JP4469588B2 - 電子申告業務処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、納税申告のような、通信ネットワークを利用した官公庁への申告処理に係わる進捗管理技術に関する。
官公庁への届出書類や申告書類等は、従来、申告人等が官公庁の窓口に出向き、届出書類や申告書類に記入し、記名捺印のうえ提出していた。しかしながら、近年の通信ネットワーク技術の発達によりいわゆる電子政府のスローガンの下に各種届出書類や申告書類を通信ネットワークを介して申告人やその代理人の端末から通信ネットワークを介して主管若しくは所管の官公庁のサーバ経由で電子書類として提出可能なものがある。
税務申告を例とすると、申告用紙での税務署への提出に加え申告内容を電子データ等の形でオンラインで送信するという、より簡便な申告方法(電子申告)の選択肢が納税者等に提供されることとされており、国税庁では電子申告を行うための専用のソフトウエアの提供を行うが、国税庁提供のソフトウエアのほかに、国税電子申告・納税システムへの対応機能が付加された市販の財務・税務ソフトウエアの利用も可能であり、このため、電子申告等のデータを受け付けるために最低必要な部分についての仕様が公開されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、電子申告を効率的に行うためには申告データ作成等の進捗状況の把握が必要であるが、進捗管理や工程管理に関する技術には、第1のカテゴリとして、他の装置との連携を行なうことなく、ユーザの入力に基づいていわゆる工程管理だけを行なう、進捗管理システム(例えば、特許文献1参照)、ソフトウエアプロジェクト進行管理装置(例えば、特許文献2参照)がある。
また、第2のカテゴリとして、ひとつの装置又は端末内での作業を効率化するというものではなく、複数の装置の連携を最適化するような処理、例えば、生産現場の生産工程の管理に関係する、工程管理システム(例えば、特許文献3参照)、進捗状況管理システム(特許文献4参照)がある。
また、第3のカテゴリとして、設計業務支援システムといったように、ひとつの装置・端末内での様々な工程の管理に関する、プロジェクト管理システム(例えば、特許文献5参照)、設計業務支援システム(例えば、特許文献6参照)がある。
(例えば、特許文献7参照)
特開平9−174392号公報 特開平8−202773号公報 特開2003−223486号公報 特開平7−113323号公報 特開2000−39904号公報 特開2003−216686号公報 特許3382881号公報 国税電子申告・納税システム ホームページ、[online]、国税庁、[平成15年9月1日検索]、インターネット、<URL:http://www.e-taxnta.go.jp/>
しかしながら、上記非特許文献1では国税電子申告・納税システムに関する根拠法令の紹介、申告データの作成、送信、確認を行うe−Taxソフト(デモンストレーション版)公開の趣旨等が記載されているが、納税申告書データの作成に係わる部分は申告人の使用するソフトウエアに委ねられている。
また、進捗管理や工程管理に関する技術のうち第1のカテゴリに属する上記特許文献1に開示の進捗管理システムでは、複数の作業項目を並行して実行する作業の進捗状況を視覚的に明示可能な進捗管理図を生成するが、電子申告の場合は申告処理の特質から、作業項目を表示した進捗管理図を表示するだけでは足らずより多くの情報を必要とするので、申告処理の申告状況をユーザの入力のみにより生成される申告管理表で行うことは困難であるといった課題があった。
また、同様に第1のカテゴリに属する上記特許文献2に開示のソフトウエアプロジェクト進行管理装置では、大規模なソフトウエア開発を伴うプロジェクトを対象に、プロジェクトの開発過程を各工程で作成する成果物とその作成のための作業手順とその作業に必要な複数の入力成果物で規定するプロセスモデルと、プロセスモデルで規定した成果物(或いは作業手順)間の前後関係を表わすワークフローと、各工程での成果物作成の工数をその作成に必要な入力成果物の確定内容から見積る成果物工数推定部と、見積った工数を基に各成果物(の作業手順)を作業者グループ単位に割付る作業割付部と、見積った工数を基に各成果物(の作業手順)をグループ内の作業者に割付る作業者割付部と、見積った工数と開発納期等の期限とワークフローとから各成果物の期限を設定する成果物期限算出部と、作業者の進捗状況を監視し進度を予測する作業者監視部と、進捗状況に応じてプロジェクト計画通りに作業が進むよう優先作業等を作業者に指示する進行制御部とを具備することにより、プロジェクトの実行計画を立案し、その計画に基づいて進捗を監視するように構成されているが、この技術は、シーケンシャル(直列)に管理される個々の作業に対し、最適な進行をするための推定計算をすることを目的としており、電子申告準備業務のように必ずしもシーケンシャルには実行されない業務の進捗を管理するには適していないといった課題があった。
また、進捗管理や工程管理に関する技術のうち第2のカテゴリに属する上記特許文献3に開示の工程管理システムは、工程管理データの共有化を図り、その作成や検索を効率よく行なうことを目的とし、工程管理データは、ユニークなプロジェクト番号を付与したプロジェクトを複数の工程に分割し、各工程を複数のタスクグループに分割し、各タスクグループに複数のタスクを含ませるよう構成しているが、この方式は各工程からなり、工程を複数のタスクグループに分割できる生産現場の工程管理に適してはいても、税務申告データ作成業務のようにシーケンシャルでない作業が含まれ、複数のタスクグループに分割するほどの工程を有さず、しかも、通常、担当者一人によって行われる電子申告準備業務の管理には適していないといった課題がある。
また、同様に第2のカテゴリに属する上記特許文献4に開示の進捗状況管理システムでは、データエントリー端末に記録している工程表、各工程 毎の総工数及び完了工数を読み出し、各工程毎に総工数に対する完了工数から各工程毎の進捗率を求め、CRTの画面上に進捗率に応じて工程表の表示を変更した進捗率表を表示するが、電子申告の場合は申告処理の特質から、進捗率を表示するだけでは足らずより多くの情報を必要とするので、申告処理の申告状況を工程毎の進捗率のみにより行うことは困難であるといった課題があった。
また、進捗管理や工程管理に関する技術のうち第3のカテゴリに属する上記特許文献5に開示のプロジェクト管理システムは、ネットワークを利用して他の端末等から情報を取得しつつも、最終的には、当該端末で全体の工程を管理する技術分野に属するものであり、プロジェクト進行中に、各作業工程の実績・進捗 データを収集し、実際の進捗 状況に基づいて、プロジェクトの作業工程の作業計画工数を自動的に修正するように構成されている。この点、各作業工程の実績・進捗データを収集する部分については、電子申告データ作成等税務申告に係わる準備業務の進捗管理に一部応用可能であるが、各作業行程とプロジェクト管理プログラムとの連携がされていないといった問題点がある。つまり、特許文献5に記載の技術は、あくまで工程表に進捗情報を集約して、プロジェクト全体の工程表を暫時修正していく技術であり、個々の作業行程のどこがどのくらい残っているのかを把握する必要のある税務申告に係わる準備業務の進捗管理とは異なるといった課題があった。
