JP2016012594A - デバイスウェーハの評価方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスウェーハを汚染することなくゲッタリング性を評価できる評価方法を提供する。
【解決手段】表面(11a)に複数のデバイス(19)が形成されるとともに内部にゲッタリング層(23)が形成されたデバイスウェーハ(11)の評価方法であって、デバイスウェーハの裏面(11b)に向かって電磁波(M1)を照射するとともに励起光(L)を照射して過剰キャリアを生成し、反射した電磁波(M2)の減衰時間に基づいて、デバイスウェーハに形成されたゲッタリング層のゲッタリング性を判断する構成とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、表面に複数のデバイスが形成されたデバイスウェーハのゲッタリング性を評価する評価方法に関する。
携帯電話に代表される小型軽量な電子機器では、IC等のデバイスを備えたデバイスチップが必須の構成となっている。デバイスチップは、例えば、シリコン等の材料でなるウェーハの表面をストリートと呼ばれる複数の分割予定ラインで区画し、各領域にデバイスを形成した後、このストリートに沿ってウェーハを分割することで製造される。
近年では、デバイスチップの小型化、軽量化等を目的として、デバイス形成後のウェーハ(以下、デバイスウェーハ)を薄く加工する機会が増えている。しかしながら、例えば、デバイスウェーハを研磨して100μm以下に薄くすると、デバイスにとって有害な金属元素の動きを抑制するゲッタリング効果が低下して、デバイスの動作不良が多発してしまう。
この問題を解決するために、金属元素を捕獲するゲッタリング層をデバイスウェーハ中に形成する加工方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この加工方法では、デバイスウェーハを所定の条件で研削することによって、デバイスウェーハの抗折強度を維持しながら所定の研削歪を含むゲッタリング層を形成している。
特開2009−94326号公報
しかしながら、上述の加工方法で形成されるゲッタリング層が常に良好なゲッタリング性を示すとは限らない。ゲッタリング層のゲッタリング性を評価するには、例えば、デバイスウェーハを実際に金属元素で汚染してみれば良いが、その場合、良品のデバイスチップを得ることができなくなる。つまり、この評価方法では、製品となるデバイスウェーハを評価できない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、デバイスウェーハを汚染することなくゲッタリング性を評価できる評価方法を提供することである。
本発明によれば、表面に複数のデバイスが形成されるとともに内部にゲッタリング層が形成されたデバイスウェーハの評価方法であって、デバイスウェーハの裏面に向かって電磁波を照射するとともに励起光を照射して過剰キャリアを生成し、反射した電磁波の減衰時間に基づいて、デバイスウェーハに形成されたゲッタリング層のゲッタリング性を判断することを特徴とするデバイスウェーハの評価方法が提供される。
本発明において、前記励起光の波長は904nmであり、内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が94%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することが好ましい。
また、本発明において、前記励起光の波長は532nmであり、内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が75%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することが好ましい。
また、本発明において、前記励起光の波長は349nmであり、内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が45%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することが好ましい。
本発明に係るデバイスウェーハの評価方法では、ゲッタリング層のゲッタリング性が高くなると励起光の照射で発生する過剰キャリアのライフタイムが短くなるという関係を利用して、キャリアのライフタイムに相当する反射した電磁波の減衰時間に基づいてゲッタリング性を評価するので、従来の評価方法のように、デバイスウェーハを金属元素で汚染しなくてもゲッタリング性を評価できる。
図1(A)は、ゲッタリング層が形成される前のデバイスウェーハを模式的に示す斜視図であり、図1(B)は、デバイスウェーハの表面側に保護部材を貼着する様子を模式的に示す斜視図である。 デバイスウェーハの裏面側を研削してゲッタリング層を形成する様子を模式的に示す斜視図である。 デバイスウェーハの裏面側を研磨して研削歪(ストレス)を部分的に除去する様子を模式的に示す斜視図である。 本実施形態に係るデバイスウェーハの評価方法を模式的に示す一部断面側面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る評価方法の対象となるデバイスウェーハについて説明する。図1(A)は、ゲッタリング層が形成される前のデバイスウェーハを模式的に示す斜視図である。
