JP7092673B2 - 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム - Google Patents

医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP7092673B2
JP7092673B2 JP2018533554A JP2018533554A JP7092673B2 JP 7092673 B2 JP7092673 B2 JP 7092673B2 JP 2018533554 A JP2018533554 A JP 2018533554A JP 2018533554 A JP2018533554 A JP 2018533554A JP 7092673 B2 JP7092673 B2 JP 7092673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger insertion
sheet
finger
medical soft
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018533554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018030496A1 (ja
Inventor
毅彦 幸
葉子 高橋
康賢 上原
松太郎 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JMS Co Ltd, Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Publication of JPWO2018030496A1 publication Critical patent/JPWO2018030496A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7092673B2 publication Critical patent/JP7092673B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/05Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes for collecting, storing or administering blood, plasma or medical fluids ; Infusion or perfusion containers
    • A61J1/10Bag-type containers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/14Details; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • B65D33/06Handles

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、医療用軟質容器及びこれを用いた栄養供給システムに関する。
経口によらずに患者に栄養や薬剤を投与する方法の一例として経腸栄養法又は静脈栄養法が知られている。経腸栄養法では、患者の鼻腔から胃又は十二指腸にまで通されたチューブを介して栄養剤、流動食、又は薬剤などの液状物が投与される。また、静脈栄養法では、患者の静脈に挿入された輸液回路を介してブドウ糖などの栄養成分及び/又は薬剤成分を含む液状物(一般に「輸液」と呼ばれる)が投与される。
経腸栄養法又は静脈栄養法を行う際には、患者に投与する液状物を空の医療用軟質容器に予め注入する作業が必要である。
従来のパウチ容器の一例は、充填部に繋がる開口部が容器上部の表面シートと裏面シートとの間に形成された容器であり、表面シートと裏面シートの上部に、各々、シートが2重になっており内部に空間を有する袋状部を備える。袋状部は充填部から隔離された内部空間と、当該内部空間へ指を挿入するための挿入口を有している。前記袋状部では、袋状部を構成する2重のシートは、4辺のうちの少なくとも3辺が互いに接合されている(特許文献1)。
特許文献1には、特許文献1に開示のパウチ容器では、親指と人差し指が袋状部内にすっぽりと挿入されるため、充填物(液状物)が指にかかることを防止でき、且つ、開口部を広げながら容器を安定的に保持できる、と記載されている。
特開2014-28652号公報
しかし、上記従来のパウチ容器では、指を挿入する袋状部を構成するシートに弛みがなく、しかも、4辺のうちの少なくとも3辺が互いに接合されているので、袋上部内に挿入された指に対するシートの追従性が良くない。従って、特に、袋状部のうちの、指の挿入開始側端から遠い部分に指の力がおよびにくく、開口部の開口操作について改善が望まれる。
本発明は、開口部の開口操作が行い易い医療用軟質容器及び、当該医療用軟質容器を用いた栄養供給システムを提供する。
本発明の医療用軟質容器は、第1面部と第2面部とを含む容器本体部を含んだ医療用軟質容器であって、
前記容器本体部は、
液状物を収容可能とする収容部と、
前記収容部よりも上方に配置され、前記第1面部と前記第2面部の上部が、各々、幅方向から指を受容可能とする内部空間を有する指挿入部とを含み、
各指挿入部のうちの、前記容器本体部の、外側に面する部分を外側シートと称し、内側に面する部分を内側シートと称することとすると、
前記内側シート及び前記外側シートのうちの少なくとも一方に孔が形成されており、
一方の指挿入部に片手の親指を挿入し、他方の指挿入部に前記片手の前記親指以外の指を挿入して1対の指挿入部を相互に遠ざけたときに、前記孔を谷部として1対の指挿入部がくの字状に屈曲する。
本発明の栄養供給システムは、本発明の医療用軟質容器を含む。
本発明によれば、開口部の開口操作が良好に行える医療用軟質容器、及び当該医療用軟質容器を含む栄養供給システムを提供できる。
