JP2018004256A - 光走査装置、物体検出装置、センシング装置及び走行体 - Google Patents

光走査装置、物体検出装置、センシング装置及び走行体 Download PDF

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伸五 鈴木
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Abstract

【課題】小型化、長寿命化及び低消費電力化を図ることができる光走査装置を提供する。【解決手段】 光源、カップリングレンズ、同期レンズ、同期検知用光検出器、光源駆動部、同期信号生成部、反射ミラー、光偏向器などを有している。光源駆動部は、直前の走査で同期検知用光検出器からの同期パルスを検出していないときは、走査領域の外では第1の駆動方法で光源を駆動し、直前の走査で同期検知用光検出器からの同期パルスを検出しているときは、走査領域の外では第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で光源を駆動する。【選択図】図26

Description

本発明は、光走査装置、物体検出装置、センシング装置及び走行体に係り、更に詳しくは、光によって走査領域を走査する光走査装置、該光走査装置を有する物体検出装置、該物体検出装置を有するセンシング装置、及び該センシング装置を備える走行体に関する。
近年、光を用いて物体を検出する物体検出装置の開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1〜6参照)。
この物体検出装置は、光走査装置によって検出領域を光走査し、物体で反射された光を受光することによって物体を検出している。
近年、物体検出装置に対して、小型化、長寿命化、低消費電力化の要求が高まっている。このためには、物体検出装置に用いられている光走査装置を、小型化、長寿命化、低消費電力化することが有効である。しかしながら、従来の光走査装置では、小型化と長寿命化と低消費電力化とをすべて満足させるのは困難であった。
本発明は、光によって所定の走査領域を走査する光走査装置であって、光源と、前記光源を駆動する光源駆動装置と、前記光源からの光を偏向する光偏向器と、前記走査領域の走査を開始するタイミングを決定するための光検出器と、を備え、前記光偏向器による1回の走査で前記光検出器と前記走査領域が順次走査され、前記光源駆動装置は、直前の前記光偏向器による走査で前記光検出器の受光を検出していないときは、前記走査領域の外では第1の駆動方法で前記光源を駆動し、直前の走査で前記光検出器の受光を検出しているときは、前記走査領域の外では前記第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で前記光源を駆動する光走査装置である。
本発明の光走査装置によれば、小型化、長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザレーダを搭載した車両の外観図である。 本発明の一実施形態に係る監視装置の構成を説明するためのブロック図である。 レーザレーダの構成を説明するための図である。 光射出系を説明するための図である。 同期信号生成部を説明するための図である。 受光信号と同期信号との関係を説明するための図である。 光偏向系を説明するための図である。 光偏向器を説明するための図である。 同期検知用光を説明するための図である。 検出光の進行方向を説明するための図(その1)である。 検出光の進行方向を説明するための図(その2)である。 検出光の進行方向を説明するための図(その3)である。 検出領域を説明するための図である。 光源駆動信号を説明するための図である。 同期検知範囲を説明するための図である。 光検出系を説明するための図である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その1)である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その2)である。 物体からの反射光の入射方向を説明するための図(その3)である。 検出信号生成部を説明するための図である。 受光信号と検出信号との関係を説明するための図である。 物体情報取得部における物体までの距離計測を説明するための図である。 光源と受光器との位置関係を説明するための図である。 光源駆動信号と同期検知範囲と同期信号との関係を説明するためのタイミングチャートである。 従来例を説明するためのタイミングチャートである。 具体例を説明するためのタイミングチャートである。 具体例を説明するためのフローチャートである。 分割例1を説明するためのタイミングチャートである。 分割例1における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 分割例2を説明するためのタイミングチャートである。 分割例2における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 比較例1を説明するためのタイミングチャートである。 比較例1における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 比較例2を説明するためのタイミングチャートである。 比較例2における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 比較例3を説明するためのタイミングチャートである。 比較例3における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 比較例4を説明するためのタイミングチャートである。 