JP2016040177A - パウチ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部に予め充填された内容物を使用する前に、他の内容物を収容部に充填して先に使用することが可能なパウチ容器を提供することである
【解決手段】パウチ容器10は、少なくとも表面部及び裏面部を構成する壁面シートと、当該壁面シートに囲まれた内容物の収容部14とを備える。収容部14は、折り曲げ予定部18zで壁面シートを折り曲げることにより第1室14aと第2室14bに区分けされる。折り曲げ予定部18zよりも第1室14a側に位置する第1の部分10aには、内容物を取り出すための注出部20と、注出部20よりも第2室14b寄りに形成された開閉自在の開口予定部30zとが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パウチ容器に関する。
2種類以上の内容物を別々に収容可能なパウチ容器が知られている。例えば、特許文献1は、容器の対向する内層をヒートシールして複数の収容部を形成したパウチ容器を開示している。特許文献1に開示されたパウチ容器では、ヒートシールにより互いに分離された各収容部にスパウトがそれぞれ取り付けられており、各収容部から予め充填された内容物を取り出すことができる(同文献図1等参照)。また、特許文献1には、収容部に後から他の内容物を充填して予め充填された内容物と混合することが可能な形態も開示されている(同文献図4参照)。
特開2007−45466号公報
ところで、内容物として流動食等が充填された医療用のパウチ容器が広く使用されている。医療施設では、例えば流動食を患者に投与する前に、水や増粘剤、他の栄養剤等を先に投与することがある。このような場合には、別の容器を準備しなければならず、また流動食を投与するときには当該別の容器から流動食が充填された容器にチューブを付け替える作業が必要になる等、ユーザーの負担が大きい。
本発明の目的は、収容部に予め充填された内容物を使用する前に、他の内容物を収容部に充填して先に使用することが可能なパウチ容器を提供することである。
本発明に係るパウチ容器は、少なくとも表面部及び裏面部を構成する壁面シートと、前記壁面シートに囲まれた内容物の収容部と、を備えたパウチ容器であって、前記収容部は、折り曲げ予定部で前記壁面シートを折り曲げることにより第1室と第2室に区分けされ、前記折り曲げ予定部よりも前記第1室側に位置する第1の部分には、前記内容物を取り出すための注出部と、前記注出部よりも前記第2室寄りに形成された開閉自在の開口部又は当該開口部となる開口予定部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記第1の部分には、第1吊り下げ孔又は当該吊り下げ孔となる第1吊り下げ孔形成予定部(以下、「第1吊り下げ孔等」という)が設けられ、前記折り曲げ予定部よりも前記第2室側に位置する第2の部分には、容器が折り曲げられた状態で前記第1吊り下げ孔等と重なる位置に第2吊り下げ孔が設けられている。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記第1の部分には、前記開口部又は前記開口予定部の一端側に前記第1吊り下げ孔等が、前記開口部又は前記開口予定部の他端側に指掛け孔又は当該指掛け孔となる指掛け孔形成予定部(以下、「指掛け孔等」という)が、それぞれ設けられ、前記第1吊り下げ孔は、指を挿入可能な寸法を有する。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記指掛け孔等は、容器が折り畳まれた状態で前記第2の部分を構成する前記壁面シートと重なる。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記開口部を形成するための開封手段を備え、前記開封手段は、前記指掛け孔形成予定部又は前記第1吊り下げ孔形成予定部に設けられた摘み部を有し、開封操作により前記摘み部を切除することで、前記指掛け孔又は前記第1吊り下げ孔が形成される。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記壁面シートは、前記第1室と前記第2室が並ぶ方向に長く延び、前記注出部は、前記第1の部分において、前記壁面シートの長手方向に交差して延びる端縁部に設けられている。
本発明に係るパウチ容器の好適な一態様において、前記壁面シートには、前記第1室と前記第2室が並ぶ方向に直交する方向の両側から切り込まれた切り欠きが設けられ、前記折り曲げ予定部は、前記各切り欠きの間に形成される。