同様に第3のカテゴリに属する上記特許文献6に開示の設計業務支援システムは、一つの端末内で、様々なソフトウエアプロダクトの進捗を管理するものであり、CADを用いて設計するに際して、装置の個々の部品それぞれの設計の進捗具合を表示するための技術的手段が開示されている。しかし、個々の部品は別々に設計することができ、あとで組み合わせればよく、相互に関連して実行する必要があり、いずれの作業を先に行うかといった判断を効率的に行う必要のある、税務申告に係わる準備業務の進捗管理にはそのまま適用できないといった課題があった。
また、図23に示すようなイメージの電子申告を行う前(又は行った後)に、ユーザ(申告人側担当者又はその代理人側担当者)は端末を用いて、処理業務の選択、データ入力、進捗状況照会、履歴照会、データ送信確認等の様々な処理を行うが、この際、端末には表示画面に、メニュー等の選択画面や、入力画面や、進捗状況照会画面やデータの履歴照会画面、データ送信確認等様々な画面が表示され、ユーザは、それらの画面を介して処理業務の実行を行う。このような画面表示においてデータの階層(例えば、申告年、税目、納税者)の表示順序を変え得ることが望ましい。
ここで、上記特許文献7に開示の技術は、ユーザのデータファイル等に対するアクセス制御装置に関する技術であり、外観上、階層構造データメニューをユーザ毎に一義的に定め、各ユーザの端末に、当該ユーザがアクセス可能な階層構造データメニューを作成し表示するが、あくまで階層構造データメニューをユーザに提供する為の工夫であり、ユーザ単位にアクセス制御を行うものであり、さらに詳細にはデータファイルの各々に対して、メニューマスターテーブルが作成する点を要点としている点で、上述した画面表示において選択するデータの階層(例えば、申告年、税目、納税者)の順序を変えるといった課題解決に直ちに適用できるものではない。
つまり、従来、プロジェクト管理を行なうソフトウエアは上述したように存在したし、グループウエアソフトでは進捗管理する機能を有しているものもある。また、ワープロソフト等でも後戻り処理をすることは一般に行われているが、データ作成を行なうソフトウエアについて当該ソフトと一体となって進捗管理を行なうソフトウエアは知られていない。特に電子申告準備業務処理のような、ステージごとに処理内容が分かれていて、各ステージ毎の進捗管理が必要な場面では、電子申告のデータを作成する部分と、進捗管理が別々のソフトウエアで行なわれていると都合が悪い。チェック漏れが発生したり、データ作成ソフトとは別に工程管理を行なう必要があり余分な工数がかかるからである。また、電子申告ソフトの場合には、まだ各税目それぞれのデータが揃っていないにもかかわらず、送付してしまったりすると、後で「修正申告」をするなどの余分な作業が発生するといった問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電子申告の準備業務、例えば、国税等電子申告に関して、電子申告データ作成状況等の電子申告準備業務の進捗状態確認及び電子申告を効率的に行なうための、電子申告業務処理装置及びプログラムの提供を目的とする。
より具体的には、申告データを作成、編集を行う中で、自動的にその処理履歴情報等を処理、管理することによって、オペレータが意識しなくとも進捗管理に好適な情報を作成し、これを会計事務所のオペレーに所望する形式で提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理してコンピュータ処理により作成し電子申告データとして通信回線を介して官公庁の電子申告受信装置に送信するための電子申告業務処理装置であって、通信回線に接続して電子申告受信装置とのデータ授受を行う通信制御部と、各種申告用データを記憶するデータメモリと、申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラムと、申告データ作成処理プログラムによる、申告データ作成処理、申告データ編集処理、電子申告データ化された書類および添付資料の内容を確認して申告データに電子署名処理を行い電子署名等を付加する電子署名付加処理、および電子署名を付加した申告データを通信制御部を介して申告受信装置に送信する送信処理からなる処理段階毎に進捗情報を、顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて進捗情報登録メモリに登録する進捗状況登録手段と、指示手段による進捗状況表示処理の選択指示があると、画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうち指示手段によって指定された表示項目について、表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち指示手段によって選択されたカテゴリの進捗情報を進捗情報登録メモリから読み出し、進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、進捗情報登録メモリから読み出した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段と、を備えたことを特徴とする電子申告業務処理装置を提供する。
また、請求項2に記載の発明では、申告データ送信の際、進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子申告業務処理装置を提供する。
また、請求項3に記載の発明では、官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理してコンピュータ処理により作成し電子申告データとして通信回線を介して官公庁の電子申告受信装置に送信するためのコンピュータであって、通信回線に接続して電子申告受信装置とのデータ授受を行う通信制御部と、各種申告用データを記憶するデータメモリと、申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラムとを有するコンピュータを、申告データ作成処理プログラムによる、申告データ作成処理、申告データ編集処理、電子申告データ化された書類および添付資料の内容を確認して申告データに電子署名処理を行い電子署名等を付加する電子署名付加処理、および電子署名を付加した申告データを通信制御部を介して申告受信装置に送信する送信処理からなる処理段階毎に進捗情報を、顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて進捗情報登録メモリに登録する進捗状況登録手段、指示手段による進捗状況表示処理の選択指示があると、画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうち指示手段によって指定された表示項目について、表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち指示手段によって選択されたカテゴリの進捗情報を進捗情報登録メモリから読み出し、進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、進捗情報登録メモリから読み出した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段、として機能させるためのプログラムを提供する。
れにより、申告業務処理装置で、既存の処理方法によって作成された関連データから一次ファイル(中間ファイル)を作成してから申告データを作成するので、既存の処理プログラムやデータをそのまま用いることができることから、電子申告システムへの移行が容易で、しかも、従来の方法にリンクするので処理がしやすい。また、電子申告の進捗状況を確認して管理することができる。
