JP2016049618A - ケース自動定位方法とその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケースの開口がロボットに向くように、ケースを棚に置く、ケースをセットするステップと、ホルダーの二つの挟み部の間の距離がケースの二つの側平面の間の距離よりも大きいように制御して、ホルダーの持上げ部がケースの内上面よりも低いように、ホルダーの持上げ部をケースの開口に対応する、持上げる前のステップと、持上げ部をケースの開口からケースの内部に挿入して、持上げ部の自由端がケースの重心を超えると、ケースを持上げる、持上げるステップと、ケースの側上面がホルダーの当接面に当接するまで、持上げられているケースを当接器に対応する箇所に移動して、ケースの側下面が当接器に止められて持上げ部をケースに対して水平に移動する、前後定位するステップと、左右定位するステップと、を含む。
【選択図】図5
Description
(1)作業者を減少することが可能であり、加工速度を増加することが可能であり、生産効率を増加することが可能である。
下記の各実施例のケース自動定位方法に使用される装置は、図1及び図2に示すように、ロボット10と、挟み爪16と、ホルダー20と、から構成される。
各持上げ部22は、当接面211の下方に位置する持上げ部上面221と、持上げ部上面221の両側に位置する持上げ部側面222と、を有する。各挟み部23は、連接部21に連接されており、持上げ部側面222にそれぞれ位置する。
本実施例では、持上げ部22は、更に、持上げ部上面221の反対側に位置する持上げ部底面223と、持上げ部底面223に設けられている二つの補強リブ24と、を有する。補強リブ24により、プレート状を呈する持上げ部22の構造強度を増加することが可能である。特に、二つの挟み部23は、二つの連接部21に設けられているため、互いに近接し、又は離れることが可能である。
図1及び図3を参照する。当接器30は、固定板31と、固定板31に設けられている複数の連接ロッド32と、各連接ロッド32に設けられており、固定板31に近接し、又は固定板31から離れることが可能であり、ケース40の側下面42を止めるための緩衝板33と、連接ロッド32に設けられており、固定板31と緩衝板33の間に位置する複数の弾性子34と、を含む。弾性子34により、緩衝板33は常時に固定板31から離れる。
本実施例では、持上げ部22が下方から上方へケース40を持上げるときに、持上げ部22の持上げ部上面221がケース40の内上面45に当接し、なお、持上げ部22の自由端224がケース40の重心を超えるというのは、持上げ部22の自由端224は、ケース40の側上面43と側下面42の間に位置し、且つ側下面42により近付けることを指す。このように、持上げ部22がケース40を持上げるときには、ケース40が持上げ部22から落下することはない。
本実施例では、ケース40の側下面42が当接器30の緩衝板33に当接して停止されて、ホルダー20がケース40を当接器30へもっと移動するときに、ケース40の側上面43がホルダー20の当接面211に当接するまで、持上げ部22がケース40に対して当接器30へ水平に移動する。緩衝板33と固定板31の間に弾性子34が設けられているため、緩衝板33と固定板31の間に緩衝効果がある。このため、ケース40の側下面42が当接器30の緩衝板33に止められて、ホルダー20の当接面211がケース40の側上面43に当接した後、ホルダー20が当接器30へ移動しているときに、ホルダー20、ケース40及び当接器30が互いに直接に衝突して損壊することを回避することが可能であると同時に、ケース40の側上面43とホルダー20の当接面211が互いに当接することを確保することが可能である。
本実施例では、定位されたケース40を特定のラベル貼付位置に移動して、図1に示すように、ラベル貼付機70により、上方から下方へラベルを貼り付ける。もちろん、定位されたケース40をレーザー彫刻区に移動して、レーザー加工を行ってもよい。
そしてケース40を定位する過程中に、作業者を必要しないため、作業者を減少することが可能であり、加工速度を増加することが可能であり、生産効率を増加することが可能であるという効果を有する。
