するように構成してもよい。
上記配置構成を採用した本実施形態では、電気光学結晶基板31は5本の信号電極33と共通電極36とで挟まれている。これらの電極のうち共通電極36は接地されている。このため、電気光学結晶基板31内では、駆動部32から所定電圧(0[V]以外の電圧)が印加されて電位差が発生すると、信号電極33に対応する領域でのみ信号電極33と共通電極36の間で生じる電界により分極方位に従った屈折率変化が発生して回折格子が形成される。その結果、上記領域を進む光が電気光学結晶基板31により回折され、回折光として電気光学結晶基板31から射出される。一方、信号電極33への電圧印加を行わない領域では電界は発生せず、当該領域を進む光はそのまま真っ直ぐに電気光学結晶基板31内を直進して電気光学結晶基板31から0次光(非回折光)として出射する。このように5本の信号電極33に対する電圧印加をそれぞれ制御することで5チャンネル分の光変調を行うことが可能となっている。
図1に戻って露光装置1の構成説明を続ける。電気光学結晶基板31の光の射出側(図1の右手側)に設けられた投影光学系4では、レンズ41、アパーチャ板42およびレンズ43がこの順番で配置されている。レンズ41の前側焦点は、電気光学結晶基板31の射出端31dの位置に設定され、レンズ41の後側焦点にアパーチャ板42が設けられており、電気光学結晶基板31の射出端31dから光軸OA(進行方向Z)に平行に射出された0次光Loはアパーチャ板42のアパーチャ421を通過してレンズ43に入射する。さらに、レンズ43の前側焦点はアパーチャ板42の位置に設定され、レンズ43の後側焦点は基板Wの表面上に設定されており、0次光Loはレンズ43を介して基板Wの表面上に照射される。これに対して、電気光学結晶基板31から射出された回折光は光軸OAに対して傾いた状態で電気光学結晶基板31から射出されるため、アパーチャ421を通過できずにアパーチャ板42で遮蔽される。こうして、0次光Loのみが基板Wの表面に照射され、基板Wに対する露光処理が実行される。
以上のように、第1実施形態では、図3に示すように、電気光学結晶基板31は一定厚み(Y方向高さ)を有する板形状に仕上げられ、当該電気光学結晶基板31内に第1分極部311および第2分極部312はX方向に交互に配列されている。また、これら第1分極部311および第2分極部312は同一のX方向幅およびZ方向長さを有している。したがって、第1分極部311および第2分極部312を上方側(+Y方向側)から見たときの面積は略同一であり、第1分極部311および第2分極部312の体積も略同一である。なお、「略同一」とは、電気光学結晶基板31に分極部311、312を作り込む際にある程度のばらつきが生じることを考慮し、当該ばらつきが生じる不均一性の範囲内に含まれるという意味である。
このように構成された電気光学結晶基板31を信号電極33と共通電極36とで挟み込み、駆動部32により信号電極33に所定電圧を印加すると、電気光学結晶基板31の内部にDCドリフトの原因となる電荷の偏りが生じる。しかしながら、本実施形態では、電気光学結晶基板31には、上記したように電圧を印加している領域の中に結晶軸の方位が反転する(周期)分極反転構造が設けられているため、結晶軸の向き(分極の方位)に応じて互いに反対符号の電荷の偏りが発生する。しかも、上記したように第1分極部311および第2分極部312の体積は略同一であり、電圧を印加したときの非分極反転領域と分極反転領域の体積は等しい。したがって、第1分極部311および第2分極部312のそれぞれで発生する電荷の偏りは、符号が反対で量が等しくなり、その結果、互いに打ち消しあい相殺される。よって、DCドリフト現象を効果的に抑制することができる。
本実施形態では、電気光学結晶基板31、信号電極33および共通電極36により本発明の「光機能デバイス」が構成され、当該光機能デバイスを駆動部32と組み合わせることで光変調器3として機能させている。このため、光変調を適切に行うことができる。すなわち、DCドリフト現象が生じると、信号電極33に印加する電圧を0[V]に設定しているにもかかわらず、残留電荷による電界が電気光学結晶基板31内に発生する。このため、回折格子の回折効率がゼロにならずオフセットを持ってしまうことがある。これに対し、第1実施形態にかかる光機能デバイス(=電気光学結晶基板31+信号電極33+共通電極36)を用いて光変調器3を構成すると、DCドリフト現象を抑制することができ、回折格子の回折効率のオフセットを抑えることができ、良好な光変調が可能となる。
