JP2019202798A - ピロー形包装袋の易開封構造及びその形成方法 - Google Patents

ピロー形包装袋の易開封構造及びその形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ピロー形包装袋の包装特性を十分に満足しつつ、商品形態に応じて開裂を一層容易にできる開裂構造の提供。【解決手段】折り返された背貼りシール部19と対向する胴部15側の折り返し線21またはその近傍に、レーザー加工溝35によって形成されるハーフカット状の易破断部33とを備え、背貼りシール部19に形成された一対の切れ込みの間を開封摘み片29とする。開封摘み片29を摘んで引っ張ると、易破断部33で破断されて胴部15が背貼りシール部19に連なって引っ張り上げられる側と内容物上に残される側とに分断される。レーザー加工溝35は種々のパターンで形成できるので、内容物や包装材等、商品の個性に合わせて最適な開裂構造を提供できる。【選択図】 図3

Description

本発明は、ピロー形包装袋、すなわち背貼りシール部と一対の封緘部とで密封する包装袋の易開封構造に関するものである。
食品を包装する包装体として、ピロー形包装袋が広く使用されている。
而して、内容物が羊羹等の練り状の食品の場合には、圧入充填され、且つ保存時に密封性が要求されることから、包装材自体にも接合部分にもある程度の強度が要求されており、破いて開封することは容易ではない。
そのため、開封をし易くするために、背貼りシール部に開封摘み片を設けた開封構造が広く採用されている。この開封構造では、開封摘み片を引っ張り上げて胴部を一周させることで、その開封摘み片に連なって帯状に胴部から切り取られていって、開封された状態になる。
実開昭63−32163号公報 特開平7−215362号公報
しかしながら、背貼りシール部の基端側で胴部を切り開く際には非常に大きな力が必要なので、そこで開封摘み片側にき裂が入って、帯状部分が一周する前に途中で破断してしまう場合がある。
それに応えて、特許文献1、2には、胴部にハーフカット状の切れ込みを入れて、胴部を切り開き易いようにすることが提案されている。
而して、ロータリー式ダイカッター装置を用いて、製袋化する前のシート材に切れ込みを入れており、切れ込みの形状が単純な一直線状に限られること、並びに切れ込みを所定の位置に正確に入れることが難しいことから、背貼りシール部に被らないように、安全率を見込んで背貼りシール部の基端側とはある程度離して形成するようになっている。また、包装材となるシート材の種類や内容物の充填時の状態に応じて、必要且つ十分な深さが異なるが、これも正確に入れることが難しいことから、同様に安全率を見込んで、浅く形成するようになっている。そのため、安全率を見込んだ分だけ胴部を切り開き難くなっている。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、切れ込みの形成による胴部の切り開きの容易化のアイデアは生かしつつ、商品形態に応じて開封を一層容易にできる易開封構造とその形成方法を提供することを、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、ピロー形包装袋の易開封構造において、背貼りシール部の端縁から胴部側への折り返し線に向かって延びる一対の切れ込みと、折り返された前記背貼りシール部と対向する前記胴部側の前記折り返し線またはその近傍に、レーザー加工溝によって形成されるハーフカット状の易破断部とを備え、前記易破断部は、前記一対の切れ込みのそれぞれの奥端の仮想延長線と交差する位置に設けられており、前記一対の切れ込みの間に形成される開封摘み片を引き上げ、折り返し方向側に引っ張ると、前記易破断部で前記胴部が切り開かれ、前記開封摘み片に連なって折り返し側の胴部から帯状に切り取られて開封されることを特徴とする易開封構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載したピロー形包装袋の易開封構造において、易破断部としてレーザー加工溝が複数配列して構成されていることを特徴とする易開封構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載したピロー形包装袋の易開封構造において、背貼りシール部をなす二つのシート材のうち折り返しにより表側となる側の端縁が他方側より延出しており、その延出部分の一対の切れ込みにはそれぞれ点状接続部が設けられていることを特徴とする易開封構造である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載したピロー形包装袋の易開封構造の形成方法において、レーザーマーキング装置を使用して、所望のマーキングパターンでレーザー加工溝を形成することを特徴とする形成方法である。
本発明によれば、商品形態に応じて開封を一層容易にできる易開封構造とその形成方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るピロー形包装袋の斜視図である。 図1のピロー形包装袋の胴部の折畳み状態を示す平面図である。 図1のピロー形包装袋の開裂構造を示す断面図である。 図1のピロー形包装袋の開裂状況の進展を示す斜視図である。 図4に対応する断面図である。 図1のピロー形包装袋のシート材への易破断部の形成方法の説明図である。 本発明で提案する3種類の易破断部を示す。
本発明の実施の形態に係るピロー形包装袋1を、図面にしたがって説明する。
図1に示すように、このピロー形包装袋1は、一枚の矩形のシート材3を利用して製袋化されている。このシート材3は、図3の拡大図に示すように、三層構造をしており、下層が熱接着性のポリエチレンフィルム5、中間層がアルミニウム箔7、上層がポリプロピレンフィルム9で構成されている。
図2に示すように、ポリエチレンフィルム5を内側にしながら、対向する一対の辺端縁11、13側を合掌状に重ね合わせ、その帯状の重ね合わせ部分を熱溶着により強力に接着して、筒状の胴部15に成形されている。そして、熱溶着部分17を含めて一対の辺端縁11、13側が背貼りシール部19になっている。一対の辺端縁11、13は互いに平行になっているが、揃えられてはおらず、辺端縁11が辺端縁13より外方に延出している。
この背貼りシール部19は、重ね合わせの奥端を折り返し線21として、矢印に示すように、辺端縁11側のシート材3が胴部15の表側にくるように折り返されて胴部15に重ね合わされており、この折り返し線21は、辺端縁11、13と平行になっている。そして、胴部15の両側の開口端も熱溶着により強力に封止されて封緘部23、23が形成されている。
ピロー形包装袋1は、上記のようにして直方体状に製袋化されており、これに開裂構造25が備えられている。