比較例4における点灯タイミングと同期検知周期との関係を説明するための図である。 図40(A)及び図40(B)は、それぞれ回転ミラーの回転変動の影響を説明するための図である。 図41(A)及び図41(B)は、それぞれ回転ミラーの回転変動に対する対策を説明するための図である。 図42(A)及び図42(B)は、それぞれパルス点灯の遅れ(第1の例)を説明するための図である。 図43(A)は、パルス点灯の遅れ(第1の例)に対する対策を説明するための図であり、図43(B)は、パルス点灯の遅れがないときを説明するための図である。 パルス点灯の遅れ(第2の例)を説明するための図である。 パルス点灯の遅れ(第2の例)に対する対策を説明するための図である。 同期点灯時間及び同期点灯周期が可変であることを説明するための図である。 同期検知エラーを説明するための図である。 音声・警報発生装置の構成を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図48に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る物体検出装置としてのレーザレーダ20を搭載した走行体としての車両1の外観が示されている。
このレーザレーダ20は、レーザ光を射出し、物体(例えば先行車両、停車車両、障害物、歩行者等)からの反射光(散乱光)を受光して該物体までの距離を測定する走査型のレーザーレーダである。レーザレーダ20は、例えば、車両1のバッテリ(蓄電池)から電力の供給を受ける。
ここでは、レーザレーダ20は、一例として、車両1の前方のナンバープレート近傍に取り付けられている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系を用い、路面に直交する方向をZ軸方向、車両1の前進方向を+X方向として説明する。また、レーザレーダ20によって物体検出が可能な領域を「検出領域」という。さらに、Z軸に平行な方向を「高さ方向」や「垂直方向」ともいい、Z軸に直交する方向を「水平方向」ともいう。
車両1の車内には、一例として図2に示されるように、表示装置30、監視制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60などが備えられている。これらは、データの伝送が可能なバス70を介して電気的に接続されている。
ここでは、レーザレーダ20と、表示装置30と、監視制御装置40と、メモリ50と、音声・警報発生装置60とによって、センシング装置としての監視装置10が構成されている。すなわち、監視装置10は、車両1に搭載されている。また、監視装置10は、車両1のメインコントローラと電気的に接続されている。
レーザレーダ20は、一例として図3に示されるように、光走査装置200、光検出系202、及び物体情報取得部203などを有している。そして、これらは、筐体内に収納されている。
光走査装置200は、光射出系201、光偏向系204などを有している。ここでは、光射出系201は、光検出系202の+Z側に配置されている。
光射出系201は、一例として図4に示されるように、光源21、カップリングレンズ22、同期レンズ23、同期検知用光検出器24、光源駆動部25、及び同期信号生成部26などを有している。
光源21は、半導体レーザ(端面発光レーザ)を有し、光源駆動部25からの光源駆動信号によって点灯及び消灯される。ここでは、光源21は、+X方向に光を射出するように配置されている。
カップリングレンズ22は、光源21の+X側に配置され、光源21から射出された光を平行光あるいは、わずかに発散した発散光とする。ここでは、カップリングレンズ22として平凸レンズが用いられている。カップリングレンズ22を介した光が、光射出系201から射出される光である。なお、カップリングレンズ22に代えて、同等の機能を有し、複数の光学素子を含むカップリング光学系を用いても良い。
同期レンズ23は、光射出系201に入射する同期検知用光の光路上に配置され、該同期検知用光を集光する。なお、同期検知用光については後述する。
同期検知用光検出器24は、同期レンズ23を介した同期検知用光の集光位置に配置されている。同期検知用光検出器24は、受光光量に対応した信号(受光信号)を同期信号生成部26に出力する。
同期信号生成部26は、受光信号から同期信号を生成し、該同期信号を光源駆動部25に出力する。この同期信号生成部26は、一例として図5に示されるように、受光信号の信号増幅と受光信号からのタイミング検出の2つの機能を有している。
受光信号の信号増幅については、アンプなどの信号増幅器を用いて増幅する。受光信号からのタイミング検出については、コンパレータなどの比較器を用いて、受光信号における一定出力レベル(スレッシュレベル)以上となる信号波形の立ち上りタイミングを検出する。すなわち、同期信号生成部26は、受光信号をコンパレータを用いて2値化した論理信号を同期信号として出力する(図6参照)。なお、以下では、便宜上、同期信号におけるハイレベル部分を「同期パルス」ともいう。
光源駆動部25は、同期信号生成部26からの同期信号を参照し、光源21を駆動するための光源駆動信号を生成する。光源駆動部25は、一例として、光源21に電流を供給可能に接続されたコンデンサ、該コンデンサと光源21との間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタ、該コンデンサを充電するための充電装置等を含んでいる。
光源駆動部25は、同期信号生成部26からの同期信号において、同期パルスを検出すると、同期検知用光検出器24が同期検知用光を受光したと判断する。
光偏向系204は、光射出系201の+X側に配置されている。この光偏向系204は、一例として図7に示されるように、反射ミラー31、光偏向器32などを有している。