また、進捗状況を様々な切り口で確認して管理することができるので、いわば直列的(シーケンシャル)とはいえない作業進捗が多い申告データ作成、送信処理において、効率的な申告データ作成及び申告データの送信を行うことができる。
図1は電子申告ネットワークシステムの概略説明図であり、電子申告ネットワークシステム100は申告人又はその代理人側の装置30とインターネット等の通信ネットワーク40と申告データを受信する申告データ受付装置50からなり、装置30は申告業務処理装置10とデータベース20からなる。申告業務処理装置10は通信処理機能を備えた通信情報端末からなり、通信ネットワーク40と接続可能に構成されており、申告データの入力や編集・加工等の処理を行う。また、通信ネットワーク40を介して官公庁の申告データ受付装置50と接続され、所定の申告データを申告データ受付装置50に送信することにより電子申告を行う。なお、データベース20の代わりに装置の保存記憶メモリ(図2の保存記憶メモリ8参照)を用いるようにしてもよい。
電子申告処理システムの運用手順は、(1)申告データ送信等に必要な通信情報を申告業務処理装置10に設定し、(2)電子申告データベースに登録されたデータを収集して申告データ等を作成し、(3)申告データに第3者証明書、添付書類の送付書、未対応の帳票等の申告データ付加を行い、(4)申告データに電子署名を付加し、(5)申告データ受付装置50にアクセスしてデータ送信やメッセージボックスに格納されている受信通知確認及び電子納税等を行う申告データ送受信、の5段階の手順からなる。このうち、(1)は前処理であり、(2)〜(5)は申告処理である。
図2は、本発明の電子申告進捗管理方法を適用可能な申告業務処理装置の一実施例を示す図であり、申告業務として納税者の代理権限を持つ税理士が経営する税務事務所の国税等の申告業務を例とする。
図2で、申告業務処理装置10は、キー入力部1、ポインティングデバイスとしてのマウス2、記憶媒体アクセス部3、表示部4、制御部5、通信ネットワークと接続して外部装置とデータ授受を行う通信制御部6、プリンタ部7、及び保存記憶メモリ8を備えている。なお、税務会計処理装置は税務事務所や会計事務所が用いている税務会計処理装置と兼用することもできる。また、小規模法人や小規模事業者の使用する申告業務処理装置として、同様の構成を備えたパーソナルコンピュータ(パソコン)を用いることができる。
キー入力部1はデータ入力用のキーボードやファンクションキー等を備え、ユーザはキーボードやファンクションキー等を用いて税務申告データの入力/訂正入力や、所定のフォーマットの画面の表示や送信指示等を行う。キー操作が行われると制御部5に選択又は指定されたキーのコード及び状態信号等が送出される。
マウス2は画面上に表示される選択ボタンやアイコン、メニュー等を選択する選択手段や、ウインドウに一覧表示される名称や指示等の選択手段等として用いられ、ユーザによりクリック操作が行われると制御部5に選択又は指定された画面上の位置情報が送出される。
記憶媒体アクセス部3は、CDやFD等の記憶媒体を着脱自在に構成されており、本発明に基く電子申告処理システムのインストール時に、上記CD等の記憶媒体に記憶された申告データ(以下、申告データ)作成プログラムや、本発明の電子申告進捗管理プログラムを含む電子申告処理プログラム群を読み取ったり、記憶媒体に記憶されたデータを読み取ったりする際に駆動される。
表示部4はディスプレイ等の表示装置からなり、処理選択用のアイコンやボタン、或いはメニューやメッセージを表示すると共に、入力画面や申告データ作成画面、申告データ送信画面等の表示を行う。また、キー入力された申告データや進捗情報等を画面の所定の位置に表示する。
制御部5は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及び申告業務処理装置10全体の動作を制御する。また、プログラム格納メモリには制御プログラム等を格納している。
制御部5はジョブが選択されると制御プログラムの制御に基き保存記憶メモリ8に記憶されている電子申告処理プログラム群の中から必要なプログラムを取り出してRAMに駐在させ、そのプログラムに従って申告業務処理装置10の各構成部分を動作させたり、判定や計算、データの加工や編集等を行って処理を実行する。
保存記憶メモリ8は、HD(ハードディスク)やMO(光磁気ディスク)等のようにデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、保存記憶メモリ8の一部にはプログラム記憶領域及び申告データ入力/表示画面のフォーマットデータや定数を記憶する領域及び他のシステムで規定されたファイル領域が確保されており、電子申告処理システムのインストール時に、CD等の記憶媒体から取り込んだ本発明の電子申告進捗管理プログラムを含む納税申告処理プログラム群や、画面データ及び定数等が記憶される。なお、プログラムや画面データ及び定数は制御部5のプログラム格納メモリに記憶するようにしてもよい。また、国税等の電子申告処理システム用の、申告データファイルや各種一次ファイルを記憶するようにしてもよい。これらのファイルは個別のファイル形式でもよいし、データベース形式であってもよい。
図3は、電子申告システムのプログラム構成を示す図であり、電子申告システム300はユーザの認証プログラム310、メニュー画面表示プログラム321やメイン画面表示プログラム322等を含む画面表示プログラム320、申告データ作成プログラム330、申告データ付加プログラム340、電子署名プログラム350、申告データ送受信プログラム360、納税者情報登録プログラム371と進捗状況表示プログラム372及び処理履歴照会プログラム373等からなる補助機能プログラム群370、通信設定プログラム381及び表示順序設定プログラム382からなるシステム設定プログラム群380、検索プログラム391、印刷プログラム392、及び削除プログラム393等の電子申告プログラム群からなる。
また、申告データ作成プログラム330、申告データ付加プログラム340、電子署名プログラム350、申告データ送受信プログラム360は、図4の申告データ作成/送信手順の手順(b)〜(e)に相当する。
図4は、電子申告システムによる申告データ作成/送信手順の概要を示す図であり、電子申告システムは、(a);税務会計処理装置(申告業務処理装置を兼ねる場合もある)による既存の税務処理で得られた既存のデータファイル、例えば、法人税務申告書作成処理で得られた法人税務データファイル31−1や、事業概況説明書作成処理で得られた事業概況説明書データファイル31−2や、勘定科目内訳書作成処理で得られた勘定科目内訳書データファイル31−3を基に、(b);申告データ作成プログラムにより、それら既存のデータファイル31−1、31−2、31−3から電子申告に必要なデータを一括して収集し、会社データベース32を用いて申告等データ33を作成し、(c);申告データ付加プログラムにより、申告等データ33に添付書類や未対応帳票等のデータ34を追加して追加済み申告等データ34とし、(d);電子署名プログラムにより、納税者やその代理人(以下、納税者等)の電子署名及び電子証明書36を添付した申告等データ37とし、(e);申告データ送信プログラムにより、インターネット等の通信ネットワーク40(図1)を介して申告データ受付装置50宛て申告データ等37を送信する。
図5は、電子申告システムによる電子申告データ作成処理の流れを示す説明図であり、図4の手順(b)の詳細な説明図である。
