JPH10264974A - 電子レンジ加熱用密封袋 - Google Patents

電子レンジ加熱用密封袋

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JPH10264974A
JPH10264974A JP10022556A JP2255698A JPH10264974A JP H10264974 A JPH10264974 A JP H10264974A JP 10022556 A JP10022556 A JP 10022556A JP 2255698 A JP2255698 A JP 2255698A JP H10264974 A JPH10264974 A JP H10264974A
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JP
Japan
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bag
film
fusion
easy
folded
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JP10022556A
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English (en)
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Isao Toyoshima
功 豊嶋
Shinji Murata
眞次 村田
Misao Kishi
美佐夫 岸
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HOUSEKI PLANNING KK
TOTAI KK
TOUTAI KK
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HOUSEKI PLANNING KK
TOTAI KK
TOUTAI KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3446Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
    • B65D81/3461Flexible containers, e.g. bags, pouches, envelopes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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    • B65D77/225Pressure relief-valves incorporated in a container wall, e.g. valves comprising at least one elastic element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2205/00Venting means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジで加熱すると内部温度が上昇する
まで破袋せず、加熱終了後はテープを剥離して内容物を
容易に取出すことができる電子レンジ加熱用密封袋を提
供する。 【構成】 内側が熱融着性層であるフィルムからなり、
袋に存在する1本のタテ融着部の両端がヨコ融着部によ
り密封されている袋であって、タテ融着部において、フ
ィルムの両端が外側に折曲げられて2列の折返し面を形
成し、易開封フィルムからなる易開封融着テープを用い
て、上記2列の折返し面の折返し線を覆って融着されて
いると共に、ヨコ融着部の少なくとも一方に指でつまめ
る長さの融着されていない融着テープを残す。更に、袋
の一方の脇部に存在する1本のタテ融着部の両端がヨコ
融着部により密封されている袋であって、袋用フィルム
が内折りされ、両端が重ね合わされてこの間に易開封融
着テープが、易開封面を外側にして折曲げられて挿入さ
れ、融着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、流通保管時に密封
状態が維持され、必要時に電子レンジで加熱すると内部
温度が100℃に近づくまで破袋せず、内部に充分に水
蒸気が充満した状態で中央部がわずかに開口して水蒸気
を放出し、加熱終了後はテープを剥離して内容物を容易
に取出すことができる電子レンジ加熱用密封袋に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、小人数用調理済み食品としては、
最初から通気孔を設けた内袋に収納し、密封した外袋か
