JP2016028973A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、記録紙のカール矯正を行うことが可能でかつ、印画品質が良く、信頼性の高いサーマルプリンタの提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係るサーマルプリンタは、サーマルヘッド50と、サーマルヘッド50と対向配置されたプラテンローラ2と、記録紙7のカールを矯正するカール矯正機構40と、を備え、カール矯正機構40は、記録紙7の搬送方向おいて、プラテンローラ2の上流に配置され、カール矯正機構40は、記録紙7のカールを矯正するか否かを切り替え可能である。
【選択図】図1

Description

本発明はサーマルプリンタに関し、特にロール状に巻かれた記録紙の巻き癖を矯正するための機構を備えたサーマルプリンタに関する。
記録紙に熱転写して印刷を行うサーマルプリンタにおいては、記録紙がロール状に巻かれた記録紙ロールがコスト面で有利のため、広く利用されている。この記録紙ロールは、長尺状の記録紙を例えば巻き芯となる紙管に円筒状に巻いたものである。印画の都度、記録紙ロールから必要量の記録紙を巻き出し、印画の終了後に所定の長さで記録紙を記録紙ロールからカットして排紙する。
記録紙ロールから巻き出された記録紙には、巻き癖(以降ではカールと呼ぶ)が付いている。カールは、記録紙が巻き芯に近いほど顕著となる。
そのため、巻き出された記録紙が、カールが付いたままの状態で排紙された場合、カールの影響で印画物がスタック出来ない、印画物の品位を損ねる、あるいは、紙詰まりなどの原因となっていた。
従来のサーマルプリンタにおいては、記録紙を、カールの湾曲方向に対して逆の方向に屈曲してカールを矯正する、カール矯正機構が配置されている。例えば特許文献1においては、カール矯正機構は、記録紙の印画される送り方向に対して、サーマルヘッドよりも下流側で、かつサーマルヘッドによる余熱が記録紙に残留している位置に配置される。
特開2007−197123号公報
従来のサーマルプリンタでは、記録紙がサーマルヘッドを通過後に記録紙とインクリボンを剥離するインクリボン剥離部材に記録紙とインクリボンをカール矯正ローラで一緒に押し付けることによりカールと逆方向の屈曲を与えている。しかしながら、インクリボン剥離部材でインクリボンのみを記録紙から離すように構成できていないのでインクリボンの剥離不良を起こすという問題があった。
また、印画時は、記録紙の搬送速度の変化が印画への影響とならないように、記録紙は所定の一定速度で精密に搬送されている。しかしながら、従来のカール矯正方法では、記録紙がサーマルヘッドを通過する速度が変動するため、印画が不均一となり印画品質を低下させるという問題があった。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、記録紙のカール矯正を行うことが可能でかつ、印画品質が良く、信頼性の高いサーマルプリンタの提供を目的とする。
本発明に係るサーマルプリンタは、サーマルヘッドと、サーマルヘッドと対向配置されたプラテンローラと、記録紙のカールを矯正するカール矯正機構と、を備え、カール矯正機構は、記録紙の搬送方向おいて、プラテンローラの上流に配置され、カール矯正機構は、記録紙のカールを矯正するか否かを切り替え可能である。
本発明に係るサーマルプリンタにおいては、カール矯正機構をサーマルヘッドの下流ではなく、上流側に配置したため、カール矯正機構がサーマルヘッドとグリップローラの間に配置されない。従って、カール矯正機構がインクシートの剥離を阻害することがない。また、記録紙の搬送速度を一定に保つことが可能である。また、カール矯正機構は、印刷動作に連動させて、カール矯正機構のオン、オフを自在に切り替えることができる。よって、印画品質が良く、信頼性の高いサーマルプリンタを得ることができる。
本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタのカール矯正機構の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタのカール矯正機構の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタのカール矯正機構の機能ブロック図である。 記録紙ロールの巻き径に対するカール量とカール矯正量の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタのカール矯正機構の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの記録紙の搬送方向、サーマルヘッドのヒータのオン、オフ、保持部材の回動のそれぞれのタイミングを示す図である。