以下の説明では、申告データを、既存の各税務処理プログラムにより作成したデータを集めるまでの中間処理として、告データ作成プログラム41により中間処理結果を一次ファイルとして作成し、その後、電子申告データベースに登録するという処理を行なうことで、電子申告進捗情報と併せて一括管理する例について述べるが、この例に限定されない。つまり、下記プロセス(3)で、既存の各税務処理プログラムにより作成したデータを個々に用いて申告データを作成する申告データ作成プログラムにより申告データを作り出すように構成してもよい。なお、この場合、申告データ作成プログラム41が、法人税データ42及び確定申告データ43等の既存の税務処理プログラムによって作成された税務データを収集して、電子申告データベース47への登録を行うので、法人税一次ファイル作成モジュール44及び確定申告一次ファイル作成モジュール45は不要となるほか、一次ファイル46及び下記プロセス(4)で行う一次ファイル46の作成処理は不要となる。
図5で、(1)会社データベース32の会社情報ファイル32−2から会社名等の納税者情報(図9)を取得し、(2)申告データ作成プログラム41を実行し、(3)法人税データ42及び確定申告データ43等の既存の税務処理プログラムによって作成された税務データを収集して、申告データ作成プログラム41に含まれる一次ファイル作成プログラムの各モジュール(図示の例では、法人税一次ファイル作成モジュール44及び確定申告一次ファイル作成モジュール45)を実行して、一次ファイル46を作成し、(4)最後に、一次ファイル46を編集して申告等データ33を作成し、電子申告データベース47の申告等データファイル47−3に登録する。なお、納税者単位の申告データ作成でエラー等が発生した場合には、電子申告データベース47への登録はしない。また、一次ファイル46を削除し、電子申告進捗情報の“作成フラグ”をONにして電子申告データベース47の進捗情報管理ファイル47−1(図10)に「作成済み」を意味する進捗情報コードを記憶する。
また、申告データ作成時には図6に示すような画面が表示され申告データ作成の進捗状況を明らかにする。ここで、電子申告進捗情報は、申告データの、「確定」、「作成中」、「作成正常終了」、「送信済み」、「受領」、「削除」といった申告データの作成〜送信過程を示す情報であり、電子申告データベース47の進捗情報管理ファイル47−1にデータ単位で登録される。更に、電子申告履歴情報が電子申告データベース47の履歴情報管理ファイル47−2(図11)に納税者(会社)単位で登録される。つまり、各税目ごとにデータが作成されているか否か、一連の申告処理(申告データ作成→送信データ作成→送信→受領→削除)のどこまで進んでいるかなどを、申告履歴情報として記録することでユーザが誤りを発見しやすくする。また、所定のデータが揃うまでは先の申告処理ステップに進めないようにしたり、警告を出すようにすることができる。
これにより、各種データ(顧問先毎・各税務処理プログラム毎のデータ)作成といった多くのステージがある中で、各ステージの進捗を把握しながら、(余分な確認作業を廃し)効率的な申告データ作成を可能とする。
図6は、電子申告データ等の作成時に表示される画面の一実施例を示す図であり、「申告データ作成」処理における税務事務所の各顧問先(納税者;この例では(株)○○エンジニアリング、XX建設株式会社)別の進捗状況「正常終了」、「作成中」が、結果欄61に示されている。
また、送信データの作成時には、指定された申告等データを電子申告データベース47から取り出して、送信データとして保存し、図7に示すような画面を表示して申告データ送信の進捗状況を明らかにし、電子申告進捗情報の“送信データフラグ”をONにして電子申告データベース47の進捗情報管理ファイル47−1に「送信済み」を意味する進捗情報コードを記憶する(図10参照)。
図7は、電子申告データ等の送信時に表示される画面の一実施例を示す図であり、「申告データ送信」処理における税務事務所の各顧問先(納税者;この例では(株)○○エンジニアリング、XX建設株式会社)別の進捗状況が、申告年欄71、申告種類欄72、ファイル名欄73及び結果欄74に示されている。
<進捗状況表示>
図8は、メイン画面及びメイン画面に表示される進捗状況表示の一実施例を示す図である。図8で、符号80はメイン画面全体を示し、符号81は進捗状況表示欄、符号82は表示項目選択欄、符号83は表示内容選択欄、符号84は内容表示欄を示す。
進捗状況表示欄81は処理を意味する複数のアイコンを一覧表示した表示欄であり、表示項目選択欄82で選択された納税者について内容表示欄84に表示されている処理業務の前回の最終的な処理が他のアイコンとは弁別可能に表示(例えば、反転表示、強調表示、或いは点滅表示)される。進捗状況表示欄81で、符号81−1は申告データ作成済みを意味するアイコン、符号81−2は申告データ編集済みを意味するアイコン、符号81−3は電子署名済みを意味するアイコン、符号81−4は申告データ送信済みを意味するアイコンである。
表示項目選択欄82は、申告年、対象とする税目、及び納税者の階層構造からなる表示項目の選択欄であり、表示項目として申告年名、税目名、申告者名がつけられて表示される。なお、後述するように表示項目選択欄82の選択データの表示項目の表示順はユーザの指定により順序を入れ替える(例えば、年度、税目、申告者→申告者、年度、税目)ことができる(図12~図18の説明参照)。
表示内容選択欄83は、「基本情報」、「帳票」、「証明書」、「添付書類」、「送付書」、「電子署名」といったような申告処理のカテゴリを意味付けた表示選択ボタン83−1〜83−6、・・・で内容表示欄84に表示する処理業務を分類表示し、表示選択ボタンがマウス2等で指定されると指定されたカテゴリの情報を内容表示欄84に表示する。
図8の例では、平成14年度の△△電子工業の法人税申告について(表示項目選択欄82)、表示内容として「帳票」83−2を選択すると(表示内容選択欄83)、内容表示欄84で「別表1(一) 各事業年度の所得に係わる申告書−普通法人(特定の医療法人を除く)・・・法人税別表」が表示され、進捗状況表示欄81にこの表示内容の進捗状況を示す「申告データ編集」アイコン81−2が差別表示されている。これにより、ユーザは「別表1(一) 各事業年度の所得に係わる申告書−普通法人(特定の医療法人を除く)・・・法人税別表」が編集済みであることを知ることができる。同様に、内容表示欄84で他の別表を選択すると、進捗状況表示欄81に選択された別表に応じた進捗状況が表示されることとなる。
図9は会社情報ファイルのファイル構成の一実施例を示す図であり、会社情報ファイル32−2は、会社コード欄32−2−1、会社名欄32−2−2、申告種類欄32−2−3からなり、それぞれ、会社コード、会社名、申告種類名が記憶された1又は複数の会社レコードからなる。電子申告データ作成処理時に会社が指定されると、会社情報ファイル32−2が検索され、その会社コードに対応する、会社名、申告種類名が取り出される。なお、上記の各ファイルはデータベースであってもよい。
図10は進捗情報管理ファイルのファイル構成の一実施例を示す図であり、進捗情報管理ファイル47−1は、申告年欄47−1−1、帳票コード欄47−1−2、税目コード欄47−1−3、進捗情報欄47−1−4、会社欄47−1−5からなり、それぞれ、申告年、帳票コード、税目コード、進捗情報コード、会社コードが記憶された1又は複数の進捗情報管理レコードからなる。なお、図10では、説明上、帳票欄47−1−2、税目欄47−1−3、進捗情報欄47−1−4の記憶内容をコードの代わりに文字で示してある。
