JP4944439B2 - 進捗管理装置システム、進捗管理装置および進捗管理プログラム - Google Patents
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Description
第一のカテゴリーにおいては、管理対象となる項目は、製造ラインを構成する各装置毎のステータスを取得し、これをもって各工程における進捗状況を出力することが可能となる。
特許文献1では、各作業項目毎の進捗率の入力をオペレータに求め(図8)、この入力結果を基に所定の処理を行なった上で、複数の作業項目で構成されるプロジェクトの進捗状況をビジュアル化する(図26)という技術が開示されている。このような技術によれば、確かに入力支援機能の充実を図ることで問題解決が可能となるが、オペレータがどこまで進んだかを逐一入力しなければならず、入力に手間がかかり、またオペレータが入力を失念すればシステムの処理が先に進まないという欠点があった。
特許文献2では、プログラムの実行終了時にプログラムの実行履歴(本願発明の実行記録に対応)を,自動的にプログラム実行履歴フアイルへ出力することにより,作業の進捗状況およびプログラムの実行時間を,容易に把握可能とするという技術が開示されている。
しかし、このような技術はCADシステムのように、メニューをフローチャート型にして作業の工程順に示すことができるような用途には使えるものの、グループ員が複数存在しそれぞれのグループ員に顧問先企業向けの業務が割り当てられている場合には対応することができなかった。
このような場合、小さなプロジェクトであれば、プロジェクトを構成する業務のすべてを一人の担当者に委ねる場合も有り得るが、中規模以上のプロジェクトになると、プロジェクトを構成する各業務を、複数の担当者に分担して委ねる必要が出てくる。
たとえば、会計事務所のような専門職サービスを行なう業態にあっては、税理士の監督の下、パラリーガル(税理士補助者)と呼ばれる複数の担当者が、各顧問先に対するサービス業務を分担して行なっているのが通常である。
ここで、担当者乙は顧問先企業Aの月次業務を終了し、顧問先企業BとCについては作業途中であり、担当者丙は顧問先企業AとBの決算書類作成を終了し、顧問先企業Cについては作業途中であるとする。
この場合において、顧問先企業A、B、Cに対する決算業務の進捗を、税理士甲が管理するには、担当者乙と担当者丙にそれぞれ進捗を確認し、下記のような表(表1)に纏め上げる必要がある。
そこで、本発明は、進捗状況を入力しなくとも済むように、会計処理に係るアプリケーションプログラムを実行する際に、ジョブの実行記録を自動的に記録し、進捗管理項目とジョブ実行記録とを関連付け、顧問先企業毎に、担当者毎に進捗を管理できるように、所定の業務全体の進捗を示す指標となる進捗管理項目を一覧表示する機能を提供することを目的とする。
アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、アプリケーションプログラムの実行結果をジョブ実行記録データとして生成するジョブ実行記録生成手段と、ジョブ実行記録データを記憶手段に格納するジョブ実行記録データ格納手段とを備えた、1または2台以上の端末装置と、
管理プログラムを実行する実行手段と、データを格納する格納手段とを備えた、少なくとも1台の管理装置とが、ネットワークで接続され、該ネットワークを介して前記端末装置と前記管理装置との間で、データが伝送されるコンピュータネックワークシステムにおいて、
前記管理装置は、複数のジョブ実行記録項目の中から特定のジョブ実行記録項目を選択するジョブ実行記録項目選択手段と、
進捗管理対象となる特定業務と、特定のジョブ実行記録項目との関連づけを定義する関連づけ定義手段と、
前記端末装置のジョブ実行記録データ格納手段にアクセスして、ジョブ実行記録データを管理装置の進捗管理DBに格納する進捗管理DB格納手段と、
