JP2016033802A - 電子申告業務処理システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーバー装置30での申告データを作成、編集を行う中で、サーバー装置30が自動的にその処理履歴情報等を処理、管理し、クライアント端末60で電子署名や申告を行う場合も自動的にクライアント端末60での処理履歴情報等をサーバー装置30へ転送して処理、管理し、進捗管理に好適な情報を作成し、会計事務所のオペレータに所望する形式で提供する。
【選択図】図1
Description
(1)各モバイルデバイス向けに申告ソフトウェアを全て開発した上で、小型のデバイスに各種申告プログラムをインストールしなくてはならない。
(2)ファイルサーバーとのやり取りが頻繁に発生する為に通信速度が低速である場合などに非常に使い勝手が悪くなる。
(3)モバイルデバイス中に全てのプログラムとともにデータを保持する事になり、データ流出等のセキュリティ上の問題が発生する。
(4)モバイルデバイスの速度が遅く、容量が小さい為に操作性が著しく劣ること等
(5)申告の為の署名を端末側のICカード等で行う時にデータのダウンロードやアップロード操作が必要になったり、その間の履歴を取得できなくなる。
(6)電子申告をサーバー側から行うと個人や端末のIPアドレスやMacアドレスなどのセキュリティ上の管理、監視情報がPCより行った場合と異なってしまうために不正利用や不正アクセスと誤認されてしまうという問題が生じる可能性があった。
(7)また、サーバー側で電子申告を行なう場合、サーバー側のIPアドレスを用いることになるが、少数のユーザーの申告データがウィルス等が紛れ込んでいた際に、サーバー側のIPアドレスが、危険なアドレスとして、プロバイダ等に登録されることで、全てのユーザーの申告業務(申告データの送信処理)が停止するなど、重大な影響が懸念される。
(8)申告時(申告の締め日など)にサーバー側の通信が集中し速度が低下したり、回線に制限がかかる可能性などがあった。
官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続された電子申告業務処理システムであって、
前記クライアント端末は、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置は、
ネットワークで接続された前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置は前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末は受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を更新し、
前記クライアント端末は受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成し、
該送信の履歴情報を前記サーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した電子申告受信装置へ送信の履歴情報を更新し、
前記サーバー装置は申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<11>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをクライアント端末へ送信する送信準備処理<処理8>、
前記クライアント端末が行う
受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理9>と、
送信用申告データの送信履歴を前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理10>、
前記サーバー装置が行う
受信した送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理11>、
前記処理<1>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
クライアント端末は
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記メイン画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
サーバー装置は
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
クライアント端末は
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
を備えたことを特徴とする電子申告業務処理システムにより、クライアント端末から送信するケースのデータ作成から申告までの処理を提供する。
送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示又は一定時間経過後にクライアント端末はサーバー装置へ前記送信用申告データを要求し、
前記サーバー装置は要求のあった前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、
クライアントからの要求履歴と送信履歴の情報を更新し、
前記クライアント端末は受信した前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴と該受信の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した申告済みデータと受領履歴と送信用申告データの受領における受信履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<12>〜処理<14>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記クライアント端末は官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理12>と、申告済みデータと受信履歴をサーバー装置へ送信する送信処理<処理13>と、
前記サーバー装置は受信した申告済みデータと受信履歴情報を更新する更新処理<処理14>と、
前記処理<12>〜処理<14>が終了した後、前記サーバー装置は前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末は受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を前記クライアント端末に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子申告業務処理システムにより、クライアント端末から送信するケースの申告サーバーから履歴情報取り込みまでの処理を提供する。
官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続された電子申告業務処理システムであって、
前記クライアント端末は、
ネットワークで接続された前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置は、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置は前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末は受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成後更新し、
前記サーバー装置は申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<9>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理8>と、
送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理9>、
前記処理<1>〜処理<9>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
前記クライアント端末は
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
前記サーバー装置は
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
前記クライアント端末は
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
を備えたことを特徴とする電子申告業務処理システムにより、サーバー装置から送信するケースのデータ作成から申告までの処理を提供する。
送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示をクライアント端末から受信又は一定時間経過後に
