JP2016045488A - 像振れ補正装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主に非点収差、像面湾曲等の光学性能の劣化を低減しながら、良好な像振れ補正を実現すること。
【解決手段】 第1像振れ補正レンズ(103)と、第1像振れ補正レンズの光軸方向において、第1像振れ補正レンズと異なる位置に配置されている第2像振れ補正レンズ(113)と、振れ検出手段の出力から算出される振れ補正信号に基いて、第1像振れ補正レンズを光軸と異なる方向に移動させることで光学的に像振れを補正するとともに、第1像振れ補正レンズを前記光軸と異なる方向に移動させることで発生した収差を補正するために第2像振れ補正レンズを前記光軸と異なる方向に移動させる第1の制御モードを実行する制御手段(104、119)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、像振れ補正装置及びその制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置による画像撮像時に、カメラ本体を保持するユーザの手が揺れる(手振れが発生する)ことにより、被写体像に振れ(像振れ)が生ずる場合があり、像振れを補正する像振れ補正手段を備える撮像装置が提案されている。
像振れ補正手段による補正処理としては、従来より、光学式像振れ補正処理や、電子式像振れ補正処理が用いられている。一般的な光学式像振れ補正処理では、角速度センサ等でカメラ本体に加わった振動を検出し、検出結果に応じて撮像光学系内部に設けられた像振れ補正レンズを、光軸に対して垂直な方向に移動させる。これにより、入射する光の光路をシフトさせて、撮像素子の受光面に結像される像を移動することで像振れを補正する。一方、一般的な電子式像振れ補正処理では、撮影した画像の切り出し範囲を変更することで、擬似的に像振れを補正する。
従来の像振れ補正手段を備えた撮影レンズとしては、特許文献1のように複数の補正レンズを光軸とは異なる方向に移動させることにより像振れを補正する撮影レンズが提案されている。
特許文献1における像振れ補正機能を有する撮影レンズでは、複数の補正レンズからなる補正レンズ群を光軸方向とは異なる方向に一体的に移動させるか、補正レンズ群の重心位置の近傍を中心に、補正レンズ群を一体的に回転させる。これにより、像振れ補正を単一の補正レンズで行う場合に比べて、補正レンズ群の駆動量に対する像の移動量を大きくし、かつ補正レンズ群を移動したときに発生する光学性能の劣化(主に偏心収差)を小さく抑えることが開示されている。また、補正レンズ群の駆動を同一の駆動機構を用いて一体的に行うことで装置の大型化を抑えることが開示されている。
特開2001−249276号公報
しかし、特許文献1のように補正レンズ群を同一の駆動装置で一体的に駆動する場合、複数のレンズが常に同期して駆動するため、歩きながらの動画撮影等、像振れが大きいシーンにおいては、複数のレンズが同時に振れ補正可能な範囲の限界まで達してしまう。これにより、像振れ補正性能が劣化してしまう可能性がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、主に非点収差、像面湾曲等の光学性能の劣化を低減しながら、良好な像振れ補正を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の像振れ補正装置は、第1の光学補正手段と、前記第1の光学補正手段の光軸方向において、前記第1の光学補正手段と異なる位置に配置されている第2の光学補正手段と、振れ検出手段の出力から算出される振れ補正信号に基いて、前記第1の光学補正手段を光軸と異なる方向に移動させることで光学的に像振れを補正するとともに、前記第1の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させることで発生した収差を補正するために前記第2の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させる第1の制御モードを実行する制御手段とを有する。
本発明の像振れ補正装置によれば、主に非点収差、像面湾曲等の光学性能の劣化を低減しながら、良好な像振れ補正を実現することができる。
本発明の実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図。 実施形態における像振れ補正装置の構成を示すブロック図。 実施形態における第1像振れ補正制御部の内部構成例を示すブロック図。 実施形態における第1像振れ補正制御部のLPF503及びHPF504の構成例を示す図。 像振れ補正レンズ駆動部の機械的な構成例を示す分解斜視図。 像振れ補正レンズ駆動部における第1像振れ補正レンズと第2像振れ補正レンズ113との位置関係を示す斜視図。 実施形態の第1の制御モード及び第2の制御モードにより駆動された像振れ補正レンズの位置の例を示す図。 実施形態に係る像振れ補正レンズの目標位置算出処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る第1の制御モード及び第2の制御モードの特性と、撮影条件に応じた関係を示す図。 実施形態に係る第1像振れ補正レンズ及び第2像振れ補正レンズの屈折力の極性関係を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態においては、撮像装置としてデジタルカメラを例にとって説明する。なお、本実施形態の撮像装置は動画撮影機能を備えていてもよい。
図1において、ズームレンズ101は撮像光学系を構成し、ズーム駆動部102が制御部119の制御に従ってズームレンズ101の駆動を制御して撮像光学系の光軸方向に駆動することで焦点距離を変更する。第1像振れ補正レンズ103(第1の光学補正手段)は、像振れを補正する補正部材であり、撮像光学系の光軸に対して直交する方向に移動可能に構成され、像振れ補正レンズ駆動部104により駆動制御される。第2像振れ補正レンズ113(第2の光学補正手段)は、第1像振れ補正レンズ103と同等の構成を有すると共に、像振れ補正レンズ駆動部104により駆動制御されることで、光学的に像振れを補正する。
