JP6836295B2 - 会計処理システム、会計処理装置、会計処理プログラム及び会計処理方法 - Google Patents
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Description
昨今の技術進歩により、顧問先内の業務システムは、多種多様になっているなか、会計事務所では、所内で担当者を割り当てながら、各顧問先へのサポートをしている。
また、会計事務所では、その顧問先に対する進捗を確認しながら、会計事務所のアドバンテージを出せるように、過去の傾向、記帳アプリケーションソフトウェア(以下、アプリ)の操作、仕訳科目の出現頻度、仕訳後の状況を見ながら、日頃から顧問先の自計化を推進・教育・アドバイスなどをしている。
例えば、顧問先からデータとして証憑を受信する際の業務フローは、データが送られてきたかどうかを確認、チェック用アプリを利用してデータに異常がないか、不足情報がないかを確認、データを編集用アプリで開いて目視で間違いがないか、不足情報がないかを確認、データの間違い修正、不足情報(仕訳、勘定科目等)の追記等を行い、データを保存する、という流れに沿って対応する。
会計事務所の人手不足、職員の退職による作業員のスキルによる作業ばらつきなど、課題も多い。
しかし、この技術では、顧問先毎に管理するため、その日に受信した複数の顧問先のデータを一括表示することができず、その日の業務量を見積もることや、複数の顧問先からの受信データを全て見並べて優先度をつけることができない課題がある。
しかし、この技術では、作業者が作業に対して適切なワークフローを知っていることが前提のため、ワークフローの選択肢の数の多さ、複雑さと、作業者の熟練度によっては、リストから選択することが難しくなるという課題がある。
しかし、この技術では、ERPパッケージ内での、1つのワークフローの管理に留まっているため、顧問先から受信したデータ毎に発生する、複数のワークフローに対応することができないという課題もある。
しかし、この技術では、作業者が起動するアプリを指定しなければならないため、受信したデータ形式に対応する様々なアプリを管理するには、作業者の管理システムがどのアプリのどのバージョンに対応しているかという知識が必要であり、容易に管理できないという課題もある。
また、受信データをアプリに取り込む前に、データに不備があることに気付かず、余計な手間が掛かることが課題である。
また、受信データに対し、アプリへの取り込み作業やデータに不備がないかの確認作業は、受信データ毎に適したアプリや、チェック用アプリを、それぞれに起動して行う必要があり、操作性が煩雑な点も課題である。
また、データ受信の履歴や作業の履歴は、アプリ毎等で記録できていたが、一連の作業の進捗を把握するのにそれぞれの履歴を確認して時系列に並べるなどをしなければならないため、時間が掛かるという課題がある。
また、多岐に渡る会計事務所の作業には、作業員の知識レベルや熟練度によって、適切なアプリの選択判断や選択スピードに違いが生じてしまう課題がある。
また、会計データ、法人税申告関連データ、消費税関連データなどは、連動したアプリで生成されるデータのため、複数のチェック用アプリでデータに不備がないかを確認する必要があり、煩雑な作業になってしまう課題がある。
また、アプリのメニューやアイコンからアプリを個々に起動したりする必要があったり、操作がその都度異なったり出力指示も統一されていないという課題がある。
また、法人税申告書の作成、減価償却の振替処理、内訳書の作成などの法人申告業務は、私用するアプリケーションや集計する金額が多岐にわたり、会計データとの照合に手間がかかるという課題がある。
第2の発明は、第1の発明に記載の会計処理システムにおいて、前記会計事務所端末は、前記受信データを管理できる前記会計処理システムとは異なる1ないし複数の会計処理システムを備え、前記会計処理システムから、前記会計処理システムとは異なる会計処理システムへの切替えを、ボタン、プルダウンメニューの一つを含むインターフェースによる操作で切り替えることが可能な会計処理システム切替手段を備える会計事務所端末を特徴とする会計処理システムである。
第3の発明は、第1の発明ないし第2の発明に記載の会計処理システムにおいて、前記顧問先端末と前記会計事務所端末は、アプリのインストールやバージョンアップのイベントのうちの一つが発生した時や、手動要求、遠隔操作要求、曜日指定による定期的な要求のうちの一つが発生した時に、アプリの名称、バージョン、インストール日、バージョンアップ日のアプリ情報のうち、一つ以上をアプリ情報管理記録部またはイベントログ記録部に記録するアプリ情報記憶手段を備え、前記会計事務所端末は、さらに前記顧問先端末の前記アプリ情報を取得する送信元端末装置アプリ情報取得手段と、前記送信元端末装置アプリ情報取得手段により取得した前記顧問先端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定する送信元アプリ対応判定手段と、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する送信元端末装置非対応通知手段と、前記会計事務所端末のアプリ情報取得手段により取得した前記会計事務所端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定するアプリ対応判定手段と、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する端末装置非対応通知手段とを備えること、を特徴とする会計処理システムである。
第4の発明は、会計事務所端末と、複数の顧問先端末がネットワークで接続された構成において、複数の顧問先からの様々なアプリ用データを、会計事務所が一元的に受信管理することが可能であり、かつ受信データの取り込みから税務申告までを一筆書きのように行うことができる装置あって、顧問先端末は、様々なアプリ用データを送受信することが可能なデータ送受信手段を備え、会計事務所端末は、複数の前記顧問先端末により前記データ送受信手段から送信された前記アプリ用データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段により受信した受信データの状況を判断するデータ状況判断手段と、前記データ状況判断手段により判断されたデータ状況に応じ、重要度または処理優先度を判定するデータ重要度判定手段と、 前記受信データの受信時に異常を判断するデータ異常判断手段と、前記受信データの内容を表示、または編集、またはチェックするために最適なアプリを1ないし複数起動させるアプリ起動手段と、前記受信データを適切なアプリに取り込むためのデータ取込手段と、前記アプリ用データに関するイベントが発生する度に、その履歴と、一連の業務処理内での進捗状況をイベントログ記録部に記録するイベントログ記録手段と、前記データ受信手段によりデータを受信したことを通知するデータ受信通知手段と、複数の顧問先から受信した複数のデータに関して、データ形式、商号コード、商号名、決算年月日のうち1以上と、受信データとを一括表示する受信データ一括表示手段と、データ形式をシンボル化して操作手段も付加したシンボル表示手段と、前記データ状況判断手段で判断された状況を表示するデータ状況表示手段と、前記データ重要度判定手段により判定された重要度、または処理優先度を表示するデータ重要度表示手段と、前記データ異常判断手段で異常と判断された場合に前記受信データが異常であることを通知するデータ異常表示手段と、前記アプリ起動手段でアプリを起動させるためのボタンを表示するアプリ開始ボタン表示手段と、前記データ取込手段で取り込みを開始するためのボタンを表示する取込開始ボタン表示手段と、前記データ異常判断手段により、異常があると判断された前記受信データの内容を確認する適切なアプリを起動するための、ボタンを表示する異常データ確認開始ボタン表示手段と、前記イベントログ記録手段により、前記受信データの業務処理状況を取得し、前記受信データに対する業務進捗状況を視覚化する進捗状況表示手段とを備える会計事務所端末とを備えることを特徴とする会計処理装置である。
第5の発明は、第4の発明に記載の会計処理装置において、前記会計事務所端末は、前記受信データを管理できる前記会計処理システムとは異なる1ないし複数の会計処理システムを備え、前記会計処理システムから、前記会計処理システムとは異なる会計処理システムへの切替えを、ボタン、プルダウンメニューの一つを含むインターフェースによる操作で切り替えることが可能な会計処理システム切替手段を備える会計事務所端末を特徴とする会計処理装置である。
第6の発明は、第4の発明ないし第5の発明に記載の会計処理装置において、前記顧問先端末と前記会計事務所端末は、アプリのインストールやバージョンアップのイベントのうちの一つが発生した時や、手動要求、遠隔操作要求、曜日指定による定期的な要求のうちの一つが発生した時に、アプリの名称、バージョン、インストール日、バージョンアップ日のアプリ情報のうち、一つ以上をアプリ情報管理記録部またはイベントログ記録部に記録するアプリ情報記憶手段と、を備え、前記サーバー装置または前記会計事務所端末は、さらに前記顧問先端末の前記アプリ情報を取得する送信元端末装置アプリ情報取得手段と、前記送信元端末装置アプリ情報取得手段により取得した前記顧問先端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定する送信元アプリ対応判定手段と、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する送信元端末装置非対応通知手段と、前記サーバー装置または前記会計事務所端末のアプリ情報取得手段により取得した前記会計事務所端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定するアプリ対応判定手段と、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する端末装置非対応通知手段とを備えること、を特徴とする会計処理装置である。
第7の発明は、税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理装置において、証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データと関連付けする会計参照入力手段と、前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データと関連付けする帳表作成手段と、前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データと関連付けする明細書作成手段と、前記帳表データと前記明細データを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データと関連付けする申告書作成手段と、前記申告データに署名を付与する電子署名手段と、作業項目として前記会計参照入力手段、前記帳表作成手段、前記明細書作成手段、前記申告書作成手段又は前記電子署名手段のいずれかを実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行手段と、を備え、前記作業項目手段は所定の作業手順である作業項目を実行して、前記作業項目終了後に終了通知を発行する作業項目実行処理を行ない、全ての作業手順が終了するまで前記終了通知を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理装置である。