図1(A)に示すように、デバイスウェーハ11は、例えば、シリコン等の材料でなる円盤状のウェーハによって形成されており、表面11aは、中央のデバイス領域13と、デバイス領域13を囲む外周余剰領域15とに分けられている。デバイス領域13は、格子状に配列されたストリート(分割予定ライン)17でさらに複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイス19が形成されている。デバイスウェーハ11の外周11cは面取り加工されており、僅かに丸みを帯びている。
このデバイスウェーハ11の裏面11b側には、次に説明するゲッタリング層形成方法を用いてゲッタリング層が形成される。本実施形態に係るゲッタリング層形成方法は、例えば、保護部材貼着ステップ、ゲッタリング層形成ステップ、及びストレス除去ステップを含む。
まず、デバイスウェーハ11の表面11a側に保護部材を貼着する保護部材貼着ステップを実施する。図1(B)は、保護部材貼着ステップを模式的に示す斜視図である。図1(B)に示すように、保護部材21は、デバイスウェーハ11と略同形の円盤状に形成されており、表面21a側には、接着層が設けられている。保護部材21としては、例えば、粘着テープ、樹脂基板、半導体ウェーハ等を用いることができる。
保護部材貼着ステップでは、デバイスウェーハ11の表面11a側を、保護部材21の表面21a側に対面させて、デバイスウェーハ11と保護部材21とを重ね合せる。これにより、保護部材21は、接着層を介してデバイスウェーハ11の表面11a側に貼着される。
次に、デバイスウェーハ11の裏面11b側を研削してゲッタリング層を形成するゲッタリング層形成ステップを実施する。図2は、ゲッタリング層形成ステップを模式的に示す斜視図である。このゲッタリング層形成ステップは、例えば、図2に示す研削装置2で実施される。
研削装置2は、デバイスウェーハ11を吸引保持するチャックテーブル4を備えている。このチャックテーブル4は、モータ等の回転駆動源(不図示)と連結されており、鉛直方向に伸びる回転軸の周りに回転する。チャックテーブル4の上面は、デバイスウェーハ11を吸引保持する保持面となっている。保持面には、チャックテーブル4の内部に形成された流路を通じて吸引源(不図示)の負圧が作用する。
チャックテーブル4の上方には、回転軸となるスピンドル6が支持されている。このスピンドル6は、昇降機構(不図示)で昇降される。スピンドルの上端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。スピンドル6の下端側には、円盤状のホイールマウント8が固定されている。ホイールマウント8の下面には、ホイールマウント8と略同径の研削ホイール10が装着されている。
研削ホイール10は、ステンレス等の金属材料で形成されたホイール基台12を備えている。ホイール基台12の円環状の下面には、全周にわたって複数の研削砥石14が固定されている。例えば、粒径が1μm以下のダイヤモンド砥粒をビトリファイドボンドで固めた研削砥石14を用いると良い。これにより、デバイスウェーハ11の抗折強度を維持しながら良好なゲッタリング層を形成できる。
ゲッタリング層形成ステップでは、まず、デバイスウェーハ11に貼着された保護部材21の裏面21b側をチャックテーブル4の保持面に接触させて、吸引源の負圧を作用させる。これにより、デバイスウェーハ11は、保護部材21を介してチャックテーブル4に吸引保持され、裏面11b側が上方に露出する。
次に、チャックテーブル4とスピンドル6とをそれぞれ所定の方向に回転させつつ、研削ホイール10を下降させ、純水等の研削液を供給しながらデバイスウェーハ11の裏面11b側に研削砥石14を接触させる。これにより、デバイスウェーハ11の裏面11b側を研削して、所定の研削歪(ストレス)を含むゲッタリング層23(図4参照)を形成できる。
なお、チャックテーブル4の回転数、スピンドル6の回転数、研削ホイール10の研削送り速度(下降速度)、研削液の供給量等の条件は、ゲッタリング層23の形成に適した範囲で調整される。例えば、チャックテーブル4の回転数を100(rpm)〜400(rpm)、スピンドル6の回転数を1000(rpm)〜6000(rpm)、研削ホイール10の研削送り速度(下降速度)を0.05(μm/秒)〜0.5(μm/秒)、研削液の供給量を2(l/分)〜10(l/分)の範囲で調整すると良い。
次に、デバイスウェーハ11の裏面11b側を研磨(代表的には、CMP)して、ゲッタリング層23の研削歪(ストレス)を部分的に除去するストレス除去ステップを実施する。図3は、ストレス除去ステップを模式的に示す斜視図である。このストレス除去ステップは、例えば、図3に示す研磨装置22で実施される。
研磨装置22の構成は、研削装置2の構成に類似している。具体的には、研磨装置22は、デバイスウェーハ11を吸引保持するチャックテーブル24を備えている。チャックテーブル24の上方には、回転軸となるスピンドル26が支持されている。