反射ミラー31は、光射出系201から射出された光を光偏向器32に向けて折り返す。なお、反射ミラー31は、光路を折りたたむことによって、レーザレーダ20を小型化するために設けられている。
光偏向器32は、回転ミラー、及び該回転ミラーを回転駆動させるための駆動機構などを備えている。一例として図8に示されるように、回転ミラーは2つの反射面を有し、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する。駆動機構は、物体情報取得部203によって制御される。ここでは、回転ミラーは、+Z側からみたとき、時計回りに回転するように設定されている。また、各反射面はZ軸方向に平行である。
なお、回転ミラーにおける反射面の数は2面に限定するものではなく、1面であっても良いし、3面以上であっても良い。また、少なくとも2つの反射面を、回転軸に対してそれぞれ異なった傾斜角度とし、走査領域をZ軸方向に関して切り替えることも可能である。
図7に戻り、光偏向器32は、光射出系201から射出され、反射ミラー31で反射された光の光路上に配置されている。すなわち、光射出系201から射出され、反射ミラー31で反射された光は、光偏向器32で偏向される。
そこで、光源21から射出された光は、カップリングレンズ22により所定のビームプロファイルの光に整形された後、反射ミラー31で反射され、光偏向器32でZ軸周りに偏向される。
そして、一例として図9に示されるように、回転ミラーの回転角が所定の角度のとき、光偏向器32で偏向された光は反射ミラー31に戻り、反射ミラー31で反射され、同期レンズ23を介して同期検知用光検出器24で受光される。このとき、反射ミラー31で反射された光が前記同期検知用光である。
さらに回転ミラーが回転すると、光偏向器32で偏向された光は、検出領域に向かう。なお、以下では、光偏向器32によって偏向され、検出領域に向かう光を「検出光」ともいう。
Z軸方向に直交する平面内において、検出光の進行方向は、回転ミラーの回転角に応じて異なっている(図10〜図12参照)。すなわち、検出領域は、回転ミラーの回転に伴って、検出光によって−Y方向に走査される(図13参照)。
そして、Z軸に直交する平面内において、検出領域の+Y側端部に向かう検出光の進行方向と、検出領域の−Y側端部に向かう検出光の進行方向とのなす角度φ(図13参照)を走査角ともいう。換言すれば、Z軸方向に直交する平面内における検出領域は、走査角φで規定される走査領域(所定の走査領域)である。
このように、回転ミラーの一の反射面による1回の走査で、同期検知用光検出器24と検出領域とが順次走査される。
そこで、回転ミラーが回転すると、回転ミラーの各反射面で反射された光が同期検知用光検出器24で受光される度に、同期信号生成部26から同期パルスが出力される。すなわち、同期信号生成部26から定期的に同期パルスが出力されることになる。
同期検知用光検出器24に回転ミラーからの光が入射するように、光源21を点灯させることにより、同期検知用光検出器24での受光タイミングから、回転ミラーの回転タイミングを知ることができる。なお、以下では、便宜上、同期検知のために光源21を点灯させること「同期点灯」ともいう。
そこで、光源21を同期点灯させ、同期パルスを検出してから所定時間(Td)経過後に光源21をパルス点灯させることで検出領域を光走査することができる(図14参照)。すなわち、同期検知用光検出器24に光が入射するタイミングの前後期間に光源21をパルス点灯することで検出領域を光走査することができる。なお、以下では、便宜上、検出領域を光走査する際のパルス点灯を「走査パルス点灯」ともいう。
このとき、同期点灯における発光出力、及び走査パルス点灯における発光出力(発光光量)は、(同期点灯における発光出力)<(走査パルス点灯における発光出力)の関係が満たされるように制御される。
なお、以下では、回転ミラーが回転しているときに、光源21から射出された光が、同期検知用光検出器24で受光される設計上の期間を「同期検知範囲」ともいう(図15参照)。
物体情報取得部203は、監視制御装置40から物体情報の取得開始要求を受信すると、光偏向器32の駆動機構を駆動させるとともに、光源21の駆動開始要求を光源駆動部25に送信する。これにより、光源駆動部25は、光源21の駆動を開始する。
そして、物体情報取得部203は、監視制御装置40から物体情報の取得終了要求を受信すると、光源21の駆動終了要求を光源駆動部25に送信する。これにより、光源駆動部25は、光源21の駆動を終了する。
ところで、検出領域内に物体があると、レーザレーダ20から射出され物体で反射された光の一部は、レーザレーダ20に戻ってくる。以下では、便宜上、物体で反射されレーザレーダ20に戻ってくる光を「物体からの反射光」ともいう。
物体からの反射光であって、光偏向器32により反射ミラー31に向かう方向に偏向された光は、反射ミラー31で反射され、光検出系202に入射する。
光検出系202は、一例として図16に示されるように、結像光学系41、受光器42、及び検出信号生成部43などを有している。
結像光学系41は、反射ミラー31で反射された物体からの反射光の光路上に配置され、該光を集光する(図17〜図19参照)。ここでは、結像光学系41は2枚のレンズで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、結像光学系41が1枚のレンズで構成されていても良いし、3枚以上のレンズで構成されていても良い。また、結像光学系41としてミラー光学系を用いても良い。
受光器42は、結像光学系41を介した光を受光し、受光光量に対応した信号(受光信号)を検出信号生成部43に出力する。
