JP2016026539A5 - - Google Patents

Description

上記課題に鑑みてなされた請求項１に係る発明は、始動口への入球に起因して乱数を抽出し、該乱数に基づき当否判定を行う判定手段と、
前記当否判定で当りと判定されたことに起因して、特定領域が設けられた大入賞口を複数のラウンド回数開放する大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
前記大当り遊技の前記ラウンドの態様を決定する決定手段と、を備えた弾球遊技機であって、
前記大当り遊技の最後の前記ラウンド以外の前記ラウンドの態様として、当該ラウンドが終了すると、無条件で次の前記ラウンドに進む無条件ラウンドと、
当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入した場合には、次の前記ラウンドに進み、当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入しない場合には、次の前記ラウンドに進まず、実行中の前記大当り遊技が終了する条件付ラウンドと、を備え、
前記決定手段は、前記大当り遊技における前記複数のラウンド回数を変更することなく、前記大当り遊技の種類又は大当り遊技発生時の遊技状態に応じた確率の抽選により前記条件付ラウンドが到来する順番を変えることで、前記ラウンドの態様を決定する、ことを特徴とする弾球遊技機に関するものである。

無条件ラウンドと条件付ラウンドの２種類を有する大当り遊技は、各種類のラウンドの数や順番を変えることで、消化される平均的なラウンド数（平均消化ラウンド数）や、遊技者に付与される平均的な賞球数（平均賞球数）を変えることができる。
これにより、請求項１に記載の発明は、大当り遊技の種類又は大当り発生時の遊技状態に応じた確率の抽選により前記条件付ラウンドが到来する順番を変えることができるので、賞球が過度に付与されることを防ぐ効果、又は遊技にメリハリを付ける効果を有する。

請求項２に記載の発明は、各種類のラウンドの数や、各種類のラウンドが消化される順番が異なる複数の種別の大当り遊技が設けられており、設定に応じて大当り遊技の種別が定められる。このため、遊技者に有利な設定になるにつれ、より高い頻度で、平均消化ラウンド数や平均賞球数の多い大当り遊技を発生させることができ、設定を変更することで、遊技者に付与される利益を調整可能となる。このため、ホールと遊技者の利益のバランスを取りながら、遊技者に多くの賞球を与えることができる。

これに対し、請求項２に記載の発明によれば、設定の変更により遊技者に付与される利益が調整されるため、釘調整が不要となる。このため、高度な技術を有していなくても利益を調整できると共に、立ち入り検査を伴うことなく利益を調整できる。

なお、請求項３に記載されているように、弾球遊技機は、始動口及び大入賞口が設けられていると共に、遊技球の進路を定めるための進路調整部材が複数設けられた遊技盤を備え、進路調整部材は、形状の変更が困難又は不可能に構成されていても良い。

Claims (3)

1. 始動口への入球に起因して乱数を抽出し、該乱数に基づき当否判定を行う判定手段と、
   前記当否判定で当りと判定されたことに起因して、特定領域が設けられた大入賞口を複数のラウンド回数開放する大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
   前記大当り遊技の前記ラウンドの態様を決定する決定手段と、を備えた弾球遊技機であって、
   前記大当り遊技の最後の前記ラウンド以外の前記ラウンドの態様として、当該ラウンドが終了すると、無条件で次の前記ラウンドに進む無条件ラウンドと、
   当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入した場合には、次の前記ラウンドに進み、当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入しない場合には、次の前記ラウンドに進まず、実行中の前記大当り遊技が終了する条件付ラウンドと、を備え、
   前記決定手段は、前記大当り遊技における前記複数のラウンド回数を変更することなく、前記大当り遊技の種類又は大当り遊技発生時の遊技状態に応じた確率の抽選により前記条件付ラウンドが到来する順番を変えることで、前記ラウンドの態様を決定する、ことを特徴とする弾球遊技機。
2. 始動口への入球に起因して乱数を抽出し、該乱数に基づき当否判定を行う判定手段と、
   前記当否判定で当りと判定されたことに起因して、複数のラウンドから構成される大当り遊技を行う大当り遊技手段と、
   前記大当り遊技手段により行われる前記大当り遊技の種別を決定する決定手段と、
   遊技者に利益が付与される度合いを定めるものであって、操作により変更可能になっている設定を判別する判別手段と、を備え、
   前記大当り遊技の最後の前記ラウンド以外の前記ラウンドを、最終前ラウンドとし、
   前記大当り遊技手段は、前記大当り遊技の前記最終前ラウンドにて、特定領域が設けられた大入賞口を開放し、
   前記最終前ラウンドとして、
   当該ラウンドが終了すると、無条件で次の前記ラウンドに進む無条件ラウンドと、
   当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入した場合には、次の前記ラウンドに進み、当該ラウンドの継続中に遊技球が前記特定領域に進入しない場合には、次の前記ラウンドに進まず、実行中の前記大当り遊技が終了する条件付ラウンドと、
   の２種類が少なくとも設けられており、
   前記大当り遊技として、各々の前記種類の前記最終前ラウンドを有する数と、各々の前記種類の前記最終前ラウンドが行われる順番とのうちの少なくとも一方が異なる複数の前記種別が設けられており、
   前記決定手段は、前記判別手段により判別される前記設定に応じて前記種別を決定すること、
   を特徴とする弾球遊技機。
3. 請求項２に記載の弾球遊技機において、
   前記弾球遊技機は、前記始動口及び前記大入賞口が設けられていると共に、遊技球の進路を定めるための進路調整部材が複数設けられた遊技盤を備え、
   前記進路調整部材は、形状の変更が困難又は不可能に構成されていること、
   を特徴とする弾球遊技機。