図1は、本発明の医療用軟質容器の一例の正面図である。 図2は、図1に示された医療用軟質容器の背面図である。 図3は、図1に示された医療用軟質容器の指挿入部の内側シートと外側シートとを離した状態を示した図である。 図4は、図1に示された医療用軟質容器の開口部を開口させた状態を説明した図面である。 図5は、図1に示された医療用軟質容器の部分拡大図である。 図6は、図2に示された医療用軟質容器の部分拡大図である。 図7は、本発明の医療用軟質容器の他の一例の正面図である。 図8は、本発明の医療用軟質容器の他の一例の正面図である。 図9は、本発明の栄養供給システムの一例の正面図である。
本発明は、更に以下[1]~[16]を開示する。
[1] 第1面部と第2面部とを含む容器本体部を含んだ医療用軟質容器であって、
前記容器本体部は、
液状物を収容可能とする収容部と、
前記収容部よりも上方に配置され、前記第1面部と前記第2面部の上部が、各々、幅方向から指を受容可能とする内部空間を有する指挿入部とを含み、
各指挿入部のうちの、前記容器本体部の、外側に面する部分を外側シートと称し、内側に面する部分を内側シートと称することとすると、
前記内側シート及び前記外側シートのうちの少なくとも一方に孔が形成されており、
一方の指挿入部に片手の親指を挿入し、他方の指挿入部に前記片手の前記親指以外の指を挿入して1対の指挿入部を相互に遠ざけたときに、前記孔を谷部として1対の指挿入部がくの字状に屈曲する、医療用軟質容器。
[2] 前記孔は、各指挿入部に挿入された指の先端よりも、より前記指挿入部の指の挿入開始側の近くに形成されている、前記[1]に記載の医療用軟質容器。
[3] 前記孔は、前記指挿入部の指の挿入開始端から前記収容部の全幅の3分の2よりも近い位置に形成された、前記[1]又は[2]に記載の医療用軟質容器。
[4] 前記孔は、長手方向が容器本体部の上下方向に沿った縦長孔である、前記[1]から[3]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[5] 前記孔の上端部の輪郭は円弧状であり、前記上端部より下方の部分は、孔の幅が下端から上端部に向かって漸次広くなっている、前記[1]から[4]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[6] 前記孔は、前記収容部を幅方向に2等分する垂直中心線の延長線上に形成された、前記[1]から[5]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[7] 前記容器本体部の下端に排出口が形成されており、前記排出口の中心軸と前記垂直中心線の延長線とが一致する、前記[6]に記載の医療用軟質容器。
[8] 前記容器本体部の両側部のうちの、前記指挿入部の指の挿入開始側に近い側部の辺が曲っていることによって、1対の指挿入部の幅が収容部の幅よりも狭い、前記[1]から[7]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[9] 前記指挿入部の指の挿入開始側において、前記内側シート及び前記外側シートのうちのいずれか一方に切り欠き部が形成されている、前記[1]から[8]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[10] 各指挿入部の上縁部と下縁部は、各々、前記外側シートと前記内側シートとが接合された上縁接合部と下縁接合部とを含み、
前記切り欠き部は、前記上縁接合部との間、及び、前記下縁接合部との間に、各々、前記外側シートの一部が残るように、前記指挿入部の指の挿入開始側の端部に形成されている、前記[9]に記載の医療用軟質容器。
[11] 前記切り欠き部の輪郭を構成する辺は、略U字状であり、
前記U字状の底部の辺は、前記医療用軟質容器の底側へ向かう方向に沿って、挿入開始側端からの距離が漸次大きくなる方向に傾斜している、前記[9]又は[10]に記載の医療用軟質容器。
[12] 前記内側シートと前記外側シートの互いに向かい合う面のいずれか一方又は双方に、エンボス加工が施されている、前記[1]から[11]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[13] 前記孔は、前記内側シートと前記外側シートの両方の幅方向同位置に形成れた、前記[1]から[12]のいずれかに記載の医療用軟質容器。
[14] 前記孔は、前記医療用軟質容器の吊り下げ用孔を兼ねる、前記[13]に記載の医療用軟質容器。
[15] 前記[1]から[14]のいずれかに記載の医療用軟質容器を含む栄養供給システム。
[16] 前記[13]又は[14]に記載の医療用軟質容器の製造方法であって、
第1シートの長尺体と第2シートの長尺体とを、その長手方向に搬送しながら互いに重ね合わせ、第1シートの長尺体と第2シートの長尺体の間に、1対の内側シートの長尺体を所定の位置に挿入する積層工程と、
各長尺体が所定の位置で互いに接合されるようにヒートシールして、各長尺体の一体化物を形成する接合工程と、
複数の容器本体部を作製するように、前記一体化物を切断する切断工程と、を含み、
前記切断工程において、切断により縦長孔を形成する、医療用軟質容器の製造方法。
以下、本発明の医療用軟質容器の一例について図1~図6を用いて説明する。
図1は、本発明の医療用軟質容器の一例の正面図であり、図2は、図1に示された医療用軟質容器1の背面図であり、図3は、医療用軟質容器1の指挿入部の内側シートと外側シートとを離した状態を示した図である。図4は、医療用軟質容器1の開口部を開口させた状態を説明した図面であり、図5及び図6は、医療用軟質容器1の部分拡大図である。以下の説明の便宜のため、図1の紙面の上下方向を医療用軟質容器の「上下方向」、当該「上下方向」と直交する方向を「幅方向」と言う。「上下方向」は、医療用軟質容器の中心軸の長手方向と等しい。
図1~図6に示された医療用軟質容器1は、容器本体部2と、容器本体部2の排出口26に固定された排出用ポート5とを含む。容器本体部2は、液状物を収容するための収容部21と、収容部21の上方に配置された1対の指挿入部221,222(以下、「指挿入部221」は「第1指挿入部221」と、「指挿入部222」は「第2指挿入部222」とも言う。)と、を含む。