電子申告データ作成処理時に指定された会社について帳票及び税目が選択され、電子申告データ作成処理が実行されると申告年、帳票コード、税目コード、会社コード申告データ等の各処理段階に対応付けられた進捗情報コード、及び会社コードが申告年欄47−1−1、帳票欄47−1−2、税目欄47−1−3、進捗情報欄47−1−4、会社コード欄47−1−5に記憶された進捗情報管理レコードが生成されて進捗情報管理ファイル47−1に追加記憶される。もちろん、上記ファイルはデータベースであってもよい。
図11は履歴情報管理ファイルのファイル構成の一実施例を示す図であり、履歴情報管理ファイル47−2は、会社コード欄47−2−1、税目欄47−2−2、電子署名欄47−2−3、データ付加欄47−2−4、データ送信欄47−2−5からなり、それぞれ、会社コード、税目コード、電子署名済みか否かを示す電子署名フラグ、データ付加済みか否かを示すデータ付加フラグ、申告データ送信済みか否かを示すデータ送信フラグが記憶された1又は複数の履歴情報管理レコードからなる。もちろん、上記ファイルはデータベースであってもよい。
図4で示した手順(c)で、申告データ付加プログラムにより、申告等データ33に添付書類や未対応帳票等のデータ34を追加した追加済み申告等データ35が作成されると、処理対象の会社及び税目に一致する履歴情報管理レコードのデータ付加欄47−2−4のフラグがオン(=1、付加済みでない場合はオフ(=0))に書き換えられる。また、図4の手順(d)で、電子署名プログラムにより、会社やその代理人の電子署名が行われると、処理対象の会社及び税目に一致する履歴情報管理レコードの電子署名欄47−2−3のフラグがオン(=1、付加済みでない場合はオフ(=0))に書き換えられる。また、図4の手順(e)で、申告データ送信プログラムにより、申告データ受付装置50宛て申告等データ37が送信されると、処理対象の会社及び税目に一致する履歴情報管理レコードのデータ送信欄47−2−5のフラグがオン(=1、付加済みでない場合はオフ(=0))に書き換えられる。
図12は、メイン画面による進捗状況表示及び処理履歴照会の基本的動作例を示すフローチャートである。以下、図3及び図8を基に説明する。まず、前提として申告業務処理装置10が起動され、認証プログラム310によるユーザの認証処理、及びメニュー画面表示プログラムによる処理メニューの選択により進捗状況等表示処理メニューが選択されたものとする。
図12で、メイン画面表示プログラム322が起動されると申告業務処理装置10の制御部5はメイン画面表示プログラム322に従って、図8に示したような、申告データ作成済みを意味するアイコン81−1、申告データ編集済みを意味するアイコン81−2、電子署名済みを意味するアイコン81−3、申告データ送信済みを意味するアイコン81−4等の進捗状況表示アイコンを含む進捗状況表示欄81と、申告年、対象とする税目、及び納税者の階層構造からなる表示項目選択欄82を表示して、メッセージ表示等により表示項目の選択を促す(この際、図8のメニュー画面内の他の表示欄は空白で表示される)(ステップS1)。
次に、制御部5は、表示項目選択欄82で選択された表示項目を調べ、「申告年」、「税目」、及び「納税者」が選択された場合は進捗状況表示プログラム372を起動してステップS3に進み、「申告年」及び「税目」のみが選択された場合と「申告年」のみが選択された場合はステップS9に進む(ステップS2)。
「申告年」、「税目」、及び「納税者」が選択された場合は、制御部5は、進捗状況表示プログラム372に従い、「基本情報」表示選択ボタン83−1、「帳票」処理進捗状況表示選択ボタン83−2、「証明書」表示選択ボタン83−3、「添付書類」表示選択ボタン83−4、「送付書」表示選択ボタン83−5、「電子署名」処理進捗状況確認表示選択ボタン83−6等の表示選択ボタンを含む表示内容選択欄83を表示し、表示内容の選択を促すメッセージ等を表示する(ステップS3)。
次に、制御部5は表示内容選択欄83でどの表示選択ボタンが選択されたかを調べ、「帳票」処理進捗状況表示選択ボタン83−2が選択された場合はステップS5に進み、「電子署名」処理進捗状況確認表示選択ボタン83−6が選択された場合はステップS6に進み、表示選択ボタン83−1、83−3、83−4、83−5が選択された場合はステップS7に進む(ステップS4)。
表示内容選択欄83で、「帳票」処理進捗状況表示選択ボタン83−2が選択された場合は表示項目選択欄82で選択された税目の「帳票」名を内容表示欄84に表示して、表示項目選択欄82で選択された納税者に関し、進捗状況を知りたい帳票の選択を促し、帳票が選択されると進捗状況表示欄81に表示されているアイコンのうち選択された帳票の処理進捗状況に対応するアイコンを弁別可能に差別表示してステップS8に進む(ステップS5)。
表示内容選択欄83で、「電子署名」処理進捗状況確認表示選択ボタン83−6が選択された場合は表示項目選択欄82で選択された納税者の電子署名の進捗状況を示す進捗状況表示欄81のアイコン81−3を弁別可能に差別表示してステップS8に進む(ステップS6)。
表示内容選択欄83で、表示選択ボタン83−1、83−3、83−4、83−5が選択された場合は内容表示欄84にそれぞれ対応する情報を表示し、表示項目選択欄82で選択された納税者の進捗状況を示す進捗状況表示欄81のアイコンを弁別可能に差別表示してステップS8に進む(ステップS7)。
上記ステップS5、S6、S7の進捗状況表示又は進捗状況確認の終了操作が行われると進捗状況表示欄81のアイコンの差別表示を解除し、ステップS11に進む(ステップS8)、
また、上記ステップS2で、「申告年」及び「税目」のみが選択された場合と、「申告年」のみが選択された場合は、処理履歴照会プログラム373を起動し、制御部5は処理履歴照会プログラム373に従って、メイン画面80に図17に示すような処理履歴参照画面170の処理履歴表示欄174に前回までの最終の処理履歴(つまり、最新の処理履歴)を表示し(ステップS9)、処理履歴表示終了操作が行われると処理履歴参照画面170をクリアし、メイン画面80を表示してステップS11に進む(ステップS10)。
メイン画面表示終了操作が行われるとメイン画面80の表示を終了し、そうでない場合はメニュー画面(図示せず)に戻る(ステップS11)。
なお、上記図12のステップS5の帳票毎の進捗状況表示処理の詳細なフローチャートを図13に示し、ステップS6の電子署名進捗確認処理の詳細なフローチャートを図16に示し、ステップS7の処理履歴照会処理を図18に示す。
図13は、図12のステップS5の帳票毎の進捗状況表示処理の詳細な動作例を示すフローチャートであり、図12のステップS5は下記ステップS51〜56からなる。
図12のステップS4で、「帳票」処理進捗状況表示選択ボタン83−2が選択されると、メイン画面80の内容表示欄84に表示項目選択欄82で選択された税目で申告が必要な帳票名を一覧表示して、帳票の選択を促す(ステップS51)。
次に、ユーザがマウス2を操作して内容表示欄84に表示されている帳票のうち、表示項目選択欄82で選択された納税者に関して、進捗状況を知りたい帳票名をポイントするとその帳票が選択されるので(ステップS52)、制御部5は電子申告データベース47の進捗情報管理ファイル47−1から選択された帳票の進捗情報(例えば、図10の進捗情報欄47−1−4の進捗情報コード)を取得し(ステップS53)、取得した進捗情報を調べて進捗情報が申告データ作成済みを意味する場合はステップS55に進み、申告データ編集済みを意味する場合はステップS56に遷移し、それ以外の場合はアイコンを差別表示することなしにステップS8(図12)に進む(ステップS54)。