ところで、上記第1実施形態では、電気光学結晶基板31全体に周期分極反転構造を形成し、本発明の「第1分極反転領域」として機能させているが、光機能デバイスとして機能する第1分極反転領域を電気光学結晶基板31の一部にのみ形成してもよい。例えば信号電極33に対応して第1分極反転領域を設けるとともに配線35に対応して第1分極反転領域と異なる第2分極反転領域を設けてもよい。というのも、信号電極33に電圧を印加するために配線35と共通電極36との間に発生する電界が第1分極反転領域に掛ると、信号電極33と共通電極36とで挟まれた結晶部分以外の結晶部分に回折格子が形成される可能性があるからである。そこで、次に説明するように、電気光学結晶基板31に対し、第1分極反転領域と、第1分極反転領域と異なる第2分極反転領域とを設け、当該第2分極反転領域に配線35が掛るように構成してもよい。以下、図4および図5を参照しつつ本発明の第2実施形態について説明する。
図4は本発明にかかる光機能デバイスの第2実施形態を示す図である。また、図5は図4の光機能デバイスにおける電気光学結晶基板、信号電極および配線の配置関係を模式的に示す図である。第2実施形態が第1実施形態と大きく相違する点は、電気光学結晶基板31が第1分極反転領域31eおよび第2分極反転領域31fを含む点と、配線35上に第2分極反転領域31fに配置される点とである。なお、その他の構成および露光装置1への適用は基本的に第1実施形態と同様である。したがって、以下においては相違点を中心に説明し、同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、図4に示すように、電気光学結晶基板31の中央部分に第1分極反転領域31eが形成されるとともに、第1分極反転領域31eを取り囲むように額縁状の第2分極反転領域31fが形成されている。第1分極反転領域31eでは、第1実施形態と同様に、第1分極部311および第2分極部312からなる分極対313が配列方向Xに配列されて周期分極反転構造を形成している。一方、第2分極反転領域31fでは、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第3分極部315および第4分極部315が交互に配列されており、互いに隣接配列された第3分極部314および第4分極部315からなる分極対316が分極対313の周期と異なる周期で、しかもX方向と直交するY方向に配列されている。
このように構成された電気光学結晶基板31は、図4に示すように、その他方主面31cが共通電極36を介して支持プレート37に支持されている。ここで、電気光学結晶基板31、共通電極36および支持プレート37の形状、大きさおよび配置関係などは第1実施形態と同様であり、これらを一体化した中間構造体は次の配置関係で信号電極33および配線35上に配置される。すなわち、第1分極反転領域31e全体が信号電極33上に位置するとともに第2分極反転領域31fの一部が配線35上に位置するように、電気光学結晶基板31はベース部34に対して配置される。なお、第2実施形態では、各信号電極33は第1分極反転領域31eの平面サイズに対応しサイズに仕上げられ、各信号電極33および各分極対313はともにZ方向と平行に延びた形状を有し、各信号電極33上に分極対配列方向Xにて連続する3つの分極対313(図3参照)が位置するように配置される。
上記配置構成を採用した本実施形態では、電気光学結晶基板31のうち第1分極反転領域31eのみが5本の信号電極33と共通電極36とで挟まれている。そして、第1分極反転領域31e内では、駆動部32から所定電圧(0[V]以外の電圧)が印加された信号電極33に対応する領域でのみ信号電極33と共通電極36の間で生じる電界により分極方位に従った屈折率変化が発生して回折格子が形成される。その結果、入射光LIのうち上記領域を進む光が電気光学結晶基板31により回折され、回折光として電気光学結晶基板31から射出される。このとき、第2分極反転領域31fにおいて、上記信号電極33を駆動部32に電気的に接続するための配線35と共通電極36との間で電界が発生するが、上述のように第2分極反転領域31fを構成する分極対316は、第1分極反転領域31e内の分極対313と異なる周期および配列方向を有しているため、上記電界により回折格子は形成されず、第2分極反転領域31fを進む光はそのまま第1分極反転領域31eに向かって直進する。つまり、配線35と共通電極36との間で発生する電界の影響を受けることなく、信号電極33への電圧印加により光変調を良好に行うことができる。もちろん、信号電極33への電圧印加を行わない場合には、信号電極33と共通電極36との間のみならず、配線35と共通電極36との間においても電界は発生せず、光はそのまま真っ直ぐに電気光学結晶基板31内を直進して電気光学結晶基板31から0次光(非回折光)として出射する。このように、配線35と共通電極36との間で発生する電界の影響を受けることなく、5本の信号電極33に対する電圧印加をそれぞれ制御することで5チャンネル分の光変調を良好に行うことが可能となっている。