第8の発明は、第7の発明に記載の会計処理装置において、前記作業手順に従って発行した作業項目毎の通知を作業手順の順序に並べて表示することで作業項目の進捗状況として表示する進捗状況管理手段を備えることを特徴とする会計処理装置である。
第9の発明は、第7の発明または第8の発明に記載の会計処理装置において、前記作業項目毎の処理履歴を記録する履歴記録手段を備えることを特徴とする会計処理装置である。
第10の発明は、
第9の発明に記載の会計処理装置において、少なくとも前記進捗状況と前記処理履歴との組み合わせを学習した学習モデルと、前記進捗状況と前記処理履歴との組み合わせから最適な作業手順となる組み合わせを前記学習モデルが判定する作業手順判定手段と、を備えることを特徴とする会計処理装置である。
第11の発明は、
会計事務所の端末(以下、会計事務所端末)と、複数の顧問先の端末(以下、顧問先端末)がネットワークで接続された構成において、複数の顧問先からの様々なアプリケーション(以下、アプリ)用データを、会計事務所が一元的に受信管理することが可能であり、かつ受信データの取り込みから税務申告までを一筆書きのように行うことができる方法であって、顧問先端末は、様々なアプリ用データを送受信することが可能なデータ送受信ステップを含み、会計事務所端末は、複数の前記顧問先端末により前記データ送受信手段から送信された前記アプリ用データを受信するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップにより受信した受信データの状況を判断するデータ状況判断ステップと、前記データ状況判断ステップにより判断されたデータ状況に応じ、重要度または処理優先度を判定するデータ重要度判定ステップと、前記受信データの受信時に異常を判断するデータ異常判断ステップと、前記受信データの内容を表示、または編集、またはチェックするために最適なアプリを1ないし複数起動させるアプリ起動ステップと、前記受信データを適切なアプリに取り込むためのデータ取込ステップと、前記アプリ用データに関するイベントが発生する度に、その履歴と、一連の業務処理内での進捗状況をイベントログ記録部に記録するイベントログ記録ステップと、前記データ受信ステップによりデータを受信したことを通知するデータ受信通知ステップと、複数の顧問先から受信した複数のデータに関して、データ形式、商号コード、商号名、決算年月日のうち1以上と、受信データとを一括表示する受信データ一括表示ステップと、データ形式をシンボル化して操作手段も付加したシンボル表示ステップと、前記データ状況判断ステップで判断された状況を表示するデータ状況表示ステップと、前記データ重要度判定ステップにより判定された重要度、または処理優先度を表示するデータ重要度表示ステップと、 前記データ異常判断ステップで異常と判断された場合に前記受信データが異常であることを通知するデータ異常表示ステップと、前記アプリ起動ステップでアプリを起動させるためのボタンを表示するアプリ開始ボタン表示ステップと、前記データ取込ステップで取り込みを開始するためのボタンを表示する取込開始ボタン表示ステップと、前記データ異常判断ステップにより、異常があると判断された前記受信データの内容を確認する適切なアプリを起動するための、ボタンを表示する異常データ確認開始ボタン表示ステップと、前記イベントログ記録ステップにより、前記受信データの業務処理状況を取得し、前記受信データに対する業務進捗状況を視覚化する進捗状況表示ステップとを含む会計事務所端末とを含むことを特徴とする会計処理方法である。
第12の発明は、
第11の発明に記載の会計処理方法において、前記会計事務所端末は、前記受信データを管理できる前記会計処理システムとは異なる1ないし複数の会計処理方法であって、前記会計処理システムから、前記会計処理システムとは異なる会計処理システムへの切替えを、ボタン、プルダウンメニューの一つを含むインターフェースによる操作で切り替えることが可能な会計処理システム切替ステップ
を含む会計事務所端末を特徴とする会計処理方法である。
第13の発明は、
第11の発明ないし第12の発明に記載の会計処理システムにおいて、前記顧問先端末と前記会計事務所端末は、アプリのインストールやバージョンアップのイベントのうちの一つが発生した時や、手動要求、遠隔操作要求、曜日指定による定期的な要求のうちの一つが発生した時に、アプリの名称、バージョン、インストール日、バージョンアップ日のアプリ情報のうち、一つ以上をアプリ情報管理記録部またはイベントログ記録部に記録するアプリ情報記憶ステップと、を含み、前記会計事務所端末は、さらに前記顧問先端末の前記アプリ情報を取得する送信元端末装置アプリ情報取得ステップと、前記送信元端末装置アプリ情報取得ステップにより取得した前記顧問先端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定する送信元アプリ対応判定ステップと、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する送信元端末装置非対応通知ステップと、前記会計事務所端末のアプリ情報取得ステップにより取得した前記会計事務所端末の前記アプリ情報が前記会計事務所端末の前記会計処理システムに対応できるか否かを判定するアプリ対応判定ステップと、前記会計処理システムに対応していないと判定した場合は、その旨を表示する端末装置非対応通知ステップとを含むこと、を特徴とする会計処理方法である。
第14の発明は、
第1〜3の発明のいずれかに記載の会計処理装置としてコンピュータに機能させるためのプログラムである。
本発明である図5−2、図2−2のように、顧問先から送られたデータや資料の受信を一元的に管理し、受信したことを即時に会計事務所内へ通知するため、かつ重要度や優先度を踏まえてデータを一覧表示するため、日々の作業の中で、受信したデータの確認が迅速に行える。
受信したデータ内に不備がある場合や注意が必要である場合には、作業員へ通知されるため、顧問先に再度データを送信してもらうなどの迅速な対応が出来るほか、経験不足の作業員でも、高いレベルでデータの不備や注意に気付くことができる。
本発明によれば、図5−2の表示画面において、
1.アプリ起動しなくてもデータの有無を確認し、データの状態(金額相違や未決定勘定科目データチェックやバランスチェックや入力漏れ等の各種チェック結果、エラー状態や顧問先からのデータ受信、監査依頼や監査状況)等の情報(通知)を表示(データを選択した場合は連動して該当アプリを起動)、
2.選択したデータや重要度を加味して、必要な情報が把握しやすいような表示、
3.アプリ起動前にデータの状態を確認してデータの取り込み、データのエラーの確認、
再チェックやエラー内容(読み取れない画像データがある等)の確認や通知等を行う、
4.通知履歴の管理(履歴の一覧表示等)、
5.対象データと関連するデータ(財務と税務と画像)の対応関係をわかりやすく表示(電
子申告システムや法人申告統合システム等)、
6.ユーザーが行ったオペレーション(ジョブ記録)と顧問先からの受信データとチェック
結果を関連付けたデータ管理、
7.対象データと関連するデータを資料の用途に応じた一括管理及び出力(印刷、電子
帳表、データ出力、顧問先へデータ送信)設定、
8.受信した画像データを仕訳データに変換、
9.対象データと電子申告に関する情報(処理年、納税先、署名や納税者等)を関連付けて
一括管理、
10.対象データと使用アプリを管理(ロックして他のアプリからは編集不可)
することができ、顧問先と会計事務所との関係強化と業務負担の軽減、ワークフローの支援をすることができる。
データの状況に応じて、業務フローに基づいた作業ができるアプリを、
迷うことなく簡素化された操作で起動でき、効率よく、迅速に作業を進めることができる。
財務・税務のデータ連携や連動により、財務と税務の一体処理を可能なるため、会計事務所の日常作業の中で、顧問先からの様々なデータに対して、素早く受信に気付けるようにすると共に、1つの管理画面で、受信したデータの一覧表示とそのデータにエラーがあるか、業務フロー内でどの位置にあるか、の情報等が一目で把握でき、次の作業ステップである、データの取り込みやデータに不備がないかの1ないし複数のチェックツールの起動、データを編集するための1ないし複数のアプリの起動などを簡素化、統一化された操作の入り口から進み、監査、帳表作成、決算・申告処理、決算報告、税務申告、電子申告まで、会計事務所における一連の様々な業務フローを、シームレスな一筆書きのように、明確な作業ルーチンを支援できるように提供し、イベントや作業等の履歴も管理することができる会計処理システム、会計処理装置、会計処理プログラム及び会計処理方法を提供することができる。
以下、説明する実施例1〜6において、
図1−1の端末装置10、図2−1の顧問先端末1(101)は、それぞれ記載が異なるが、同一の顧問先の端末装置のことを指し、
図1−1のサーバー装置20、図2−1のサーバー装置2(201)は、それぞれ記載が異なるが、同一の会計事務所のサーバー装置のことを指し、
図1−1の端末装置21、図2−1の会計事務所端末3(401)は、それぞれ記載が異なるが、同一の会計事務所の端末装置のことを指す。
以下に実施例1を記載するが、この実施例1によって本発明は限定されるものではない。
[全体構成]
図1−1は、本発明の実施例になるシステム全体の構成図である。
図2−1は、上記本発明のシステム全体における機能を示すブロック図である。
また、図2−1は、会計事務所の会計事務所端末3と、複数の顧問先(例えば、顧問先A、顧問先B、・・・顧問先N)の内、一例として1つの顧問先のとした顧問先端末1と、会計事務所と顧問先の間で行われるデータのやり取りで中継されるサーバー装置2がネットワークで接続されたネットワークシステムの実施例でもある。
図1−1の顧問先の端末装置10は、顧問先毎に1台あるように記載しているが、顧問先毎に複数台あってもよい。
また、会計事務所の端末装置21や顧問先の端末装置10は、デスクトップ型PCやノート型PCに限らず、スマートフォンやタブレット等の携帯端末でもよいし、実体が仮想化された仮想マシンでもよいし、必ずしも会計事務所内に設けられる必要はなく、外出先や自宅勤務の職員の端末装置や外注先の職員の端末装置でもよいし、端末装置が存在する場所を含め、その記載に限定されるものではない。
図1−2は、本実施形態に係る会計処理システムのデータの流れを示す図である。