本発明に係るパウチ容器によれば、折り曲げ予定部よりも第1室側に位置する第1の部分に、注出部が設けられ且つ外部から他の内容物の充填を可能とする開口部が形成されるため、予め充填された内容物を使用する前に、後から充填した内容物を先に使用できる。本パウチ容器では、第1室と第2室が壁面シートの折り曲げにより区分けされるため、容器が展開した状態では第1室と第2室の間を内容物が容易に流通可能である。従い、例えば第2室に内容物を移すことで第1室を空にすることができ、容器を折り曲げた状態で当該第1室に開口部から他の内容物を充填することができる。第1の部分には注出部が設けられているから、当該他の内容物を先に取り出して使用することができる。或いは、予め充填された内容物の一部を第1室に残した状態で、開口部から他の内容物を充填して混合することもできる。
また、容器が折り曲げられた状態で重なり合う第1吊り下げ孔と第2吊り下げ孔を設けることにより、2つの吊り下げ孔に吊り下げフック等を通すことができ、吊り下げ使用時におけるパウチ容器の安定性が向上する。
また、開口部を挟むように第1吊り下げ孔と指掛け孔を設けることで、開口部を広げることが容易になり、上記他の内容物の充填性が向上する。ユーザーは、それぞれの孔に指を挿入して開口部側に力を加えることで開口部を容易に広げることができる。そして、容器が折り曲げられた状態において、指掛け孔と第2の部分を構成する壁面シートとが重なる構成とすることにより、指掛け孔に吊り下げフック等が通し難くなり、指掛け孔が吊り下げ孔として誤って使用されることを防止できる。
なお、パウチ容器はレトルト殺菌等により加熱されることがあり、例えば互いに隔離された収容部の一方が空である容器で見られるように壁面シートの内面同士が接触した状態で加熱されると、内面同士が接合する所謂ブロッキングが発生する場合がある。本発明に係るパウチ容器によれば、第1室と第2室が互いに連通しているため、内容物を各部屋に存在させた状態でレトルト殺菌することが可能である。このため、壁面シートの内面同士が接触せず、レトルト殺菌時のブロッキングが防止される。
本発明の実施形態の一例であるパウチ容器(展開状態)を示す図である。 図1のAA線断面図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器を折り曲げ予定部で折り曲げた状態を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器の使用方法を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器の使用方法を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器の使用方法を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器の使用方法を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるパウチ容器の使用方法を示す図である。 本発明の実施形態の他の一例であるパウチ容器を示す図である。 本発明の実施形態の他の一例であるパウチ容器を示す図である。 本発明の実施形態の他の一例であるパウチ容器を示す図である。 本発明の実施形態の他の一例であるパウチ容器を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本明細書では、パウチ容器を折り曲げ予定部で折り曲げて折り曲げ部を形成した状態、より詳しくはパウチ容器を扁平状に折り畳んだ状態(図3参照)を「折り曲げ状態」という。また、折り曲げ部を延ばした状態、即ち折り曲げ部が形成されていない状態(図1参照)を「展開状態」という。以下では、パウチ容器の展開状態において第1室と第2室が並んだ方向を容器の「上下方向(第2室側を上とする)」、各壁面シートが積層される方向を容器の「表裏方向」、上下方向及び表裏方向に直交する方向を容器の「横方向又は左右方向(吊り下げ孔側を横方向一端側、注出部側を横方向他端側とする)」という場合がある。
また、本明細書では、パウチ容器の折り曲げ予定部(折り曲げ部)よりも第1室側に位置する部分を「第1の部分」、折り曲げ予定部よりも第2室側に位置する部分を「第2の部分」という。
実施形態では、内容物として流動食等が充填された医療用のパウチ容器を主に想定している。但し、本発明の適用は医療用途に限定されず、各種食料品等の容器に適用されてもよい。また、実施形態では、壁面シートとして表面シート11と裏面シート12を備えた平パウチを例示するが、ガゼットシートを備えたスタンディングパウチやサイドガゼットパウチなど、他のパウチ形態に本発明の構成を適用してもよい。