該進捗管理DBに格納されたジョブ実行記録データから、前記特定業務に関連づけられたジョブ実行記録データを収集解析するジョブ実行記録データ収集解析手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記管理装置は、進捗管理対象となる特定業務を、特定業務の構成要素となる複数の業務プロセスに分割して管理する管理手段と、
前記業務プロセス毎に特定のジョブ実行記録項目を関連付けを定義する関連づけ定義手段と、
前記業務プロセスに関連づけられているジョブ実行記録データを収集解析するジョブ実行記録データ収集解析手段とを備え、
進捗管理対象となる特定業務について、分割された業務プロセス毎に、各業務プロセスに関連づけされたジョブ実行記録データを収集解析し、業務毎の進捗状況を示す指標に変換して一覧表形式で出力する進捗状況出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
端末装置において、前記ネットワークへのログインの際に担当者情報を取得する手段を備え、
前記ジョブ実行記録データを生成する場合には、前記担当者情報を含むように、ジョブ実行記録データを生成し、
管理装置の進捗状況出力手段により、業務毎の進捗状況を示す指標に変換して一覧表形式で出力する場合において、前記担当者情報を参照できるように出力すること、
を特徴とする。
端末装置において、アプリケーションプログラムの実行の際に、管理装置または端末装置の記憶手段から、どの会社に対するアプリケーションプログラムの実行であるかを示す情報である会社情報を取得する手段を備え、
前記ジョブ実行記録データを生成する場合には、前記会社情報を含むように、ジョブ実行記録データを生成し、
管理装置の進捗状況出力手段により、業務毎の進捗状況を示す指標に変換して一覧表形式で出力する場合において、前記会社情報毎に出力すること、
を特徴とする。
図1は、本発明の進捗管理システムにおける、進捗管理項目の設定、登録処理の内容を示す機能ブロック図である。図1では、進捗管理項目とジョブ実行記録項目との関連付けまでの処理の仕組みが示されている。ここで、ジョブ実行記録とは、アプリケーションプログラムの起動操作、終了操作の記録、アプリケーションプログラムで実行し得る各処理(印刷処理、登録処理、送信処理、受信処理等)の操作記録を意味している。また、ジョブ実行記録項目とは、複数存在するジョブ実行記録の名称を意味し、ジョブ実行記録データとは、実際にアプリケーションプログラムで実行された操作記録を意味している。
図2では、進捗管理部がジョブ実行記録を収集して、図1で設定された進捗管理項目とジョブ実行記録の情報を基にして、個々の業務の進捗状況を解析し、進捗状況を「複数の進捗管理項目で一覧表示する処理」の仕組みが示されている。
次に、各部の動作の詳細について、主に図1と図2を参照しつつ説明する。
まず、進捗管理項目の登録処理について、図1を参照しつつ説明する。
(1)機能ブロックの構成
図1は本発明の実施の形態による進捗管理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
図1を参照すると、制御部100には、進捗管理DB210と、進捗管理の結果をモニタ画面に表示したり印刷処理を行なう出力部40と、キーボードやマウスなどの入力装置の入力文字列やポインタ指示を受け付ける入力受付部12を備えた入力部10がそれぞれ接続されていることがわかる。
制御部100は、進捗管理項目の定義をおこなう進捗管理項目定義部110と、アプリケーションプログラム実行部130が記録したジョブ実行記録データ230を収集して解析して進捗管理を実行する進捗管理部120と、により構成されている。さらに、進捗管理項目定義部110は、選択制御部114と追加制御部116とを備えた進捗管理項目設定部112と、進捗管理項目データ220とジョブ実行記録項目228との対応関係を定義する連動定義部118と、により構成されている。
なお、出力部40は、前記の表示のほか、進捗管理項目のデフォルト・データ222を既に登録済みの進捗管理項目から選択する際に一覧表示したり、追加の進捗管理項目を登録する際に、キーボードなどの入力装置から入力受付部12で受け付けた文字列を表示する(図示せず)。