図1−2に示すシステム構成上のデータの流れは、顧問先が会計事務所に対し、様々なデータを1つのアプリで送信し、会計事務所内で取り込まれ、監査、財務帳表の作成を行い、電子申告や顧問先への帳表提出などの一連の流れを記したものである。
図2−2に示すデータ連携は、受信したデータを財務処理業務501ないし税務処理業務502へ自由に行き来できるデータ連携を示すものであり、図1−2の会計事務所内の処理(財務帳表作成の前後)の監査処理253や電子申告255に係るものである。
図2−1は、本実施形態に係る装置の機能を示すのブロック図である。
図2−1に示す顧問先端末1、会計事務所端末3、サーバー装置2は、入力部、画像取込部、出力部(表示、印字)、通信部、制御部、記憶部の6つの機能を備える。これら6つの機能は、一般的なコンピュータの機能のため、詳細な説明は省略する。ただし、サーバー装置2に限っては、会計事務所端末3等から通信部を介して、サーバー装置2を操作する機能を備えた場合は、表示部を備えなくてもよい。
図2−1の顧問先端末1には、様々なアプリがインストールされており、様々なアプリによって、様々なデータ形式のデータが生成される。
イベントログテーブル(図3−2)は、顧問先側(顧問先端末1)の他、会計事務所側(サーバー装置2)に存在する。 イベントログテーブルの項目は共通であるが、顧問先側のみ、または会計事務所側のみで記録される項目もある。
また、同じCSVのデータ形式でも、A社の仕訳CSVであれば、会計データの取り込みをA社の設定で実行でき、資産データ一覧のデータ形式であれば、減価償却アプリへの取り込みが実行できる。
顧問先が会計事務所に送信したデータは、サーバー装置2(図2−1)が受信する。本実施例では、受信はサーバー装置2(図2−1)が行うものとして説明するが、会計事務所端末3(図2−1)で受信してもよいし、その記載に限定されるものではない。
具体的には、受信したデータのイベントログ情報にデータ状況がある場合はその情報から、ない場合は、受信したデータと同じデータ形式の履歴のうち直近のデータ状況を、イベントログテーブル(図3−2)から検出し、業務進行テーブル(図3−3)に基づき、次のステップをデータ状況として判断する。
業務進行テーブル(図3−3)は、会計処理システムに既定値として持っているほか、作業員がテーブルを修正することや、新たなステップを追加することなどもできる。
会計事務所端末3(図2−1)は、サーバー装置2(図2−1)からデータを受信したという情報を通知するためのパケットを受信すると、アプリを立ち上げることなく、すぐに通知(画面に表示)する。
エラーアイコンの表示は、エラーの重症度、緊急対応度などにより、色分けや点滅などのアニメーションで視覚的効果を付してもよい。
なお、ファイルの種類を示すアイコンや、データの簡易チェックでエラーした際のエラーアイコンのアイコンは、作業員への通知手段の一例とした記載したものであり、アイコンに限定するものではなく、ポップアップ通知やエラー音通知、音声通知などの通知であってもよい。
本発明で、1つのボタンで作業を開始すると、その先の取り込みから監査、帳表作成、決算・申告処理、電子申告まで、会計事務所における一連の実務を、財務・税務のデータ連携や連動により、財務と税務の一体処理を可能とする。関連するアプリないしシステムを自由に行き来できることで、突き付けが必要なデータの参照・確認なども手際よく行え、会計事務所の実務を総合的に効率することができる。
以下に実施例2を記載するが、この実施例2によって本発明は限定されるものではない。
(1) データを送る方(顧問先)で、データの種類を指定して送ることで、データを取り込む方(会計事務所)で取り込みの機能や種類等を指定しなくてすむようにしてもよい。
従来は送る方しか知らない情報を、メール本文や口頭などで伝達し、その情報を元に事務所の担当が処理システムを選択していた。例えば、顧問先が「A銀行」の「入出金CSV」と指定してデータを会計事務所へ送信することで、会計事務所側はその受信したデータを選び、作業を開始すると、起動A銀行の取込設定がされた状態で銀行明細取込アプリが起動できる。口座名義もあれば科目や補助も決定ができる。同様に、同じCSVでも、「A社」の「仕訳CSV」と指定して送信した場合は、他社会計データ取込アプリをA社の設定でアプリが起動でき、「資産データの一覧」と指定して送信した場合は、減価償却システムが起動(取込)できる。
例えば、顧問先単位の情報として、データが来ている状況や、会計データにエラーがある状況、電子申告データを作成済みの状況などを表示させることで、顧問先のデータ管理を容易にすることができる。
例えば、会計データを入力する時であれば、顧問先からのデータ受信の情報(値など)を会計データのエラー箇所より優先させて強調表示するようにしてもよい。
また例えば、個々の申告書データにエラーがある場合には、複数の申告書間に対するエラーチェックの結果表示はまだ省略し、それぞれの申告書に対するエラーのみを表示するようにしてもよい。
また例えば、電子申告データを作成しようとした場合には、各種エラー結果を強調表示するようにしてもよい。
例えば、顧問先からの受信データがなくなったら(全ての受信データを会計データDBに取り込みができたら)、会計データの自動チェックするようにしてもよい。
また例えば、電子申告をするための申告書の全てのデータにエラーがなくなったら、電子申告用のデータを自動作成するようにしてもよいし、顧問先へ署名を頂くための連絡をするように促すようにしてもよい。
以下に実施例3を記載するが、この実施例3によって本発明は限定されるものではない。
図1−1は、本実施形態に係る会計処理全体のシステム構成を示す図である。
図1−1に示すシステム構成は、会計事務所の会計事務所端末(端末装置21)と、複数の顧問先の顧問先端末(端末装置10)と、会計事務所と顧問先の間で行われるデータのやり取りで中継されるサーバー装置20がネットワーク(300、301)で接続されたネットワークシステム例である。
サーバー装置20の台数において、図1−1ではサーバー装置20として1台ずつで示しているが、複数台であってもよい。
サーバー装置20の設置場所は、会計事務所内に設置することに限らず、複数台を1ヶ所に設置せずに各地に点在させてもよいし、業務委託等のサービスを行っている企業内に存在してもよいし、クラウドサービスのようにデータセンターに存在してもよく、この記載に限定されるものではない。
端末装置(10,21)は、デスクトップ型PCやノート型PCに限らず、スマートフォンやタブレット等の携帯端末でもよいし、実体が仮想化された仮想マシンでもよい。
端末装置(10,21)の台数において、図1−1では顧問先の端末装置10および会計事務所の端末装置21をそれぞれ1台ずつで示しているが、それぞれに複数台であってもよい。
端末装置(10,21)の設置位置において、必ずしも顧問先内や会計事務所内に設けられる必要はなく、外出先や自宅勤務の職員の端末装置、外注先の職員の端末装置でもよく、端末装置が存在する場所を含め、この記載に限定されるものではない。
また、図1−1では、顧問先−会計事務所間のシステムとして示しているが、企業の本社等が各支部や各支店、各支社(の従業員)等を対象に財務管理を行う場合には、支社等−本社間のシステムとしてもよい。
図1−2は、本実施形態に係る会計処理システムのデータの流れを示す図であり、本発明は、このデータの流れをスムーズに処理できるように、顧問先と会計事務所との関係強化、および業務負担の軽減、そして会計事務所におけるワークフローの確立を支援、実現するシステム(装置)である。
図1−2に示すシステム構成上のデータの流れは、顧問先100は会計事務所200に対して、他社データCSV152(他社アプリで作成された汎用データでTEXT形式やXML形式、CSV形式など)や領収書等153、通帳/カード明細154、銀行カード/クレジットカード155、顧問先による記帳データ157、その他156の様々な種類のデータを様々な顧問先アプリケーション150からあらゆる情報の受け渡し方法で、インターネット300(通信回線)を介して送信(350)する。会計事務所では、データ受領の統一された会計事務所の入り口である会計事務所アプリケーション250によって受信し、端末251によってデータが取り込まれ252、財務システムなどのデータチェック機能の活用256をしながら、監査253、財務帳表作成254を行い、関連資料を自動収集して電子申告255をしたり、様々な形式の資料(決算報告書や帳表等)を一つの操作で出力・一括印刷(出力指示の統一)したり、顧問先100(または端末151)へメールや転送ツールなどで帳表を提出し(257、351、352)、顧問先100で仕訳や元帳の表示158をして正しい帳簿の参照確認をするなどの一連の業務の流れを記したものである。 この会計事務所内のデータの流れは、本発明である会計処理システム(図1−2の200の中の統合メニューの機能(ポータルサイト))の支援によって、シームレスな一筆書きのワークフローを実現する。
なお、顧問先100と会計事務所200との間のデータのやり取りおいて、インターネットを介す方法以外に、USBメモリ等のメディアによるやり取りや、顧問先の端末151と会計事務所の端末251とが無線や有線などで直接接続して行うデータのやり取り、請求書やレシート等の紙媒体で受理するやり取りなどもあるが、この記載に限定されるのもではない。
アプリ毎にアプリ起動時にデータの有無を確認し、取込処理を実行するものであったものを、
本発明の実施例のポイントとして、
図5−2の表示画面において、
1.アプリ起動しなくてもデータの有無を図5−2で確認可能となり、データの状態(金額相違や未決定勘定科目データチェックやバランスチェックや入力漏れ等の各種チェック結果、エラー状態
や図5−1で確認できる、顧問先からのデータ受信、監査依頼や監査状況)等の情報(通知)を表示(データを選択した場合は連動して該当アプリを起動)、
2.選択したデータや重要度を加味して、必要な情報が把握しやすいような表示
3.図5−2において、アプリ起動前にデータの状態を確認してデータの取り込み、データのエラーの確認、再チェックやエラー内容(読み取れない画像データがある等)の確認や通知等を行う
4.図5−2において、通知履歴の管理(履歴の一覧表示等)
5.図5−1において、対象データと関連するデータ(財務と税務と画像)の対応関係をわかりやすく表示(電子申告システムや法人申告統合システム等)
6.図5−2において、ユーザーが行ったオペレーション(ジョブ記録)と顧問先からの受信データとチェック結果を関連付けたデータ管理
7.図5−1、図5−2において、対象データと関連するデータを資料の用途に応じた一括管理及び出力(印刷、電子帳表、データ出力、顧問先へデータ送信)設定
8.受信した画像データを仕訳データに変換
9.図2−2において対象データと電子申告に関する情報(処理年、納税先、署名や納税者等)を関連付けて一括管理
10.対象データと使用アプリを管理(ロックして他のアプリからは編集不可)
することが可能になる。
図2−1は、本実施形態に係る装置の機能を示すブロック図である。