申告データ作成済みの場合は、申告データ作成済みを意味するアイコン81−1を含むフレーム内の配色を他のアイコンを含むフレームとは差別表示(実施例では薄紫色に)して、ステップS8に進む(ステップS55)。
申告データ編集済みの場合は、申告データ編集済みを意味するアイコン81−2を含むフレーム内の配色を他のアイコンを含むフレームとは差別表示(実施例では薄紫色に)して、ステップS8に進む(ステップS56)。
上記図13のフローチャートに従った動作により、メイン画面80の内容欄に表示されている帳票名を選択するだけでその表示項目選択欄82で選択された税目及び納税者に係わる帳票の申告処理の進捗状況が進捗状況表示欄81に自動的に表示されるので、ユーザは選択した帳票の申告処理状況を的確に知ることができる。
なお、上記ステップS53で、電子申告データベース47から進捗情報を取得とあるのは、SQLの場合であれば、WHEREステートメント等により条件を指定した上でSELECTステートメントなどを使用して行われる。この場合、GROUP BYステートメントを使ってグループ分けをした上で、さらにHAVINGステートメントによる条件の絞込みを行なうことも併用される。ここで、SQLとはリレーショナルデータベースにおけるデータ操作のための代表的な言語形式の一つであり、Structured Query Languageの略である。
図14は、電子署名の進捗状況確認時にメイン画面に表示される電子証明者情報の一実施例を示す図であり、メイン画面80の表示内容選択欄83で「電子署名」処理進捗状況確認表示選択ボタン83−6が選択されると表示項目選択欄82で選択された納税者(図示の例ではXX電子工業(株))の電子署名の進捗状況を示す電子証明者情報表示欄85が表示される。
代理人がいる場合は、代理人とその委任者(納税者)による署名(複数署名)がなされるため、最終判断する人が、すべての必要な署名が終了したことを確認する必要がある。このため、電子署名まで済んでいた場合、マウス2等を用いた操作によって、当該データについての電子署名の終了フラグが立てられ、その情報を元にメイン画面80の進捗状況表示欄81の電子署名済みを意味するアイコン81−3が差別表示される。
図示の例では電子署名を行った電子証明者として、NN税理士事務所の代表者とその委任者である納税者XX電子工業(株)の代表者名が認証局、認証番号(シリアル番号)、及び有効期間が表示されている。また、進捗状況表示欄81のアイコン81−4が差別表示されている。
また、人手による確認操作に代えて、各納税者(会社)ごとに、予め署名すべき担当者(部署)を設定した電子署名確認データ150(図15)を電子申告データベースに予め登録しておきそれらすべての署名が揃ったことを、プログラムが自動的に確認して所定のフラグを立てるように構成することもできる。
図15は電子署名確認データの構成例を示す図であり、電子署名確認データ150は会社コードを登録した会社コード欄151、税目欄152、電子署名欄153〜電子署名欄155と確認フラグ欄156が設けられ、納税者毎に予め電子署名の必要な者として会計事務所、会社の代表者、経理担当者が登録されている。また、電子署名欄1〜電子署名欄3に対応する役職のうち電子署名が不要のものについては不要の旨を登録できる。図示の例では、会社コードで001で示される納税者については、経理担当者(電子署名155に相当)の署名不要である旨の登録がされている。そして、各署名者が署名を行なうと自動的に署名が済みという情報が当該データベースに書き込まれる。なお、電子署名欄の最大数nは経験的に決定すればよいがあまり多いと申告処理が遅延する原因となるので、最大数を3としている。
署名の必要な者の署名が終了すると、バックグラウンド処理などによって電子署名の項目に最終的な状態がリアルタイムに更新される。電子署名欄153〜155のうち、不用登録された欄を除く全ての電子署名欄が登録済みになると電子署名確認フラグ欄156のフラグ値がオン(=1)、つまり、電子署名「完了」とされる。
図16は、図12の電子署名の進捗状況確認処理の詳細な動作例を示すフローチャートであり、図12のステップS6は下記ステップS61〜S64からなる。
図12のステップS4で、メイン画面80の表示内容選択欄83の「電子署名」確認表示選択ボタン83−6が選択されると、表示項目選択欄82で選択された納税者(図示の例ではXX電子工業(株);会社コード002に相当)の署名情報(電子署名確認データ(図15))を電子申告データベース47から取得し(ステップS61)、署名が完了した署名情報(電子署名確認データ)があるか否かを調べ、署名が完了した署名情報がある場合はステップS63に進み、そうでない場合は図12のステップS8に進む(ステップS62)。
署名が完了した署名情報がある場合は、進捗情報表示欄81の電子署名済みを意味するアイコン81−3を他のアイコンを含むフレームとは差別表示(実施例では薄紫色に)し(ステップS63)、電子証明者情報表示欄85に電子証明者情報を表示して図12のステップS8に進む(ステップS64)。
上記図16のフローチャートに示す動作により、図示の例で、ユーザは、平成14年・法人税・X会社については、電子署名まで完了していることが一目で分かり、いろいろ書面や履歴を確認せずとも安心して次の処理である送信処理等に移行することができる。
<処理履歴照会>
電子申告処理では、申告データ作成→送信データ作成→送信→受領→削除という順で処理される。前述したように、これら申告処理の経過を電子申告データベース47に登録し、処理履歴を照会することにより、ユーザの誤った処理の実行を防止するようにする。また、この電子申告進捗情報を設定した履歴(処理内容、日時、担当者等)は電子申告処理履歴情報として登録することができる。「処理履歴照会」では、ユーザが申告の処理状況や過去の処理の経緯を確認したい場合に、履歴情報を処理履歴照会画面に表示する。なお、メイン画面80の表示項目選択欄82で申告年、又は申告年及び税目を指定した時には、データの最終履歴を表示する。
図17は処理履歴照会画面の一実施例を示す図であり、メイン画面80の表示項目選択欄82で、「申告年」及び「税目」のみが選択された場合又は「申告年」のみが選択された場合に表示される。処理履歴照会画面170には進捗状況表示欄171、表示項目選択欄172、処理指示欄173、及び処理履歴表示欄174が表示され、表示項目選択欄172には選択された申告年の税目が差別表示により明示されている。
処理履歴表示欄174には、納税者コード欄174−1、納税者名欄174−2、申告種類欄174−3、処理履歴を表示する処理欄174−4、及び最新処理日時を表示する日時欄174−5が設けられており、表示項目選択欄172で選択された申告年の税目に係わる各納税者の、会社コード、会社名、申告の種類名、最新の処理履歴内容、最新処理日時が表示される。
図18は、処理履歴照会時の動作例を示すフローチャートであり、図12のステップS9は下記ステップS81〜S83からなる。
図18において、図12のステップS2で、「申告年」及び「税目」のみが選択され、た場合は、制御部5は、処理履歴照会プログラム373を起動し、処理履歴照会プログラム373に従って、メイン画面80に図17に示すような処理履歴照会画面170を表示する(ステップS81)。
