JP2016048211A - 光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置 - Google Patents

光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の小型化と走査位置の高精度化とを両立させることができる光走査装置を提供する。【解決手段】 光射出系と光偏向器と反射ミラーとを備え、光射出系は、光源、カップリングレンズ、同期レンズ、同期検知用光検出器、及び光源駆動装置などを有している。光源駆動装置は、光偏向器で偏向された光が同期検知用光検出器を走査するとき、第1の駆動方法として光源を連続発光させ、光偏向器で偏向された光が検出領域を走査するとき、第2の駆動方法として光源をパルス発光させる。この場合、装置の小型化と走査位置の高精度化とを両立させることができる。【選択図】図17

Description

本発明は、光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置に係り、更に詳しくは、光によって所定の走査領域を走査する光走査装置、該光走査装置を有する物体検出装置、及び該物体検出装置を備えるセンシング装置に関する。
近年、物体の有無や、その物体までの距離などを検出するための物体検出装置の開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1〜5参照)。
また、特許文献6には、光ビームの走査位置の高精度な検出を目的とする光走査装置が開示されている。
しかしながら、従来の装置では、装置の小型化と走査位置の高精度化とを両立させるのは困難であった。
本発明は、光によって所定の走査領域を走査する光走査装置であって、光源と、前記光源を駆動する光源駆動装置と、回転する少なくとも1つの反射面を有し、前記光源からの光を偏向する光偏向器と、前記走査領域の走査を開始するタイミングを決定するための光検出器とを備え、前記光偏向器の一の反射面による1回の走査で前記光検出器と前記走査領域が順次走査され、前記光源駆動装置は、前記光偏向器で偏向された光が前記光検出器を走査するとき第1の駆動方法で前記光源を駆動し、前記光偏向器で偏向された光が前記走査領域を走査するとき前記第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で前記光源を駆動する光走査装置である。
本発明の光走査装置によれば、装置の小型化と走査位置の高精度化とを両立させることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザレーダ20を搭載した車両の外観図である。 本発明の一実施形態に係る監視装置10の構成を説明するためのブロック図である。 レーザレーダ20の構成を説明するための図である。 光射出系201を説明するための図である。 反射ミラー205を説明するための図である。 光偏向器の回転ミラー204aを説明するための図である。 反射ミラー205と回転ミラー204aの位置関係を説明するための図である。 同期検知用光を説明するための図である。 検出光の進行方向を説明するための図(その1)である。 検出光の進行方向を説明するための図(その2)である。 検出光の進行方向を説明するための図(その3)である。 検出領域を説明するための図である。 第2の駆動方法を説明するための図である。 第1の駆動方法を説明するための図である。 図15(A)及び図15(B)は、それぞれ仮に第1の駆動方法が第2の駆動方法と同じ場合の不都合を説明するための図である。 同期検知信号を説明するための図である。 光源駆動信号を説明するための図である。 光源駆動装置25に含まれる駆動回路の一例を説明するための図である。 図19(A)は第1の駆動方法に対応した駆動回路の一例を説明するための図であり、図19(B)は第2の駆動方法に対応した駆動回路の一例を説明するための図である。 回転ミラーの回転ジッタの影響を説明するための図である。 光源駆動装置25の動作を説明するためのフローチャートである。 光検出系202を説明するための図である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その1)である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その2)である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その3)である。 物体情報取得部203における物体までの距離計測を説明するための図である。 音声・警報発生装置60の構成を説明するためのブロック図である。 第2の駆動方法の変形例を説明するための図である。 モニタ用受光器を備える場合を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図27に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る物体検出装置としてのレーザレーダ20を搭載した車両1の外観が示されている。