図2−1に示す顧問先端末1、サーバー装置2、会計事務所端末3は、コンピューターシステムの制御部(102,202,402)、入力部(104、204、404)、出力部(106、206、406)、記憶部(103,203,403)、画像取込部(105、205、405)から構成され、本実施形態に係る顧問先と会計事務所のデータ等の処理を、通信部(107,207,407)を通してやり取りを行うためのブロック図例である。
なお、サーバー装置2と会計事務所端末3とを統合した装置と顧問先端末1とが直接接続される構成であってもよい。
図2−1の101は顧問先を示す。
顧問先端末1では、証憑データを処理するためや、記帳入力(帳簿入力)を行うため、決算するためなどの会計データが、様々なアプリを利用して様々なデータ形式で生成され、データ記録部111に記録されると共に、管理番号の会計データIDを生成し、会計データに関するイベントログ情報(例えば、データ形式やデータ状況(例えば、会計事務所送信前など)、顧問先名、顧問先担当者名など)と、アプリケーション情報管理記録部112に記録されているアプリケーション情報テーブル(図3−1)から取得した会計データを生成したアプリに関する情報(例えば、アプリ名、バージョン、リリース日など)を、会計データID(図示せず)に紐付けてイベントログ記録部113のイベントログテーブル(図3−2)へ記録する。
なお、アプリケーション情報管理記録部112に記録されているアプリケーション情報テーブル(図3−1)は、アプリのインストール時、バージョンアップ時、アンインストール時などのイベントや、手動要求/遠隔操作要求/曜日指定等による定期的な要求などのアプリ情報を意図的に記録するための要求(メンテナンスなどを考慮した要求)をきっかけに、管理番号のアプリID(図示せず)を基準としたテーブルへ、アプリ名、アプリバージョン、ファイル拡張子、データ形式、ファイル名に含まれる識別文字列、リリース日(図示せず)、ベンダ名(図示せず)、インストール日(図示せず)、バージョンアップ日(図示せず)などの情報が記録される。
顧問先が会計事務所へデータを送信する際、顧問先端末1(図2−1)は、データ送受信部110によって、データ記録部111から会計データを取得すると共に、イベントログ記録部113から会計データに付随する会計データIDを検索キーとして、直近のイベントログ情報(会計データ生成時のアプリ情報を含む)を取得し、それらを合わせて、通信部107へ引き渡し、会計事務所へ送信する。
このイベントログ情報を合わせて送信することにより、従来、会計事務所の作業者が、顧問先から受信した会計データを処理する前に行っていた、顧問先とのメールや電話(口頭)などで会計データに関する情報を入手する作業が不要となり、かつ本システムで会計データの処理の開始をスムーズに支援することができるようになる。 さらには、会計データに対するチェックや取り込みの作業を自動化することも可能となる。
イベントログテーブル(図3−2)のうち、直近のイベントログ情報と送信する考えは、イベントログを記録し続けると、イベントログテーブルのデータサイズが大きくなってしまうため、送信データも肥大化することを考慮したもので、具体的には、例えば、会計データIDで検索した結果に対し、さらに送信する会計データの更新日時とイベントログテーブルの日時情報とを照合して、合致した情報のみを、イベントログ情報としてデータと一緒に送信する手法もある。
このイベントログは、図5−2の527の履歴で確認できる。
会計データのイベントログ情報を使わずに、例えば、顧問先が会計事務所に対してデータを送信する際に、顧問先アプリケーション(図1−2の150)上で、「A銀行」の「入出金」の「CSV(ファイル)」と指定して送信する方法でもよい。 その方法によって、会計事務所側でデータを受信した際に、受信した会計データを選ぶだけで、A銀行の取込設定が自動選択され、銀行明細データの取り込みがスムーズに実行でき、さらに口座名義情報を含めて、科目や補助も自動で判断し、自動入力することも可能となる。
また、同じ「CSV」のデータ形式でも、A社製の会計データ入力アプリで作成された会計データであれば、会計事務所側で会計データの取り込みを自動でA社の設定で実行することも可能となる。
その他、同じ「CSV」のデータ形式でも、資産データ入力アプリで作成された会計データであれば、会計事務所側で減価償却アプリへの自動取り込みなどをすることも可能となる。
図2−1の201ないし401は、会計事務所を示す。
顧問先端末1から会計事務所へ、サーバー装置2が、通信部207を介してデータ送受信部210でデータを受信する。
なお、サーバー装置2の制御部202および記憶部203の機能を、会計事務所端末3に統合させることで、サーバー装置2を利用せずに、会計事務所端末3が直接、顧問先端末1から送信されたデータを受信することも可能である。 以降の説明ではサーバー装置2を用いた説明をするが、前述と同様に、サーバー装置2の機能を会計事務所端末3に持たせ、サーバー装置2を介さない構成としてもよい。
本システムである統合画面(詳細表示)(図5−2の520)には、新着の会計データと既に受信済みの会計データの両方に対して、表示条件に合致した会計データとその会計データに関する様々な情報とを合わせて、受信データ一括表示部411(図2−1)が出力部406(画面)(図2−1)に表示する(図5−2の526)。 その他、データアイコン表示部415(図2−1)よりアイコンでデータ形式(データの種類)や状況の情報(図5−2の526)、データ状況表示部414(図2−1)より会計データの状況(ファイル)の情報(図5−2の523)、会計データを受信した時などをきっかけに動作するデータ異常判断部212(図2−1)より会計データに異常があった場合に、異常データ確認開始ボタン表示部417(図2−1)次の操作(作業)のボタン(エラー通知524)、データ編集ボタン表示部420(図2−1)とデータ編集部421(図2−1)より、データを編集するためのアプリを起動するボタン(処理525)、取込開始ボタン表示部418(図2−1)とデータ取り込み部419(図2−1)よりデータを会計データDB(図2−1に図示せず)への取り込みを操作するボタン(データ取込528)という、情報の表示と次の操作を開始する手段の提供をする。 さらに、会計データのファイル種類521、会計データの顧問先情報522、受信データなどの履歴を見るための手段(履歴(ボタン)527)を、統合画面(詳細表示)520で提供する。
この統合画面(詳細表示)520の画面操作を終了するためのキャンセル(ボタン)529もあり、押下されると、次に統合画面(データ一覧表示)(図5−1の510)が表示される。
以上、ブロック図(図2−1)のブロックにより、上述した統合画面(510、520)で受信した会計データに対する状況・情報を容易に把握でき、そして次の作業へのスムーズな開始を支援するための操作が提供できる。
具体的には、財務アプリまたはシステム(財務501)や税務アプリまたはシステム(税務502)を必要に応じて切り替えながら、資料作成(監査/帳表作成503、申告書作成504)やチェックを行い、電子申告に必要な資料を、財務501および税務502のそれぞれから収集(データ収集(505、506))し、電子申告形式データ作成508を行い、電子申告517を行う流れである。
本システムでは、財務501と税務502を自由に行き来できているかのように切り替えをスムーズに行えるような操作性を提供し、また、財務501においては、顧問先データの活用によりデータ入力なしに監査/帳表作成およびデータ収集ができ、税務502においては、関連データの連動で速やかに申告書作成およびデータ収集ができ、最終的に電子申告を手際よく申請することができることから、一連の処理を効率よく実行500できる。 このような本システムの支援によって、会計事務所が顧問先に対して、新サービスを創出したり、顧客開拓に投資したりできるような余力の創出509ができること(効果)を、図2−2で概要的に示す。
イベントログとは、会計データに対して操作(オペレーション)を行った際に、イベントが発生した事項で、その操作履歴や結果、会計データに関する付加情報などを記録する。
例えば、データをいつ、だれが(顧問先担当者や会計事務所作業員)、どこで(顧問先名や会計事務所名)、どのアプリで、何をしたか(開いた、データ一部を保存した、追記した、一部を削除した、エラーチェックを実施してエラーを検出したなど)、更に人の手を介さずバックグラウンドで自動チェックした際にエラーを検出した結果など、データに対する変化や操作、結果などを記録したものである。
会計データに対する次の作業をシステムが支援したり、業務進捗を把握したり、いつ・誰が・どのように編集を行ったかなどの5W1Hに基づいた作業履歴を後から確認したりを可能にする。
具体的には、顧問先からのデータ受信時、顧問先へのデータ送信時、会計事務所内での受信データの取込時、「会計データ入力、次期繰越、会計ファイル編集、仕訳データ合併、残データ合併、業種区分変更、決算年月日変更、財務ファイル管理、公開データ管理、在宅入力の会計ファイル変換、OCR 連携システムなど」での会計ファイル登録時、期首残高のバランスエラー、月別開始残高のバランスエラー、科目未決定勘定の使用、諸口バランスエラーなどの各種エラーをチェックするための法人税申告書などの申告書作成アプリ終了時に行うチェック実行時、チェックリストに基づいた法人申告、減価償却、勘定科目内訳などのチェックアプリでの金額相違チェック実行時、電子申告、事業概況説明などの形式チェック実行時、アプリ終了時に、会計データや電子申告データ形式などの自動チェックが実行された時などに、イベントログテーブル(図3−2)に対して、いつ(年月日、時刻)、だれが(自社情報2=作業員など)、どの端末で(自社情報1=端末名)、だれの何のデータを(相手先情報1=顧問先名、相手先情報2=顧問先担当者名、データ名称、データ状況など)、どのアプリでまたはどのシステムで(データ形式)、結果などのどうしたか(イベント内容)などを記録する。
例えば、データを受信した際は、受信した会計データ毎に管理番号である会計データID(図示せず)を割り振り、会計データIDをキーとして、イベントが発生した年月日、時刻、イベント内容、追加情報1〜N(例えば、顧問先Aや顧問先Cなどの顧問先情報や、チェッカー1 Ver.1.3などの使用アプリ情報、などの関連情報)、データ名称、データ保存先(例えば、絶対パスや相対パス、どのサーバーなど)、データ形式(例えば、会計データ、帳表、電子申告などのどのようなデータなのかを把握するための情報)、データ状況(例えば、新規受信(図示せず)、保存済み、送信済み、送信取消、編集中(図示せず)、未取込(図示せず)、修正依頼中(図示せず)などの会計データの進捗情報)、相手先情報1〜N(例えば、顧問先Aや顧問先Cなどの顧問先情報、XさんやYさんなどの顧問先担当者情報、顧問先が送信する際に付加したアプリ名やアプリバージョンなどのアプリ情報(図示せず)、などの送信元や受信データに関する情報)、自社情報1〜N(例えば、マシン1やマシン3などの作業PC情報、AさんやCさんなどの作業者名、AグループやCグループなどの作業グループ名(図示せず)、などの会計事務所内で会計データを取り扱う際に関連する情報)の項目が記録される。イベントログテーブル(図3−2)のデータ形式の値について、前述したアプリケーション情報テーブル(図3−1)と後述する業務進行テーブル(図3−3)の項目の値として記載されている内容とは異なるが、イベントログテーブル(図3−2)も含め、3つの図(テーブル)のデータ形式の記載内容は共通する。