絞り・シャッタユニット105は、絞り機能を有するメカニカルシャッタであり、絞り・シャッタ駆動部106が制御部119の制御に従って、絞り・シャッタユニット105を駆動する。フォーカスレンズ107は撮像光学系を構成し、撮像光学系の光軸方向に進退可能に構成される。フォーカス駆動部108は、制御部119の制御に従ってフォーカスレンズ107を駆動する。
撮像部109は、撮像光学系を介して入射する被写体の光学像を、CCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて電気信号に変換する。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号に対して、A/D変換、相関二重サンプリング、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、色補間処理等の所定の処理を行い、映像信号に変換する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を、用途に応じて加工する。具体的には、映像信号処理部111は、表示用の映像信号の生成や、記録用の符号化処理、データファイル化等を行う。表示部112は、映像信号処理部111が出力する表示用の映像信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。
電源部115は、撮像装置全体に、用途に応じて電力を供給する。外部入出力端子部116は、外部装置との間で通信信号及び映像信号を入出力する。操作部117は、撮像装置にユーザが指示を与えるためのボタンやスイッチなどを有し、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)及び第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたレリーズボタンを含む。レリーズボタンが半押しされた場合にレリーズスイッチSW1がオンし、レリーズボタンが最後まで押し込まれたときにレリーズスイッチSW2がオンする。記憶部118は、映像信号を含む様々なデータを記憶する。
制御部119は、例えばCPU、ROM、RAMを有し、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開してCPUで実行することによって撮像装置の各部を制御し、以下に説明する様々な動作を含む撮像装置の動作を実現する。また、制御部119は、映像信号の輝度情報と、予め定められたプログラム線図とに基づいて、適切な露光量を得るための絞り値及びシャッタスピードを決定するAE処理を行う。
レリーズスイッチSW1がオンされると、制御部119は、映像信号処理部111が表示部112に出力する表示用の映像信号に基づいてAF評価値を算出する。そして、AF評価値に基づいて制御部119がフォーカス駆動部108を制御することにより、自動焦点調節を行う。また、操作部117に含まれるレリーズスイッチSW2がオンされると、制御部119は、決定した絞り及びシャッタ速度で撮影を行い、撮像部109から読み出された電気信号を処理して得られた映像信号を記憶部118に記憶するように、各処理部を制御する。
操作部117は、更に、振れ補正モードのオン/オフを選択可能にする像振れ補正スイッチを有する。像振れ補正スイッチにより振れ補正モードがオンされると、制御部119が、像振れ補正レンズ駆動部104に像振れ補正動作を指示し、これを受けた像振れ補正レンズ駆動部104は、像振れ補正動作オフの指示がなされるまで像振れ補正動作を行う。また、操作部117は、静止画撮影モードと動画撮影モードとのうちの一方を選択可能な撮影モード選択スイッチを有する。撮影モード選択スイッチの操作による撮影モードの選択を通じて、制御部119は、像振れ補正レンズ駆動部104の動作条件を変更することができる。
また、操作部117は、再生モードを選択するための再生モード選択スイッチを有する。再生モード選択スイッチの操作によって再生モードが選択されると、制御部119は像振れ補正動作を停止させる。また、操作部117には、ズーム倍率変更の指示を行う倍率変更スイッチが含まれる。倍率変更スイッチの操作によって、ズーム倍率変更の指示がされると、制御部119を介して指示を受けたズーム駆動部102が、ズームレンズ101を駆動して、指示されたズーム位置にズームレンズ101を移動させる。
図2は、第1像振れ補正レンズ103、第2像振れ補正レンズ113、像振れ補正レンズ駆動部104の詳細構成を示すブロック図である。なお、図2において、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113以外の構成が、像振れ補正レンズ駆動部104を構成している。本実施形態の像振れ補正装置は、第1像振れ補正レンズ103、第2像振れ補正レンズ113、像振れ補正レンズ駆動部104と、像振れ補正レンズ駆動部104を制御する制御部119により構成される。
まず、像振れ補正レンズ駆動部104による第1像振れ補正レンズ103の駆動制御について、図2を参照して説明する。第1振動センサ201は例えば角速度センサであり、通常姿勢(画像の長さ方向が水平方向とほぼ一致する姿勢)における、撮像装置の垂直方向(ピッチ方向)の振動を検出し、検出した振動を表す振れ信号(角速度信号)を出力する。第1像振れ補正制御部203は、第1振動センサ201から出力される振れ信号に基づいて、被写体像の画像振れを打ち消すようにピッチ方向に第1像振れ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を生成し、第1レンズ位置制御部205に出力する。なお、第1像振れ補正制御部203における処理は、詳細に後述する。
第2振動センサ202は例えば角速度センサであり、上述した通常姿勢における撮像装置の水平方向(ヨー方向)の振動を検出し、検出した振動を表す振れ信号(角速度信号)を出力する。第2像振れ補正制御部204は、第2振動センサ202から出力される振れ信号に基づいて、画像振れを打ち消すようにヨー方向に第1像振れ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を生成し、第2レンズ位置制御部206に出力する。
なお、第1像振れ補正制御部203及び第2像振れ補正制御部204は、振れ情報(角速度信号)にフィルタ処理等により積分処理を行うことにより、補正位置制御信号を生成する。
