JP2016049978A - 易開封構造を備えた袋包装体及びそれを製造する包装機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横シール部5は、筒端縁部8の外側縁において非シール部9を残すように形成されている第1横シール部分15aと、外側縁8に沿って形成されている第2横シール部分15bとにおいて一定幅にシールされているので、横シール部5の領域が必要最小限に抑えられて横シールに要する熱量も少なくて済み、袋2内に収容できる包装物3の量が増え、横シール部5の開封を手早く行い且つ開封に要する力も小さくて済むものとなる。横シール部5の開封がシール面積の小さい尖端15c,15cに集中するので、開封開始の際に大きな開封力を要せず、その後の一定幅の横シール部5の開封も容易になる。
【選択図】図1
Description
第1横シール部分の形状がV字状である場合のように、横シール部の開封の最後にまで要する力が実質的に変わらないと、開封の初期からの勢いを付けて、そのまま開封が完了してしまうことがある。また、第1横シール部分の形状がU字状又は蟻溝形状である場合のように、第1横シール部分の底部分が真横に延びているときには、シール部の開封の終わりの段階でシール部の開封に要する力がそれまでと比べて急に大きくなり、開封し辛いことがある。そのような場合には、大きな力で袋を開封しているので、開封の終わりにシール部の開封が急激に進行する。
第1横シール部分の底部分を、鈍角で交差する緩やかな傾斜シール部分とすることで、開封の最終段階で要する開封力は、それまでの開封に要する力よりも適度に大きくなり、開封する者に開封の最終段階になったことを知覚させるとともに、過度の開封力を要しないことで、シール部の開封が急激に進行することがなくなる。また、開封者は、開封の最終段階になったことが自覚できるので、開封の勢いを以て包装物が袋内から急に飛び出すこともなくすことができる。
図5(b)は、図4(b)に示した例の変形例である。図4(b)に示した四角形状に形成されている非シール部19bを縁取るようにU字状に形成される横シール部分(第1横シール部分)15aにおいて、非シール部19bの底辺に対応して横に延びているシール部分17bが、図5(b)に示す例では、袋2bの内部側に向って傾斜したシール部分18b,18bで形成されている。縦に延びるシール部分16b,16bとともに傾斜したシール部分18b,18bによって、筒端縁部5aには非シール部29bがシールされずに残される。非シール部29bは、野球のホームベースのような五角形状を呈している。シール部分18b,18bは交点20bで交差し接続しており、この例では、交点20bは非シール部29b側に鈍角を以て交差している。
図5(c)は、図4(c)に示した例の変形例である。図4(c)に示した台形状に形成されている非シール部19cを縁取るように蟻溝状に形成される横シール部分(第1横シール部分)15aにおいて、非シール部19bの底辺に対応して横に延びているシール部分17cが、図5(c)に示す例では、袋2cの内部側に向って傾斜したシール部分18c,18cで形成されている。裾広がり延びるシール部分16c,16cとともに傾斜したシール部分18c,18cによって、筒端縁部5aには五角形状の非シール部29cがシールされずに残される。シール部分18c,18cは交点20cで交差し接続しており、この例では、交点20cは非シール部29c側に鈍角を以て交差している。
2,2a,2b,2c,B1,B2 袋 3 包装物(製品)
4,24a,24b センターシール部
4a,4b 側端縁部 4f 筒内側シール境界線
5 横シール部 5a 筒端縁部
6 横シール部 7 易開封構造
8 外側縁 9 非シール部
10 シール輪郭
11,11a,12,12a 開封案内目印タブ
13 シール目
15a 第1横シール部分 15b,15b 第2横シール部分
16a,16b,16c シール部分
17a 交点 17b,17c シール部分
18 シール部分
19a,19b,19c 非シール部
20a,20b,20c 交点
29a,29b,29c 非シール部
37 縦ヒートシーラ
38,39 縦ヒータブロック
40 横ヒートシーラ
41,42 横ヒータブロック 43,43 ヒータ
44,44 ヒートパイプ 45,45 測温体
46,46 下横ヒートシーラ部 46a シール面
47.47 上横ヒートシーラ部 47a シール面
48 溝部
49a 第1横シール面部分 49b,49b 第2横シール面部分
Ft 筒状の包装材 M 製袋充填包装機
Claims (6)
- 包装物を内部に収容する袋を形成するため筒状包装材の筒端縁部に横シール部が形成されており、