以下、図1〜図3を参照しながら、実施形態の一例であるパウチ容器10の構成について詳説する。図1は、パウチ容器10の展開状態を示す図である(内容物は省略)。図2(a)は図1のAA線断面図であって、図2(b)は開口部30が形成された開封状態を示す。図3は、パウチ容器10の折り曲げ状態を示す図である。以下で示す各図では、オープンテープ31が設けられた部分、封子部材34を構成する各シートの嵌合部分にドットを、封口部材34の接合部35,36にハッチングを、それぞれ付している。
図1〜図3に示すように、パウチ容器10は、壁面シートと、当該シートに囲まれた内容物の収容部14とを備え、折り曲げ予定部18z(一点鎖線で示す)で壁面シートを折り曲げることにより収容部14が第1室14aと第2室14bに区分けされるように構成されている。パウチ容器10は、第1室14aと第2室14bの間に内容物の流通を遮断する隔壁部を有さず、即ち各部屋は互いにつながっており、折り曲げ予定部18zで壁面シートを折り曲げて形成される折り曲げ部18(図3参照)が疑似的な隔壁部となる。本実施形態では、壁面シートとして、表面部を構成する表面シート11と、裏面部を構成する裏面シート12とを用いる。パウチ容器10には、互いに重ね合わされた表面シート11と裏面シート12の端縁部同士を接合するシール部13が形成される。内容物が充填される容器内部空間である収容部14は、シール部13によって密閉されている。
パウチ容器10(壁面シート)は、展開状態において第1室14aと第2室14bが並ぶ上下方向に長く延びた形状を有することが好適である。即ち、パウチ容器10の上下方向が長手方向となる。壁面シートは、例えば平面視略矩形形状のシートの1つの角部を上下左右に対して斜めにカットして形成されたカット部15と、左右両側からシートを切り込んで形成された切り欠き部16,17とを有する。本実施形態では、パウチ容器10の下端部から横方向他端部に亘ってカット部15が形成されている。切り欠き部16,17は、上下方向中央部よりもやや上方において横方向に並んで形成されている。
パウチ容器10では、切り欠き部16,17の間に折り曲げ予定部18zが形成され、当該予定部で壁面シートを折り曲げることにより第1室14aと第2室14bを区分けする折り曲げ部18(図3参照)が形成される。切り欠き部16,17は、各々の先端同士を結んだ線に沿って壁面シートを折れ曲がり易くする役割を果たす。即ち、本実施形態では、切り欠き部16,17が第1室14aと第2室14bの境界位置を規定する。切り欠き部16,17を横方向に並べて形成することにより、折り曲げ予定部18z(折り曲げ部18)は横方向に沿って形成される。図1に示す例では、切り欠き部16,17がいずれも平面視略U字形状を有し、切り欠き部16が切り欠き部17よりもやや大きく形成されているが、切り欠き部16,17の形状等は特に限定されない。
パウチ容器10は、折り曲げ予定部18zよりも第1室14a側に位置する第1部分10aと、折り曲げ予定部18zよりも第2室14b側に位置する第2の部分10bとを有する。そして、第1の部分10aには、内容物を取り出すための注出部20と、注出部20よりも第2室14b寄りに形成された開口予定部30zとが設けられている。開口予定部30zは、後述する開封操作により開口部30(図2(b)参照)となる部分である。本実施形態では、第1の部分10aのみに注出部20と開口部30が1つずつ設けられている。なお、パウチ容器10は、例えば吊り下げて使用される設計であって、吊り下げ孔21(第1吊り下げ孔)と吊り下げ孔22(第2吊り下げ孔)を有することが好適である。注出部20、開口部30、吊り下げ孔21,22等の構成や配置の詳細については後述する。
壁面シートは、通常、樹脂フィルムから構成される。樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性など、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。シール部13は、通常、ヒートシールにより形成されるので、各シートにはヒートシール性も要求される。シートとしては、ベースフィルム層と、ヒートシール性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好ましい。高いガスバリア性が要求される場合には、例えばベースフィルム層とシーラント層との間にガスバリア層が設けられる。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。