一方、第1ホール素子209(位置検出手段)は、第1像振れ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の位置情報として出力する。第1レンズ位置制御部205は、第1像振れ補正制御部203から供給されるピッチ方向の補正位置制御信号と、第1ホール素子209から供給される第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の位置情報とに基づいて、フィードバック制御を行う。具体的には、第1ホール素子209からの信号値と、第1像振れ補正制御部203からの補正位置制御信号値とを比較して、その偏差が0に収束するように、例えば、アクチュエータである第1ドライブ部207を駆動しながらフィードバック制御する。このようにして、第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の駆動を制御する。
また、第2ホール素子210(位置検出手段)は、第1像振れ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1像振れ補正レンズ103のヨー方向の位置情報として出力する。第2レンズ位置制御部206は、第2像振れ補正制御部204から供給されるヨー方向の補正位置制御信号と、第2ホール素子210から供給される第1像振れ補正レンズ103のヨー方向の位置情報とに基づいて、フィードバック制御を行う。具体的には、第2ホール素子210からの信号値と、第2像振れ補正制御部204からの補正位置制御信号値とを比較して、その偏差が0に収束するように、例えば、アクチュエータである第2ドライブ部208を駆動しながらフィードバック制御する。このようにして、第1像振れ補正レンズ103のヨー方向の駆動を制御する。
なお、第1ホール素子209、第2ホール素子210から出力される位置信号値にはばらつきがあるので、所定の補正位置制御信号に対して第1像振れ補正レンズ103が所定の位置に移動するように、第1及び第2ホール素子209、210の出力の調整を行う。
次に、像振れ補正レンズ駆動部104による第2像振れ補正レンズ113の駆動制御動作について説明する。
第1像振れ補正制御部203は、第1振動センサ201から供給された振れ信号と、第1ホール素子209から供給された第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の位置情報とに基づいて、第2像振れ補正レンズ113をピッチ方向に駆動する補正位置制御信号を生成する。そして、生成したピッチ方向の補正位置制御信号を第3レンズ位置制御部211に出力する。第3レンズ位置制御部211は、第1像振れ補正制御部203から供給されるピッチ方向の補正位置制御信号値と、第3ホール素子216から供給される第2像振れ補正レンズ113のピッチ方向の位置情報の信号値とを比較する。そして、その偏差が0に収束するように、第3ドライブ部214を駆動しながらフィードバック制御する。
また、第2像振れ補正制御部204は、第2振動センサ202から供給された振れ信号と、第2ホール素子210から供給された第1像振れ補正レンズ103のヨー方向の位置情報とに基づいて、第2像振れ補正レンズ113をヨー方向に駆動する補正位置制御信号を生成する。そして、ヨー方向の補正位置制御信号を第4レンズ位置制御部212に出力する。第4レンズ位置制御部212は、第2像振れ補正制御部204から供給されるヨー方向の補正位置制御信号値と、第4ホール素子213から供給される第2像振れ補正レンズ113のヨー方向の位置情報の信号値とを比較する。そして、その偏差が0に収束するように、第4ドライブ部215を駆動しながらフィードバック制御する。
図3(a)は第1像振れ補正制御部203の構成の一例を示す図である。本実施形態における第1像振れ補正制御部203は、ローパスフィルタ(LPF)501、第1駆動ゲイン処理部502、ローパスフィルタ(LPF)503、ハイパスフィルタ(HPF)504、第2駆動ゲイン処理部505を備える。以下、図3(a)を参照して、第1像振れ補正制御部203における処理について説明する。
第1振動センサ201が検出した振れ信号(角速度信号)は、第1像振れ補正制御部203のLPF501により積分処理され、角速度信号から角度信号(以下、「振れ角度信号」と呼ぶ。)へ変換される。LPF501から出力された振れ角度信号は第1駆動ゲイン処理部502により所定の倍率で増減された後、第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の目標位置を示す補正位置制御信号として第1レンズ位置制御部205へ出力される。
一方、LPF501から出力された振れ角度信号は、LPF503により低周波成分が抽出される。また第1ホール素子209で検出された第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向の位置情報はHPF504により高周波成分が抽出される。そして、振れ角度信号の低周波成分と第1像振れ補正レンズ103の位置情報の高周波成分が合算された信号が、第2駆動ゲイン処理部505により所定の倍率(ゲイン)で増減される。第2駆動ゲイン処理部505で増減された信号は、第2像振れ補正レンズ113のピッチ方向の目標位置を示す補正位置制御信号として、第3レンズ位置制御部211へ出力される。
なお、上述した例では、振れ角度信号の低周波成分と第1像振れ補正レンズ103の位置の高周波成分が合算された信号を第2像振れ補正レンズ113の目標位置を示す補正位置制御信号としたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、LPF503とHPF504を入れ替えて、振れ角度信号の高周波成分と第1像振れ補正レンズ103の位置の低周波成分が合算された信号を第2像振れ補正レンズ113の目標位置とする構成でも同様の制御が適用可能である。即ち、振れ角度信号と第1像振れ補正レンズ103の位置の一方からLPF503により低周波数成分を抽出し、他方からHPF504により高周波数成分を抽出して合算すれば良い。
また、第2像振れ補正制御部204は、処理に用いる信号の入力元、及び、処理した信号の出力先を除いて、第1像振れ補正制御部203と同様の構成を有するため、説明を省略する。