受光器42の受光素子としては、PD(photodiode)、APD(avalanche photodiode)、ガイガーモードAPDであるSPAD(single photon avalanche diode)などを用いることができる。なお、APDやSPADはPDに対して感度が高いため、検出精度や検出可能距離の点で有利である。
検出信号生成部43は、受光信号から検出信号を生成し、該検出信号を物体情報取得部203に出力する。この検出信号生成部43は、一例として図20に示されるように、受光信号の信号増幅と受光信号からのタイミング検出の2つの機能を有している。
受光信号の信号増幅については、アンプなどの信号増幅器を用いて増幅する。受光信号からのタイミング検出については、コンパレータなどの比較器を用いて、受光信号における一定出力レベル(スレッシュレベル)以上となる信号波形の立ち上りタイミングを検出する。すなわち、検出信号生成部43は、受光信号をコンパレータを用いて2値化した論理信号を検出信号として出力する(図21参照)。なお、以下では、便宜上、検出信号におけるハイレベル部分を「検出パルス」ともいう。
物体情報取得部203は、検出信号生成部43からの検出信号において、検出パルスを検出すると、受光器42が物体からの反射光を受光したと判断する。
そして、一例として図22に示されるように、光源21の発光タイミングから受光器42での受光タイミングまでの経過時間tkから物体までの距離を求める。このとき、物体情報取得部203は、必要に応じて補正処理を行う場合もある。
なお、発光パルスと受光パルスの波形をA/D変換してデジタルデータに変換し、光源21の出力信号と受光器42の出力信号を相関演算することで、時間tkを計測することも可能である。
光射出系201と光検出系202は、Z方向に関して重なって配置されており、光偏向系204は、光射出系201と光検出系202とで共用されている(図23参照)。この場合は、物体における光源21からの光の照射範囲と受光器42における受光可能範囲の相対的な位置ずれを小さくすることができ、安定した物体検出を実現できる。
次に、同期検知タイミングについて説明する。
回転ミラーが安定して回転している場合には、一例として図24に示されるように、同期信号生成部26から一定の周期で同期パルスが出力されるため、次の同期検知タイミングは予測できる。なお、以下では、この周期を「同期検知周期」ともいう。
この場合、同期点灯を行うタイミングは、同期検知されてから次の同期検知タイミングより少し前のタイミング、すなわち、同期検知周期より少し短い時間経過後のタイミングで同期点灯を開始することにより、次の同期検知を行うことができる。
しかし、起動時、及び何らかの原因で同期が外れたときは、同期検知タイミングの予測はできない。
<従来例>
従来例が図25に示されている。ここで、ポリゴンロック検出信号は、回転ミラーの回転が安定したときにハイレベルからローレベルに変化する信号である。
ポリゴンロック検出信号がハイレベルからローレベルに変化すると、回転ミラーの回転速度が安定したと判断して同期点灯を開始する。そして、同期パルスを検出するまで連続して点灯させる。
同期パルスを検出すると、同期探索を終了し、測定モードに移行する。そして、同期検知タイミングを基準にして、走査パルス点灯を行う。所定の走査パルス点灯が終了すると、同期検知タイミングを基準にして、次の同期検知タイミングより少し前のタイミング、すなわち同期検知周期より少し短い時間経過後に同期点灯を開始する。以下、走査毎に同様のシーケンスを繰り返し実行する。
しかしながら、この従来例では、光源駆動部25の発熱、光源21の寿命低下、及び消費電力の増加、という観点で改善の余地があった。
ここで、本実施形態における同期検知タイミングの探索方法について説明する。
まず、直前の走査で同期パルスが検出されたか否かを判断する。すなわち、周期的に検知される同期検知タイミングがわかっているか否かを判断する。
直前の走査で同期パルスが検出されていなければ、同期探索モードに切り替える。一方、直前の走査で同期パルスが検出されていれば、測定モードに切り替える。
同期探索モードの場合、予め設定されている発光開始タイミング信号を検出したタイミング、又は、該検出したタイミングから所定時間経過後に、同期点灯を開始する。
測定モードの場合、同期検知タイミングを基準にして、走査領域における各パルスの発光タイミングで走査パルス点灯を行う。また、同期検知タイミングを基準にして、次の同期検知タイミングより少し前のタイミング、すなわち同期検知周期より少し短い時間経過後の走査領域外のタイミングで同期点灯を開始する。
同期探索モードの具体例について説明する。なお、ここでは、一例として、回転ミラーの回転速度が2000[rpm]、反射面の数が2[面]、すなわち、同期検知周期が15[m秒]であるものとする。
<具体例>
具体例の同期探索モードが図26に示されている。具体例の同期探索モードでは、同期点灯を分割して行い、同期検知タイミングを探している。
ポリゴンロック検出信号がハイレベルからローレベルに変化すると、回転ミラーの回転速度が安定したと判断して同期点灯を開始する。ここでは、点灯時間3[m秒]、周期18[m秒]で、同期点灯を行う。なお、以下では、同期探索モードにおいて、同期点灯を分割して行う場合の同期点灯の周期を「同期点灯周期」ともいう。
同期点灯周期は、同期検知周期(ここでは、15[m秒])に対して3[m秒]長いため、同期点灯における点灯タイミングは、同期パルスに対して3[m秒]ずつ位相がずれていくことになる。この場合、同期点灯を繰り返し行うと、同期パルスを検出することができる。
同期パルスを検出すると、同期探索モードを終了し、測定モードに移行する。そして、同期検知タイミングを基準にして、走査パルス点灯を行う。所定の走査パルス点灯が終了すると、同期検知タイミングを基準にして、次の同期検知タイミングより少し前のタイミング、すなわち同期検知周期より少し短い時間経過後に同期点灯を開始する。以下、走査毎に同様のシーケンスを繰り返し実行する。