次に、電子申告データベース47の履歴情報管理ファイル47−2から最終処理履歴を取得する。最終処理履歴は、例えば、履歴情報管理ファイル47−2に記憶されている図11の履歴情報管理レコードの電子署名欄47−2−3、データ付加欄47−2−4、データ送信欄47−2−5に記憶されている各フラグの値から取得することができる(ステップS82)。
次に、処理履歴照会画面170の処理履歴表示欄174に会社コード、会社名、申告の種類名、取得した最終履歴(=最新の処理履歴内容)、及び最新処理日時を表示し、図12のフローチャートのステップS9に進む(ステップS83)。
上記図18のフローチャートの動作により、申告年及び税目を指定すると、納税者の指定された申告年及び税目に係わる最終履歴情報が一覧表示されるので、ユーザは指定した税目の各納税者の電子申告処理状況を把握することができる。
また、上記説明は表示項目選択欄82で「申告年」及「税目」を指定した場合について述べたが、申告年のみを指定した場合(図12のステップS2参照)は納税者の指定された申告年に係わる最終履歴情報が税目別納税者別の順に一覧表示(図示略)されるので、ユーザは税目毎に指定した年度の各納税者の電子申告処理状況を把握することができる。
<表示項目選択欄の表示項目の順序変更>
前述したように、メイン画面80の左側に表示される表示項目(申告年、税目、納税者)の表示順を変更することができる。図19は表示項目の表示順設定画面の一実施例を示す図であり、符号190は表示順設定画面全体を示し、符号191は表示項目選択欄を示し、符号192は表示項目イメージ表示欄を、符号193は確認ボタンを示す。
なお、表示項目選択欄191には表示項目の順序を組み合わせからなる表示順序選択ボタン191−1〜191−6が表示されているが、表示する表示項目はこれらに限定されない。また、イメージ表示欄192には表示項目選択欄191で選択された選択順序の表示項目イメージが表示される(図示の例は、表示順序選択ボタン191−1により、申告年−税目−納税者順の表示項目を選択した例である)。
図20は表示項目の表示順設定動作例を示すフローチャートである。
申告業務処理装置30が起動されると表示される電子申告業務のメニュー選択画面(図示せず)で、マウス2の操作により表示順設定メニューが選択されると(ステップT1)、制御部5は、図19に示したような表示項目の表示順設定画面190(但し、表示項目選択欄は空白)を表示し(ステップT2)、表示項目選択欄191で表示順序選択ボタン191−1〜191−6のいずれかが選択されると(ステップT3)、その表示項目イメージをイメージ表示欄192に表示する(ステップT4)。そして、設定OKとして確認ボタン193が選択されると(ステップT5)、表示項目選択欄191で選択された組み合わせの表示項目データを電子申告データベース47に登録する(ステップT6)。
例えば、図19の例のように、「申告年−税目−納税者」が選択された場合には、電子申告データベース47では、申告年をキーとし、多対多のリレーションを1対多のリレーションシップに申告データ及びファイル内のデータの順序等を構築し直すことにより、新たな表示項目の階層構造が構築される。
上記構成により、メイン画面80から電子申告データベース47を参照し、表示項目の表示順設定画面で設定された順序で表示項目選択欄82に表示項目を表示できる。これにより、設定された順序に応じた進捗を管理することができ、代理人(各税務事務所や会計事務所)等の業務態様に応じて、最適な進捗確認を可能とし、進捗管理をスムーズに行なうことができる。
<メイン画面からの帳票の訂正>
申告データの訂正を行わなくてもメイン画面80上から連動して対象とする帳票を表示し、訂正することができる。また、帳票の印刷もメイン画面80上から行うことができる。例えば、税目が法人税の場合、既存の「法人税システム」を起動しなくても訂正対象の帳票(図21参照)を表示してキー入力により訂正することができる。
図21は、メイン画面から連動して表示される帳票の一実施例を示す図であり、図12のステップS5でメイン画面80の内容表示欄84に帳票名が表示されている場合、訂正操作(例えば、訂正した帳票名のマウス2によるダブルクリック)により、表示される。
図示の例は、図8のメイン画面80に表示されている帳票一覧のうち最上段の「別表1(一) 各事業年度の所得に係わる申告書ー普通法人(特定の医療法人を除く)・・・法人税別表」を表示した例であり、ユーザは訂正個所をマウス2でクリックしてキー入力により訂正することができる。また、指定された帳票の詳細な内容をウインドウ表示したり、画面上からの印刷指示により表示されている帳票をプリンタ7(図2)で印刷することもできる。
図22は帳票内容訂正等の動作例を示すフローチャートであり、図12のフローチャートのステップS5で指定された納税者の帳票一覧が内容表示欄84に表示されているときに、制御部5はユーザによる帳票表示指示(例えば、マウス2のダブルクリック)の有無を調べ、帳票表示指示があった場合は図22のステップV2に進み(ステップV1)、帳票表示指示があった帳票データ表示プログラムを起動して、その帳票データ表示プログラムに従って法人税データ42(又は確定申告データ43(図5))から取り出して編集し、表示部4に表示する(ステップV2)。
次に、制御部5はユーザが表示されている帳票のデータ部分(表示/入力欄)をマウス2でクリックした場合はステップV4に進み、プレビューボタン212をクリックした場合はステップV6に進み、印刷ボタン213をクリックした場合はステップV7に進み、終了操作がされた場合は図12のステップS8に進む(ステップV3)。
帳票のデータ部分がクリックされた場合は、表示されている帳票の訂正入力プログラムを起動すると共に、ユーザにキー入力を促し、キー入力がなされるとキー入力部1は入力データを制御部5に送出し(ステップV4)、入力データを受け取った制御部5は訂正入力プログラムに従って当該入力データを基に法人税データ42(又は確定申告データ43)を更新し、ステップV8に進む(ステップV5)。
また、プレビューボタン212がクリックされた場合は、表示されている帳票の詳細な内容(図示せず)を表示してステップV8に進み(ステップV6)、印刷ボタン213がクリックされた場合は印刷プログラム392を起動して表示されている帳票をプリンタ7に印刷させる(ステップV7)。そして、ユーザが終了操作を行うと表示された帳票をクリアして図12のステップS8に進み、そうでない場合はステップV3に戻る(ステップV8)。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