スピンドル26の下端側には、円盤状のホイールマウント28が固定されている。ホイールマウント28の下面には、ホイールマウント28と略同径の研磨ホイール30が装着されている。研磨ホイール30は、ステンレス等の金属材料で形成されたホイール基台32を備えている。ホイール基台32の下面には、円盤状の研磨パッド34が固定されている。
ストレス除去ステップでは、まず、デバイスウェーハ11に貼着された保護部材21の裏面21b側をチャックテーブル24の保持面に接触させて、吸引源の負圧を作用させる。これにより、デバイスウェーハ11は、保護部材21を介してチャックテーブル24に吸引保持され、裏面11b側が上方に露出する。
次に、チャックテーブル24とスピンドル26とを、それぞれ所定の方向に回転させつつ、研磨ホイール30を下降させ、研磨液を供給しながらデバイスウェーハ11の裏面11b側に研磨パッド34を接触させる。これにより、デバイスウェーハ11の裏面11b側を研磨して、ゲッタリング層23の研削歪(ストレス)を部分的に除去できる。
なお、このストレス除去ステップでは、ある程度の研削歪が残存するようにデバイスウェーハ11の裏面11b側を研磨する。これにより、ゲッタリング性を確保しながらデバイスウェーハ11の抗折強度を維持できる。なお、デバイスウェーハ11の研削歪を除去する必要がない場合等には、ストレス除去ステップを省略できる。
次に、上述したデバイスウェーハ11のゲッタリング性を評価する評価方法について説明する。図4は、本実施形態に係るデバイスウェーハの評価方法を模式的に示す一部断面側面図である。本実施形態の評価方法は、図4に示すように、評価装置42を用いて実施される。
図4に示すように、評価装置42は、デバイスウェーハ11が載置される載置テーブル44を備えている。載置テーブル44の上方には、デバイスウェーハ11に対して所定の波長(例えば、904nm、532nm、349nm等)のパルスレーザービーム(励起光)Lを照射するレーザービーム照射ユニット46が位置付けられている。
レーザービーム照射ユニット46の近傍には、デバイスウェーハ11に向けてマイクロ波(電磁波)M1を送信(照射)し、また、デバイスウェーハ11で反射したマイクロ波(電磁波)M2を受信するマイクロ波送受信ユニット48が配置されている。このマイクロ波送受信ユニット48により、デバイスウェーハ11で反射したマイクロ波M2の強度変化を検出できる。
本実施の形態に係る評価方法では、まず、デバイスウェーハ11の裏面11b側を上方に露出させるように、載置テーブル44の上面にデバイスウェーハ11を載置する。次に、マイクロ波送受信ユニット48からデバイスウェーハ11の裏面11bに向けてマイクロ波(電磁波)M1を送信(照射)する。
この状態で、レーザービーム照射ユニット46からマイクロ波M1の被照射領域にパルスレーザービームLを照射すると、デバイスウェーハ11の裏面11b側に過剰キャリア(電子、正孔)が発生して、マイクロ波M1の反射率は増大する。すなわち、マイクロ波送受信ユニット48で受信するマイクロ波M2の強度が大きくなる。その後、パルスレーザービームLが照射されない期間では、キャリアの再結合に伴いマイクロ波M1の反射率は徐々に低下する。すなわち、マイクロ波M2は徐々に減衰する。
本発明者は、鋭意研究の結果、ゲッタリング層23のゲッタリング性が高くなると、パルスレーザービームLの照射で発生するキャリアのライフタイム(キャリアが発生してから再結合するまでの時間)が短くなるという関係を見出した。そして、キャリアのライフタイムに対応するマイクロ波M2の減衰時間を測定することでゲッタリング性を評価できると考え、本発明を完成させた。
具体的には、評価対象のデバイスウェーハ11に対するマイクロ波M2の減衰時間を測定し、この減衰時間を所定の基準時間と比較することでゲッタリング性を評価する。基準時間としては、例えば、ゲッタリング層23が形成されていないウェーハ(ベアウェーハ)に対するマイクロ波M2の減衰時間を用いることができる。
この基準時間を用い、パルスレーザービームLの波長を904nmとする場合には、減衰時間が基準時間の94%以下となるデバイスウェーハ11に対してゲッタリング性があると評価する。また、パルスレーザービームLの波長を532nmとする場合には、減衰時間が基準時間の75%以下となるデバイスウェーハ11に対してゲッタリング性があると評価する。
さらに、パルスレーザービームLの波長を349nmとする場合には、減衰時間が基準時間の45%以下となるデバイスウェーハ11に対してゲッタリング性があると評価する。ただし、この評価方法に使用できるパルスレーザービームLの波長は、上述した904nm、532nm、349nmに限定されない。
また、同様の方法で、デバイスウェーハ11の抗折強度を評価することもできる。上述した基準時間を用い、パルスレーザービームLの波長を904nmとする場合には、減衰時間が基準時間の85%以上となるデバイスウェーハ11に対して抗折強度があると評価する。また、パルスレーザービームLの波長を532nmとする場合には、減衰時間が基準時間の55%以上となるデバイスウェーハ11に対して抗折強度があると評価する。
さらに、パルスレーザービームLの波長を349nmとする場合には、減衰時間が基準時間の20%以上となるデバイスウェーハ11に対して抗折強度があると評価する。デバイスウェーハ11の抗折強度を評価する場合にも、上述した904nm、532nm、349nmとは異なる波長のパルスレーザービームLを用いることができる。