以下、ベースフィルム層、シーラント層、ガスバリア層の構成材料を例示する。これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば接着剤によるドライラミネーション、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーションなどにより行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ−ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリイミド(PI)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、及びポリエーテルスルフォン(PES)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
シーラント層を構成するフィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、二軸延伸ナイロン(ON)、エチレン−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示できる。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
壁面シートには、内容物の商品名や原材料・使用上の注意事項等の商品説明、その他各種デザインなどを表示するための印刷層(図示せず)を設けることができる。また、壁面シートには、内容物の液量を計測するための目盛り表示を設けてもよい。印刷層は、例えばグラビア印刷等の公知の方法により、ベースフィルム層の内側の面に形成できる。
シール部13は、表面シート11と裏面シート12の端縁部同士をヒートシールして形成されることが好適である。シール部13は、例えば壁面シートの端縁部に沿って平面視帯状に形成され、第1室14aと第2室14bの境界部近傍において他の部分よりも幅広に形成される。当該幅広のシール部13が形成された範囲に吊り下げ孔21,22等が設けられる。
収容部14は、上記のように、内容物が充填される容器内部空間であって、折り曲げ部18を境に第1室14aと第2室14bに区分けされる。第1室14aと第2室14bは壁面シートの折り曲げにより区分けされるため、展開状態では第1室14aと第2室14bの間を内容物が容易に流通可能である。即ち、第1室14aと第2室14bは互いに連通しており、シール部等により隔離されていない。ゆえに、内容物を各部屋の一方に存在させることもできるし、両方に存在させることもできる。本実施形態では、第1室14aと第2室14bの容量が略同一に設計されている。収容部14には、例えば各部屋の容量以下の量の内容物が予め充填される。
第1室14aと第2室14bの境界には、上記のように、折り曲げ部18が形成される。本実施形態では、切り欠き部16,17により折り曲げ部18の形成位置(折り曲げ予定部18z)が規定される。そして、注出部20と同じ横方向他端側にある切り欠き部16の縁部に形成されたシール部13が、パウチ容器10の吊り下げ使用時に第1室14aと第2室14bの間の内容物の流通をせき止める隔壁として機能する(後述の図4D参照)。例えば、切り欠き部16又はその縁部に形成されるシール部13を横方向一端側に延ばすことで、当該隔壁の長さが長くなり、内容物のせき止め量を増やすことができる。
注出部20は、第1の部分10aの開口予定部30zよりも下部側において、壁面シートの長手方向に交差して延びる端縁部に設けられることが好適である。本実施形態では、カット部15に注出部20が設けられている。注出部20には、チューブ100(後述の図4C参照)を取り付け可能なスパウトを用いることが好適である。注出部20のリキャップ機能は不要であり、例えばキャップにより封口部を捩じ切って、或いは封口部を折り取って開封されるスパウトが用いられる。スパウトは、表面シート11の端縁部と裏面シート12の端縁部との間に挟まれた状態で各部材をヒートシールすることによりカット部15に取り付けられる。スパウトは、例えば軸方向が容器の上下方向、横方向に対して約45°となるように配置される。
吊り下げ孔21,22は、収容部14に充填された内容物を注出部20から注出するときに、パウチ容器10の吊り下げを可能とする。吊り下げ孔21,22は、吊り下げフック等が通される貫通孔であって、幅広のシール部13を表裏方向に打ち抜いて形成される。図1に示す例では、吊り下げ孔21,22がいずれも円形状を有しているが、孔の形状はこれに限定されず、例えば多角形状であってもよい。吊り下げ孔21,22は、後述するように指掛け孔として兼用されるため、指(例えば、中指)を挿入可能な寸法を有することが好適である。