電子申告ネットワークの概略説明図である。 本発明の電子申告進捗管理方法を適用可能な申告業務処理装置の一実施例を示す図である。 電子申告システムを構成するプログラム群等の一実施例を示すブロック図である。 電子申告システムによる申告データ作成の手順の概要を示す図である。 電子申告システムによる電子申告データ作成処理の流れを示す説明図である。 電子申告データ等の作成時に表示される画面の一実施例を示す図である。 電子申告データ等の送信時に表示される画面の一実施例を示す図である。 メイン画面及びメイン画面に表示される進捗状況表示の一実施例を示す図である。 会社情報ファイルのファイル構成の一実施例を示す図である。 進捗情報管理ファイルのファイル構成の一実施例を示す図である。 履歴情報管理ファイルのファイル構成の一実施例を示す図である。 メイン画面による進捗状況表示及び処理履歴照会の基本的動作例を示すフローチャートである。 帳票毎の進捗状況表示処理の詳細な動作例を示すフローチャートである。 電子署名の進捗状況確認時にメイン画面に表示される電子証明者情報の一実施例を示す図である。 電子署名確認データの構成例を示す図である。 電子署名の進捗状況確認処理の詳細な動作例を示すフローチャートである。 処理履歴照会画面の一実施例を示す図である。 処理履歴照会時の動作例を示すフローチャートである。 表示項目の表示順序設定画面の一実施例を示す図である。 表示項目の表示順設定動作例を示すフローチャートである。 メイン画面から連動して表示される帳票の一実施例を示す図である。 帳票内容訂正等の動作例を示すフローチャートである。 国税等の電子申告の全体イメージを示す図である。
符号の説明
1 キー入力部(訂正入力手段)
2 マウス(各種情報の指定手段、各種選択情報の選択手段、各種表示項目の選択手段)
8 保存記憶メモリ
10 申告業務処理装置
20 データベース(メモリ)
40 通信ネットワーク
47−1、150 進捗情報管理ファイル
47−1−4 進捗情報コード(進捗情報)
47−2 処理履歴管理情報
50 申告データ受付装置
80 メイン画面
81 進捗状況表示欄
82 表示項目選択欄
82−1 納税義務者(申告項目)
83 表示情報指定項目欄
83−1〜83〜6 表示選択ボタン(表示情報指定手段)
84 内容表示欄(一覧表示欄)
85 証明者表示欄(電子証明者表示手段)
170 処理履歴表示画面
174 処理履歴表示欄
190 階層構造設定画面(階層構造設定手段)
191 表示項目選択欄(表示順序設定欄)
192 表示項目イメージ表示欄(オメー辞表時欄)
300 電子申告システム
322 メイン画面表示プログラム(画面表示手段)
330 申告データ作成プログラム(申告データ作成手段、一時申告データ作成手段)
340 申告データ付加プログラム(申告データ付加手段)
350 電子署名プログラム(電子署名手段)
360 申告データ送信プログラム(申告データ送信手段)
372 進捗状況表示プログラム(申告状況表示手段)
373 処理履歴照会プログラム(処理履歴表示手段)
382 表示順序設定プログラム(階層構造設定手段)

Claims (3)

  1. 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理してコンピュータ処理により作成し電子申告データとして通信回線を介して官公庁の電子申告受信装置に送信するための電子申告業務処理装置であって、
    通信回線に接続して前記電子申告受信装置とのデータ授受を行う通信制御部と、
    各種申告用データを記憶するデータメモリと、
    申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、
    申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
    指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、
    電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラムと、
    前記申告データ作成処理プログラムによる、申告データ作成処理、申告データ編集処理、電子申告データ化された書類および添付資料の内容を確認して申告データに電子署名処理を行い電子署名等を付加する電子署名付加処理、および電子署名を付加した申告データを前記通信制御部を介して申告受信装置に送信する送信処理からなる処理段階毎に進捗情報を、顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録する進捗状況登録手段と、
    前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示があると、前記画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうち前記指示手段によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記指示手段によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、進捗情報登録メモリから読み出した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子申告業務処理装置。
  2. 申告データ送信の際、前記進捗情報登録メモリから送信用申告データ作成に係る申告処理の進捗情報を読み出して、顧問先別、申告書類別に対応付けてその進捗情報を一覧表示する送信用申告データ作成処理状況表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子申告業務処理装置。
  3. 官公庁への届出書類や申告書類等の提出を申告業務受任者が代理してコンピュータ処理により作成し電子申告データとして通信回線を介して官公庁の電子申告受信装置に送信するためのコンピュータであって、
    通信回線に接続して前記電子申告受信装置とのデータ授受を行う通信制御部と、各種申告用データを記憶するデータメモリと、申告業務処理の進捗情報を登録する進捗情報登録メモリと、申告業務処理時にオペレータが必要な指示を行うための指示手段と、
    指定された申告書の種類に応じた申告データを作成するために用意された複数の申告データ作成プログラムを含むと共に、申告データを編集する編集機能を有し、編集後の申告データに必要な付加データを付加する申告データ作成処理プログラムと、電子申告処理を構成する処理段階を意味するアイコンを表示し、電子申告処理の進捗状況を明示可能に構成された進捗状況表示欄、申告年、申告書類の種類、顧問先名を階層表示した表示項目選択欄、および処理内容表示欄に表示する処理業務を申告処理のカテゴリで分類表示した表示内容選択欄、および表示内容選択欄で選択された申告処理のカテゴリの情報を表示する処理内容表示欄を含むメイン画面を表示するためのメイン画面表示プログラムとを有するコンピュータを、
    前記申告データ作成処理プログラムによる、申告データ作成処理、申告データ編集処理、電子申告データ化された書類および添付資料の内容を確認して申告データに電子署名処理を行い電子署名等を付加する電子署名付加処理、および電子署名を付加した申告データを前記通信制御部を介して申告受信装置に送信する送信処理からなる処理段階毎に進捗情報を、顧問先別および申告処理のカテゴリに対応付けて前記進捗情報登録メモリに登録する進捗状況登録手段、
    前記指示手段による進捗状況表示処理の選択指示があると、前記画面表示プログラムを起動してメイン画面を表示し、該メイン画面の表示項目選択欄に表示された階層別表示項目のうち前記指示手段によって指定された表示項目について、前記表示内容選択欄に表示される申告処理のカテゴリのうち前記指示手段によって選択されたカテゴリの進捗情報を前記進捗情報登録メモリから読み出し、前記進捗状況表示欄に表示されているアイコンのうち、進捗情報登録メモリから読み出した進捗情報に対応するアイコンを差別表示して明示するメイン画面表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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