ここでは、レーザレーダ20は、一例として、車両1の前方のナンバープレート近傍に取り付けられている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、路面に直交する方向をZ軸方向、車両1の前進方向を+X方向として説明する。また、レーザレーダ20によって物体検出が可能な領域を「検出領域」という。
車両1の車内には、一例として図2に示されるように、表示装置30、監視制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60などが備えられている。これらは、データの伝送が可能なバス70を介して電気的に接続されている。
ここでは、レーザレーダ20と、表示装置30と、監視制御装置40と、メモリ50と、音声・警報発生装置60とによって、センシング装置としての監視装置10が構成されている。すなわち、監視装置10は、車両1に搭載されている。また、監視装置10は、車両1のメインコントローラと電気的に接続されている。
レーザレーダ20は、一例として図3に示されるように、光射出系201、光偏向器204、光検出系202、物体情報取得部203、及び反射ミラー205(図3では光偏向器204によって隠されている。図7参照)などを有している。そして、これらは、筐体内に収納されている。ここでは、光射出系201は、光検出系202の+Z側に配置されている。
光射出系201は、一例として図4に示されるように、光源21、カップリングレンズ22、同期レンズ23、同期検知用光検出器24、及び光源駆動装置25などを有している。
光源21は、半導体レーザを有し、光源駆動装置25によって点灯及び消灯される。ここでは、光源21は、+X方向に光を射出するように配置されている。なお、以下では、光源駆動装置25から光源21に送出され、光源21を駆動するための信号を「光源駆動信号」という。
カップリングレンズ22は、光源21の+X側に配置され、光源21から射出された光を平行光あるいは、わずかに発散した発散光とする。ここでは、カップリングレンズ22として平凸レンズが用いられている。カップリングレンズ22を介した光が、光射出系201から射出される光である。なお、カップリングレンズ22に代えて、同等の機能を有し、複数の光学素子を含むカップリング光学系を用いても良い。
同期レンズ23は、光射出系201に入射する同期検知用光の光路上に配置されている。なお、同期検知用光については後述する。
同期検知用光検出器24は、同期レンズ23を介した同期検知用光の集光位置に配置されている。同期検知用光検出器24は、受光光量に対応した信号を光源駆動装置25に出力する。なお、以下では、同期検知用光検出器24から光源駆動装置25に出力される信号を「同期検知信号」ともいう。
反射ミラー205は、光射出系201及び光検出系202の+X側に配置されている。そして、一例として図5に示されるように、反射ミラー205は、光射出系201から射出された光を光偏向器204に向けて折り返す。なお、反射ミラー205は、光路を折りたたむことによって、レーザレーダ20を小型化するために設けられている。
光偏向器204は、2つの反射面を有し、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する回転ミラー204a(図6参照)、及び該回転ミラー204aを回転駆動させるための駆動機構などを備えている。該駆動機構は、物体情報取得部203によって制御される。ここでは、回転ミラー204aは、+Z側からみたとき、時計回りに回転するように設定されている。また、各反射面はZ軸方向に平行である。
なお、回転ミラー204aにおける反射面の数は2面に限定するものではなく、1面であっても良いし、3面以上であっても良い。また、少なくとも2つの反射面を、回転軸に対してそれぞれ異なった傾斜角度とし、走査領域をZ軸方向に関して切り替えることも可能である。
回転ミラー204aは、光射出系201から射出され、反射ミラー205で反射された光の光路上に配置されている(図7参照)。すなわち、光射出系201から射出され、反射ミラー205で反射された光は、光偏向器204で偏向される。
そして、一例として図8に示されるように、回転ミラー204aの回転角が所定の角度のとき、光偏向器204で偏向された光は反射ミラー205に戻り、反射ミラー205で反射され、同期レンズ23を介して同期検知用光検出器24で受光される。このとき、反射ミラー205で反射された光が前記同期検知用光である。
さらに回転ミラー204aが回転すると、光偏向器204で偏向された光は、検出領域に向かう。なお、以下では、光偏向器204によって偏向され、検出領域に向かう光を「検出光」ともいう。
Z軸方向に直交する平面内において、検出光の進行方向は、回転ミラー204aの回転角に応じて異なっている(図9〜図11参照)。すなわち、検出領域は、回転ミラー204aの回転に伴って、検出光によって−Y方向に走査される(図12参照)。
そして、Z軸に直交する平面内において、検出領域の+Y側端部に向かう検出光の進行方向と、検出領域の−Y側端部に向かう検出光の進行方向とのなす角度φ(図12参照)を走査角ともいう。換言すれば、Z軸方向に直交する平面内における検出領域は、走査角φで規定される走査領域(所定の走査領域)である。
