JP2016049941A - バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックドアのプルハンドルの構造を簡素化し、バックドアの重量を低減する。
【解決手段】プルハンドル10は、掌側凸形状部20及び甲側凹形状部30を備える。掌側凸形状部20は、バックドアトリム2の内側面が車両室内側に向かって突出し、この突出する部分に対応する外側面が内側に向かって凹む。甲側凹形状部30は、インナーパネル3の内側面が外側に向かって凹む。掌側凸形状部20及び甲側凹形状部30は、下方から手が挿入可能な間隔を空けた状態で対向配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、プルハンドルが室内側に設けられた車両のバックドアの構造に関する。
車両のバックドアは、車体の外側を構成するアウターパネルと、該アウターパネルの内側に重なるように配置されるインナーパネルを有している。インナーパネルの車両室側には、内装部材(バックドアトリム)が取り付けられている。一方、バックドアの車両室内側には、例えば、特許文献1に開示されているように、プルハンドルが設けられているものが知られている。
特許文献1に開示された構造では、バックドアトリムとプルハンドルが別体で、インナーパネルに取り付けられている。ドアトリムは、意匠性向上、乗員保護の為にインナーパネルの車両室内側に取り付けられている。プルハンドルは、インナーパネルの底面に形成された穴に取り付けられており、手の甲側に対応する部分と掌側に対応する部分を構成し、バックドアの操作者がドア閉め動作が確実に行えるように掌の凸形状に沿うような滑り止め形状を有している。
上記例の場合、ドアトリムとプルハンドルの2部品を取り付けるため作業工数が多くなる。また、ドアトリム、パネル、ハンドル甲側及びハンドル掌側の4枚の部材による合わせ構造となるため、重量増加や、コストアップの要因となる。また、パネルの底面に、ドアトリムを取り付けるための穴を開けるため、型構造が複雑化し、型費用の増大も生じてしまう。
この問題を解決する手段として、特許文献2に開示されているように、ドアトリムとプルハンドルを一体構造にした技術が知られている。この構造は、ハンドル部甲側と掌側の形状をスライド構造にてバックドアトリムと一体成型し、パネルに取り付けるように構成されている。この構造により、特許文献1に開示された構造に対して、部品取り付け作業工数の削減と、パネル/ハンドル甲側/ハンドル掌側の3枚合わせ構造による重量増加の抑制及びコスト削減が可能となる。
実開63−63217号公報 特開平9−193665号公報
ところが、特許文献2に開示されている構造の場合、ハンドル部をスライドで成形しているため、製造上の条件からハンドル部に掌凸形状を設けることができなくなる。このため、ドア閉め動作時に、バックドアの操作者の手がハンドルから滑りやすくなり、ドア閉め動作の操作性が悪くなるという問題がある。さらに、ハンドル部の剛性も低くなる。また、特許文献2に開示された構造は、特許文献1に開示された構造(別体構造)で発生するパネル底面穴形成のための型費用については削減可能であるが、スライド構造を追加させることに伴い、型費用が増大する可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両のバックドアのプルハンドルの構造を簡素化し、バックドアの重量を低減可能なバックドア構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明に係るバックドア構造は、車両のバックドアを構成するインナーパネルの車両室内側に、バックドアトリムが取り付けられ、前記バックドアの車両室内側にプルハンドルを備えている。当該バックドア構造において、前記プルハンドルは、掌側凸形状部及び甲側凹形状部を備え、前記掌側凸形状部は、前記バックドアトリムの車両室内側の面が車両室内側に向かって突出し、この突出する部分に対応する車両室外側の面が車両室内側に向かって凹むように形成され、前記甲側凹形状部は、前記インナーパネルの車両室内側の面が車両室外側に向かって凹むように形成され、前記掌側凸形状部及び前記甲側凹形状部は、車両前後方向に間隔を空けた状態で対向配置され、前記プルハンドルの車両下部が車両下方に開口するように構成されている。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様では、前記掌側凸形状部の車両下部には、車両室外側に張り出すフランジ部が設けられている。