このように、ケース40を定位する過程中に、ケース40が二つの挟み部23に挟まれないため、二つの挟み部23の挟み力が不足であることによるケース40の落下と、二つの挟み部23の挟み力が大きすぎることによるケース40の損壊とを減少することが可能である。
本実施例では、二つの挟み部23のケース40の側平面46を挟む力を最小にすることが可能であり、更に、ケース40の側平面46にタッチし、又は近接するだけでよい。二つの挟み部23による規制により、ケース40を持上げて高速に移動する過程中に、ケース40が持上げ部22の上で左右に振られて落下することを回避することが可能である。
本実施例のケース自動定位方法は、図13に示すように、ケースをセットするステップ81と、挟む前のステップ82と、挟むステップ83と、ケースを放置するステップ84と、持上げる前のステップ85と、持上げるステップ86と、前後定位するステップ87と、左右定位するステップ88と、を含む。
本実施例の上記の実施例と相違する点は、工作平面911の上方に、持上げる前のステップ85、持上げるステップ86、前後定位するステップ87及び左右定位するステップ88を行うことにある。なお、実施例1は、棚60の上で、持上げる前のステップ52、持上げるステップ53、前後定位するステップ54及び左右定位するステップ55を行う。
本実施例では、二つの挟み部23のケース40の側平面46を挟む力を最小にすることが可能であり、更に、ケース40の側平面46にタッチし、又は近接するだけでよい。二つの挟み部23による規制により、ケース40を持上げて高速に移動する過程中に、ケース40が持上げ部22の上で左右に振られて落下することを回避することが可能である。
11 アーム関節
16 挟み爪
20 ホルダー
21 連接部
22 持上げ部
23 挟み部
24 補強リブ
30 当接器
31 固定板
32 連接ロッド
33 緩衝板
34 弾性子
40 ケース
41 開口
42 側下面
43 側上面
44 被加工面
45 内上面
46 側平面
51 ケースをセットするステップ
52 持上げる前のステップ
53 持上げるステップ
54 前後定位するステップ
55 左右定位するステップ
60 棚
70 ラベル貼付機
81 ケースをセットするステップ
82 挟む前のステップ
83 挟むステップ
84 ケースを放置するステップ
85 持上げる前のステップ
86 持上げるステップ
87 前後定位するステップ
88 左右定位するステップ
90 工作平面
91 工作平面セクション
211 当接面
221 持上げ部上面
222 持上げ部側面
223 持上げ部底面
224 自由端
Claims (5)
- 当接器と、挟み爪とホルダーが設けられているロボットとにより、開口を有するケースを自動的に定位するケース自動定位方法において、
前記ケースの前記開口が前記ロボットに向くように、前記ケースを棚に置いて、前記ケースは、更に、前記開口を構成する側上面と、上方に向いている被加工面と、前記被加工面の反対側に位置する内上面と、前記側上面から遠ざかった側に位置する側下面と、前記側上面と前記側下面を連接する二つの側平面と、を有する、ケースをセットするステップと、
前記ホルダーの二つの挟み部の間の距離が前記ケースの前記二つの側平面の間の距離よりも大きいように制御して、前記ホルダーの持上げ部が前記ケースの前記内上面よりも低いように、前記ホルダーの前記持上げ部を前記ケースの前記開口に対応する、持上げる前のステップと、
前記ロボットが前記ホルダーの前記持上げ部を駆動して前記ケースの前記開口から前記ケースの内部に挿入して、前記持上げ部の自由端が前記ケースの重心を超えると、前記ケースを持上げる、持上げるステップと、
前記ケースの前記側上面が前記ホルダーの当接面に当接するまで、持上げられている前記ケースを前記当接器に対応する箇所に移動して、前記ケースの前記側下面が前記当接器に止められて前記持上げ部を前記ケースに対して水平に移動し、これにより、前記ケースの前後定位を完成する、前後定位するステップと、
二つの前記挟み部を互いに近接して、前記ケースの前記側平面を挟むことにより、前記ケースの左右定位を完成する、左右定位するステップと、