ら内袋を取出して電子レンジ内で加熱するものがある。
この場合は通気孔から内容物が漏れ出すためトレイにの
せて加熱する方法が採用されている。また、タテ又はヨ
コ方向の融着部の陰に細幅の非融着部を開口させて加熱
の際にこの非融着部から水蒸気を放出させている。更
に、前もって小さい穿孔を設け、この穿孔を剥離性のシ
ート片で被覆し、電子レンジで加熱する直前にこのシー
ト片を剥離して、加熱時までの気密性を維持する方法等
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市販の電子レンジはマ
イクロ波による加熱方式であり、特に水分を介してよく
加熱される。食品は多く水分を含み、食品の内部から加
熱され、表面は気化の潜熱を奪われるために冷やされて
充分に温度が上昇しない。しかしながら、袋が密封され
ていれば、内部に水蒸気が充満し、表面からの水分の蒸
発が防止されるので表面温度を高められるが、この方法
は内圧が高まり過ぎて急激な破袋、すなわち、爆発に近
い破袋が生じて危険である。したがって、流通、保管中
は気密に保ち、電子レンジによる加熱の際も初期は気密
性を維持して内部温度を充分に高め、しかも安全な時期
に自然に破袋させる技術が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その構成は、内側が熱融着性層で
あるフィルムからなり、袋に存在する1本のタテ融着部
の両端がヨコ融着部により密封されている袋であって、
タテ融着部においてフィルムの両端が外側に折曲げられ
て2列の折返し面を形成し、易開封フィルムからなる易
開封融着テープを用いて、上記2列の折返し面の折返し
線を覆って融着されていると共に、ヨコ融着部の少なく
とも一方に指でつまめる長さの融着されていないつまみ
片を残したことを特徴とする。更に、袋の一方の脇部に
存在する1本のタテ融着部の両端がヨコ融着部により密
封されている袋であって、タテ融着部において、フィル
ムが内折りされ両端が重ね合わされて1本の重ね合わせ
部を形成し、易開封フィルムからなる内面を外面基材に
より補強された易開封融着テープが、易開封面を外側に
して折曲げられて上記重ね合わせ部に挿入されていると
共に、ヨコ融着部の少なくとも一方に指でつまめる長さ
の融着されていないつまみ片を残したことを特徴とす
る。
【0005】すなわち、本発明の密封袋はタテ融着部に
おいて、端部のフィルムが外側に折曲げられて折返し面
を形成し、この折返し面を剥離強度の比較的小さいテー
プで細幅に融着されているものである。この密封方法は
流通保管の段階では充分な気密性を維持することがで
き、このまま電子レンジで加熱すれば気密であるため水
蒸気が充満し、食品の表面から気化の潜熱を奪われるこ
となく内部温度が98〜99℃或いはそれ以上に上昇
し、同時に内圧も上昇する。
【0006】一方、本発明のタテ融着方法は、フィルム
の両端部をそれぞれ外側に折曲げて折返し面を形成し、
この折返し面に比較的剥離強度の小さいフィルムを用い
て細幅に融着してある。したがって、内圧が高まると袋
には内径を広げる力が加わる。本発明ではタテ融着部が
折返されているため、この折返し面を狭めるように内部
が膨張し、次いで剥離強度が小さいために融着面が剥離
され、ついに開口部が生じる。最も内圧を受ける部位は
一般に中央部であるため中央部が破袋して水蒸気が放出
するが、他の部位は融着されており、開口部にもテープ
が被さっているため水蒸気の放出が適度に調整され、表
面温度をあまり低下させない。すなわち、本発明は流通
保管時や電子レンジ加熱初期には充分な気密性を維持
し、理想的な内圧に達した時にはじめて一部が静かに破
袋するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における密封袋の基材フィ
ルム素材は、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチ
レン、ナイロンなどの各種プラスチックフィルム及びこ
れらの積層体或いはこれらと、紙、ポリ塩化ビニリデン
層等の他の素材との積層体である。この基材フィルムの
内面に、低融点を有する低密度ポリエチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの熱融着性層を設けたもので
ある。或いは、基材がポリエチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルムなど、それ自体熱融着性のフィルムであ
れば特に熱融着性層を設けず、単層のフィルムであって
も差支えない。
【0008】本発明におけるタテ融着部とは袋を形成す
るフィルムの長さ方向に設けられた融着部であり、ヨコ
融着部とは袋を形成するフィルムの横断方向に設けられ
