JP2016027249A - 排水ポンプ及び空気調和機 - Google Patents

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直樹 日下
正吾 濱田
Shogo Hamada
正吾 濱田
沙祈子 冨田
Sakiko Tomita
沙祈子 冨田
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Abstract

【課題】空気調和機用の排水ポンプの周囲での排出管の曲がり等を低減でき、空気調和機等の内部での省スペース化を図れる排水ポンプを提供する。【解決手段】水平管11をポンプ室ケース1と一体に形成し、継手管12をポンプ室ケース1及び水平管11とは別部品で形成する。継手管12を水平管11に連結する。水平管11と継手管12とを樹脂成形部品として構成する。継手管12は水平管11とは反対側端部に平坦面12dを有する。水平管11の連結部11cと継手管12の連結部12cとを超音波溶着により固定する。この超音波溶着のホーンを継手管12の平坦面12dに押し当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば空気調和機の室内ユニットのドレンパンに溜まったドレン水(結露水)を排水するための排水ポンプ、この排水ポンプを備えた空気調和機に関する。
従来、空気調和機用排水ポンプとして、例えば 特開2002−48084号公報(特許文献1)及び特開2001−207987号公報(特許文献2)に開示されたものがある。
特許文献1の排水ポンプは、ポンプ部の上にモータ部が配置され、ポンプ部のポンプ室ケース内にモータ部によって回転するインペラが配設されている。また、ポンプ室ケースは薄型ロート状の形状で、その下端にはドレンパン内に配置される吸込み口が形成されるとともに、ポンプ室ケースの外周には吐出し口が形成されている。そして、インペラの回転により、吸込み口からドレンパンの水を吸引し、吸引した水を吐出し口から外部に排水するものである。また、一般に吐出し口には排出管(ホース)が接続され、排出管により空気調和機から離れた位置に排水するようにしている。
特開2002−48084号公報 特開2001−207987号公報
空気調和機の室内ユニットにおいて、ドレンパンの水を離れた場所に排水するために、排水ポンプの吐出し口に接続した排出管を排水ポンプよりも上方に引き回しをする必要がある。例えば、特許文献1のように吐出し口をポンプ室ケースから水平に横に設けた場合、吐出し口に接続した排出管は吐出し口から上に曲げていく必要がある。しかし、排出管を一端水平に接続してから曲げるようにするので、この排出管の曲げの部分にスペースを必要とする。
そこで、省スペース化を図るために、特許文献2のものは、下部ケーシング(2)(ポンプ室ケース)の上部を蓋する上部ケーシング(1)(特許文献1の蓋ケース6に相当)に、その側部で鉛直上方に延びる吐出管(23)を上部ケーシング(1)と一体に設けるようにしている。また、下部ケーシング(2)内に、回転羽根(12)(インペラ)を収容する第1の空間(S1)と、この第1の空間(S1)から膨出した第2の空間(S2)を形成し、上部ケーシング(1)を下部ケーシング(2)に組み付けることで、吐出管(23)を第2の空間(S2)に連通するようにしている。
ここで、特許文献1の排水ポンプに見られるように、インペラを収容するポンプ室ケース内はこのインペラに倣った形状をしており、このポンプ室ケース内と吐出し口とを連通する部分は僅かに細く絞られている。これは、ポンプ室ケース内の吸入圧力あるいは吐出圧力を安定に確保するためである。しかし、特許文献2のものでは、上部ケーシング(1)に吐出管(23)を設ける構造となっているため、下部ケーシング(2)において、回転羽根(12)を収容する第1の空間(S1)の他に第2の空間(S2)を必要としている。このため、吸入圧力あるいは吐出圧力を安定に確保するためには、改良の余地がある。
また、特許文献2のものでは、吐出管(23)に排出管を接続する接続部分を確保するために、吐出管(23)を上部ケーシング(1)の上端面よりさらに突出させる必要があり、省スペースという点で改良の余地がある。
本発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたものであり、排水ポンプの周囲での排出管の曲がり等を低減でき、室内ユニットの内部での省スペース化を図れる排水ポンプを提供することを課題とする。