を含むことを特徴とするケース自動定位方法。 - 上記の持上げるステップにおいて、前記ホルダーが前記ケースを持上げた後、二つの前記挟み部を互いに近接して、前記ケースの前記側平面を挟み、上記の前後定位するステップにおいて、持上げられている前記ケースを前記当接器に対応する箇所に移動し、二つの前記挟み部を互いに離して前記ケースの前記側平面から離脱し、前記当接器は、固定板と、前記固定板に設けられている複数の連接ロッドと、前記各連接ロッドに設けられており、前記固定板に近接し、又は前記固定板から離れることが可能であり、前記ケースの前記側下面を止めるための緩衝板と、前記連接ロッドに設けられており、前記固定板と前記緩衝板の間に位置する複数の弾性子と、を含み、前記弾性子により、前記緩衝板は常時に前記固定板から離れることを特徴とする、請求項1に記載のケース自動定位方法。
- 当接器と、挟み爪とホルダーが設けられているロボットとにより、開口を有するケースを自動的に定位するケース自動定位方法において、
前記ケースの前記開口が前記ロボットに向くように、前記ケースを棚に置いて、前記ケースは、更に、前記開口を構成する側上面と、上方に向いている被加工面と、前記被加工面の反対側に位置する内上面と、前記側上面から遠ざかった側に位置する側下面と、前記側上面と前記側下面を連接する二つの側平面と、を有する、ケースをセットするステップと、
前記ホルダーの二つの挟み部の間の距離が前記ケースの前記二つの側平面の間の距離よりも大きいように制御して、前記ホルダーの持上げ部が前記ケースの前記内上面よりも低いように、前記ホルダーの前記持上げ部を前記ケースの前記開口に対応する、挟む前のステップと、
前記ロボットが前記ホルダーの前記持上げ部を駆動して、前記持上げ部は、前記ケースの前記開口から前記ケースの内部に挿入して、二つの前記挟み部が前記ケースを安定的に挟むことが可能な深さに前記ケースの内部に挿入し、二つの前記挟み部を互いに近接して前記ケースの前記側平面を挟む、挟むステップと、
前記ロボットが前記ケースを工作平面セクションに移動して、前記ケースを工作平面の上方に停止して、二つの前記挟み部を互いに離れて前記ケースの前記側平面から離脱すると、前記ケースが前記工作平面に落下する、ケースを置くステップと、
前記ホルダーの前記持上げ部が前記ケースの前記内上面よりも低いように、前記ホルダーの前記持上げ部を前記ケースの前記開口に対応する、持上げる前のステップと、
前記ロボットが前記ホルダーの前記持上げ部を駆動して前記ケースの前記開口から前記ケースの内部に挿入して、前記持上げ部の自由端が前記ケースの重心を超えると、前記ケースを持上げる、持上げるステップと、
前記ケースの前記側上面が前記ホルダーの当接面に当接するまで、持上げられている前記ケースを前記当接器に対応する箇所に移動して、前記ケースの前記側下面が前記当接器に止められて前記持上げ部を前記ケースに対して水平に移動し、これにより、前記ケースの前後定位を完成する、前後定位するステップと、
二つの前記挟み部を互いに近接して、前記ケースの前記側平面を挟むことにより、前記ケースの左右定位を完成する、左右定位するステップと、
を含むことを特徴とするケース自動定位方法。 - 上記の持上げるステップにおいて、前記ホルダーが前記ケースを持上げた後、二つの前記挟み部を互いに近接して、前記ケースの前記側平面を挟み、上記の前後定位するステップにおいて、持上げられている前記ケースを前記当接器に対応する箇所に移動し、二つの前記挟み部を互いに離れて前記ケースの前記側平面から離脱し、前記当接器は、固定板と、前記固定板に設けられている複数の連接ロッドと、前記各連接ロッドに設けられており、前記固定板に近接し、又は前記固定板から離れることが可能であり、前記ケースの前記側下面を止めるための緩衝板と、前記連接ロッドに設けられており、前記固定板と前記緩衝板の間に位置する複数の弾性子と、を含み、前記弾性子により、前記緩衝板は常時に前記固定板から離れることを特徴とする、請求項3に記載のケース自動定位方法。
- ロボットと、
前記ロボットに設けられている挟み爪と、
互いに近接し又は離れることが可能であり前記挟み爪に設けられている二つの連接部と、前記二つの連接部にそれぞれ設けられている二つの当接面と、前記二つの連接部にそれぞれ設けられている二つの持上げ部と、二つの挟み部と、を含み、前記各持上げ部は、前記当接面の下方に位置する持上げ部上面と、前記持上げ部上面の両側に位置する持上げ部側面と、を有し、前記各挟み部は、前記連接部に連接されており、前記持上げ部側面にそれぞれ位置するホルダーと、
を含むことを特徴とするケース自動定位装置。
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