この場合のフローチャートが図27に示されている。
最初のステップS401では、ポリゴンロック検出信号がハイレベルからローレベルに変化したか否かを判断する。ポリゴンロック検出信号がハイレベルのままであれば、ローレベルになるまで待機する。ポリゴンロック検出信号がローレベルになると、ここでの判断は肯定され、ステップS403に移行する。
このステップS403では、光源21を点灯させる。このとき、点灯時間及び同期点灯周期と比較するためのタイマカウンタの値をそれぞれ0リセットする。なお、各タイマカウンタの値は、タイマ割り込み処理のなかでカウントアップされる。
次のステップS405では、同期パルスを検出したか否かを判断する。同期パルスを検出していなければ、ここでの判断は否定され、ステップS407に移行する。
このステップS407では、所定の点灯時間(ここでは、3m秒)が経過したか否かを判断する。所定の点灯時間が経過していなければ、ここでの判断は否定され、上記ステップS405に戻る。
ステップS407において、所定の点灯時間が経過していれば、ステップS407での判断は肯定され、ステップS409に移行する。
このステップS409では、光源21を消灯させる。
次のステップS411では、所定の同期点灯周期(ここでは、18m秒)が経過したか否かを判断する。所定の同期点灯周期が経過していなければ、該同期点灯周期が経過するのを待つ。所定の同期点灯周期が経過していれば、ここでの判断は肯定され、ステップS413に移行する。
このステップS413では、同期点灯の回数が所定回数内であるか否かを判断する。同期点灯の回数が所定回数内であれば、ここでの判断は肯定され、上記ステップS403に戻る。一方、同期点灯の回数が所定回数を超えていれば、ここでの判断は否定され、エラー処理に移行する。
なお、上記ステップS405において、同期パルスを検出していれば、ステップS405での判断は肯定され、測定モードに移行する。
次に、同期探索モードにおいて、同期点灯を分割して行う際の、同期検知周期(ここでは、15m秒)と、点灯時間と、同期点灯周期との関係について説明する。
<分割例1>
図28に示されるように、上記具体例と同様に、点灯時間3[m秒]、同期点灯周期18[m秒]の場合を分割例1とする。
図29には、分割例1の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合は、5回以内の同期点灯のいずれかのタイミングで、同期パルスを検出することができる。
このときの同期検知周期15[m秒]と点灯周期18[m秒]とは非同期の関係にある。また、同期パルスが検出されるまでの最長時間は、同期検知周期15[m秒]と点灯周期18[m秒]の最小公倍数である90[m秒]である。
<分割例2>
図30に示されるように、点灯時間3[m秒]、同期点灯周期12[m秒]の場合を分割例2とする。
図31には、分割例2の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合は、5回以内の同期点灯のいずれかのタイミングで、同期パルスを検出することができる。
このときの同期検知周期15[m秒]と点灯周期12[m秒]とは非同期の関係にある。また、同期パルスが検出されるまでの最長時間は、同期検知周期15[m秒]と点灯周期12[m秒]の最小公倍数である60[m秒]である。
<比較例1>
図32に示されるように、点灯時間3[m秒]、同期点灯周期15[m秒]の場合を比較例1とする。
図33には、比較例1の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合は、同期点灯のタイミングは、同期検知のタイミングと常に同位相となる。したがって、同期点灯のタイミングが同期パルスのタイミングと同じ場合は同期パルスを検出することができるが、同期点灯のタイミングと同期パルスのタイミングとが異なる場合は、永久に同期パルスを検出することはできない。
<比較例2>
図34に示されるように、点灯時間2[m秒]、同期点灯周期5[m秒]の場合を比較例2とする。
図35には、比較例2の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合も、比較例1と同様に、同期点灯のタイミングは、同期検知のタイミングと常に同位相となる。したがって、同期点灯のタイミングが同期パルスのタイミングと同じ場合は同期パルスを検出することができるが、同期点灯のタイミングと同期パルスのタイミングとが異なる場合は、永久に同期パルスを検出することはできない。
<比較例3>
図36に示されるように、点灯時間2[m秒]、同期点灯周期18[m秒]の場合を比較例3とする。
図37には、比較例3の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合、同期検知周期内に光源21が点灯されない時間がある。この時間が、同期パルスを検出するのに要する時間より長いときは、タイミングによっては同期パルスを検出することができない。
<比較例4>
図38に示されるように、点灯時間2[m秒]、同期点灯周期12[m秒]の場合を比較例4とする。
図39には、比較例4の場合に、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。この場合、同期検知周期内に光源21が点灯されない時間がある。この時間が、同期パルスを検出するのに要する時間より長いときは、タイミングによっては同期パルスを検出することができない。
