JP2016041588A - 内部空間を持つ溝を有するタイヤトレッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溝は、トレッドの剛性を不必要に損なうことなく、トレッドの摩耗の種々の段階にわたって雨天および積雪時のトラクションの向上をもたらすことができる上部および下部を含む。下部は、流体の貯留および/または排出のための一以上の空間を含む。
【選択図】図5A
Description
回転軸を有し、横方向および周方向を画定するタイヤであって、
前記タイヤの周りを周方向に延在するトレッド部を備えており、前記トレッド部が少なくとも一つのトレッド特徴部を有し、前記トレッド特徴部が、
前記横方向に沿って対向する一対の側面と、
前記一対の側面の間を延在し、半径方向内側部と流体的に接続している半径方向外側部を備えている溝と、
互いに略平行に延在する一対の平面壁によって画定されている前記溝の前記半径方向外側部と、
前記溝の全長に沿って間隙を介して位置する複数の空間を備えている前記溝の前記半径方向内側部であって、各空間が、i)前記タイヤの前記回転軸に向かって移動し、半径方向に沿って分岐する一対の分岐した側壁と、ii)前記一対の分岐した側壁に接続するベース壁と、によって画定されている前記半径方向内側部と、を備えている、タイヤ。
[項2]
前記溝の前記半径方向内側部の前記空間同士が、前記半径方向と略平行に延在する一対の接続壁によって、前記溝の全長に沿って流体的に接続する、項1記載のタイヤ。
[項3]
前記溝の前記半径方向内側部の前記空間同士が、前記溝の前記半径方向外側部によってのみ流体的に接続する、項1記載のタイヤ。
[項4]
前記半径方向内側部が、前記溝の全長に沿って間隙を介して位置する複数の部分的空間をさらに備えており、各部分的空間が、i)前記半径方向から分岐し、前記タイヤの前記回転軸に向かって移動する分岐した側壁と、ii)前記半径方向と略平行の側壁と、によって画定される、項1記載のタイヤ。
[項5]
前記半径方向内側部の前記空間および部分的空間が、前記溝の全長に沿って互い違いに配置される、項4記載のタイヤ。
[項6]
前記溝が前記半径方向に沿う深度Dを有し、前記溝の前記半径方向外側部が前記半径方向に沿う深度D1を有し、D1がDの0.20以上又は同等である、項1記載のタイヤ。
[項7]
前記溝の前記半径方向外側部が幅W1を有し、前記溝の前記半径方向内側部が幅W2を有し、W2がW1の3倍以上又は同等である、項1記載のタイヤ。
[項8]
前記溝の前記半径方向外側部が幅W1を有し、前記溝の前記半径方向内側部が幅W2を有し、W2が2mm以上又は同等である、項1記載のタイヤ。
[項9]
前記溝が当該溝の前記半径方向内側部の前記空間と流体的に接続する一対の平行の接続壁をさらに備えており、前記一対の接続壁の各々が、前記溝の全長に沿って延在する幅G1を有し、各空間が、前記溝の全長に沿って延在する幅G2を有し、G1とG2とが大体等しい、項1記載のタイヤ。
[項10]
前記溝が当該溝の前記半径方向内側部の前記空間と流体的に接続する一対の平行の接続壁をさらに備えており、前記一対の接続壁の各々が、前記溝の全長に沿って延在する全長G1を有し、各空間が、前記溝の全長に沿って延在する幅G2を有し、G1とG2とが、それぞれ、約3mmである、項1記載のタイヤ。
[項11]
前記溝が当該溝の前記半径方向内側部の前記空間と流体的に接続する一対の平行の接続壁をさらに備えており、前記一対の接続壁の各々が、前記溝の全長に沿って延在する全長G1を有し、各空間が、前記溝の全長に沿って延在する幅G2を有し、G1が約2〜4mmの範囲にあり、G2が約2〜4mmの範囲にある、項1記載のタイヤ。
[項12]
前記トレッド特徴部が、前記タイヤの外周の周りを延在するリブを備えており、前記リブが、前記タイヤの前記周方向の周囲において等間隔に位置する複数の前記溝を備えている、項1記載のタイヤ。
[項13]
前記トレッド特徴部がトレッドブロックを備えている、項1記載のタイヤ。
[項14]
前記トレッド特徴部がトレッドブロックを備えており、前記トレッドブロックが複数の前記溝を備えている、項1記載のタイヤ。
[項15]
前記溝が前記横方向とゼロ以外の角度に位置する、項1記載のタイヤ。
[項16]
回転軸を有し、横方向および周方向を画定するタイヤであって、
前記タイヤの周りを周方向に延在するトレッド部を備えており、前記トレッド部が少なくとも一つのトレッド特徴部を有し、前記トレッド特徴部が、
前記トレッド特徴部の横方向に対向する側面の間を延在し、全長を画定する溝を備えており、前記溝が、
前記溝の全長方向に沿って延在する略平行の対向する上部壁によって画定された上部と、
対向する底壁によって画定された底部と、を有し、前記対向する側壁の少なくとも一つが、半径方向から分岐して、前記対向する側壁の間に少なくとも一つのキャビティを画定し、前記底部と前記上部とが流体的に連絡し、