次に、上述した評価の妥当性を確認するために行った実験について説明する。
(実験)
本実験では、それぞれ異なる条件(条件1〜条件10)でゲッタリング層23を形成したデバイスウェーハ11に対して、上述した減衰時間、金属汚染に対する耐性、及び抗折強度を確認した。デバイスウェーハ11に照射したパルスレーザービームLの波長は、904nm、532nm、349nmの三種類である。
パルスレーザービームLの波長が904nmの実験結果を表1に、パルスレーザービームLの波長が532nmの実験結果を表2に、パルスレーザービームLの波長が349nmの実験結果を表3にそれぞれ示す。なお、各表中において、「OK」は良好、「NG」は不良を表している。また、各表では、ゲッタリング層23が形成されていないウェーハ(ベアウェーハ)の実験結果をリファレンスとして示している。
各表から、上述の評価が妥当であることを確認できる。例えば、ゲッタリング性と抗折強度とを両立させるには、波長が904nmの場合で減衰時間が基準時間の85%以上94%以下、波長が532nmの場合で減衰時間が基準時間の55%以上75%以下、波長が349nmの場合で減衰時間が基準時間の20%以上45%以下、となるようにデバイスウェーハ11を加工すれば良い。
以上のように、本発明に係るデバイスウェーハの評価方法では、ゲッタリング層23のゲッタリング性が高くなるとパルスレーザービーム(励起光)Lの照射で発生する過剰キャリアのライフタイムが短くなるという関係を利用して、キャリアのライフタイムに相当するマイクロ波(反射電磁波)M2の減衰時間でゲッタリング性を評価するので、従来の評価方法のように、デバイスウェーハ11を金属元素で汚染しなくてもゲッタリング性を評価できる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、基準時間として、ゲッタリング層23が形成されていないウェーハ(ベアウェーハ)に対するマイクロ波M2の減衰時間を用いているが、基準時間は任意に変更できる。例えば、ゲッタリング性を最適化したデバイスウェーハ11に対するマイクロ波M2の減衰時間を基準時間としても良い。
また、上記実施形態では、被加工物11に向けてマイクロ波M1を送信(照射)する送信部と、被加工物11で反射したマイクロ波(電磁波)M2を受信する受信部と、を一体に備えるマイクロ波送受信ユニット48について説明しているが、マイクロ波送受信ユニットの送信部と受信部とは、別体でも良い。
その他、上記実施形態に係る構成、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 デバイスウェーハ
11a 表面
11b 裏面
11c 外周
13 デバイス領域
15 外周余剰領域
17 ストリート(分割予定ライン)
19 デバイス
21 保護部材
21a 表面
21b 裏面
23 ゲッタリング層
L パルスレーザービーム(励起光)
M1 マイクロ波(電磁波)
M2 マイクロ波(電磁波)
2 研削装置
4 チャックテーブル
6 スピンドル
8 ホイールマウント
10 研削ホイール
12 ホイール基台
14 研削砥石
22 研磨装置
24 チャックテーブル
26 スピンドル
28 ホイールマウント
30 研磨ホイール
32 ホイール基台
34 研磨パッド
42 評価装置
44 載置テーブル
46 レーザービーム照射ユニット
48 マイクロ波送受信ユニット

Claims (4)

  1. 表面に複数のデバイスが形成されるとともに内部にゲッタリング層が形成されたデバイスウェーハの評価方法であって、
    デバイスウェーハの裏面に向かって電磁波を照射するとともに励起光を照射して過剰キャリアを生成し、反射した電磁波の減衰時間に基づいて、デバイスウェーハに形成されたゲッタリング層のゲッタリング性を判断することを特徴とするデバイスウェーハの評価方法。
  2. 前記励起光の波長は904nmであり、
    内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が94%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することを特徴とする請求項1に記載のデバイスウェーハの評価方法。
  3. 前記励起光の波長は532nmであり、
    内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が75%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することを特徴とする請求項1に記載のデバイスウェーハの評価方法。
  4. 前記励起光の波長は349nmであり、
    内部にゲッタリング層が形成されていないウェーハにおける減衰時間に対して、減衰時間が45%以下であるデバイスウェーハではゲッタリング性があると判断することを特徴とする請求項1に記載のデバイスウェーハの評価方法。
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