請求項1の排水ポンプは、下端部に円筒状の吸込み管部が形成されるとともに、側面に吐出管部が形成された円筒状のポンプ室ケースと、該ポンプ室ケース内に回動可能に配設されたインペラとを備え、前記インペラを前記ポンプ室ケース内で回転させることにより、前記吸込み管部から流体を吸い込んで前記吐出管部から流体を吐出するようにした排水ポンプであって、前記吐出管部が、前記ポンプ室ケース内に連通する水平管と、該水平管の中心軸線と交差する方向を中心軸線として該水平管に連通する継手管とで構成されていることを特徴とする。
請求項2の排水ポンプは、請求項1に記載の排水ポンプであって、前記水平管が前記ポンプ室ケースと一体に形成されるとともに、前記継手管が前記ポンプ室ケース及び水平管とは別部品で形成されて前記水平管に連結されていることを特徴とする。
請求項3の排水ポンプは、請求項2に記載の排水ポンプであって、前記水平管と前記継手管との連結部分にて、前記水平管と前記継手管とのいずれか一方に切り溝が形成され、他方に該水平管に対する継手管の所定の取り付け位置において該切り溝に嵌合する突起が形成されていることを特徴とする。
請求項4の排水ポンプは、請求項2または3に記載の排水ポンプであって、前記水平管と前記継手管とが樹脂成形部品であり、前記継手管は前記水平管とは反対側端部に平坦面を有し、前記水平管の連結部と前記継手管の連結部とが超音波溶着により固定されていることを特徴とする。
請求項5の排水ポンプは、請求項1に記載の排水ポンプであって、前記水平管と前記継手管とからなる前記吐出管部が前記ポンプ室ケースと一体に形成されるとともに、前記水平管が前記ポンプ室ケースとは反対側に開口するように形成され、当該水平管の開口部分が、当該水平管とは別部品で形成された蓋部材を固定することにより閉塞されていることを特徴とする。
請求項6の排水ポンプは、請求項5に記載の排水ポンプであって、前記水平管と前記蓋部材とが樹脂成形部品であり、前記蓋部材は前記水平管とは反対側端部に平坦面を有し、前記水平管の開口部分と前記蓋部材の連結部とが超音波溶着により固定されていることを特徴とする。
請求項7の排水ポンプは、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の排水ポンプであって、前記継手管の中心軸線が前記水平管の中心軸線と直交し、該継手管が該水平管の中心軸線から鉛直上方に向けて開口していることを特徴とする。
請求項8の空気調和機は、室内熱交換器、室外熱交換器、絞り装置及び圧縮機を含む冷凍サイクルを備えた空気調和機であって、前記室内熱交換器が設けられた室内ユニット内に請求項1乃至7のいずれか一項に記載の排水ポンプを備えたことを特徴とする。
請求項1の排水ポンプによれば、排出管(ホース等)を接続する継手管が水平方向に向いた水平管から異なる方向に向けられているので、当該排水ポンプの周囲での排出管の曲がり等を低減でき、室内熱交換器が設けられた室内ユニットの内部での省スペース化を図れる。
請求項2の排水ポンプによれば、請求項1の効果に加えて、水平管が前記ポンプ室ケースと一体に形成されるとともに、継手管がポンプ室ケース及び水平管とは別部品で形成されているので、ポンプ室ケース及び水平管の成形、及び、継手管の成形が容易になる。
請求項3の排水ポンプによれば、請求項2の効果に加えて、水平管と継手管とを組み付けるとき、水平管の中心軸線周りの位置決めを容易に行うことができる。
請求項4の排水ポンプによれば、請求項2または3の効果に加えて、水平管と継手管との超音波溶着時に継手管の平坦面をホーンで押すことが容易になり、水平管と継手管との連結部を確実に超音波溶着できる。
請求項5の排水ポンプによれば、請求項1の効果に加えて、水平管がポンプ室ケースとは反対側に開口するように、吐出管部とポンプ室ケースとを一体に形成し、水平管の開口部分を別部品の蓋部材を固定する構造となっているので、製造が容易になる。
請求項6の排水ポンプによれば、請求項5の効果に加えて、水平管と蓋部材との超音波溶着時に蓋部材の平坦面をホーンで押すことが容易になり、水平管と蓋部材との連結部を確実に超音波溶着できる。
請求項7の排水ポンプによれば、請求項1乃至6の効果に加えて、継手管が鉛直上方に向けて開口しているので、継手管に接続する排出管(ホース等)をそのまま上方に向けることができるので、例えば室内天井に設ける室内ユニットの排出管の引き回しが容易になりさらに省スペース化を図れる。
請求項8の空気調和機によれば、請求項1乃至7のいずれか一項と同様な効果が得られるとともに、室内ユニットの内部での省スペース化を図れることから、室内ユニットを小型化することができる。