前記サーバー装置は前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成後更新し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<10>〜処理<11>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置は官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理10>と、申告済みデータと受信履歴を更新する更新処理<処理11>と、
前記処理<10>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末は受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を前記クライアント端末に備えたことを特徴とする請求項3に記載の電子申告業務処理システムにより、サーバー装置から送信するケースの申告サーバーから履歴情報取り込みまでの処理を提供する。
なお、図23−2図自体は、従来技術の例ではあるが、サーバーから署名・送信する場合でも、履歴や署名ないし送付済み申告データの管理機能部分は、サーバー側で実施してもよく、本願発明の一実施例として構成できる。
また、サーバー側で、作成済み申告データや署名済み申告データないし送信用の申告データ等を格納すると共に、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、各状態(作成途中、署名等、送信等)の申告データに関連付けて履歴情報ないし進捗情報を記録管理しているので、申告データの作成途中や、署名途中ないし送信途中でエラーが発生した場合でも、再度やり直すことで対処できる。
ここで、本願発明の概要を図23−3で示すが、図からも分かるように、本発明においては、ユーザはクライアント端末にて画面上のアイコンやキーボードないしタッチパネルを用いて操作を行ない、サーバーは入力情報を受け付けて、サーバー上の仮想マシン等で申告データを作成し、作成した申告データの署名付加および申告先へのデータ送信を端末にて行ない、各工程の履歴情報ないし進捗情報や、署名済みの申告データや送信済み申告データの管理(進捗管理含む)をサーバー側にて行なうことを典型例とする。
本発明の申告業務処理を行なうサーバー装置30および申告業務として納税者の代理権限を持つ端末装置60の一実施例の概要を示す図であり、サーバー装置と端末装置が互いに通信しながら情報、データ等をやり取り、および記録する様子の概要を示すものである。
サーバー装置30は制御部と記憶部および通信制御部からなり、端末装置60は、認証用カードリーダ69を備え(図示せず)、共に通信処理機能を備えている。記憶部には、作成した申告データや署名済み申告データおよび送信済みの申告データや顧問先の情報等を格納する会社データベースなどを格納するデータメモリ、そして、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、進捗情報を格納する進捗情報登録メモリ、履歴情報を格納する履歴情報登録メモリなどを保存する。
クライアント端末装置60において申告データの入力や編集・加工等の指示を行なうと通信ネットワークを介して、サーバ装置がその指示、操作に基づいた処理を行ない(一例として仮想マシンによって構築されるが、HTMLないしXML等を用いたウェブアプリでも構わない)、追って通信ネットワークを介して、その処理後の画面情報等を端末装置60へ返送する。また、端末装置60は署名用の認証用カードリーダ69を備え、申告データに署名が行なえるほか、通信ネットワーク40に接続されている官公庁の電子申告受信装置(申請先)50に、所定の申告データを送信することにより電子申告を行う。
また、この記憶部38の申告データに関連する会社情報や電子申告等の各種データを、データベース等の別構成(図示せず)に保存できるようにしてもよい。
記憶媒体アクセス部33は、CDやFD等の記憶媒体を着脱自在に構成されており、本発明に基く電子申告処理システムのインストール時に、上記CD等の記憶媒体に記憶された申告データ(以下、申告データ)作成プログラムや、本発明の電子申告進捗管理プログラムを含む電子申告処理プログラム群を読み取ったり、記憶媒体に記憶されたデータを読み取ったりする際に駆動される。
また、電子申告システム等のインストールは通信ネットワークを介してインストールしてもよい。
制御部35は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及びサーバー装置30全体の動作を制御する。また、プログラム格納メモリには制御プログラム等を格納している。
制御部35は、端末30にてジョブが選択されると制御プログラムの制御に基き記憶部38に記憶されている電子申告処理プログラム群の中から必要なプログラムを取り出してRAMに駐在させ、そのプログラムに従って電子申告制御部10の各構成部分を動作させたり、判定や計算、データの加工や編集等及び端末装置30の表示部への表示データ送信等を行って処理を実行する。
制御部の構成要素としては、電子申告業務処理の全体を制御する電子申告制御部を備え、電子申告制御部は、履歴情報管理部(履歴情報の更新、管理等を行なう)、進捗情報管理部(顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、進捗情報の生成、更新、管理等を行なう)、申告データ作成部、署名制御部(署名準備、申告データ転送等を行なう)、申告データ送信制御部(送信準備、申告データ転送等を行なう)を備える。
記憶部38は、HD(ハードディスク)やMO(光磁気ディスク)等のようにデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、記憶部38の一部にはプログラム記憶領域及び申告データ入力/表示画面のフォーマットデータや定数を記憶する領域及び他のシステムで規定されたファイル領域が確保されており、電子申告処理システムのインストール時に、CD等の記憶媒体(ネットワークを含む)から取り込んだ本発明の電子申告進捗管理プログラムを含む納税申告処理プログラム群や、画面データ及び定数等が記憶される。
なお、プログラムや画面データ及び定数は制御部35のプログラム格納メモリに記憶するようにしてもよい。また、国税等の電子申告処理システム用の、申告データファイルや各種一次ファイルを記憶するようにしてもよい。これらのファイルは個別のファイル形式でもよいし、データベース形式であってもよい。
さらに、プリンタ(図示せず)を備えていても良い。なお、税務会計処理装置は税務事務所や会計事務所が用いている税務会計処理装置と兼用することもできる。また、小規模法人や小規模事業者の使用する申告業務処理装置として、サーバーを含む同様の構成を備えたパーソナルコンピュータ(パソコン)、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末等を用いることができる。
マウス62は画面上に表示される選択ボタンやアイコン、メニュー等を選択する選択手段や、ウインドウに一覧表示される名称や指示等の選択手段等として用いられ、ユーザによりクリック操作が行われると上述同様に通信制御部66を介して、サーバー装置30へ選択又は指定された画面上の位置情報が送出される。
表示部64はディスプレイ等の表示装置からなり、処理選択用のアイコンやボタン、或いはメニューやメッセージを表示すると共に、入力画面や申告データ作成画面、申告データ送信画面等の表示を行う。また、キー入力された申告データや顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎の進捗情報等を画面の所定の位置に表示する。
制御部65は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及び端末装置60全体の動作を制御する。また、プログラム格納メモリには制御プログラム等を格納している。
制御部65は、サーバー装置30のリモート端末として上述のような操作情報の送出や画面情報の表示等を行なう。また、電子申告処理プログラム群の中から必要なプログラムを取り出してRAMに駐在させ、そのプログラムに従って、電子証明の添付処理や申告データ受付装置への申告データ送受信等を行って処理を実行する。
制御部の構成要素としては、端末側の処理として電子申告業務処理の全体を制御する端末電子申告制御部を備え、端末電子申告制御部は、署名制御部(署名処理、署名済み申告データ転送等を処理)、申告データ送信制御部(申告データ送信、申告済みデータ転送等を処理)を備える。