なお、イベントログテーブルに記録される項目に関して、この記載に限定されるものではない。
具体的には、業務の種類毎に管理番号である業務フローIDを割り振り、業務フローIDをキーとして、データ形式、ステップ1〜N(例えば、依頼受信、データ確認、データ取込、帳表作成・監査、申告書作成、電子申告所準備、提出、などの項目が記録される。 業務進行テーブル(図3−3)のデータ形式の値について、前述したアプリケーション情報テーブル(図3−1)とイベントログテーブル(図3−2)の項目の値として記載されている内容とは異なるが、業務進行テーブル(図3−3)も含め、3つの図(テーブル)のデータ形式の記載内容は共通する。 業務進行テーブル(図3−3)のステップ1〜Nの値について、前述したイベントログテーブル(図3−2)のデータ状況の値と共通する。
図6は、本システムのフローチャートである。 会計事務所が顧問先からデータを受信してからの具体的な作業の流れに沿って、図6(S6−1の開始から)、図5−1、図5−2について、より詳細に説明する。
顧問先端末1(図2−1)から会計事務所に送信されたデータは、サーバー装置2(図2−1)が会計事務所アプリケーション(図1−2の250)で受信する(図6のS6−2)。
会計事務所が受信するデータは、例えば、電子化されたレシートデータ、通帳データ、入出金明細データ、記帳データ、監査データ、会計データ(密な連動可能)、会計データ(連動が可能または連動できない他社データ)などがあげられるあるが、これらの記載に限定されるものではない。
顧問先から会計事務所へ送信されるデータは、顧問先毎に種類、形式などが異なる。 本システムに連動する顧問先アプリケーション(図1−2の150)を使用せず、汎用性を持ったメーラーや、送信するデータの専用アプリによるデータ送受信機能等で送信することもある。 その場合、会計事務所側では、顧問先と同一または互換性を持つアプリでデータを受信する必要があるが、本システムである会計事務所アプリ(図1−2の250)では、顧問先と同一または互換性を持つアプリと連動し、会計事務所アプリ(図1−2の250)が受信する。
なお、サーバー装置2(図2−1)と会計事務所端末3とを統合してもよく、その装置が顧問先端末1からデータを受信してもよい。
具体的には、データの分析として、データの種類(分類)は何か(電子化されたレシートデータ、通帳データ、入出金明細データ、記帳データ、監査データ、会計データ(密な連動可能)、会計データ(連動が可能または連動できない他社データなど))、会計データの状態(作業内容)(新規受信、修正依頼中など)、重要度(優先度)の割り振り(詳細は後述)などを認識して、その分析結果をイベントログテーブルに記録(図6のS6−4)してもよいし、さらにそれらの情報を履歴(図5−2の527)で確認できるようにしてもよい。
また、データのチェックとして、受信したデータのデータ形式に適した1以上のデータチェック専用アプリを、作業員の操作なしで自動実行し、データが正常に読めるか、データをアプリに取り込む際に不足している情報や不備がないか、データ内の値に整合性が取れていない部分があるか(例えば、取引の税率が適切に軽減税率となっているかなどの会計処理の観点を含む)、取り込み済みのデータと重複していないか、AIなどによる解析で、過去の摘要の傾向から軽減税率適用の可能性がある取引に対して、標準税率しか入力されていないかなどの適用税率のチェックなどの異常がないかなどを、自動チェックして、もしデータに異常があった場合は軽度エラーや重度エラー等のエラー情報を含め、チェック結果をイベントログテーブルに記録(図6のS6−4)してもよいし、さらにそれらの情報を履歴(図5−2の527)で確認できるようにしてもよい。なお、データ内の値に整合性が取れていない部分があるかなどの判定手法に関しては、様々な手法があるが、本発明の本質とは異なるため、詳細な説明は省略する。
また、データを取り扱うことができるかどうかのチェックとして、データを受信した際に、データ送受信部(図2−1の210)で分別したアプリ情報(データ生成時のアプリ名、アプリバージョンなど)をアプリケーション情報管理記録部(図2−1の217)に記録するが、そのアプリ情報と、会計事務所側のアプリ情報(取り扱うことができるシステム/アプリ)(記録先、記録部は図示せず)とをデータ異常判断部(図2−1の212)で比較してもよい。さらにデータ異常判断部212は、その結果をアプリケーション情報テーブル(図3−1)ないしイベントログテーブル(図3−2)に記録し、会計事務所側にアプリが存在しない場合(アプリ非互換)や、アプリは存在するが受信データ生成時のアプリバージョンの方が会計事務所側よりも新しい場合(旧バージョン)など、会計事務所側でデータを取り扱うことができない場合(非対応の場合)に、エラーとしてイベントログ記録部(図2−1の218)のイベントログテーブル(図3−2)へ、自端末への対応として「非対応」、非対応理由として例えば「旧バージョン」などと記録すると共に、会計事務所端末3(図2−1の401)へ通信部(図2−1の207、407)を介して通知し、データ異常表示部(図2−1の412)より、会計事務所の作業員などに対して警告表示してもよい。
なお、データ受信時に自動でデータの分析やチェックをする場合は、機械的な判断となるため、どうしても単純なデータ分析、チェックしかできない。 しかし、自動分析・チェックでエラーを検出した場合に、即時、別手法で画面にエラー通知し、作業員がすぐに気付き、顧問先へ問い合わせるなどの迅速な対応ができるようにしてもよい。
この統合画面(詳細表示)520には、受信したデータの、業務フロー上のどこまで進んでいるかなどの情報を含むイベントログ情報を元に、まだ会計データDBに取り込んでいない受信したデータのファイル名、受信日時などを一覧表示526する他、一覧表示されたデータを選択することでそのデータの顧問先情報522(例えば、商号コード、商号名、決算年月日、顧問先会社の担当者名、住所、どのような案件なのか、最初にデータを受信した日付などの情報)、ファイルの種類521(データ形式)、ファイルの状況523、次の作業を支援するための操作ボタンである処理525(作業関連の操作ボタン)、データ取込528(作業関連の操作ボタン)、エラー通知524(作業関連の操作ボタン)、一覧表示されたデータに関する履歴を表示するための履歴527(操作ボタン)、総合画面(詳細表示)520を終了させるためのキャンセル529(操作ボタン)を表示する(図6のS6−7およびS6−6)。また、エラーチェック等でエラーを検出したデータや期限間近なデータなど、注意すべきデータが存在する場合は、警告の表示を表示する(図示せず)。以上より、注目させたい会計データDBなどのデータ一覧や状況などの情報と、次の作業の入り口を集約した操作ボタンを1つの画面(図6のS6−7およびS6−6)で提供し、円滑な業務進行を支援する。
商号名は顧問先の企業名であり、商号コードは、会計事務所が顧問先を管理するために任意につける管理番号である。
具体的には、一覧表示された受信データ526の内、1つのデータ(例えば、伝票1のデータ形式のデータ)を選択し、操作ボタン(処理525・エラー通知524・取込528)を押下すると、データ状況判断部213(図2−1)が、選択されたデータの会計データIDより、イベントログテーブル(図3−2)のデータ形式とデータ状況の情報を取得する。 取得した情報のうち、データ形式を業務進行テーブルのキーとして照合して、データの業務フローを特定し、その業務フロー内のステップとデータ状況とが合致したステップを検出する(例えば、業務フローID1のステップ4:帳表作成)。 そして、その次のステップに記載された値(例えば、申告書作成)をキーとして、アプリケーション情報テーブル(図3−1)に記録されている起動トリガ(項目)(図3−1に図示せず)と合致したアプリケーションを起動すると共に、イベントログテーブル(図3−2)に、会計データIDをキーとして、アプリの起動トリガとなったキー(この場合、申告書作成)をデータ状況に記録する。 このようにすることで、操作ボタンを押下する度に、そのデータの作業を行う上で適切なアプリが起動される。
処理ボタン525、エラー通知ボタン524、データ取込ボタン528に対応するアプリの一例として、会計データ入力アプリ、事業概況説明書アプリ、減価償却アプリ、勘定科目内訳書アプリ、法人税申告書アプリなどがあるが、これらの記載に限定されるものではない。
また別の例を挙げると、処理ボタン525をクリックすると、そのデータの業務フローに適した複数のアプリ(例えば会計データ入力と法人税申告書)が同時に起動し、突き合わせチェックができる流れで作業が進む。
また別の例を挙げると、エラーが検出された受信データの場合、エラー通知ボタン524をクリックすると、そのデータに適したチェックアプリ(例えば法人税申告チェック)が起動し、人目でチェックできる流れで作業が進む。
また別の例を挙げると、受信したデータに適したチェックアプリを起動するかどうかを決定するチェックボックスにチェックを入れた状態で、処理ボタン525をクリックすると、そのデータの業務フローに適したアプリ(例えば法人税申告書)とチェックアプリ(例えば法人税申告チェック)が同時に起動し、編集(修正)とチェックを並列処理して効率的に作業が進む。
また別の例を挙げると、受信したデータを、データ取込ボタン528で、直接取り込む流れでも作業が進む。
操作受付のステップS6−8は、データチェック作業(アプリ起動)のステップS6−11に移り、チェックするために適したチェック用アプリ(例えば、会計ファイルのチェック、法人申告チェック、電子申告形式チェック、法人税申告書のチェック)を1ないし複数起動させる。
従来は、データの種類やデータの状況によって、使用するチェック用アプリの種類が異なり、また複数のチェック用アプリを使用してチェックする場合などもあり、それらを自ら判断し、手動で起動していたが、本統合画面ではエラー通知ボタン524(1種類のみ)を押下するという単純操作だけで、チェック対象データに関する情報(例えば、現状のデータの状況(新着)とデータ形式(CSV形式)など)を、会計データIDをキーとして、イベントログ記録部(図2−1の218)に記録されているイベントログテーブル(図3−2)より取得し、チェック対象データをチェックするために必要なアプリを起動させる。
作業員は、起動したアプリでチェック対象データのチェックを終えると、統合画面(詳細表示)520へ画面が戻り、再び操作受付のステップS6−8に戻る。
エラー通知ボタン524を押下することで、エラーがあるデータのみを一覧表示し(図示せず)、その中から選択されたデータのエラーの詳細を確認することができたり(図示せず)、修正することができたりしてもよい。