そこで、同期探索モードにおいて、同期点灯を分割して行う場合、光源駆動部25は、同期検知周期の整数倍及び整数分の一とはいずれも異なる周期で同期点灯を行う。また、光源駆動部25は、同期検知周期をT、同期点灯周期をt、同期点灯における点灯時間(パルス幅)をpwとすると、t>Tのときは、pw≧t/n−T(nは、T>t−T×nを満たす最小の正の整数)を満たし、t<Tのときは、pw≧T−t×n(nは、t>T−t×nを満たす最小の正の整数)を満たすように光源21を駆動する。この場合は、同期検知漏れを起こさないで、かつ点灯時間を短くすることができる。
次に、同期探索モードにおいて、同期点灯を分割して行う際、回転ミラーの回転変動が無視できない場合について説明する。ここでは、一例として、同期検知周期が15[m秒]、点灯周期が18[m秒]、点灯時間が3[m秒]の場合について説明する。
図40(A)及び図40(B)には、光源駆動信号を同期検知周期で切り出して重ね合わせた図が示されている。図40(A)は、回転ミラーの回転変動がない場合であり、図40(B)は、回転ミラーの回転変動が大きい場合である。
回転ミラーの回転変動がなければ、5回以内の同期点灯のいずれかのタイミングで、同期パルスを検出することができる。一方、回転ミラーの回転変動があれば、同期検知周期内に光源21が点灯されない時間が生じる。この時間が、同期パルスを検出するのに要する時間より長いときは、タイミングによっては同期パルスを検出することができない。
このことが予想される場合には、図41(A)に示されるように、回転ミラーの回転変動がない場合に一部の点灯期間が重複するように点灯時間を設定する。これにより、図41(B)に示されるように、回転ミラーの回転変動があっても、同期検知周期内に光源21が点灯されない時間が短くなり、同期パルスを検出することが可能となる。
なお、点灯時間の重複期間は、同期パルスの幅や、回転ミラーの最大変動量から決定することができる。
ところで、すでに同期パルスが検出されている場合には、図42(A)に示されるように、同期検知範囲の少し前のタイミングで同期点灯が開始され、同期検知範囲の入り口のタイミングで同期パルスが出力される。そして、同期パルスを検出してから所定時間(図42(A)ではTd)経過後に、走査パルス点灯が開始される。このときは、設計仕様通りのタイミングで走査パルス点灯が行われる。
一方、起動後のように同期検知タイミングが不明のときには、一例として図42(B)に示されるように、同期検知範囲の途中で同期点灯が開始される場合がある。この場合、同期パルスは、通常の同期検知よりも遅れて出力される。そして、その遅れて出力された同期パルスを検出してから所定時間(Td)経過後に走査パルス点灯が開始されるため、走査パルス点灯が設計仕様よりも遅れることとなり、その結果、測定位置がずれてしまう。
そこで、同期検知範囲の途中で同期点灯が開始されるおそれがある場合は、一例として図43(A)に示されるように、初回の同期検知直後の少なくとも最初の走査では、走査パルス点灯を行わないことが好ましい。なお、図43(B)には、比較のためにすでに同期パルスが検出されている場合が示されている。
ところで、同期検知範囲が長く、同期点灯における点灯時間が短い場合には、一例として図44に示されるように、初回の同期検知から3回目の同期検知まで、同期検知範囲の途中で同期点灯が開始されることがある。
この場合は、一例として、図45に示されるように、初回の同期検知から次の同期点灯を開始するまでの時間を、通常の時間t1よりも少し短いt2とすることにより、2回目の同期点灯を同期検知範囲よりも前のタイミングで行うことができる。
また、同期点灯周期や点灯時間は変更できるようになっている(図46参照)。これにより、種々の設計条件に容易に対応することができる。また、回転ミラーの回転数や回転変動にも容易に対応することができる。
次に、何らかの原因で同期パルスが出力されない場合について説明する。ここでは、図47に示されるように、上記分割例1を用いて説明する。この例では、4回目の同期点灯が同期検知範囲と重なり、そのタイミングで同期パルスが出力されるはずである。しかし、何らかの原因でこのタイミングで同期パルスが出力されないと、同期点灯を開始してから90[m秒]経過しても同期パルスは出力されない。
このように、正常時に同期検知される最長の時間を経過しても同期パルスが出力されない場合、同期検出異常と判断する。このときの判断時間は、マージンを見て正常時に同期検知される最長の時間より少し長い時間とすることが好ましい。
物体情報取得部203は、物体の位置、物体の大きさ及び物体の形状などの物体情報を求め、メモリ50に保存する。
また、物体情報取得部203は、光源21を点灯させてから所定の時間が経過しても、検出信号から検出パルスを検出することができなければ、物体は検出されなかったものと判断し、該判断結果をメモリ50に保存する。
図2に戻り、監視制御装置40は、所定のタイミング毎にメモリ50を参照し、メモリ50に格納されている物体情報などに基づいて、車両1の前方に物体があるときにはその物体の移動の有無を求めるとともに、該物体が移動しているときにはその移動方向及び移動速度を含む移動情報を求める。そして、物体情報及び移動情報を表示装置30に表示する。
また、監視制御装置40は、物体情報及び移動情報に基づいて、危険の有無を判断し、危険があると判断すると、車両1のメインコントローラ及び音声・警報発生装置60に通知する。
音声・警報発生装置60は、一例として図48に示されるように、音声合成装置61、警報信号生成装置62及びスピーカ63などを有している。
音声合成装置61は、複数の音声データを有しており、監視制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する音声データを選択し、スピーカ63に出力する。