図4はLPF503及びHPF504の構成例を示す図であり、公知の1次のIIR型デジタルフィルタにより構成されている。係数b及びcを変更することにより、デジタルフィルタから出力される信号を所定の倍率に増減させることができる。
また、図3(b)は、図3(a)に示す構成のうち、LPF503およびHPF504を使用しない構成例を示しており、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を限りなく低周波数に設定した場合と等価である。第1像振れ補正レンズ103に第2像振れ補正レンズ113を同期して駆動させるか否かを切り替えるだけのシステムであれば、回路あるいはソフトウェアの簡略化のために、図3(b)のような構成としてもよい。
図5は、第1像振れ補正レンズ103と像振れ補正レンズ駆動部104の機械的な構成例を示す分解斜視図である。図5において、可動鏡筒122は、中央の開口部に第1像振れ補正レンズ103を保持する。可動鏡筒122は、第1磁石1251および第2磁石1261を保持する。また、可動鏡筒122は、転動ボール受け部を3個備えており、転動ボール124によって、光軸と直交する面内を移動可能に転動支持される。また、可動鏡筒122は、ばねかけ部を3個所備えており、付勢ばね127の一端を保持する。
固定地板123は、円筒形状に形成される。固定地板123は、外周部の3個所にフォロワー1231を備え、中央の開口部に、可動鏡筒122が配置されている。これにより、可動鏡筒122の可動量を制限することができる。また、固定地板123は、第1磁石1251の着磁面と対向する個所において、第1コイル1252および第1ヨーク1253を保持する。また、固定地板123は、第2磁石1261の着磁面と対向する個所において、第2コイル1262および第2ヨーク1263を保持する。更に、固定地板123は、転動ボール受け部を3個備え、可動鏡筒122を、転動ボール124を介して、光軸と直交する面内を移動可能に支持する。また、固定地板123は、ばねかけ部を3個備えており、付勢ばね127の一端を保持する。
第1ドライブ部207は、この例では、第1磁石1251、第1コイル1252、第1ヨーク1253を備えた公知のボイスコイルモータである。固定地板123に取り付けられた第1コイル1252に電流を流すことで、可動鏡筒122に固定された第1磁石1251との間にローレンツ力を発生させ、可動鏡筒122を駆動することができる。第2ドライブ部208は、第2磁石1261、第2コイル1262、第2ヨーク1263を備えており、第1ドライブ部207と同様のボイスコイルモータを90°回転させて配置したものである。
付勢ばね127は、変形量に比例する付勢力を発生する引っ張りばねである。付勢ばね127の一端は可動鏡筒122に固定され、他端を固定地板123に固定されて、その間に付勢力を発生する。この付勢力により、転動ボール124が挟持され、転動ボール124は固定地板123と可動鏡筒122との接触状態を保つことができる。
第1ホール素子209及び第2ホール素子210は、第1磁石1251および第2磁石1261の磁束を読み取る2つの磁気センサを利用した位置センサであり、その出力変化から、可動鏡筒122の平面内の移動を検出することができる。
センサホルダ129は、概略円盤上に構成され、固定地板123に固定されて、第1ホール素子209及び第2ホール素子210を、第1磁石1251及び第2磁石1261と対向する位置に保持することができる。また、センサホルダ129は、固定地板123とともに形成された内部の空間に可動鏡筒122を収納することができる。これにより、像振れ補正装置に衝撃力がかかったときや、姿勢差が変化したときでも、内部の部品の脱落を防ぐことができる。上述した構成により、像振れ補正レンズ駆動部104は、光軸と直交する面上の任意の位置に第1像振れ補正レンズ103を移動させることができる。
図6は、像振れ補正レンズ駆動部104における第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の位置関係を示す図である。図6では、説明のために、像振れ補正レンズ駆動部104の一部を分解して示す。図6において、可動鏡筒132は、中央の開口部に第2像振れ補正レンズ113を保持する。固定地板133の中央の開口部に、可動鏡筒132が配置される。第2像振れ補正レンズ113を備える像振れ補正レンズ駆動部104は、レンズの形状およびそれを保持する可動鏡筒132の形状以外は、第1像振れ補正レンズ103を備える像振れ補正レンズ駆動部104と同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
図10は、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の屈折力の極性関係を示す図である。
図10(a)は正の屈折力を持つ第1像振れ補正レンズ103と負の屈折力を持つ第2像振れ補正レンズ113で構成される場合である。本構成では、第1像振れ補正レンズ103を光軸に対してシフトすることで像振れ補正を行い、第2像振れ補正レンズ113を光軸上、もしくは光軸近傍の点を中心に回転することで第1像振れ補正レンズの駆動に伴い発生する偏心収差を低減させる。なお、第1像振れ補正レンズ103が正の屈折力を持ち、第2像振れ補正レンズ113が負の屈折力を持つことから、この時の各レンズの光軸に対する駆動方向を同方向にすることで、振れ補正動作に伴う偏心収差補正の効果が得られる。
また、本構成で第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の駆動方向を光軸に対して互いに逆方向にすると、それぞれの振れ補正レンズの駆動に伴う撮影画像の画角変化方向は同一方向となる。そのため、いずれか一方の振れ補正レンズのみを駆動した場合と同じ振れ補正角度を得るためのそれぞれの振れ補正レンズの駆動量は小さくすることができる。従って、大きな振れが発生した場合でもそれぞれの振れ補正レンズが駆動可能な範囲を超えることを抑え、良好な振れ補正性能を得ることが可能になる。
図10(b)は正の屈折力を持つ第1像振れ補正レンズ103と正の屈折力を持つ第2像振れ補正レンズ113で構成される場合を示している。本構成のおいては、図10(a)と屈折力の極性関係が逆になるため、偏心収差補正を行う際には2つの振れ補正レンズの駆動方向を逆方向にし、振れ補正角を大きくしたい場合には同一方向に駆動することで、図10(a)と同様の効果を得ることができる。