クライアント端末の記憶部68は、HD(ハードディスク)やMO(光磁気ディスク)等のようにデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、記憶部68の一部にはプログラム記憶領域及び申告データ入力/表示画面のフォーマットデータや定数を記憶する領域及び他のシステムで規定されたファイル領域が確保されており、電子申告処理システムのインストール時に、サーバー装置と同様にCD等の記憶媒体(ネットワークを含む)から取り込んだクライアント端末用の端末電子申告制御用プログラムや、画面データ及び定数等が記憶される。なお、プログラムや画面データ及び定数は制御部65のプログラム格納メモリに記憶するようにしてもよい。
ここで、クライアント端末の記憶部にインストールされるプログラムとしては、端末が行なう処理に対応したプログラムがあれば足りる。例えば、サーバー側で、申告データを作成し、申請先への送信処理まで行ない、端末側で署名処理を行なうような構成を取る場合には、端末側では、署名処理用のプログラムだけをインストールすれば足りる。いわゆるシンクライアントのような処理能力が必ずしも十分でないような端末に対し、軽い処理を行なわせるような構成に対応したものである。
また、サーバーとの間でやり取りするための、表示用データや入力情報(コマンド等)ないし申告データ等を含む一時データメモリを保存するほか、国税等の電子申告処理システム用の、申告データファイルや各種一時ファイルを一時データメモリに記憶し、進捗情報を一時進捗情報登録メモリに記憶し、履歴情報を一時履歴情報登録メモリに記憶するようにしてもよい。これらのファイルは個別のファイル形式でもよいし、データベース形式であってもよい。
仮に、サーバー側で、署名、申告先への送信を行なう場合、署名情報の管理や、申告者のIPアドレスを用いて申告先への送信ができないことから、図の吹き出しに示すような課題が生じる。
また、サーバーで申告データを作成しつつも、署名情報の管理や、送信元のIPアドレスの問題を解決するために、署名処理や申告先への送信を端末側で行なおうとした場合、申告データをどのように端末側に転送して署名するか、あるいは署名したデータの管理はどうするか、そして、署名済みの申告データをどのようにして端末側に転送して、端末側から申告先に送信するか、いずれも従来のシステムのような自動化された処理として、ユーザーの負担を増すことなく高度にシステム化しつつ、各処理の履歴ないし進捗を管理するのかが課題となる。
図4−2は、本発明における電子申告システムによる申告データ作成/送信手順の概要を示す図である。
ここで、サーバー側の各処理は、図2−1に示すように、サーバー内の制御部35のうち特に仮想マシン制御部によって遂行されることを一例とするが、HTMLないしXML等を用いたウェブアプリに対応してサーバーの制御部が実行する場合も含むものとする。
本発明の構成によれば、上記のような、署名情報の管理やIPアドレスの問題を解決しつつ、高度にシステム化が可能となる。
概要としては、ユーザーの端末画面の操作(入力情報)に基づいて、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、サーバーで申告データを作成し、作成した申告データ等を格納管理すると共に、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、履歴情報ないし進捗情報の更新等の管理を行ない、端末において、作成済みの申告データを選択指示して、署名指示を行なうと、サーバー側で自動的にデータを読み出して、端末に転送して、端末側で署名アプリが自動起動して、署名処理を実行し、署名後に署名済みデータをサーバー側に自動的に返却(転送)して、サーバー側にて署名済みデータの格納管理、署名履歴、進捗の管理を行なう。また、端末側で、署名済みデータを選択指示して、送信指示をする場合も同様に、サーバー側から端末へのデータ転送、端末側で申告先に接続、申告データ送信、送信済みの申告データをサーバーに返却し、サーバー側にて、申告済みデータを格納管理すると共に、送信履歴、進捗を管理するまでの一連の処理を自動実行することを特徴とする。
以下、詳細を説明する。
(1)申告データ作成処理と履歴、進捗管理
まず、本願の電子申告システムでは、ユーザーの端末操作の情報(入力情報)をサーバー側で受け付けて、サーバー装置にて、(a);税務会計処理装置(申告業務処理装置を兼ねる場合もある)による既存の税務処理で得られた既存のデータファイル、例えば、法人税務申告書作成処理で得られた法人税務データファイル31−1や、事業概況説明書作成処理で得られた事業概況説明書データファイル31−2や、勘定科目内訳書作成処理で得られた勘定科目内訳書データファイル31−3を基に、(b);申告データ作成プログラムにより、それら既存のデータファイル31−1、31−2、31−3から電子申告に必要なデータを一括して収集し、会社データベース32を用いて申告等データ33を作成し、(c);申告データ付加プログラムにより、申告等データ33に添付書類や未対応帳票等のデータ34を追加して追加済み申告等データ34を作成し、作成が完了すると、作成済みの申告等データを格納管理する共に、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、作成済みの履歴情報ないし進捗情報を更新管理する。
(2)署名処理と履歴、進捗管理
そして、端末側にて、作成済みの申告等データを選択して署名指示を行なうと、サーバー装置では、署名指示をトリガとして、申告等データの端末へのデータ転送から、端末での署名プログラムの起動、署名後のサーバー側への返却までを含む一連の自動処理シーケンスが起動し、端末側において自動起動された、端末側アプリとしての(d);電子署名プログラムにより、納税者やその代理人(以下、納税者等)の電子署名及び電子証明書36を添付した申告等データ37とし、署名処理の終了後に、ユーザーが意識することなく、サーバー側に署名済みの申告データが返却され、サーバー側に置いて、返却された時点で署名終了を示すように履歴情報ないし進捗情報が更新され、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、進捗が管理される。
より具体的には、端末側で、署名対象のデータを選択して、署名処理を実行指示した際には(ステップ420−S6)、署名指示の入力情報がサーバーに送信されて、サーバーにおいて、署名指示をトリガとして、自動的に端末に申告等データ(421)を転送する処理を行ない(ステップ420−S7)、端末にて、署名用のプログラムが自動起動した上で、署名処理を行ない、署名済みの申告データ(422)が自動的にサーバーに返却され(ステップ420−S9)、サーバー側で、署名履歴情報、進捗情報と署名済みの申告データの管理を行なうというように(ステップ420−S10)、ユーザーが申告データの転送や返却を意識せず、あたかも従来の一つの装置内で一筆書きのようにシステム化されたのと同様の、高度なシステム化がなされていることを示している(1点鎖線部分)。
(3)申告等データの送信処理と履歴、進捗管理
次に、端末側で、申告先に送信する申告等データを選択指示し、送信指示を行なうと、サーバー装置では、送信指示をトリガとして、申告等データの端末へのデータ転送から、端末での送信用プログラムの起動、送信後のサーバー側への返却までを含む一連の自動処理シーケンスが起動し、端末側において自動起動された、端末側アプリとしての(e);申告データ送信プログラムにより、インターネット等の通信ネットワーク40(図1)を介して、申告先の申告データ受付装置50宛てに、申告データ等37を送信し、申告先の受領通知を受けて、サーバー側に対し、受領通知を含む送信済みの申告等データを返却する処理を行なう。
より具体的には、申告データの申告先への送信においても同様であり、具体的には、ユーザーの端末画面の操作として、データ選択と申告データ送信指示を行なった場合には(ステップ420−S11)、サーバー側において、入力情報をトリガとして、自動的に送信準備がなされ(ステップ420−S12)、申告等データ(423)を読み出して、端末に向けて転送すると共に、端末側では、申告先との認証処理用のプログラムや、申告等データを送信するためのプログラムが自動起動して、申告先に申告等データを送信し、申告先から受領確認通知を受領すると、受領確認通知を申告等データに埋め込んだ上で、サーバー側に、申告済みの申告等データ(424)を返却するためのデータ転送を行ない(ステップ420−S14)、サーバー側では、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、申告済みデータを格納管理する共に、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、履歴情報、ないし進捗情報の更新を行なう(ステップ420−S15)という一連の一筆書きのシーケンスを実行する。