本発明の第1実施形態の排水ポンプの一部破断正面図である。 本発明の第1実施形態の排水ポンプの外観正面図である。 本発明の第1実施形態の排水ポンプの継手管の斜視図である。 本発明の第1実施形態の排水ポンプのポンプ室ケースと継手管の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の排水ポンプの第1変形例を示すポンプ室ケースと継手管の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の排水ポンプの第2変形例を示すポンプ室ケースと継手管の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態の排水ポンプの一部破断正面図である。 本発明の第2実施形態の排水ポンプの外観正面図である。 本発明の第2実施形態の排水ポンプのポンプ室ケース及び吐出管部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和機の概略構成を示す図である。
次に、本発明の排水ポンプ及び空気調和機の実施形態を図面を参照して説明する。
(排水ポンプの実施形態)
図1は第1実施形態の排水ポンプ100の一部破断正面図、図2は第1実施形態の排水ポンプ100の外観正面図、図3は第1実施形態の排水ポンプ100の継手管の斜視図、図4は第1実施形態の排水ポンプ100のポンプ室ケースと継手管の分解斜視図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1及び図2の図面における上下に対応する。
この実施形態の排水ポンプ100は、ポンプ部10とモータ部20とを備えている。モータ部20は、軸受アッセンブリ20a,20b、ステータ回路部20c及びロータ20dを備えている。ロータ20dの駆動軸20eは軸受アッセンブリ20a,20bにより軸支持されている。ステータ回路部20cは、コイル部等を有しており、このステータ回路部20cとロータ20dは三相のDCブラシレスモータを構成している。
ポンプ部10は、樹脂製で薄型円筒状のポンプ室ケース1と樹脂製で円筒形状の蓋ケース5とを有している。ポンプ室ケース1は、例えば図10に示す後述のドレンパン71内に配置される吸込み管部(吸込み口)1aと、例えば後述の排出管73が接続される吐出管部(吐出し口)2とを有している。なお、ポンプ室ケース1の外周の2箇所には嵌合部1b(図2及び図4参照)が形成され、この嵌合部1bを蓋ケース5の下端部にスナップフィットすることによりポンプ室ケース1と蓋ケース5が取り付け固定されている。
ポンプ室ケース1内には、インペラ4が配設されている。インペラ4は、軸嵌合部41を有するとともに、この軸嵌合部41の下方に中心軸Lの方向に沿って延びる複数(例えば4枚)の板状の小羽根42を有しており、この小羽根42は、吸込み管部1a内に配置されている。そして、軸嵌合部41がモータ部20の駆動軸20eに固定されている。また、軸嵌合部41と小羽根42との間には、略逆円錐状に形成された中空円錐板43を有しており、モータ部20によりインペラ4が回転し、吸込み管部1a内で小羽根42が回転することにより、ドレンパンの水が吸込み管部1a内に上昇し、その水が遠心力により中空円錐板43側に移動する。そして、この中空円錐板43と中空円錐板43上に設けた大羽根44とによりポンプ室ケース1内の水が回転し、その遠心力により水が吐出管部2から吐出される。
蓋ケース5の中央には、駆動軸20e及びポンプ部10の中心軸Lの周りに水切り部51が形成されており、この水切り部51を駆動軸20eが貫通している。また、水切り部51の外側には、モータ部20側に延設された円筒状の縦壁52と円筒状の外壁53が形成されている。この外壁53の外周には2箇所に取付ボス部53aが形成されている。そして、縦壁52と外壁53はモータ部20を支持している。また、モータ部20の外装ケースの取付ボス部20fと蓋ケース5の取付ボス部53aとを突き合せて、タッピングネジNによりモータ部20と蓋ケース5とがネジ止めされている。
なお、縦壁52と外壁53はその間に空隙を形成し、縦壁52と外壁53の間の空隙から図示しないスリットを通って外部に通じる通路はラビリンス構造となっている。これにより、主に吸込み管部1a内で発生する水掻き音が、外部に漏れるのを低減している。
吐出管部2は、ポンプ室ケース1内に連通して中心線軸L1を水平方向とした水平管11と、中心線軸L2を鉛直方向とした継手管12とで構成されている。すなわち、継手管12の中心線軸L2は水平管11の中心軸線L1と交差(この場合は90°で交差)する方向である。継手管12には例えば後述の排出管73(ホース等)が接続される。