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様では、前記掌側凸形状部の車両室外側の面には、車両室外側に突出する少なくとも一つのリブが設けられている。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様では、前記インナーパネルには、前記甲側凹形状部の周囲に少なくとも一つの固定用穴が形成されており、前記固定用穴に挿入部材を挿入することにより、前記バックドアトリムが前記インナーパネルに取り付けられている。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様では、前記掌側凸形状部には、車幅方向に延在する凹部及び凸部を備えたビードが形成されている。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様では、前記フランジ部の車幅方向両側部には、前記掌側凸形状部の車幅方向外側部よりも外側の前記インナーパネルの車両下部に向かって延びる延出部が設けられており、前記延出部には、ねじが挿通可能なねじ取付部が設けられ、前記インナーパネルの車両下部には、ねじ穴が設けられており、前記ねじ取付部に前記ねじを挿入して前記ねじ穴に螺合することにより、前記延出部が前記インナーパネルの車両下部に取り付けられている。
本発明によれば、インナーパネル及びバックドアトリムの2枚の合わせ構造で、プルハンドルを構成することで、プルハンドルの構造を従来に比べて簡素化することができ、重量を低減することが可能となり、さらに、作業工数の削減及び型費用の削減等の製造コストを抑制できる。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様によれば、フランジ部を設けることにより、プルハンドルの剛性を大きくすることができる。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様によれば、リブを設けることにより、バックドアの操作者がバックドアの開閉操作をするときに、滑りを抑制することができ、さらに、プルハンドルの剛性を大きくすることができる。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様によれば、プルハンドルの周辺の固定状態を強化することができ、バックドアの操作者の操作性が向上する。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様によれば、ビードを設けることにより、バックドアの操作者がバックドアの開閉操作をするときに、滑りを抑制することができ、さらに、プルハンドルの剛性を大きくすることができる。
また、本発明に係るバックドア構造の一態様によれば、フランジ部から延びる延出部とインナーパネル下部とをねじで固定するため、プルハンドルの周辺の固定状態を強化することができ、バックドアの操作者の操作性が向上する。
本発明に係るバックドア構造を備えた車両を車両後方から見た部分斜視図である。 図1のバックドアのインナーパネルに、バックドアトリムを取り付ける前の状態を概略的に示す分解斜視図である。 本発明に係る第1の実施形態のバックドア構造であり、バックドアパネルに設けられた掌側凸形状部及びインナーパネルに設けられた甲側凹形状部を車両室内から見た状態を示す概略正面図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明に係る第2の実施形態のバックドア構造であり、掌側凸形状部及び甲側凹形状部を示す概略正面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。
以下、本発明に係るバックドア構造の実施形態について、図面(図1〜図7)を用いて説明する。
[第1の実施形態]
先ず、本発明に係るバックドア構造の第1の実施形態について図1〜図4を用いて説明する。バックドア1は、図1に示すように、車両後部のドア開口部8に開閉可能に取り付けられた部材である。この例のバックドア1は、図1に示すように、バックドア1の車両上部のヒンジ(図示せず)を介して、ドア開口部8の上辺を中心に回動するように開閉する。当該バックドア1の車両室内側には、プルハンドル10が設けられている。
プルハンドル10は、開いた状態のバックドア1を閉じる際に操作するためのものであり、プルハンドル10内に手を入れて下側に押し下げることにより、バックドア1を閉められるようになっている。なお、図1では、プルハンドル10が配置される位置のみを示し、形状等の詳細は省略している。プルハンドル10の詳細については、図3及び図4を用いて後で説明する。