このように、回転ミラー204aの一の反射面による1回の走査で、同期検知用光検出器24と検出領域とが順次走査される。
光源駆動装置25は、光偏向器204によって偏向された光が同期検知用光検出器24を走査するときと、光偏向器204によって偏向された光が検出領域を走査するときとで、光源21の駆動方法を異ならせている。以下では、便宜上、光偏向器204によって偏向された光が同期検知用光検出器24を走査するときの駆動方法を「第1の駆動方法」といい、光偏向器204によって偏向された光が検出領域を走査するときの駆動方法を「第2の駆動方法」という。
本実施形態では、光源駆動装置25は、第1の駆動方法では光源21を連続発光させ、第2の駆動方法では光源21をパルス発光させる。
ここで、第2の駆動方法における発光パルス数をN個とする。この発光パルス数Nは、物体を検出した際の物体位置の分解能(精度)に関係している。この場合、第2の駆動方法における最初(1番目)のパルス発光によって光源21から射出された光は、光偏向器204で偏向され、検出領域の+Y側端部に向かう検出光となる。また、第2の駆動方法における最後(N番目)のパルス発光によって光源21から射出された光は、光偏向器204で偏向され、検出領域の−Y側端部に向かう検出光となる。すなわち、パルス発光の順番(1番目〜N番目)から、検出光の進行方向を知ることができる。例えば、Nが奇数のとき、「(N+1)/2」番目のパルス発光によって光源21から射出された光は、光偏向器204で偏向され、検出領域の中央部に向かう検出光となる。
「設定1」
そして、第2の駆動方法におけるパルス発光では、パルス幅が100n秒以下となるように設定される。この場合は、省電力及び半導体レーザの長寿命化を図ることができる。なお、光源21をパルス発光させたときの光出力における半値幅をパルス幅としている。ここでは、一例として、パルス幅を15n秒としている(図13参照)。
「設定2」
また、第2の駆動方法におけるパルス発光では、発光間隔に対するパルス幅の割合であるデューティ(Duty)比が1%以下となるように設定される。この場合は、半導体レーザに大きな電流を流してても、放熱のための休止時間が長くなるので、発熱の影響を低減することができる。そのため、半導体レーザの劣化を招くことなく、半導体レーザから射出される光の強度を高くすることができる。その結果、検出可能距離を長くすることができる。
ここでは、発光間隔の基準値を20.8μ秒としている(図13参照)。この場合、デューティ(Duty)比は、0.072%である。なお、発光間隔の基準値とは、回転ミラーの回転速度、走査角φ、パルス数Nなどから算出される値である。
「設定3」
第1の駆動方法における連続発光では、発光時間が1μ秒以上となるように設定される。この場合、一例として図14に示されるように、同期検知用光は途切れることなく同期検知用光検出器24を走査することができる。そして、同期検知用光検出器24は、受光光量及び受光領域の大きさに対応したパルスを出力する。なお、以下では、便宜上、同期検知信号におけるパルスを「同期パルス」ともいう。
ところで、仮に、第1の駆動方法が第2の駆動方法と同じであれば、一例として図15(A)及び図15(B)に示されるように、同期検知用光検出器24からの同期パルスの出力タイミングがばらついてしまい、検出領域の走査開始タイミングに誤差が生じる。
そして、一の反射面による1回の走査中に同期検知用光が同期検知用光検出器24を横切ると同期検知用光検出器24から1個の同期パルスが出力されるため、回転ミラー204aが連続して回転している間は同期検知用光検出器24からは定期的に同期パルスが出力されることになる(図16参照)。ここでは、同期検知用光検出器24は、回転ミラー204aが1/2回転する毎に同期パルスを出力する。すなわち、同期検知信号は、回転ミラー204aの反射面の回転に同期したパルス信号である。
「設定4」
また、第2の駆動方法における光源21の光出力のピーク値(以下では、「第2のピーク値」という。)は、第1の駆動方法における光源21の光出力のピーク値(以下では、「第1のピーク値」という。)の100倍以上となるように設定される。
仮に第1のピーク値が大きいと、同期検知用光検出器24での受光量が大きくなりすぎてしまい、同期検知用光検出器24の出力信号が飽和したり、不要光の光量が大きくなる。この場合、同期検知の精度が低下したり、誤検知するおそれがある。一方、第2のピーク値が小さいと、検出可能距離が短くなる。
そこで、第1のピーク値と第2のピーク値との間に、第2のピーク値が第1のピーク値の100倍以上となる関係をもたせることにより、同期検知精度を低下させることなく、検出可能距離を長くすることが可能となる。
図17には、本実施形態における光源駆動信号及び同期検知信号の一例が模式図的に示されている。なお、光源21の光出力と光源駆動信号における信号強度との関係は、予め実験等によって求められている。そして、上記設定1〜設定4は満足されている。
図18には、光源駆動装置25に含まれる駆動回路の一例が示されている。該駆動回路は、電源Vcc、コンデンサC1、抵抗R1、R2、トランジスタTr1、Tr2を有している。ここでは、電源Vccの電圧は50V、抵抗R1の抵抗値は150Ω、抵抗R2の抵抗値は367Ω、コンデンサC1の静電容量は22μFである。