図1、図2に示すように、背貼りシール部19の辺端縁11から一対の切れ込み27、27が入れられている。この切れ込み27、27は適当な間隔をあけて辺端縁11と垂直に一直線状に延びており、それぞれの奥端28、28は辺端縁13を超えて、折り返し線21に近づいている。この一対の切れ込み27、27の間が開封摘み片29となっており、親指と人差し指とで挟んで摘むのに丁度良い幅寸法になっている。
各切れ込み27には、辺端縁11側の延出部分に、切裂き可能な点状接続部31が設けられており、切裂き前には開封摘み片29はその一対の点状接続部31、31を介してその周りの背貼りシール部19と連なっている。
一対の切れ込み27、27は小さく見難いので、表側には開封摘み片29の存在を表示する▲マークが印刷されている。
折り返された背貼りシール部19と対向する側の胴部15には、折り返し線21の近傍に易破断部33が形成されている。この易破断部33は一直線状に延びて、折り返し線21に平行になっており、一対の切れ込み27、27のそれぞれの奥端側の仮想延長線と交差している。易破断部33の長さは一対の切れ込み27、27の間隔の2割増しになっており、その分だけ一対の切れ込み27、27を超えて封緘部23、23側に延びている。
易破断部33は、切れ目が断続的に続く点線状になっており、図3の拡大図に示すように、レーザー加工溝35が形成されている。シート材3は三層構造になっているが、このうちの下層、すなわち胴部15の内面をなすポリエチレンフィルム5のみがレーザー照射により焼削りされてレーザー加工溝35になっており、シート材3を貫通してはいない。従って、図2の折畳み状態では易破断部33そのものは外部からは視認できないが、一対の切れ込み27、27との位置関係を示す位置マークとして示している。従って、個々の●の大きさもレーザー加工溝35の大きさを示しているわけではない。
レーザー加工溝35が所定の間隔をあけて複数断続的に連なっている。レーザー加工溝35は、レーザー照射により精密に加工されており、所定の位置に正確に形成され、且ついずれも深さが同じになっている。
図3に示すように、折り返し線21から辺端縁13の近傍までは、接着剤37が帯状に塗布されており、背貼りシール部19と折り返しにより対向する胴部15とが接着されている。この接着剤37により、易破断部33における封止性が担保されている。
一対の切れ込み27、27の奥端側と、易破断部33はこの接着剤37によって蔽われている。
接着剤37の接着力は、背貼りシール部19の接着力よりは弱くなっている。
開裂構造25は、上記のようにして、ピロー形包装袋1に備えられており、図4、図5に示すように、開裂される。
先ず、図4(A)、図5(A)に示すように、開封摘み片29を摘み、図4(B)、図5(B)に示すように、折り返し方向に向かって引っ張り上げると、一対の点状接続部31、31が切り裂かれる。
更に、引っ張り続けると、図4(C)、図5(C)に示すように、一対の切れ込み27、27のそれぞれの奥端28、28が胴周り方向への開裂開始点となって、接着剤37が剥離して切裂きが進行する。
易破断部33に到達すると、薄くなった易破断部33を切り開く方向に引っ張られるので、図4(D)、図5(D)に示すように、易破断部33で二つに破断されて胴部15が切り開かれる。
すなわち、胴部15から背貼りシール部19を介して辺端縁13に至る側のシート材3はこの易破断部33で分断され、辺端縁13側は背貼りシール部19として辺端縁11側に接着した状態となって一体に引っ張られていく。
この後は、図4(E)、図5(E)に示すように、開封摘み片29に連なる部分がほぼ同じ幅寸法で胴部15から切り取られて帯状片39として連なっていき、内容物の羊羹Yが胴周りに露出してくる。胴部15を一周させると、上記した分断によりできた破断縁41が最終的に切り取られて、開封摘み片29に連なる帯状片39がピロー形包装袋1から分離される。そして、完全に開封された状態となる。
シート材3は、上記したように、上層がポリプロピレンフィルム9で構成されており、その延伸方向が開裂方向と一致するように複層シート化されているので、上記した開裂及びその進展がスムーズに進行するようになっている。
また、易破断部33を構成するレーザー加工溝35は折り返し線21の極近傍に比較的深く形成されているので、従来よりも弱い力で引っ張っても、綺麗に破断されて胴部15が切り分けられる。
その一方で、レーザー加工溝35が複数一列状に断続的に連なった形状になっており、一直線状の切れ目になっていないので、圧入充填時にも十分に耐えられる包装強度を備えている。
易破断部33は、レーザーマーキング技術を利用して形成されており、一例として、図6に示すように、レーザーマーキング装置43を用いて、原反部45から引き出されてきたシート材3に対してレーザー照射をして焼削りによりレーザー加工溝35を形成する。レーザー光源43Aと載置板43Bの間で、シート材3のポリエチレンフィルム5側がレーザー光源43Aに向けられており、制御部(図示省略)に記憶されたマーキングパターンに従ってレーザー照射する。
ロータリー式のダイカッター装置より、凹部、すなわち、レーザー加工溝35の形状や深さを設計通りに容易に高精度に形成でき、日々のメンテナンス作業も容易となっている。
レーザーマーキング技術を利用することで、易破断部33を種々のマーキングパターンで形成することができる。
図7に示すように、例えば、破線タイプ(A)、波線タイプ(B)、楕円タイプ(C)に形成できる。この破線タイプ(A)は、上記の実施の形態で示したものである。
波線タイプ(B)、楕円タイプ(C)の場合には、折り返し線21で二つに分かれており、胴部15側の内面には半部のみが現れている。折り返し線21と交差しているので、内容物の種類やシート材3の材質によってはこのようなパターンの方が胴部15を切り開き易い場合も考えられる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、シート材の材質や、背貼りシール部の接着手段、折り返し部分の接着手段については、特に限定されず、現在または将来において案出されるものを利用することができる。
また、上記の実施の形態では、内容物は羊羹Yになっているが、本発明では、羊羹Yに限らず、ゼリー等のホット充填商品で冷却後凝固するものにも適している。
1…ピロー形包装袋 3…シート材 5…熱接着性のポリエチレンフィルム
7…アルミニウム箔 9…ポリプロピレンフィルム 11、13…辺端縁
15…胴部 17…熱溶着部分 19…背貼りシール部 21…折り返し線
23…封緘部 25…開裂構造 27…切れ込み 28…切れ込みの奥端
29…開封摘み片 31…点状接続部 33…易破断部 35…レーザー加工溝
37…接着剤 39…帯状片 41…破断縁
43…レーザーマーキング装置(43A…レーザー光源、43B…載置板)
45…原反部
Y…羊羹(内容物)