なお、図10Aに示す例では、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113の屈折力(正負)の関係が、正と正(同符号)、図10Bに示す例では、正と負(異符号)の場合について説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、負と負あるいは、負と正とした構成においても同等の効果を得ることができる。また、第1像振れ補正レンズ103を光軸に対してシフト、第2像振れ補正レンズ113を光軸あるいは光軸近傍の点に対して回転方向(チルト)とする場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。動きの種類が、チルトとシフト、あるいはチルトとチルトとした構成でも同等の効果を得ることが可能である。
以上説明したように、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113は、第1像振れ補正制御部203及び第2像振れ補正制御部204により駆動制御される。これにより、撮像光学系を通過した光像を移動させる像振れ補正動作が行われ、撮像面での像の安定性を確保することができる。
本実施形態では、上記構成を有する像振れ補正装置を、第1の制御モードと、第2の制御モードとの2種類の制御モードにより選択的に駆動する。
第1の制御モードでは、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113とを同期駆動する。この駆動例を図7(a)に示す。図7(a)において、実線は第1像振れ補正レンズ103の位置、点線は第2像振れ補正レンズ113の位置を示している。第1の制御モードでは、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113とを同じ周波数、同じ位相で駆動する。ただし、駆動振幅は必ずしも一致していなくてもよい。
このように第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113とを同じ周波数、同じ位相で駆動するために、第1の制御モードでは、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を同じ極低周波数(例えば、0.01Hz等)に設定する。これにより、第2像振れ補正レンズ113は、第1像振れ補正レンズ103の位置信号に追従するように駆動され、2つのレンズは同位相で同期した駆動になる。
一方、第2の制御モードでは、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113とを同期させずに駆動する。この駆動例を図7(b)に示す。図7(b)においても、実線は第1像振れ補正レンズ103の位置、点線は第2像振れ補正レンズ113の位置を示している。第2の制御モードでは、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の周波数及び位相をそれぞれ制御することで、互いに独立に駆動する。
このように第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113とを独立に駆動するために、第2の制御モードでは、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を同じ高周波数に設定する。例えば、一般的に手振れの周波数帯域とされる1Hz〜20Hz以上に設定するとよい。これにより、第2像振れ補正レンズ113は、第1像振れ補正レンズ103の位置信号ではなく、LPF503から得られる振れ信号に追従するように駆動される。従って、第1像振れ補正レンズ103の位置には関係なく、第2像振れ補正レンズ113を独立に駆動する(つまり、同期せずに駆動する)ことができる。
上記制御により、第1の制御モードは、光学性能(主に非点収差、像面湾曲等)の劣化を抑えた駆動制御となり、第2の制御モードは、像振れ補正性能を優先した駆動制御となる。
なお、図3(b)に示すLPF503及びHPF504を含まない構成で第1の駆動モードによる駆動制御を実現するためには、第2駆動ゲイン処理部505を0ではない値に設定する。こうすることで、第2像振れ補正レンズ113は第1像振れ補正レンズ103の位置信号に追従するように同じ位相で同期して駆動することができる。一方、第2駆動ゲイン処理部505でかけるゲインを0に設定することで、第2像振れ補正レンズ113は第2駆動ゲイン処理部505からの目標信号が指令されなくなる。このように、第2像振れ補正レンズ113を駆動しない(2つの像振れ補正レンズは同期しない)ことで、第2の制御モードによる駆動制御を実現することができる。
次に、上記構成を有する像振れ補正装置における第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の2つの像振れ補正レンズの目標位置算出処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、この目標位置算出処理は、一定周期間隔で実行される。
まず、処理が開始すると、第1振動センサ201及び第2振動センサ202が像振れ信号をそれぞれ取得する(S101)。次にS102にて、第1像振れ補正制御部203及び第2像振れ補正制御部204のLPF501が、取得した像振れ信号をそれぞれ積分することで、振れ角度情報へ変換する。
次にS103において、ズーム駆動部102から焦点距離情報を取得する。そしてS104において、取得した焦点距離情報が示す焦点距離に応じて、第1駆動ゲイン処理部502及び第2駆動ゲイン処理部505で用いるゲインを変更する。この処理は、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の焦点距離における敏感度(振れ補正レンズの駆動距離に対する画角の変化量)の差を補正するための処理である。