容器本体部2は、第1面部3と第2面部4の外周縁部のうちの3辺が相互に熱接着(ヒートシール)等されることにより形成された周縁接合部23を備えており、容器本体部2の上部における第1面部3と第2面部4の間に、収容部21につながる開口部24を有する。収容部21内に液状物が充填される際、開口部24は収容部21よりも上に位置する。第1面部3と第2面部4には、各々、収容部21に注入される液状物の量を確認するための目盛りが表示されている。
容器本体部2の内面のうちの、指挿入部221,222よりも下方には、収容部21を、収容部21の外側に対して開閉自在とするジップ25(再開閉自在とする係合部、別名「チャックシール」とも言う。)を備えている。ジップ25は、従来から公知の方法にて成形できる。
図3からよく分かるように、第1面部3は、相対的に面積が大きい第1シート31と、第1シート31よりも面積が小さく、第1シート31のジップ25よりも上側の内面に熱接着等により接合された第1内側シート31aと、を含む。第1内側シート31aは、幅方向からの指の挿入を可能とするために、幅方向に開いた開口を少なくとも1つ形成するように、少なくとも、その上縁部と下縁部とが第1シート31に接合されている。
ここで、第1シート31のうちの指挿入部221を構成する部分を第1外側シート31bと称することとすると、第1面部3は、収容部21よりも上方に配置され、第1内側シート31aと第1外側シート31bとを含み、幅方向から第1内側シート31aと第1外側シート31bと間に指を挿入可能とする第1指挿入部221を含む。第1指挿入部221を構成する第1内側シート31aと第1外側シート31bの上下方向の長さは等しいので、第1内側シート31aと第1外側シート31bは相互に弛むことなく積層されている。図1等に示されるように、第1指挿入部221の上縁部と下縁部は、各々、第1外側シート31bと第1内側シート31aとが接合された第1上縁接合部221cと第1下縁接合部221dとを含む。
一方、図3からよく分かるように、第2面部4は、相対的に面積が大きい第2シート41と、第2シート41よりも面積が小さく、第2シート41のジップ25よりも上側の内面に接合された第2内側シート41aとを含む。第2内側シート41aは、幅方向からの指の挿入を可能とするために、幅方向に開いた開口を少なくとも1つ形成するように、少なくとも、その上縁部と下縁部とが第2シート41に接合されている。
ここで、第2シート41のうちの指挿入部222を構成する部分を第2外側シート41bと称することとすると、第2面部4は、収容部21よりも上方に配置され、第2内側シート41aと第2外側シート41bとを含み、幅方向から第2内側シート41aと第2外側シート41bと間に指を挿入可能とする第2指挿入部222を含む。第2指挿入部222を構成する第2内側シート41aと第2外側シート41bの上下方向の長さは等しいので、第2内側シート41aと第2外側シート41bは相互に弛むことなく積層されている。図2等に示されるように、第2指挿入部222の上縁部と下縁部は、各々、第2外側シート41bと第2内側シート41aとが接合された第2上縁接合部222cと第2下縁接合部222dとを含む。
尚、以下、「第1内側シート」と「第2内側シート」をともに「内側シート」と略称し、「第1外側シート」と「第2外側シート」をともに「外側シート」と略称する場合がある。また、「第1上縁接合部」と「第2上縁接合部」をともに「上縁接合部」と略称し、「第1下縁接合部」と「第2下縁接合部」をともに「下縁接合部」と略称する場合がある。
図1に示されるように、第1指挿入部221の第1内側シート31aと第1外側シート31bの各々に、容器本体部2の上下方向に沿った第1縦長孔6b、6aが形成されている。第1縦長孔6b、6aは、医療用軟質容器1の幅方向同位置に形成されている。図2に示されるように、第2指挿入部222の第2内側シート41aと第2外側シート41bの各々に、容器本体部2の上下方向に沿った第2縦長孔7b、7aが形成されている。第2縦長孔7b、7aは、幅方向同位置に形成されている。尚、以下、「第1縦長孔」と「第2縦長孔」をともに「縦長孔」と略称する場合がある。また、本願において「縦長孔」は、上下方向の長さの方が、幅方向の長さよりも長い孔を言う。
ジップ25等の開閉手段による収容部21の閉じた状態が解除された医療用軟質容器1に対して、図4に示されるように、第1指挿入部221に例えば片手の指の親指を挿入し、第2指挿入部222に例えば前記片手の指の親指以外の指(例えば人差し指)を挿入し、第1指挿入部221と第2指挿入部222を相互に引き離すために、当該親指と人差し指とを各々遠ざければ、第1指挿入部221及び第2指挿入部222に、各々、縦長孔が形成されていることによって、縦長孔を谷部として1対の指挿入部221、222が、各々、くの字状に屈曲する。そのため、指に対するシートの追従性が良く、開口部24が大きく開くので、開口部24の開口操作が行い易い。開口部24を開いた状態では、液状物の収容部21への注入方向からみて、開口部24は、例えば、略ひし形となる。また、図1~図6に示された医療用軟質容器1では、内側シート及び外側シートの両方に孔が形成されているため、指に対するシートの追従性が向上しているだけでなく、指の可動域が広くなっており、故に、開口部2がより大きく開きやすく、開口部24の開口操作がより行い易い。
指挿入部221、222における第1縦長孔6b、6a及び第2縦長孔7b、7aの形成位置については、指挿入部221、222内に挿入された指によって、指挿入部221、222が、各々、孔を谷部として、くの字状に屈曲する限りにおいて特に制限はない。指挿入部221、222内に挿入された指の先端は、各々、第1縦長孔6b、6a、第2縦長孔7b、7aに達していなくてもよいが、例えば、第1縦長孔6b、6a及び第2縦長孔7b、7aのうちの少なくとも一方が、指挿入部221、222に挿入された指の先端よりも、より指挿入部221、222の指の挿入開始側端221a、222aの近くに形成されていると好ましく、第1縦長孔6b、6a及び第2縦長孔7b、7aの両方が、指挿入部221、222に挿入された指の先端よりも、より指挿入部221、222の指の挿入開始側端221a、222aの近くに形成されているとより好ましい。また、例えば、縦長孔は、指挿入部221、222の指の挿入開始端221a、222aから収容部21の全幅の3分の2よりも近い位置に形成されていると好ましく、収容部21の全幅の2分の1の位置に形成されているとより好ましい。