吊り下げ孔21は第1の部分10aに設けられ、吊り下げ孔22は第2の部分10bに設けられている。吊り下げ孔22は、折り曲げ状態で吊り下げ孔21と重なる位置に設けられることが好適である。例えば、吊り下げ孔21,22は上下方向に並び、折り曲げ予定部18zから略等距離(折り曲げ予定部18zから各孔の縁までの直線距離が互いに略等しい)に設けられる。また、吊り下げ孔21,22の寸法は、略同一であることが好ましい。これにより、2つの吊り下げ孔に吊り下げフック等を通すことができ、折り曲げ状態で吊り下げ使用されるパウチ容器10の安定性が向上する。なお、吊り下げ孔21,22の他に、展開状態でパウチ容器10の吊り下げを可能とする吊り下げ孔を第2の部分10b、例えば第2の部分10bの上端部近傍であって注出部20の対角位置に設けてもよい。
吊り下げ孔21は、第1の部分10aの上部側に設けられることが好適である。吊り下げ孔21は、折り曲げ予定部18zの近傍であって、注出部20の軸線の延長線上又は当該延長線上の近傍に設けられることが特に好適である。即ち、注出部20と吊り下げ孔21は、互いに横方向反対側であって、第1の部分10aにおいて対角となる位置に設けられる。また、本実施形態では、吊り下げ孔21が、開口部30を広げる際に用いられる指掛け孔として兼用されるため、開口予定部30z(開口部30)よりも横方向一端側に設けられる。
開口予定部30zは、第1の部分10aにおいて、注出部20よりも第2室14b寄りに設けられる。開口予定部30zは、表面部、裏面部の一方に設けられることが好適であり、本実施形態では表面部を構成する表面シート11に開口予定部30zが設けられている。パウチ容器10は、開口部30を形成するための開封手段を備え、当該手段を用いた開封操作により開口予定部30zに開口部30(図2(b)参照)が形成される。開口部30は、容器外部から他の内容物の充填を可能とする充填口として機能する。本実施形態では、開口予定部30zに開封手段を構成するオープンテープ31が設けられている。パウチ容器10は、開封操作により形成された開口部30を閉じる封口部材34を有することが好適である。
開口予定部30z(開口部30)は、第1の部分10aの上部側に設けられることが好ましく、折り曲げ予定部18zの近傍に設けられることが特に好ましい。本実施形態では、開口予定部30zが横方向に沿って、折り曲げ予定部18zと略平行に設けられている。即ち、オープンテープ31が横方向に延設されている。これにより、例えば開口予定部30zを上下左右に交差して設ける場合と比べて、パウチ容器10の生産性が向上し、開口部30の使い勝手が良好になる。なお、開口予定部30zは、吊り下げ孔21が形成される幅広のシール部13と、後述の指掛け孔33が形成される幅広のシール部13との間に設けられている。
開口部30を形成するための開封手段は、例えばオープンテープ31と、摘み部32とを有する。オープンテープ31は、表面シート11の内面に接合されていることが好適であり(図2(a)参照)、また摘み部32にも接合されている。開封手段は、摘み部32を用いてオープンテープ31を横方向に引っ張ることで表面シート11のうち当該テープが接合された部分が切断され、横方向に延びる開口部30が表面シート11に形成されるように構成されている。
オープンテープ31は、壁面シートよりも厚みが大きく剛性の高い帯状体である。オープンテープ31は、生産性等の観点から、第1の部分10aの横方向全長に亘って設けられることが好適である。但し、オープンテープ31と共に表面シート11が切除されて開口部30が形成される部分は、吊り下げ孔21が形成される幅広のシール部13と、指掛け孔33が形成される幅広のシール部13との間である。
摘み部32は、開封操作を行う際に指で摘まれる部分である。本実施形態では、開封操作により指掛け孔33となる部分(指掛け孔形成予定部)に摘み部32が設けられている。摘み部32は、例えば表面シート11と裏面シート12の間にオープンテープ31が挟まれた積層構造を有し、幅広のシール部13に壁面シートを切断する略C字状のカット線を形成して設けられる(図1参照)。開口部30を広げる際に用いられる指掛け孔33は、開封操作により摘み部32を切除することにより形成される。なお、摘み部は吊り下げ孔21の形成予定部に設けられていてもよい。この場合、指掛け孔33は開封前から予め形成されている。
本実施形態では、開口予定部30zの横方向一端側に吊り下げ孔21が、開口予定部30zの横方向他端側に指掛け孔33の形成予定部がそれぞれ設けられている。吊り下げ孔21は、指(例えば、中指)を挿入可能な寸法を有し、開口部30から他の内容物を充填する際に指掛け孔として利用される。吊り下げ孔21と指掛け孔33に指を挿入して開口部30側に力を加えることで、表面シート11が撓んで開口部30を容易に広げることができる(後述の図4B参照)。吊り下げ孔21、開口予定部30z(開口部30)、指掛け孔33(摘み部32)は、横方向に並んで配置されることが好適である。