次にS105において、撮影条件が所定条件であるか否かを判定する。なお、所定条件に関しては、詳細に後述する。所定条件でない場合には、S106に進んで像振れ補正処理として第1の制御モードに決定する。そして、第1の制御モードで駆動するように、LPF503及びHPF504のフィルタ係数b、cを所定値に変更することで、カットオフ周波数を変更した後、S108に進む。
S105で所定条件であると判定された場合には、S107に進んで像振れ補正処理として第2の制御モードに決定する。そして、第2の制御モードで駆動するように、LPF503及びHPF504のフィルタ係数b、cを所定値に変更することで、カットオフ周波数を変更した後、S108に進む。
S108では、第1駆動ゲイン処理部502においてS106またはS107において変更されたゲインを振れ角度信号に積算する。次に、振れ角度信号を、第1像振れ補正制御部203からは第1レンズ位置制御部205へ、第2像振れ補正制御部204からは第2レンズ位置制御部206へ出力する(S109)。これにより、第1像振れ補正レンズ103が駆動される。
次に、S110にて、第1ホール素子209及び第2ホール素子210により第1像振れ補正レンズ103のピッチ方向及びヨー方向の位置を取得する。そして、S111にて、振れ角度信号から、S106またはS107でカットオフ周波数が設定されたLPF503によって低周波数成分を抽出する。次にS112にて、第1像振れ補正レンズ103の位置から、S106またはS107でカットオフ周波数が設定されたHPF504によって高周波数成分が抽出される。S113にて、抽出された振れ角度信号の低周波数成分と第1像振れ補正レンズ103の位置の高周波成分が合成され、S114にて第2駆動ゲイン処理部505によりS104で変更されたゲインが積算される。その後、積算した合成信号を、第1像振れ補正制御部203からは第3レンズ位置制御部211へ、第2像振れ補正制御部204からは第4レンズ位置制御部212へ出力する(S115)。これにより、第1または第2の制御モードで第2像振れ補正レンズ113が駆動される。
図9は、実施形態に係る第1の制御モード及び第2の制御モードの特性と、撮影条件に応じた関係を示す図である。上述したように、第1の制御モードは、光学性能(主に偏心収差)の劣化を抑えた駆動制御であり、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113を同期して駆動する。一方、第2の制御モードは、像振れ補正性能を優先した駆動制御であり、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113は同期させずに駆動する。このように、第1の制御モードにおいて、第1像振れ補正レンズ103の駆動により発生した偏心収差を低減させるように第2像振れ補正レンズ113を駆動する。これにより、第1像振れ補正レンズ103のみを駆動した場合に比べて、非点収差、像面湾曲の収差を低減することができる。
しかしながら、第1の制御モードでは、第2像振れ補正レンズ113を駆動せずに第1像振れ補正レンズのみを駆動した場合よりも、ザイデルの5収差(1歪曲収差、2球面収差、3コマ収差、4非点収差、5像面湾曲)の全てを補正することが困難な場合がある。
そこで、本実施形態では、第1の制御モードにおいて、非点収差、像面湾曲の2つを優先し、第2像振れ補正レンズ113を駆動せずに第1像振れ補正レンズのみを駆動した場合よりも、第1像振れ補正レンズ103の駆動により発生した偏心収差を低減させるように第2像振れ補正レンズ113を駆動することで、補正する。
以下、撮影条件と、第1の制御モード及び第2の制御モードとの対応について説明する。
●焦点距離
焦点距離が予め決められた閾値よりも短い領域では第1の制御モードを使用し、閾値以上の領域では第2の制御モードを使用する。即ち、焦点距離が閾値以上であることを本実施形態における所定条件とする。これは一般的に焦点距離が短い領域では、手振れによる画角の変動が小さく、焦点距離が長い領域では手振れによる画角変動の影響が大きいからである。焦点距離が短い領域では、LPF503およびHPF504のカットオフ周波数を焦点距離が長い領域に比べて低く設定する。これにより、HPF504により抽出される第1像振れ補正レンズ103の位置の周波数帯域が広くなり、第2像振れ補正レンズ113は第1像振れ補正レンズ103の位置に同期して駆動される。一方、焦点距離が長い領域では、LPF503およびHPF504のカットオフ周波数を高く設定することにより、第2像振れ補正レンズ113は第1像振れ補正レンズ103に同期せずに、手振れ補正角度信号に従って独立して駆動される。
●像振れ量
振動センサにより検出される像振れ量が予め決められた閾値よりも小さい場合には振れ補正の効果があまり高くなくてもよいことから、第1の制御モードで駆動し、閾値以上の場合には、第2の制御モードで駆動する。即ち、像振れ量が閾値以上であることを本実施形態における所定条件とする。例えば、歩きながらの撮影のように像振れ量が大きい場合には、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を高く設定することで、第2像振れ補正レンズ113は第1像振れ補正レンズ103に同期せずに、それぞれ像振れ角度信号に従って別々に駆動する。この時、2つの振れ補正レンズの屈折力の特性に応じて第1像振れ補正レンズ103の駆動量と方向を決定する第1駆動ゲイン処理部502、及び第2像振れ補正レンズ113の駆動量と方向を決定する第2駆動ゲイン処理部505で積算するゲインの極性を変更する。これにより、2つの振れ補正レンズが同じ像振れ角度信号に対してそれぞれ振れ補正を行うことで、像振れに対するそれぞれの振れ補正レンズの駆動量は、1つの振れ補正レンズのみで駆動する場合に比べて駆動量を減らすことができる。そのため、駆動限界に達するまでの余裕ができ、より大きな像振れまで補正することができるようになる。
例えば、図10(a)のように、正の屈折力を有する第1像振れ補正レンズ103と負の屈折力を有する第2像振れ補正レンズ113で構成される場合には、それぞれの振れ補正レンズが同一方向に駆動した場合の撮影画像の画角変化方向は逆となる。そのため、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113が振れ補正信号に対して逆方向に駆動するように、第1駆動ゲイン処理部502及び第2駆動ゲイン処理部505で積算するゲインが逆の極性となるように設定する。