図4では、第1指挿入部221に挿入された親指は、第1縦長孔6bを貫通して第1外側シート31bから第1指挿入部221の外側に突き出ており、第1縦長孔6bの輪郭を構成する第1外側シート31bが指の上に乗っている。第2指挿入部222に挿入された前記片手の指の親指以外の指(例えば人差し指)は、第2縦長孔7bを貫通して第2外側シート41bから第2指挿入部222の外側に突き出ており、第2縦長孔7bの輪郭を構成する第2外側シート41bが指の上に乗っている。そのため、指の稼働域がより広がるため、開口部24をより一層大きく開くことができ、開口部24の開口操作がより一層行い易い。また、第1縦長孔6b及び第2縦長孔7bの輪郭線を構成する外側シートが指の上に乗っているので、液状物の収容部21への注入の最中に、収容部21が重くなっても、医療用軟質容器1の保持が安定的に行える。指挿入部221、222に挿入される指のうちのいずれか一方のみが、縦長孔を貫通するように、指挿入部に縦長孔が形成されていてもよい。
図1~図6に示した形態では、第1外側シート31b及び第2外側シート41bのみならず、第1内側シート31a及び第2内側シート41aにも縦長孔が形成されており、しかも、第1指挿入部の縦長孔と第2指挿入部の縦長孔が、医療用軟質容器1の幅方向同位置に形成されているので、医療用軟質容器の製造過程において、第1指挿入部の縦長孔と第2指挿入部の縦長孔の両方を切断により同時に形成でき、医療用軟質容器の生産性が向上し、好ましい。
図1及び図2に示されるように、第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bの上端部の輪郭は円弧状である。そして、上端部より下方の部分は、孔の幅が下端から上端部に向かって漸次広くなっている。そのため、図4に示されるように、第1指挿入部221と第2指挿入部222とを相互に引き離した際に、第1指挿入部221と第2指挿入部222は、縦長孔6a,7aから露出した指を、第1内側シート31a及び第2内側シート41aによって開口部24に対して隠すように屈曲する。従って、第1内側シート31a及び第2内側シート41aに縦長孔6a,7aが形成されていても、第1内側シート31a及び第2内側シート41aの縦長孔6a,7aの近傍の部分によって、指がほぼ覆い隠され、指が、開口部24から実質的に隔離され、液状物の汚染も抑制される。
収容部21に液状物が注入されると、縦長孔を貫通した指に指挿入部を構成するシートが指に押さえつけられ、その結果、特に、縦長孔の開口のうちの上側部分の幅が狭くなる。指へのシートの追従性を向上させたり、指の可動域を広げるためには、縦長孔の開口部分の幅は広い方が好ましい。そのため、指へのシートの追従性を向上させたり、又は指の可動域を広げて、開口部の開口操作を向上させる観点から、図1及び図2に示されるように、縦長孔の開口のうちの上側部分が下側部分よりも相対的に面積が大きい方が好ましい。また、第1内側シート31a及び第2内側シート41aの縦長孔6a,7aの近傍の部分によって、開口部24に対して指をほぼ覆い隠すようにして、指の液状物による汚染を抑制する観点から、縦長孔の開口のうちの下側部分が上側部分よりも相対的に面積が小さい方が好ましい。
縦長孔を吊り下げ孔として利用する場合、液状物の重さによる負荷を分散する観点から、円弧のRは大きい方が好ましく、例えば、5mm以上10mm以下であると好ましい。
第1面部3及び第2面部4の材料について特に制限はなく、医療用軟質容器1の製造に用いられる従来公知の軟質プラスチックシートが使用できる。具体的には、例えば、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリブタジエン、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレン-メタクリレート共重合体等からなる単層シート、又は上記単層シートが積層された積層シートが挙げられる。積層シートの具体的層構成としては、例えば、ナイロン/ポリエチレン、ナイロン/ポリプロピレン,ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン,ポリプロピレン/ポリエチレン、ナイロン/ポリプロピレン/ポリエチレン等が挙げられる。軟質プラスチックシートの厚さは、例えば、0.01mm以上0.3mm程度である。
排出用ポート5は、例えば、管状である。排出用ポート5は、容器本体部2内外を、連通可能とするように、排出口26において、第1面部3と第2面部4に挟まれて、容器本体部2に固定されている。
排出口26及び排出用ポート5は、収容部21を幅方向に2等分する垂直中心線Aの延長線上に配置されている。排出用ポート5の容器本体部2への固定は、排出口26において、第1シート31と第2シート41との間に排出用ポート5に配置して、第1シート31と第2シート41の外周縁部同士を熱接着させることで行える。
排出用ポート5の材料としては、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレート、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、ポリエチレン等が挙げられる。
排出口26及び排出用ポート5が、垂直中心線Aの延長線上に配置されている場合、第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bも、垂直中心線Aの延長線上に形成すれば、第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bは、医療用軟質容器1をスタンド等へ吊り下げるための吊り下げ用孔を兼ねることもできる。