進捗管理項目は、会計事務所の業務を例にすると、顧問先企業の会計処理の進捗を管理するのに好適かつ必要な進捗管理項目があって、たとえば「決算処理」という業務の場合、月次業務、決算修正事項、決算書類作成などの項目について進捗管理が必要となる(詳細は図9を参照)。
このような進捗管理項目を、予め登録された進捗管理項目群の中から選択、あるいは新たに追加する処理を実行するのが進捗管理項目設定部112である。
進捗管理部120が、アプリケーションプログラム実行部130が記録したジョブ実行記録データ230を収集して、進捗状況を一覧表示する処理について、図2を参照しつつ説明する。
図2によれば、進捗管理部120は、ジョブ実行記録データの収集し解析を行なうジョブ実行記録収集解析部122と、解析の結果として業務の進捗状況を一覧表示する進捗管理表生成部124と、から構成されることが示されている。
また、進捗管理DB210において、対応テーブル226によって、進捗管理項目データ220とジョブ実行記録項目228との関連付けの関係が示されており、アプリケーションプログラム実行部130が記録したジョブ実行記録データ230が記録されている。
ジョブ実行記録収集解析部122は、必要なジョブ実行記録データ230を収集すると、重複したデータや、不整合が無いかを調べ、データを進捗管理表作成部124に渡す。
以上、機能ブロック図により、進捗管理項目の登録処理から、進捗管理部によりジョブ実行記録収集解析を経て、進捗管理表を生成するまでの動作の概要を説明した。
図3は、本発明のシステム構成の一実施例を示した図である。
図3によれば、管理装置は、制御部100を中心として、キー入力部10(およびマウス20)、記憶部200、記憶媒体アクセス部30、通信制御部50とで構成されている。
制御部100には、文字列入力を行なうキー入力部10およびポインタ入力あるいは選択指示入力を行なうマウス20などの入力部が接続されており、文字の入力のほか、一覧表示された項目や処理内容の選択指示入力、位置を指し示すためのポインタ入力、などが可能なように構成されている。
また、制御部100には、出力部40が接続されており、モニタ装置に対して、入力文字列の表示や選択項目の一覧表示、進捗状況の一覧表示を出力したり、進捗状況の一覧表示を印刷装置に対して出力することが可能なように構成されている。
また、制御部100には記憶部200が接続されており、記憶部200には、本発明における進捗管理に係る処理を実行するアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納領域240およびアプリケーションデータ格納領域250が設けられている。
また、後述の進捗管理処理を実行する「管理プログラムおよびワーク用メモリ220」も記憶部200内に格納されている。
このほか、記憶部200には、端末からログインする担当者を識別するためのデータベースである担当者DB260、顧問先企業の商号、商号名(会社名)、住所、決算日などを格納しておくデータベースである会社DB270が格納されている。なお、これらのDBも進捗管理DBで説明したように必ずしも管理装置内部に格納されておらず、ネットワーク上のいずれかの記憶部に格納されていても構わない。
また、同様に、アプリケーションプログラム格納部やアプリケーションデータ格納領域についても、端末装置内の記憶部に格納されていても構わない。もちろん、端末装置が1台も無く、管理装置内にすべての構成要素が備えられていても構わない(管理装置を複数の担当者が端末として利用する形態)。
図4は、ジョブ実行記録データ230の構成を示したものである。
図4によれば、ジョブ実行記録データ230は、日時と(状態)が符号302で、端末の名称がマシン名304で、担当者の氏名が担当者306で、アプリケーションプログラムのジョブ名がジョブ名308で、それぞれ示され、その他、商号コード30A、個人コード30Cなどの情報で構成されていることが分かる。