た融着部であり、完成した袋の長さの比率と無関係であ
る。
【0009】本発明に用いる易開封融着テープには、ゼ
リー菓子やヨーグルト等の容器の蓋材に手で開口できる
ように使用されている易開封フィルムを使用することが
できる。易開封フィルムは広く市販され、例えば、三菱
化学社製、VMX22RX;東セロ社製、CMPS01
7C或いは東セロ社製、TAF610C等を挙げること
ができる。易開封フィルムはポリエステル、ナイロン、
ポリプロピレン等のフィルムで裏打ちしてテープ状に切
断して使用する。或いはテープ状に切断してから裏打ち
しても差支えない。
【0010】袋の形態は1本のタテ融着線を設けたいわ
ゆるピロー型であり、タテ融着線が袋の一方の面に設け
られていてもい。両脇部にガセット折込みを設けたガセ
ット型の袋も使用できる。この場合は大量の内容物を充
填できる。或いは、タテ融着部を袋の一方の脇部に設け
ることもできる。この場合には袋の一方の面に設けた場
合よりも加熱時に内部温度が更に上昇する。
【0011】図1は袋の一方の面にタテ融着部を設けた
1実施例の平面図、図2はタテ融着部の端面図であり、
(a)は内圧が加わらない状態を示し、(b)は内圧が
加わり折り返し面の幅が狭められている状態を示し、
(c)は図面右方が破袋した状態を示す。図3は袋中央
部が破袋した後も加熱している状態を示す端面図、図4
は袋の一方の脇部にタテ融着部を設けた実施例の平面
図、図5は図4のV−V線端面図である。
【0012】本発明の密封袋は製袋に先立ち、原料フィ
ルムの長さ方向両端縁部を接近させて筒状とし、両端縁
部を外側に折返して折返し面5を形成する。図1に示す
ように、折返し面の両端は、折れ目線である折返し線1
と、フィルムの切断線である袋用フィルム端縁線2であ
り、折返し面5の幅は5〜15mmが好ましい。2本の
折返し線1は接触していることが好ましいが、必ずしも
接触している必要はなく、多少の隙間があっても或いは
折返し線が多少重なり合っていても後述するタテ融着部
4に接触しなければ差支えない。
【0013】この2本の折返し面5に跨がって、融着面
を内方にして本発明の融着テープ3を融着する。融着テ
ープ3としては剥離強度100〜1500g/15m
m、好ましくは200〜1000g/15mmの易開封
テープを使用する。剥離強度の小さい融着テープ3を用
いても融着幅を大きくとると手で開封することが困難に
なる。好ましい融着幅は、折返し面1本に対し1〜15
mm、好ましくは2〜10mmである。4はタテ融着
部、5は折返し面である。
【0014】ヨコ融着部6は袋のタテ融着部と直交する
両端部に設ける。少なくとも一方のヨコ融着部とフィル
ムの長さ方向切断線との間に指でつまめる長さ、すなわ
ち、6〜15mmの非融着部7を残して内側を融着す
る。非融着部7は一方のヨコ融着部全面に設けてもよい
が、広い非融着部7を設けることはフィルムを大量に使
用し、見掛けの袋内容量を大きく見せながら現実の袋内
容量が減少する欠点がある。そこで、図1に示すよう
に、テープ幅より広い開封部8を設け、この開封部8の
部位でヨコ融着部を曲折させ、非融着部7を残して奥ヨ
コ融着部9を融着する。したがって、非融着部を形成し
たヨコ融着部は連続して密封してはいるが、開封部8に
おいて溝型に曲折している。
【0015】奥ヨコ融着部9の外側には広い開封部8が
残り、この部位では融着テープ3は融着されずに浮いた
状態にあり、つまみ片10を形成している。場合によっ
ては、奥ヨコ融着部9の両延長部分も直線状に融着し、
通常のヨコ融着部6と延長した融着部との間も幅広く融
着しても同等の効果が得られる。また、つまみ片10を
袋の両方のヨコ融着部に設けることもできる。このつま
み片10は6〜15mmの長さがあるため、指で容易に
つまむことができ、必要時につまみ片10をつまんで引
張ると袋の一方の面を一挙に開封することができ、内容
物を容易に排出することができる。
【0016】製袋にあたっては連続包装充填方法を採用
することができる。タテ融着及び内容物充填後、ヨコ融
着切断を行えば密封袋が連続的に製造され、液漏れや破
袋のおそれなく流通、保存に耐えることができる。密封
袋は密封性もさることながら、本発明においては易開封
性が重要であり、指でつまみ片をつまんで引張ることに
より開封する必要がある。したがって、易開封性のフィ
ルムを使用しても、全体に融着することは易開封性が損
なわれるため一般には融着する際のヒートバーの幅は1
〜15mm、好ましくは2〜10mmである。
【0017】1本のタテ融着線を袋の一方の脇部に設け
る場合には、袋用フィルムをほぼ中央部を融着性層を内
面にして2つ折りし、フィルムの両端部を重ね合わせた
状態にする。図5に示すように、易開封面を外側にして
長さ方向に2つ折りした融着テープ3をフィルムの端縁