半導体レーザを発光させないときは、トランジスタTr1はオフ状態になっており、その間に、電源VccからコンデンサC1に電荷がチャージされる。
第2の駆動方法では、In_aに電圧が印加される。これによりトランジスタTr1がオン状態になり、コンデンサC1に蓄えられた電荷が瞬間的に半導体レーザを流れる。このとき、半導体レーザの抵抗は数Ω程度であるので、半導体レーザを流れる電流は数十Aとなる。コンデンサC1に蓄えられている電荷は有限であるため、電荷がなくなると半導体レーザの発光は終了する。このため、大きいピーク値、かつ短いパルス幅で半導体レーザを発光させることができる。
なお、電源Vccから供給される電流が半導体レーザを流れるが、このときの電流は、50÷150=0.333A程度であり、コンデンサC1から供給される電流に比べて十分小さいため、無視することができる。
第1の駆動方法では、In_bに電圧が印加される。これによりトランジスタTr2がオン状態になり、電源Vccから供給される電流が半導体レーザを流れる。そして、In_bに印加される電圧がオフ状態になるまで、半導体レーザは発光し続ける。このときに半導体レーザを流れる電流は、50÷(150+367)=0.097Aである。
なお、トランジスタTr2をオン状態にした瞬間に、コンデンサC1から供給される電流(50÷367=0.136A)が半導体レーザを流れるが、コンデンサC1に蓄えられている電荷は有限のため、すぐに(数10μ秒のオーダーで)なくなり、コンデンサC1から電流が流れなくなるため、実用的には無視することができる。
ここでは、第1の駆動方法と第2の駆動方法とでは、半導体レーザを流れてグランドに落ちる電流経路を異ならせている。これにより、第2の駆動方法では、大きな電流を瞬間的に流し、第1の駆動方法では、弱い電流を長時間流すことを可能にするとともに、光源駆動装置25の駆動回路を単純化することが可能である。
ところで、第2の駆動方法のときはコンデンサから供給される電流のみとし、第1の駆動方法のときは電源から供給される電流のみとすることも可能であるが、この場合は、回路構成が複雑になり、駆動回路の大きさが大きくなるおそれがある。
なお、仮に、第1の駆動方法に対応した駆動回路と第2の駆動方法に対応した駆動回路とが個別に設けられる場合には、第1の駆動方法に対応して図19(A)に示される駆動回路が設けられ、第2の駆動方法に対応して図19(B)に示される駆動回路が設けられる。
ここで、光源駆動装置25が受信した同期検知信号における同期パルスについて、物体計測を開始してからk番目の同期パルスをp(k)、k−1番目の同期パルスをp(k−1)、k−2番目の同期パルスをp(k−2)、・・・・・と表記する(図20参照)。
また、p(k−1)からp(k)までの経過時間をΔt(k)、p(k−2)からp(k−1)までの経過時間をΔt(k−1)、p(k−3)からp(k−2)までの経過時間をΔt(k−2)、・・・・・と表記する(図20参照)。なお、以下では、連続する2つの同期パルス間の経過時間を「同期パルス間隔」ともいう。
回転ミラー204aが完全に等速で回転しており、かつ回転ミラー204aの反射面形状が完全に平面であれば、Δt(k)、Δt(k−1)、Δt(k−2)、・・・・・はすべて同じ値となる。しかし、回転ミラー204aが完全に等速で回転していない場合や、回転ミラー204aが複数の反射面を有し、その複数の反射面における反射面間に形状誤差が存在する場合、すなわち、回転ミラー204aに回転ジッタが存在する場合には、Δt(k)、Δt(k−1)、Δt(k−2)、・・・・・は完全に同じ値にならず、わずかながら差異が発生する。その結果、走査毎に、走査角φ、すなわち検出領域の大きさが変化する。
そこで、本実施形態では、光源駆動装置25は、以下のようにして上記検出領域の大きさの変化を抑制している。なお、同期パルス間隔の基準値をΔtとする。また、第2の駆動方法における発光間隔の基準値をΔtpとする。
「方法1」
この方法1は、上記回転ジッタが発生する要因として、回転ミラー204aそのものの回転むらの寄与が大きい場合に用いられる方法である。
方法1では、k番目の走査を実施する際、直前の同期パルス間隔Δt(k)に基づいて第2の駆動方法における発光間隔を決定する。
例えば、直前の同期パルス間隔Δt(k)がΔtよりも大きいときは、回転ミラー204aの回転が局所的に遅くなっているときであり、そのときには第2の駆動方法における発光間隔をΔtpよりも大きくする。
逆に、同期パルス間隔Δt(k)がΔtよりも小さいときは、回転ミラーの回転が局所的に速くなっているときであり、そのときには第2の駆動方法における発光間隔をΔtpよりも小さくする。
具体的には、同期パルス間隔Δt(k)が基準値Δtに対してM%だけ大きい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ大きくする。一方、同期パルス間隔Δt(k)が基準値Δtに対してM%だけ小さい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ小さくする。