バックドア1は、アウターパネル9とインナーパネル3が重なり合って構成されている。インナーパネル3の車両室内側には、内装材であるバックドアトリム2が取り付けられている。当該バックドアトリム2は、図2に示すように複数のクリップ6によって、インナーパネル3に取り付けられている。バックドアトリム2は、インナーパネル3の車両室側に重なるように配置された部材であり、車両室内側の面は意匠面となる。なお、図2では、本実施形態に係るプルハンドル10の図示は二点鎖線により仮想的に示している。また、図2におけるクリップ6は、位置を示すのみで、形状等の詳細は省略している。
アウターパネル9は、車両上部に窓開口1aが設けられた板状の部材であり、車体の最外部を構成する部材である。インナーパネル3は、アウターパネル9の車両室側(車両前方)に重なるように配置されている。インナーパネル3の車両上部にも、窓開口1aが設けられている。プルハンドル10は、窓開口1a部の車両下方で、インナーパネル3等の車両下部に設けられている。
図3及び図4を用いて、プルハンドル10の構造について説明する。図4の側断面図では、図4における左方が車両室内側で、右方が車両室後方である。以後の説明では、図4では、車両室内側は車両前方とし、車両室外側は車両後方として説明する。
本実施形態のプルハンドル10は、バックドアトリム2の一部と、インナーパネル3の一部とが車両前後方向に重ね合わさる部分に設けられている。プルハンドル10は、甲側凹形状部30及び掌側凸形状部20を備えており、これらで車両下部に下部開口部10aを備える箱型形状を構成している。
甲側凹形状部30は、インナーパネル3の車両下部における車両室内側の面に設けられており、当該車両室内側の面が車両室外側に向かって凹むように形成されている。
甲側凹形状部30は、甲側傾斜部31と、甲側平坦部32を備えている。甲側傾斜部31は、甲側凹形状部30の車両上部に設けられ、車両下方に向かうに従って車両後方に傾斜する。甲側平坦部32は、甲側傾斜部31の車両下端から車両下方に延びている。この甲側平坦部32は、甲側凹形状部30よりも車両上方のインナーパネル3の平坦な面に対して、車両後方に配置される。甲側平坦部32の下端から車両後方に延びるインナーパネル下部3aは、水平に延びる部分を有している。
掌側凸形状部20は、バックドアトリム2におけるインナーパネル3に対向する側の車両室外側の面に設けられている。掌側凸形状部20は、バックドアトリム2の車両室外側の面が車両室内側に向かって凹み、この凹みに対応する車両室内側の面が車両室内に向かって突出するように形成されている。
掌側凸形状部20は、掌側傾斜部21と、掌側平坦部22と、フランジ部24を備えている。掌側傾斜部21は、掌側凸形状部20の車両上部に設けられ、車両下方に向かうに従って車両前方に傾斜する。掌側傾斜部21の車両上部には、車両後方に延びる天板部10bが形成され、天板部10bは、プルハンドル10の底部を構成する。掌側平坦部22は、掌側傾斜部21の車両下端から車両下方に延びている。この掌側平坦部22は、掌側凸形状部20よりも車両上方のバックドアトリム2の平坦な面に対して、車両前方に配置される。
フランジ部24は、掌側平坦部22の下端から車両後方に張り出すように設けられている。フランジ部24は、インナーパネル下部3aよりも車両上方に配置されている。
甲側凹形状部30及び掌側凸形状部20は、対向するように配置されている。この例では、掌側傾斜部21の車両上端の車両上下方向位置は、甲側傾斜部31の車両上端の車両上下方向位置よりも、高くなるよう配置されている。同様に、掌側傾斜部21の車両下端の車両上下方向位置は、甲側傾斜部31の車両下端の車両上下方向位置よりも、高くなるよう配置されている。
掌側平坦部22及び甲側平坦部32は、車両前後方向間隔を空けて平行に対向配置されている。フランジ部24の車両後方端は、甲側平坦部32に対して、車両前後方向間隔を空けて配置されている。フランジ部24の車両後方端と、甲側平坦部32との車両前後方向間隔は、バックドア1の操作者の手40が挿入可能な下部開口部10aを構成している。
また、図3に示すように、掌側凸形状部20の車幅方向長さは、甲側凹形状部30の車幅方向長さよりも長い。掌側凸形状部20の車幅方向両外側部には、側壁部23が設けられており、これらの側壁部23は、インナーパネル3に当接している。また、甲側凹形状部30の車幅方向両外側部にも側壁部33が設けている。甲側凹形状部30の側壁部33は、掌側凸形状部20の側壁部23よりもやや内側に配置されている。