●撮影方向の変化
撮影者が撮像装置をしっかり構えて定点を撮影しているような静止状態においては第1の制御モードで駆動し、パンニングあるいはチルティング動作のようにフレーミングのため意図的に撮影方向を大きく変化させている場合には、第2の制御モードで駆動する。即ち、撮影方向の変化が閾値以上であることを本実施形態における所定条件とする。パンニング動作中に第1の制御モードにより第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113を同期させて駆動させると、2つのレンズが両方とも容易に振れ補正限界位置まで駆動してしまう。そのため、第2の制御モードで駆動制御することで、フレーミング直後に極端に振れ補正性能が低下してしまうのを避ける。パンニングを検出したら第2の制御モードにし、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を静止状態の時に比べて高く設定する。これにより、第2像振れ補正レンズ113は第1像振れ補正レンズ103に同期せずに、それぞれ像振れ角度信号に従って別々に駆動することができる。また、第2駆動ゲイン処理部505のゲインを低く設定して、第2像振れ補正レンズ113が駆動中心に戻り易いように制御してもよい。
●撮影モード
動画撮影中は、第1の制御モードで駆動し、静止画撮影時は、その他の撮影条件に応じて第1の制御モードまたは第2の制御モードで制御する。これは、動画撮影モードでは常に撮影画像が記録されるため、第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113の同期ずれによって、光学性能が時折劣化して見苦しい撮影画像となってしまうのを避けるためである。
●静止画撮影の状態
静止画撮影の撮影待機中は、第1の制御モードで駆動し、露光中は第2の制御モードで駆動する。即ち、静止画撮影の露光中であることを本実施形態における所定条件とする。第1像振れ補正レンズ103及び第2像振れ補正レンズ113を同期して駆動すると、像振れが大きい時に両方のレンズが制御限界に達してしまい、露光中に十分な振れ補正効果が得られない問題がある。そこで、撮影待機中はLPF503及びHPF504のカットオフ周波数を動画撮影時に比べて少し高く設定することで第2像振れ補正レンズ113が駆動限界に到達しにくくしておく。そして、露光開始時にLPF503及びHPF504のカットオフ周波数を撮影待機中に比べてさらに高く設定することで、第2像振れ補正レンズ113の駆動限界までの余裕を確保でき、露光中の振れ補正効果の低下を避けることができる。
●振れ補正モード
振れ補正停止中は第1の制御モードで駆動することで、撮像装置に加わる振動、衝撃などの外乱に対して、2つのレンズ位置がずれて光学性能が劣化してしまうのを避けることができる。
●第1像振れ補正レンズの状態
第2像振れ補正レンズ113を第1像振れ補正レンズ103の位置に同期して駆動させると、第1像振れ補正レンズ103が、何らかの問題で故障し駆動できなくなった場合に、正常に駆動できる第2像振れ補正レンズ113も駆動しなくなってしまう。従って、第1像振れ補正レンズ103が故障した場合には、LPF503およびHPF504のカットオフ周波数を高く設定し、第2の制御モードで駆動することで、第1像振れ補正レンズ103が故障しても、第2像振れ補正レンズ113で振れ補正制御が継続される。このため、極端に振れ補正効果が低下してしまうことを避けることができる。
なお、図9に示す撮影条件に優先順位を付けておくことで、優先順位の高い撮影条件に基づいて、第1の制御モードまたは第2の制御モードを設定することができる。また、複数の撮影条件での判断結果、第1の制御モードと第2の制御モードのうち、より多く選択された制御モードを設定してもよく、最終的に第1の制御モードと第2の制御モードのどちらを選択するかの条件は適宜変更すればよい。
上記の通り本実施形態によれば、第1像振れ補正レンズ103と第2像振れ補正レンズ113の同期駆動を、撮影条件に応じたLPF503およびHPF504のカットオフ周波数の変更または第2駆動ゲイン処理部505のゲインの変更により行う。これにより、撮影条件に応じて同期、非同期駆動が設定でき、光学性能と振れ補正性能を両立した振れ補正装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、補正光学系として補正レンズを用いているが、撮影光学系に対してCCDなどの撮像手段を駆動することでも、撮像面での像の安定性を確保できる。すなわち、撮像手段を、像振れを補正する手段として用いてもよい。また、補正光学系とCCDの駆動を組み合わせて用いてもよい。
(変形例)
上述した実施形態では、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を、撮影条件に応じて予め決められた周波数とすることで、第1の制御モードと第2の制御モードとを切り替える場合について説明した。これに対し、LPF503及びHPF504のカットオフ周波数を連続的に所定値へ変更することで、LPF503とHPF504の制御の独立性を連続的に変更することが可能となる。
例えば、焦点距離が長い領域に向かうに従ってLPF503およびHPF504のカットオフ周波数を少しずつ高く変更していくようにしてもよい。こうすることで、HPF504で抽出される第1像振れ補正レンズ103の位置に含まれる手振れ周波数の帯域が狭くなり、逆にLPF503で抽出される手振れ角度信号の手振れ周波数帯域の割合が広くなっていく。このように、第1像振れ補正レンズ103の位置が第2像振れ補正レンズ113の制御に与える影響を徐々に変えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、3枚以上の補正レンズを用いた場合や、複数の補正レンズに撮像素子の駆動を組み合わせた場合にも、同期制御する第1の制御モードと、非同期制御する第2の制御モードの切り替えや、独立性の度合いの変更制御を適用することが可能である。