指掛け孔33の形成予定部(指掛け孔33)は、折り曲げ状態で第2の部分10bを構成する壁面シートと重なることが好適である。即ち、折り曲げ状態のパウチ容器10を第1の部分10a側から平面視したときに、指掛け孔33の裏側には第2の部分10bを構成する壁面シートが存在する。これにより、パウチ容器10を吊り下げて使用する際に指掛け孔33にフック等が通し難くなり、指掛け孔33が吊り下げ孔として誤って使用されることを防止できる。
封口部材34は、開封操作により形成された開口部30を閉じる機能を有し、開口部30を開閉自在とする。封口部材34は、例えば凸部付シート34aと凹部付シート34bを対向配置して構成される。凹部付シート34bの凹部が凸部付シート34aの凸部に嵌合することで、後述するように開口部30を覆って配置される凹部付シート34bと表面シート11の隙間が閉じられ、開口部30からの内容物の流出が防止される。
本実施形態では、凸部付シート34aと凹部付シート34bの両方が表面シート11の内面に接合され、凸部付シート34aよりも上下方向に長い凹部付シート34bが開口部30(オープンテープ31)及び凸部付シート34aを覆って配置されている。凸部付シート34aは、例えば表面シート11の内面において開口部30の下方に接合される。凹部付シート34bは、例えばその上端部が開口部30の上方に接合されると共に、その下端部が凸部付シート34aよりも下方に接合される。凹部付シート34bの上端部に形成される表面シート11との接合部35は、接着強度が強く開口部30を開く操作等により剥離されない。一方、凹部付シート34bの下端部に形成される接合部36は、開口部30を開くことにより剥離可能な易剥離性を有する。接合部36の易剥離性は、例えばシリコーン樹脂等のヒートシール強度を低下させる材料を接合面に設けることで付与することができる。
即ち、封止部材34は、開口部30を開くことで接合部36が剥離し、凸部付シート34aと凹部付シート34bの嵌合状態が外れて、凹部付シート34bの下部が表面シート11から離間するように構成されている。なお、封口部材34を構成する各シートは、生産性等の観点から、第1の部分10aの横方向全長に亘って設けられることが好適である。凹部付シート34bの横方向両端部は、シール部13により裏面シート12にも接合されている。
以下、図4A〜図4Eをさらに参照しながら、上記構成を備えたパウチ容器10の使用方法の一例を説明し、併せてパウチ容器10の作用効果を説明する。
図4A〜図4Eでは、収容部14に予め充填された内容物を第2室14bに移して第1室14aを空にし、その後、開口部30から第1室14aに他の内容物を充填して当該他の内容物を先に使用する使用形態を例示する。ここでは、予め充填された内容物を流動食110、後から充填する他の内容物を増粘剤111として説明する。
図4Aは、流動食110を第2室14bに移す様子を示す。
図4Aに示すように、展開状態でパウチ容器10の第2の部分10bを鉛直下方に向けることにより、第1室14aに存在する流動食110を第2室14bに移すことができる。第1室14aと第2室14bは互いに連通しているため、展開状態で第2の部分10bを鉛直下方に向けると、第2の部分10bよりも鉛直上方に位置する第1の部分10aの第1室14aから流動食110が第2室14bに流れる。これにより、第1室14aを空にすることができる。
次に、折り曲げ予定部18zで壁面シートを折り曲げることにより、即ちパウチ容器10に折り曲げ部18を形成することにより、収容部14を第1室14aと第2室14bに区分けする(図3参照)。第2室14bから第1室14aへの流動食110の流動を防止するため、第2室14bを第1室14aよりも鉛直下方に位置させた状態で折り曲げ部18を形成する。折り曲げ部18は、切り欠き部16,17の間に形成される。なお、パウチ容器10を再び展開して第2室14bの流動食110を第1室14aに戻すまでの操作は、折り曲げ部18を鉛直上方に向けた状態で行われる。
図4Bは、上記開封手段を用いた開封操作により開口部30を形成する様子を示す。
図4Bに示すように、開口予定部30zの横方向他端側に設けられた摘み部32を用いて、摘み部32に接合されたオープンテープ31を横方向一端側に引っ張ることで、表面シート11が切断されて開口部30が形成される。表面シート11は当該テープが接合された部分が切断され、横方向に延びる開口部30が左右のシール部13の間に形成される。オープンテープ31は吊り下げ孔21の縁部まで引っ張ることで、摘み部32と共に容器から切除することができる。摘み部32は、裏面シート12側から表面シート11側に押し出すことができ、摘み部32を切除することで指掛け孔33が形成される。
次に、注出部20のキャップを取り外し、注出部20にチューブ100の一端を取り付ける(後述の図4C参照)。チューブ100の他端は、例えば流動食110の投与速度を調節する速度調節部を介して、胃に接続された胃管のコネクターに取り付けられる。