ここで、申告データの申告先(申請先)への送信については、サーバー側で実行しても良く、サーバー側で、申告データの送信処理を行なう場合には、ステップ420−S12で行なわれる処理の内、端末への申告データの転送は省略され、申請先との説即認証処理(ステップ420−S13)と申告データの申請先への送信処理および申請先において正常に申告データを受領したことを示す受領通知を受け取る処理(ステップ420−S14)は、サーバー装置によって実行される。そして、送信履歴、受領履歴、受信履歴などの各処理過程の履歴情報および進捗情報の更新、管理は、直接サーバー装置内の記憶部(履歴情報登録メモリないし進捗情報登録メモリ)に対してアクセスして、記録、更新されることにより遂行される。
なお、上記のデータの転送に際しては、様々な技術を用いることができ、例えば、WebDAV(World Wide Web Distributed Authoring and Versioning:HTTP拡張プロトコル)、FTP(File Transfer Protocol)、メール等を用いることができるがこれに限られない。
また、入力情報や画面データの授受に際しては、RDP(リモートデスクトッププロトコル)、HTTP等のプロトコルを用いることができるこれに限られない。
具体的には、納税者、年度、申告種別等のデータ選択指示および申告データ作成指示がなされると(ステップ500−S1、500−S2)、その入力情報がサーバーに送信され、サーバー側では、データベースを参照して、(1)会社データベース32の会社情報ファイル32−2から会社名等の納税者情報(図9)を取得し、(2)申告データ作成プログラム41を実行し、(3)法人税データ42及び確定申告データ43等の既存の税務処理プログラムによって作成された税務データを収集して、申告データ作成プログラム41に含まれる一次ファイル作成プログラムの各モジュール(図示の例では、法人税一次ファイル作成モジュール44及び確定申告一次ファイル作成モジュール45)を実行して、一次ファイル46を作成し、(4)最後に、一次ファイル46を編集して申告等データ33を作成し、電子申告データベース47の申告等データファイル47−3に登録する。なお、納税者単位の申告データ作成でエラー等が発生した場合には、電子申告データベース47への登録はしない。また、一次ファイル46を削除し、電子申告進捗情報の"作成フラグ"をONにして電子申告データベース47の進捗情報管理ファイル47−1(図10)に「作成済み」を意味する進捗情報コードを記憶するというように一連の処理を自動実行する。
図28−1は、「申告データ作成」を選択した場合のサーバー側の処理フローである。S281−1でクライアント側から「申告データ作成」の実行コマンド(S282−2)が来たかをチェックするとともに、S281−3でどのような申告データを作成するか(S282−2)の指示を受け取る。クライアント端末からの指示に応じて「法人税データ格納領域」、「確定申告データ格納領域」、「勘定科目内訳書データ格納領域」からデータを読み出し、申告データを作成、保存する(S281−5、S128−6)。申告データは、eTaxで申告するためのデータ変換を実施(S281−7)したうえで、申告等データ格納領域に保存する(S281−8)。最後に申告データ作成完了コマンドをクライアント側に送信し(S281−9)、履歴情報ないし進捗情報を更新して(S281−10)、処理を終了する。
図28−2は、「申告データ作成」を選択した場合のクライアント側の処理フローである。クライアント側でどのような申告データを作成するか選択(S282−1)し、「申告データ作成」の実行コマンドを送信(S282−2)して、サーバーに申告データ作成指示を出す(S281−1)。サーバーで申告データ作成、eTaxデータ変換終了後の申告データ作成完了コマンド(S282−3、S282−4)を待って処理を終了する。
図28−1では、S281−10で履歴情報ないし進捗情報を更新するという説明をしたが、S281−5ステップの後や、S281−9のステップの前など申告データ作成さえ終了していれば、どこでも構わない。
これらは、図4−2の電子申告システムによる申告データ作成等の手順の概要図のうち、端末側にて、データ選択および申告データ署名指示(ステップ420−S6)を行い、これを受けてサーバー側で、署名準備として、記憶部から、署名付加対象となる申告データを読み出して、端末に転送し(ステップ420−S7)、端末側で、署名情報を読み出して(ステップ420−S8)、申告データに対して署名処理を行ない、署名済みの申告データをサーバーに対して返却(転送)し(ステップ420−S9)、サーバー側で、これを受けて、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、署名済みの申告データを格納すると共に、その際の履歴情報、進捗情報の更新(ステップ420−S10)、を行なうまでの詳細を説明したものである。
図24−1は、端末側にて、「電子署名」を選択した場合のサーバー側の処理フローである。クライアント側から「電子署名」の実行コマンドが来たかをチェック(S241−1、S241−2)するとともに、どの申告データに電子署名を付加するかの指示を受け取る(S241−3)。電子署名は、クライアント側で実施するため、サーバー側の申告等データ格納領域に登録している申告データをクライアント側に転送(S241−5)し、転送完了コマンドを最後に送信する(S241−6)。クライアント側から署名情報付加完了コマンドが送られてくるのを待って(S241−7、S241−8)、クライアント側に署名付データ転送指示コマンドを送信する(S241−9)。クライアント側から署名付データが転送(S241−10、S241−11、S241−12)されるので、署名付データを申告等データ格納領域に保存(S241−13)し、署名付データ転送完了コマンドを送信(S241−14)し、履歴情報ないし進捗情報を更新して(S241−15)、処理を終了する。
図24−1では、S241−15で履歴情報ないし進捗情報を更新するという説明をしたが、S241−8ステップの後や、S241−14のステップの前など署名データ作成さえ終了していれば、どこでも構わない。
図24−2は、「電子署名」を選択した場合のクライアント側の処理フローである。クライアント側でどの申告データに署名を付加するかを選択し、「電子署名」の実行コマンドを送信して、サーバーに署名をつける申告データ転送指示を出す(S242−1)。サーバー側の申告等データ格納領域に保存された、申告データが転送されるので、クライアント側申告等データ格納領域に保存する(S242−2)。サーバー側から転送完了コマンドを受け取ったら(S242−3、S242−4)、ICカードリーダから署名データを読み出して申告データに署名情報を付加したのちクライアント側申告等データ格納領域に保存する(S242−5)。サーバー側に署名付加完了コマンドを送信する(S242−6)。サーバー側から署名付データ転送指示コマンドを受け取ったら(S242−7、S242−8)、必要に応じて履歴データ(履歴情報ないし進捗情報)作成(S242−8−1)後、サーバー側に署名付申告データと必要に応じて作成した履歴データを送信したのち(S242−9)、署名付データ転送完了コマンドを送信する(S242−10)。その後、サーバー側で署名付データが保存され、署名データ作成完了コマンドを待って署名データ作成処理を終了する(S242−11、S242−12)。
図24−2では、S242−8−1でサーバーの履歴情報に登録するための履歴データを作成するという説明をしたが、S242−5ステップの後や、S241−8のステップの前など署名情報付加が終了していれば、どこでも構わない。
これらは、図4−2の電子申告システムによる申告データ作成等の手順の概要図のうち、端末側にて、データ選択および申告データ送信指示(ステップ420−S11)を行い、これを受けてサーバー側で、申告データの(申請先に対する)送信準備として、記憶部から、送信対象となる申告データを読み出して、端末に転送し(ステップ420−S12)、端末側で、申請先との接続認証処理を行ない(ステップ420−S13)、申請先に申告データを送信して、受領通知を受けて、受領済みの申告データをサーバーに対して返却(転送)し(ステップ420−S14)、サーバー側で、これを受けて、顧問先別、申告年度別、申告(帳表)種別毎に、受領(送信)済みの申告データを格納すると共に、その際の履歴情報、進捗情報の更新(ステップ420−S15)、を行なうまでの詳細を説明したものである。