このように、回転ジッタが発生する要因として回転ミラー204aそのものの回転むらの寄与が大きい場合には、検出領域の走査が開始される直前の同期パルス間隔を用いて、第2の駆動方法における発光間隔を決定することで、回転ミラー204aに回転ジッタが存在していても、検出領域の大きさの精度向上を図ることができる。
「方法2」
この方法2は、上記回転ジッタが発生する要因として、複数の反射面における反射面間の形状誤差の寄与が大きい場合に用いられる方法である。
方法2では、回転ミラー204aにおける反射面の数をn(2以上の整数)として、k番目の走査を実施する際、Δt(k−n+1)の値を用いて、第2の駆動方法における発光間隔を決定する。例えば、n=2のときは、Δt(k−1)の値を用いる。
具体的には、同期パルス間隔Δt(k−n+1)が基準値Δtに対してM%だけ大きい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ大きくする。一方、同期パルス間隔Δt(k−n+1)が基準値Δtに対してM%だけ小さい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ小さくする。
「方法3」
この方法3は、上記回転ジッタが発生する要因として、回転ミラー204aそのものの回転むらと複数の反射面における反射面間の形状誤差とがある場合に用いられる方法である。
方法3では、回転ミラー204aにおける反射面の数をn(2以上の整数)として、k番目の走査を実施する際、Δt(k−n+1)からΔt(k)までの平均値を用いて、第2の駆動方法における発光間隔を決定する。すなわち、回転ミラー1回転分の同期パルス間隔の平均値を用いて、第2の駆動方法における発光間隔を決定する。
具体的には、上記平均値が基準値Δtに対してM%だけ大きい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ大きくする。一方、上記平均値が基準値Δtに対してM%だけ小さい場合には、第2の駆動方法における発光間隔をΔtpに対してM%だけ小さくする。
以上のように、発生している回転ジッタの状況に合わせて、適切な同期パルス間隔を用いて第2の駆動方法における発光間隔を決定することにより、検出領域の大きさの変動を抑制することができる。
上記では、同期パルス間隔を用いて、回転ミラーのジッタの影響による検出範囲の大きさの変動を抑制する方法を示した。同様に、回転ミラーのジッタがあると、検出範囲の開始位置も変動する。その検出範囲の開始位置についても、上記と同様の考え方で、変動を抑制することができる。具体的には、同期パルスを検出してから検出範囲の開始までの時間(以下では、「ディレイ時間」という)をΔt_delayとする。同期パルス間隔Δt(k)が基準値Δtに対してM%だけ大きい場合には、Δt_delayをM%だけ大きくする。一方、同期パルス間隔Δt(k)が基準値Δtに対してM%だけ小さい場合には、Δt_delayをM%だけ小さくする。
物体情報取得部203は、監視制御装置40から物体情報の取得開始要求を受信すると、光偏向器204の駆動機構を駆動させる。そして、物体情報取得部203は、回転ミラー204aの回転速度が所定の回転速度に達すると、光源21の駆動開始要求を光源駆動装置25に送信する。
そして、物体情報取得部203は、監視制御装置40から物体情報の取得終了要求を受信すると、光源21の駆動終了要求を光源駆動装置25に送信する。
次に、物体情報取得部203から光源21の駆動開始要求を受信したときに、光源駆動装置25で行われる光源駆動処理について、図21を用いて説明する。図21のフローチャートは、光源駆動装置25によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
最初のステップS401では、第1の駆動方法に対応した光源駆動信号の出力を開始する。
次のステップS403では、同期検知信号を監視し、同期パルスを受信したか否かを判断する。ここでは、同期検知信号の信号強度が予め設定されているしきい値を超えると同期パルスを受信したと判断する。そして、同期パルスを受信していなければ、ここでの判断は否定され、第1の駆動方法に対応した光源駆動信号の出力を継続しつつ、同期パルスを受信するのを待つ。同期パルスを受信すれば、ここでの判断は肯定され、ステップS405に移行する。
このステップS405では、光源駆動信号の出力を停止する。
次のステップS407では、第2の駆動方法における発光間隔を決定する。ここでは、上記方法1〜方法3のいずれかの方法を用いて発光間隔を決定する。
次のステップS409では、同期パルスを受信してからの経過時間が予め設定されている時間になるまで待機する。そして、該経過時間が予め設定されている時間になると、ステップS411に移行する。
次のステップS411では、第2の駆動方法に対応した光源駆動信号の出力を開始する。すなわち、光源駆動装置25は、同期検知信号に基づいて、検出領域の走査を開始するタイミングを決定する。