警報信号生成装置62は、監視制御装置40から危険有りの情報を受け取ると、対応する警報信号を生成し、スピーカ63に出力する。
車両1のメインコントローラは、監視装置10からの情報に基づいて車両1の走行を制御する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、同期検知用光検出器24によって本発明の光走査装置における光検出器が構成され、光源駆動部25によって光源駆動装置が構成されている。また、光検出系202によって、本発明の物体検出装置における受光手段が構成されている。
また、本実施形態では、同期探索モードにおいて光源21を同期点灯させる際の駆動方法が、本発明の光走査装置における第1の駆動方法であり、測定モードにおいて光源21を同期点灯させる際の駆動方法が、本発明の光走査装置における第2の駆動方法である。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置200は、光射出系201、光偏向系204などを有している。光射出系201は、光源21、カップリングレンズ22、同期レンズ23、同期検知用光検出器24、光源駆動部25、同期信号生成部26などを有している。光偏向系204は、反射ミラー31、光偏向器32などを有している。
光源駆動部25は、直前の走査で同期検知用光検出器24からの同期パルスを検出していないときは、走査領域の外では第1の駆動方法で光源21を駆動し、直前の走査で同期検知用光検出器24からの同期パルスを検出しているときは、走査領域の外では第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で光源21を駆動する。
第1の駆動方法として、ポリゴンロック検出信号がハイレベルからローレベルに変化すると、同期点灯を開始し、同期点灯を分割して行なう。
この場合は、回転ミラーの回転方向の角度位置を検出するためのロータリーエンコーダを用いることなく、回転ミラーとの同期を検出することができる。すなわち、ロータリーエンコーダが不要であるため、光走査装置200を小型化、特に薄型化することができる。また、同期検知用の光と物体検出用の光を、同じ光源を使用して発光制御することができる。
さらに、起動時及び同期が外れたときのように同期検知タイミングがわからないときと、物体検出時のように同期検知タイミングがわかっているときとで、同期検知の際の光源21の駆動方法を切り替えているため、光源21の点灯時間を短く抑えて同期検知することができる。これにより、光源駆動部25の発熱、光源21の寿命低下、及び消費電力の増加、を抑制することができる。
そこで、本実施形態に係る光走査装置200によれば、小型化、長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。
そして、本実施形態に係るレーザレーダ20によれば、光走査装置200を備えているため、結果として、小型化、長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。
そして、本実施形態に係る監視装置10によると、レーザレーダ20を備えているため、小型化、長寿命化及び低消費電力化を図ることができる。
そして、本実施形態に係る車両1によると、監視装置10の小型化、長寿命化及び低消費電力化が図られているため、監視装置10の設置位置の自由度を向上させることができるとともに、安全な走行を安定して行うことができる。
なお、上記実施形態において、光偏向器32は、前記回転ミラーに代えて、回転多面鏡を有していても良い。
また、上記実施形態では、光射出系201が、光検出系202の+Z側に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、物体情報取得部203での処理の一部を監視制御装置40が行っても良いし、監視制御装置40での処理の一部を物体情報取得部203が行っても良い。
また、上記実施形態において、光源駆動部25での処理の一部を物体情報取得部203が行っても良いし、物体情報取得部203での処理の一部を光源駆動部25が行っても良い。
また、上記実施形態では、監視装置10が1つのレーザレーダ20を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。車両の大きさ、監視領域などに応じて、複数のレーザレーダ20を備えても良い。
また、上記実施形態では、レーザレーダ20が車両の進行方向を監視する監視装置10に用いられる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両の後方や側面を監視する装置に用いられても良い。
さらに、レーザレーダ20は、車載用以外のセンシング装置にも用いることができる。この場合には、監視制御装置40は、センシングの目的に応じたアラーム情報を出力する。
また、レーザレーダ20は、物体の有無のみを検出する用途にも用いることができる。
また、レーザレーダ20は、センシング装置以外の用途(例えば、距離計測装置や形状測定装置)にも用いることができる。
また、光走査装置200は、物体検出装置以外の用途(例えば、画像表示装置や画像形成装置)にも用いることができる。
1…車両(走行体)、10…監視装置(センシング装置)、20…レーザレーダ(物体検出装置)、21…光源、22…カップリングレンズ、23…同期レンズ、24…同期検知用光検出器(光検出器)、25…光源駆動部(光源駆動装置)、26…同期信号生成部、31…反射ミラー、32…光偏向器、40…監視制御装置、41…結像光学系、42…受光器、43…検出信号生成部、50…メモリ、60…音声・警報発生装置、200…光走査装置、201…光射出系、202…光検出系(受光手段)、203…物体情報取得部、204…光偏向系。