図25−1は、端末側にて、「申告データ送信」を選択した場合のサーバー側の処理フローである。クライアント側から「申告データ送信」の実行コマンドが来たかをチェックする(S251−1、S251−2)とともに、どの署名付データを国税庁に送信するかの指示を受け取る(S251−3)。申告データの送信は、クライアント側で実施するため、サーバー側の申告等データ格納領域に登録(S251−4)している署名付申告データをクライアント側に転送(S251−5)し、転送完了コマンドを最後に送信する(S251−6)。クライアント側から送信完了コマンドが送られてくるのを待って(S251−7、S251−8)、クライアント側に申告済データ転送指示コマンドを送信する(S251−9)。クライアント側から申告済データおよび履歴データ(履歴(クライアント端末からの要求履歴と送信履歴、受領履歴のことであり、以後履歴とする)情報ないし進捗情報)が転送(S251−10、S251−11、S251−12)されるので、申告済データを申告等データ格納領域に保存(S251−13)し、申告送信完了コマンドを送信し(S251−14)、履歴情報ないし進捗情報を更新して(S251−15)、処理を終了する。
図25−2は、「申告データ送信」を選択した場合のクライアント側の処理フローである。クライアント側でどの署名付データを国税庁に送信するかを選択し、「申告データ送信」の実行コマンドを送信して、サーバーに署名付データ転送指示を出す(S252−1)。サーバー側の申告等データ格納領域に保存された、署名付申告データが転送される(S252−2)ので、クライアント側申告等データ格納領域に保存する。サーバー側から転送完了コマンドを受け取ったら(S252−3、S252−4)、国税への認証処理実施後(S252−5)、署名付申告データを国税庁に送信する(S252−6)。国税庁へのデータ転送完了後、送信完了コマンドをサーバー側に送信する(S252−7)。サーバー側から申告済データ転送指示を受け取ったら(S252−8、S252−9)、履歴データ(履歴情報ないし進捗情報)を作成し(S252−9−1)、サーバー側に申告済データおよび履歴データを転送(S252−10)し、申告済データ転送完了コマンドを送信する(S252−11)。サーバーが申告済データをサーバー側申告等データ格納領域に保存後、サーバーから送信される申告データ送信完了コマンドを受信(S252−12、S252−13)したのち処理を終了する。
図25−2では、S252−9−1でサーバーの履歴情報に登録するための履歴データを作成するという説明をしたが、S252−6ステップの後や、S252−9のステップの前など署名付申告データを国税庁等官公庁の電子申告受信装置に送信が終了していれば、どこでも構わない。
なお、以上の説明では、(端末側でも、履歴情報ないし進捗情報を一時履歴情報登録メモリないし一時進捗情報登録メモリに記録、更新、管理することで、例えば、署名の途中過程において、サーバーから端末側に申告データが転送されて、端末側で署名する直前であるかどうか等、より緻密な履歴、進捗管理が可能となるので)サーバー側と端末のそれぞれにおいて、履歴情報ないし進捗情報を記録・更新・管理することを典型例として説明したが、端末側での履歴情報ないし進捗情報の記録・更新・管理は必須ではなく、サーバー側で記録管理するようにしても良い。例えば、端末側で署名処理を行ない「サーバーに返却された段階をもって署名終了」という履歴情報ないし進捗情報の更新管理をすることで、簡潔に履歴情報ないし進捗情報の記録・更新・管理をすることができる。
図26は、通信制御部の動作フローである。通信制御部はサーバー側、クライアント側それぞれに存在しており、通信制御部から受け取った情報を判断して電子申告制御部に渡すための制御を行っている。通信制御部から操作情報が送られてくる(S26−1、S26−2)ので、操作情報を電子申告制御部に渡す(S26−3)。その上で操作に伴い画面変更の情報をチェック(S26−4、S26−5)してその情報を電子申告制御部に渡す(S26−6)。
図27は、サーバークライアント間の処理をコントロールするための指示を管理しているレコードであり、コマンド種類、指示方向、サーバー(仮想マシン含む)ID、クライアントIDからなる。
クライアント端末側の各処理が終了した後、クライアント端末に保存していた一時データを削除するための処理について図29を用いて説明する。
図29の処理は、クライアント端末で処理する、申告データ作成処理(図28−2)、署名データ作成処理(図24−2)、申告データ送信処理(図25−2)が終了した後で動作する処理で上記各処理フロー終了後、クライアント端末に保存している一時データ(一時データメモリ、一時進捗情報登録メモリ、一時履歴情報登録メモリ等)を削除(S29−1)する。
クライアント端末に一時的に保存している申告データが残ることは、セキュリティ上の観点から好ましくないため、申告データ作成、署名データ作成、申告データ送信各処理で使用した一時データをすべて削除したほうが好ましい。
図8は、メイン画面及びメイン画面に表示される進捗状況表示の一実施例を示す図である。図8で、符号80はメイン画面全体を示し、符号81は進捗状況表示欄、符号82は表示項目選択欄、符号83は表示内容選択欄、符号84は内容表示欄を示す。
これらは、図4−2の電子申告システムによる申告データ作成の手順の概要図において、各処理過程のいずれかの箇所おいて、電子申告処理の進捗状況を、顧問先毎、申告年毎、申告(帳表)種別毎に表示する際の処理について、詳細を説明したものである。
図12−1は、サーバー側の処理フローを示し、図12−2は、クライアント側の処理フローを示している。
図12−1において、サーバー側ではクライアント側からの指示に応じて処理を進める。S121−1でクライアント側からアプリ起動指示(S122−1)を受け取るとクライアント側に画面表示指示を出して(S122−2)、クライアント側に実行コマンドを選択させる。
サーバークライアント間の指示は、サーバークライアント間指示レコードデータ(図13−5、−6、−7、−8、−10、−11等)として送信され、レコード中のコマンド種類をチェックすることでどのような指示内容かが把握できる。また、送信先、受信先は指示方向と仮想マシンID・サーバーID・クライアントIDにより判別される(以下、これらのコマンドないし指示のやり取りの詳細は省略して説明する)
図12−2において、端末側では、S122−1でクライアント側からアプリを起動するとサーバー側にアプリ起動指示が送られ、サーバーから画面表示指示が送信される(S121−1)。S122−2でサーバーから画面表示指示を受信すると、クライアント端末でアプリ画面表示の再構成・成型を行い(S122−3)、クライアント端末に電子申告アプリ操作画面が表示される。
以下、図3及び図8を基に説明する。まず、前提として電子申告制御部10が起動され、認証プログラム310によるユーザの認証処理、及びメニュー画面表示プログラムによる処理メニューの選択により進捗状況等表示処理メニューが選択されたものとする。
なお、前述のように、サーバー側での画面のハンドリングに関する処理(図12−1)と、これを受けて端末側で画面の操作を行なうことに関する処理(図12−2)とは、対になって動作するので、以後、この点の処理(端末で画面の入力ないし選択操作→サーバー側で操作に応じた内容の表示データ生成→端末に送信→端末にて成形して表示)については、単に「選択、画面表示」というように、「処理の主体や詳細な処理」を省略して説明する。
また、上記ステップS2で、「申告年」及び「税目」のみが選択された場合と、「申告年」のみが選択された場合は、処理履歴照会プログラム373を起動し、制御部35は処理履歴照会プログラム373に従って、メイン画面80に図17に示すような処理履歴参照画面170の処理履歴表示欄174に前回までの最終の処理履歴(つまり、最新の処理履歴)を表示し(ステップS9)、処理履歴/進捗状況表示終了操作が行われると(ステップS10)、処理履歴/進捗状況参照画面170をクリアし、メイン画面80を表示してステップS11に進む。
図12−1では、S12で履歴情報ないし進捗情報を更新するという説明をしたが、S5、S6、S7ステップの後や、S8、S10のステップの前など何らかの処理が終了していれば、どこでも構わない。
また、メイン画面表示終了コマンドチェック(ステップS121−11)を行ない、メイン画面表示終了操作が行われたことを検出すると、メイン画面80の表示を終了し、そうでない場合はメニュー画面(図示せず)に戻る(ステップS11)。
図示の例では電子署名を行った電子証明者として、NN税理士事務所の代表者とその委任者である納税者XX電子工業(株)の代表者名が認証局、認証番号(シリアル番号)、及び有効期間が表示されている。また、進捗状況表示欄81のアイコン81−4が差別表示されている。
電子申告処理では、申告データ作成→送信データ作成→送信→受領→削除という順で処理される。前述したように、これら申告処理の経過を電子申告データベース47に登録し、処理履歴を照会することにより、ユーザの誤った処理の実行を防止するようにする。また、この電子申告進捗情報を設定した履歴(処理内容、日時、担当者等)は電子申告処理履歴情報として登録することができる。「処理履歴照会」では、ユーザが申告の処理状況や過去の処理の経緯を確認したい場合に、履歴情報を処理履歴照会画面に表示する。なお、メイン画面80の表示項目選択欄82で申告年、又は申告年及び税目を指定した時には、データの最終履歴を表示する。