容器本体部2の幅方向両側部のうちの、指挿入部221、222の指の挿入開始側端221a、222aを含む側部の辺が曲っていることによって、指挿入部221、222の幅が収容部21の幅よりも狭くなっている。そのため、垂直中心線Aの延長線上に第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bを設けつつ、且つ、挿入開始側端221a、222aから第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bまでの距離を、指挿入部221、222に挿入された指のうちの、少なくとも一方を縦長孔に到達させ、好ましくは両方を縦長孔に到達させ、更に好ましくは少なくとも一方を縦長孔を貫通させ、更により好ましくは両方を縦長孔を貫通させることが可能なように設定し易い。
垂直中心線Aの延長線と第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bの中心軸とが一致する場合、挿入開始側端221a、222aから、第1縦長孔及び第2縦長孔の中心軸までの距離は、開口部24の開口操作性と医療用軟質容器1の保持性の向上の観点から、好ましくは40mm以上80mm以下であり、より好ましくは40mm以上60mm以下である。
第1指挿入部221、第2指挿入部222の指の挿入開始側端221a、222a及びその近傍において、第1外側シート31bと第2外側シート41bに第1切り欠き部32、第2切り欠き部42が形成されており、第1切り欠き部32、第2切り欠き部42から、各々、第1内側シート31aの内側面と第2内側シート41aの内側面が露出している。そのため、第1指挿入部221の内部空間221g、第2指挿入部222の内部空間222gへの指の挿入が行い易くなっている。
第1切り欠き部32、第2切り欠き部42の上下方向の最大長は、各指挿入部内における指の可動域を確保する観点から、各々、第1縦長孔6a,6b、第2縦長孔7a,7bの上下方向の最大長よりも大きく、そして、第1縦長孔6a,6b及び第2縦長孔7a,7bの上下方向位置は、第1切り欠き部32及び第2切り欠き部42のそれと、完全に一致していると好ましい。
図5に示されるように、第1切り欠き部32は、各々、第1上縁接合部221cとの間、及び、第1下縁接合部221dとの間に、各々、第1外側シート31bの一部が残るように第1外側シート31bに形成されている。そのため、液状物の収容部21への注入最中等に、第1外側シート31bのうちの、第1上縁接合部221c及び第1下縁接合部221dに隣接する部分に、液状物の重さによる負担が集中することが抑制されている。同様の理由から、図6に示されるように、第2切り欠き部42も、各々、第2上縁接合部222cとの間、及び、第2下縁接合部222dとの間に、各々、第2外側シート41bの一部が残るように、第2指挿入部222の指の挿入開始側端222a及びその近傍に形成されている。
図5に示されるように、第1切り欠き部32の輪郭線のうちの、前記「第1外側シート31bの一部」に対応する部分32a(上側輪郭開始端部),32b(下側輪郭開始端部)を、第1切り欠き部32の幅方向と平行であるか又は実質的に平行とすれば、「第1外側シート31bの一部」は、第1指挿入部221内への指の挿入方向を規制しつつ、より奥への指の挿入を許容する、第1上側ガイド部221e及び第1下側ガイド部221fとして機能するので、好ましい。同様の理由から、図6に示されるように、第2切り欠き部42の輪郭線の一部分42a(上側輪郭開始端部),42b(下側輪郭開始端部)を第2切り欠き部42の幅方向と平行であるか又は実質的に平行とし、第2外側シート41bが、第2上側ガイド部222e及び第2下側ガイド部222fを備えていると好ましい。
図5及び図6に示されるように、縦長孔6b、7bの頂部61、71は、輪郭線の一部分32a、42aよりも僅かに下に配置されていると、指挿入部221,222に挿入され、縦長孔6b、7bから指挿入部221,222の外側に突き出した指の上に外側シート31b,41bが乗りやすく、液状物の収容部21内への注入の最中に、当該指で、医療用軟質容器1の良好な姿勢の担保が行い易く、好ましい。
切り欠き部32、42の輪郭線は、部分32a、42aに隣接して、医療用軟質容器1の底側へ向かう方向に沿って、挿入開始側端221a、222aからの距離が漸次大きくなる方向に傾斜した傾斜線32c、42cを含んでいると、指挿入部221、222内へ指をより深く挿入でき好ましい。
切り欠き部32、42の輪郭線において、部分32b、42bと傾斜線32c、42cが、弧状線32d、42dによって繋がれていると、切り欠き部32、42の輪郭線のうちの傾斜線32c、42cの下部付近に、液状物の重みによる負荷が集中することが抑制されるので、好ましい。したがって、切り欠き部32、42を平面視すると、その輪郭線は、略U字状であり、U字状の底部の部分は、医療用軟質容器1の底側へ向かう方向に沿って、挿入開始側端221a、222aからの距離が漸次大きくなる方向に傾斜していると、好ましい。
各指挿入部221、222を構成する、内側シート31a,41aと外側シート31b,41aの互いに向かい合う面のいずれか一方又は双方に、エンボス加工が施されていると、内側シート31a,41aと外側シート31b,41bとの間にわずかでも隙間ができるので、指挿入部221、222内への指の挿入開始が行い易くなるとともに、指とシートとの接触面積が減るので、指挿入部内への指の挿入がスムーズに行え、好ましい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、収容部21内外の連通を可能とする手段が、ジップ(チャックシール)等の係合部であるが、指挿入部221、222による開口部24の開口操作、開口状態の維持、及び液状物の収容部21への注入操作性が妨げられない限り、前記手段は従来から公知の他の手段であってもよい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、排出口に固定された排出用ポートを備えているが、本発明の医療用軟質容器は、排出用ポートを備えない状態で取引されてもよい。