前記溝の全長に沿って、前記底部が、i)前記半径方向から分岐した前記対向する側壁の一つのみによって作られたキャビティと、ii)前記半径方向から分岐した前記対向する側壁の両方によって作られたキャビティと、を互い違いに位置させる、タイヤ。
[項17]
対向する底壁が、前記溝の全長に沿って互いに間隙を介して位置する複数のキャビティを画定する、項16記載のタイヤ。
[項18]
前記対向する側壁の両方が、前記半径方向から分岐し、前記溝の全長に沿って互いに間隙を介して位置する複数のキャビティを画定する、項16記載のタイヤ。
[項19]
前記溝の全長に沿って、前記底部が、i)前記半径方向から分岐した前記対向する側壁の一つのみによって作られたキャビティと、ii)前記半径方向から分岐した前記対向する側壁の両方によって作られたキャビティと、を互い違いに位置させる、項16記載のタイヤ。
Claims (13)
- 回転軸を有し、横方向および周方向を画定するタイヤであって、
当該タイヤは、前記タイヤの周りを周方向に延在するトレッド部を備え、
前記トレッド部は、少なくとも1つのトレッド機構を有し、
当該少なくとも1つのトレッド機構は、前記横方向に沿って対向する一対の側面と、前記一対の側面の間を延在し、半径方向内側部と流体的に接続している半径方向外側部を備えている溝と、を有し、
前記半径方向外側部は、互いに略平行に延在する一対の平面壁によって画定され、
前記半径方向内側部は、前記溝の長さ方向に沿って間隙を介して配置される複数の空間を含み、
各空間が、i)前記タイヤの前記回転軸の方向に向かうに従い半径方向に沿って拡がる一対の拡がる側壁と、ii)前記一対の拡がる側壁に接続するベース壁と、により画定され、前記拡がる側壁が平面であり、前記ベース壁が平面であり、
前記溝の前記半径方向内側部の前記空間が、溝の半径方向外側部のみにより流体的に接続されており、
前記半径方向内側部が、前記溝の長さ方向に沿って間隙を介して配置される複数の部分的空間をさらに備え、
各部分的空間が、
i)前記半径方向から拡がり、前記タイヤの前記回転軸方向に向かうに従い拡がる側壁、および
ii)前記半径方向と略平行の側壁、によって画定される、タイヤ。 - 前記半径方向内側部の前記空間および部分的空間が、前記溝の長さ方向に沿って交互に配置される、請求項1記載のタイヤ。
- 前記溝が前記半径方向に沿う深度Dを有し、前記溝の前記半径方向外側部が前記半径方向に沿う深度D1を有し、D1がDの0.20以上又は同等である、請求項1記載のタイヤ。
- 前記溝の前記半径方向外側部が幅W1を有し、前記溝の前記半径方向内側部が幅W2を有し、W2がW1の3倍以上又は同等である、請求項1記載のタイヤ。
- 前記溝の前記半径方向外側部が幅W1を有し、前記溝の前記半径方向内側部が幅W2を有し、W2が2mm以上又は同等である、請求項1記載のタイヤ。
- 前記トレッド機構が、前記タイヤの外周の周りを延在するリブを備えており、前記リブが、前記タイヤの前記周方向の周囲において等間隔に配置される複数の前記溝を備えている、請求項1記載のタイヤ。
- 前記トレッド機構がトレッドブロックを備えている、請求項1記載のタイヤ。
- 前記トレッド機構がトレッドブロックを備えており、前記トレッドブロックが複数の前記溝を備えている、請求項1記載のタイヤ。
- 前記溝が前記横方向とゼロ以外の角度に配置される、請求項1記載のタイヤ。
- 回転軸を有し、横方向および周方向を画定するタイヤであって、
当該タイヤは、前記タイヤの周りを周方向に延在するトレッド部を備え、
前記トレッド部は、少なくとも1つのトレッド機構を有し、
前記少なくとも1つのトレッド機構は、前記トレッド機構の横方向に対向する側面の間を延在し、全長を画定する溝を有し、
前記溝は、前記溝の長さ方向に沿って延在する略平行の対向する上部壁によって画定された上部、および、それぞれ平坦な対向する側壁によって画定された底部、を有し、
前記対向する側壁の少なくとも一つが、半径方向から拡がり、前記対向する側壁の間に少なくとも一つのキャビティを画定し、前記底部と前記上部とが流体連通する機構であり、
前記底部において、
i)前記半径方向から拡がる前記対向する側壁の一つのみによって作られたキャビティ、および、ii)前記半径方向から拡がる前記対向する側壁の両方によって作られたキャビティが、前記溝の長さ方向に沿って交互に配置される、タイヤ。 - 対向する側壁が、前記溝の長さ方向に沿って互いに間隙を介して配置される複数のキャビティを画定する、請求項10記載のタイヤ。
- 前記対向する側壁の両方が、前記半径方向から拡がり、前記溝の長さ方向に沿って互いに間隙を介して配置される複数のキャビティを画定する、請求項10記載のタイヤ。
- 前記底部において、
i)前記半径方向から拡がる前記対向する側壁の一つのみによって作られたキャビティ、および、ii)前記半径方向から拡がる前記対向する側壁の両方によって作られたキャビティが、前記溝の長さ方向に沿って交互に配置される、請求項10記載のタイヤ。
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