<構成>
図1は、本発明の実施形態におけるサーマルプリンタの構成を示す図である。本実施の形態のサーマルプリンタは、インクシート3のインクを記録紙7(印画媒体)へ熱転写することによって印画を行う。サーマルプリンタは、インクシート供給・巻取部と、インクシート3および記録紙7を圧着・加熱する熱転写部と、記録紙7の搬送を行う記録紙搬送部と、カール矯正機構40とを備える。
記録紙搬送部はグリップローラ5と、ピンチローラ6と、ステッピングモータ10と、巻き径検出部72とを備える。グリップローラ5およびピンチローラ6は両者の間に記録紙7を挟持するものである。ステッピングモータ10は駆動プーリー等の動力伝達部品(図示せず)を介してグリップローラ5を駆動するものである。巻き径検出部72は、記録紙ロール71の巻き径を検出する。サーマルプリンタプリンタはさらに、記録紙7を切断するためのカッタ(図示せず)を有する。
インクシート供給・巻取部は、供給ボビン13と、ガイドローラ32と、巻取ボビン8と、DC(Direct Current)モータ14とを備える。供給ボビン13はインクシート3を供給するものである。ガイドローラ32は、インクシート3のうち剥離ローラ31と巻取ボビン8との間に位置する部分に接する円筒面を有し、インクシート3のうち熱転写が行われた部分を巻取ボビン8の方へと案内するものである。巻取ボビン8は、インクシート3のうち熱転写が行われた部分を巻き取るものである。DCモータ14は、連結駆動部(図示せず)を介して巻取ボビン8を駆動するものである。
熱転写部は、プラテンローラ2と、サーマルヘッド50と、剥離ローラ31とを備える。サーマルヘッド50は、プラテンローラ2上でインクシート3を記録紙7に部分的に押し付けつつインクシート3を加熱することにより、熱転写を行うものである。サーマルヘッド50は、本体1と、ヒータ30と、IC(Integrate Circuit)カバー11と、ヒートシンク12と、剥離ローラ31とを備える。ヒータ30はサーマルヘッド50の発熱部である。ICカバー11はサーマルヘッドのIC部分を覆うものである。ヒートシンク12はサーマルヘッド50を冷却するものである。剥離ローラ31は、インクシート3のうちサーマルヘッド50と巻取ボビン8との間に位置する部分に接する円筒面を有し、回転可能に支持され、記録紙7からインクシート3を剥離するものである。
カール矯正機構40は、カール矯正ローラ41と、補助ローラ42と、回転軸45と、保持部材43と、カール矯正用モータ44とを備える。保持部材43は、カール矯正ローラ41と補助ローラ42を保持する。保持部材43は回転軸45を軸として回動する。カール矯正用モータ44は、連結駆動部(図示せず)を介して保持部材43を回動させるための動力である。カール矯正用モータ44により保持部材43が回転軸45を中心に回動することにより、カール矯正ローラ41と補助ローラ42の位置が移動する。カール矯正用モータ44は例えばDCモータである。
図2および図3は、カール矯正機構40の構成を示す図である。図2は、カール矯正機構40が記録紙7のカール矯正を行っている状態(以降、オン状態と呼ぶ)を示す。図3は、カール矯正を行っていない状態(以降、オフ状態と呼ぶ)を示す。
図2に示すように、オン状態においては、保持部材43がプラテンローラ2に近づく方向に回動することによって、カール矯正ローラ41が記録紙7の搬送経路に干渉する方向に移動する。このカール矯正ローラ41の干渉により、記録紙7がプラテンローラ2のローラ面に沿う。
図3に示すように、オフ状態においては、保持部材43がプラテンローラ2から離れる方向に回動することによって、補助ローラ42の位置が移動して記録紙7に押し付けられる。これにより、記録紙7がプラテンローラ2のローラ面に沿わなくなる。
記録紙7はカール矯正ローラ41によって、カールとは逆の方向にプラテンローラ2に沿う。図3において、カール矯正オフ状態を示す。カール矯正用モータ44によって保持部材43が回動して、カール矯正ローラ41および補助ローラ42が図示位置へ移動する。補助ローラ42によって記録紙7はプラテンローラ2へ沿わない方向に持ち上げられる。