次のステップS413では、N個のパルス発光が終了したか否かを判断する。N個のパルス発光が終了していなければ、第2の駆動方法に対応した光源駆動信号の出力を継続しつつ、N個のパルス発光が終了するのを待つ。N個のパルス発光が終了すれば、ここでの判断は肯定され、ステップS415に移行する。
このステップS415では、光源駆動信号の出力を停止する。
次のステップS417では、物体情報取得部203から光源21の駆動終了要求を受信したか否かを判断する。該駆動終了要求を受信していなければ、ここでの判断は否定され、上記ステップS401に戻る。
一方、駆動終了要求を受信していれば、光源駆動処理を終了する。
ところで、検出領域内に物体があると、レーザレーダ20から射出され物体で反射された光の一部は、レーザレーダ20に戻ってくる。以下では、便宜上、物体で反射されレーザレーダ20に戻ってくる光を「物体からの反射光」ともいう。
物体からの反射光であって、光偏向器204により反射ミラー205に向かう方向に偏向された光は、反射ミラー205で反射され、光検出系202に入射する。
光検出系202は、一例として図22に示されるように、結像光学系28、及び受光器29などを有している。
結像光学系28は、反射ミラー205で反射された物体からの反射光の光路上に配置され、該光を集光する。ここでは、結像光学系28は2枚のレンズで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、結像光学系28が1枚のレンズで構成されていても良いし、3枚以上のレンズで構成されていても良い。また、結像光学系28としてミラー光学系を用いても良い。
受光器29は、結像光学系28を介した光を受光し、受光光量に対応した信号を物体情報取得部203に出力する。
受光器29の受光素子としては、PD(photodiode)、APD(avalanche photodiode)、ガイガーモードAPDであるSPAD(single photon avalanche diode)等を用いることができる。なお、APDやSPADはPDに対して感度が高いため、検出精度や検出可能距離の点で有利である。
物体情報取得部203は、受光器29の出力レベルが予め設定されているしきい値以上のとき、受光器29が物体からの反射光を受光したと判断する。
そして、物体情報取得部203は、受光器29が物体からの反射光を受光すると、そのときの第2の駆動方法におけるパルス発光がN個のうちの何番目のパルス発光であるかから、物体からの反射光の入射方向(図23〜図25参照)を知ることができる。
また、物体情報取得部203は、受光器29が物体からの反射光を受光すると、一例として図26に示されるように、光源21の発光タイミングから受光器29での受光タイミングまでの経過時間tから物体までの距離を求める。
さらに、物体情報取得部203は、物体の位置、物体の大きさ及び物体の形状などの物体情報を求め、メモリ50に保存する。
また、物体情報取得部203は、光源21を発光させてから所定の時間が経過しても、受光器29の出力レベルが予め設定されているしきい値未満のままであれば、物体は検出されなかったものと判断し、該判断結果をメモリ50に保存する。
図2に戻り、監視制御装置40は、所定のタイミング毎に、メモリ50に格納されている物体情報などに基づいて、車両1の前方に物体があるときにその物体の移動の有無を求めるとともに、該物体が移動しているときにはその移動方向及び移動速度を含む移動情報を求める。そして、物体情報及び移動情報を表示装置30に表示する。
また、監視制御装置40は、物体情報及び移動情報に基づいて、危険の有無を判断し、危険があると判断すると、車両1のメインコントローラ及び音声・警報発生装置60に通知する。
音声・警報発生装置60は、一例として図27に示されるように、音声合成装置61、警報信号生成装置62及びスピーカ63などを有している。
音声合成装置61は、複数の音声データを有しており、監視制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する音声データを選択し、スピーカ63に出力する。
警報信号生成装置62は、監視制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する警報信号を生成し、スピーカ63に出力する。
本実施形態では、光射出系201と光検出系202は、Z方向に関して重なって配置されており、光偏向器204と反射ミラー205は、光射出系201と光検出系202とで共用されている。この場合は、物体における光源21からの光の照射範囲と受光器29における受光可能範囲の相対的な位置ずれを小さくすることができ、安定した物体検出を実現できる。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、光射出系201と光偏向器204と反射ミラー205とによって、本発明の光走査装置が構成されている。そして、同期検知用光検出器24によって本発明の光走査装置における光検出器が構成されている。また、光検出系202によって、本発明の物体検出装置における受光手段が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係るレーザレーダ20は、光射出系201、反射ミラー205、光偏向器204、光検出系202、及び物体情報取得部203などを有している。