それぞれの側壁部23、33の車幅方向位置はすこしずれた位置に設けられているが、掌側凸形状部20及び甲側凹形状部30で、車両下方が開口する箱型形状を構成しており、下部開口部10aには、操作者の手40が挿入可能である。
掌側平坦部22の車両室外側の掌側面22aには、車両後方に突出する複数のリブ22bが設けられている。この例では、7つのリブ22bが設けられており、これらのリブ22bは、車両上下方向に間隔を空けて配置されている。各リブ22bにおける掌側面22aからの突出する長さは、車両上部にあるリブ22bから車両下部にいくに従い徐々に長くなる。最上部にあるリブ22bが一番短く、最下部にあるリブ22bが最も長い。最下部にあるリブ22bにおける車両後方端の車両前後方向位置は、掌側傾斜部21の車両上部やフランジ部24の車両後方端における車両前後方向位置とほぼ同じ位置になっている。後述するが、当該リブ22bは、滑り止め機構として設けられている。
インナーパネル3の車両室側には、甲側凹形状部30の周囲に固定用穴3bが形成されている。この例では、図3に示すように、甲側凹形状部30の上部に1つ、左右それぞれに1つずつ形成されている。
バックドアトリム2は、固定用穴3bに挿入部材を挿入することにより、インナーパネル3に固定されている。この例では、図4に示すように、クリップ6の挿入部6aを挿入して固定している。なお、前述したように、バックドアトリム2は、当該固定用穴3b以外の部分でも、クリップ6で固定されている(図2)。
図4に示すように、クリップ6には、固定用穴3bの周辺を押圧する爪6bが設けられている。また、爪6bの上部(図4における左側)には、止部6cが設けられている。固定用穴3bに対向する位置のバックドアトリム2には、係合部2bが設けられており、止部6cに係合部2bが係合している状態で、クリップ6の爪6bが固定用穴3bの周辺部を押し付けることによって、クリップ6が固定されている。この状態で、インナーパネル3にバックドアトリム2が取り付けられている。
以上の説明からわかるように本実施形態のように、インナーパネル3及びバックドアトリム2の2枚の合わせ構造で、プルハンドル10を構成することで、プルハンドル10の構造を従来に比べて簡素化することができ、重量を低減することが可能となり、さらに、作業工数の削減及び型費用の削減等の製造コストを抑制できる。
また、本実施形態によれば、フランジ部24を設けることにより、プルハンドル10の剛性を大きくすることができる。さらに、リブ22bを設けることにより、バックドア1の操作者がバックドア1の開閉操作をするときに、プルハンドル10内で手が滑ることを抑制でき、さらに当該リブ22bによってプルハンドル10の剛性を大きくすることができる。
また、本実施形態によれば、掌側凸形状部20及び甲側凹形状部30の周辺に固定部を設けることで、プルハンドル10の周辺の固定状態を強化することができ、バックドア1の操作者の操作性が向上する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態について、図5〜図7を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図4)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態の掌側凸形状部20には、図5及び図6に示すように、第1の実施形態で説明したリブ22bに替えて、ビード22cが形成されている。このビード22cは、図6に示すように、掌側面22aに、車両上下方向に凹形状及び凸形状が交互に形成されている。凹形状及び凸形状は、車幅方向に延びている。この例では、掌側面22aの反対側(車両室内側)にも凹凸形状が形成されている。なお、図6で示している固定用穴3bやクリップ6等について、図5では省略している。
また、本実施形態のフランジ部24の車幅方向両側部には、延出部25が設けられている。この延出部25は、図5に示すように、フランジ部24の車幅方向外側部から、掌側凸形状部20の車幅方向外側端よりも車幅方向外側のインナーパネル下部3aに向かって延び、インナーパネル下部3aに当接している。
図7に示すように、延出部25のうち、インナーパネル下部3aに当接している部分には、ねじ取付部が設けられている。この例のねじ取付部は、車両上下方向に貫通する貫通孔25aである。また、この貫通孔25aに連通するように、インナーパネル下部3aにねじ穴が形成されたねじ受部3cが設けられている。貫通孔25aにねじ5を挿入してねじ受部3cのねじ穴に螺合することにより、延出部25がインナーパネル下部3aに締結される。この例のねじ受部3cは、インナーパネル3やバックドアトリム2とは別体に構成された部材で、インナーパネル下部3aに設けられえた穴に挿入される部材である。