ポンプ室ケース1内の空間S1は、インペラ4の中空円錐板43の形状に倣った略円錐状の空間となっている。ポンプ室ケース1と水平管11とは樹脂成形部品として一体に形成されており、水平管11はポンプ室ケース1内の空間S1に連通する径の小さな小径通路11aと、この小径通路11aに連通して小径通路11aより径を次第に大きくした大径通路11bとを有している。この小径通路11aと大径通路11bは中心線軸L1を回転中心とする形状であり、大径通路11bは円筒形状の円環部111に形成されている。そして、この円環部111の端部となる大径通路11bの開口部の周囲は、円環状の連結部11cとなっている。
継手管12は樹脂成形部品としてポンプ室ケース1及び水平管11とは別部品で形成されている。この継手管12は水平管11の大径通路11bに連通する水平通路12aと、この水平通路12aに連通して上方に開口する垂直通路12bとを有している。水平通路12aは水平管11の中心線軸L1を回転中心とする形状であり、この水平通路12aの開口部の周囲は円環状の連結部12cとなっている。なお、垂直通路12bは中心線軸L2を回転中心とする形状である。また、継手管12は、水平管11の連結部11cの外周に嵌合する嵌合孔121を有している。さらに、継手管12は、水平管11とは反対側端部に平坦面12dを有している。
以上の構成により、継手管12の嵌合孔121を水平管11の連結部11cの外周に嵌合するようにして、継手管12が水平管11に取り付けられている。さらに、継手管12の平坦面12dを超音波溶着時のホーンで押すことにより、水平管11の連結部11cと継手管12の連結部12cとが超音波溶着されている。
図5は第1実施形態の排水ポンプ100の第1変形例を示すポンプ室ケースと継手管の分解斜視図である。この第1変形例は、水平管11の円環部111の外周の上部一カ所に突起112を形成し、継手管12の嵌合孔121の周囲の上部一カ所に「切り溝」としてのスリット122を形成したものである。そして、この突起112をスリット122に挿入することで、水平管11と継手管12とを組み付けるとき、中心軸線L1周りの位置決めを容易に行うことができる。なお、突起112とスリット122は上部ではなくても互いに対応する位置であればよい。なお、この突起112と同様な突起を継手管12側に形成し、スリット122と同様なスリットを水平管11側に形成してもよい。
図6は第1実施形態の排水ポンプ100の第2変形例を示すポンプ室ケースの一部と継手管の断面図である。なお、図1と同じ要素には同符号を付記して重複する説明は省略する。この第2変形例は、継手管12の水平通路12aと垂直通路12bとを中心軸線L1とL2を円弧で繋ぐ円弧通路12eを設けたものである。この円弧通路12eにより水平通路12aから垂直通路12bへの水の流れがより円滑になる。この第2変形例の場合は、継手管12には円弧通路12eの外壁12fが曲面になっているが、超音波溶着時には、この外壁12fに合うようなホーンを用いればよい。なお、このような円弧通路を設けた場合でも、第1実施形態のように前記平坦面12dを有する形状にしてもよい。また、この第2変形例において前記第1変形例と同様な突起とスリット(切り溝)を水平管と継手管とに形成するようにしてもよい。
図7は第2実施形態の排水ポンプ100の一部破断正面図、図8は第2実施形態の排水ポンプ100の外観正面図、図9は第2実施形態の排水ポンプ100のポンプ室ケース及び吐出管部の斜視図である。
この第2実施形態で第1実施形態と異なるところは吐出管部の構成である。その他の構成は第1実施形態と同じであり、図7乃至図9において第1実施形態と同じ要素には図1乃至図5と同符号を付記して重複する説明は省略する。
この実施形態における吐出管部3は、ポンプ室ケース1内に連通して中心線軸L1を水平方向とした水平管31と、中心線軸L2を鉛直方向とした継手管32とで構成されている。この継手管32の中心線軸L2は水平管31の中心軸線L1と交差(この場合は90°で交差)する方向であり、この点は、第1実施形態と同様である。継手管32には例えば後述の排出管73(ホース等)が接続される。
この実施形態では、水平管31と継手管32とからなる吐出管部3と、ポンプ室ケース1とが、樹脂成形部品として一体に形成されている。水平管31はポンプ室ケース1内の空間S1に連通する径の小さな小径通路31aと、この小径通路31aに連通して小径通路31aより径の大きな大径通路31bとを有している。この小径通路31aと大径通路31bは中心線軸L1を回転中心とする形状であり、大径通路31bは、ポンプ室ケース1とは反対側に開口するように形成されている。継手管32は水平管31の大径通路31bに連通して上方に開口する垂直通路32aを有しており、垂直通路32aは中心線軸L2を回転中心とする形状である。