また、第2分極反転領域31fにおいても、駆動部32により配線35を介して信号電極33に所定電圧を印加すると、結晶内部にDCドリフトの原因となる電荷の偏りが生じるが、第1実施形態と同様の理由により、DCドリフト現象を効果的に抑制することができる。つまり、第2分極反転領域31fを構成する第3分極部314および第4分極部315の体積は略同一であり、電圧を印加したときの非分極反転領域と分極反転領域の体積は等しくなる。したがって、第3分極部314および第4分極部315のそれぞれで発生する電荷の偏りは、符号が反対で量が等しくなり、その結果、互いに打ち消しあい相殺される。
上記第2実施形態では、電気光学結晶基板31の他方主面31cの全体が共通電極36を介して支持プレート37に支持されるように構成されているが、図6に示す第3実施形態のように支持プレート37の下面のうち第2分極反転領域31fの(+Z)側端部および(−Z)側端部と対向する部位への共通電極36の形成を省略してもよい。このように構成した場合、配線35と共通電極36とが第2分極反転領域31fの(−Z)側端部を挟んで対向するのを回避することができ、配線35と共通電極36との間で発生する電界の影響をさらに抑えることができる。
上記したように、第1実施形態ないし第3実施形態では、第1分極部311および第2分極部312からなる分極対313の周期Λおよび配列方向Xがそれぞれ本発明の「第1周期」および「第1方向」の一例に相当している。また、第2実施形態および第3実施形態では、第3分極部314および第4分極部315からなる分極対316の周期および配列方向Yがそれぞれ本発明の「第2周期」および「第2方向」の一例に相当している。また、信号電極33および共通電極36がそれぞれ本発明の「第1電極」および「第2電極」の一例に相当している。さらに、第2実施形態および第3実施形態では、電気光学結晶基板31の一方主面31bが本発明の「第1分極反転領域の一方主面」の一例に相当し、他方主面31cが本発明の「第1分極反転領域の他方主面」の一例に相当している。
<その他>
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、第1分極反転領域の一方主面を信号電極33上に直接配置することで信号電極33を本発明の「第1電極」として機能させているが、第1分極反転領域の一方主面と第1電極とを直接接触させることは光機能を発揮させる上での必須構成事項ではなく、例えば絶縁層を介して第1電極上に第1分極反転領域を配置してもよい。この点に関しては、第1分極反転領域の他方主面と第2電極(共通電極36)との配置関係についても同様である。
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、配線35と共通電極36との間で発生する電界の影響を抑制して光を直進させるために、2つの条件を満足させている。つまり、第2分極反転領域31fを構成する分極対316の周期(本発明の「第2周期」に相当)が第1分極反転領域31eを構成する分極対313の周期(本発明の「第1周期」に相当)と異なるという第1条件と、分極対316の配列方向が分極対313の配列方向と異なるという第2条件とをともに満足させている。ただし、上記電界の影響を抑制するためには、いずれか一方のみを満足させてもよい。また、例えば図7に示すように分極対316を構成する第3分極部314および第4分極部315の比率が分極対313を構成する第1分極部311および第2分極部312の比率と異なるという第3条件を満足させてもよい。要は、上記第1条件ないし第3条件のうちの少なくとも一つを満足させればよい。
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、第1分極反転領域31eを取り囲むように第2分極反転領域31fを形成しているが、第2分極反転領域31fの構成はこれに限定されるものではない。すなわち、第1分極反転領域31eに隣接して第2分極反転領域31fを設け、第2分極反転領域31fを配線35上に配置するように構成することで第2実施形態および第3実施形態と同様の作用効果が得られる。ちなみに、このように配線35と共通電極36との間で発生する電界の影響を抑制するための構成については、分極対を構成する分極部が1:n(ただし、nは1以外)の体積比で形成された光機能デバイスや光変調器などにも適用可能である。
また、上記実施形態では、光機能デバイス(=電気光学結晶基板31+信号電極33+共通電極36)を駆動部32と組み合わせて光変調器3として機能させているが、当該光機能デバイスの適用対象はこれに限定されるものではなく、例えば光偏向機能を発揮する光機能デバイスに対して適用してもよい。
また、上記実施形態では、上記光機能デバイスを用いた光変調器3を露光装置1に適用しているが、露光装置1については種々の装置に適用可能である。例えば、上記露光装置1をパターン描画装置に適用してもよく、この適用によって高精度なパターン描画が可能となる。以下、図8ないし図10を参照しつつ本発明にかかる露光装置を用いたパターン描画の一例について説明する。