以上の説明からわかるように本実施形態によれば、ビード22cを設けることにより、バックドア1の操作者がバックドア1の開閉操作をするときに、手がプルハンドル10内で滑るのを抑制することができ、さらに、プルハンドル10の剛性を大きくすることができる。
また、本実施形態によれば、延出部25を設けることにより、フランジ部24とインナーパネル下部3aとをねじ5で固定するため、第1の実施形態に比べて、プルハンドル10の周辺の固定状態を強化することができ、バックドア1の操作者の操作性が向上する。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第1の実施形態で説明したフランジ部24に、第2の実施形態で説明した延出部25を設けることもできる。この場合、インナーパネル下部3aに固定部等を設ければよい。また、第1の実施形態で説明したリブ22bが設けられている部分に、ビード22cを設けてもよい。また、第2の実施形態のビード22cを補うようにリブ22bを設けてもよい。
また、第2の実施形態のねじ取付部は、ねじ5を用いているがこれに限らない、例えば、インナーパネル下部3aに、貫通孔を設け、溶接ナットを溶着し、延出部25にボルトを貫通させて、溶接ナットに締結するように構成してもよい。また、延出部25に設けられた貫通孔25aは、切欠きでもよい。
1 バックドア
1a 窓開口
2 バックドアトリム
2b 係合部
3 インナーパネル
3a インナーパネル下部
3b 固定用穴
3c ねじ受部
5 ねじ
6 クリップ
6a 挿入部
6b 爪
6c 止部
8 ドア開口部
9 アウターパネル
10 プルハンドル
10a 下部開口部
10b 天板部
20 掌側凸形状部
21 掌側傾斜部
22 掌側平坦部
22a 掌側面
22b リブ
22c ビード
23 側壁部
24 フランジ部
25 延出部
25a 貫通孔
30 甲側凹形状部
31 甲側傾斜部
32 甲側平坦部
33 側壁部
40 操作者の手

Claims (6)

  1. 車両のバックドアを構成するインナーパネルの車両室内側に、バックドアトリムが取り付けられ、前記バックドアの車両室内側にプルハンドルを備えたバックドア構造において、
    前記プルハンドルは、掌側凸形状部及び甲側凹形状部を備え、
    前記掌側凸形状部は、前記バックドアトリムの車両室内側の面が車両室内側に向かって突出し、この突出する部分に対応する車両室外側の面が車両室内側に向かって凹むように形成され、
    前記甲側凹形状部は、前記インナーパネルの車両室内側の面が車両室外側に向かって凹むように形成され、
    前記掌側凸形状部及び前記甲側凹形状部は、車両前後方向に間隔を空けた状態で対向配置され、前記プルハンドルの車両下部が車両下方に開口するように構成されていることを特徴とするバックドア構造。
  2. 前記掌側凸形状部の車両下部には、車両室外側に張り出すフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバックドア構造。
  3. 前記掌側凸形状部の車両室外側の面には、車両室外側に突出する少なくとも一つのリブが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバックドア構造。
  4. 前記インナーパネルには、前記甲側凹形状部の周囲に少なくとも一つの固定用穴が形成されており、
    前記固定用穴に挿入部材を挿入することにより、前記バックドアトリムが前記インナーパネルに取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のバックドア構造。
  5. 前記掌側凸形状部には、車幅方向に延在する凹部及び凸部を備えたビードが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバックドア構造。
  6. 前記フランジ部の車幅方向両側部には、前記掌側凸形状部の車幅方向外側部よりも外側の前記インナーパネルの車両下部に向かって延びる延出部が設けられており、
    前記延出部には、ねじが挿通可能なねじ取付部が設けられ、前記インナーパネルの車両下部には、ねじ穴が設けられており、
    前記ねじ取付部に前記ねじを挿入して前記ねじ穴に螺合することにより、前記延出部が前記インナーパネルの車両下部に取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載のバックドア構造。
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