前記横シール部は、前記筒端縁部の外側縁の一部において当該外側縁から内側に向って非シール部を残すように一定幅でシールして形成されている第1横シール部分と、前記第1横シール部分の端部と接続し且つ前記筒端縁部の外側縁の残部において当該外側縁に沿って前記一定幅と同等のシール幅でシールして形成されている第2横シール部分とを備えており、
前記非シール部を形成する重なる包装材を引き離すことで前記横シール部を開封する開封力が、前記第1横シール部分と前記第2横シール部分とが接続する尖端に集中して作用すること
を特徴とする易開封構造を備えた袋包装体。 - 前記第1横シール部分の形状は、V字状、U字状又は蟻溝形状に形成されており、前記尖端は、前記第1横シール部分の前記V字状、前記U字状又は前記蟻溝形状に対応してそれぞれ鈍角、直角又は鋭角に尖っていること
を特徴とする請求項1に記載の易開封構造を備えた袋包装体。 - 前記第1横シール部分の前記外側縁から最も内側に離れた底部分は、中央で最も窪むように鈍角で交差する緩やかな傾斜シール部分となっていること
を特徴とする請求項2に記載の易開封構造を備えた袋包装体。 - 前記筒状包装材の側端縁部に形成されており且つ前記横シール部と交差することで協働して前記袋の内部との間を封鎖するセンターシール部を備えており、
前記センターシール部の筒内側シール境界線は、前記非シール部となっている前記筒端縁部の互いに向かい合う内面のうち一方の内面に現れるように形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の易開封構造を備えた袋包装体。 - 包装物を収容した袋を形成するため筒状包装材の筒端縁部に横シール部を形成する横ヒートシーラを備え、
前記横ヒートシーラは、前記筒端縁部の一部において当該筒端縁部の外側縁から内側に向かって広がる非シール部を残すための溝部と、前記非シール部との境界を前記外側縁から内側に向かって窪んだ凹状のシール輪郭で定めるように前記袋を封鎖する状態に前記筒端縁部をシールする横シール面とを有しており、
前記横シール面は、前記横シール部が、前記筒端縁部の外側縁の一部において当該外側縁から内側に向って前記非シール部を残すように一定幅でシールして形成されている第1横シール面部分と、前記第1横シール面部分の端部と接続し且つ前記筒端縁部の外側縁の残部において当該外側縁に沿って前記一定幅と同等のシール幅でシールして形成されている第2横シール面部分とから成り、且つ前記第1横シール面部分と前記第2横シール面部分とが尖端で接続するように、形成されていること
を特徴とする易開封構造を備えた袋包装体製造用包装機。 - ウェッブ状包装材の側端縁部にセンターシール部を形成して前記ウェッブ状包装材を筒状包装材に成形するセンターシーラと、前記センターシール部と協働して内部に包装物を収容した前記筒状包装材に横方向のシールを施して前記包装物を収容した袋包装体と後続する袋とを形成するため前記筒状包装材の筒端縁部に横シール部を形成する横ヒートシーラ部とを備え、
前記横ヒートシーラは、前記筒端縁部の前記センターシール部と交差する一部において当該筒端縁部の外側縁から内側に向かって広がる非シール部を残すための溝部と、前記非シール部との境界を前記外側縁から内側に向かって窪んだ凹状のシール輪郭で定めるように前記袋を封鎖する状態に前記筒端縁部をシールする横シール面とを有しており、
前記横シール面は、前記横シール部が、前記筒端縁部の外側縁の一部において当該外側縁から内側に向って前記非シール部を残すように一定幅でシールして形成されている第1横シール面部分と、前記第1横シール面部分の端部と接続し且つ前記筒端縁部の外側縁の残部において当該外側縁に沿って前記一定幅と同等のシール幅でシールして形成されている第2横シール面部分とから成り、且つ前記第1横シール面部分と前記第2横シール面部分とが尖端で接続するように、形成されており、
前記溝部は、前記横ヒートシーラにおいて、前記センターシール部の筒内側シール境界線が前記非シール部となる前記筒端縁部の互いに向かい合う内面のうち一方の内面に現れる状態に形成されるように、配置されていること
を特徴とする易開封構造を備えた袋包装体製造用包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014174620A JP6401548B2 (ja) | 2014-08-28 | 2014-08-28 | 易開封構造を備えた袋包装体及びそれを製造する包装機 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2014
- 2014-08-28 JP JP2014174620A patent/JP6401548B2/ja active Active
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