エラーに関して、会計処理または税務処理に必要な項目に異常があるデータをエラーとするが、そのエラーの一例として、会計データ関連(会計データ入力)では、バランスエラー(期首残高)、バランスエラー(開始残高:xx月)、諸口のバランスエラー(XX月)、科目未決定勘定エラー(XX月)などがあり、事業概況説明書関連では、電子申告データ形式チェックのエラーなどがあり、減価償却関連では、法人申告チェックリストで金額不一致の項目エラー、電子申告データ形式チェックのエラーなどがあり、勘定科目内訳書関連では、法人申告チェックリストで金額不一致の項目エラー、電子申告データ形式チェックのエラーなどがあり、法人税申告書関連では、確認が必要な別表や項目エラー、未選択の帳表エラー、未入力の帳表エラー、法人申告チェックリストで金額不一致の項目エラー、電子申告データ形式チェックのエラーなどがあるが、これらの記載に限定されるものではない。
操作受付のステップS6−8は、データ編集作業(アプリ起動)のステップS6−9に移り、記憶部203のイベントログ記録部218にある、データを受信した際に取得したイベントログ情報(顧問先、業務フローの進捗、依頼内容、データ(ファイル)の種類、データを受信した際の自動チェックなど)を元に、編集対象データを編集するために適したアプリ(例えば、会計データ入力アプリ、法人申告アプリ、電子申告アプリ、法人税申告書アプリ、表計算アプリ、その他各種エラーチェック用アプリなど)を1ないし複数起動させる。 複数のアプリを起動する場合とは、異なるアプリでの編集画面を突き合わせてチェックしながら入力すると効率がよい場合や、編集用アプリとチェック用アプリと並行しながら編集を進めると効率がよい場合をなどである。 前述したエラー通知ボタンと同様に、従来は煩雑な自己判断、手動アプリ起動を必要としていたが、編集対象データに関する情報をイベントログテーブルより取得することで、自動でデータ編集作業に必要なアプリを起動させる。
作業員は、起動したアプリで編集対象データの編集を終えると、統合画面(詳細表示)520へ画面が戻り、再び操作受付のステップS6−8に戻る。
操作受付のステップS6−8は、データ取込作業(アプリ起動)のステップS6−10に移り、取込対象データを会計データDBなどへ取り込むために適したアプリ(例えば、会計データ入力アプリ、法人申告アプリ、電子申告アプリ、法人税申告書アプリなど)を起動させる。 前述したエラー通知ボタンと同様に、従来は煩雑な自己判断、手動アプリ起動を必要としていたが、取込対象データに関する情報をイベントログテーブルより取得することで、自動でデータ取込作業に適したアプリを起動させる。取り込むデータの一例として、画像化と共にデータ化した伝票(レシート)や通帳、自計化した顧問先で入力された入出金明細データや記帳データ、監査依頼と監査依頼に必要な資料、他のベンダのアプリで生成された会計データなどがある。
作業員は、起動したアプリで取込対象データの取り込みを終えると、統合画面(詳細表示)520へ画面が戻り、再び操作受付のステップS6−8に戻る。
これは、熟練した作業員が、更に効率を上げるために、別の管理ソフトを起動する際に用いられる。
具体的には、本発明である会計処理システムは、データを一元管理するシステムであるため、複数の顧問先のデータを一元的に表示できる一方、顧問先毎の管理においては、情報が多いことから、顧客情報管理システム(Client File Manager)などの顧問先毎に管理できるシステムを使用した方が便利な時もあり、そのようなシステムへの切り替えをスムーズに行うための支援機能を提供する。
関連する別の管理ソフトとして、例えば、財務システム、税務システム、法人申告システムなどがあり、それらを連動・連携させて、管理ソフトの切り替えを行う。 さらにその連動・連携を活用し、業務フローを段階的に進めていく中で、その都度必要な書類を一括印刷する機能や、1つのデータを編集することでその他の書面(例えば税務代理書面など)も反映される機能、申告する際に必要な資料を収集して申告(例えば電子申告)をする機能を連動させてもよい。
作業員は、管理ソフトを切り替えるか起動するかを選択(図5−2に図示せず)し、プルダウンメニューなどで管理ソフトを選択する。
操作受付のステップS6−8は、別管理ソフト(管理ソフト起動)のステップS6−12に移り、プルダウンメニューなどで選択された別管理ソフトを起動する。 そして、管理ソフトを起動するだけ(統合画面(詳細表示)を終了しない場合)であれば、ステップS6−13の「終了しない」に進み、再び操作受付のステップS6−8に戻る。 管理ソフトを切り替える場合(統合画面(詳細表示)を終了する場合)は、ステップS6−13の「終了する」に進み、統合画面(詳細表示)を終了させる(S6−14)。
なお、管理ソフトの切り替え方法は、前述したプルダウンメニューに限定するものではなく、スワイプ等のジェスチャー操作やキーボードのファンクションキーの割り当てによる入力、音声入力などでもよいし、その記載に限定されるものではない。
なお、本システムにおいて、データの取り込みからデータのチェック、財務帳表の作成、電子申告までの一連の作業をスムーズに進められるように、管理ソフト(統合システム(例えば法人申告統合システムなど))の関連するアプリなど(例えば電子申告、個人申告、相続税等など)の機能を、さらに連携・連動させるような形で追加・拡張することができる。 この連携させる手法は、様々な手法があるが、本発明の本質とは異なるため、詳細な説明は省略する。
統合画面(詳細表示)520を終了させると、統合画面(データ一覧表示)(図5−1の510)が表示されるようにしてもよい。
また、業務進行テーブル(図3−3)を参照することで、一連の業務フローにおいて、データに対してどこまで業務が進んだか、という進捗状況も把握することができる。
統合画面(データ一覧表示)510では、条件1(512)、条件2(513)、表示条件515によって設定された各表示条件に合致したデータを、一括表示(514)しており、その表示中のデータの一つを選択した際にその会社名511を表示するとともに、その会計データの作業を開始するための確定ボタン518や、その会社名511のやり取り履歴を表示するための会社履歴ボタン517を表示する。その他、統合画面(データ一覧表示)510に対する様々な設定をするための設定ボタン516や統合画面(データ一覧表示)510を終了させるためのキャンセルボタン519も表示する。
なお、確定ボタン518や、会社履歴ボタン517は、一括表示(514)されたデータを選択しないと効果を奏しないため、データが選択されていない場合は、操作無効なグレーアウト表示にして、データが選択された場合に、操作有効な表示に変わるような表示にしてもよい。
条件1(512)、条件2(513)は、一覧表示514の表示条件を指定するプルダウンメニューであるが、ラジオボタンなどの入力方法でもよいし、この記載に限定されるものではない。 ここでは、表示条件を簡単に設定できるインターフェースで、素早く条件に合致したデータのみを、一覧表示することができる。
表示設定ボタン515は、押下することで表示設定画面が別表示され、一覧表示514の詳細条件(商号コードの指定、対象期間、受信データのみ、送信データのみ、組込み済みデータを含めた全送受信データ、記帳や監査等の依頼内容別など)を指定したり、データに関する情報の要素を取捨選択したりして、表示する情報を細かく設定することができる。また、データを一覧表示する上で、新着情報やデータの種類、受信したデータの状況に応じた重要度、受信したデータを業務フローに沿って処理した後の重要度、処理期限までの残り日数による処理優先度、エラーがあるデータなどを、文字の色や太さ、アイコンなどで区別したり、点滅などのアニメーションで視覚的効果を付したり、表示する情報を絞ったり(表示を省略したり)、折り畳み表示(例えば、バーが表示されているところをクリックすると内容が表示され、再度バーをクリックすると内容がバーに折りたたまれるような表示の仕方)をするなどして、必要な情報が把握しやすいように表示をすることもできる。
例えば、会計データを入力する場合には、顧問先からのデータ受信の方を会計データのエラーより優先させて表示させることや、個々の申告書データにエラーがある場合には、申告書間のエラーチェックの結果をまだ表示させない(まだ省略する)ことやか、電子申告データを作成する場合には、各種エラー結果を強調することで、重要度に応じた表示をしてもよい。
なお、アイコン(新着情報アイコン、データ形式(種類)別アイコン、重要度別アイコン、処理優先度別アイコン、エラーアイコンなど)に操作ボタンの機能を付して、押下することで図5−2の処理ボタン525、エラー通知ボタン524、データ取込ボタン528と同様の動作となるようにしてもよいし、その他の操作となるように動作してもよい。なお、この記載に限定されるものではない。
例えば、イベント内容の例えば、データ受信に3、帳表作成アプリ起動に1、帳表作成アプリ終了に2、簡易チェックに1、簡易チェックエラー検出に5など)、追加情報1の例えば、データの所有先を特定する情報に関する顧問先Aに10、顧問先Bに5など)、追加情報2の例えば、データの自身の異常状況に関する情報である受信OKに1、受信NGに10、軽度エラーに15、重度エラーに20、正常終了に1、異常終了に30など)、データ形式の例えば、会計データに10、帳表に5、電子申告に20、PDFに1、CSV(他ベンダ)に3、CSV(銀行明細)に2など)、自社情報2の例えば、作業員名であるAさんに5、Bさんに2など)、と指数を割り振る。更に項目に対する重要度レベルを、例えば、イベント内容に5、追加情報1に3、追加情報2に10、データ形式に1、追加情報2に1と割り振る。そして、最終的にデータの重要度の数値化を、例えば、データに関するすべての数値をイベント内容がデータ受信で5×3、追加情報1が顧問先Aで3×10、追加情報2が受信OKで1×10、データ形式が会計データで1×10、自社情報2がBさんで1×2とすると、そしてそれら重要度の指数は、その数値の合計、5×3+3×10+1×10+1×10+1×2=67となる。この算出された重要度指数を元に、その他のデータと比較し、重要度の順番を決めていく。この重要度指数は、会計データDBへ記録してもよい。この重要度の数値化する手法や重要度の比較手法などは、その記載に限定されるものではない。
また、上記セキュリティ管理機能において、作業員毎ではなく、複数の作業員を1グループとして、そのグループに対してアクセス権を与えたり、使用する1ないし複数の会計事務所端末3に対して(会計事務所端末3にログイン出来るユーザーに対して)アクセス権を与えたりすることができる。 なお、新たにグループへ追加された作業員も同グループのアクセス権を引き継ぐこともできる。
会社履歴ボタン517は、会社履歴等顧問先等の対応も含めた履歴が確認できる。
一覧表示(514)されたデータの中から選択された「受信データの送信元の会社」に関する、過去の受信または送信データ、作業履歴などを別画面にて表示するが、これ以上の説明は、本発明の本質とは異なるため、省略する。