特許第5251858号公報 特許第5598831号公報 特許第5617554号公報 特許第5082704号公報 特許第5660429号公報 特許第4673078号公報

Claims (17)

  1. 光によって所定の走査領域を走査する光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源を駆動する光源駆動装置と、
    前記光源からの光を偏向する光偏向器と、
    前記走査領域の走査を開始するタイミングを決定するための光検出器と、を備え、
    前記光偏向器による1回の走査で前記光検出器と前記走査領域が順次走査され、
    前記光源駆動装置は、直前の前記光偏向器による走査で前記光検出器の受光を検出していないときは、前記走査領域の外では第1の駆動方法で前記光源を駆動し、直前の走査で前記光検出器の受光を検出しているときは、前記走査領域の外では前記第1の駆動方法とは異なる第2の駆動方法で前記光源を駆動する光走査装置。
  2. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法では、前記光検出器の走査周期の整数倍及び整数分の一とはいずれも異なる周期で前記光源をパルス点灯させることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1の駆動方法では、前記走査周期をT、前記パルス点灯の周期をt、該パルス点灯のパルス幅をpwとすると、t>Tのときは、pw≧t/n−T(nは、T>t−T×nを満たす最小の正の整数)を満たし、t<Tのときは、pw≧T−t×n(nは、t>T−t×nを満たす最小の正の整数)を満たすことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の駆動方法におけるパルス点灯は、前記光検出器の走査周期で切り出し、重ね合わせたとき、隣接するパルスの点灯期間の一部が重複していることを特徴とする請求項2又は3に記載の光走査装置。
  5. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法におけるパルス点灯の周期及びパルス点灯時間を変更可能であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法で前記光源を駆動した後、予め設定された時間が経過しても前記光検出器の受光を検出しないと、異常と判断することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記異常と判断する際の前記予め設定された時間は、前記光検出器の走査周期と、前記第1の駆動方法におけるパルス点灯の周期の最小公倍数よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法で前記光源を駆動し、前記光検出器の受光を検出すると、その後、前記走査領域の外では前記第2の駆動方法で前記光源を駆動することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法で前記光源を駆動し、前記光検出器の受光を検出すると、その後の前記走査領域の少なくとも1回の走査について、前記光源の駆動を休止することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記光源駆動装置は、前記第1の駆動方法で前記光源を駆動し、前記光検出器の受光を検出すると、前記第2の駆動方法で前記光源を駆動するタイミングを、予め設定されている時間より早めることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置。
  11. 前記光偏向器は、回転が安定すると信号を出力し、
    前記光源駆動装置は、前記光偏向器から該信号を受け取ると、前記第1の駆動方法で前記光源を駆動することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の光走査装置。
  12. 前記光源駆動装置は、前記第2の駆動方法で前記光源を駆動した後、予め設定された時間が経過しても前記光検出器の受光を検出しないと、異常と判断することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の光走査装置。
  13. 前記第1の駆動方法及び前記第2の駆動方法で駆動する際の前記光源の出力は、前記走査領域を走査する際の前記光源の出力よりも小さいことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の光走査装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置から走査領域に向けて射出され、前記走査領域に物体があるときに、該物体で反射された光を受光する受光手段とを備える物体検出装置。
  15. 請求項14に記載の物体検出装置と、
    前記物体検出装置の出力に基づいて、物体の有無、物体の位置、及び物体の移動速度の少なくとも1つを求める監視制御装置と、を備えるセンシング装置。
  16. 前記監視制御装置は、前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方に基づいて危険の有無を判断することを特徴とする請求項15に記載のセンシング装置。
  17. 請求項15又は16に記載のセンシング装置と、
    前記センシング装置からの情報に基づいて走行を制御する制御装置と、を備える走行体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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