図8は本発明を適用可能な描画装置の一例を示す正面図である。図9は図8の描画装置の平面図である。図10は図8の描画装置の電気的構成を示すブロック図である。描画装置は、プリアライメント処理された半導体ウエハなどの基板Wを処理ステージ101に搬送し、当該処理ステージ101で基板Wを保持したまま光を基板Wの表面に照射してパターンを描画する装置である。
描画装置は、露光ユニット100、プリアライメントユニット200、搬送ユニット300およびデータ作成ユニット500を有している。そして、これらのうち露光ユニット100、プリアライメントユニット200および搬送ユニット300の主要構成要素が、本体フレーム601で構成される骨格の天井面および周囲面にカバーパネル(図示省略)が取り付けられることによって形成される本体内部に配置されている。
描画装置の本体内部は、処理領域602と受け渡し領域603とに区分されている。これらの領域のうち処理領域602には、主として、露光ユニット100の主要構成である処理ステージ101、ステージ移動部102、ステージ位置計測部103、光学ユニット104、アライメント部105が配置されている。そして、露光ユニット100の露光制御部106が露光ユニット100の各部を制御することで光ビームを基板Wに露光してパターンを描画する。一方、受け渡し領域603には、図9に示すようにプリアライメントユニット200および搬送ユニット300が配置されている。プリアライメントユニット200は、プリアライメント処理を行う。また、搬送ユニット300は処理領域602に対する基板Wの搬出入を行う搬送ロボット301を有している。
また、描画装置の本体外部には、図8に示すようにアライメント部105に照明光を供給する照明部107が配置される。また、図8および図9への図示を省略しているが、同本体外部には上記露光制御部106およびデータ作成ユニット500が配置されている。
さらに、描画装置の本体外部で、受け渡し領域603に隣接する位置には、キャリアCを載置するためのキャリア載置部604が配置される。そして、搬送ロボット301がキャリアC、プリアライメントユニット200および処理ステージ101にアクセスして基板Wを次のように搬送する。つまり、搬送ロボット301は、キャリア載置部604に載置されたキャリアCに収容された未処理の基板Wを取り出し、プリアライメントユニット200に搬入する。このプリアライメントユニット200は、プリアライメント処理を行って基板Wの外周部に形成されるノッチWa(図9)が予め設定した基準方向に向くように基板Wを位置決めする。こうしてプリアライメント処理を受けた基板Wを当該プリアライメントユニット200から処理ステージ101に搬送し、描画を行う。そして、描画終了後に描画処理済の基板Wを処理ステージ101からキャリアCに搬出する。
処理ステージ101は、平板状の外形を有し、その上面に基板Wを水平姿勢に載置して保持する保持部である。処理ステージ101の上面には、複数の吸引孔(図示省略)が形成されており、この吸引孔に負圧(吸引圧)を付与することによって、処理ステージ101上に載置された基板Wを処理ステージ101の上面に固定保持することができるようになっている。そして、処理ステージ101はステージ移動部102により移動させる。
ステージ移動部102は、処理ステージ101を主走査方向(Y軸方向)、副走査方向(X軸方向)、及び回転方向(Z軸周りの回転方向(θ軸方向))に移動させる機構である。ステージ移動部102は、支持プレート122上で処理ステージ101を鉛直軸Z回りに微小回転させる回転機構121と、支持プレート122を支持するベースプレート124と、支持プレート122を副走査方向Xに移動させる副走査機構123と、ベースプレート124を主走査方向Yに移動させる主走査機構125とを備える。副走査機構123および主走査機構125は露光制御部106からの指示に応じて処理ステージ101を移動させる。なお、このようなステージ移動部102としては、従来多用されているX−Y−θ軸移動機構を用いることができる。
ステージ位置計測部103は、処理ステージ101の位置を計測する機構である。ステージ位置計測部103は、露光制御部106と電気的に接続されており、露光制御部106からの指示に応じて処理ステージ101の位置を計測する。ステージ位置計測部103は、例えば処理ステージ101に向けてレーザ光を照射し、その反射光と出射光との干渉を利用して、処理ステージ101の位置を計測する機構により構成されているが、その構成動作はこれに限定されるものではない。
光学ユニット104は、2つの露光ヘッド1a、1bを有している。露光ヘッド1a、1bは図1に示す露光装置1と同一構成を有しており、光源21から射出された光ビームをCAD(Computer