確定(ボタン)518は、一覧表示514の中から選択したデータの次の作業への入口(作業を開始する操作ボタン)であるが、統合画面(詳細表示)520を表示させてもよい。
具体的には、電子申告業務の過程で、税務関連である法人税申告書、減価償却、内訳書のデータと、財務関連である会計データとを照合することで、金額の不一致等を突き合わせチェックが容易にできることや、必要に応じて修正する場合に、財務側や税務側のアプリを起動してデータの修正をすること、財務関連や税務関連の双方で必要なデータや資料等を収集することなどの、一連の処理を効率よく実行500することができると、余力の創出509が可能となることを示す図である。
実際、会計事務所は、顧問先から受信した会計データから、財務関連の資料(例えば、監査報告や財務帳表など)や、税務関連の資料(例えば各種申告書など)を作成し、電子申告に必要な資料を用意する。 財務関連や税務関連の資料を作成する際は、それぞれの分野に様々なアプリがある。 財務システムまたは財務アプリと、税務システムまたは税務アプリは、別ベンダのもので構成されることが多く、そのため財務と税務の連携・連動ができないことがよくある。 実際の資料用意作業では、財務関連のアプリ同士を切り替えたり、税務関連のアプリ同士を切り替えたりするが、財務関連のアプリと税務関連のアプリを互いに切り替えたりすることも少なくない。
このような場面では、その都度、作業に適切なアプリを起動させる必要があるが、それにはそれなりの手間が掛かる。
本発明では、財務・税務のデータやアプリ、システムの連携・連動により、顧問先から受信した会計データを処理する実作業上で、財務と税務の切り替えを意識することなく自在に行き来でき、垣根を超えた突き付けチェックなども手際よく行え、また必要に応じて遡って作業し直すことも単純操作ででき、あたかも監査、帳表作成、決算・申告処理、電子申告までの会計事務所における一連の実務を、流れ作業のように処理できるように支援する会計処理システムを提供しており、電子申告に必要なデータを自動収集することができ、また手際よく申告手続きまででき、会計事務所の実務効率の総合的な向上により創出された余力を、新サービスや顧客開拓などへ注力することができる。
「財務と税務を自由に行き来」という表現に関してさらに説明すると、例えば法人申告統合システムのことを指しており、本発明の統合メニューから該当アプリ(法人申告統合システム)を起動できるため、従来、会計データ入力を行った後、法人申告統合システムを起動するために、会計データ入力のアプリを閉じ、法人申告統合システムを起動し、該当顧問先を選択肢、該当データを選択することで、やっと法人申告の編集が行えたという煩わしい手順が不要となり、「財務と税務を自由に行き来」できるような感覚で、仕訳入力〜申告書作成〜チェック〜電子申告までの作業を一筆書きのように行うことが出来るということを表現している。
以下に実施例4を記載するが、この実施例4によって本発明は限定されるものではない。
受信したデータを処理(作業など)した後に、次の業務フローが人手を介さずとも機械的に処理できる場合、データを処理した後の状態変化をきっかけに、会計処理システムが次の業務フローに沿って、自動で処理を実行してもよい。
例えば、顧問先からの受信データを取り込んだ後、会計処理システムが会計データのチェックを自動で実行したり、ある顧問先の申告書を全て作成し、チェックし終わった後、会計処理システムが電子申告用のデータを自動生成したり、作成した資料のチェックが終わった後、会計事務所内の権限を持つ上司(先生)に承認を促したり、顧問先へ提出する資料に提出の許可が得られたら、自動で顧問先に資料を提出したりしてもよい。
以下に実施例5を記載するが、この実施例5によって本発明は限定されるものではない。
本発明では、階層管理可能なカレンダーを提示、提供することができる。
例えば、会計事務所の先生は全ての情報を閲覧できるが、作業員は担当顧問先しか閲覧ができない、数の作業員を1つにまとめたグループに対して閲覧を許可するなどの、人に対する閲覧制限の階層管理の方法がある。
また、人に対してではなく、装置に対して閲覧制限することもできる。 例えば、作業端末装置(例えば、会計事務所端末3(図2−1の401))の個体情報(IPアドレスやMACアドレスなど)を元に、特定の作業端末装置に対する閲覧制限や、複数の作業端末装置をグループにまとめて閲覧制限する、装置に対する閲覧制限の階層管理の方法もある。
また、例えば、過去の担当顧問先情報は、担当期間の情報のみに限定して閲覧の許可を与える階層管理の方法もある。
また、例えば、AからCまで、3つの会計事務所で構成された税理士法人に対しても、A会計事務所内のみ閲覧許可、BとCのみ閲覧許可など、事務所単位での階層管理の方法もある。
また、例えば、顧問先にも同様に階層管理可能なカレンダーを提供することも可能で、顧問先の社長は全て閲覧許可、顧問先担当者は処理を行ったデータに関連するスケジュールのみ閲覧許可、顧問先の本社(本店)は全て閲覧許可、支社(支店)は閲覧禁止など、人単位や組織単位での階層管理の方法もある。
なお、例に挙げた階層管理の方法に、その方法は制限されない。
ステップには、例えば、ステップ1に依頼受信(データ受信)、ステップ2にデータ確認という、ステップ毎に作業概要が紐付けられた形で記録されており、作業概要はその他にも、データ取込、帳表作成、監査、申告書作成、電子申告準備、提出、申請などが記録されているが、これに限定されない。
ステップ毎の工数には、ステップに紐づけてそのステップにかかる工数が時間単位の数値で記録されているが、これに限定されない。
具体的にスケジュールDBに記録される情報の例として、顧問先の情報には、顧問先管理システムから取得した、顧問先ID、顧問先名、顧問先担当者、顧問先独自の休日、決算日などがあり、会計事務所の情報には、顧問先管理システムから取得した、顧問先担当責任者、顧問先担当作業者のほか、本システム(イベントログ記録部218)から取得した、業務処理を完了させた作業員名、業務処理を完了させたステップ数、業務処理を完了させた日付や、本システム(設定管理テーブル群)から取得した階層管理レベル数、日付と関連付けられた業務フローには、業務進行テーブル(図3−3)から取得した、ステップ(業務概要)、ステップ数、ステップ数に対する工数、業務フローカレンダー情報には、既にスケジュールDBに記録されているほか、インターネット経由で更新された日付情報である、年月日、曜日、日本の祝日、が記録されているが、これらに限定されない。
例えば、1日単位での表示の中に、複数の顧問先のスケジュールがある場合、各顧問先の決算日の近い順に表示させることや、会計事務所内の担当者名の五十音順にその担当顧問先を順に表示させること、データにエラーや不備があると認識した日時順に表示させること、など様々な並べ替えができるが、これらに限定されない。
そして、本システム等を活用して、データに対する作業を実施したら、階層管理可能なカレンダーに、だれが、どのくらいの期間、どのデータを、どこまで作業したかなどを反映させ、作業進捗の可視化ができるが、この例えによって可視化できる内容は限定されない。
以下に実施例6を記載するが、この実施例6によって本発明は限定されるものではない。
以下の実施例6で記載されている業務処理手順は、作業手順と同一の意味を持つものであり、会計事務所の作業手順通りに円滑に進める支援をしているため、業務処理手順を実行(作業手順実行)する会計処理装置であって、具体的に作業手順実行装置や作業手順実行支援装置として読み替えることも可能である。
会計事務所端末3は制御部402と記憶部403と入力部404と出力部406と通信部407から構成される。実施例6は会計事務所端末3で説明して説明しているが、制御部と記憶部についてはサーバー装置2(制御部202と記憶部203)で行ってもよい。
管理テーブルとしてアプリケーション情報テーブル(図3−1)と業務進行テーブル(図3−3)と後述するイベントログテーブル(図3−2)の3つのテーブルからなり、記憶部403に記憶される。
さらに、標準作業時間や実作業時間を表示してもよいし、月、週、日の予定作業量のバーを強調して実作業量と比較できるようにしてもよい。
例えば、進捗管理学習モデルがイベントログテーブル(図3−2)のログ情報を学習することで、各担当者のログ情報から最適な作業工数や作業の傾向(ミスしやすい作業やミスが多い作業等)を分析することで、担当者の作業工数の効率を高めることができる。
また、役職が閲覧権限のない主任、一般、アルバイト等は自分の情報のみがスケジュールに表示される。
また、顧問先から受信したデータや資料を活用することで、顧問先における実務の省力化・精度向上、緊密な連携が出来るようになるため、入力作業を大幅に削減し、監査以降のよりサービス付加の高い業務に注力できる。 以上のようなメリットを持つ会計処理システム、会計処理装置、会計処理プログラム及び会計処理方法を提供するという効果を有すため、会計処理システム、会計処理装置、会計処理プログラム及び会計処理方法等として有用である。
20 データセンター又は会計事務所のサーバー装置
21 会計事務所端末装置
100 顧問先
101 顧問先端末全体の機能ブロック
102 顧問先端末制御部
103 顧問先端末記憶部
104 顧問先端末入力部
105 顧問先端末画像取込部
106 顧問先端末出力部
107 顧問先端末通信部
110 顧問先端末データ送受信部
111 顧問先端末データ記録部
112 顧問先端末アプリ情報管理記録部
113 顧問先端末イベントログ記録部
150 顧問先アプリ
151 顧問先作業端末
152 他社製ソフトウェアCSVデータ
153 領収書等の紙面
154 通帳カード明細
155 銀行カード/クレジットカード明細
156 その他のデータ
157 記帳処理
158 仕訳、元帳の表示
200 会計事務所
201 会計事務所サーバー装置全体の機能ブロック
202 会計事務所サーバー装置制御部
203 会計事務所サーバー装置記憶部
204 会計事務所サーバー装置入力部
205 会計事務所サーバー装置画像取込部
206 会計事務所サーバー装置出力部
207 会計事務所サーバー装置通信部
210 会計事務所サーバー装置データ送受信部
211 会計事務所サーバー装置データ受信認識部
212 会計事務所サーバー装置データ異常判断部
213 会計事務所サーバー装置データ状況判断部
214 会計事務所サーバー装置データ重要度判定部
215 会計事務所サーバー装置データ受信通知部
216 会計事務所サーバー装置データ記録部
217 会計事務所サーバー装置アプリ情報管理記録部
218 会計事務所サーバー装置イベントログ記録部
219 会計事務所サーバー装置業務進行記録部
250 会計事務所アプリ
251 会計事務所作業端末
252 顧問先データの取り込み処理
253 会計事務所監査業務
254 会計事務所財務帳表作成業務
255 会計事務所電子申告業務
256 会計事務所監査業務におけるデータチェック
257 出力表示の統一
300 インターネット
301 インターネット又はLAN
350 顧問先アプリから会計事務所アプリへのインターネット通信