水平管31の大径通路31bの開口部分は蓋部材33で閉塞されている。蓋部材33は、吐出管部3とは別部品の樹脂成形部品であり、この蓋部材33は、ボス部33aとフランジ部33bとを有し、ボス部33aの端部外周は連結部33cとなっている。また、フランジ部33bの水平管31とは反対側端部に平坦面33dを有している。また、水平管31の大径通路31bの開口部分の内側は蓋部材33のボス部33aの外周に嵌合する嵌合孔311となっており、この嵌合孔311と大径通路31bとの間はテーパ面からなる連結部31cとなっている。
以上の構成により、水平管31の嵌合孔311内に蓋部材33のボス部33aを嵌合し、蓋部材33の平坦面33dを超音波溶着時のホーンで押すことにより、この水平管31の連結部31cと蓋部材33の連結部33cとが超音波溶着されている。
以上の第1実施形態では水平管11と継手管12を超音波溶着し、第2実施形態では水平管31と蓋部材33とを超音波溶着するようにしているが、これらは接着剤で固着してもよい。
第1実施形態では水平管11に対して継手管12を固定するようにしているが、水平管11と継手管12とをスナップフィットやネジにより取り付け、水平管11に対して継手管12を中心軸線L1周りに回転可能としてもよい。この場合、継手管12に接続される排出管(ホース等)の向きを任意に設定できる。また、第2実施形態において、継手管32の中心軸線L2が鉛直方向である例について説明したが、この中心軸線L2が鉛直方向から任意の方向に傾斜した構造でもよい。
また、各実施形態では、水平管の中心軸線L1と継手管の中心軸線L2とが90°で交差する例について説明したが、中心軸線L1と中心軸線L2が90°以外の角度で交差する構造でもよい。この場合、中心軸線L1と中心軸線L2を含む面内で、実施形態に図示した中心軸線L2に対して角度θだけあおった角度の中心軸線L2となる構造でもよい。この場合、角度θは45°以下が適している。
以上のように、排出管(ホース等)を接続する継手管12,32が水平方向に向いた水平管11,31から異なる方向に向けられているので、排水ポンプ100の周囲での排出管の曲がり等を低減でき、室内熱交換器が設けられた室内ユニットの内部での省スペース化を図れる。
また、ポンプ室ケース1内の空間S1はインペラ4に倣った形状をしており、さらに、空間S1と吐出管部2,3とを連通する部分(小径通路11a,小径通路31a)は僅かに細く絞られているので、ポンプ室ケース1内の吸入圧力あるいは吐出圧力を安定に確保することができる。
(空気調和機の実施形態)
以下に、本発明の一実施形態に係る空気調和機について、図10を参照して説明する。図10は本発明の一実施形態に係る空気調和機200の概略構成を示す図である。この空気調和機200は、例えば、家屋や商業施設などに設けられるエアコン等として用いられる。
この空気調和機200は、室内熱交換器61と、室外熱交換器62と、絞り装置63と、圧縮機64と、流路切換弁65とを含む冷凍サイクル60を備えている。室内熱交換器61は室内ユニット70内に設けられ、室外熱交換器62と、絞り装置63と、圧縮機64と、流路切換弁65は、室外ユニット80内に設けられている。
空気調和機200の冷凍サイクル60の流路は流路切換弁65により「冷房モード」および「暖房モード」の2通りの流路に切換えられる。冷房モードでは、図10に実線の矢印で示すように、圧縮機64で圧縮された冷媒は流路切換弁65から室外熱交換器62に流入され、絞り装置63に流入される。そして、この絞り装置63で冷媒が膨張され、室内熱交換器61に流入される。この室内熱交換器61に流入された冷媒は、流路切換弁65を介して圧縮機64に流入される。一方、暖房モードでは、図10に破線の矢印で示すように、圧縮機64で圧縮された冷媒は流路切換弁65から室内熱交換器61に流入され、絞り装置63に流入される。そして、この絞り装置63で冷媒が膨張され、室外熱交換器62、流路切換弁65、圧縮機64の順に循環される。
冷房モードでは、室外熱交換器62が凝縮器として機能し、室内熱交換器61が蒸発器として機能し、室内の冷房がなされる。また、暖房モードでは、室外熱交換器62が蒸発器として機能し、室内熱交換器61が凝縮器として機能し、室内の暖房がなされる。