図4は、カール矯正機構40の機能ブロック図である。カール矯正機構40は、巻き径検出部72と、カール量推定部46と、カール矯正機構制御部47と、カール矯正機構駆動部48とを備える。巻き径検出部72は、記録紙ロール71の巻き径を検出する。カール量推定部46は、記録紙ロール71の巻き径から記録紙7のカール量を推定する。カール矯正機構制御部47は、カール量推定部46が推定したカール量に基づいて、このカール量を矯正するために必要な保持部材43の回動量を計算し、サーマルプリンタ制御部80が制御する印刷動作に連動させて、カール矯正機構駆動部75を制御する。カール矯正機構駆動部75は、カール矯正機構制御部74から送られる保持部材43の回動量を含む制御指示に基づいて、カール矯正用モータ44を駆動することにより、保持部材43を回動させる。
<動作>
記録紙7は、図1に示すように、カール矯正ローラ41と補助ローラ42の間を通り、ICカバー11にガイドされてサーマルヘッド50とプラテンローラ2を通り、図1において、グリップローラ5とピンチローラ6とで挟み込まれて保持される。
グリップローラ5には、針状の突起(図示せず)が形成されており、この突起が記録紙7に刺さることにより搬送力が得られる。サーマルヘッド50およびプラテンローラ2に挟まれることによって記録紙7およびインクシート3が互いに圧着される。この状態で、記録紙7およびインクシート3を同時に搬送しながらサーマルヘッド50のヒータ30の加熱が制御される。これにより生じる記録紙7へのインクの熱転写によって印画が行われる。カラー印画のためには、たとえば、インクシート3におけるイエロー(Y)色のインク領域の印画終了後に、記録紙7がグリップローラ5によっていったん引き戻され、その後、マゼンダ(M)色、シアン(C)色および保護層(オーバーコート層)のインク領域の順に、Y色のインク領域と同様の動作で転写が行われる。これにより、Y色、M色、C色および保護層のインク領域からなる1画面分の転写が行われることで、1枚の印画物が作成される。
熱転写時、インクシート3および記録紙7はサーマルヘッド50とプラテンローラ2との間でいったん加熱圧着される。その後、サーマルヘッド50とプラテンローラ2との間を通り抜けたインクシート3は、剥離ローラ31およびガイドローラ32によって順に案内された後に巻取ボビン8(図1)に巻き取られる。このときインクシート3はサーマルヘッド50およびプラテンローラ2によって挟まれた位置から剥離ローラ31に向かう方向へと引っ張られることで記録紙7から剥離される。この際にインクシート3へ適度な張力を与えないと、インクシート3が記録紙7から完全に剥離されない不良、すなわち剥離不良が生じたり、インクシート3に皺が発生したりすることがある。
記録紙7への余計な搬送速度の変動を与えないようサーマルヘッド50とグリップローラ5の間に記録紙7へ接触させるものを配置せず、かつサーマルヘッド50とグリップローラ5の距離を極力短くすることが望まれる。またインクシート3への余計な張力変動は避けることが望まれる。本発明では、記録紙7の搬送速度とインクシート3の張力を安定のまま保つために、記録紙7の印画される送り方向に対しサーマルヘッド50よりも上流側へカール矯正機構40を配置している。
髪の毛のセット方法において、髪の毛をカールやストレートにしたうえで熱を与えてその形に固定させる。これと同様に、本実施の形態では、図2に示すように、記録紙7をカールとは逆の方向にプラテンローラ2へ巻き付け、サーマルヘッド50の熱を利用し、カール矯正を行う。
本実施形態では、カール矯正ローラ41が移動可能であるため、プラテンローラ2に記録紙7が沿う長さ(記録紙7の巻き付け量)を容易に変更可能である。これにより、記録紙7のカール矯正量の調整を自在に管理できる。例えば、記録紙ロール71の巻き径を検出する巻き径検出部72により記録紙ロール71の巻き径を検出し、カール量推定部46が記録紙7のカール量を推定し、そのカール量によりカール矯正量を決める事ができる。また、図3のように、カール矯正をオフ状態にすることで、記録紙7の搬送経路がストレートに近くなり、搬送速度を速くでき、かつジャムの発生しにくい信頼性の高い記録紙搬送が可能となる。