部の重ね合わせ部に挿入し、融着テープ3が挿入されて
いる部位を融着する。一般には融着テープ3が袋用フィ
ルム端縁線2からはみ出していることが好ましい。はみ
出していない場合にはヨコ融着するにあたり、ヨコ融着
バーを袋用フィルム端縁線2より短くすることが好まし
い。ヨコ融着にあたっては図4に示すように、タテ融着
部の少なくとも一方の端部につまみ片10を形成する。
【0018】使用にあたっては、タテ融着面を上にして
電子レンジに入れて通常の加熱の要領で加熱する。電子
レンジでは食品の中央部から加熱され、表面部も加熱さ
れてくると水蒸気が発生し、袋が風船のように膨れあが
る。袋が充分に膨れた時、微かな破裂音を発して融着テ
ープ3の中央部が破袋する。その後はテープ下面の破袋
部分から適宜に水蒸気が排出し、内部が充分に加熱され
た後に加熱を終了してつまみ片10を引張って融着テー
プ3を一挙に剥がして広く開封することができる。
【0019】
【実施例】実施例1 図1は本発明電子レンジ用密封袋の平面図である。幅3
0cmのフィルムの両端を各1cmずつ外側に折曲げて
折返し面5を形成し、各折返し線1を接近させて、両折
返し面5に跨がって融着テープ3を融着して筒状にし
た。タテ融着にあたっては、各折返し面5のほぼ中央を
幅2.5mmのヒートバーで加熱した。この筒状フィル
ムの一端を直線状にわずかの非融着部を外側に残してヨ
コ融着し、他端を開封部8が残るように溝状に折曲がっ
たヨコ融着部6で融着した。開封部8は融着テープ3よ
り広い幅である。したがって、つまみ片10は浮いた状
態にあった。ヨコ融着と同時に袋の長さを22cmに切
断し、内部に小型の中華饅頭11を2個充填し、次いで
ヨコ融着、切断を行い、この操作を連続的に繰返した。
電子レンジで加熱した場合には図1の矢印で示す何れか
一方が開封した。
【0020】本実施例においては、タテ融着部を袋の一
方の面の中央部に設け、袋素材として15μm厚のナイ
ロンの内面に50μm厚の線状低密度ポリエチレンを乾
式積層した素材を用いた。融着テープ3としては、16
μm厚のポリエステルの内面に50μm厚の易開封フィ
ルムを積層した18mm幅の融着テープを用いた。易開
封フィルムは東セロ社製CMPS 017Cを用いた。
【0021】電子レンジで加熱すると、袋はしばらく図
2(a)の状態が続いたが、袋が次第に膨れだし、図2
(b)に示すように折返し面5の幅が狭められ、張りつ
めた風船のように広がった時、図2(C)に示すように
一方の融着部6が破袋して水蒸気の放出が始まった。し
かしながら、開封部には相変わらずテープが存在するた
め、水蒸気の放出はあまり激しくなく、図3に示すよう
な袋が膨れた状態が持続した。加熱終了後はつまみ片1
0をつまんで引張れば容易に開封できた。中華饅頭11
は電子レンジによる加熱の場合には水分が不足し、パサ
パサ感があるが、本発明密封袋で加熱した場合には破袋
前に水分が全体に供給され、蒸し器により加熱した場合
と同様のしっとりとした蒸し上がりであった。12は充
満した水蒸気である。
【0022】実施例2 袋用フィルムを長さ方向に2つ折りし、袋用フィルム端
縁線2と袋用フィルム端縁線2との間に易開封面を外側
にして長さ方向に2つ折りした融着テープ3を折れ目線
を奥にして挿入し、融着テープ3上を袋用フィルムを介
してタテ融着した以外は実施例1と同様のフィルム及び
融着テープ3を用いて、実施例1と同様の方法で図4及
び図5に示す形状で図1に示す密封袋と同一内容量の本
発明密封袋を製造した。図1に示す袋と図4に示す袋に
300mlの水をそれぞれ充填して密封し、電子レンジ
で加熱し、加熱開始後、破袋するまでの時間と破袋時の
温度を測定した。タテ融着部を中央部に設けた実施例1
の袋では、5回の平均値で破袋するまでの時間が3.5
9秒、内部温度は98.9℃であった。一方、タテ融着
部を脇線上に設けた実施例2の袋では、破袋するまでの
時間が平均値で4.06秒、内部温度は99.3℃であ
った。
【0023】本発明は電子レンジ加熱によりそのまま食
することができる冷凍食品やチルド食品等を包装するこ
とができる。このような食品として、例えば中華饅頭の
他にハンバーグ、エビチリソース、酢豚、肉団子、各種
煮物、シュウマイ、オムレツ、スパゲッティ、ピラフ、
各種弁当類、干物等を挙げることができる。また、電子
レンジを用いずに内容物を取出す場合には、そのままつ
まみ片10を引張れば容易に開封する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、流通、保存の際には確
実に密封状態に保たれ、電子レンジで加熱する際も水蒸
気が充満して密封袋が風船のように膨れるまでの間は密
封状態にあり、一定の内圧に達した時はじめて静かに一
部が開封して水蒸気を徐々に放出する。したがって、内
容物は流通保管中に汚染されるおそれがなく、更に加熱