光射出系201は、光源21、カップリングレンズ22、同期レンズ23、同期検知用光検出器24、及び光源駆動装置25などを有している。光検出系202は、結像光学系28、及び受光器29などを有している。
光源駆動装置25は、光偏向器204によって偏向された光が同期検知用光検出器24を走査するとき、第1の駆動方法として光源21を連続発光させ、光偏向器204によって偏向された光が検出領域を走査するとき、第2の駆動方法として光源21をパルス発光させる。この場合、装置の小型化と走査位置の高精度化とを両立させることができる。
そして、第2の駆動方法におけるパルス発光では、パルス幅を100ns以下とし、デューティ(Duty)を1%以下としている。この場合は、省電力及び半導体レーザの長寿命化を図ることができる。
また、第1の駆動方法における連続発光では、発光時間を1μs以上としている。さらに、第2の駆動方法における光源21の光出力のピーク値を、第1の駆動方法における光源21の光出力のピーク値の100倍以上としている。この場合は、同期検知精度を低下させることなく、物体の検出可能距離の長距離化を図ることができる。
また、物体情報取得部203は、光源21での発光タイミングと受光器29での受光タイミングとに基づいて、物体までの距離を含む物体情報を取得する。ここでは、物体情報を精度良く取得することができる。
そして、本実施形態に係る監視装置10によると、レーザレーダ20を備えているため、物体情報及び移動情報の検出精度を低下させることなく、小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、第2の駆動方法におけるパルス幅が15n秒の場合について説明したが、これに限定されるものではない。パルス幅は100n秒以下であれば良い。
また、上記実施形態では、第2の駆動方法において、デューティ(Duty)比が0.072%の場合について説明したが、これに限定されるものではない。デューティ(Duty)比は1%以下であれば良い。
第2の駆動方法の変形例が図28に示されている。この場合、連続して3つのパルス発光(各パルス幅は15n秒)がなされ、3連続パルスの発光間隔を20.8μ秒としている。このときのデューティ(Duty)比は0.216%(=パルス幅15n秒×3÷20.8μ秒)となり、1%以下を満足している。
また、上記実施形態では、同期検知用光を受光すると、同期検知用光検出器24の出力信号がローレベルからハイレベルに変化するものとしているが、これに限定されるものではなく同期検知用光を受光すると、同期検知用光検出器24の出力信号がハイレベルからローレベルに変化しても良い。
また、上記実施形態において、光射出系201は、光源21の光出力を求めるために、光源21から射出されカップリングレンズ22で反射された光の一部を受光するモニタ用受光器を備えていても良い。この場合、一例として図28に示されるように、モニタ用受光器の出力が、予め設定されているしきい値を超えるタイミングを受光タイミングとしても良い。
なお、この場合、モニタ用受光器の出力及び受光器29の出力をA/D変換し、モニタ用受光器の出力と受光器29の出力を相関演算することで、時間tを求めることも可能である。
また、上記実施形態において、光偏向器204は、前記回転ミラーに代えて、回転多面鏡を有していても良い。
また、上記実施形態では、光射出系201が、光検出系202の+Z側に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、物体情報取得部203での処理の一部を監視制御装置40が行っても良いし、監視制御装置40での処理の一部を物体情報取得部203が行っても良い。
また、上記実施形態では、監視装置10が1つのレーザレーダ20を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。車両の大きさ、監視領域などに応じて、複数のレーザレーダ20を備えても良い。
また、上記実施形態では、レーザレーダ20が車両の進行方向を監視する監視装置10に用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両の後方や側面を監視する装置に用いられても良い。
さらに、レーザレーダ20は、車載用以外のセンシング装置にも用いることができる。この場合には、監視制御装置40は、センシングの目的に応じたアラーム情報を出力する。
また、レーザレーダ20は、物体の有無のみを検出する用途にも用いることができる。
また、レーザレーダ20は、センシング装置以外の用途(例えば、距離計測装置や形状測定装置)にも用いることができる。
また、光射出系201と光偏向器204と反射ミラー205とからなる光走査装置は、物体検出装置以外の用途(例えば、画像表示装置や画像形成装置)にも用いることができる。
1…車両、10…監視装置(センシング装置)、20…レーザレーダ(物体検出装置)、21…光源、22…カップリングレンズ、23…同期レンズ、24…同期検知用光検出器(光検出器)、25…光源駆動装置、28…結像光学系、29…受光器、40…監視制御装置、50…メモリ、60…音声・警報発生装置、201…光射出系、202…光検出系(受光手段)、203…物体情報取得部(処理部)、204…光偏向器、204a…回転ミラー、205…反射ミラー。