このように、ユーザ(申告人側担当者又はその代理人側担当者)は端末を用いて、処理業務の選択、データ入力、進捗状況照会、履歴照会、データ送信確認等の様々な処理を行うが、この際、端末の表示画面に、メニュー等の選択画面や、入力画面や、進捗状況照会画面やデータの履歴照会画面、データ送信確認等様々な画面が表示され、ユーザは、それらの画面を介して処理業務の確認を行う。その際、会計事務所においては多くの顧問先を抱えているので、顧問先毎、申告年毎、申告(帳表)種別毎に、どこまで電子申告に向けた処理が進んでいるのか確認することができる。また、各データの階層毎に、それぞれ表示順を変えることもできるので、顧問先毎、申告年毎、申告(帳表)種別毎のいずれかに着目した上での進捗を確認することができ、さらに電子申告処理業務を効率的に進めることが可能となる。
前述したように、メイン画面80の左側に表示される表示項目(申告年、税目、納税者)の表示順を変更することができる。図19は表示項目の表示順設定画面の一実施例を示す図であり、符号190は表示順設定画面全体を示し、符号191は表示項目選択欄を示し、符号192は表示項目イメージ表示欄を、符号193は確認ボタンを示す。
電子申告制御部10が起動されると表示される電子申告業務のメニュー選択画面(図示せず)で、マウス62の操作により表示順設定メニューが選択されると(ステップT1)、制御部35は、図19に示したような表示項目の表示順設定画面190(但し、表示項目選択欄は空白)を表示し(ステップT2)、表示項目選択欄191で表示順序選択ボタン191−1〜191−6のいずれかが選択されると(ステップT3)、その表示項目イメージをイメージ表示欄192に表示する(ステップT4)。そして、設定OKとして確認ボタン193が選択されると(ステップT5)、表示項目選択欄191で選択された組み合わせの表示項目データを電子申告データベース47に登録する(ステップT6)。
申告データの訂正を行わなくてもメイン画面80上から連動して対象とする帳票を表示し、訂正することができる。また、帳票の印刷もメイン画面80上から行うことができる。例えば、税目が法人税の場合、既存の「法人税システム」を起動しなくても訂正対象の帳票(図21参照)を表示してキー入力により訂正することができる。
クライアント端末は、電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末間をネットワークで接続されており、クライアント端末と電子申告受信装置との間を申告データ等のデータ授受を行い、クライアント端末とサーバー装置との間を申告データ等のデータ授受を行っており、これらの通信接続について通信制御部で管理している。
クライアント端末の一時データメモリに、サーバー装置から受領した各種申告用データを一時記憶する。
クライアント端末の一時進捗情報登録メモリは申告業務処理時にオペレータが端末での進捗情報表示等の必要な指示を指示手段を通して行った場合に、サーバー装置から受領した進捗情報をメイン画面表示プログラム等による表示処理等を行うために申告業務処理の進捗情報を一時記憶して使用する。
クライアント端末の一時履歴情報登録メモリは、送受信処理や電子署名処理等の申告業務処理の履歴情報を履歴情報作成手段により作成した場合に一時記憶し、サーバー装置へ履歴情報を送信する場合に使用される。
電子申告処理の事前準備として、メイン画面表示プログラムや送信用申告データ作成処理状況表示プログラム等の表示処理等に必要なプログラムをサーバー装置からクライアント端末の記憶部に使用する都度ダウンロードしてもよいし、一度ダウンロードしてそのまま端末側に記録しても良い。
クライアント端末の一時データメモリ、一時進捗情報登録メモリ、一時履歴情報登録メモリは、電子申告処理が全て終了した段階やクライアント端末を終了する場合に手動または自動で記憶されているデータ等を削除しても良い。
サーバー装置は電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末間をネットワークで接続されており、サーバー装置と電子申告受信装置との間を申告データ等のデータ授受を行い、クライアント端末とサーバー装置との間を申告データ等のデータ授受を行っており、これらの通信接続について通信制御部で管理している。
サーバー装置のデータメモリに、サーバー装置で作成したり、編集したり、申告済みのものやクライアント端末から受信したりした申告業務処理等の各種申告用データを記憶する。
サーバー装置の履歴情報登録メモリは、サーバー装置の履歴情報作成手段により作成した場合やクライアント端末で作成した履歴情報を受信した送受信処理や電子署名処理等の申告業務処理の履歴情報を履歴情報登録メモリに登録したり更新したりすることで履歴管理を行う。
サーバー装置の進捗情報登録メモリはサーバー装置で管理しているから履歴情報をもとに進捗情報を作成又は更新することで進捗情報を管理する。
サーバー装置の記憶部に申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムを記憶する。
62 マウス(各種情報の指定手段、各種選択情報の選択手段、各種表示項目の選択手段)
38、68 記憶部
10 電子申告制御部
20 データベース(メモリ)
30 サーバー装置
60 クライアント端末
40 通信ネットワーク
47−1、150 進捗情報管理ファイル
47−1−4 進捗情報コード(進捗情報)
47−2 処理履歴管理情報
50 申告データ受付装置
80 メイン画面
81 進捗状況表示欄
82 表示項目選択欄
82−1 納税義務者(申告項目)
83 表示情報指定項目欄
83−1〜83〜6 表示選択ボタン(表示情報指定手段)
84 内容表示欄(一覧表示欄)
85 証明者表示欄(電子証明者表示手段)
170 処理履歴表示画面
174 処理履歴表示欄
190 階層構造設定画面(階層構造設定手段)
191 表示項目選択欄(表示順序設定欄)
192 表示項目イメージ表示欄(オメー辞表時欄)
300 電子申告システム
322 メイン画面表示プログラム(画面表示手段)
330 申告データ作成プログラム(申告データ作成手段、一時申告データ作成手段)
340 申告データ付加プログラム(申告データ付加手段)
350 電子署名プログラム(電子署名手段)
360 申告データ送信プログラム(申告データ送信手段)
372 進捗状況表示プログラム(申告状況表示手段)
373 処理履歴照会プログラム(処理履歴表示手段)
382 表示順序設定プログラム(階層構造設定手段)
Claims (11)
- 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続された電子申告業務処理システムであって、
前記クライアント端末は、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置は、
ネットワークで接続された前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置は前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末は受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を更新し、
前記クライアント端末は受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成し、
該送信の履歴情報を前記サーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した電子申告受信装置へ送信の履歴情報を更新し、
前記サーバー装置は申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<11>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをクライアント端末へ送信する送信準備処理<処理8>、
前記クライアント端末が行う
受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理9>と、
送信用申告データの送信履歴を前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理10>、
前記サーバー装置が行う
受信した送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理11>、
前記処理<1>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
クライアント端末は
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記メイン画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