次に、カール矯正機構40の動作を説明する。図6は、カール矯正機構40の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS101において、記録紙ロール71の巻き径を測定する。これは、巻き径検出部72が記録紙ロール71の巻き径を検出することにより行われる。そして、ステップS102において、カール量推定部46は、記録紙ロール71の巻き径よりカール矯正量を計算する。これは、例えば図5を参照することにより行われる。次に、ステップS103において、カール矯正機構制御部47は、カール矯正量に基づいて、カール矯正に必要な保持部材43の回動量を計算する。そして、ステップS104において、カール矯正機構駆動部48は、カール矯正機構制御部47から送られる保持部材43の回動量を含む制御指示に基づいて、カール矯正用モータ44を駆動することにより、保持部材43を回動させる。
以後、カール矯正機構40の保持部材43の回動量は、図3のカール矯正がオフ状態の位置を基準とする。図5に示すように、一般的に記録紙ロール71の巻き径が大きければ記録紙7のカール量は小さく、巻き径が小さければ記録紙7のカール量は大きい。よって、記録紙ロール71の巻き径が大きければカール矯正量を小さくするために保持部材43の回動量を小さくし、巻き径が小さければカール矯正量を大きくするために保持部材43の回動量を大きくする。このように、記録紙ロール71の巻き径に応じて、カール矯正量を変化させることで、記録紙7のカールを適切に矯正することができる。
図7は、記録紙7の搬送方向、サーマルヘッド50のヒータ30のオン、オフ、保持部材43の回動量のそれぞれのタイミングを示す図である。図7を用いて、カール矯正機構40の動作タイミング制御を説明する。カール矯正量は、保持部材43の回動量と、サーマルヘッド50に備わるヒータ30のオンの時間との積で求められると考えてよい。
図7において、回動量が最大とは、保持部材43が図2の位置にあることを指す。また、回動量が最小とは、保持部材43が図3の位置にあることを指す。図7の中の(a)は、印画動作の最初から最後まで常に、保持部材43の回動量を最大に維持した例である。この場合、カール矯正量は常に最大となる。
図7中の(b)は、ヒータ30がオンの時だけ保持部材43の回動量を最大にし、記録紙7を巻き戻す時には保持部材43の回動量を最小(ゼロ)にした例である。この場合、記録紙7を巻き戻す時には記録紙7がプラテンローラ2に沿っていないので、記録紙7の搬送速度を上げることができる。すなわち、カール矯正を行いつつ、印画のトータル時間を短くすることができる。
図7中の(c)は、特定の色(例えばY)を印画しているときのみ保持部材43の回動量を最大にし、他の色の印画時は回動量を最小とした例である。ここで、特定の色は(Y、M、C、保護層)のうちの1つだけでもよいし、複数の色でも良い。
図7中の(d)は、(a)と同様、印画動作の最初から最後まで常に、カール矯正機構40をオンにした例である。(a)との違いは、記録紙ロール71の巻き径に基づいて保持部材43の回動量を決定していることである。ここで、(b)および(c)においても、保持部材43の回動量を記録紙ロール71の巻き径に基づいた回動量に置き換えてもよい。
図7中の(e)は、Y、M、C、保護層の各色の印画時において、各色の濃淡に合わせて自在に保持部材43の回動量を変化させた例である。印画する色の濃度が薄い場合はヒータ30の熱量が小さいので、保持部材43の回動量を大きくする。一方、印画する色の濃度が濃い場合はヒータ30の熱量が大きいので、保持部材43の回動量を小さくする。こうすることにより、記録紙7の搬送負荷を小さくしたうえで、カール矯正を効率よく実現できる。また、記録紙ロール71の巻き径により求められたカール矯正量に対して、ヒータ30のオンの時間と保持部材43の回動量の積の各色の総和が合致すれば、(a)、(b)、(c)、(d)において、保持部材43の回動量を、各色の濃度に応じて変化させてもよい。
上記のように、記録紙7のカールを軽減させることにより、印画後のスタック性が良く、印画品質の良く、かつ紙詰まりの起こりにくい、信頼性の高いサーマルプリンタを実現できる。
<効果>
本実施の形態におけるサーマルプリンタは、サーマルヘッド50と、サーマルヘッド50と対向配置されたプラテンローラ2と、記録紙7のカールを矯正するカール矯正機構40と、を備え、カール矯正機構40は、記録紙7の搬送方向おいて、プラテンローラ2の上流に配置され、カール矯正機構40は、記録紙7のカールを矯正するか否かを切り替え可能である。