Aided Design)データで記述されたパターンに対応する描画データに基づき変調する。なお、ここでは、第1実施形態にかかる光機能デバイスを用いた露光装置を露光ヘッドとして用いているが、その他の実施形態にかかる光機能デバイスを用いた露光装置を用いてもよいことは言うまでもない。また、露光ヘッドの設置数はこれに限定されず任意である。
アライメント部105は基板Wの表面に形成されるアライメントマーク(図示省略)を撮像する。アライメント部105は、鏡筒、対物レンズ、およびCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを有する撮像部151を備える。本実施形態では、CCDイメージセンサとしてエリアイメージセンサ(二次元イメージセンサ)を用いているが、これに限定されるものではない。また、アライメント部105は、図示しない昇降機構によって所定の範囲内で昇降可能に支持されている。
照明部107は鏡筒とファイバ71を介して接続され、アライメント部105に対して照明用の光を供給する。照明部107から延びるファイバ171によって導かれる光は、撮像部151の鏡筒を介して基板Wの上面に導かれ、その反射光は、対物レンズを介してCCDイメージセンサで受光される。これによって、基板Wの上面が撮像されて撮像データが取得されることになる。撮像部151はマーク位置計測部152と電気的に接続されており、取得した撮像データをマーク位置計測部152に出力する。マーク位置計測部152は当該撮像データに基づいてアライメントマークの座標位置を求め、露光制御部106に出力する。
データ作成ユニット500は、CPU(Central Processing Unit)や記憶部510等を有するコンピュータで構成されており、露光制御部106とともに電装ラック内に配置されている。また、データ作成ユニット500内のCPUが所定のプログラムに従って演算処理することにより、データ作成部520、アライメント座標導出部530およびラスタライズ部540が実現される。本実施形態では、基板Wの表面に重ね合わせて描画するパターンは外部のCAD等により生成されたベクトル形式の設計データで記述されており、その設計データがデータ作成ユニット500に入力されると、記憶部510に書き込まれて保存される。そして、データ作成部520が設計データ511を補正して補正設計データを作成し、アライメント座標導出部530およびラスタライズ部540に送る。
アライメント座標導出部530は上記補正設計データに含まれるアライメントマークの座標を導出し、露光制御部106に送信する。これを受けて露光制御部106はアライメント部105によるアライメント処理を実行する。
ラスタライズ部540は、アライメント座標導出部530によるアライメントマークの座標導出処理および露光制御部106によるアライメント処理と並行して補正設計データをラスタライズしてランレングスデータ(描画データ)512を生成して記憶部510に保存する。そして、露光制御部106からのデータ要求に応じてランレングスデータ512が記憶部510から露光制御部106に出力され、当該ランレングスデータ512にしがたって基板Wの表面へのパターン描画が実行される。
上記のように構成された描画装置では、搬送ロボット301がキャリア載置部604に載置されたキャリアCから基板Wを搬出し、プリアライメントユニット200に搬送し、プリアライメント処理を行う。プリアライメント処理が完了すると、搬送ロボット301がプリアライメントユニット200から処理ステージ101への基板Wの搬送を開始する。そして、基板搬送動作を行っている間に、データ作成ユニット500がランレングスデータを作成する。
そして、搬送ロボット301により基板Wが処理ステージ101に載置されて基板Wのローディング動作が完了すると、露光制御部106はアライメント処理を行う。すなわち、ステージ移動部102により処理ステージ101が撮像部151の直下位置に移動して各アライメントマークを順番に撮像部151の撮像可能位置に位置決めし、撮像部151によるマーク撮像が実行される。この撮像部151から出力される画像信号はマーク位置計測部152により処理され、アライメントマークの処理ステージ101上の位置が正確に求められる。そして、これらの計測位置情報に基づき回転機構121が作動して処理ステージ101を基板Wの表面の面法線と平行な軸、つまり鉛直軸回りに微小回転させて基板Wの表面をパターン描画に適した向きにアライメント(位置合わせ)する。
アライメント処理が完了すると、露光制御部106はデータ作成ユニット500に対してデータ要求を行い、記憶部510から読み出されるランレングスデータ512にしがたって基板Wの表面に対するパターン描画を行う。
以上のように、本発明にかかる光機能デバイスを装備する露光装置によって露光ヘッド1a、1bを構成しているため、DCドリフト現象が抑制されて描画データに基づく光変調を良好に行うことができる。その結果、基板Wの表面にパターンを高精度に描画することができる。