サーバー装置は
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
クライアント端末は
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
を備えたことを特徴とする電子申告業務処理システム。
- 送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示又は一定時間経過後にクライアント端末はサーバー装置へ前記送信用申告データを要求し、
前記サーバー装置は要求のあった前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、
クライアントからの要求履歴と送信履歴の情報を更新し、
前記クライアント端末は受信した前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴と該受信の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した申告済みデータと受領履歴と送信用申告データの受領における受信履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<12>〜処理<14>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記クライアント端末は官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理12>と、申告済みデータと受信履歴をサーバー装置へ送信する送信処理<処理13>と、
前記サーバー装置は受信した申告済みデータと受信履歴情報を更新する更新処理<処理14>と、
前記処理<12>〜処理<14>が終了した後、前記サーバー装置は前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末は受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を前記クライアント端末に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子申告業務処理システム。
- 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続された電子申告業務処理システムであって、
前記クライアント端末は、
ネットワークで接続された前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置は、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置は前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末は受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置は受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成後更新し、
前記サーバー装置は申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<9>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理8>と、
送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理9>、
前記処理<1>〜処理<9>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
前記クライアント端末は
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
前記サーバー装置は
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
前記クライアント端末は
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
を備えたことを特徴とする電子申告業務処理システム。
- 送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示をクライアント端末から受信又は一定時間経過後に
前記サーバー装置は前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成後更新し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<10>〜処理<11>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置は官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理10>と、申告済みデータと受信履歴を更新する更新処理<処理11>と、
前記処理<10>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置は、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末は受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を前記クライアント端末に備えたことを特徴とする請求項3に記載の電子申告業務処理システム。
- 前記クライアント端末が終了する場合に、一時データメモリと、一時進捗情報登録メモリと、一時履歴情報登録メモリと、を含む一時記憶媒体のデータを全て削除する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子申告業務処理システム。
- 前記サーバー装置が仮想マシンを含むサーバーであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子申告業務処理システム。
- 前記クライアント端末がPC、タブレット、スマートフォン、携帯デバイスのいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子申告業務処理システム。
- 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続されたコンピュータシステムで実行される電子申告業務処理方法あって、
前記クライアント端末が、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置が、
ネットワークで接続された前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置が前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末が受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置が受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を更新し、
前記クライアント端末が受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成し、
該送信の履歴情報を前記サーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置が受信した電子申告受信装置へ送信の履歴情報を更新し、
前記サーバー装置が申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<11>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをクライアント端末へ送信する送信準備処理<処理8>、
前記クライアント端末が行う
受信した前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理9>と、
送信用申告データの送信履歴を前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理10>、
前記サーバー装置が行う
受信した送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理11>、
前記処理<1>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置が、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
クライアント端末が
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記メイン画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