一般にサーマルプリンタにおいては、記録紙7への余計な搬送速度の変動を与えないようサーマルヘッド50とグリップローラ5の間に記録紙7へ接触させるものを配置せず、かつサーマルヘッド50とグリップローラ5の距離を極力短くするのが望まれる。またインクシート3への余計な張力変動は避けることが望まれる。本実施の形態では、カール矯正機構40をサーマルヘッド50の下流ではなく、上流側に配置したため、カール矯正機構40がサーマルヘッド50とグリップローラ5の間に配置されない。従って、カール矯正機構40がインクシート3の剥離を阻害することがない。また、記録紙7の搬送速度を一定に保つことが可能である。また、カール矯正機構40は、印刷動作に連動させて、カール矯正機構のオン、オフを自在に切り替えることができる。よって、印画品質が良く、信頼性の高いサーマルプリンタを得ることができる。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタにおいて、カール矯正機構40は、記録紙7を挟んでプラテンローラ2と対向配置されたカール矯正ローラ41と、カール矯正ローラ41の位置を記録紙7の搬送経路に干渉する方向に移動させるカール矯正ローラ位置移動機構と、を備え、カール矯正ローラ41が移動してカール矯正ローラ41が記録紙7に干渉し、カール矯正ローラ41の移動に伴う干渉に応じて記録紙7がプラテンローラ2のローラ面に沿う。
従って、本実施の形態では、カール矯正ローラ41により、記録紙7をカールとは逆の方向にプラテンローラ2へ巻き付け、サーマルヘッド50の熱を利用して、カール矯正を行うことが可能となる。また、カール矯正ローラ41の移動量を調整することにより、カール矯正量を変化させることが可能である。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタにおいて、カール矯正機構40は、補助ローラ42をさらに備え、カール矯正ローラ41と補助ローラ42とは同一の保持部材43に保持されており、カール矯正ローラ位置移動機構が保持部材43を移動させることにより補助ローラ42の位置も移動し、記録紙7のカールの矯正を行わない場合、補助ローラ42の位置が移動して、記録紙7をサーマルヘッド50とプラテンローラ2との間隙の入口に導く。
従って、カール矯正を行わない場合は、補助ローラ42により、記録紙7をサーマルヘッド50とプラテンローラ2との間隙の入口に導くことが可能である。また、補助ローラ42を、カール矯正ローラ41が保持されている部材と同じ保持部材43に配置することにより、カール矯正ローラ位置移動機構を補助ローラ42の移動に利用することが可能である。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッド50を加熱しているときにのみ、カール矯正機構40は記録紙7のカールを矯正する。
従って、記録紙7を巻き戻すときには、カール矯正機構40をオフ状態にすることにより、記録紙7を巻き戻す際の搬送速度を上げることが可能である。よって、印刷に要する時間を短縮することができる。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタにおいて、特定の色を印画しているときにのみ、カール矯正機構40は記録紙7のカールを矯正する。
従って、特定の色以外の色を印画しているときにはカール矯正機構40をオフ状態にすることにより、記録紙7の搬送速度を上げることが可能である。よって、印刷に要する時間を短縮することができる。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタは、記録紙7が巻かれた記録紙ロール71の巻き径を検出する巻き径検出部72をさらに備え、カール矯正機構40は、記録紙ロール71の巻き径に基づいて、カール矯正ローラ41の移動量を調整して、記録紙7をプラテンローラ2のローラ面に沿わせる長さを変化させることにより、記録紙7のカール矯正量を調整する。
従って、記録紙7のカール量は、記録紙ロール71の巻き径に応じて変化するため、記録紙ロール71の巻き径に基づいて記録紙7のカール矯正を行うことにより、記録紙7の実際のカール量の分だけ、カール矯正を適用することが可能となる。
また、本実施の形態におけるサーマルプリンタにおいて、カール矯正機構40は、記録紙ロール71の巻き径およびサーマルヘッド50の加熱量に基づいて、カール矯正ローラ41の移動量を調整して、記録紙7をプラテンローラ2のローラ面に沿わせる長さを変化させることにより、記録紙7のカール矯正量を調整する。