103:第1像振れ補正レンズ、104:像振れ補正レンズ駆動部、113:第2像振れ補正レンズ、119:制御部、201:第1振動センサ、202:第2振動センサ、203:第1像振れ補正制御部、204:第2像振れ補正制御部、205:第1レンズ位置制御部、206:第2レンズ位置制御部、207:第1ドライブ部、208:第2ドライブ部、209:第1ホール素子、210:第2ホール素子、211:第3レンズ位置制御部、212:第4レンズ位置制御部、213:第4ホール素子、214:第3ドライブ部、215:第4ドライブ部、216:第3ホール素子、501、503:LPF、502:第1駆動ゲイン処理部、504:HPF、505:第2駆動ゲイン処理部

Claims (12)

  1. 第1の光学補正手段と、
    前記第1の光学補正手段の光軸方向において、前記第1の光学補正手段と異なる位置に配置されている第2の光学補正手段と、
    振れ検出手段の出力から算出される振れ補正信号に基いて、前記第1の光学補正手段を光軸と異なる方向に移動させることで光学的に像振れを補正するとともに、前記第1の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させることで発生した収差を補正するために前記第2の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させる第1の制御モードを実行する制御手段と
    を有することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記第1の制御モードにおいて、前記制御手段は、前記第1の光学補正手段及び前記第2の光学補正手段を同じ位相且つ同じ周波数で移動させることを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 撮影条件を取得する取得手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記撮影条件に応じて、前記第1の制御モードと、前記振れ補正信号に基いて、前記第1の光学補正手段及び前記第2の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させることで光学的に像振れを補正する第2の制御モードとを切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記第2の制御モードにおいて、前記制御手段は、前記第1の光学補正手段及び前記第2の光学補正手段を、互いに異なる位相且つ異なる周波数で移動させることを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記取得手段は、前記振れ検出手段であり、
    前記制御手段は、前記振れ検出手段から出力される振れ信号の大きさが予め決められた閾値よりも小さい場合、前記第1の制御モードを実行し、前記振れ信号の大きさが前記閾値以上である場合、前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  6. 前記取得手段は、焦点距離の情報を取得する手段であり、
    前記制御手段は、前記焦点距離が予め決められた閾値よりも小さい場合、前記第1の制御モードを実行し、前記焦点距離が前記閾値以上である場合、前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  7. 前記取得手段は、パンニングを判定する判定手段であり、
    前記制御手段は、前記判定手段によりパンニング動作中と判定された場合、前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  8. 前記制御手段は、動画撮影の場合、前記第1の制御モードを実行し、静止画撮影の場合、前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  9. 前記制御手段は、静止画撮影の待機中である場合、前記第1の制御モードを実行し、前記静止画撮影の露光中である場合、前記第2の制御モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1の光学補正手段の屈折力と前記第2の光学補正手段の屈折力の正負が異符号の場合、前記第1の制御モードにおいて、前記第1の光学補正手段及び前記第2の光学補正手段を同じ方向へ移動させ、
    前記第1の光学補正手段の屈折力と前記第2の光学補正手段の屈折力の正負が同符号の場合、前記第1の制御モードにおいて、前記第1の光学補正手段及び前記第2の光学補正手段を互いに異なる方向へ移動させる
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  11. 前記第1の光学補正手段の位置を検出して、位置情報を出力する位置検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、
    低周波数成分を抽出するローパスフィルタ手段と高周波数成分を抽出するハイパスフィルタ手段を備え、
    前記振れ検出手段から出力される振れ補正信号及び前記位置情報の一方から、前記ローパスフィルタ手段により低周波数成分を抽出し、前記振れ補正信号及び前記位置情報の他方からハイパスフィルタ手段により高周波数成分を抽出し、前記抽出した低周波数成分と高周波数成分とを合算した信号に基づいて、前記第2の光学補正手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像振れ補正装置。
  12. 第1の光学補正手段と、該第1の光学補正手段の光軸方向において、前記第1の光学補正手段と異なる位置に配置されている第2の光学補正手段とを有する像振れ補正装置の制御方法であって、
    制御手段が、振れ検出手段の出力から算出される振れ補正信号に基いて、前記第1の光学補正手段を光軸と異なる方向に移動させることで光学的に像振れを補正する第1の補正工程と、
    前記制御手段が、前記第1の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させることで発生した収差を補正するために前記第2の光学補正手段を前記光軸と異なる方向に移動させる第2の補正工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
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