データの1行目310のジョブ実行記録データによれば、JOB:5400 スプレッド・キッチンなるジョブの実行記録として、2003年10月15日の14時32分に、JDL太郎という担当者によって、商号コードが0001の会社について、作業が開始されていることが分かる。
図5は、決算業務管理の項目設定の入力受付画面を示したものである。
まず、図9の進捗管理表の業務管理項目910において、決算業務管理912が選択指示されると、フレーム900には「決算業務進捗管理」の画面表示がなされる。ここで、項目設定906が選択指示されると、図5の画面表示に遷移する。
図5によれば、決算業務管理項目設定画面500には、表示欄510、順序欄520、項目名欄530、登録ボタン502などが表示されていることが示されている。順序欄520は、進捗管理表(この場合は、決算業務進捗管理の表)において、左から何番目の順序で表示するかを示すための欄である。また、項目名欄530は、進捗管理する項目名を表示している。
図によれば、たとえば、月次業務が順序1に設定され、以下、決算修正事項、消費税申告期限、消費税業務、消費税確定申告書提出、法人税申告期限、決算書類の順番で、各業務プロセスの「項目立て」と表示順序の管理が可能となる。なお、決算書類の項目532は、さらに決算報告書534、キャッシュフロー計算書536、勘定科目内訳書などに細分化して定義し、管理することができる。
最後に、登録ボタン502が選択指示されると、当該項目設定が進捗管理DB210の進捗管理項目データ220に格納される。
以上の処理により、管理対象となる特定業務(たとえば「決算業務」)の構成要素として、複数の業務プロセスに分割して定義した上で管理することができる。
図6の進捗管理項目設定画面600は、図5において、534の欄の「決算報告書」が選択指示された場合において、(特定業務たる「決算業務」について、分割された業務プロセスである「決算書類」をさらに細分化して定義した業務プロセスであるところの)「決算報告書」の進捗をどのジョブ実行記録と関連づけるのかを決定する入力受付処理の画面表示である。言い換えると、「決算報告書の進捗状況を、どの処理が実行されたことをもって推し量るのか」を決定するための入力受付画面である。
そして、関連づけ(2)欄、関連づけ(3)欄においても、同様の選択処理が可能であり、関連づけされたジョブ実行記録が複数ある場合には、それぞれのジョブ実行記録を全体としてどのように取り扱うかを論理式で決定する論理式定義欄620で、論理づけすることができるように構成されている。
図の場合では、「(1)or(2)or(3)」となっているから、関連付け(1)から(3)までに設定されたジョブ実行記録のいずれかが記録されていれば(OR条件)、決算報告書の業務は、所定の進捗状態(たとえば「完了」状態)にあるものとして管理されることになる。
途中で関連づけたジョブ実行記録を解除したい場合には、関連付け解除のボタン612を選択指示することにより、解除処理がなされ、あらためて関連付けすべきジョブ実行記録の選択処理がなされることになる。
以上の処理によれば、「決算報告書の作成がどこまで進んでいるか、あるいは、終了したか/作成途中であるか」、を所定のジョブ実行記録に関連付けることで、決算報告書作成の進捗状況を表示することができる。
図7の進捗管理項目設定画面700は、図5において、536の欄の「キャッシュフロー計算書」が選択指示された場合において、(特定業務たる「決算業務」について、分割された業務プロセスである「決算書類」をさらに細分化して定義した業務プロセスであるところの)キャッシュフロー計算書の進捗をどのジョブ実行記録と関連づけるのかを決定する入力受付処理の画面表示である。
前述の図6の進捗管理項目設定画面600の入力受付処理と同様に、選択指示がなされた結果、関連づけ(1)欄710には「会計データの入力/JOB:0102 会計データ入力」、関連づけ(2)欄714には「受信ファイル登録/JOB:0102 会計データ入力」が表示されている。
なお、上記説明では論理式定義がOR条件、およびAND条件の2種類を例示して説明したが、これに限られるわけではなく、たとえば「(1)×(2)or(3)」、あるいは関連づけ項目を4つに構成した場合において「(1)×(2)or(3)×(4)」などの論理式定義も選択可能とすることができる。