室内ユニット70は、室内熱交換器61の下方にドレンパン71を備えるとともに、前記第1実施形態、第1変形例、第2変形例、あるいは、第2実施形態の排水ポンプ100と、この排水ポンプ100を制御する制御装置72を備えている。排水ポンプ100の吸込み管部1aはドレンパン71内に配置され、前記インペラ4の回転により、吸込み管部1aからドレンパン71に溜まったドレン水を吸引し、吸引したドレン水を吐出管部2(または3)から吐出する。この吐出管部2(または3)には排出管73(ホース)が接続されており、吐出管部2(または3)から吐出されるドレン水は排出管73により室内ユニット70(空気調和機)から離れた位置に排水される。
排水管73は吐出管部2(または3)を介してそのまま上方(鉛直方向)に向けることができるので、室内ユニット70内での排出管73の引き回しが容易になり省スペース化を図ることができる。これにより、例えば排水ポンプ100をドレンパン71の側壁に近く配置できるので、ドレンパン71のサイズも小さくでき、室内ユニット70を小型化することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 ポンプ室ケース
1a 吸込み管部
2 吐出管部
11 水平管
11c 連結部
112 突起
12 継手管
12c 連結部
12d 平坦面
122 スリット(切り溝)
3 吐出管部
31 水平管
31c 連結部
32 継手管
33 蓋部材
33c 連結部
33d 平坦面
4 インペラ
60 冷凍サイクル
61 室内熱交換器
62 室外熱交換器
63 絞り装置
64 圧縮機
65 流路切換弁
70 室内ユニット
80 室外ユニット
100 排水ポンプ
200 空気調和機
L1 中心線軸
L2 中心線軸

Claims (8)

  1. 下端部に円筒状の吸込み管部を有するとともに、側面に吐出管部を有する円筒状のポンプ室ケースと、該ポンプ室ケース内に回動可能に配設されたインペラとを備え、前記インペラを前記ポンプ室ケース内で回転させることにより、前記吸込み管部から流体を吸い込んで前記吐出管部から流体を吐出するようにした排水ポンプであって、
    前記吐出管部が、前記ポンプ室ケース内に連通する水平管と、該水平管の中心軸線と交差する方向を中心軸線として該水平管に連通する継手管とで構成されていることを特徴とする排水ポンプ。
  2. 前記水平管が前記ポンプ室ケースと一体に形成されるとともに、前記継手管が前記ポンプ室ケース及び水平管とは別部品で形成されて前記水平管に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の排水ポンプ。
  3. 前記水平管と前記継手管との連結部分にて、前記水平管と前記継手管とのいずれか一方に切り溝が形成され、他方に該水平管に対する継手管の所定の取り付け位置において該切り溝に嵌合する突起が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排水ポンプ。
  4. 前記水平管と前記継手管とが樹脂成形部品であり、前記継手管は前記水平管とは反対側端部に平坦面を有し、前記水平管の連結部と前記継手管の連結部とが超音波溶着により固定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の排水ポンプ。
  5. 前記水平管と前記継手管とからなる前記吐出管部が前記ポンプ室ケースと一体に形成されるとともに、前記水平管が前記ポンプ室ケースとは反対側に開口するように形成され、当該水平管の開口部分が、当該水平管とは別部品で形成された蓋部材を固定することにより閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の排水ポンプ。
  6. 前記水平管と前記蓋部材とが樹脂成形部品であり、前記蓋部材は前記水平管とは反対側端部に平坦面を有し、前記水平管の開口部分と前記蓋部材の連結部とが超音波溶着により固定されていることを特徴とする請求項5に記載の排水ポンプ。
  7. 前記継手管の中心軸線が前記水平管の中心軸線と直交し、該継手管が該水平管の中心軸線から鉛直上方に向けて開口していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の排水ポンプ。
  8. 室内熱交換器、室外熱交換器、絞り装置及び圧縮機を含む冷媒回路を備えた空気調和機であって、
    前記室内熱交換器が設けられた室内ユニット内に請求項1乃至7のいずれか一項に記載の排水ポンプを備えたことを特徴とする空気調和機。
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