第1面部3と第2面部4には、各々、収容部21に注入される液状物の量を確認するための目盛りが表示されているので、特に、収容部21に注入される液状物が不透明である場合に、利き手のいかんにかかわらず医療用軟質容器を使用できるため好ましいが、目盛りは、第1面部3のみ又は第2面部4のみに表示されていてもよい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、外側シート31b,41bが、各々、第1シート31、第2シート41の一部であるが、これに代えて、内側シート31a,41aが、第1シート31、第2シート41の一部であり、外側シート31b,41bが、第1シート31、第2シート41とは別のシートであってもよい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、外側シート31b,41bが、各々、第1シート31、第2シート41の一部であるが、収容部21を構成するシートとは別個に用意されたシートであり、熱接着等により、収容部21を構成するシートと接合されていてもよい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、外側シート31b,41bと、内側シート31a,41aは、各々、別個に用意されたシートであるが、外側シートと内側シートは、1枚の連続したシートであってもよい。
図7は本発明の医療用軟質容器の他の一例の正面図である。図7に示した医療用軟質容器10は、縦長孔が、内側シート31a、41aには形成されておらず、外側シート31b、41bにのみ形成されていること以外は、医療用軟質容器1と同構成している。図7において、同一名称の部材については,図1~図6を用いて説明した医療用軟質容器1の場合と同一の符号を付しており、その詳細説明は省略する。
図7に示した医療用軟質容器10でも、図1に示した医療用軟質容器1と同様に、開口部24の開口操作が行い易く、且つ、医療用軟質容器の保持が安定的に行える。この場合、1対の指挿入部221,222のいずれいか一方又は双方について、指挿入部よりも上側に吊り下げ用孔9を設けてもよい。
図8は本発明の医療用軟質容器の他の一例の正面図である。図8に示した医療用軟質容器11は、縦長孔の形状が異なること以外は、図1に示した医療用軟質容器1と同構成している。図8において、同一名称の部材については,図1~図6を用いて説明した医療用軟質容器1の場合と同一の符号を付しており、その詳細説明は省略する。
図8に示されるように、縦長孔について、孔の幅が上方方向に渡ってほぼ一定であってもよい。
図1~図6を用いて説明した本発明の医療用軟質容器の一例では、指操作部221、222に形成された孔は、縦長孔であり、医療用軟質容器の保持の安定的が向上するという理由から、好ましくは指の太さ程度の幅の開口を有する縦長孔であるが、指挿入部を構成するシートの指に対する追従性の向上に寄与するのであれば、孔は、真円、横長孔、三角形、逆三角形、四角等であってもよい。
本発明の医療用軟質容器の一例は、従来から公知のパウチ容器の製造方法により製造できるが、生産性の向上の観点から、例えば、図1~図6に示した医療用軟質容器1は、下記方法により製造できる。
まず、第1シート31の長尺体、第2シート41の長尺体、第1内側シート31aの長尺体、第2内側シート41aの長尺体、及びジップ25の長尺体を各々用意する。
次いで、第1シート31の長尺体と第2シート41の長尺体とを、その長手方向に搬送しながら互いに重ね合わせ、第1シート31の長尺体と第2シート41の長尺体の間に、第1内側シート31aの長尺体、第2内側シート41aの長尺体、及びジップ25の長尺体を,各々、所定の位置に挿入する(積層工程)。
次いで、各長尺体同士が所定の位置で適切に接合されるようにヒートシールして、各長尺体の一体化物を形成する(接合工程)。具体的には、周縁接合部23、上縁接合部221c、222c、下縁接合部221d、222dとなる箇所を形成し、ジップ25の長尺体を第1シート31の長尺体と第2シート41の長尺体の双方に接合する。
次いで、複数の容器本体部を作製するように、一体化物を切断する(切断工程)。当該切断工程において、縦長孔を形成する。また、本発明の医療用軟質容器の製造方法の他の一例では、前記積層工程、接合工程、及び切断工程に加えて、排出用ポート5を熱接着により容器本体部2の排出口26に固定する工程を更に含む。
外側シートに切り欠き部が形成された形態では、積層工程の最中かあるいは積層工程の前に、第1シートの長尺体と第2シートの長尺体の各々の所定の位置に、切り欠き部となりうる孔を形成すればよい。
図9に示されるように、本発明の医療用軟質容器の一例である医療用軟質容器1は、例えば、経腸栄養供給システム50等の栄養供給システムの構成部品として使用される。経腸栄養供給システム50は、例えば、排出用ポート5に接続された可撓性チューブ51と、可撓性チューブ51を押圧して可撓性チューブ51内を流れる液状物の流量を調節するための流量調整器52、点滴筒53、コネクタ54、コネクタカバー55等を含む。しかし、本発明の経腸栄養供給システムは、図9に示された構成に限定されるものではなく、従来公知の経腸栄養供給システムが備える構成部品をさらに含んでいてもよい。
本発明の医療用軟質容器の他の一例である医療用軟質容器10~11についても、医療用軟質容器1と同様に、経腸栄養供給システム50等の栄養供給システムの構成部品として使用される。
本発明では、経腸栄養法においても好適に使用される医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システムを提供できる。
1,10,11 医療用軟質容器
2 容器本体部
21 収容部
221,222 指挿入部
221a、222a 指挿入部の指の挿入開始側端
221c 第1上縁接合部
221d 第1下縁接合部
221e 第1上側ガイド部
221f 第1下側ガイド部
222c 第2上縁接合部
222d 第2下縁接合部