図8の担当者割り当て画面800は、図9において、担当者割り当てボタン904が選択指示された場合に表示される入力受付処理の画面表示である。
図8によれば、欄810には「担当者、担当分類、商号コード、商号名、決算月日」がそれぞれ記載され、第1行目の欄822においては、商号コード「0304」、商号名「A産業株式会社」、決算月日「3月31日」の会社が示されており、担当者の割り当てを設定することができる。
担当者名や担当分類は、三角印のボタンを選択指示すると、一覧表示されて、その中から選択することができる。たとえば、欄820において担当者名「IBEX次郎」が選択されて、担当分類「主担当」としてアサインされている様子が示されている。商号名(会社名)はアルファベット順あるいは、あいうえお順で上から順番に所定の担当者数分だけデフォルトで表示されている様子が示されているが、もちろん、三角印のボタンで会社名を一覧表示して、その中から選択することも可能である。
同様に、2行目の欄830では「IBEX太郎」がA産業株式会社の副担当に割り当てられていることが示されている。
以下同様に、Bフーズ株式会社、C企画株式会社・・・、と各会社の担当者が割り当てられていく。すべての担当者の割り当てが終了し、オペレータにより登録ボタンが選択指示されると、各設定が進捗管理DB210に格納される。
図9の決算業務進捗管理画面900は、業務管理欄910において決算業務管理が選択指示された場合における、各会社毎の決算業務進捗管理の状況を示したものである。
図9によれば、商号コード931、商号名932、・・・法人税申告期限939、決算書類940の項目がそれぞれ表示され、1行目には、商号コード「0304」の「A産業株式会社」の進捗状況が示され、主担当者が「IBEX次郎」であって、それぞれ上段の項目名にしたがって、進捗状況が示されている。たとえば、また、決算書類作成940の小分類項目である、CF計算書(CF=キャッシュフローの略)941の欄には○印951が表示され、この○印を選択指示すると、CF計算書の進捗状況が「キャッシュフロー計算書=平成18年3月20日完了」などと表示される。なお、ここでは○印を表示するようにしているが、完了の日付「3/20」などと表示するようにしても良い。
したがって、いずれか一方のジョブ実行記録しか記録されていない場合には、○印を選択指示しても「キャッシュフロー計算書=未完成」などと表示される。もちろん出力は、画面表示に限られるものではなく、印刷装置において印刷出力することも可能である。
以上のように、図9によれば、ユーザーであるTT(事務所の所長)が、事務所の担当者毎に、各会社毎の決算業務の進捗状況を一覧表示することができ、作業が完了している業務プロセスと、作業中、あるいは未作業の業務プロセスが一目で把握できる効果があることはもちろん、今後、進捗をフォローアップすべき事項が一目で把握できるという効果を奏する。
次に、図10〜図13を用いて、以上の処理を実行するプログラムの処理フローについて説明する。
(1)担当者割り当て処理
図10は、担当者割り当て処理の内容を示すフローチャートである。
管理装置の制御部100は、マウス20からの信号を調べ、オペレータにより、図9の決算業務進捗管理画面の担当者割り当てボタン904が選択指示されると、担当者割り当て処理モジュールを起動する。
そして、担当者が選択されたかそうかを判定し(ステップS6)、選択が行なわれると、会社DB270から会社情報を取得して、会社一覧の表示を行なう(ステップS8)。
そして、会社名が選択されたかどうかを判定し(ステップS10)、会社名が選択されると、担当者種別の設定処理を実行する。すべての設定が終了すると、登録ボタンが選択指示され、設定情報が進捗管理DBに格納される。
図11は、進捗管理項目設定の処理内容を示すフローチャートである。具体的には、進捗管理項目とジョブ実行記録の関連付けの処理を実行するプログラムの処理フローを示したものである。