カール矯正量は、記録紙7をプラテンローラ2のローラ面に沿わせる長さと、サーマルヘッドの加熱量の積に応じて決まる。そこで、本実施の形態では、サーマルヘッドの加熱量、即ち画像の濃淡に応じて、保持部材43の回動量(即ち、記録紙7をプラテンローラ2のローラ面に沿わせる長さ)を調整する。これにより、サーマルヘッドの加熱量が変化しても、一定量のカール矯正を行うことが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
11 ICカバー、13 供給ボビン、14 DCモータ、2 プラテンローラ、3 インクシート、30 ヒータ、31 剥離ローラ、32 ガイドローラ、40 カール矯正機構、41 カール矯正ローラ、42 補助ローラ、43 保持部材、44 カール矯正用モータ、45 回転軸、46 カール量推定部、47 カール矯正機構制御部、48 カール矯正機構駆動部、50 サーマルヘッド、5 グリップローラ、6 ピンチローラ、7 記録紙、71 記録紙ロール、72 巻き径検出部、8 巻取ボビン、80 サーマルプリンタ制御部。

Claims (7)

  1. サーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドと対向配置されたプラテンローラと、
    記録紙のカールを矯正するカール矯正機構と、
    を備え、
    前記カール矯正機構は、前記記録紙の搬送方向おいて、前記プラテンローラの上流に配置され、
    前記カール矯正機構は、前記記録紙のカールを矯正するか否かを切り替え可能である、
    サーマルプリンタ。
  2. 前記カール矯正機構は、
    前記記録紙を挟んで前記プラテンローラと対向配置されたカール矯正ローラと、
    前記カール矯正ローラの位置を前記記録紙の搬送経路に干渉する方向に移動させるカール矯正ローラ位置移動機構と、
    を備え、
    前記カール矯正ローラが移動して前記カール矯正ローラが前記記録紙に干渉し、前記カール矯正ローラの移動に伴う前記干渉に応じて前記記録紙が前記プラテンローラのローラ面に沿う、
    請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記カール矯正機構は、補助ローラをさらに備え、
    前記カール矯正ローラと前記補助ローラとは同一の保持部材に保持されており、
    前記カール矯正ローラ位置移動機構が前記保持部材を移動させることにより前記補助ローラの位置も移動し、
    前記記録紙のカールの矯正を行わない場合、前記補助ローラの位置が移動して、前記記録紙を前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間隙の入口に導く、
    請求項2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記サーマルヘッドを加熱しているときにのみ、前記カール矯正機構は前記記録紙のカールを矯正する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
  5. 特定の色を印画しているときにのみ、前記カール矯正機構は前記記録紙のカールを矯正する、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
  6. 前記記録紙が巻かれた記録紙ロールの巻き径を検出する巻き径検出部をさらに備え、
    前記カール矯正機構は、前記記録紙ロールの巻き径に基づいて、前記カール矯正ローラの移動量を調整して、前記記録紙を前記プラテンローラのローラ面に沿わせる長さを変化させることにより、当該記録紙のカール矯正量を調整する、
    請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
  7. 前記カール矯正機構は、前記記録紙ロールの巻き径および前記サーマルヘッドの加熱量に基づいて、前記カール矯正ローラの移動量を調整して、前記記録紙を前記プラテンローラのローラ面に沿わせる長さを変化させることにより、当該記録紙のカール矯正量を調整する、
    請求項6に記載のサーマルプリンタ。
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