特許第5251858号公報 特開2009−063339号公報 特開2012−107984号公報 特許第5082704号公報 特開2011−085577号公報 特許第4673078号公報

Claims (14)

  1. 光によって所定の走査領域を走査する光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源を駆動する光源駆動装置と、
    回転する少なくとも1つの反射面を有し、前記光源からの光を偏向する光偏向器と、
    前記走査領域の走査を開始するタイミングを決定するための光検出器とを備え、
    前記光偏向器の一の反射面による1回の走査で前記光検出器と前記走査領域が順次走査され、
    前記光源駆動装置は、前記光偏向器で偏向された光が前記光検出器を走査するとき第1の駆動方法で前記光源を駆動し、前記光偏向器で偏向された光が前記走査領域を走査するとき前記第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で前記光源を駆動する光走査装置。
  2. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法では前記光源を連続発光させ、前記第2の駆動方法では前記光源をパルス発光させることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光源駆動装置は、前記第1の光源駆動方法に対応した第1の電流経路と、前記第2の光源駆動方法に対応した第2の電流経路とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源駆動装置は、電源及びコンデンサを有し、
    前記第1の電流経路は、前記電源から前記光源に供給される電流が主となる電流経路であり、前記第2の電流経路は、前記コンデンサに蓄えられた電荷により前記光源に供給される電流が主となる電流経路であることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記第2の駆動方法における前記光源の光出力のピーク値は、前記第1の駆動方法における前記光源の光出力のピーク値の100倍以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光検出器の出力信号は、前記光偏向器の反射面の回転に同期したパルス信号であり、
    前記光源駆動装置は、前記光検出器の出力信号に基づいて、前記第2の駆動方法における発光間隔を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光源駆動装置は、前記光検出器の出力信号における直前のパルス間隔に基づいて、前記第2の駆動方法における発光間隔を決定することを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記光偏向器における前記少なくとも1つの反射面はn(2以上の整数)個の反射面であり、
    前記光源駆動装置は、前記光検出器の出力信号におけるn回前のパルス間隔に基づいて、前記第2の駆動方法における発光間隔を決定することを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  9. 前記光偏向器における前記少なくとも1つの反射面はn(2以上の整数)個の反射面であり、
    前記光源駆動装置は、前記光検出器の出力信号におけるn回前から直前までのパルス間隔の平均値に基づいて、前記第2の駆動方法における発光間隔を決定することを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置から走査領域に向けて射出され、前記走査領域に物体があるときに、該物体で反射された光を受光する受光手段とを備える物体検出装置。
  11. 前記光走査装置の光源駆動装置は、第2の駆動方法として光源を1%以下のデューティ(Duty)比でパルス発光させることを特徴とする請求項10に記載の物体検出装置。
  12. 前記光走査装置の光源駆動装置は、第1の駆動方法として光源を1μ秒以上連続発光させ、第2の駆動方法として光源を100n秒以下のパルス幅でパルス発光させることを特徴とする請求項10又は11に記載の物体検出装置。
  13. 請求項10〜12のいずれか一項に記載の物体検出装置と、
    前記物体検出装置の出力に基づいて、物体の有無、物体の位置、及び物体の移動速度の少なくともいずれかを求める監視制御装置とを備えるセンシング装置。
  14. 車両に搭載され、
    前記監視制御装置は、前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方に基づいて危険の有無を判断することを特徴とする請求項13に記載のセンシング装置。
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