サーバー装置が
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
クライアント端末が
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
として前記コンピュータシステムを機能させるための電子申告業務処理方法。
- 送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示又は一定時間経過後にクライアント端末はサーバー装置へ前記送信用申告データを要求し、
前記サーバー装置が要求のあった前記送信用申告データをクライアント端末へ送信し、
クライアントからの要求履歴と送信履歴の情報を更新し、
前記クライアント端末が受信した前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴と該受信の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置が受信した申告済みデータと受領履歴と送信用申告データの受領における受信履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<12>〜処理<14>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記クライアント端末が官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理12>と、申告済みデータと受信履歴をサーバー装置へ送信する送信処理<処理13>と、
前記サーバー装置が受信した申告済みデータと受信履歴情報を更新する更新処理<処理14>と、
前記処理<12>〜処理<14>が終了した後、前記サーバー装置が前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末が受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段、
として前記コンピュータシステムを機能させるための請求項8に記載の電子申告業務処理方法。
- 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理して、コンピュータ処理により作成し、電子申告を行うための送信先である官公庁の電子申告受信装置とサーバー装置とクライアント端末からなるネットワークで接続されたコンピュータシステムで実行される電子申告業務処理方法であって、
前記クライアント端末が、
ネットワークで接続された前記サーバー装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを一時記憶する一時データメモリと、
申告業務処理の進捗情報を一時記憶する一時進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を一時記憶する一時履歴情報登録メモリと、
電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラム
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
を制御する制御部
を備え、
前記サーバー装置が、
ネットワークで接続された前記電子申告受信装置とのデータ授受と前記クライアント端末とのデータ授受を行う通信制御部と、
各種申告用データを記憶するデータメモリと、
申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
申告業務処理の履歴情報を登録する履歴情報登録メモリと、
指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
を記憶する記憶部と、
申告業務処理の履歴情報を作成する履歴情報作成手段と、
を制御する制御部
を備え、
本システムにおいて、
前記サーバー装置が前記申告データ作成処理プログラムにより作成された申告データをクライアント端末へ送信し、該送信の履歴情報を作成及び更新し、
前記クライアント端末が受信した前記申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理を行い、電子署名を付加した申告データである送信用申告データ及び電子署名の履歴情報をサーバー装置へ送信し、
前記サーバー装置が受信した送信用申告データ及び電子署名の履歴情報と該受信の履歴情報を更新し、さらに前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信して該送信の履歴情報を作成後更新し、
前記サーバー装置が申告業務処理として、以下の処理<1>〜処理<9>について、処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置が行う前記申告データ作成処理プログラムによる、
申告データ作成処理<処理1>と、申告データ編集処理<処理2>と、編集後の申告データに必要な付加データを付加する電子申告データの作成処理<処理3>、前記電子申告データをクライアント端末へ送信し<処理4>、
前記クライアント端末が行う
書類および添付資料の内容を確認した電子申告データに電子署名を付加する電子署名付加処理<処理5>と、電子署名を付加した申告データ送信用申告データを前記サーバー装置へ送信する返却処理<処理6>、
前記サーバー装置が行う
電子署名やクライアント端末との送受信に関する履歴情報の更新処理<処理7>と、前記送信用申告データをネットワークで接続された電子申告受信装置へ送信する送信処理<処理8>と、
送信用申告データの送信履歴の履歴情報を更新するサーバー装置の更新処理<処理9>、
前記処理<1>〜処理<9>が終了した後、前記サーバー装置が、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報と顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、
前記クライアント端末が
前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示を行うと、前記画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該選択指示をサーバー装置に送信し、
前記サーバー装置が
該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうちクライアント端末から送信された選択指示によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記選択指示によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、クライアント端末に送信し、
前記クライアント端末が
前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、受信した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段
として前記コンピュータシステムを機能させるための電子申告業務処理方法。
- 送信用申告データ送信後、前記クライアント端末からの指示をクライアント端末から受信又は一定時間経過後に
前記サーバー装置が前記送信用申告データを元にネットワーク接続された官公庁の電子申告受信装置から送信用申告データの受領とその履歴を受信して該受信の履歴情報を作成後更新し、送信用申告データを申告済みデータとして、前記申告済みデータと受領履歴を更新し、
申告業務処理として、さらに以下の処理<10>〜処理<11>を追加した処理段階毎に進捗情報を作成する処理を行い、
前記サーバー装置が官公庁の電子申告受信装置から前記送信済みの送信用申告データである申告済みデータの受領を受信する受信処理<処理10>と、申告済みデータと受信履歴を更新する更新処理<処理11>と、
前記処理<10>〜処理<11>が終了した後、前記サーバー装置が、
前記履歴情報に基づいて更新された前記進捗情報を顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録し、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、前記クライアント端末に該進捗情報を送信し、
前記クライアント端末が受信した該進捗情報を顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段、
として前記コンピュータシステムを機能させるための請求項10に記載の電子申告業務処理方法。
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