この発明は、電界を受けることで分極の向きが互いに反対である分極対を発生させる光機能デバイス、当該光機能デバイスを用いた光変調器や露光装置全般に好適に用いることができる。
1…露光装置
1a、1b…露光ヘッド(露光装置)
2…照明光学系
3…光変調器
4…投影光学系
31e…第1分極反転領域
31f…第2分極反転領域
33…信号電極(第1電極)
35…配線
36…共通電極(第2電極)
311…第1分極部
312…第2分極部
313、316…分極対
314…第3分極部
315…第4分極部

Claims (11)

  1. 電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部および第2分極部を配列した第1分極反転領域を有する光機能デバイスであって、
    前記第1分極部の体積と前記第2分極部の体積とが略同一であることを特徴とする光機能デバイス。
  2. 請求項1に記載の光機能デバイスであって、
    前記第1分極反転領域は、前記第1分極部および前記第2分極部が交互に第1周期で第1方向に配列した周期分極反転構造を有する光機能デバイス。
  3. 請求項2に記載の光機能デバイスであって、
    前記電界を受けて前記第1分極反転領域に回折格子が形成される光機能デバイス。
  4. 請求項2または3に記載の光機能デバイスであって、
    前記第1分極反転領域に隣接して第2分極反転領域が形成され、
    前記第2分極反転領域は、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第3分極部および第4分極部を配列した、前記第1分極反転領域と異なる周期分極反転構造とを有し、
    前記第3分極部の体積と前記第4分極部の体積とが略同一である光機能デバイス。
  5. 請求項4に記載の光機能デバイスであって、
    前記第2分極反転領域は、前記第3分極部および前記第4分極部を組み合わせた分極対を第2周期で第2方向に配列した分極反転構造を有し、
    前記第2周期が前記第1周期と異なるという第1条件と、前記第2方向が前記第1方向と異なるという第2条件と、前記分極対を構成する前記第3分極部および前記第4分極部の比率が前記第1分極部と前記第2分極部との比率と異なるという第3条件とのうち少なくとも一つを満足する光機能デバイス。
  6. 光を変調する光変調器であって、
    電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第1分極部および第2分極部を交互に第1周期で第1方向に配列される周期分極反転構造の第1分極反転領域を有する電気光学結晶基板と、
    前記第1分極反転領域の一方主面に設けられる第1電極と、
    前記第1分極反転領域を挟んで前記第1分極反転領域の一方主面と反対側の他方主面に設けられる第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電位差を与えて前記電界を前記第1分極反転領域に与えて回折格子を形成して前記光を変調する駆動部とを備え、
    前記第1分極部の体積と前記第2分極部の体積とが略同一であることを特徴とする光変調器。
  7. 請求項6に記載の光変調器であって、
    前記第1分極反転領域に隣接して第2分極反転領域が形成され、
    前記第2分極反転領域は、電界を受けて発生する分極の向きが互いに反対である第3分極部および第4分極部を配列した、前記第1分極反転領域と異なる周期分極反転構造とを有し、
    前記第3分極部の体積と前記第4分極部の体積とが略同一である光変調器。
  8. 請求項7に記載の光変調器であって、
    前記第1分極反転領域の一方主面側で、前記第1電極に電圧を印加するための配線が前記第2分極反転領域に設けられる光変調器。
  9. 請求項8に記載の光変調器であって、
    前記第2電極は前記第1分極反転領域および前記第2分極反転領域を前記第1分極反転領域の他方主面側より覆うように設けられる光変調器。
  10. 請求項8に記載の光変調器であって、
    前記第2電極は、前記第2分極反転領域を介して前記配線と対向するのを回避しながら少なくとも前記第1分極反転領域を前記第1分極反転領域の他方主面側より覆うように設けられる光変調器。
  11. 光源からの光を照射する照明光学系と、
    前記照明光学系から照射される光を変調する請求項6ないし10のいずれか一項に記載の光変調器と、
    前記光変調器により変調された光を被露光部に投影する投影光学系と
    を備えることを特徴とする露光装置。
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