図4Cは、開口部30を広げて増粘剤111を第1室14aに充填する様子を示す。
図4Cに示すように、第1の部分10aの裏面シート12側から吊り下げ孔21と指掛け孔33に指を挿入して開口部30側に力を加えることにより、開口部30を広げることができる。図4Cに示す例では、吊り下げ孔21,22に中指を、指掛け孔33に親指を挿入している。中指と親指を互いに近づけることで、表面シート11を撓ませて接合部36を剥離すると共に凸部付シート34aから凹部付シート34bを離間させ、開口部30を大きく広げることができる。そして、開口部30から第1室14aに増粘剤111を充填する。
図4Dは、パウチ容器10を吊り下げて増粘剤111を投与する様子を示す図である。
図4Dに示すように、吊り下げ孔21,22に吊り下げフック120を通してパウチ容器10を吊り下げることで、チューブ100が取り付けられた注出部20が鉛直下方に向いた状態となり、増粘剤111の滴下が可能となる。吊り下げ孔21,22は上下方向に並んで折り曲げ予定部18zから略等距離に設けられているため、折り曲げ状態で当該2つの吊り下げ孔に吊り下げフック120を通すことができ、これにより、吊り下げ使用されるパウチ容器10の安定性が向上する。このとき、切り欠き部16の縁部に形成されたシール部13が、第1室14aと第2室14bの間の内容物の流通をせき止める隔壁として機能する。
図4Eは、流動食110を第1室14aに移す様子を示す。
図4Eに示すように、増粘剤111の投与が終了して第1室14aが空になった後、パウチ容器10を再び展開して第1の部分10aを鉛直下方に向けることにより、第2室14bに存在する流動食110を第1室14aに移すことができる。これにより、第2室14bが空となり第1室14aに流動食110が充填される。このとき、流動食110は開口部30が形成された部分を通過するが、開口部30は封口部材34で閉じられているため、流動食110の流出が防止される。本実施形態では、開口部30を覆う凹部付シート34bの第2室14b側の端部である上端部が接合部35により表面シート11に接合されているため、良好な封止性能が得られる。その後、パウチ容器10を再び折り曲げ、吊り下げフック120に吊り下げ孔21,22を引っ掛けて、流動食110の投与を開始する。
以上のように、上記構成を備えたパウチ容器10によれば、予め充填された流動食110を使用する前に、後から充填した増粘剤111を先に使用することができる。従い、増粘剤111を使用するときに別の容器を準備する必要がなく、またチューブ100の付け替え作業も不要になるため、ユーザーの負担を軽減することができる。
なお、パウチ容器10の製造工程では、流動食110を充填した後、レトルト殺菌されることが好適である。パウチ容器10によれば、第1室14aと第2室14bが互いに連通しているため、流動食110を各部屋に存在させた状態でレトルト殺菌することが可能である。従い、壁面シートの内面同士が接触せず、レトルト殺菌時のブロッキングが防止される。
上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。
図5〜図8に設計変更の一例(変形例)を示す。ここでは、上記実施形態との相違点を説明し、上記実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略する。
例えば、図5に示すように、壁面シートに目盛り40を設けてもよい。パウチ容器10xでは、注出部20が設けられた容器の横方向他端部を鉛直下方に向けた状態で内容物の測量を可能とする目盛り40が、第1の部分10axと第2の部分10bxにそれぞれ設けられている。パウチ容器10xによれば、例えば数回分の投与が可能である内容物を収容部14に充填し、第1室14aと第2室14bを用いて一回で投与する内容物の量を正確に調整することができる。即ち、一回で使用したい量だけを第1室14aに移しておくことで、ユーザーの監視負担を軽減することができる。なお、目盛りの形態はこれに限定されず、例えば第1の部分10aのみに目盛りを設けてもよいし、目盛りの方向や配置を変更してもよい。
また、図6に示すように、切り欠き部16,17を有さない形態であってもよい。パウチ容器10yは、第1室14ayと第2室14byの境界となる折り曲げ部の形成位置(折り曲げ予定部18zy)を規定すべく、切り欠き部16,17の代わりに、表面シート11と裏面シート12の内面同士をヒートシールして形成された折り曲げ用のシール部50(以下、単に「シール部50」という)を有する。また、シール部50は、パウチ容器10yの吊り下げ使用時において各部屋間の内容物の流通をせき止める隔壁として機能する。