222e 第2上側ガイド部
222f 第2下側ガイド部
23 周縁接合部
24 開口部
25 ジップ
26 排出口
3 第1面部
31 第1シート
31a 第1内側シート
31b 第1外側シート
32 第1切り欠き部
32a,32b 第1切り欠き部の輪郭線の一部分
32c 傾斜線
32d 弧状線
4 第2面部
41 第2シート
41a 第2内側シート
41b 第2外側シート
42 第2切り欠き部
42a,42b 第2切り欠き部の輪郭線の一部分
42c 傾斜線
42d 弧状線
5 排出用ポート
6a,6b 第1縦長孔
7a,7b 第2縦長孔
9 吊り下げ用孔
50 経腸栄養供給システム

Claims (12)

  1. 第1面部と第2面部とを含む容器本体部を含んだ医療用軟質容器であって、
    前記容器本体部は、
    液状物を収容可能とする収容部と、
    前記収容部よりも上方に配置され、前記第1面部と前記第2面部の上部が、各々、幅方向から指を受容可能とする内部空間を有する指挿入部とを含み、
    各指挿入部のうちの、前記容器本体部の、外側に面する部分を外側シートと称し、内側に面する部分を内側シートと称することとすると、
    前記内側シート及び前記外側シートの各々に孔が形成されており、
    前記孔は、前記内側シートと前記外側シートの両方の幅方向同位置に形成され、
    一方の指挿入部に片手の親指を挿入し、他方の指挿入部に前記片手の前記親指以外の指を挿入して1対の指挿入部を相互に遠ざけたときに、前記孔を谷部として1対の指挿入部がくの字状に屈曲する、医療用軟質容器。
  2. 前記孔は、長手方向が容器本体部の上下方向に沿った縦長孔である、請求項1に記載の医療用軟質容器。
  3. 前記孔の上端部の輪郭は円弧状であり、前記上端部より下方の部分は、孔の幅が下端から上端部に向かって漸次広くなっている、請求項1又は2に記載の医療用軟質容器。
  4. 前記孔は、前記医療用軟質容器の吊り下げ用孔を兼ねる、請求項1から3のいずれかの一項に記載の医療用軟質容器。
  5. 前記孔は、前記収容部を幅方向に2等分する垂直中心線の延長線上に形成された、請求項1から4のいずれかの一項に記載の医療用軟質容器。
  6. 前記容器本体部の下端に排出口が形成されており、
    排出口の中心軸と前記垂直中心線の延長線とが一致する、請求項5に記載の医療用軟質容器。
  7. 前記容器本体部の両側部のうちの、前記指挿入部の指の挿入開始側に近い側部の辺が曲っていることによって、1対の指挿入部の幅が収容部の幅よりも狭い、請求項1から6のいずれかの一項に記載の医療用軟質容器。
  8. 前記指挿入部の指の挿入開始側において、前記内側シート及び前記外側シートのうちのいずれか一方に切り欠き部が形成されている、請求項1から7のいずれかの一項に記載の医療用軟質容器。
  9. 各指挿入部の上縁部と下縁部は、各々、前記外側シートと前記内側シートとが接合された上縁接合部と下縁接合部とを含み、
    前記切り欠き部は、前記上縁接合部との間、及び、前記下縁接合部との間に、各々、前記外側シートの一部が残るように、前記指挿入部の指の挿入開始側の端部に形成されている、請求項8に記載の医療用軟質容器。
  10. 前記切り欠き部の輪郭を構成する辺は、略U字状であり、
    前記U字状の底部の辺は、前記医療用軟質容器の底側へ向かう方向に沿って、挿入開始側端からの距離が漸次大きくなる方向に傾斜している、請求項9に記載の医療用軟質容器。
  11. 前記内側シートと前記外側シートの互いに向かい合う面のいずれか一方又は双方に、エンボス加工が施されている、請求項1から10のいずれかの項に記載の医療用軟質容器。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の医療用軟質容器を含む栄養供給システム。
JP2018533554A 2016-08-10 2017-08-09 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム Active JP7092673B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157990 2016-08-10
JP2016157990 2016-08-10
PCT/JP2017/029014 WO2018030496A1 (ja) 2016-08-10 2017-08-09 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018030496A1 JPWO2018030496A1 (ja) 2019-06-13
JP7092673B2 true JP7092673B2 (ja) 2022-06-28

Family

ID=61162354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018533554A Active JP7092673B2 (ja) 2016-08-10 2017-08-09 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7092673B2 (ja)
KR (1) KR102468593B1 (ja)
CN (1) CN109562017B (ja)
WO (1) WO2018030496A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2021356704A1 (en) 2020-10-09 2023-06-01 Icu Medical, Inc. Fluid transfer device and method of use for same

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050236A (ja) 2005-07-20 2007-03-01 Yoshihiko Ichikawa 指支持傘収納袋