Claims (4)

  1. ピロー形包装袋の易開封構造において、
    背貼りシール部の端縁から胴部側への折り返し線に向かって延びる一対の切れ込みと、折り返された前記背貼りシール部と対向する前記胴部側の前記折り返し線またはその近傍に、レーザー加工溝によって形成されるハーフカット状の易破断部とを備え、
    前記易破断部は、前記一対の切れ込みのそれぞれの奥端の仮想延長線と交差する位置に設けられており、前記一対の切れ込みの間に形成される開封摘み片を引き上げ、折り返し方向側に引っ張ると、前記易破断部で前記胴部が切り開かれ、前記開封摘み片に連なって折り返し側の胴部から帯状に切り取られて開封されることを特徴とする易開封構造。
  2. 請求項1に記載したピロー形包装袋の易開封構造において、
    易破断部としてレーザー加工溝が複数配列して構成されていることを特徴とする易開封構造。
  3. 請求項1または2に記載したピロー形包装袋の易開封構造において、
    背貼りシール部をなす二つのシート材のうち折り返しにより表側となる側の端縁が他方側より延出しており、その延出部分の一対の切れ込みにはそれぞれ点状接続部が設けられていることを特徴とする易開封構造。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載したピロー形包装袋の易開封構造の形成方法において、
    レーザーマーキング装置を使用して、所望のマーキングパターンでレーザー加工溝を形成することを特徴とする形成方法。
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