オペレータにより、図9の決算業務進捗管理画面の、項目設定ボタン906が選択指示されると、図5の決算業務管理項目設定の入力受付画面が表示され(ステップT2)、ここで決算業務管理に必要な(大)項目の設定処理がなされるわけであるが、それぞれの(大)項目の具体的な中身を設定する必要があり、ここでたとえば、欄534の「決算報告書」を選択すると、図6の進捗管理項目設定の入力受付画面表示に移行し、欄536の「キャッシュフロー計算書」を選択すると、図7の進捗管理項目設定の入力受付画面表示に移行することになる(ステップT4の進捗管理項目設定処理起動に対応)。
これらの処理を図7との関係でみてみると、欄634の「キッチン出力・・・」の項目を選択すると、関連づけ(1)の欄610に「キッチン出力 報告式決算報告書/JOB:0401 決算報告書」のジョブ実行記録項目が表示されることに対応する。
そして、すべての設定処理が終了すると、登録ボタンが選択指示され、設定情報が進捗管理DBに格納される。
図12は、ジョブ実行記録の生成処理と記録処理の内容を示すフローチャートである。
具体的には、アプリケーションプログラムにおいて所定のジョブを実行すると、ジョブ実行記録を生成して記録する処理が行われるが、その際の処理フローを示したものである。
まず、プログラムの実行を制御する制御部100や、管理装置、端末装置との関係で全体の処理の概要を説明する(図1、図3参照)。
なお、図1および図3によれば、以上のような説明になるが、端末装置側にアプリケーションプログラム格納領域やアプリケーションプログラム実行部が存在していて、ジョブ実行記録データは端末装置内の記憶部に一時格納された後、管理装置の進捗管理DBに転送されるように構成することができる。
オペレータ(担当者)はログイン画面(図示せず)で自分の名前、パスワードなどを入力する(ステップU2)。入力部10で入力を受け付けた後、制御部100は担当者の識別と、認証処理を行ない、担当者情報が適正であるかどうかを判定し(ステップU4)、メニュー画面(図示せず)を表示する(ステップU6)。制御部100は、メニュー画面で所定のアプリケーションプログラム(=業務用プログラム)を選択指示を検出すると、アプリケーションプログラムを起動する(ステップU8)。
ジョブが実行されると(ステップU14)、ジョブ実行記録データを生成し(ステップU16)、ジョブ実行記録データ230を進捗管理DB210に記録(格納)する(ステップU18)。
なお、前述したように、ジョブ実行記録データの格納先は、(管理装置側の進捗管理DB210ではなく)端末装置側の(一次)進捗管理DBであってもよい。この場合においては、管理装置または端末装置によって、管理装置の進捗管理DB210にデータを転送されることになる。
図13は進捗管理表を出力する処理内容を示すフローチャートである。
管理装置の制御部100は、マウス20からの信号を調べ、各プログラムなどが列挙されたメニュー画面表示において(図示せず)、進捗管理表の出力指示を検出すると、進捗管理表出力モジュールを起動する。
ここで、進捗管理表は様々な業務管理において出力可能であるが、たとえば、図9において、業務管理910のなかの決算業務管理912を選択した場合を例に説明する。
このため、進捗管理表出力モジュールにおいては、まず、商号名、商号コード、決算日などの情報を会社DBから取得し(ステップV2)、当該会社に対応する担当者名の情報を担当者DBから取得して表示する(ステップV4)。
30 記憶媒体アクセス部
40 表示部
50 通信制御部
60 ネットワーク
70 端末装置
100 制御部
110 進捗管理項目定義部
120 進捗管理部
200 記憶部
210 進捗管理DB
220 進捗管理項目データ
228 ジョブ実行記録項目
230 ジョブ実行記録データ
500 決算業務管理項目設定の入力受付画面
600、700 進捗管理項目設定の入力受付画面
800 担当者割り当ての入力受付画面
900 決算業務進捗管理画面
Claims (6)
- 税務会計業務および税務会計業務を細分化した個々の業務プロセスの進捗状況を把握するための管理装置と、