US20090294315A1 (en) 2006-01-03 2009-12-03 Martha Selene Silcott Disposal and Packaging Device
JP2011078737A (ja) 2009-05-18 2011-04-21 Jms Co Ltd 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP2012010741A (ja) 2010-06-29 2012-01-19 Jms Co Ltd 医療用軟質容器及びこれを用いた栄養供給システム
JP2014028652A (ja) 2012-06-26 2014-02-13 Fuji Seal International Inc パウチ容器
JP2014054406A (ja) 2012-09-13 2014-03-27 Nipro Corp 医療用バッグ
JP2014156277A (ja) 2013-02-18 2014-08-28 Fuji Seal International Inc パウチ容器
JP2016040177A (ja) 2014-08-13 2016-03-24 株式会社フジシール パウチ容器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253977A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Idemitsu Unitech Co Ltd チャックテープ付き袋およびその製造方法
WO2010026964A2 (ja) * 2008-09-03 2010-03-11 森永乳業株式会社 注出口部材、およびそれを用いた包装袋
JP5461848B2 (ja) * 2009-02-19 2014-04-02 大王製紙株式会社 家庭用薄葉紙収納容器
CN104768854B (zh) * 2012-06-26 2017-01-18 尼普洛株式会社 袋容器
JP3190299U (ja) * 2014-02-13 2014-04-24 三鈴精工株式会社 手袋装着装置
CN104905963B (zh) * 2015-07-15 2018-02-13 四川科伦药业股份有限公司 输液软袋及冲管方法
CN205257057U (zh) * 2016-01-05 2016-05-25 幸培铭 创新饮料瓶

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050236A (ja) 2005-07-20 2007-03-01 Yoshihiko Ichikawa 指支持傘収納袋
US20090294315A1 (en) 2006-01-03 2009-12-03 Martha Selene Silcott Disposal and Packaging Device
JP2011078737A (ja) 2009-05-18 2011-04-21 Jms Co Ltd 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP2012010741A (ja) 2010-06-29 2012-01-19 Jms Co Ltd 医療用軟質容器及びこれを用いた栄養供給システム
JP2014028652A (ja) 2012-06-26 2014-02-13 Fuji Seal International Inc パウチ容器
JP2014054406A (ja) 2012-09-13 2014-03-27 Nipro Corp 医療用バッグ
JP2014156277A (ja) 2013-02-18 2014-08-28 Fuji Seal International Inc パウチ容器
JP2016040177A (ja) 2014-08-13 2016-03-24 株式会社フジシール パウチ容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018030496A1 (ja) 2019-06-13
WO2018030496A1 (ja) 2018-02-15
CN109562017B (zh) 2021-11-19
KR20190039745A (ko) 2019-04-15
KR102468593B1 (ko) 2022-11-18
CN109562017A (zh) 2019-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5984027B2 (ja) 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP5924265B2 (ja) 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
KR20150032726A (ko) 파우치 용기
JP5516139B2 (ja) 医療用軟質容器及びこれを用いた栄養供給システム
JP7003038B2 (ja) 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP7092673B2 (ja) 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP7333005B2 (ja) 経腸栄養バッグ
JP2019006405A (ja) パウチ容器
JP6617938B2 (ja) 医療用軟質容器及びそれを用いた栄養供給システム
JP2016077431A (ja) 医療用軟質容器及びその製造方法
JP2023134596A (ja) 経腸栄養バッグ
JP2008132302A (ja) 医療用容器及びポート
JP2010269132A (ja) 医療用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181122

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7092673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150