の際には初期は密封状態に保たれるため袋内が加熱水蒸
気で充満され、内容物をできたての食品と同様のみずみ
ずしい状態に加熱することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明密封袋の1実施例のタテ融着部を
設けた側の平面図である。
【図2】図2はタテ融着部の端面図であり、(a)は内
圧が加わらない状態を示し、(b)は内圧が加わり、折
返し面5の幅が狭められている状態を示し、(c)は図
面右方が破袋した状態を示す。
【図3】図3は袋中央部が破袋した後も加熱している状
態を示す端面図である。
【図4】図4は袋の一方の脇線上にタテ融着部を設けた
実施例の平面図である。
【図5】図5は図4のV−V線端面図である。
【符号の説明】
1 折返し線 2 袋用フィルム端縁線 3 融着テープ 4 タテ融着部 5 折返し面 6 ヨコ融着部 7 非融着部 8 開封部 9 奥ヨコ融着部 10 つまみ片 11 中華饅頭 12 充満した水蒸気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側が熱融着性層であるフィルムからな
    り、袋の一方の面に存在するタテ融着部の両端がヨコ融
    着部により密封されている袋であって、タテ融着部にお
    いて、フィルムの両端が外側に折曲げられて2列の折返
    し面を形成し、易開封フィルムからなる易開封融着テー
    プを用いて、上記2列の折返し面の折返し線を覆って融
    着されていると共に、ヨコ融着部の少なくとも一方に指
    でつまめる長さの融着されていないつまみ片を残したこ
    とを特徴とする電子レンジ加熱用密封袋。
  2. 【請求項2】 内側が熱融着性層であるフィルムからな
    り、袋の一方の脇部に存在する1本のタテ融着部の両端
    がヨコ融着部により密封されている袋であって、タテ融
    着部において、フィルムが内折りされ両端が重ね合わさ
    れて重ね合わせ部を形成し、易開封フィルムからなる内
    面を外面基材により補強された易開封融着テープが、易
    開封面を外側にして折曲げられて上記重ね合わせ部に挿
    入されていると共に、ヨコ融着部の少なくとも一方に指
    でつまめる長さの融着されていないつまみ片を残したこ
    とを特徴とする電子レンジ加熱用密封袋。
  3. 【請求項3】 蓋材用易開封フィルムの袋素材に対する
    剥離強度が、100〜1500g/15mmであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ加熱用密
    封袋。
  4. 【請求項4】 易開封融着テープが各折返し面に1〜1
    5mmの幅で融着されていることを特徴とする請求項1
    項ないし第3項のいずれかに記載する電子レンジ加熱用
    密封袋。
JP10022556A 1997-01-22 1998-01-21 電子レンジ加熱用密封袋 Pending JPH10264974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022556A JPH10264974A (ja) 1997-01-22 1998-01-21 電子レンジ加熱用密封袋

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2193797 1997-01-22
JP9-21937 1997-01-22
JP10022556A JPH10264974A (ja) 1997-01-22 1998-01-21 電子レンジ加熱用密封袋

Publications (1)

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ID=26359090

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072774A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Kawashima Packaging Mach Ltd 易開封構造を備えた袋包装体及びそれを製造する包装機
WO2003095329A1 (fr) * 2001-04-05 2003-11-20 Yugen Kaisha Appeal Sac pour four electronique
JP2016049978A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 株式会社川島製作所 易開封構造を備えた袋包装体及びそれを製造する包装機

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