シール部50は、指掛け孔33側のシール部13から横方向一端側に延びて平面視略三角形状に形成されている。シール部50の上端部は、横方向に沿って直線状に形成され、シール部50の下端部は先端に向かって上方に傾斜している。即ち、シール部50は、横方向一端部に近づくほど上下方向長さが短くなっている。さらに、パウチ容器10yでは、吊り下げ孔21と吊り下げ孔22の間に、シール部13が形成されない平面視略U字状の非シール部51が設けられている。非シール部51は、シール部50の上端部の延長線上に設けられる。パウチ容器10yでは、シール部50の上端部に沿って折り曲げ部18yが形成される。
また、図7に示すように、指掛け孔33の代わりに凹部60を設けてもよい。凹部60には、開口部30を広げる際に指が押し当てられる部分(切り欠き部)であり、指掛け孔33と同様の機能を有する。パウチ容器10zでは、例えばオープンテープ31の端部を摘まんで開封操作を行う。
また、図8に示すように、表面シート11uの一部を表側に突出させて突出部70を形成し、当該突出部に封口部材34uを設けてもよい。図8に示す例では、突出部70において対向する内面に凸部付シート34auと凹部付シート34buをそれぞれ接合して封口部材34uを構成している。封口部材34uよりも突出部70の先端部側を切断することにより、表面シート11uに開口部を形成することができる。
10 パウチ容器、10a 第1の部分、10b 第2の部分、11 表面シート、12 裏面シート、13 シール部、14 収容部、14a 第1室、14b 第2室、15 カット部、16,17 切り欠き部、18 折り曲げ部、18z 折り曲げ予定部、20 注出部、21,22 吊り下げ孔、30 開口部、30z 開口予定部、31 オープンテープ、32 摘み部、33 指掛け孔、34 封口部材、34a 凸部付シート、34b 凹部付シート、35,36 接合部、40 目盛り、50 折り曲げ用のシール部、51 非シール部、60 凹部、70 突出部、100 チューブ、110 流動食、111 増粘剤、120 吊り下げフック

Claims (7)

  1. 少なくとも表面部及び裏面部を構成する壁面シートと、
    前記壁面シートに囲まれた内容物の収容部と、
    を備えたパウチ容器であって、
    前記収容部は、折り曲げ予定部で前記壁面シートを折り曲げることにより第1室と第2室に区分けされ、
    前記折り曲げ予定部よりも前記第1室側に位置する第1の部分には、
    前記内容物を取り出すための注出部と、
    前記注出部よりも前記第2室寄りに形成された開閉自在の開口部又は当該開口部となる開口予定部と、
    が設けられていることを特徴とするパウチ容器。
  2. 前記第1の部分には、第1吊り下げ孔又は当該吊り下げ孔となる第1吊り下げ孔形成予定部(以下、「第1吊り下げ孔等」という)が設けられ、
    前記折り曲げ予定部よりも前記第2室側に位置する第2の部分には、容器が折り曲げられた状態で前記第1吊り下げ孔等と重なる位置に第2吊り下げ孔が設けられている、請求項1に記載のパウチ容器。
  3. 前記第1の部分には、前記開口部又は前記開口予定部の一端側に前記第1吊り下げ孔等が、前記開口部又は前記開口予定部の他端側に指掛け孔又は当該指掛け孔となる指掛け孔形成予定部(以下、「指掛け孔等」という)が、それぞれ設けられ、
    前記第1吊り下げ孔は、指を挿入可能な寸法を有する、請求項2に記載のパウチ容器。
  4. 前記指掛け孔等は、容器が折り曲げられた状態で前記第2の部分を構成する前記壁面シートと重なる、請求項3に記載のパウチ容器。
  5. 前記開口部を形成するための開封手段を備え、
    前記開封手段は、前記指掛け孔形成予定部又は前記第1吊り下げ孔形成予定部に設けられた摘み部を有し、
    開封操作により前記摘み部を切除することで、前記指掛け孔又は前記第1吊り下げ孔が形成される、請求項3又は4に記載のパウチ容器。
  6. 前記壁面シートは、前記第1室と前記第2室が並ぶ方向に長く延び、
    前記注出部は、前記第1の部分において、前記壁面シートの長手方向に交差して延びる端縁部に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のパウチ容器。
  7. 前記壁面シートには、前記第1室と前記第2室が並ぶ方向に直交する方向の両側から切り込まれた切り欠きが設けられ、
    前記折り曲げ予定部は、前記各切り欠きの間に形成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパウチ容器。
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