351 会計事務所アプリから顧問先アプリへのインターネット通信
352 会計事務所から顧問先へのインターネットによるメール、データ転送
401 会計事務所端末全体の機能ブロック
402 会計事務所端末制御部
403 会計事務所端末記憶部
404 会計事務所端末入力部
405 会計事務所端末画像取込部
406 会計事務所端末出力部
410 会計事務所端末データ新着表示部
411 会計事務所端末受信データ一括表示部
412 会計事務所端末データ異常表示部
413 会計事務所端末データ重要度表示部
414 会計事務所端末データ状況表示部
415 会計事務所端末データアイコン表示部
416 会計事務所端末メイン画面選択
417 会計事務所端末異常データ確認開始ボタン表示部
418 会計事務所端末取込開始ボタン表示部
419 会計事務所端末データ取り込み部
420 会計事務所端末データ編集ボタン表示部
421 会計事務所端末データ編集部
500 本発明の機能
501 財務処理業務
502 税務処理業務
503 財務処理詳細説明(監査/帳表作成)
504 税務処理詳細説明(申告書作成)
505 財務データの流れ
506 税務データの流れ
507 電子申告処理
508 電子申告処理詳細説明
509 本発明の効果(余力の創出)
510 統合画面(データ一覧表示)
511 データの会社名
512 データの表示条件設定1
513 データの表示条件設定2
514 データの一覧表示部
515 データの表示条件固定値設定ボタン
516 データの各種設定ボタン
517 データのイベント履歴表示ボタン
518 データの選択ボタン
519 統合画面(データ一覧表示)の終了ボタン
520 統合画面(詳細表示)
521 ファイル(データ)の種類
522 ファイル(データ)の顧問先情報
523 ファイル(データ)の状況
524 ファイル(データ)のエラー通知
525 ファイル(データ)の処理開始ボタン
526 ファイル(データ)の概要
527 ファイル(データ)のイベント履歴表示ボタン
528 ファイル(データ)の取込ボタン
529 統合画面(詳細表示)の終了ボタン
Claims (9)
- 税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理装置において、
証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データとを関連付けする会計参照入力手段と、
前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データとを関連付けする帳表作成手段と、
前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データとを関連付けする明細書作成手段と、
前記帳表データと前記明細データとを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データとを関連付けする申告書作成手段と、
前記申告データに署名を付与する電子署名手段と、
前記署名が付与された署名済申告データを設定された納付先に提出する提出手段と、
前記作業項目として前記会計参照入力手段、前記帳表作成手段、前記明細書作成手段、前記申告書作成手段、前記電子署名手段又は前記提出手段のいずれかの処理を実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行処理を行なう作業項目実行手段と、
を備え、
前記作業項目実行手段は、前記複数の作業項目に含まれる全ての作業手順が終了するまで、発行された前記終了通知に対する確認操作を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理装置。 - 税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理装置において、
業務に対応した前記作業項目を処理の順番に示した前記作業手順を設定して業務進行テーブルに記憶する手段と、
証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データとを関連付けする会計参照入力手段と、
前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データとを関連付けする帳表作成手段と、
前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データとを関連付けする明細書作成手段と、
前記帳表データと前記明細データとを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データとを関連付けする申告書作成手段と、
前記申告データに署名を付与する電子署名手段と、
前記業務進行テーブルに従って前記作業項目として前記会計参照入力手段、前記帳表作成手段、前記明細書作成手段、前記申告書作成手段又は前記電子署名手段のいずれかの処理を実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行処理を行なう作業項目実行手段と、
を備え、
前記作業項目実行手段は、前記複数の作業項目に含まれる全ての作業手順が終了するまで、発行された前記終了通知に対する確認操作を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理装置。 - 税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理装置において、
証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データとを関連付けする会計参照入力手段と、
前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データとを関連付けする帳表作成手段と、
前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データとを関連付けする明細書作成手段と、
前記帳表データと前記明細データとを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データとを関連付けする申告書作成手段と、
前記申告データに署名を付与する電子署名手段と、
顧問先に対応した作業手順の順序に従って、前記作業項目として前記会計参照入力手段、前記帳表作成手段、前記明細書作成手段、前記申告書作成手段又は前記電子署名手段のいずれかの処理を実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行処理を行なう作業項目実行手段と、
を備え、
前記作業項目実行手段は、前記複数の作業項目に含まれる全ての作業手順が終了するまで、発行された前記終了通知に対する確認操作を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか記載の会計処理装置において、
前記作業手順に従って発行した作業項目毎の通知を作業手順の順序に並べて表示することで作業項目の進捗状況として表示する進捗状況管理手段を備えることを特徴とする会計処理装置。 - 請求項4記載の会計処理装置において、
前記作業項目毎の処理履歴を記録する履歴記録手段を備えることを特徴とする会計処理装置。 - 請求項5記載の会計処理装置において、
少なくとも前記進捗状況と前記処理履歴との組み合わせを学習した学習モデルと、
前記進捗状況と前記処理履歴との組み合わせから最適な作業手順となる組み合わせを前記学習モデルが判定する作業手順判定手段と、
を備えることを特徴とする会計処理装置。 - 税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理システムであって、
証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データとを関連付けする会計参照入力手段と、
前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データとを関連付けする帳表作成手段と、
前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データとを関連付けする明細書作成手段と、
前記帳表データと前記明細データとを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データとを関連付けする申告書作成手段と、
前記申告データに署名を付与する電子署名手段と、
前記署名が付与された署名済申告データを設定された納付先に提出する提出手段と、
前記作業項目として前記会計参照入力手段、前記帳表作成手段、前記明細書作成手段、前記申告書作成手段、前記電子署名手段又は前記提出手段のいずれかの処理を実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行処理を行なう作業項目実行手段と、
を備え、
前記作業項目実行手段は、前記複数の作業項目に含まれる全ての作業手順が終了するまで、発行された前記終了通知に対する確認操作を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理システム。 - 税務申告を行なうためになされる一連の処理に対応する複数の作業項目を含む作業手順の順序に従って実行する会計処理装置における会計処理方法であって、
前記会計処理装置が、
証憑の電子データを参照して仕訳を入力する会計データを作成し、前記会計データと前記証憑の電子データとを関連付けする会計参照入力ステップと、
前記会計データを参照して帳表データを作成し、前記帳表データと前記会計データとを関連付けする帳表作成ステップと、
前記会計データを参照して明細データを作成し、前記明細データと前記会計データとを関連付けする明細書作成ステップと、
前記帳表データと前記明細データとを参照して申告データを作成し、前記申告データと前記帳表データと前記明細データとを関連付けする申告書作成ステップと、
前記申告データに署名を付与する電子署名ステップと、
前記署名が付与された署名済申告データを設定された納付先に提出する提出ステップと、
前記作業項目として前記会計参照入力ステップ、前記帳表作成ステップ、前記明細書作成ステップ、前記申告書作成ステップ、前記電子署名ステップ又は前記提出ステップのいずれかの処理を実行し、実行終了時に終了通知を発行する作業項目実行処理を行なう作業項目実行ステップと、
を含み、
前記作業項目実行ステップは、前記複数の作業項目に含まれる全ての作業手順が終了するまで、発行された前記終了通知に対する確認操作を受け付けるたびに前記作業項目実行処理を繰り返すことを特徴とする会計処理方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の会計処理装置としてコンピュータを機能させるための会計処理プログラム。
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