前記税務会計業務の各処理を遂行するための1または複数のアプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部を有する1または複数の端末装置と、が通信ネットワークで接続された進捗管理システムであって、
前記アプリケーション実行部は、前記各アプリケーションプログラムにおける前記税務会計業務の各処理を遂行するためのジョブの実行操作に係る日時情報およびジョブ名情報を含む情報を、当該アプリケーションプログラムの実行中に個々のジョブ実行記録データとして生成するジョブ実行記録データ生成手段を具え、
前記管理装置は、どのジョブ実行記録データが生成されていることをもって個々の業務プロセスの進捗状況を示す指標とするかを決定するための手段として、個々の業務プロセスと、税務会計業務の各処理を遂行するための複数のジョブのうちの特定のジョブのジョブ実行記録データとの関連づけを定義する関連づけ定義手段と、
前記ジョブ実行記録データ生成手段により生成されたジョブ実行記録データを取得するジョブ実行記録データ取得手段と、
当該取得したジョブ実行記録データのうち前記関連づけ定義手段によって前記業務プロセスの各ジョブに関連づけられたジョブ実行記録データをそれぞれ抽出し、
該抽出したジョブ実行記録データを前記業務プロセス毎に前記税務会計業務の進捗状況を示す指標に変換して出力する進捗状況出力手段と、を具えることを特徴とする税務会計業務進捗管理システム。 - 請求項1に記載の税務会計業務進捗管理システムにおいて、前記ジョブ実行記録データは、どの会社に対するアプリケーションプログラムの実行であるかを示す会社情報を含むとともに、前記進捗状況出力手段は、前記税務会計業務の進捗状況を会社毎に出力することを特徴とする税務会計業務進捗管理システム。
- 請求項1または2に記載の税務会計業務進捗管理システムにおいて、前記ジョブ実行記録データは、どの担当者によるアプリケーションプログラムの実行であるかを示す担当者情報を含むとともに、前記進捗状況出力手段は、前記税務会計業務の進捗状況を担当者毎に出力することを特徴とする進捗管理システム。
- システム上で動作する1または複数のアプリケーションプログラムを用いて行われる税務会計業務および税務会計業務を細分化した個々の業務プロセスの進捗状況を把握するための税務会計業務進捗管理システムであって、
前記各アプリケーションプログラムにおける税務会計業務の各処理を遂行するためのジョブの実行操作に係る日時情報およびジョブ名情報を含む情報を、当該アプリケーションプログラムの実行中に個々のジョブ実行記録データとして生成するジョブ実行記録データ生成手段と、
どのジョブ実行記録データが生成されていることをもって各業務プロセスの進捗状況を示す指標とするかを決定するための手段として、個々の業務プロセスと税務会計業務処理を遂行するための複数のジョブのうちの特定のジョブのジョブ実行記録データとの関連づけを定義する関連づけ定義手段と、
当該取得したジョブ実行記録データのうち前記関連づけ定義手段によって前記業務プロセスに関連づけられたジョブ実行記録データをそれぞれ抽出し、該抽出したジョブ実行記録データを前記業務プロセス毎に前記会計業務の進捗状況を示す指標に変換して出力する進捗状況出力手段と、を具えることを特徴とする税務会計業務進捗管理システム。 - 請求項4に記載の税務会計業務進捗管理システムにおいて、前記ジョブ実行記録データは、どの会社に対するアプリケーションプログラムの実行であるかを示す会社情報を含むとともに、前記進捗状況出力手段は、前記業務の進捗状況を会社毎に出力することを特徴とする税務会計業務進捗管理システム。
- 請求項4または5に記載の税務会計業務進捗管理システムにおいて、前記ジョブ実行記録データは、どの担当者によるアプリケーションプログラムの実行であるかを示す担当者情報を含むとともに、前記進捗状況出力手段は、前記業務の進捗状況を担当者毎に出力することを特徴とする税務会計業務進捗管理システム。
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